JP3407139B1 - 掘削装置 - Google Patents

掘削装置

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JP3407139B1
JP3407139B1 JP2002204775A JP2002204775A JP3407139B1 JP 3407139 B1 JP3407139 B1 JP 3407139B1 JP 2002204775 A JP2002204775 A JP 2002204775A JP 2002204775 A JP2002204775 A JP 2002204775A JP 3407139 B1 JP3407139 B1 JP 3407139B1
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庫雄 鈴木
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政男 荒井
俊実 藤谷
研一 金子
順一 秋田
清史 林
俊夫 伊藤
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大成建設株式会社
成幸工業株式会社
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 高い安定性を確保しながら、掘削溝を精度良
く掘削することができ、施工効率を高めるとともに、各
種形状の掘削溝の構築にも対応することができる掘削装
置を提供することを課題としている。 【解決手段】 掘削装置1であって、回転手段20は、
ベースマシン10に支持された固定軸21と、第1攪拌
軸54が中空モータ51に連結され、第1攪拌軸54及
び中空モータ51を貫通した固定軸21周りに回転可能
な第1攪拌手段50と、第1攪拌手段50の下方で、掘
削刃33を有する掘削軸35が中空モータ31に連結さ
れ、中空モータ31に内挿された固定軸21周りに回転
可能な掘削手段30と、第2攪拌軸44が中空モータ4
1に連結され、第2攪拌軸44及び中空モータ41を貫
通した掘削軸35周りに回転可能な第2攪拌手段40と
から構成されることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘削溝を掘削する
とともに、その掘削溝内を攪拌する掘削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地盤に掘削溝を掘削するととも
に、その内部にセメント等の固化剤を注入し、掘削土砂
と固化剤を攪拌混合することにより、地盤を改良して硬
化させる現位置攪拌混合工法がある。この工法に用いら
れる掘削装置としては、図6に示すように、互いに反対
方向で鉛直軸周りに回転可能な2本の軸91を、地上に
設置されたベースマシン(図示せず)で支持した掘削装
置90がある。この掘削装置90は、2本の各軸91の
下端に設置された掘削刃92で掘削溝2を掘削するとと
もに、軸91に周設された螺旋状の攪拌翼93で掘削土
砂と固化剤を攪拌混合する装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の掘削装置90では、以下の問題が存在している。掘
削装置90の各軸91を回転させるには、各軸91の上
端に各々モータを設置するか(この場合は図示せず)、
1基のモータ94で2本の軸91,91を回転可能な歯
車機構95を設置する必要がある。このとき、歯車機構
95又はモータ(以下、「歯車機構等」という)には、
各軸91,91の回転反力が作用するため、歯車機構9
5等を強固に固定する必要があり、通常、掘削溝2の近
傍に鉛直方向のガイドレール(図示せず)を設置し、こ
のガイドレールに歯車機構95等を取り付けて支持して
いる。すなわち、歯車機構95等は、掘削溝2の外でガ
イドレールに沿って昇降するように構成されている。こ
れにより、歯車機構95等と掘削刃92とを連結してい
る軸91が長くなるため、軸91の剛性を高めて強度を
確保している。したがって、従来の掘削装置90では、
軸91が長くなるとともに、各軸91,91の重量が大
きくなるため、掘削装置90が不安定になってしまうと
いう問題が存在している。
【0004】また、歯車機構95等に複数の軸91,9
1を設置する場合には、歯車やモータの大きさによって
各軸91,91の配置が決定されるため、各種形状の掘
削溝の掘削に対応することができないという問題が存在
している。
【0005】さらに、掘削時には、軸91全体が回転す
るため、掘削時の軸91の位置や深度等を計測する計測
装置を軸91に設置することが困難である。したがっ
て、掘削溝2内の掘削状態をリアルタイムで把握するこ
とができないため、施工管理が不十分となり、施工効率
が低くなってしまうという問題が存在している。また、
軸91の下端から固化剤を掘削溝2内に注入する構成で
は、回転している軸91の内部に固化剤を供給する必要
があるため、軸91の上端にスイベルジョイント等の特
殊な機構を設置する必要があるという問題が存在してい
る。
【0006】そこで、本発明は、前記問題を解決するた
めになされたものであり、高い安定性を確保しながら、
掘削溝を精度良く掘削することができ、施工効率を高め
るとともに、各種形状の掘削溝の構築にも対応すること
ができる掘削装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決すべく構成されるものであり、請求項1に記載の発明
は、ベースマシンと、ベースマシンにより昇降可能な回
転手段とを備え、回転手段により掘削溝を掘削するとと
もに、掘削溝内を攪拌する掘削装置であって、回転手段
は、ベースマシンに支持された固定軸と、攪拌翼を有す
る第1攪拌軸が第1攪拌用中空モータの出力部に連結さ
れ、第1攪拌軸及び第1攪拌用中空モータを貫通した固
定軸周りに回転可能な第1攪拌手段と、第1攪拌手段の
下方で、掘削刃と攪拌翼を有する掘削軸が掘削用中空モ
ータの出力部に連結され、掘削用中空モータに内挿され
た固定軸周りに回転可能な掘削手段と、攪拌翼を有する
第2攪拌軸が第2攪拌用中空モータの出力部に連結さ
れ、第2攪拌軸及び第2攪拌用中空モータを貫通した掘
削軸周りに回転可能な第2攪拌手段とから構成されるこ
とを特徴としている。
【0008】ここで、ベースマシンは、回転手段を確実
に支持して昇降させることができるものであれば、自走
式や固定式など、その構成は限定されるものではない
が、掘削装置の製作費用を少なくするには、既存のクロ
ーラクレーン等を利用することが好ましい。また、各中
空モータは、貫通孔を有する既存の中空モータであり、
油圧式や電動式など駆動方式等は限定されるものではな
く、貫通孔の中間に軸受を有し、出力部を備えた本体
が、軸受を介して各軸に軸着されることにより、その軸
周りに回転するように構成されている。さらに、掘削手
段及び各攪拌手段における中空モータ及び軸の数は、限
定されるものではなく、施工に必要な掘削能力や攪拌能
力に対応して適宜に定められるものである。また、掘削
刃及び攪拌翼の形状や構成は限定されるものではなく、
掘削溝を効率良く掘削し、掘削溝内の掘削土砂と固化剤
等を確実に攪拌混合することができるものであればよ
い。
【0009】この発明によれば、掘削刃又は攪拌翼を有
する各軸が中空モータに直接連結されており、掘削刃及
び攪拌翼を昇降させる際に、各中空モータも連動して昇
降するため、掘削刃及び攪拌翼と、各中空モータとの間
隔が常に小さくなる。これにより、回転手段の剛性を必
要以上に高める必要がなくなるため、回転手段の構成が
簡易化され、軽量化することができる。さらに、掘削時
には、各中空モータが掘削溝内に配置されるため、装置
全体の重心が低くなり、装置の安定性を高めることがで
きる。
【0010】また、各回転手段における掘削刃及び撹拌
翼の回転方向は任意に切り替え可能であり、隣り合う各
中空モータを互いに反対方向に回転させた場合には、同
心位置で互いに反対方向に回転反力が作用し、回転反力
が打ち消され、回転手段を強固に固定する必要がなくな
るため、ベースマシンを既存の揚重機で構成することが
できる。さらに、掘削軸周りに回転する第2攪拌手段と
掘削手段とを同一方向に回転させた場合には、掘削軸の
回転トルクが増加するため、掘削効率を高めることがで
きる。
【0011】また、固定軸の先端は攪拌用中空モータに
内挿され、掘削時には、掘削手段とともに、掘削溝内の
下方まで下降する。さらに、固定軸は、掘削時に回転し
ないため、各種の計測装置を固定軸に設置し、掘削溝内
の掘削状態をリアルタイムで把握して、正確に施工を管
理することができる。また、固定軸から掘削溝内に固化
剤を注入する場合は、固定軸が回転しないため、固定軸
に固化剤を供給するためのスイベルジョイント等の特殊
な機構を設置する必要がないため、装置の構成を簡易化
することができる。
【0012】また、掘削手段及び第2攪拌手段の上方に
設置された第1攪拌手段により、掘削溝の上方が常に攪
拌され、掘削溝内の上方で掘削土砂と固化剤等が硬化し
てしまうことがないため、回転手段を掘削溝から容易に
離脱させることができる。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の掘削装置であって、回転手段は、ベースマシン
に対して複数並設されていることを特徴としている。
【0014】この発明によれば、各回転手段は、各軸に
直接軸着された中空モータにより駆動するため、回転手
段に歯車機構等を設ける必要がない。これにより、歯車
機構等の構成によって回転手段の配置が決定されること
がないため、各種形状の掘削溝の構築に対応させて回転
手段を配置することができる。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の掘削装置であって、各回転手段の間には、掘削
溝の側壁を掘削するための側壁掘削手段が設置されてい
ることを特徴としている。
【0016】この発明によれば、各掘削手段で掘削溝を
掘削した際に、掘削溝の側壁において、各掘削手段の掘
削刃が到達しない箇所が発生し、側壁が平滑に掘削され
ない場合であっても、側壁掘削手段により側壁が平滑に
掘削されるため、精度良く掘削溝を構築することができ
る。これは、掘削溝の側壁に矢板等を設置する場合に有
効である。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれか1項に記載の掘削装置であっ
て、回転手段は、掘削溝の側壁に向けて拡張され、側壁
に当接することにより、回転手段の位置を規制する位置
規制手段を備えていることを特徴としている。
【0018】この発明によれば、位置規制手段により回
転手段の位置が規制され、掘削手段及び各攪拌手段が安
定して回転するため、精度良く掘削溝を構築することが
できるとともに、効率良く掘削溝内を攪拌することがで
きる。
【0019】したがって、本発明の掘削装置では、装置
の構成が簡易化され、高い安定性を確保しながら、掘削
溝を精度良く掘削することができるため、施工効率を高
めることができる。さらに、各種形状の掘削溝の構築に
対応することができるため、各種の施工条件に本発明の
掘削装置を適用することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施形態について詳細に説明する。なお、各実施形
態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符
号を付し、重複した説明は省略するものとする。
【0021】本実施形態では、掘削装置を用いて鉛直方
向の掘削溝を掘削するとともに、その内部に固化剤を注
入し、掘削土砂と固化剤を攪拌混合することにより、地
盤を改良して硬化させる場合を例として説明する。
【0022】[第1実施形態]まず、本発明の第1実施
形態に係る掘削装置について説明する。図1は、本発明
の第1実施形態に係る掘削装置を示した側面図である。
図2は、本発明の第1実施形態に係る掘削装置の回転手
段を示した側断面図である。
【0023】まず、本発明の第1実施形態に係る掘削装
置の構成について説明する。掘削装置1は、図1に示す
ように、支持した部材を鉛直方向に昇降可能なベースマ
シン10と、ベースマシン10に支持されることより昇
降可能な2基の回転手段20,20とを備え、各回転手
段20,20で掘削溝2を掘削するとともに、掘削溝2
内に固化剤を注入し、掘削土砂と固化剤を攪拌混合する
装置である。
【0024】次に、各構成要素について説明する。ベー
スマシン10は、回転手段20を支持するためのブーム
11と、ベースマシン10の移動手段であるキャタピラ
12と、運転室13とから構成される既存のクローラク
レーンである。回転手段20は、ベースマシン10のブ
ーム11からワイヤ14により吊り下げられた吊具15
に鉛直方向に固定され、ベースマシン10に設置された
ドラム(図示せず)がワイヤ14を巻き取り又は繰り出
すことにより、鉛直方向に昇降可能となっている。
【0025】次に、回転手段20について説明する。回
転手段20は、図1及び図2に示すように、ベースマシ
ン10に支持された固定軸21と、内部に鉛直方向の貫
通孔が形成された中空モータ31,41,51及び軸3
5,44,54が連結することにより構成された掘削手
段30、第2攪拌手段40及び第1攪拌手段50とを備
えている。また、この実施形態では、左右2基の回転手
段20,20が吊具15に並設されており、水平方向に
設置された連結部材22で連結されている。この連結部
材22の数や設置箇所は、掘削時に回転手段20に係る
負荷に対応して適宜に定められる。
【0026】中空モータ31,41,51は、鉛直方向
の貫通孔32,42,52を有する油圧式中空モータで
あり、貫通孔32,42,52の中間部に軸受(図示せ
ず)を有し、出力部(図示せず)を備えた本体が、軸受
を中心として鉛直軸周りに回転するように構成されてい
る。また、各中空モータ31,41,51に連結される
軸の貫通孔と、各中空モータ31,41,51の貫通孔
32,42,52とは、同心位置で連通している。
【0027】ここで、各中空モータ31,41,51の
回転方向は、任意に切り替え可能であり、各中空モータ
31,41,51を同一方向に回転させることもでき
る。
【0028】固定軸21は、上端部が吊具15に固定さ
れた軽量な中空管であり、複数の固定軸21を鉛直方向
に連結して延長することができる。この固定軸21は、
高い剛性を必要としないことから、簡易に連結可能な構
成であるとともに、連結間隔も大きくなっている。ま
た、固定軸21の内部は、固化剤の流通経路となってお
り、上端の流入口23から流入された固化剤が固定軸2
1の内部を通過して、下端の排出口24から吐出され
る。
【0029】また、固定軸21には、掘削溝2内におけ
る固定軸21の位置や深度を計測する計測装置(図示せ
ず)が設置されている。固定軸21は吊具15に固定さ
れ、掘削時に回転することなく、掘削溝の下方まで下降
するため、掘削時に計測装置により掘削溝内の掘削状態
をリアルタイムで把握することができる。
【0030】第1攪拌手段50は、螺旋状の攪拌翼53
を有する2本の第攪拌軸54,54が第1攪拌用中空
モータ51の上端及び下端に連結されている。第1攪拌
手段50では、第1攪拌軸54の貫通孔55及び第1攪
拌用中空モータ51の貫通孔52に固定軸21が貫通さ
れており、この固定軸21に第1攪拌用中空モータ51
が軸着されることにより、第1攪拌手段50は固定軸2
1周りに回転する。攪拌翼53は、第1攪拌軸54に周
設され、第1攪拌軸54が固定軸21周りに回転するこ
とにより掘削溝2内を攪拌するように構成されている。
【0031】掘削手段30は、掘削刃33及び螺旋状の
攪拌翼34を有する掘削軸35が、掘削用中空モータ3
1の出力部に連結されている。掘削用中空モータ31の
貫通孔32に固定軸21の下端が内挿されており、こ
の固定軸21に、掘削用中空モータ31が軸着されて
る。そして、掘削軸35が連結された出力部を備えた掘
削用中空モータ31の本体が固定軸21周りに回転する
ことにより、掘削手段30は固定軸21周りに回転す
る。すなわち、掘削手段30は第1攪拌手段50の下方
で固定軸21に軸着される。さらに、掘削手段30は、
第1攪拌手段50の回転方向と反対方向に回転するよう
に設定されている。また、掘削刃33は、その刃面が下
向きになるようにして、掘削軸35の下端に設置され、
回転することで掘削溝2の底面を掘削可能に構成されて
いる。また、攪拌翼34は、掘削刃33と所定間隔を空
けて掘削軸35に周設され、掘削軸35が連結された出
力部を備えた掘削用中空モータ31の本体が固定軸21
周りに回転することにより掘削溝2内を攪拌するように
構成されている。また、掘削軸35の内部には、固化剤
の流通経路となる貫通孔36が軸方向に形成されてお
り、固定軸21内を通過した固化剤が上端の流入口37
から流入し、掘削軸35内を通過して、下端の注入口3
8から掘削溝2内に注入される。
【0032】第2攪拌手段40は、掘削軸35の掘削刃
33と攪拌翼34との間に設置され、螺旋状の攪拌翼4
3を有する第2攪拌軸44が第2攪拌用中空モータ41
の下端に連結されている。この第2攪拌手段40は、第
2攪拌軸44の貫通孔45及び第2攪拌用中空モータ4
1の貫通孔42に掘削軸35が貫通されており、この掘
削軸35に第2攪拌用中空モータ41が軸着されること
により、第2攪拌手段40は、掘削軸35周りに回転す
る。攪拌翼43は第2攪拌軸44に周設され、第2攪拌
軸44が掘削軸35周りに回転することにより掘削溝2
内を攪拌するように構成されている。なお、第2攪拌手
段40は、掘削手段30の回転方向と反対方向に回転す
るように設定されている。
【0033】また、図1における符号4は、掘削溝2の
上端に設置され、回転手段20に鉛直方向の圧力を加え
ることにより、回転手段20の下降を補助する加圧装置
である。さらに、図1における符号5は、各中空モータ
31,41,51に油圧を供給する油圧ホースである。
この油圧ホース5は固定軸21の上端に接続され、固定
軸21及び掘削軸35の内部を通過して各中空モータ3
1,41,51に油圧を供給する。また、図1における
符号6は、各回転手段20,20に固化剤を供給するた
めの供給ホースであり、固定軸21の上端に設けられた
流入口23に接続されている。この油圧ホース5及び供
給ホース6の固定軸21への接続において、固定軸21
は回転しないため、固定軸21にスイベルジョイント等
の特殊な機構を設置する必要がない。
【0034】次に、本発明の第1実施形態に係る掘削装
置1を用いた地盤改良方法について説明する。まず、図
1に示すように、掘削する所定位置の脇にベースマシン
10を移動させ、鉛直方向に各回転手段20,20を設
置する。そして、吊具15を下降させて各回転手段2
0,20の下端に設置された掘削刃33を地上面に当接
させる。
【0035】続いて、各中空モータ31,41,51を
駆動させて掘削手段30、第1攪拌手段50及び第2攪
拌手段40を回転させ、掘削手段30の掘削刃33で地
盤を掘削し、ベースマシン10により各回転手段20,
20を順次に下降させて所定深さの掘削溝2を構築す
る。このとき、各中空モータ31,41,51は、回転
軸21に直接軸着されているため、回転手段20の下降
に連動して各中空モータ31,41,51も掘削溝内を
下降する。これにより、掘削装置1の重心が低くなるた
め、掘削装置1は高い安定性を確保している。さらに、
各中空モータ31,41,51と掘削刃33及び各攪拌
翼34,43,53との間隔は常に小さく一定であるた
め、各軸35,44,54が軽量化されるとともに、各
手段30,40,50が安定した状態で回転する。ま
た、加圧装置4により各回転手段20,20の下降が補
助されるため、地盤が固い場合であっても、効率良く掘
削溝2が掘削される。また、固定軸21に設置された計
測装置により、掘削溝2内の掘削状態をリアルタイムで
把握して正確に施工を管理し、精度良く掘削溝2を構築
することができる。
【0036】ここで、吊具15を加圧装置4まで下降さ
せたとしても、掘削刃33が所定深さに達しない場合に
は、固定軸21を継ぎ足して掘削刃33を下降させる。
このとき、固定軸21は低剛性化であり、軽量であるこ
とから、固定軸21を容易に継ぎ足すことができる。な
お、継ぎ足した固定軸21に、第1攪拌手段50と同様
の攪拌手段を設置することが好ましい。
【0037】一方、掘削手段30で地盤を掘削しなが
ら、供給ホース6から固定軸21の流入口23に固化剤
を供給し、固定軸21及び掘削軸35の内部を通過さ
せ、掘削軸35の注入口38から掘削溝2内に注入す
る。
【0038】そして、掘削手段30の掘削刃33の上方
では、第2攪拌手段40の攪拌翼43が、掘削刃33の
回転方向と反対方向に回転している。また、第2攪拌手
段40の上方では、掘削手段30の攪拌翼34が、第2
攪拌手段40の回転方向と反対方向に回転している。さ
らに、掘削手段30の上方では、第1攪拌手段50の攪
拌翼53が、掘削手段30の回転方向と反対方向に回転
している。すなわち、隣り合う掘削刃33及び攪拌翼3
4,43,53は、互いに同心位置で反対方向に回転す
るように構成されている。これにより、掘削土砂と固化
剤が効率良く攪拌混合されるとともに、各手段30,4
0,50の回転反力が打ち消され、回転効率が高まって
いる。なお、各手段30,40,50の回転方向は任意
に切り替えることができるため、掘削軸35周りに回転
する第2攪拌手段40と攪拌手段30とを同一方向に回
転させることにより、掘削軸35の回転トルクを増加さ
せ、掘削効率を高めることもできる。
【0039】最後に、掘削土砂と固化剤を攪拌混合しな
がら、各回転手段20,20を昇降させて掘削溝2から
離脱させる。このとき、掘削手段30及び第2攪拌手段
40の上方に設置された第1攪拌手段50により、掘削
溝2の上方は常に攪拌され、掘削溝2内の上方で掘削土
砂と固化剤が硬化してしまうことがないため、各回転手
段20,20を掘削溝2から容易に離脱させることがで
きる。そして、各回転手段20,20の離脱後に掘削溝
2内の掘削土砂が硬化して地盤が改良される。
【0040】したがって、本発明の第1実施形態に係る
掘削装置1では、構成が簡易化され、高い安定性を確保
しながら、掘削溝2を精度良く掘削するとともに、効率
良く掘削溝2内を攪拌することができるため、施工効率
を高めることができる。
【0041】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態に係る掘削装置について説明する。第2実施形態の
掘削装置は、第1実施形態の掘削装置と略同様の構成で
あり、掘削溝の側壁を掘削する側壁掘削手段を備えてい
る。
【0042】図3は、本発明の実施形態に係る掘削装置
の側壁掘削手段を示した図で、(a)は側壁掘削手段を
示した側面図、(b)は他の側壁掘削手段を示した側面
図、(c)は、側壁掘削手段による掘削部位を示した平
面図である。
【0043】側壁掘削手段60aは、図3(a)に示す
ように、掘削刃33の上方で掘削軸35に設置されてい
る。この側壁掘削手段60aは、外面に所定間隔で掘削
刃61を備えたベルト62が、2本の掘削軸35,35
の周囲を水平方向に周回するように構成されている。な
お、ベルト62は上下2基が設置され、各ベルトは、互
いに反対方向に回転して掘削するように構成されてい
る。そして、側壁掘削手段60aでは、図3(c)に示
すように、各ベルト62,62の掘削刃61が掘削溝2
の側壁2aに当接することにより、各回転手段20,2
0の間において、掘削刃33が到達しない部位2bが掘
削され、側壁2aが平滑になるため、精度良く掘削溝が
構築される。
【0044】また、側壁掘削手段は、図3(b)に示す
ように、各掘削軸35の間に水平軸周りに回転する掘削
刃63が設置された側壁掘削手段60bでもよい。この
構成では、互いに反対方向に回転する2基の掘削刃6
3,63で側壁2aを平滑に掘削することができる。
【0045】[第3実施形態]次に、本発明の第3実施
形態に係る掘削装置について説明する。第3実施形態の
掘削装置は、第1実施形態及び第2実施形態の掘削装置
と略同様の構成であり、掘削溝内で各回転手段の位置を
規制するための位置規制手段を備えている。
【0046】図4は、本発明の第3実施形態に係る掘削
装置の位置規制手段を示した図で、(a)は、位置規制
手段を示した平面図、(b)は位置規制手段が伸長した
際を示した側面図、(c)は、位置規制手段が縮小した
際を示した側面図である。
【0047】位置規制手段70は、図4(a)に示すよ
うに、側壁2aと対峙する平面を有する当接板71が、
回転手段20の周囲に複数設置されている。当接板71
は油圧シリンダ72のロッドの伸長により側壁2aに向
けて移動可能となっている。そして、位置規制手段70
では、図4(b)に示すように、当接板71の平面が側
壁2aに当接することにより、掘削溝2内の回転手段2
0の位置が規制されるため、掘削時に掘削溝2内で回転
手段20が安定する。また、回転手段20を掘削溝2内
で昇降させる場合には、図4(c)に示すように、シリ
ンダ72を縮小し、当接板71を回転手段20側に移動
させて位置の規制を解除した後に、回転手段20を昇降
させる。
【0048】以上、本発明の好適な実施形態についての
一例を説明したが、本発明は前記実施形態に限定され
ず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可
能である。例えば、ベースマシン10に水平方向に並設
される回転手段20の数は限定されるものではなく、1
基、3基、4基など各回転手段20の合計重量が、ベー
スマシン10の吊上げ能力の範囲内であれば、施工条件
に対応して適宜に増減させることが好ましい。なお、図
5は3基の回転手段20,20,20を設置した場合を
示した側面図である。また、本発明の掘削装置1では、
回転手段20の中間に設置された中空モータ31,4
1,51により回転手段20が駆動されるため、回転手
段20の幅が小さくなっている。したがって、各種形状
の掘削溝の構築に対応させて回転手段20の配置を決定
することができる。
【0049】さらに、攪拌手段30の上方に設置される
第1攪拌手段50の台数は限定されるものではなく、固
定軸21の延長に対応させて増加させることができる。
このとき、各第1攪拌手段50を互いに反対方向に回転
させ、攪拌の効率を高めることが好ましい。
【0050】
【発明の効果】本発明の掘削装置によれば、掘削刃又は
攪拌翼を有する各軸が中空モータに直接連結されてお
り、回転手段が軽量化されるとともに、装置全体の重心
が低くなるため、掘削時に高い安定性を確保することが
できる。また、掘削装置の構成が簡易化されているた
め、装置の製作費用を少なくすることができる。さら
に、回転手段に各種の計測装置を設置して掘削溝内を下
降させることができるため、掘削溝内の掘削状態をリア
ルタイムで把握して正確に施工を管理し、施工効率を高
めることができる。また、複数の回転手段を設置する構
成では、各種形状の掘削溝の構築に対応して、各回転手
段を配置することができるため、各種の施工条件に本発
明の掘削装置を適用することができる。また、複数の回
転手段の間に側壁掘削手段を設置する構成では、各掘削
手段の掘削刃の間において、掘削溝の側壁に各掘削刃に
より掘削されない箇所が発生する場合であっても、側壁
が平滑に掘削されるため、精度良く掘削溝を構築するこ
とができる。また、回転手段に位置規制手段を設置する
構成では、掘削時に回転手段が安定するため、精度良く
掘削溝を構築することができるとともに、効率良く攪拌
することができ、施工効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る掘削装置を示した
側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る掘削装置の回転手
段を示した側断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る掘削装置の側壁掘削手
段を示した図で、(a)は側壁掘削手段を示した側面
図、(b)他の側壁掘削手段を示した側面図は、(c)
は、側壁掘削手段による掘削部位を示した平面図であ
る。
【図4】本発明の第3実施形態に係る掘削装置の位置規
制手段を示した図で、(a)は、位置規制手段を示した
平面図、(b)は位置規制手段が伸長した際を示した側
面図、(c)は、位置規制手段が縮小した際を示した側
面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る掘削装置において、3
基の回転手段を設置した場合を示した側面図である。
【図6】従来の掘削装置における回転手段を示した側面
図である。
【符号の説明】
1・・・・掘削装置 10・・・・ベースマシン 20・・・・回転手段 21・・・・固定軸 30・・・・掘削手段 31・・・・掘削用中空モータ 33・・・・掘削刃 34・・・・攪拌翼(掘削手段) 35・・・・掘削軸 40・・・・第2攪拌手段 41・・・・第2攪拌用中空モータ 43・・・・攪拌翼(第2攪拌手段) 44・・・・第2攪拌軸 50・・・・第1攪拌手段 51・・・・第1攪拌用中空モータ 53・・・・攪拌翼(第1攪拌手段) 54・・・・第1攪拌軸 60a・・・・側壁用掘削手段 60b・・・・側壁用掘削手段 70・・・・位置規制手段
フロントページの続き (72)発明者 荒井 政男 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 藤谷 俊実 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 金子 研一 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 秋田 順一 大阪府大阪市中央区大手前1丁目7番24 号 京阪天満橋ビル5階 成幸工業株式 会社内 (72)発明者 林 清史 東京都千代田区岩本町3丁目1番2号 岩本町東洋ビル2階 成幸工業株式会社 内 (72)発明者 伊藤 俊夫 東京都千代田区岩本町3丁目1番2号 岩本町東洋ビル2階 成幸工業株式会社 内 (56)参考文献 特開 平9−279624(JP,A) 特開 平8−269947(JP,A) 特開 平3−262821(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 5/02 E21B 7/00 E21B 17/00 E02D 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースマシンと、 前記ベースマシンにより昇降可能な回転手段とを備え、 前記回転手段により掘削溝を掘削するとともに、前記掘
    削溝内を攪拌する掘削装置であって、 前記回転手段は、 前記ベースマシンに支持された固定軸と、 攪拌翼を有する第1攪拌軸が第1攪拌用中空モータの出
    力部に連結され、前記第1攪拌軸及び前記第1攪拌用中
    空モータを貫通した前記固定軸周りに回転可能な第1攪
    拌手段と、 前記第1攪拌手段の下方で、掘削刃と攪拌翼を有する掘
    削軸が掘削用中空モータの出力部に連結され、前記掘削
    用中空モータに内挿された前記固定軸周りに回転可能な
    掘削手段と、 攪拌翼を有する第2攪拌軸が第2攪拌用中空モータの出
    力部に連結され、前記第2攪拌軸及び前記第2攪拌用中
    空モータを貫通した前記掘削軸周りに回転可能な第2攪
    拌手段と、 から構成されることを特徴とする掘削装置。
  2. 【請求項2】 前記回転手段は、前記ベースマシンに対
    して複数並設されていることを特徴とする請求項1に記
    載の掘削装置。
  3. 【請求項3】 前記各回転手段の間には、前記掘削溝の
    側壁を掘削するための側壁掘削手段が設置されているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の掘削装置。
  4. 【請求項4】 前記回転手段は、前記掘削溝の側壁に向
    けて拡張され、前記側壁に当接することにより、前記回
    転手段の位置を規制する位置規制手段を備えていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記
    載の掘削装置。
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