JP3409694B2 - 方向短絡継電装置 - Google Patents

方向短絡継電装置

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JP3409694B2
JP3409694B2 JP12596098A JP12596098A JP3409694B2 JP 3409694 B2 JP3409694 B2 JP 3409694B2 JP 12596098 A JP12596098 A JP 12596098A JP 12596098 A JP12596098 A JP 12596098A JP 3409694 B2 JP3409694 B2 JP 3409694B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力系統の送電
線及び配電線の短絡保護に用いられる方向短絡継電装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の方向短絡継電装置の構成
図である。S1は送電線であって、電力を供給する幹線
の送電線である。S2は保護区間の配電線であって、後
述の遮断器52−F21と52−F22の間の区間で定
義される保護区間の線路である。1は、非保護区間の配
電線であって、配電線S2と需要家側を連結する線路で
ある。
【0003】2は、計器用変成器であって、配電線1の
電圧Vを検出するものである。3は、計器用変流器であ
って、配電線S2の電流Iを検出するものである。GE
は、需要家発電機である。4は計器用変成器であって、
計器用変成器2で検出した電圧を後続の回路に適した大
きさの電圧に変換するものである。5は、計器用変流器
であって、計器用変流器3で検出した電流を後続の回路
に適した大きさの電圧に変換するものである。
【0004】6a、6bはAD変換器であって、CPU
(図示せず)が演算できるように、アナログ入力をデジ
タル信号に変換するものである。7は、位相回路であっ
て、AD変換器6aの出力Vaを移相するものである。
8は、メモリー回路であって、事故前の電圧Vbを所定
の時間記憶するものである。記憶時間は例えば3サイク
ル(50Hzのとき60ms)である。
【0005】9は、加算回路であって、送電線1の電圧
の測定値Vbとメモリー電圧Vdとの加算電圧Veを出
力するものである。10aは系統電流検出回路であっ
て、配電線1の電流Iが所定の値以上のとき、例えば定
格電流の10%以上のとき論理値Hを出力するものであ
る。(以下において、論理値をH、又はLで表記するも
のとする)。10bは、余分電圧検出回路であって、系
統電圧Vが所定の値以上のとき、例えば定格電圧の10
%以上のときHを出力するものである。Tは、復帰時間
タイマーであって、余分電圧検出回路10bの出力Pを
一定時間、例えば2サイクル(50Hzで40ms)遅
延させるものである。10cは、不足電圧検出回路であ
って、系統電圧Vが所定の値以下のとき、例えば定格電
圧の70%以下のときHを出力するものである。
【0006】11は方向判定回路であって、配電線S2
の電圧Vを基準として、保護区間の電流Iの方向を判定
して論理出力をするもので、系統側事故で電流Iが流出
するとき、方向判定回路の出力BがHとなる。13は、
保持回路であって、方向判定器11の出力B及びタイマ
ーTの出力Cに基づきセットされ、系統電流検出回路1
0aの出力A、或いは後述のタイマー回路16の出力K
に基づきリセットされるものである。16は、タイマー
回路であって、所定の時間出力を以前の状態に維持する
ものである。17はリレーの駆動回路、18は出力リレ
ーであって、後述の遮断器52−F22を遮断するため
のリレーである。14,21は論理和回路であって、そ
れぞれの出力はG,Nで表される。12,15,19,
20,22は論理積回路であって、それぞれの出力は
E,Ha、La、M、Jで表される。
【0007】52−F1は,遮断器であって、送電線S
1と系統外の配電線との接続を遮断するためのものであ
る。52−F21は,遮断器であって、送電線S1と系
統側の配電線S2との接続を遮断するものである。52
−F22は、遮断器であって、保護区間の配電線S2と
需要家側の配電線1との接続を遮断するものである。5
0/51−F1は,過電流リレーであって、遮断器52
−F1を動作させるものである。50/51−F2は,
過電流リレーであって、遮断器52−F21を動作させ
るものである。RYは、方向短絡継電装置であって、保
護区間より需要家側の事故(後述のF2事故)に対して
遮断器52−F22を遮断するためのリレーである。
【0008】次にこの装置の動作について説明する。図
10は、従来の方向短絡継電装置の動作を示すタイムチ
ャートである。図10は、保護区間外の系統外のFIで
地絡等の事故が生じた場合(系統外の事故、又はF1事
故という)と、系統内の需要家側で事故が発生した場合
(系統内の事故、又はF2事故という)について、方向
短絡継電装置RYの動作を示したものである。
【0009】F1事故の場合:図10(ii)参照。 図10(a)に示すように系統外のF1で地絡事故が発
生すると、電流IF1が需要家側から系統側へ流出す
る。事故発生地点が検出地点から近い至近端事故の場合
には、計器用変成器2で検出される電圧Vbはほぼ零と
なる。しかし、メモリー回路8が事故前の電圧を所定の
間記憶するので、加算回路9の出力Veは事故前の電圧
Vdを維持している。また、電流Iが系統側に流出する
ので、方向性判定回路11の出力BはHとなる。
【0010】またF1事故発生により配電線1の電圧V
が零となるので、余分電圧検出回路10bの出力PはL
となる。しかし、復帰時間タイマー回路Tの出力Cは所
定の時間、例えば交流電圧の2サイクル間Hに維持され
るので、出力PがLとなってからしばらくHを維持した
後出力CがLとなる。これにより、論理積回路12の出
力EによりHのセットパルスが形成され、保持回路13
の出力FがHとなる。
【0011】ここで、系統電流検出回路10aの出力
A、保持回路13の入出力E,F、及び不足電圧検出回
路10cの出力Dの値から論理積回路22の出力JはH
となる。しかしタイマー回路16は、Hが入力されてか
ら所定の時間後に出力KがHとなるので、この期間事故
が除去されずに入力JがHを保持していれば、所定時間
後にリレーXを駆動して、保護区間の配電線S2と需要
家側の配電線1と間の遮断器52−F22を遮断して、
需要家側の装置を保護するものである。
【0012】F1事故除去時の場合。図10(iii)
参照。 リレー18への出力Xがタイマー回路16によりしばら
くLに維持されている間に、遮断器52−F1が開き故
障FIが除去されると、系統側から再び負荷側に電流I
が供給される。これにより、需要家側への送電は通常通
りに維持することができる。。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】F1事故除去直後にF
2事故(需要家側)発生の場合。図10(ivーa)参
照。 F1事故除去後はJはLであるが、その直後にF2事故
が発生すると、不足電圧検出回路10cの出力DがHと
なり、保持回路13の出力FがHに保持されているの
で、論理積回路22の出力JはHとなる。従って、タイ
マー回路16の出力Kは、JがHとなってから所定時間
後(例えば1秒)にHとなる。
【0014】一方、タイマー回路16の出力KがHとな
ると、論理積回路20及び論理和回路21を経由してリ
セット信号NがHとなり、保持回路13がリセットさ
れ、出力FがLとなる。これにより、図10(ivー
b)に示すように、タイマー回路16の出力Kは復帰時
間(例えば0.2秒)後にLとなり、出力リレーX18
を駆動させず、遮断器52−F22は接続状態とするこ
とができる。
【0015】しかしながら、タイマー回路16の復帰時
間が長かったり、或いは調整のバラツキ等により、リセ
ット信号NがHとなっても、タイマー回路16の出力K
がHを維持していると、図10(ivーb)に示すよう
に、リレーXが不要に駆動され、遮断器52−F22が
動作して、保護区間の配電線S2と需要家側の配電線1
との接続が切断されるという誤動作を生ずる問題があっ
た。
【0016】この発明は上記のように系統外事故(F1
事故)除去後に系統内事故(F2事故)が連続して発生
した場合でも、不要に遮断器が切断されることのない高
信頼度の方向短絡継電装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載の方向短絡継電装置は、系統電流が所定値以上の時出
力する(以下において、特に断らずに「出力する」とい
うときは、「論理値Hを出力する」ことをいう。)系統
電流検出回路、系統電圧が所定値以上の時出力する余分
電圧検出回路、系統電流の方向を判定する方向判定回
路、系統電圧が所定値以下の時出力する不足電圧検出回
路、方向判定回路の出力と余分電圧検出回路の出力に基
づきセットされる保持回路、を有し、系統電流検出回路
の出力と、方向判定回路の出力と、余分電圧検出回路の
出力と、不足電圧検出回路の出力とに基づき、系統外
絡事故を検出して、保持回路の出力に基づき遮断器を
駆動する方向短絡継電装置において、余分電圧検出回路
の出力に基づき上記保持回路をリセットする手段を備え
たものである。
【0018】この発明の請求項2に記載の方向短絡継電
装置は、系統電流が所定値以上の時出力する系統電流検
出回路、系統電圧が所定値以上の時出力する余分電圧検
出回路、系統電流の方向を判定する方向判定回路、系統
電圧が所定値以下の時出力する不足電圧検出回路、方向
判定回路の出力と余分電圧検出回路の出力に基づきセッ
トされる保持回路、を有し、系統電流検出回路の出力
と、方向判定回路の出力と、余分電圧検出回路の出力
と、不足電圧検出回路の出力とに基づき、系統外の地
事故を検出して、保持回路の出力に基づき遮断器を駆動
する方向短絡継電装置において、不足電圧検出回路の出
力に基づき保持回路をリセットする手段を備えたもので
ある。
【0019】この発明の請求項3に記載の方向短絡継電
装置は、系統電流が所定値以上の時出力する系統電流検
出回路、系統電圧が所定値以上の時出力する余分電圧検
出回路、系統電流の方向を判定する方向判定回路、系統
電圧が所定値以下の時出力する不足電圧検出回路、方向
判定回路の出力と余分電圧検出回路の出力に基づきセッ
トされる保持回路、所定時間内に所定値以上の系統電圧
を検出したとき出力する系統電圧急増検出回路、を有
し、系統電流検出回路の出力と、方向判定回路の出力
と、余分電圧検出回路の出力と、不足電圧検出回路の出
力とに基づき、系統外の地絡事故を検出して、保持回路
の出力に基づき遮断器を駆動する方向短絡継電装置にお
いて、系統電圧急増検出回路の出力に基づき保持回路を
リセットする手段を備えたものである。
【0020】この発明の請求項4に記載の方向短絡継電
装置は、系統電流が所定値以上の時出力する系統電流検
出回路、系統電圧が所定値以上の時出力する余分電圧検
出回路、系統電流の方向を判定する方向判定回路、系統
電圧が所定値以下の時出力する不足電圧検出回路、方向
判定回路の出力と余分電圧検出回路の出力に基づきセッ
トされる保持回路、所定時間内に所定値以上の系統電流
の減少を検出したとき出力する系統電流急減検出回路、
を有し、系統電流検出回路の出力と、方向判定回路の出
力と、余分電圧検出回路の出力と、不足電圧検出回路の
出力とに基づき、系統外の地絡事故を検出して、保持回
路の出力に基づき遮断器を駆動する方向短絡継電装置に
おいて、系統電流急減検出回路の出力に基づき保持回路
をリセットする手段を備えたものである。
【0021】この発明の請求項5に記載の方向短絡継電
装置は、系統電流が所定値以上の時出力する系統電流検
出回路、系統電圧が所定値以上の時出力する余分電圧検
出回路、系統電流の方向を判定する方向判定回路、系統
電圧が所定値以下の時出力する不足電圧検出回路、方向
判定回路の出力と余分電圧検出回路の出力に基づきセッ
トされる保持回路、を有し、方向判定回路の反転信号の
出力に基づき保持回路をリセットする手段を備えたもの
である。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、実施の形
態1による方向短絡継電装置の構成図である。図2は、
実施の形態1による方向短絡継電装置のタイムチャート
である。図1において、保持回路13をリセットする論
理和回路21の入力に、余分電圧検出回路10bの出力
Pが接続されている。その他の構成は図9に示した従来
装置のものと同様のものであるので説明を省略する。
【0023】次に動作について説明する。図2(ii)
に示すように、F1事故時は従来装置と同様に保持回路
13の出力FはHとなる。次に図2(iii)に示すよ
うに、遮断器52−F1が開放され、F1事故が除去さ
れると、余分電圧検出回路10bの出力PがHとなり、
論理和回路21を介して保持回路13がリセットされ、
保持回路13の出力FはLとなる。さらに、図2(i
v)に示すように、引き続いてF2事故が発生すると、
系統電流検出回路10aの出力AがHで、方向判定回路
11の出力BはLである。これにより、保持回路13の
出力FはLとなり、出力リレーXは動作しない。即ち、
F1事故除去後に引き続いて発生するF2事故により、
リレーRYが不要に動作することを防止することができ
る。
【0024】実施の形態2.図3は、実施の形態2の方
向短絡継電装置の構成図である。101は、不足電圧検
出回路10cの出力Dを反転するインバータでZ1はそ
の出力である。その他の構成は図9に示した従来装置の
ものと同様のものであるので説明を省略する。
【0025】次に動作について説明する。F1事故時は
従来装置と同様に保持回路13の出力FはHとなる。次
に、遮断器52−F1が開放され、F1事故が除去され
ると、不足電圧検出回路10cの出力がLとなり、イン
バータ101の出力Z1がHとなるので、論理和回路2
1を介して保持回路13がリセットされ、保持回路13
の出力FはLとなる。さらに、引き続いてF2事故が発
生した場合、方向判定回路11の出力はLで、保持回路
13の出力FはLであるので、出力リレーX18は動作
しない。即ち、F1事故除去後に引き続いて発生するF
2事故により、リレーRYが不要に動作することを防止
することができる。
【0026】実施の形態3.図4は、実施の形態3によ
る方向短絡継電装置の構成図である。図5は、実施の形
態3による方向短絡継電装置の動作を示すタイムチャー
トである。102は、系統電圧急増検出回路であって、
所定時間内の系統電圧の増加が所定値以上の場合、例え
ば2サイクル期間に、定格の20%以上の増加があった
時、出力Z2がHとなるものである。一度動作すると一
定時間例えば0・1秒間出力する、Z2はその出力であ
る。
【0027】次に動作について説明する。図5(ii)
に示すように、F1事故時は従来装置と同様に保持回路
13の出力FはHとなる。次に、図5(iii)に示す
ように、遮断器52−F1が開放され、F1事故が除去
されると、電圧急増検出回路102の出力Z2がHとな
り、論理和回路21を介して保持回路13がリセットさ
れ、保持回路13の出力FがLとなる。さらに、図5
(iv)に示すように、引き続いてF2事故が発生した
場合、方向判定回路11の出力はLで、保持回路13の
出力FはLであるので、出力リレーX18は動作しな
い。即ち、F1事故除去後に引き続いてF2事故が発生
しても、リレーRYが不要に動作することを防止するこ
とができる。
【0028】実施の形態4.図6は、実施の形態4によ
る方向短絡継電装置の構成図である。103は系統電流
急減検出回路であって、所定の時間内、例えば2サイク
ルの間に、系統電流が所定値以上に減少したとき、例え
ば定格の20%以上変化した時に、出力Z3がHとなる
ものである。一度動作すると一定時間例えば0・1秒間
出力するものである。
【0029】次に動作について説明する。F1事故時は
従来装置と同様に保持回路13の出力FはHとなる。次
に、遮断器52−F1が開放され、F1事故が除去され
ると、系統電流急減検出回路103の出力Z3がHとな
り、論理和回路21を介して保持回路13がリセットさ
れ、保持回路13の出力FがLとなる。さらに、引き続
いてF2事故が発生した場合、方向判定回路11の出力
はLで、保持回路13の出力FはLであるので、出力リ
レーX18は動作しない。即ち、F1事故除去後に引き
続いて発生するF2事故により、リレーRYが不要に動
作することを防止することができる。
【0030】実施の形態5.図7は、実施の形態5によ
る方向短絡継電装置の構成図である。図8は、実施の形
態5による方向短絡継電装置の動作を示すタイムチャー
トである。104は方向判定回路であって、方向判定回
路11の反転信号を出力するものである。即ち電流Iが
流入するとき出力Z4がHとなるものである。
【0031】次に動作について説明する。F1事故時は
従来装置と同様に保持回路13の出力FはHとなる。次
に、遮断器52−F1が開放され、F1事故が除去され
ると、外部方向判定回路104の出力Z4がHとなり、
論理和回路21を介して保持回路13がリセットされ、
保持回路13の出力FがLとなる。さらに、引き続いて
F2事故が発生した場合、方向判定回路11の出力はL
で、保持回路13の出力FはLであるので、出力リレー
X18は動作しない。即ち、F1事故除去後に引き続い
て発生するF2事故により、リレーRYが不要に動作す
ることを防止することができる。
【0032】以上では実施の形態1から5を個別に適用
する場合について説明したが、信頼度向上等の目的で各
実施の形態を論理積、または論理和回路等を組み合わせ
て使用することもできる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1記載
の方向短絡軽電装置によれば、余分電圧検出回路の出力
に基づき保持回路をリセットする手段を備えたので、系
統外事故(F1事故)除去後に系統内事故(F2事故)
が連続して発生した場合でも、不要に遮断器が切断され
ることのない高信頼度の方向短絡継電装置を得ることが
できる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、不足電圧検
出回路の出力に基づき保持回路をリセットする手段を備
えたので、系統外事故(F1事故)除去後に系統内事故
(F2事故)が連続して発生した場合でも、不要に遮断
器が切断されることのない高信頼度の方向短絡継電装置
を得ることができる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、系統電圧急
増検出回路の出力に基づき保持回路をリセットする手段
を備えたので、系統外事故(F1事故)除去後に系統内
事故(F2事故)が連続して発生した場合でも、不要に
遮断器が切断されることのない高信頼度の方向短絡継電
装置を得ることができる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、系統電流急
減検出回路の出力に基づき保持回路をリセットする手段
を備えたので、系統外事故(F1事故)除去後に系統内
事故(F2事故)が連続して発生した場合でも、不要に
遮断器が切断されることのない高信頼度の方向短絡継電
装置を得ることができる。
【0037】請求項5記載の発明によれば、方向判定回
路の反転信号の出力に基づき保持回路をリセットする手
段を備えたので、系統外事故(F1事故)除去後に系統
内事故(F2事故)が連続して発生した場合でも、不要
に遮断器が切断されることのない高信頼度の方向短絡継
電装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による方向短絡継電
装置の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による方向短絡継電
装置のタイムチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による方向短絡継電
装置の構成図である
【図4】 この発明の実施の形態3による方向短絡継電
装置の構成図である
【図5】 この発明の実施の形態3による方向短絡継電
装置のタイムチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態4による方向短絡継電
装置の構成図である
【図7】 この発明の実施の形態5による方向短絡継電
装置の構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態5による方向短絡継電
装置のタイムチャートである。
【図9】 従来の方向短絡継電装置の構成図である。
【図10】 従来の方向短絡継電装置のタイムチャート
である。
【符号の説明】
6a,6b AD変換器、 7 位相回路、 8 メモリー回路、 9 加算回路、 T タイマー回路、 16 タイマー回路、 10a 系統電流検出回路、 10b 余分電圧検出回
路、 11 方向判定回路、 10c 不足電圧検出回
路、 13 保持回路、 17 リレー駆動回路、 18 出力リレー、 102 系統電圧急増検出回路、 106 系統電流急
減検出回路、 52−F1、52−F21、52−F22 遮断器、 50/51−F1、50/51−F2 リレー、 RY 方向短絡継電装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 平7−29699(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 3/00 - 3/52 H02H 7/22 - 7/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電線と需要家側間の系統電流が所定値
    以上の時出力する系統電流検出回路、上記送電線と需要
    家側間の系統電圧が所定値以上の時出力する余分電圧検
    出回路、上記系統電圧と上記系統電流の位相差に基づき
    上記系統電流の方向を判定する方向判定回路、上記系統
    電圧が所定値以下の時出力する不足電圧検出回路、上記
    方向判定回路の出力と上記余分電圧検出回路の出力に基
    づきセットされる保持回路、を有し、上記系統電流検出
    回路の出力と、上記方向判定回路の出力と、上記余分電
    圧検出回路の出力と、上記不足電圧検出回路の出力とに
    基づき、系統外の地絡事故を検出して、上記保持回路の
    出力に基づき上記送電線と需要家側間に設けられた遮断
    器を駆動する方向短絡継電装置において、上記余分電圧
    検出回路の出力に基づき上記保持回路をリセットする手
    段を備えたことを特徴とする方向短絡継電装置。
  2. 【請求項2】 送電線と需要家側間の系統電流が所定値
    以上の時出力する系統電流検出回路、上記送電線と需要
    家側間の系統電圧が所定値以上の時出力する余分電圧検
    出回路、上記系統電圧と上記系統電流の位相差に基づき
    上記系統電流の方向を判定する方向判定回路、上記系統
    電圧が所定値以下の時出力する不足電圧検出回路、上記
    方向判定回路の出力と上記余分電圧検出回路の出力に基
    づきセットされる保持回路、を有し、上記系統電流検出
    回路の出力と、上記方向判定回路の出力と、上記余分電
    圧検出回路の出力と、上記不足電圧検出回路の出力とに
    基づき、系統外の地絡事故を検出して、上記保持回路の
    出力に基づき上記送電線と需要家側間に設けられた遮断
    器を駆動する方向短絡継電装置において、上記不足電圧
    検出回路の出力に基づき上記保持回路をリセットする手
    段を備えたことを特徴とする方向短絡継電装置。
  3. 【請求項3】 送電線と需要家側間の系統電流が所定値
    以上の時出力する系統電流検出回路、上記送電線と需要
    家側間の系統電圧が所定値以上の時出力する余分電圧検
    出回路、上記系統電圧と上記系統電流の位相差に基づき
    上記系統電流の方向を判定する方向判定回路、上記系統
    電圧が所定値以下の時出力する不足電圧検出回路、上記
    方向判定回路の出力と上記余分電圧検出回路の出力に基
    づきセットされる保持回路、所定時間内に所定値以上の
    系統電圧の増加を検出したとき出力する系統電圧急増検
    出回路を有し、上記系統電流検出回路の出力と、上記方
    向判定回路の出力と、上記余分電圧検出回路の出力と、
    上記不足電圧検出回路の出力とに基づき、系統外の地
    事故を検出して、上記保持回路の出力に基づき上記送電
    線と需要家側間に設けられた遮断器を駆動する方向短絡
    継電装置において、上記系統電圧急増検出回路の出力に
    基づき上記保持回路をリセットする手段を備えたことを
    特徴とする方向短絡継電装置。
  4. 【請求項4】 送電線と需要家側間の系統電流が所定値
    以上の時出力する系統電流検出回路、上記送電線と需要
    家側間の系統電圧が所定値以上の時出力する余分電圧検
    出回路、上記系統電圧と上記系統電流の位相差に基づき
    上記系統電流の方向を判定する方向判定回路、上記系統
    電圧が所定値以下の時出力する不足電圧検出回路、上記
    方向判定回路の出力と上記余分電圧検出回路の出力に基
    づきセットされる保持回路、所定時間内に所定値以上の
    系統電流の減少を検出したとき出力する系統電流急減検
    出回路を有し、上記系統電流検出回路の出力と、上記方
    向判定回路の出力と、上記余分電圧検出回路の出力と、
    上記不足電圧検出回路の出力とに基づき、系統外の地
    事故を検出して、上記保持回路の出力に基づき上記送電
    線と需要家側間に設けられた遮断器を駆動する方向短絡
    継電装置において、上記系統電流急減検出回路の出力に
    基づき上記保持回路をリセットする手段を備えたことを
    特徴とする方向短絡継電装置。
  5. 【請求項5】 送電線と需要家側間の系統電流が所定値
    以上の時出力する系統電流検出回路、上記送電線と需要
    家側間の系統電圧が所定値以上の時出力する余分電圧検
    出回路、上記系統電圧と上記系統電流の位相差に基づき
    上記系統電流の方向を判定する方向判定回路、上記系統
    電圧が所定値以下の時出力する不足電圧検出回路、上記
    方向判定回路の出力と上記余分電圧検出回路の出力に基
    づきセットされる保持回路、を有し、上記系統電流検出
    回路の出力と、上記方向判定回路の出力と、上記余分電
    圧検出回路の出力と、上記不足電圧検出回路の出力とに
    基づき、系統外の地絡事故を検出して、上記保持回路の
    出力に基づき上記送電線と需要家側間に設けられた遮断
    器を駆動する方向短絡継電装置において、上記方向判定
    回路の反転信号の出力に基づき上記保持回路をリセット
    する手段を備えたことを特徴とする方向短絡継電装置。
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