JP3406082B2 - 内視鏡先端部の光ファイバー束 - Google Patents
内視鏡先端部の光ファイバー束Info
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Description
照射光を供給するライトガイド或いは被観察体内の像光
を供給するイメージガイド等の光ファイバー束の先端側
の構造に関する。
光を供給するために、光ファイバー束からなるライトガ
イドが光源装置から先端部まで配設され、また接眼レン
ズにより光学的に観察する内視鏡においては、被観察体
内の像光を導くために、光ファイバー束からなるイメー
ジガイドが先端部から接眼レンズまで配設されている。
上記ライトガイドによれば、照射光を被観察体内へ照射
することができ、上記イメージガイドによれば、上記光
照射によって捉えられた被観察体内の像が接眼レンズで
観察できることになる。なお、電子内視鏡では、イメー
ジガイドは設けられておらず、観察窓、光学系部材を介
してCCDにて被観察体内の画像が捉えられる。
電子内視鏡の構成が示されており、図示されるように先
端部1の側面に観察窓2、照射窓3が配設され、この観
察窓2の図の奥の方に、鉗子口及び起立台が設けられて
いる。この電子内視鏡は、上記照射窓3を観察窓2より
も先端側へ配置することによって、被観察体内の凹凸部
において従来では影ができ易い挿入方向側の斜面部等を
観察し易くしたものである。この観察窓2には、光学系
部材4を介してCCD(Charge Coupled Device)が配
置された回路基板5が取り付けられ、一方照射窓3には
ライトガイド6が接着剤等によって接続される。なお、
先端部1には、固定ネジ7で固定されるキャップ8が被
せられる。
鏡においては、上記CCDを含む回路基板5等を交換す
ることがあり、このときに、図7に示したような構成の
内視鏡では、ライトガイド6を取り外さなければならな
い。即ち、図7の回路基板5等を取り外す場合は、固定
ネジ7を弛めてキャップ8を取り外した後に、回路基板
5等を下側へ引き出すことになるので、下側に配置され
るライトガイド6を取り外す必要が生じる。
視鏡が気密構造を採用することから、接着剤等で支持部
9にしっかりと接着されており、取外しに時間がかかる
という問題があった。また、ライトガイド6は、先端部
1の細径化の必要性から、光ファイバーを束にして固め
たままの状態で配置したり、保護パイプ等を設ける場合
はこのパイプを薄くしたりする構成となっており、工具
等による取外しの際に、ライトガイド6自体が破損する
ことも起きている。しかも、このライトガイド6が途中
で破損し、上記支持部9の取付け穴に一部が残ることも
あり、この場合には照射窓(レンズ)3を割らなければ
らなず、コスト高となるという問題がある。
必要が生じることもあり、この場合にも同様の問題が生
じ、上記図7の側視型以外の場合でも、光ファイバー束
であるライトガイドやイメージガイドを取り外さなけれ
ばならない場合には、同様の問題が生じる。
であり、その目的は、光ファイバー束を短時間かつ容易
に取り外すことができ、光ファイバー束の破損を防止
し、窓レンズを割らずにすむ内視鏡先端部の光ファイバ
ー束を提供することにある。
に、請求項1の発明に係る内視鏡先端部の光ファイバー
束は、内視鏡先端部に配設され、外周に保護パイプが設
けられた光ファイバー束であって、この光ファイバー束
を先端取付け位置から取り外すために、工具が係合する
孔を有する係合部材を上記保護パイプの外周に設けたこ
とを特徴とする。この係合部材には、鉤状工具を引っ掛
けるための孔を有する部材等がある。 請求項2の発明
は、内視鏡先端部に配設され、外周に保護パイプが設け
られた光ファイバー束であって、この光ファイバー束を
先端取付け位置から取り外すために、工具(の挟持部)
が係合する溝又は凹凸を有する係合部材を上記保護パイ
プの外周に設けたことを特徴とする。
視鏡では、例えばファイバー束に沿うように設けられた
突出部に孔を有する筒状体が取り付けられ、直視型内視
鏡では、例えばV溝付き又は突起付きパイプが先端側の
光ファイバー束に取り付けられる。従って、プライヤ
ー、ペンチ等の工具で上記突出部を挟持したり、V溝又
は突起に係合したりして、光ファイバー束を先端部の取
付け部から引き出して容易に取り外すことができる。
電子内視鏡の先端部の構成が示されており、図の先端部
10の側面には、観察窓12が配設される。この観察窓
12には、光学系部材13、プリズム14(図2)を介
してCCD15が接続され、このCCD15には回路基
板16が取り付けられる。この観察光学系部材と反対の
側面側には、図2に示されるように、ワイヤ17が接続
された起立台18が設けられ、この起立台18の図の奥
の方に、処置具19を導出する鉗子口が配設されてい
る。従って、ワイヤ17を引っ張ることにより起立台1
8が起こされ、この起立台18により処置具19を所定
の位置まで配置することができる。また、図1に示され
るように、先端部10には固定ネジ21で固定するキャ
ップ22が被せられ、上記観察窓12の近傍に送気/送
水管23に接続したノズル24が配置される。
照射窓26が設けられ、この照射窓26に光ファイバー
束からなるライトガイド27が配置されており、このラ
イトガイド27の外周は保護パイプや遮光パイプで覆わ
れる。また、ライトガイド27はセットビス28によっ
て支持部29に取り付けられており、この取付けの際に
は気密性を保つために気密材が注入される。即ち、実施
例では上記セットビス28によってライトガイド27を
取り付けることにより、従来における接着剤の使用をな
くしたり、使う場合でも少量とすることができ、これに
よりライトガイド27の取外しが容易となるようにして
いる。
施例では短冊状の突起30を有する筒状体31が係合部
材として設けられる。この筒状体31は、突起30を残
すようにして一枚板を筒状に曲げて形成したものであ
り、この突起30に工具を係合させることができ、この
場合はプライヤー又はペンチで突起30を挟持できるこ
とになる。
うな側視型電子内視鏡によれば、観察窓12よりも先端
側へ配置された照射窓26により、体腔内の凹凸部にお
いては内視鏡の挿入(進行)方向を向く面(斜面等)が
良好に観察できることになり、例えば処置具19による
十二指腸の乳頭の開口部の処置が容易となる利点があ
る。そして、このような内視鏡において、CCD15、
回路基板16等を交換する際、或いはライトガイド27
自体を交換する際には、まずキャップ22を取り外し、
セットビス28を外す。その後に、上記突起30をプラ
イヤー、ペンチ等の工具で挟んで引っ張るようにすれ
ば、ライトガイド27を短時間かつ容易に取り外すこと
が可能となる。
型電子内視鏡の構成が示されており、この場合も上記第
1実施例と同じ配置でライトガイド33が設けられ、そ
の他の構成は上記と同様となっている。そして、第2実
施例の場合は、ライトガイド33の先端に突出部34を
有する筒状体35が係合部材として設けられる。この筒
状体35は、先端側の円筒部がライトガイド33に固定
され、円筒の1/2強が切断された中間部分を介して、
3/4程度が切断された突出部34を有しており、この
突出部34には、図4(A)に示されるように、引掛け
用孔36が設けられる。
22及びセットビス28を取り外した後に、突出部34
を工具で挟んで引っ張ることにより、又は引掛け用孔3
6に鉤状工具を引っ掛けて引っ張ることにより、ライト
ガイド33を支持部29から容易に取り外すことができ
る。
り、この第3実施例は直視型電子内視鏡に本発明を適用
したものである。図において、先端部38の先端面に観
察窓39が設けられ、この観察窓39に光学系部材4
0、プリズム41が接続され、このプリズム41に不図
示のCCDが取り付けられる。また、先端面には上記観
察窓39の配置高さとは異なるが、照射窓42A,42
Bが設けられ、この照射窓42A,42Bに光ファイバ
ー束からなるライトガイド43A,43Bが接続され
る。そして、このライトガイド43A,43Bの先端側
の外周に、V溝44を円周に形成したパイプ45A,4
5Bが係合部材として配置されており、この状態でライ
トガイド43A,43Bは支持部46に取り付けられ
る。従って、この第3実施例によれば、上記V溝44に
プライヤー等の工具を係合して引っ張ることにより、ラ
イトガイド43A,43Bを短時間かつ容易に取り外す
ことができる
の構成例が示されている。図6(A)は、後端部にリン
グ状突起(段状突起)47が形成されたパイプ48を係
合部材として、ライトガイド43の先端側に取り付けた
ものである。また、図6(B)は、係合部材としてのス
リーブ50をライトガイド43の先端側で支持部46の
近傍に取り付けたものである。これらの構成によれば、
上記リング状突起47や、スリーブ50の先端側段差部
に工具を係合させて引っ張ることにより、ライトガイド
43を容易に取り外すことができる。
43に通常設けられる口金を係合部材として利用し、こ
の口金に上記V溝44、リング状突起47を設けるよう
にしてもよい。
43に適用した場合を説明したが、接眼レンズにて光学
的に観察する内視鏡ではイメージガイドが設けられてお
り、このイメージガイドについても同様に適用すること
ができる。
内視鏡先端部に配設された光ファイバー束を先端取付け
位置から取り外すために、工具等が係合する孔、溝、凹
凸を有する係合部材を光ファイバー束保護パイプの外周
に設けたので、光ファイバー束を短時間かつ容易に取り
外すことができ、光ファイバー束の破損が防止され、窓
レンズを割る必要もなくなるという利点がある。
先端部の構成を示す側面断面図である。
の断面図である。
ある。
図(A)は正面側から見た図、図(B)は下側から見た
図である。
を示す側面断面図である。
り、図(A)はリング状突起を設けた例、図(B)はス
リーブを設けた例である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 内視鏡先端部に配設され、外周に保護パ
イプが設けられた光ファイバー束であって、 この 光ファイバー束を先端取付け位置から取り外すため
に、工具が係合する孔を有する係合部材を上記保護パイ
プの外周に設けた内視鏡先端部の光ファイバー束。 - 【請求項2】 内視鏡先端部に配設され、外周に保護パ
イプが設けられた光ファイバー束であって、 この光ファイバー束を先端取付け位置から取り外すため
に、工具が係合する溝又は凹凸を有する係合部材を上記
保護パイプの外周に設けた内視鏡先端部の光ファイバー
束。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23202094A JP3406082B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 内視鏡先端部の光ファイバー束 |
US08/520,365 US5569162A (en) | 1994-09-01 | 1995-08-28 | Structure of end portion of side-looking type electronic endoscope |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23202094A JP3406082B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 内視鏡先端部の光ファイバー束 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0876023A JPH0876023A (ja) | 1996-03-22 |
JP3406082B2 true JP3406082B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=16932707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23202094A Expired - Fee Related JP3406082B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 内視鏡先端部の光ファイバー束 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3406082B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6218989B2 (ja) * | 2015-05-25 | 2017-10-25 | オリンパス株式会社 | 内視鏡 |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP23202094A patent/JP3406082B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0876023A (ja) | 1996-03-22 |
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