JP3410441B2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JP3410441B2
JP3410441B2 JP2000276124A JP2000276124A JP3410441B2 JP 3410441 B2 JP3410441 B2 JP 3410441B2 JP 2000276124 A JP2000276124 A JP 2000276124A JP 2000276124 A JP2000276124 A JP 2000276124A JP 3410441 B2 JP3410441 B2 JP 3410441B2
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    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/70Electron beam control outside the vessel
    • H01J2229/703Electron beam control outside the vessel by magnetic fields
    • H01J2229/7032Conductor design and distribution

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機やディスプレイ装置等のカラー受像管を用いた画像表
示装置に用いられる偏向ヨークに係り、特に、サドル型
水平偏向コイルを改良した偏向ヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】3電子銃インライン型カラー受像管を使
用した画像表示装置において、3本の電子銃から発せら
れる3つの電子ビームをスクリーン面(画面)上に良好
に集中(コンバーゼンス)させるための方法の1つとし
て、セルフコンバーゼンス方式の偏向ヨークを用いる方
法がある。セルフコンバーゼンス方式の偏向ヨークは、
上下一対のサドル型水平偏向コイルと、左右一対のサド
ル型垂直偏向コイルから構成されるのが一般的で、良好
なコンバーゼンス特性を得る仕組みになっている。
【0003】しかしながら、一般に量産される偏向ヨー
クは、水平偏向コイルや垂直偏向コイルの特性のばらつ
きや、コイルの組み込み時の位置ずれ等の理由により、
ミスコンバーゼンスが生じる。従って、大半の偏向ヨー
クは、磁性片をコイルの適切な位置に取り付けてコンバ
ーゼンスを調整したり、補正回路によってコンバーゼン
スを補正している。
【0004】図5は、水平偏向磁界が左右アンバランス
となっている状態を示す図であり、図6は、図5に示す
状態のとき発生するミスコンバーゼンスパターンを示す
図である。なお、図5はカラー受像管のネック部100
の断面を画面側から見た図であり、丸で囲んだR,G,
BはR(赤),G(緑),B(青)のビームの断面を、
破線は磁界を、Xは画面の水平方向を示している。図6
において、R,BはR,Bのビームによって描かれる輝
線を示している。
【0005】図5(a)に示すように、水平偏向磁界の
分布が左右アンバランス、即ち、Rビームに対する磁界
のピンクッションが強くなり、Bビームに対する磁界の
ピンクッションが弱くなると、Rビームの受ける磁界が
Bビームの受ける磁界よりも強くなり、図6(a)に示
すように、画面の水平方向両端において、実線で示すR
の輝線が破線で示すBの輝線よりも外側となるミスコン
バーゼンスが発生する。また、図5(b)に示すよう
に、Rビームに対する磁界のピンクッションが弱くな
り、Bビームに対する磁界のピンクッションが強くなる
と、Bビームの受ける磁界がRビームの受ける磁界より
も強くなり、図6(b)に示すように、破線で示すBの
輝線が実線で示すRの輝線よりも外側となるミスコンバ
ーゼンスが発生する。これらのミスコンバーゼンスはH
シフトミスコンバーゼンスと呼ばれている。
【0006】偏向ヨークにおいては、このようなミスコ
ンバーゼンスを補正するため、図7に示すように、磁性
片6を水平偏向コイル2,2の小径側(ネック側)フラ
ンジ2A,2Aの後方(電子銃側)に配置する。なお、
磁性片6は小径側フランジ2A,2Aに直接貼付するこ
とを意味するものではない。一般的には、磁性片6はセ
パレータに装着する。図5(a)に示すようにRビーム
の受ける磁界が強い場合には、図7に示すように、磁性
片6を小径側フランジ2A側から見て左側、大径側(画
面側)フランジ2B側から見て右側に配置する。する
と、磁性片6は、小径側フランジ2Aより発生する磁界
によって磁化され、その結果、Hシフトミスコンバーゼ
ンスを補正する方向の磁界を発生する。
【0007】図8を用いて磁性片6の作用についてさら
に説明する。図8は、カラー受像管のネック部100の
断面を画面側から見た図であり、丸で囲んだR,G,B
はビームの断面を、破線は磁界、Yは画面の垂直方向を
示している。例えば画面左側への偏向時、水平偏向コイ
ル2の小径側フランジ2Aに流れる電流の向きは矢印2
1で示す向きとなる。小径側フランジ2Aよりもさらに
電子銃側に配置された磁性片6は、破線22で示す範囲
で小径側フランジ2Aが発生する磁界によって矢印23
方向に磁化される。
【0008】その結果、磁性片6により発生する磁界は
水平偏向コイル2による主偏向磁界を打ち消す方向、即
ち、右側の磁界を弱めるように作用し、左右の磁界アン
バランスが解消される。このように、磁性片6が、小径
側フランジ2Aが発生するY方向の磁界によって磁化さ
れ、その磁化された磁性片6より発生する磁界によっ
て、Hシフトミスコンバーゼンスが補正される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のディ
スプレイ装置の大画面化に伴い、水平偏向コイル2のば
らつきや水平偏向コイル2の組み込み時の位置ずれ等が
コンバーゼンス特性に与える影響の度合いはより大きく
なっている。また、ディスプレイ装置の省電力化のた
め、偏向ヨークに対する偏向電力の低減要求が強まって
いる。その対応として、例えば特開平8−153477
号公報に記載されているように、水平偏向コイル2の小
径側フランジ2Aを小型化する傾向がある。すると、磁
性片6を磁化する小径側フランジ2Aの磁界が減少し、
Hシフトミスコンバーゼンスの補正効果が減少してしま
う。
【0010】そこで、Hシフトミスコンバーゼンスの補
正効果をより大きくするためには、磁性片6のサイズを
大きくすればよい。ところが、磁性片6は一般的にフェ
ライトを加工したものを使用するため、そのサイズを大
きくすると、コストアップとなってしまう。また、偏向
ヨークのセパレータの小径側フランジにはコマ補正コイ
ルを取り付けたり、小径側フランジに設けた円筒状のネ
ック部には、このネック部をカラー受像管のネック部1
00に締め付けて偏向ヨークを固定するための締め付け
バンド等の他の部品を取り付けたりするので、磁性片6
のサイズを大きくすることは、取り付け構造や取り付け
位置の制約から必然的に制限がある。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、Hシフトミスコンバーゼンスを補正する磁
性片を大型化することなく、Hシフトミスコンバーゼン
スを効果的に補正することができる偏向ヨークを提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題を解決するため、本発明は手段として以下の構成を有
する。 即ち、請求項1は、カラー受像管のネック部に装
着される偏向ヨークであり、前記ネック部側を小径側、
前記カラー受像管の画面側を大径側とし、前記小径側に
前記画面と平行方向に折り曲げたフランジを有し、前記
画面の水平方向を突き合わせ面として該突き合わせ面の
上下に配置した一対の水平偏向コイルを備えて成る偏向
ヨークにおいて、 前記フランジを略円弧状または山状に
形成し、前記突き合わせ面近傍の前記フランジの端部
を、前記水平方向と略平行で内側に屈曲した屈曲部と
し、前記水平方向である前記フランジの幅を、前記画面
の垂直方向である前記フランジの高さの2.1倍以上と
したことを特徴とする偏向ヨークであり、 請求項2は、
前記フランジの幅を、前記フランジの高さの4.0倍以
下としたことを特徴とする請求項1記載の偏向ヨークで
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の偏向ヨークについ
て、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の偏向
ヨークで用いる水平偏向コイルの一実施例を示す斜視
図、図2は本発明の偏向ヨークの全体構成例を示す斜視
図、図3は本発明の偏向ヨークで用いる水平偏向コイル
を説明するための平面図、図4は本発明の偏向ヨークで
用いる水平偏向コイルによる作用を説明するための図で
ある。
【0014】まず、図2を用いて、本発明の偏向ヨーク
の全体構成例について説明する。図2に示す構成例は、
本発明とは直接関係のない構成を含んでいる。本発明の
偏向ヨークは図2に示すものに限定されるものではな
い。図2において、この偏向ヨークは、例えば一対の半
環状のものを組み合わせたセパレータ1により、一方
(図中の上側)が小径部とされ、他方(図中の下側)が
大径部とされた漏斗状に形成されている。なお、小径部
はカラー受像管のネック側であり、大径部は画面側であ
る。
【0015】このセパレータ1の内面には一対のサドル
型水平偏向コイル2,2が装着され、外面には一対のサ
ドル型垂直偏向コイル3,3が装着され、セパレータ1
は水平偏向コイル2,2と垂直偏向コイル3,3とを電
気的に絶縁して保持する。垂直偏向コイル3,3の外面
にはフェライト等からなるコア4が装着されている。本
発明は、水平偏向コイル2の構成に特徴を有する。水平
偏向コイル2の構成については、後に詳述する。なお、
本発明の偏向ヨークで用いる水平偏向コイル2は、図7
に示す従来の水平偏向コイル2とは形状が異なるが、便
宜上、同一の符号を付した。
【0016】水平偏向コイル2は、小径側(ネック側)
フランジ2A(図1参照)と大径側(画面側)フランジ
2Bとを備える。小径側フランジ2Aはセパレータ1の
小径側に設けた収納部(図示せず)に収納され、大径側
フランジ2Bは大径側フランジ1bに収納される。垂直
偏向コイル3も、小径側フランジ(図示せず)と大径側
フランジ3Bとを備える。
【0017】このように構成される偏向ヨークには、通
常、偏向特性を補正する回路が必要であり、このような
回路等を搭載した基板5がセパレータ1の側面に取り付
けられている。セパレータ1の小径側には、複数枚のフ
ランジ1a1,1a2,1a3なる小径側フランジ1aが設け
られている。小径側フランジ1aの最も小径側のフラン
ジ1a1上には、一対の4Pコイルと称される4極の補正
コイル7が嵌着されている。
【0018】最も大径側のフランジ1a3には、基板5を
セパレータ1に装着するための爪8が一体成形によって
設けられている。基板5には、孔5aが形成されてお
り、この孔5aにフランジ1a3に設けた爪8が係合する
ようになっている。一方、大径側フランジ1bには、一
対の板状のリブ9が一体成形によって設けられている。
基板5はその下端部を一対のリブ9によって挟まれて保
持される。このようにして、基板5は、フランジ1a3に
設けた爪8及びリブ9によって、セパレータ1の側面に
取り付けられる。
【0019】さらに、基板5にはリード線を接続するた
めの端子である複数のピン10が取り付けられており、
これらのピン10には、水平偏向コイル2のリード線2
aや垂直偏向コイル3のリード線3a、補正コイル7の
リード線7aがからませてある。また、この偏向ヨーク
に電流を供給するため、電源に接続するコネクタ11に
は、コネクタワイヤ12が接続されており、コネクタワ
イヤ12のリード線12aも基板5のピン10にからま
せてある。
【0020】基板5の端部には、リード線2a,3a,
7aを通すための複数の溝5bがピン10の近傍に形成
されている。基板5方向に引き回されたリード線2a,
3a,7aは、それぞれ基板5の端部に形成した溝5b
に収められ、ピン10にからませて半田付けされる。な
お、ここでは半田は図示していない。なお、ネック側フ
ランジ1aのフランジ1a3には、略L字状のリブ13が
一体成形により設けられており、水平偏向コイル2のリ
ード線2aは、リブ13とフランジ1a3とがなす略コ字
状の凹部14を通して溝5bに収められている。
【0021】次に、本発明の要旨である水平偏向コイル
2の構成について説明する。図1において、上下一対の
水平偏向コイル2,2は、画面と平行方向に折り曲げた
小径側フランジ2Aと大径側フランジ2Bとを有する。
上下とは、偏向ヨークをカラー受像管のネック部に装着
した場合の画面の上下方向(Y方向)である。小径側フ
ランジ2Aと大径側フランジ2Bとの間は、漏斗状の面
を構成する連結部2Cとなっている。小径側フランジ2
Aは大方円弧状もしくは山状となっているが、水平偏向
コイル2,2の突き合わせ面近傍の小径側フランジ2A
の両端部は、X方向と略平行で、内側(管軸方向)に屈
曲した屈曲部2A1となっている。そして、1つの小径
側フランジ2Aの高さ方向(Y方向)の寸法をa、幅方
向(X方向)の寸法をbとすると、bはaの2.0倍以
上となっている。
【0022】この水平偏向コイル2は、図3に示すよう
にして形成すればよい。水平偏向コイル2を形成するに
は、巻線機の巻型によってコイル(電線)を巻線する。
このとき、コイルを巻線する範囲や位置を調整するた
め、分割ピン50を巻型に挿入する。小径側フランジ2
Aの巻線範囲を決定する分割ピン50を左右方向に広げ
ることにより、屈曲部2A1が形成され、幅方向の寸法
bが高さ方向の寸法aの2.0倍以上である横長形状の
小径側フランジ2Aが形成される。
【0023】このように、本発明の偏向ヨークは、幅方
向の寸法bを高さ方向の寸法aの2.0倍以上とするこ
とによって、屈曲部2A1を従来よりも大きくすること
に特徴がある。図8に示すように、従来の水平偏向コイ
ル2の小径側フランジ2Aにおいても、屈曲部2A1に
相当するような屈曲部を有するが、その長さは僅かであ
る。なお、図7においては、屈曲部を省略した図として
いる。
【0024】ここで、図4を用いて、本発明の偏向ヨー
クによる作用について説明する。図4において、例えば
画面左側への偏向時、水平偏向コイル2の小径側フラン
ジ2Aに流れる電流の向きは矢印210で示す向きとな
る。小径側フランジ2Aよりもさらに電子銃側に配置さ
れた磁性片6は、破線220で示す範囲で小径側フラン
ジ2Aが発生する磁界によって矢印230方向に磁化さ
れる。なお、磁性片6は、セパレータ1の小径側フラン
ジ1aに取り付ける。
【0025】本発明の偏向ヨークで用いる水平偏向コイ
ル2は、幅方向の寸法bが高さ方向の寸法aの2.0倍
以上である横長形状の小径側フランジ2Aを備え、従来
よりも長い屈曲部2A1を有することから、小径側フラ
ンジ2Aが発生する破線220で示す範囲の磁界は、図
8の破線22で示す範囲の磁界よりも格段に大きくな
る。その結果、矢印230方向の磁化も、図8の矢印2
3方向の磁化よりも格段に大きくなり、磁性片6により
発生する磁界は図8の場合よりも大きくなる。これによ
り、磁性片6のサイズが従来と同じであっても、Hシフ
トミスコンバーゼンスの補正量は大きくなり、Hシフト
ミスコンバーゼンスを効果的に補正することが可能とな
る。
【0026】さらに、小径側フランジ2Aの形状とHシ
フトミスコンバーゼンスの補正量との関係について説明
する。表1において、b/aは、高さ方向の寸法aと幅
方向の寸法bとの比、補正量とはそのときのHシフトミ
スコンバーゼンスの補正量である。補正量の単位はミリ
メートル[mm]である。補正量は、本発明者が17型
の受像管を用いた実験により確かめられた画面上の補正
量である。偏向ヨーク量産時のばらつきを考慮すると、
Hシフトミスコンバーゼンスの補正量は少なくとも0.
3mm必要となる。b/aを2.0以上とすることはそ
の要件を満足する。さらに好ましくは、b/aが2.1
以上である。
【0027】
【表1】
【0028】なお、b/aを大きくすることにより、H
シフトミスコンバーゼンスの補正量を大きくすることが
できるが、必要以上に大きくすると、小径側フランジ2
Aの幅が大きくなって水平偏向コイル2が大型化する。
このことは、偏向ヨークの大型化や水平偏向コイル2用
の電線使用量の増加によるコストアップ等の弊害につな
がる。b/aが4.0を超えると、この弊害の影響が大
きくなるため、b/aは実用上4.0以下が適当であ
る。よって、b/aは、2.0〜4.0が好ましい。
【0029】このようにして、本発明の偏向ヨークにお
いては、水平偏向コイル2の形状を工夫することによ
り、磁性片6を大型化することなく、Hシフトミスコン
バーゼンスの補正量を大きくすることができ、Hシフト
ミスコンバーゼンスを十分効果的に補正することができ
る。本発明は以上説明した実施例に限定されることはな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能である。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の偏
向ヨークは、水平偏向コイルにおける小径側フランジ
略円弧状もしくは山状に形成し、突き合わせ面近傍のフ
ランジの端部を水平方向と略平行で内側に屈曲した屈曲
部とし、水平方向であるフランジの幅を画面の垂直方向
であるフランジの高さの2.1倍以上としたので、Hシ
フトミスコンバーゼンスを補正する磁性片を大型化する
ことなく、Hシフトミスコンバーゼンスを効果的に補正
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏向ヨークで用いる水平偏向コイルの
一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の偏向ヨークの全体構成例を示す斜視図
である。
【図3】本発明の偏向ヨークで用いる水平偏向コイルを
説明するための平面図である。
【図4】本発明の偏向ヨークで用いる水平偏向コイルに
よる作用を説明するための図である。
【図5】水平偏向磁界の分布が左右アンバランスとなっ
ている状態を示す図である。
【図6】Hシフトミスコンバーゼンスパターンを示す図
である。
【図7】従来の偏向ヨークで用いていた水平偏向コイル
の一例を示す斜視図である。
【図8】従来の偏向ヨークで用いていた水平偏向コイル
による作用を説明するための図である。
【符号の説明】
1 セパレータ 1a 小径側フランジ 1b 大径側フランジ 2 水平偏向コイル 2A 小径側フランジ 2B 大径側フランジ 2C 連結部 2A1 屈曲部 3 垂直偏向コイル 4 コア 6 磁性片 100 ネック部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー受像管のネック部に装着される偏向
    ヨークであり、 前記ネック部側を小径側、前記カラー受像管の画面側を
    大径側とし、 前記小径側に前記画面と平行方向に折り曲げたフランジ
    を有し、 前記画面の水平方向を突き合わせ面として該突き合わせ
    面の上下に配置した 一対の水平偏向コイルを備えて成る
    偏向ヨークにおいて、前記フランジを略円弧状または山状に形成し、 前記突き合わせ面近傍の前記フランジの端部を、前記水
    平方向と略平行で内側に屈曲した屈曲部とし、 前記水平方向である前記フランジの幅を、前記画面の垂
    直方向である前記フランジの高さの2.1倍以上とした
    ことを特徴とする偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】前記フランジの幅を、前記フランジの高さ
    の4.0倍以下としたことを特徴とする請求項1記載の
    偏向ヨーク。
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