JP3407047B2 - 硬質合成樹脂管 - Google Patents

硬質合成樹脂管

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JP3407047B2 JP33390191A JP33390191A JP3407047B2 JP 3407047 B2 JP3407047 B2 JP 3407047B2 JP 33390191 A JP33390191 A JP 33390191A JP 33390191 A JP33390191 A JP 33390191A JP 3407047 B2 JP3407047 B2 JP 3407047B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L9/00Rigid pipes
    • F16L9/02Rigid pipes of metal
    • F16L9/06Corrugated pipes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として建屋内外や地
中に埋設して使用する電線保護管や上下水道管・暗渠管
等として用いられる硬質合成樹脂管に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種電線保護管や上下水道管等と
して用いられている硬質合成樹脂管であって、管壁が螺
旋凹凸波形状に形成されている管は、既に一般にもよく
知られている。他方、管壁全体の肉厚が1mm以下という
薄い均等肉厚で口径が30〜40mm程度の小口径の合成
樹脂管で、主として家庭用の布団乾燥機用送風管として
用いるのに適した管において、管壁の断面形状を略三角
形状とし、一方の傾斜壁を他方の傾斜壁に対して略々平
行に沿わせた短縮姿勢に変化させることができ、この短
縮姿勢を自己保持できるようにした環状の蛇腹管も既に
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の従来の電線保護
管や上下水道管等にあっては、上記のように管壁が凹凸
波形状に形成されていることによって、管壁の肉厚が比
較的厚いものであってもそれなりの可撓性があり、便利
に使用されている。しかしながら、従来のこの種上下水
道管等に用いられている合成樹脂管にあっては、軸線方
向の長さを短縮させることができないため、保管時にお
いて嵩張り大きな保管スペースを必要とし、また、道路
事情等の問題から長尺のものを輸送することができない
ため、所定の長さに切断して輸送しなければならなかっ
た。殊に、内径が1000mmとか3000mmまたはそれ
以上の大径管にあっては輸送トラックの荷台の長さに相
当する長さに逐一切断しなければ輸送することができ
ず、そのため輸送に多大な経費を必要とし、単にそれば
かりではなく、使用時において短尺に切断された管を管
継手を用いて逐一止水状に接続連結しなければならない
ため、この接続連結に多大な手数と時間を必要としてい
た。
【0004】また、このような従来の合成樹脂管にあっ
ては、管壁を凹凸波形状に形成してあることからそれな
りの可撓性はあっても、可撓性の許容する範囲以上に急
角度に曲げることができないため、曲率半径を小さくす
ることができず、例えば上下水道管等の敷設にあって
は、地形なり土地の境界に沿わせて曲げ配管することが
困難な場合がしばしば生じたり、例えば電線保護管の配
管にあっては建築物の建て壁から天井内への曲がり配管
や天井内におけるコーナー配管において急激な曲げ配管
ができないため、エルボ状の継手を使用して逐一接続連
結しなければならないという大きな問題を有していた。
【0005】そこで、本発明は、このような従来の合成
樹脂管が有していた問題点を解決することを目的とし、
前記従来の技術の項に示した後者の薄肉の小口径管の技
術に着目し、管構造を全く新しい構造とすることによっ
て、従来の硬質合成樹脂管が有していた耐圧変形強度と
同等の強度を有する管でありながら、保管時及び輸送時
においては管の長さが従来の管と同じ程度の長さのもの
であるにもかかわらず、使用時においては従来の管の少
なくとも2倍以上の長さをもつものとし、接続連結箇所
の数を従来の2分の1以下に少なくし、必要に応じて曲
率半径の小さい急激な曲げ配管も可能な硬質合成樹脂管
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本発明の構成を、実施例に対応する図1乃至図3を用い
て説明すると、本発明にいうところの硬質合成樹脂管
は、硬質合成樹脂の帯状素材で管壁1の断面形状を略三
角形状若しくは台形形状とした管であって、この管壁1
を形成する両傾斜壁2,3の内、何れかか両方の山部側
端部と何れかか両方の谷部側端部とを厚肉部a,bに形
成し、これらの厚肉部a,bを管壁1の山部側と谷部側
とにおいて厚肉部受け部c,dに揺動可能に嵌合させ、
前記山部4側の厚肉部aを通る中心線sを越えて一方の
傾斜壁2が他方の傾斜壁3に対して近接する方向に移行
できるようにし、その近接姿勢を自己保持できる構造と
したものである。
【0007】また、地中埋設管のように、特に水密性が
求められる管構造としては、両傾斜壁2,3を、山部4
近くの内周面側と谷部5近くの外周面側とにおいて、軟
質合成樹脂帯材8,9で連結してもよく、厚肉部a,b
と受け部c,dとの間に軟質合成樹脂素材なり、その他
の素材10,11を介在させてもよい。また、上下水道
管その他の流体輸送管に適した管構造としては、前記両
傾斜壁2,3の谷部5の内周面側に軟質合成樹脂製の内
層12を一体的に連結形成した構造としてもよく、必要
であれば外周面側に外層13を形成したものや、内外層
12,13を形成してある構造として実施してもよい。
【0008】
【作用】本発明にいうところの硬質合成樹脂管は、この
ような構造としたものであるから、保管時や輸送時にお
いては、管を軸線方向に向かって加圧圧縮し、図3のよ
うに、前記各々の一方の傾斜壁2…をそれぞれの山部4
側の断面厚肉部aを通る中心線sを越えてそれぞれ他方
の傾斜壁3…に近接する姿勢になるように移行させて短
縮状態にする。一旦、このように短縮状態にすると加圧
力を除いても、管はこの短縮状態を保持する。このよう
にして保管し、または輸送し、輸送後における使用時に
は管の両端を保持して管軸方向に向かって引っ張り、各
々の一方の傾斜壁2…をそれぞれ他方の傾斜壁3…から
前記中心線sを越えさせて引き離し、他方の傾斜壁3…
とは異なる傾斜角姿勢となるように復元させて伸長状態
にする。一旦、このように伸長状態にすると引っ張り力
を除いても、管はこの伸長状態を保持する。このように
伸長状態にした管を従来と同様に、その管端を管継手に
よって順次接続連結し適宜配管する。また、急角度の配
管を必要とする部分では、小径側に位置する必要数の一
方の傾斜壁2…のみを他方の傾斜壁3…に近接させた短
縮姿勢とすることによって、必要な曲げ姿勢として配管
することができる。
【0009】従って、本発明にいう硬質合成樹脂管は、
その使用に当たって、輸送時における管の長さの少なく
とも2倍以上の長さをもつ管として配管し、使用するこ
とができる。その結果、保管経費や輸送経費を大幅に減
少させることができるばかりでなく、その配管に当たっ
ては管の接続連結箇所の数を少なくとも従来の2分の1
以下に減少させることができ、更には、曲率半径の小さ
い急角度の曲げ配管を必要とする箇所においてもエルボ
状の管継手を用いて接続連結する必要がなく、管自体を
急角度に曲げて配管することができるので、配管の労力
と時間を大幅に低減化することができ、配管能率の大幅
な向上を図ることができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図中、図1乃至図3は、本発明の第1実施例
を示す図であって、図1は管壁1の断面形状を略三角形
状とした管の実施例構造を示し、該三角形状の管壁1を
形成する両傾斜壁2,3を、それぞれ硬質合成樹脂材で
形成した2種類の帯状素材2a,3aを連結して形成し
たものであって、これら両傾斜壁2,3の内の一方(図
1,2において右側)の傾斜壁2を形成する帯状素材2
aの幅を他方(図1,2において左側)の傾斜壁3を形
成する帯状素材3aの幅に比して少し小幅のものとし、
かつ、該一方の傾斜壁2形成用帯状素材2aの幅方向両
側縁部を断面丸形の厚肉部a,bに形成し、他方の傾斜
壁3形成用帯状素材3aの幅方向両側縁部を、前記断面
丸形厚肉部a,bとそれぞれ嵌合する断面丸形溝状の受
け部c,dであって互いに相反する方向に開口し、開口
先端にストツパー部分e,fをもつものに形成し、これ
ら両帯状素材2a,3aを、それぞれ隣合う一方の帯状
素材2aにおける一方(図において上方)の厚肉部aと
他方の帯状素材3aにおける一方(図において上方)の
受け部cとを揺動可能状態に互いに嵌合させるととも
に、一方の帯状素材2aにおける他方(図において下
方)の厚肉部bと他方の帯状素材3aにおける他方(図
において下方)の受け部dとも揺動可能状態に互いに嵌
合させることによって断面三角形状の管壁1を形成し、
図2に示したように、一方の傾斜壁2が山部4側の前記
厚肉部aを通る中心線sを越えて他方の傾斜壁3に対し
て近接する方向に移行し、図3に示したように、該一方
の傾斜壁2が他方の傾斜壁3と平行に近い姿勢に近接さ
せることができ、この近接姿勢を自己保持できる構造と
したものである。
【0011】このような管を形成する主な手段として
は、前記2種の帯状素材2a,3aをそれぞれ別々の押
出機から押し出すか、1台の押出機に形成した2つの押
し出し口から押し出すかして、冷却しながら管形成機上
で前記のように互いに嵌合させる手段と、前記2種の帯
状素材2a,3aをそれぞれ別々に押し出し、形成する
管と略々同径の軸上において、形成する管壁と略々同一
の倒れ傾斜姿勢として予め形成しておいた帯材を用いて
形成する手段とがある。
【0012】該実施例に示した合成樹脂管は、このよう
な構造としたものであるから、前記作用の項において示
したように、管を保管し、輸送するときには管を軸線方
向に加圧圧縮し、一方の傾斜壁2を他方の傾斜壁3に近
付かせた短縮姿勢とし、敷設時や配管時には管の両端を
保持して管軸方向に引き伸ばし、通常姿勢に復元させて
長尺状態として用いることができる。
【0013】図4及び図5に示した第2実施例の管は、
管壁1の断面形状を台形形状としたものであって、左右
の両傾斜壁2,3を形成する帯状素材2a,3aを、そ
れぞれ前記第1実施例で示した一方の帯状素材2aと同
様に、両側縁部に断面丸形の厚肉部a,bが形成されて
いるものとし、山頂部6と谷底部7とを形成する帯状素
材6a,7aをそれぞれ2つの受け部c,c及びd,d
をもつものに形成し、これらの受け部c,cとd,dに
前記厚肉部a,aとb,bとを嵌合させて管壁1を形成
したものである。このようにして、一方の帯状素材2a
の山頂部6側の厚肉部aを通る中心線sを越えて、図5
に示したように、一方の傾斜壁2が他方の傾斜壁3に対
して近接移行した短縮姿勢にすることができるようにし
たものである。
【0014】図6に示した第3実施例の管は、前記第1
実施例に示したと同様構造の管における両傾斜壁2,3
の山部4近くの内周面側部分と谷部5近くの外周面側部
分とにおいて、隣合う両傾斜壁3と2及び2と3をそれ
ぞれ薄い軟質合成樹脂帯材8,9の両側縁部分で接着連
結した構造としたものである。このようにすることによ
って、山部4と谷部5との嵌合部分における水密性の不
確実性を補填し、水密性のある管構造としたものであ
る。
【0015】図7に示した第4実施例の管は、両傾斜壁
2,3を形成する2つの帯状素材2a,3aを山部4側
に近い部分で薄い軟質合成樹脂帯材8aで連結された一
体物の帯状体として押し出し形成し、谷部5近くの外周
面側部分のみを前記第3実施例のもののように軟質合成
樹脂帯材9で接着連結した構造としたものである。
【0016】また、該実施例に示した受け部を有する帯
状素材3aは、押し出し成形時に同時押し出しで両端の
受け部c,dの内面に薄い軟質合成樹脂素材10,11
を一体的に形成した構造としてある。管の使用場所が屋
内のような所であって、厳密な水密性が求められない電
線保護管のような場合には、前記第1実施例や第2実施
例に示した管や、この軟質合成樹脂素材10,11のみ
を有するものとし、前記水密用の軟質帯材8,8a,9
はなくてもよい。
【0017】また、両帯状素材2a,3aを相互に非接
着性の樹脂素材、例えば一方の樹脂素材をPE他方の樹
脂素材をPVCとするとか、一方の樹脂素材をPVC他
方の樹脂素材をPPとするとか、更には、前記受け部
c,d内面に形成した軟質合成樹脂素材10,11のみ
を厚肉部aと非接着性の樹脂素材にした場合には、両帯
状素材2a,3aを、例えば後述する第7実施例の場合
のように、何れか一方の厚肉部と受け部(aとcまたは
bとd)とを嵌合させた状態で同時押し出し成形するこ
とができる。同様に前記第2実施例における山頂部6と
谷底部7とを形成する帯状素材6a,7aと両傾斜壁
2,3を形成する帯状素材2a,3aとを同時押し出し
形成することもできる。
【0018】図8及び図9に示した第5実施例は、両傾
斜壁2,3の谷部5の内周面側に軟質合成樹脂製の略直
管状の内層12を一体的に連結形成した内層付きの管構
造としたものである。このような内層12を有する管構
造とした場合には、内部に流体を通す管に適しており、
前記第3実施例で示した軟質合成樹脂帯材8,9をして
水密状態とする手段を省略することができる利点があ
る。
【0019】また、該実施例の管は、受け部c,dを有
する傾斜壁3を、断面形状が変形Z字状となるように、
山部側先端部分と谷部側先端部分とにおいてそれぞれ水
平横方向に突出した水平部6b,7bを有する帯状に形
成し、この水平部6b,7bによって管の水平な山頂部
6と谷底部7とを形成する構造としたものである。
【0020】図10及び図11に示した第6実施例は、
前記第5実施例に示した内層12を有する管に、更に、
両傾斜壁2,3の山部6の外周面側にも軟質合成樹脂製
の略直管状の外層13を一体的に連結形成した内・外層
付きの管構造としたものである。このような内・外層1
2,13を有する管構造とした場合には、地中に埋設し
て内部に流体を通す管に適している。なお、同図中にお
けるe,fは両傾斜壁2,3の相対広がり角度を規制す
るストッパー、g,hは同狭まり限度を規制するストッ
パーである。
【0021】図12及び図13に示した第7実施例は、
両傾斜壁2,3の断面形状を、一端側を厚肉部a,bと
し、他端側を受け部c,dとした管壁構造の実施例であ
る。而して、該実施例は、前記第4実施例の後段におい
て説明したように、一方の傾斜壁2を形成する樹脂素材
をPVCとし、他方の傾斜壁3を形成する樹脂素材をP
VCとは接着性を有しないPPとして、図12の右側に
示したように、これら両傾斜壁2,3を形成する帯状素
材2a,3aを山部4側において厚肉部aと受け部cと
を嵌合させた状態として同時押し出し成形し、管成形時
には谷部5側においてのみ厚肉部bと受け部dとを嵌合
させるようにしたものである。
【0022】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、管壁の断面形状を略三角形状若しくは台形形状と
し、該管壁を形成する隣接傾斜壁同士を山部側部分と谷
部側部分とにおいて相対角度変更ができるようにし、か
つ、一方の傾斜壁を山部側の厚肉部分を通る中心線を越
えて他方の傾斜壁に対して近接する方向に移行し、その
近接姿勢を自己保持できる構造としたものであるから、
管の保管時や輸送時においては、管を軸線方向に向かっ
て加圧圧縮し、各々の一方の傾斜壁をそれぞれの山部側
の厚肉部を通る中心線を越えて他方の傾斜壁に近接する
姿勢になるように移行させて短縮状態にすることによっ
て、通常の長さの少なくとも2分の1以下の長さに短縮
させることができるので、保管場所が小さくてよく、大
量の管の保管が可能となり、輸送時には通常の2倍以上
の長尺管の輸送が可能となる。
【0024】また、このように短縮状態として輸送され
た管は、敷設時や配管時に管の両端を管軸方向に向かっ
て引っ張ることによって、短縮状態の少なくとも2倍以
上の長さに復元させ、通常の長尺の管として、従来と同
様に、その管端を管継手によって順次接続連結し適宜配
管することができ、更に、急角度の配管を必要とする部
分では、小径側に位置する必要数の一方の傾斜壁のみを
他方の傾斜壁に近接させた短縮姿勢とすることによっ
て、必要な曲げ姿勢として配管することができる。その
結果、保管経費や輸送経費を大幅に減少させることがで
きるばかりでなく、配管に当たっては管の接続連結箇所
を少なくとも従来の管の2分の1以下に減少させること
ができ、更には、曲率半径の小さい急角度の曲げ配管を
必要とする箇所においてもエルボ状の管継手を用いて接
続連結する必要がなく、管自体を急角度に曲げて配管す
ることができるので、配管の労力と時間を大幅に低減化
することができ、配管能率の大幅な向上を図ることがで
きるという従来の合成樹脂管には全く期待することがで
きなかった顕著な効果を期待することが出来るに至った
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示した一部切欠斜視図。
【図2】同管壁部分の断面図。
【図3】同短縮姿勢の断面図。
【図4】第2実施例を示す管壁部分の断面図。
【図5】同短縮姿勢の断面図。
【図6】第3実施例を示す管壁部分の断面図。
【図7】第4実施例を示す管壁部分の断面図。
【図8】第5実施例を示す管壁部分の断面図。
【図9】同短縮姿勢の断面図。
【図10】第6実施例を示す管壁部分の断面図。
【図11】同短縮姿勢の断面図。
【図12】第7実施例を示す管壁部分の断面図。
【図13】同短縮姿勢の断面図。
【符号の説明】
(1) 管壁 (2) 傾斜壁 (3) 傾斜壁 (4) 山部 (5) 谷部 (a) 厚肉部 (b) 厚肉部 (c) 受け部 (d) 受け部 (s) 中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 11/16 F16L 11/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管壁(1)が硬質合成樹脂製の帯状素材で
    螺旋凹凸波形状に形成され、かつ、管壁(1)の断面形状
    が略三角形状若しくは台形形状に形成されている管であ
    って、該管壁(1)を形成する両傾斜壁(2),(3)の内の何れ
    かまたは両方の山部側の端部と何れかまたは両方の谷部
    側の端部とが厚肉部(a),(b)に形成され、これらの厚肉
    部(a),(b)が管壁(1)の山部側と谷部側とにおいて厚肉部
    受け部(c),(d)に揺動可能に嵌合され、前記山部(4)側の
    厚肉部(a)を通る中心線(s)を越えて一方の傾斜壁(2)が
    他方の傾斜壁(3)に対して近接する方向に移行し、その
    近接姿勢を自己保持できる構造とされている硬質合成樹
    脂管。
  2. 【請求項2】 両傾斜壁(2),(3)の山部側部分と谷部側
    部分とが、ともに厚肉部(a),(b)に形成されている請求
    項1に記載の硬質合成樹脂管。
  3. 【請求項3】 両傾斜壁(2),(3)が、山部(4)近くの内周
    面側と谷部(5)近くの外周面側とにおいて、軟質合成樹
    脂帯材(8),(9)で連結されている請求項1に記載の硬質
    合成樹脂管。
  4. 【請求項4】 厚肉部(a),(b)と受け部(c),(d)との間に
    別の合成樹脂素材(10),(11)が介在されている請求項1
    に記載の硬質合成樹脂管。
  5. 【請求項5】 両傾斜壁(2),(3)の谷部(5)の内周面側に
    軟質合成樹脂製の内層(12)が一体的に連結形成されてい
    る請求項1に記載の硬質合成樹脂管。
  6. 【請求項6】 両傾斜壁(2),(3)の山部(4)の外周面側に
    軟質合成樹脂製の外層(13)が一体的に連結形成されてい
    る請求項1に記載の硬質合成樹脂管。
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