JP3404773B2 - 記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置 - Google Patents

記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置

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JP3404773B2
JP3404773B2 JP30315692A JP30315692A JP3404773B2 JP 3404773 B2 JP3404773 B2 JP 3404773B2 JP 30315692 A JP30315692 A JP 30315692A JP 30315692 A JP30315692 A JP 30315692A JP 3404773 B2 JP3404773 B2 JP 3404773B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報信号の記録媒体と
して用いられるディスクを収納したディスクカートリッ
ジを、記録及び/又は再生装置内のカートリッジ装着部
に装着操作する記録及び/又は再生装置におけるディス
クカートリッジの装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクを収納したディスクカー
トリッジを記録及び/又は再生装置媒体に用いる記録及
び/又は再生装置にあっては、装置本体に挿入されたデ
ィスクカートリッジを自動的に引き込み操作して装置本
体内のカートリッジ装着部に位置決め支持させ、このデ
ィスクカートリッジに収納されたディスクをディスク回
転駆動機構に装着操作するとともに、このディスクをデ
ィスク回転駆動機構から離脱操作し、上記ディスクカー
トリッジを装置本体外方に自動的に排出操作するディス
クカートリッジの装着装置を設けたものが広く用いられ
ている。
【0003】そして、従来のこの種のディスクカートリ
ッジの装着装置にあっては、この装置とは独立して記録
及び/又は再生装置本体の一部に上記装置とは独立して
ローディング操作スイッチを設け、このローディング操
作スイッチを操作することによりディスクカートリッジ
の装着操作を開始させるようにしたものが広く用いられ
ている。
【0004】また、この種のディスクカートリッジの装
着装置にあっては、この装置を構成するディスクカート
リッジを保持するカートリッジホルダにディスクカート
リッジの誤挿入を禁止する手段を設け、誤った挿入状態
で挿入されたままディスクカートリッジの装着操作が行
われないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ディスクカー
トリッジの装着装置とは独立してローディング操作スイ
ッチを設けたもにあっては、このローディング操作スイ
ッチを操作することにより、ディスクカートリッジの挿
入を行わない場合であってもディスク駆動部への装着操
作を開始させてしまうため、確実なディスクカートリッ
ジの装着操作を行うことができない。
【0006】また、カートリッジホルダに設けた誤挿入
の禁止手段は、他の機構と関連なく設けられているた
め、カートリッジホルダにディスクカートリッジが誤挿
入されたままの状態でも、ディスクカートリッジの装着
装置を動作させると、装着操作を開始させてしまい、誤
挿入されたディスクカートリッジを誤挿入状態のまま装
置本体内に引き込み操作してしまう虞れある。
【0007】そこで、本発明は、カートリッジホルダに
ディスクカートリッジが挿入されることを条件にディス
クカートリッジの装着操作操作を開始させるようにな
し、確実にディスクカートリッジの装着操作を実現し得
るディスクカートリッジの装着装置を提供しようとする
ものである。
【0008】また、本発明は、カートリッジホルダに誤
挿入されるディスクカートリッジの装着操作を確実に禁
止、ディスクカートリッジの保護及び装着装置自体の保
護を実現できるディスクカートリッジの装着装置を提供
しようとするものである。
【0009】さらに、本発明は、既に記録及び/又は再
生装置本体にディスクカートリッジが挿入され状態にあ
るとき、ディスクカートリッジの二重挿入を禁止し、デ
ィスクカートリッジの保護及び記録及び/又は再生装置
内に配設されるディスク駆動部の保護を図り得る記録及
び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着
装置を提供することにある。
【0010】さらにまた、、本発明は、構成の簡素化を
実現し、小型化を実現できるディスクカートリッジの装
着装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録及び/
又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置
は、上述したような目的を達成するため、少なくとも
ィスクを回転操作するディスク回転駆動機構を搭載し記
録及び/又は再生装置本体内に配設されたディスク駆動
部と、上記記録及び/又は再生装置本体内に挿入された
ディスクカートリッジを保持し、上記ディスクカートリ
ッジの装脱を行う位置と上記ディスクカートリッジに収
納されたディスクをディスク回転駆動機構に装着させる
位置との間に亘って移動可能に支持されてなるカセット
ホルダと、上記ディスクカートリッジの記録及び/又は
再生装置本体に対する挿脱方向に移動可能に支持され、
その移動によって上記カートリッジホルダを上記ディス
クカートリッジの装脱を行う位置と上記ディスクカート
リッジに収納されたディスクをディスク回転駆動装置に
装着させる位置との間に亘って移動操作させるカートリ
ッジホルダ搬送体と、上記カートリッジホルダをこの
ートリッジホルダに対するディスクカートリッジの挿脱
を可能となす位置に移動させた位置に上記カートリッジ
ホルダ搬送体を位置規制する搬送体位置規制手段と、上
記カートリッジホルダに挿入されるディスクカートリッ
ジの挿入位置を検出し、この検出状態に応じて上記搬送
体位置規制手段を制御するカートリッジ挿入位置検出手
段と、固定基体に回動可能に支持され、上記カートリッ
ジホルダ搬送体の移動に関連して回動動作されるととも
に、上記カートリッジ挿脱口内に出没するカートリッジ
挿入規制部を有し、少なくともディスクカートリッジの
ローディング操作時に記録及び/又は再生装置本体に設
けられたカートリッジ挿脱口へのディスクカートリッジ
の挿入を禁止するカートリッジ挿入禁止手段とを備え
る。
【0012】また、本発明に係るディスクカートリッジ
の装着装置は、上記カートリッジ挿入位置検出手段を、
搬送体位置規制手段に一体に設けたものである。
【0013】さらに、本発明に係るディスクカートリッ
ジの装着装置は、上記カートリッジホルダに、このカー
トリッジホルダに誤挿入されるディスクカートリッジの
挿入を禁止する手段を設けてなるものである。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】本発明に係るディスクカートリッジの装着装置
は、カートリッジホルダの所定位置、すなわち正規な状
態でディスクカートリッジが挿入されたことがカートリ
ッジ挿入位置検出手段によって検出されると、搬送体位
置規制手段によるカートリッジホルダ搬送体の位置規制
が解除されて、カートリッジホルダ搬送体が移動可能と
なり、カートリッジホルダを移動操作してディスクカー
トリッジのディスク駆動部に対する装着操作が開始され
る。
【0018】また、本発明に係るディスクカートリッジ
の装着装置は、カートリッジホルダに対するディスクカ
ートリッジの誤挿入を禁止する手段により挿入が禁止さ
れることなく上記カートリッジホルダにディスクカート
リッジが挿入され、カートリッジ挿入状態検出手段によ
って正しくディスクカートリッジが上記ディスクカート
リッジに挿入されたことが検出されると、カートリッジ
ホルダ搬送体が移動可能となり、カートリッジホルダを
移動操作してディスクカートリッジのディスク駆動部に
対する装着操作が開始される。
【0019】さらにまた、ディスク搬送体がディスクカ
ートリッジを記録及び/又は再生装置本体内のカートリ
ッジ装着位置にローディング操作するように移動し、デ
ィスクをディスク回転駆動機構に装着させる状態に至る
と、カートリッジ挿入禁止手段がカートリッジ挿脱口側
に移動し、ディスクカートリッジの挿入を禁止するよう
になる。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係るディスクカートリッジの
ローディング装置を、図1から図3に示すように構成さ
れたディスクカートリッジ1を記録媒体に用いる記録及
び/又は再生装置であるディスクプレーヤに適用した例
を挙げて説明する。
【0021】まず、本発明が適用されるディスクプレー
ヤに用いられるディスクカートリッジ1を説明すると、
このディスクカートリッジ1は、図1から図3に示すよ
うに、上下一対のハーフ2,3を突き合わせ結合して構
成されたカートリッジ本体4内に楽音信号等の情報信号
が記録され、あるいは予め楽音信号等の情報信号が記録
されたディスクである光ディスク5が回転自在に収納さ
れている。
【0022】上記光ディスク5を収納するカートリッジ
本体4の上下面の相対向する位置には、上記光ディスク
5の信号記録領域の一部を径方向に亘って外方に臨ませ
る信号記録及び/又は再生用開口部6,7が開設されて
いる。また、上記カートリッジ本体4の下面側の中央部
には、図2に示すように、上記光ディスク5を回転操作
するディスク回転駆動機構を構成するディスクテーブル
が進入するディスクテーブル進入用開口部8が開設され
ている。
【0023】また、上記カートリッジ本体4には、この
ディスクカートリッジ1がディスクプレーヤに装着しな
い非使用状態にあるときに、信号記録及び/又は再生用
開口部6,7を閉塞しておく断面コ字状をなすシャッタ
部材9が移動可能に取付けられている。このシャッタ部
材9は、信号記録及び/又は再生用開口部6,7を閉塞
した状態にあるとき、上記シャッタ部材9の一部を折曲
して形成したロック片10をカートリッジ本体4内に配
設したシャッタロック部材11に係合させて上記信号記
録及び/又は再生用開口部6,7を閉塞した位置にロッ
クされている。
【0024】そして、上記シャッタ部材9は、このディ
スクカートリッジ1が、後述するようにディスクプレー
ヤに挿入操作されることにより、このディスクプレーヤ
側に配設されるカートリッジホルダに設けられたシャッ
タ部材開放操作片により押圧操作されて信号記録及び/
又は再生用開口部6,7を開放させる方向に移動操作さ
れる。
【0025】すなわち、上記カートリッジ本体4のシャ
ッタ部材9が嵌合された前面4a側には、上記シャッタ
部材開放操作片が進入する溝部12が設けられている。
この溝部12にシャッタ部材開放操作片が進入すると、
カートリッジ本体4内に配設されたシャッタロック部材
11が上記シャッタ部材開放操作片により押圧変位さ
れ、ロック片10の係合を解除させる。このロック片1
0のシャッタロック部材11に対する係合が解除される
こにより、シャッタ部材9は移動自由な状態となる。そ
して、ディスクカートリッジ1のカートリッジホルダへ
の挿入に伴って、シャッタ部材開放操作片がシャッタ部
材9を図1及び図2中矢印A方向に移動操作して信号記
録及び/又は再生用開口部6,7を開放させる。
【0026】従って、上記ディスクカートリッジ1は、
シャッタ部材9のカートリッジ本体4に対する移動方向
を挿入方向としてディスクプレーヤのカートリッジホル
ダに挿入操作される構成となされている。すなわち、こ
のディスクカートリッジ1は、シャッタ部材開放操作片
が進入する溝部12の開放端部12aが臨む前面4aと
直交する一側面4b側を挿入端としてカートリッジホル
ダに挿入操作される。
【0027】なお、カートリッジ本体4の一側面4b側
の上面側には、図1に示すようにこの一側面4b側が挿
入端であり、正規の挿入方向であることを示す挿入方向
指示マーク16が設けられている。
【0028】また、上記カートリッジ本体4のシャッタ
部材開放操作片が進入する溝部12が形成された前面4
a側と対向する後面4c側には、カートリッジホルダに
対し挿入方向を誤って挿入されないようにするため、挿
入方向を規制する誤挿入規制溝13が設けられている。
この誤挿入規制溝13は、カートリッジ本体4の挿入端
側となる一側面4b側に開放端13aを有するようにし
て、後面4cの中途部に亘って形成されている。
【0029】次に、上述のように構成されたディスクカ
ートリッジ1を記録媒体に用いる本発明に係るディスク
カートリッジのローディング装置が適用されたディスク
プレーヤを説明する。
【0030】上記ディスクプレーヤは、図4及び図5に
示すように、プレーヤ本体200を構成する外装筺体内
に固定配置される固定基体21と、このディスクプレー
ヤに装着される前述したディスクカートリッジ1に収納
された光ディスク5を回転操作するディスク回転駆動機
構22、このディスク回転駆動機構22によって回転操
作される光ディスク5に楽音信号等の情報信号の記録を
行いあるいは上記光ディスク5に記録された楽音信号等
の情報信号の再生を行う記録及び/又は再生手段として
の光学ピックアップ装置23及びこの光学ピックアップ
装置23を上記光ディスクの半径方向に移動操作するピ
ックアップ駆動機構24を駆動機構支持基体25に搭載
して構成したディスク駆動部26と、プレーヤ本体20
0に設けられたカートリッジ挿脱口201を介してプレ
ーヤ本体200内に挿入されたディスクカートリッジ1
を上記ディスク駆動部26上のカートリッジ装着部27
に移送操作し、上記ディスクカートリッジ1に収納され
た光ディスク5をディスク回転駆動機構22に装着操作
するカートリッジローディング機構28とを備えて構成
されてなる。
【0031】そして、ディスク駆動部26を構成する駆
動部支持基体25は、薄板状の金属板を折曲して形成さ
れてなるものであって、薄板状の金属板を折曲して形成
された固定基体21上に配設されたゴム等の弾性材料に
より形成され、振動吸収機能を有する弾性支持部材29
を介して上記固定基体21上に変位可能な状態で支持さ
れる。すなわち、上記駆動部支持基体25は、図5に示
すように、この支持基体25の前端側の2個所及び後端
側の1個所を折曲して形成した3つの取付け脚片30に
垂下するように植立した支持脚31を、図6に示すよう
に、上記弾性支持部材29の中心部に形成した有底の嵌
合孔32に嵌合させて固定基体21上に支持されてな
る。
【0032】なお、上記固定基体21の相対向する両側
には、相対向して第1及び第2の側壁部35,36が立
上り形成されている。
【0033】このように複数の弾性支持部材29により
支持された駆動部支持基体25は、上下及び左右方向に
容易に変位可能な状態であるフローティング状態で固定
基体21に支持されてなる。そして、プレーヤ本体20
0に加わる振動や衝撃は、上記弾性支持部材29により
減衰されて吸収されてなるので、駆動部支持基体25に
振動や衝撃の影響を与えることを防止している。
【0034】上述のようにフローティング状態で固定基
体21上に支持された駆動部支持基体25の上面側に
は、図4及び図5に示すように、プレーヤ本体200内
に挿入されるディスクカートリッジ1が位置決めされて
装着されるカートリッジ装着部27が構成されてなる。
このカートリッジ装着部27には、ディスクカートリッ
ジ1の下面側に設けられた位置決め孔14,15に係合
し、上記ディスクカートリッジ1の装着位置を位置決め
する位置決めピン38,38が植立されている。
【0035】また、駆動部支持基体25の略中央部に
は、図5に示すように、ディスク回転駆動機構22が取
付けられている。このディスク回転駆動機構22は、図
9に示すように、ディスクカートリッジ1に収納された
光ディスク5が装着されるディスクテーブル39とこの
ディスクテーブル35を回転駆動させるスピンドルモー
タ40とから構成されている。上記スピンドルモータ4
0は、カートリッジ装着部27の中心部にスピンドル軸
41を突出させるようにして駆動部支持基体25の下面
側に取付けられている。そして、上記ディスクテーブル
39は、上記スピンドル軸41の先端側に一体的に取付
けられている。このディスクテーブル39には、光ディ
スク5の中心部に取付けた磁性板を吸引支持するマグネ
ットが配設されている。
【0036】さらに、上記駆動部支持基体25には、図
5に示すように、上記ディスクテーブル39上に装着さ
れた光ディスク5の径方向に移動可能となされて光学ピ
ックアップ装置23が配設されている。この光学ピック
アップ装置23は、対物レンズ42をディスクテーブル
39に装着される光ディスク5の主面に対向させ、駆動
部支持基体25の下面側に上記光ディスク5の径方向と
平行に取付けられたガイド軸43及び送りネジ44に支
持されて上記光ディスク5の径方向に移動可能となされ
ている。そして、上記光学ピックアップ装置23は、上
記送りネジ44がピックアップ駆動機構24を構成する
ピックアップ送りモータ45により回転操作されること
により光ディスク5の内外周に亘って送り操作される。
【0037】なお、上記ピックアップ送りモータ45と
送りネジ44は、減速ギヤ機構46を介して連結されて
いる。
【0038】上述のようにフローティング状態で固定基
体25上に支持された駆動部支持基体25にディスク回
転駆動機構22や光学ピックアップ装置23等の機構部
の全てを搭載することにより、フローティング状態でプ
レーヤ本体200内に配設されたディスク駆動部26が
構成されてなる。
【0039】また、プレーヤ本体200内に挿入された
ディスクカートリッジ1をディスク駆動部26上のカー
トリッジ装着部27に移送操作し、上記ディスクカート
リッジ1に収納された光ディスク5をディスク回転駆動
機構22のディスクテーブル39上に装着操作するカー
トリッジローディング機構28は、図4及び図5に示す
ように、プレーヤ本体200内に挿入されたディスクカ
ートリッジ1を保持するカートリッジホルダ51と、こ
のカートリッジホルダ51をディスクカートリッジ1の
挿脱可能位置から上記ディスクカートリッジ1をカート
リッジ装着部27に装着させるディスクカートリッジ装
着位置間に亘って移動操作させるカートリッジホルダ搬
送体52とから構成されてなる。
【0040】上記カートリッジローディング機構28を
構成するカートリッジホルダ51は、図4に示すように
プレーヤ本体200に設けたカートリッジ挿脱口201
を介してこのプレーヤ本体200内に挿入されたディス
クカートリッジ1を内包するように保持するに足る大き
さを有する平板な方形状に形成されてなるものであっ
て、図5に示すように、上記カートリッジ挿脱口201
を介して挿入されるディスクカートリッジ1の受け入れ
を行う前方開口部53に対し直交する両側には、上記デ
ィスクカートリッジ1のシャッタ部材9が取付けられた
前面側4a及び誤挿入規制溝13が設けられた後面側4
cを保持する断面コ字状をなす一対のカートリッジ保持
部54,55が形成されている。
【0041】そして、カートリッジホルダ51の一方の
カートリッジ保持部54を構成する立上り壁54aの内
側面中途部には、図6に示すように、このカートリッジ
ホルダ51に挿入されるディスクカートリッジ1の前面
4a側に形成した溝部12に進入し、シャッタロック部
材11を押圧変位させてシャッタ部材9のロック片10
の上記シャッタロック部材11に対する係合を解除し、
上記シャッタ部材9を信号記録及び/又は再生用開口部
6,7を開放する方向に移動操作させるシャッタ部材開
放操作片56が突設されている。また、他方のカートリ
ッジ保持部55を構成する立上り壁55aの内側面中途
部には、このカートリッジホルダ51に挿入されるディ
スクカートリッジ1の後面4c側に形成した誤挿入規制
溝13に進入する誤挿入防止片57が突設されている。
このように、一対のカートリッジ保持部54,55にシ
ャッタ部材開放操作片56及び誤挿入防止片57を設け
ることにより、ディスクカートリッジ1は、正規の挿入
端側を挿入方向として挿入された場合に限ってカートリ
ッジホルダ51への挿入を可能となし、誤挿入が防止さ
れてなる。
【0042】なお、シャッタ部材開放操作片56が突設
された一方のカートリッジ保持部54側には、このカー
トリッジホルダ51に挿入されたディスクカートリッジ
1に取付けられたシャッタ部材9を信号記録及び/又は
再生用開口部6,7を開放した位置に保持し、また上記
ディスクカートリッジ1がカートリッジホルダ51から
排出操作される際、上記シャッタ部材9が上記信号記録
及び/又は再生用開口部6,7を閉塞する方向にカート
リッジ本体4に対し相対移動し得るように保持するシャ
ッタ部材押圧支持バネ20が取付けられている。
【0043】上記シャッタ部材押圧支持バネ20は、カ
ートリッジホルダ51に挿入されたディスクカートリッ
ジ1をを誤挿入防止片57が設けられた他方のカートリ
ッジ保持部64側に押圧付勢し、上記カートリッジホル
ダ51に対するディスクカートリッジ1の挿入位置を規
制する機能をも有する。
【0044】また、カートリッジホルダ51の各カート
リッジ保持部54,55を構成する立上り壁54a,5
5aの外側面側には、駆動部支持基体25に対し移動可
能に支持させるための支持部材である複数の支持ガイド
軸58,59,60が突設されている。これら支持ガイ
ド軸58,59,60は、図5及び図6に示すように、
本実施例では一方のカートリッジ保持部54側に2本が
設けられ、他方のカートリッジ保持部55側に1本が設
けられている。
【0045】そして、上記カートリッジホルダ51が支
持される側の駆動部支持基体25には、図5に示すよう
に、この駆動部支持基体25上に配設されるカートリッ
ジホルダ51の各カートリッジ保持部54,55とそれ
ぞれ対向するようにして一対の側板部61,62が立上
り形成されている。これら側板部61,62には、上記
支持ガイド軸58,59,60がそれぞれ挿通支持され
るカートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64が
穿設されている。そして、カートリッジホルダ51は、
各支持ガイド軸58,59,60をそれぞれ上記カート
リッジホルダ移動ガイド溝62,63,64に挿通させ
ることにより、上記駆動部支持基体25に移動可能に支
持されてなる。
【0046】ところで、上記各カートリッジホルダ移動
ガイド溝62,63,64は、図4に示すように、上記
カートリッジホルダ51のディスクカートリッジ1の挿
脱を可能となすプレーヤ本体200のカートリッジ挿脱
口201に近接した位置とディスク駆動部26上のカー
トリッジ装着部26にディスクカートリッジ1の装着を
可能となす位置間に亘る水平方向の移動をガイドする水
平移動ガイド部62a,63a,64aと、カートリッ
ジ装着部26にディスクカートリッジ1の装着を可能と
なす位置から上記ディスクカートリッジ1に収納した光
ディスク5をディスクテーブル39上に装着させる位置
間に亘る垂直方向に移動をガイドする垂直方向移動ガイ
ド部62b,63b,64bとから構成されている。こ
のように水平移動ガイド部62a,63a,64aと垂
直方向移動ガイド部62b,63b,64bを一連に連
続させてL字状に形成されたカートリッジホルダ移動ガ
イド溝62,63,64に各支持ガイド軸58,59,
60をそれぞれ挿通させたカートリッジホルダ51は、
カートリッジ挿脱口201に近接した位置とカートリッ
ジ装着部26にディスクカートリッジ1の装着を可能と
なす位置間に亘る水平方向に移動可能であって、カート
リッジ装着部26にディスクカートリッジ1の装着を可
能となす位置と光ディスク5をディスクテーブル39上
に装着させる位置間に亘る垂直方向に移動可能な状態で
駆動部支持基体25に支持されてなる。
【0047】また、カートリッジホルダ51の支持ガイ
ド軸58,59,60の先端側は、さらに駆動部支持基
体25上に形成したカートリッジホルダ移動ガイド溝6
2,63,64にそれぞれ対応して固定基体21の第1
及び第2の側壁部35,36に穿設された逃げ孔部6
5,66,67を通じて上記各側壁部35,36の外方
に突出されている。これら逃げ孔部65,66,67
は、支持ガイド軸58,59,60が移動操作される際
にその移動を阻害することなく、またカートリッジホル
ダ51がカートリッジ装着部27側に降下された際に、
上記支持ガイド軸58,59,60が自由に移動を可能
となすように上記カートリッジホルダ移動ガイド溝6
2,63,64の幅より幅広に形成されてなる。
【0048】そして、上記カートリッジホルダ51をカ
ートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64にガイ
ドさせて移動操作するカートリッジホルダ搬送体52
は、図6に示すように、固定基体21の第1及び第2の
側壁部35,36間に亘って配設され、これら側壁部3
5,36上を上記カートリッジホルダ51の水平方向の
移動方向に移動可能となされて取付けられている。
【0049】このカートリッジホルダ搬送体52は、図
7及び図8に示すように、上記各側壁部35,36の外
側面側に垂下するように延在され、これら側壁部35,
36から突出されたカートリッジホルダ51の各支持ガ
イド軸58,59,60が係脱する一端を開放したカム
溝68,69,70を穿設した第1及び第2の側板7
1,72と、これら側板を連結する連結板73とから構
成されている。この連結板73は、図6に示すように、
第1の側板側部分73aと第2の側板側部分73bとか
らなり、これら第1及び第2の側板側部分73a,73
bをビス73cで連結されて構成されてなる。
【0050】そして、カートリッジホルダ搬送体52
は、第1及び第2の側板71,72の連結板73への連
設部近傍の内側面に取付けられた断面コ字状をなす複数
のスライドガイド部材75を、固定基体21の第1及び
第2の側壁部35,36の先端側を折曲して形成したス
ライドガイド支持片35a,36aに嵌合させて取付け
られることにより、上記第1及び第2の側壁部35,3
6への支持が図られるとともに上記各スライドガイド支
持片76,77にガイドされて上記第1及び第2の側壁
部35,36上を水平方向に安定した状態で移動可能と
なされている。
【0051】また、カートリッジホルダ搬送体52は、
図6に示すように、中心部を枢軸78により枢支され開
閉自在をなされた一対の開閉アーム79,80を介して
固定基体21に連結されている。そして、一方の開閉ア
ーム79は、一端側をカートリッジホルダ搬送体52の
連結板73上に植立した支軸81に回動自在に枢支さ
せ、他端側に突設した開閉ガイドピン82を第2の側壁
部36の上端側一側から延長された延長片83に上記カ
ートリッジホルダ搬送体52の移動方向と直交する方向
に穿設した長孔84に係合させて取付けられ、他方の開
閉アーム79は、一端側を固定基体21の第1の側壁部
35の上端縁側に折曲形成した折曲片85上に植立した
支軸86に回動自在に枢支させ、他端側に突設した開閉
ガイドピン87を上記連結板73上記カートリッジホル
ダ搬送体52の移動方向と直交する方向に穿設した長孔
88に係合させて取付けられている。このような構成を
もってカートリッジホルダ搬送体52と固定基体21間
を連結した一対の開閉アーム79,80は、カートリッ
ジホルダ搬送体52の移動に伴い、各開閉ガイドピン8
2,87をそれぞれ長孔84,88に枢軸78を中心に
開閉され、上記カートリッジホルダ搬送体52の安定し
た移動を実現する。
【0052】ところで、カートリッジホルダ搬送体52
に設けられる上記各カム溝68,69,70は、カート
リッジホルダ51がディスク駆動部26上のカートリッ
ジ装着部27に対し上昇した位置であって、支持ガイド
軸58,59,60がカートリッジホルダ移動ガイド溝
62,63,64の水平移動ガイド部62a,63a,
64aに位置した上記カートリッジホルダ51の水平方
向移動状態にあるときには、上記支持ガイド軸58,5
9,60の係合状態を維持して上記カートリッジホルダ
51の水平方向に移動を可能となし、上記カートリッジ
ホルダ51がカートリッジ装着部27側に降下された位
置からカートリッジ装着部27に対し上昇された位置間
に亘って上記各支持ガイド軸58,59,60を上記カ
ートリッジホルダ移送体52の移動に伴って徐々に上昇
又は降下させるようにガイドするとともに、光ディスク
5をディスクテーブル39上に装着させ上記光ディスク
5の回転操作を可能となすローディング完了状態におい
て、上記カートリッジホルダ移送体52が移動されるこ
とにより上記支持ガイド軸58,59,60の係合を解
除し得るように形成されてなるものである。すなわち、
上記各カム溝68,69,70は、図7及び図8に示す
ように、一端側を開放端68a,69a,70aとな
し、この開放端68a,69a,70aから徐々に上昇
する方向に傾斜した傾斜面部68b,69b,70bを
設け、有底の内方端側に垂直部68c,69c,70c
を設けて構成されている。
【0053】そして、上記カートリッジホルダ搬送体5
2は、図7及び図10に示すように、固定基体21の第
2の側壁部36の外側面に配設された搬送体送りモータ
90によって駆動される搬送体送り機構91によって移
動操作される。この搬送体送り機構91は、第2の側板
72の上端縁側に取付けられたラック板92と、このラ
ック板92のラックギヤ92aに噛合する複数のギヤか
らなる連結ギヤ機構93と上記搬送体送りモータ90の
出力軸に取付けられた上記連結ギヤ機構93に噛合する
ウォームギヤ94とから構成されてなる。
【0054】このようにウォームギヤ94を用いて構成
された搬送体送り機構91は、搬送体送りモータ90側
からの駆動力が伝達されない限り、カートリッジホルダ
搬送体52の移動位置を正確に規制することを可能とな
す。
【0055】ところで、上記搬送体送り機構91を構成
するラック板92は、カートリッジホルダ搬送体52の
第2の側板72に植立した一対の支持軸95a,95b
に長孔96a,96bを挿通させ、これら長孔96a,
96bの範囲でスライド可能に上記第2の側壁部36上
に支持されるとともに、上記第2の側板72との間に張
設されたリミッターバネ97により連結ギヤ機構93に
噛合する方向の図7及び図10中矢印B方向に移動付勢
されている。このようにウォームギヤ94に連結され、
長孔96a,96bの範囲でスライド可能となされたラ
ック板92を取付けることにより、カートリッジホルダ
搬送体52は、後述するようにカートリッジホルダ51
にディスクカートリッジ1を挿入操作する際の押圧力を
受けて上記長孔96a,96bの範囲でリミッターバネ
97の付勢力に抗して、図10中矢印C方向に移動操作
可能となされる。そして、カートリッジホルダ51への
ディスクカートリッジ1の挿入を行いカートリッジホル
ダ搬送体52の移動操作が行われると、第2の側壁部3
6の前端側を折曲して形成したスイッチ押圧片98が固
定基体21側に取付けられた搬送体送りモータ90の制
御スイッチ99を押圧操作し、上記搬送体送りモータ9
0の駆動を開始させ、上記カートリッジホルダ搬送体5
2の移動を開始させる。
【0056】上述のように構成されたカートリッジホル
ダ51及びカートリッジホルダ搬送体52からなるカー
トリッジローディング機構28は、カートリッジホルダ
51に対しディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす
図6,図7及び図8に示すような初期位置にあるときに
は、上記カートリッジホルダ51は、カートリッジホル
ダ移動ガイド溝62,63,64の水平移動ガイド部6
2a,63a,64aの前端側に支持ガイド軸58,5
9,60を位置させ、これら支持ガイド軸58,59,
60が上記カートリッジホルダ搬送体52に設けたカム
溝68,69,70の垂直部垂直部68c,69c,7
0cに係合された状態にある。
【0057】ここで、上記カートリッジホルダ51にデ
ィスクカートリッジ1が挿入され、カートリッジホルダ
搬送体52が、図10に示すように、ラック板92を付
勢するリミッターバネ97の付勢力に抗して移動され、
スイッチ押圧片98により制御スイッチ99が押圧操作
されて搬送体送りモータ90の正転駆動が開始される
と、カートリッジホルダ搬送体52は、図7中矢印D方
向及び図8中矢印E方向のプレーヤ本体200内方のデ
ィスク駆動部26側に移動操作される。このとき、カー
トリッジホルダ51は、支持ガイド軸58,59,60
をカム溝68,69,70の垂直部68c,69c,7
0cに係合させているので、上記カートリッジホルダ搬
送体52とともに図7中矢印D方向及び図8中矢印E方
向に移動操作される。
【0058】そして、カートリッジホルダ51は、カー
トリッジホルダ搬送体52より支持ガイド軸58,5
9,60が、図11中の仮想線に示すように、カートリ
ッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の垂直移動ガ
イド部62b,63b,64bに臨む位置に至るまで送
り操作されると、上記支持ガイド軸58,59,60が
図12に示すように、上記垂直移動ガイド部62b,6
3b,64bにガイドされてディスク駆動部26上のカ
ートリッジ装着部27側へ降下される。このカートリッ
ジホルダ51をカートリッジ装着部27側へ降下操作す
る際にも、カートリッジホルダ搬送体52は図14中矢
印F方向に移動を続け、カム溝68,69,70の傾斜
面部68b,69b,70bに支持ガイド軸58,5
9,60を沿わせながら、これら支持ガイド軸58,5
9,60をカートリッジホルダ移動ガイド溝62,6
3,64の垂直移動ガイド部62b,63b,64bに
ガイドさせて降下操作させる。カートリッジホルダ搬送
体52が、カートリッジホルダ51をカートリッジ装着
部27側に降下させるまで移動すると、支持ガイド軸5
8,59,60は、図14及び図15に示すように、開
放端部68a,69a,70aを介してカム溝68,6
9,70から離脱される。その結果、上記カートリッジ
ホルダ51は、上記カートリッジホルダ搬送体52から
独立された状態で、ディスクカートリッジ1をカートリ
ッジ装着部27に装着させ、このディスクカートリッジ
1に収納された光ディスク5を、図9に示すようにディ
スクテーブル39上に装着させる。
【0059】ところで、カートリッジホルダ搬送体52
から離脱されて独立され状態となされたディスクカート
リッジ51は、自由に移動可能な状態となされてしま
う。そのため、ここに保持したディスクカートリッジ1
を正確に位置決めしてカートリッジ装着部27に支持さ
せることができなくなり、さらに上記ディスクカートリ
ッジ1に収納した光ディスク5をディスクテーブル39
上に正確に装着できなくなる。
【0060】そこで、本発明にあっては、カートリッジ
ホルダ51がカートリッジ装着部27側に降下操作さ
れ、カートリッジホルダ搬送体52から離脱された状態
において、上記カートリッジホルダ51をディスク駆動
部26の駆動機構支持基体25に一体化させる手段が設
けられている。
【0061】この一体化させる手段は、カートリッジホ
ルダ51が、カートリッジホルダ搬送体52より支持ガ
イド軸58,59,60が、図11に示すように、カー
トリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の垂直移
動ガイド部62b,63b,64bに臨む位置若しくは
その近傍位置に至るまで送り操作されときに、上記各支
持ガイド軸58,59,60に当接し、これら支持ガイ
ド軸58,59,60を垂直移動ガイド部62b,63
b,64bに沿って降下方向に押圧付勢し、カートリッ
ジホルダ51がカートリッジ装着部27側に降下操作さ
れときに、上記各支持ガイド軸58,59,60を駆動
機構支持基体25側に圧着支持させる手段をもって構成
されるものである。
【0062】具体的には、上記一体化させる手段は、駆
動機構支持基体25上に配設された板バネ101により
構成されてなる。この板バネ101は、図11に示すよ
うに、基端部101aを駆動機構支持基体25上に固定
され、自由端側の支持ガイド軸押圧部102をカートリ
ッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の垂直移動ガ
イド部62b,63b,64bにガイドされて移動する
支持ガイド軸58,59,60に対向させて上記駆動機
構支持基体25上に取付けられてなるものであって、上
記各支持ガイド軸58,59,60がカートリッジホル
ダ移動ガイド溝62,63,64の垂直移動ガイド部6
2b,63b,64bに臨む位置若しくはその近傍位置
に至ったときに、上記支持ガイド軸押圧部102が上記
支持ガイド軸58,59,60に当接するような位置に
取付けされてなる。
【0063】また、上記板バネ101は、カートリッジ
ホルダ51がカートリッジ装着部27側に降下操作され
ときに、各支持ガイド軸58,59,60を駆動機構支
持基体25側に圧着支持させる方向の図12中矢印G方
向の圧着力を付与し得るように形成されてなるものであ
る。
【0064】そして、上記カートリッジホルダ51をデ
ィスク駆動部26の駆動機構支持基体25に一体化させ
る手段としての板バネ101は、カートリッジホルダ5
1がカートリッジホルダ搬送体52より支持ガイド軸5
8,59,60をカートリッジホルダ移動ガイド溝6
2,63,64の垂直移動ガイド部62b,63b,6
4bに臨む位置、又はその近傍位置までまで移動される
と、図11に示すように、上記支持ガイド軸58,5
9,60に当接する。この板バネ101が上記各支持ガ
イド軸58,59,60に当接した状態から、さらにカ
ートリッジホルダ搬送体52が図14中矢印F方向に移
動すると、上記板バネ101は、図12に示すように、
上記各支持ガイド軸58,59,60をカートリッジホ
ルダ移動ガイド溝62,63,64の垂直移動ガイド部
62b,63b,64bにガイドさせて降下する方向に
押圧付勢する。従って、上記各支持ガイド軸58,5
9,60は、カム溝68,69,70の傾斜面部68
b,69b,70bに沿わされ、垂直移動ガイド部62
b,63b,64bにガイドされて確実に降下操作され
ることになる。
【0065】上記板バネ101は、カートリッジホルダ
51がカートリッジ装着部27側に降下操作された位置
に至った後も、各支持ガイド軸58,59,60を押圧
支持し、上記カートリッジホルダ51を駆動機構支持基
体25側に圧着させた状態に保持する。
【0066】また、本発明が適用されるディスクカート
リッジ1の装着装置は、ディスクカートリッジ1をカー
トリッジ装着部27に位置決めし、光ディスク5をディ
スクテーブル39上に装着させたローディング状態にあ
るとき、カートリッジホルダ51は、図14及び図15
に示すように、支持ガイド軸58,59,60がカム溝
68,69,70から離脱され、カートリッジホルダ搬
送体52から独立された状態に置かれる。
【0067】そして、カートリッジ装着部27に装着さ
れたディスクカートリッジ1を排出操作するためには、
カートリッジ搬送体52によるカートリッジホルダ51
の移動操作を可能となすように、各支持ガイド軸58,
59,60をカム溝68,69,70に係合させる必要
がある。
【0068】さらに、本実施例のディスクプレーヤは、
前述したように駆動部支持基体25は、上下及び左右方
向に容易に変位可能な状態であるフローティング状態で
固定基体21に支持されてなる。そのため、一旦カム溝
68,69,70から離脱された支持ガイド軸58,5
9,60を、上記カム溝68,69,70にそれぞれ係
合させることが極めて難しくなる。
【0069】そこで、ディスクカートリッジ1をカート
0ッジ装着部27から排出操作させるときに、支持ガイ
ド軸58,59,60がカム溝68,69,70のそれ
ぞれに容易に係合していくようにガイドするカートリッ
ジホルダ位置調整機構103が設けられている。また、
このカートリッジホルダ位置調整機構103は、このデ
ィスクプレーヤにディスクカートリッジ1が装着されて
いない非駆動時において、フローティング状態で固定基
体21に支持されなる駆動部支持基体25を、上記固定
基体21に固定させる機能をも合わせ具備するものであ
る。
【0070】このカートリッジホルダ位置調整機構10
3は、固定基体21の第1及び第2の側壁部35,36
のそれぞれに配設されてなるものであるが、第2の側壁
部36側に配設されたものを説明し、第1の側壁部35
側に配設したものについては、共通部分に共通の符号を
付して詳細な説明は省略する。
【0071】上記カートリッジホルダ位置調整機構10
3は、カートリッジホルダ搬送体52がカートリッジホ
ルダ51をカートリッジ装着部27側に降下操作させた
後、上記カートリッジホルダ搬送体52により移動操作
される駆動部支持基体25を固定する固定レバー104
により構成される。
【0072】この固定レバー104は、図8に示すよう
に、長手方向を長径とした一対のスライドガイド孔10
5,105を第2の側壁部36に植立したスライドガイ
ド軸106,106に係合させ、上記スライドガイド孔
105,105の範囲で移動可能となされて上記第2の
側壁部36上に支持されている。また、この固定レバー
104は、第2の側壁部36の一部を切起して形成した
バネ係止片107との間に張設された引張りバネ108
により常時図8中矢印H方向のプレーヤ本体200のカ
ートリッジ挿脱口201側の前方に移動付勢されてい
る。
【0073】そして、上記固定レバー104には、駆動
部支持基体25の第1及び第2の側板部61,62に突
設され、固定基体21の第1及び第2の側壁部35,3
6に穿設した軸挿通穴109を介して突出された固定軸
110,110がそれぞれ係合する一対の軸係合溝11
1,112が穿設されている。これら軸係合溝111,
112の一端側には、徐々に拡径する傾斜ガイド部11
3が形成されている。この傾斜ガイド部113は、固定
軸110が軸係合溝111,112に容易に係合するよ
うに係合をガイドするものである。
【0074】また、傾斜ガイド部113の拡径ガイド部
側は、大きく開放された開放部114となされている。
すなわち、この開放部114に固定軸110,110が
あるとき、これら固定軸110,110の自由な自動を
許容し、駆動部支持基体25をフローティング状態とな
すものである。
【0075】さらに、固定レバー104の一側面側の中
途部には、カートリッジホルダ搬送体52の第2の側板
72に形成した前端側のカム溝69を穿設した部分を垂
下するように延長して形成した固定レバー押圧片115
により押圧される押圧操作子116が突設されている。
この押圧操作子116は、カートリッジホルダ搬送体5
2がカートリッジホルダ51をカートリッジ装着部27
側に降下させた位置まで移送させた時に上記固定レバー
押圧片115と当接した位置に設けられてなる。
【0076】なお、固定基体21の第1の側壁部35側
に配設される固定レバー104に形成した押圧操作子1
16は、カートリッジ本体51の第2の側板72側に穿
設したカム溝70を穿設した部分を垂下するように延長
して形成した固定レバー押圧片115により押圧操作さ
れる。
【0077】従って、上記固定レバー104は、カート
リッジホルダ搬送体52がカートリッジホルダ51をデ
ィスクカートリッジ1の挿脱を可能となす位置に移動さ
れたディスクカートリッジ1が装着されていない非駆動
時において、引張りバネ108の付勢力を受けて図8中
矢印H方向に移動付勢された状態にある。このとき、固
定レバー104は、軸係合溝111,112に駆動部支
持基体25の固定軸110,110を係合させた状態に
おかれ、上記駆動部支持基体25を固定基体21に固定
支持じた状態に保持しておく。
【0078】また、上記固定レバー104は、カートリ
ッジホルダ搬送体52がカートリッジホルダ51をカー
トリッジ装着部27側に降下させた位置まで移送させた
後、さらに図15中矢印I方向に移動することにより、
固定レバー押圧片115により押圧操作子116が押圧
操作されて図15中矢印J方向の内方側に移動される。
この固定レバー104の図15中矢印J方向への移動に
より、軸係合溝111,112への駆動部支持基体25
の固定軸110,110の係合を解除して開放部114
に臨ませる。その結果、駆動部支持基体25は、固定基
体21に対する固定が解除され、フローティング状態と
なされる。
【0079】そして、カートリッジ装着部27に装着さ
れたディスクカートリッジ1を排出操作させるように、
プレーヤ本体に設けたイジェクト操作釦を操作し、搬送
体送りモータ90を逆転駆動させ、カートリッジ搬送体
52 を降下位置にあるカートリッジホルダ51側方向の
図15中反矢印I方向に移動させると、固定レバー押圧
片115に押圧操作子116に当接させている固定レバ
ー104は上記カートリッジ搬送体52 とともに引張り
バネ108の付勢力を受けて図15中矢印K方向の復帰
方向に移動する。この復帰方向への移動にともない、傾
斜ガイド部113を案内面として駆動部支持基体25の
固定軸110,110を軸係合溝111,112に係合
させていき、上記駆動部支持基体25を固定基体21に
固定させる。
【0080】このように駆動部支持基体25の固定基体
21への固定が行われると、支持ガイド軸58,59,
60をカム溝68,69,70から離脱され、板バネ1
01により駆動部支持基体25に一体化されているカー
トリッジホルダ51も上記駆動部支持基体25とともに
固定され、支持ガイド軸58,59,60の位置も固定
される。その結果、これら支持ガイド軸58,59,6
0は、カートリッジホルダ搬送体52に設けたカム溝6
8,69,70の開放端部68a,69a,70aに対
する位置調整が図られる。そして、カートリッジホルダ
51の支持ガイド軸58,59,60は、固定基体21
に固定された状態でカム溝68,69,70の開放端部
68a,69a,70aに係合していくことになり、支
持ガイド軸58,59,60とカム溝68,69,70
との安定確実な係合が実現される。
【0081】ところで、駆動部支持基体25が弾性支持
部29を介して支持される固定基体21には、上記カー
トリッジホルダ51に挿入保持されたディスクカートリ
ッジ1をカートリッジ装着部27にローディング操作す
るようにカートリッジローディング機構28が動作する
ことにより、プレーヤ本体200に設けたカートリッジ
挿脱口201を閉塞し、プレーヤ本体200内へのディ
スクカートリッジ1の挿入を禁止するカートリッジ挿入
禁止機構211を構成するカートリッジ挿脱口開閉部材
212が取付けられている。このカートリッジ挿脱口開
閉部材212は、図5及び図16に示すように、カート
リッジ挿脱口201を開閉する開閉板212aの両側に
回動支持アーム片213,214を折曲して略コ字状を
なすように形成されている。上記開閉板212aは、カ
ートリッジ挿脱口201を閉塞するに足る幅及び長さを
有する長尺な平板状を有する。
【0082】そして、カートリッジ挿脱口開閉部材21
2は、一対の回動支持アーム片213,214を、固定
基台21の第1及び第2の側壁部35,36の内側面側
に延在させ、上記回動支持アーム片213,214の先
端側を支軸215,215を介して第1及び第2の側壁
部35,36に枢支することによって、図16中矢印S
方向及び矢印T方向に回動可能に支持されてなる。ま
た、回動支持アーム片213,213の外側面側の中途
部には、固定基体21の第1及び第2の側壁部35,3
6に穿設された開口部216,217に挿通される回動
ガイドピン218,219が植立されている。これら回
動ガイドピン217,218は、上記各開口部215,
216に挿通されることにより、カートリッジ挿脱口開
閉部材212の回動方向をガイドするとともに回動範囲
を規制する。
【0083】ところで、固定基体21の第1の側壁部3
5に穿設された開口部216に挿通される一方の回動ガ
イドピン217の先端側は、図7に示すように、上記第
1の側壁部35側に取付けられた固定レバー104に穿
設した傾斜カム溝219に挿通係合されている。この傾
斜カム溝219は、カートリッジ本体200の前面側で
あるカートリッジ挿脱口201側からカートリッジ本体
200の内方側に向かって立ち下がるように傾斜して形
成され、傾斜カム面219aの両端に水平部219b,
219cを形成して構成されている。
【0084】上述のように一方の回動ガイドピン217
を固定レバー104の傾斜カム溝219に係合させて固
定基体21に回動可能に支持されたカートリッジ挿脱口
開閉部材212は、上記固定レバー104の移動に追随
して図16中矢印P方向及び矢印Q方向に回動操作され
る。そして、上記カートリッジ挿脱口開閉部材212
は、固定レバー104が引張りバネ108の付勢力を受
けて図7中矢印X方向に移動付勢された状態であるカー
トリッジホルダ搬送体52がカートリッジホルダ51を
ディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす位置に移動
された状態にあるときは、回動ガイドピン217が傾斜
カム溝219の下方側に水平部219cに位置し、固定
基体21の底面側に回動された状態に置かれる。すなわ
ち、カートリッジ挿脱口開閉部材212の開閉板212
aがプレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口201を
開放する位置に回動操作された状態に置かれる。そし
て、カートリッジ挿脱口201が開放状態となされるこ
とにより、このカートリッジ挿脱口201を介してプレ
ーヤ本体200内へのディスクカートリッジ1の挿入を
可能となし、前方開口部53を介してカートリッジホル
ダ51へのディスクカートリッジ1の挿入保持を可能と
なす。
【0085】また、カートリッジホルダ51に挿入保持
されてディスクカートリッジ1をカートリッジ装着部2
7に装着させるため、カートリッジホルダ搬送体52
が、上記カートリッジホルダ51をカートリッジ装着部
27側に降下させた位置まで移送させた後さらに図14
中矢印F方向に移動し、固定レバー押圧片115を介し
て固定レバー104を図14中矢印U方向に移動させる
と、カートリッジ挿脱口開閉部材212は、図14及び
図16中矢印S方向に回動される。すなわち、カートリ
ッジ挿脱口開閉部材212は、固定レバー104の図1
4中矢印U方向への移動に伴って、回動ガイドピン21
7が傾斜カム溝219の傾斜カム面219aに沿って移
動され行くことにより、支軸215,215を中心にし
て図14及び図16中矢印S方向に回動され、開閉板2
12aがプレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口20
1に対向する位置に移動して上記カートリッジ挿脱口2
01を閉塞する。このとき、カートリッジ挿脱口開閉部
材212は、回動ガイドピン217が傾斜カム溝219
の上方側に水平部219bに位置させられることによ
り、開閉板212aがプレーヤ本体200のカートリッ
ジ挿脱口201を閉塞した状態を安定に保持する。
【0086】上述のように、カートリッジホルダ51が
カートリッジ装着部27側に降下された位置まで移動さ
れたディスクカートリッジ1のローディングを行った状
態になると、プレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口
201がカートリッジ挿脱口開閉部材212により閉塞
されることになり、上記カートリッジホルダ51へのデ
ィスクカートリッジ1の挿入が禁止される。従って、デ
ィスクカートリッジ1がローディング状態にあるとき、
ディスクカートリッジの二重装着が禁止される。
【0087】また、プレーヤ本体200のカートリッジ
挿脱口201を閉塞した位置に回動させられたカートリ
ッジ挿脱口開閉部材212は、カートリッジ装着部27
に装着されたディスクカートリッジ1を排出操作させる
ように、搬送体送りモータ90の逆転駆動によりカート
リッジ搬送体52 が図14中反矢印F方向に移動され、
固定レバー104が上記カートリッジ搬送体52 ととも
に引張りバネ108の付勢力を受けて図14中矢印X方
向の復帰方向に移動されると、カートリッジ挿脱口開閉
部材212は、図14及び図16中矢印T方向に回動さ
れる。すなわち、カートリッジ挿脱口開閉部材212
は、固定レバー104の図14中矢印X方向への移動に
伴って、回動ガイドピン217が傾斜カム溝219の傾
斜カム面219aに沿って移動され行くことにより、支
軸215,215を中心にして図14及び図16中矢印
T方向に回動され、図7に示すように開閉板212aが
固定基体21の底面側に移動してプレーヤ本体200の
カートリッジ挿脱口201を開放し、ディスクカートリ
ッジ1のプレーヤ本体200内への挿入を可能となす。
すなわち、ディスクカートリッジ1のカートリッジ本体
51への挿入保持を可能となす。
【0088】なお、上述の実施例では、カートリッジ挿
脱口201を開閉するカートリッジ挿脱口開閉部材21
2は、上記カートリッジ挿脱口201を閉塞するに足る
開閉板212aを備えて構成されてなるが、上記カート
リッジ挿脱口201に対向する位置に移動されたとき、
このカートリッジ挿脱口201の間隔又は幅を狭めてデ
ィスクカートリッジ1の挿入を禁止するようになすもの
であればよく、上記カートリッジ挿脱口201内に突出
するピン状のものであってもよい。
【0089】また、カートリッジホルダ52にディスク
カートリッジ1が誤挿入されたまま上記ディスクカート
リッジ1のローディングが行われると、上記ディスクカ
ートリッジ1を損傷させ、あるいはディスク駆動部26
に配設された光学ピックアップ装置23やその他の機構
部の損傷を招きかねない。
【0090】そこで、このディスクカートリッジの装着
装置には、カートリッジホルダ51を移動操作するカー
トリッジホルダ搬送体52を、上記カートリッジホルダ
51に対しディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす
初期位置に確実に位置規制するとともに、上記カートリ
ッジホルダ51に対しディスクカートリッジ1が正規に
挿入されたことを検出した後、上記カートリッジホルダ
搬送体52の移動を可能となし、上記カートリッジホル
ダ51の送り操作を可能となす機構が設けられている。
【0091】カートリッジローディング機構28を構成
するカートリッジホルダ搬送体52は、カートリッジホ
ルダ51をディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす
図6、図7及び図8に示すように、に示すような初期位
置に移動された状態にあるとき、固定基体21に取付け
られた搬送体位置規制板117により移動が規制された
状態にある。
【0092】この搬送体移動規制板117は、図18に
示すように、L字状に折曲形成された板状部材により形
成され、固定基体21の背面側に立上り形成した背面壁
118に突設した支持片118aに折曲部近傍に穿設し
た係合孔119を係合させ、上記支持片118aを中心
に回動可能に支持され、背面壁118側に垂下された垂
下片117aと背面壁118との間に配設された板バネ
で形成された付勢バネ120によりカートリッジホルダ
搬送体52上に延長された規制板部117bが上記カー
トリッジホルダ搬送体52側に回動するように図18中
矢印L方向に回動付勢されている。
【0093】なお、上記付勢バネ120は、基端側を背
面壁118に固定された自由端120a側で垂下片11
7aを押圧付勢するようにしている。
【0094】そして、図6に示すように、上記搬送体移
動規制板117のカートリッジホルダ搬送体52上に延
長された規制板部117bの先端側には、カートリッジ
ホルダ搬送体52の連結板73の背面側一側に係合する
係合部121が形成され、上記カートリッジホルダ搬送
体52が初期位置にあるとき、図6及び図18に示すよ
うに、上記係合部121を連結板73に係合させて上記
カートリッジホルダ搬送体52を初期位置に位置規制し
ている。
【0095】さらに、規制板部117bの先端側は、図
17及び図18に示すように、カートリッジホルダ搬送
体52の下面側に位置するカートリッジホルダ51側に
突出された被押圧部125が膨出形成されている。この
被押圧部125は、カートリッジホルダ51に挿入され
るディスクカートリッジ1により移動操作される後述す
るイジェクト機構122を構成するスライダ部材123
の上面側に突設した押圧操作部124により押圧操作さ
れるものであり、上記カートリッジホルダ51に挿入さ
れるディスクカートリッジ1の挿入位置を検出する検出
部としても機能する。
【0096】すなわち、上記被押圧部125は、後述す
るように、カートリッジホルダ51に正規に挿入され、
上記スライダ部材123のスライド操作を可能となし、
搬送操作を許容される位置までディスクカートリッジ1
が挿入されたことを検出する検出部となるものである。
【0097】そして、上記搬送体移動規制板117は、
カートリッジホルダ51に正規なな状態で挿入されこの
ディスクカートリッジ1によりスライダ部材123が移
動操作されときに、上記押圧操作部124により被押圧
部125が押圧操作されと、付勢バネ120の付勢力に
抗して図18中矢印M方向に回動され、係合部121の
カートリッジホルダ搬送体52の連結板73に対する係
合を解除させ、上記カートリッジホルダ搬送体52を移
動可能な状態となす。
【0098】また、搬送体移動規制板117の回動を制
御する押圧操作部124を有するスライダ部材123を
備えたイジェクト機構122は、カートリッジホルダ5
1の上面側に配設されなる。
【0099】このイジェクト機構122は、図19に示
すように、カートリッジホルダ51に対するディスクカ
ートリッジ1の挿脱方向にスライド可能に取付けられた
スライダ部材123と、このスライド部材123をロッ
クするロックレバー126と、このロックレバー126
の上記スライド部材123に対するロックを解除させる
ロック解除レバー127と、このロック解除レバー12
7とロックレバー126間を関連させるスライドレバー
128とから構成されてなる。
【0100】上記スライド部材123は、図19に示す
ように、カートリッジホルダ51の平面側から中途部に
亘って穿設されたスライドガイド溝部129に係合する
スライド部123aとこのスライド部129の基端側に
突設されてカートリッジホルダ51内方に突出するディ
スクカートリッジ1によって押圧操作され、イジェクト
時に上記ディスクカートリッジ1を押圧操作するイジェ
クト操作部130とから構成されている。このスライド
部123は、スライド部129の両側に穿設した係合溝
をスライドガイド溝部129の相対向する辺に係合させ
てカートリッジホルダ51にスライド可能に支持され、
カートリッジホルダ51の一部を切起して形成したバネ
係止片131との間に張設された引張りバネ132によ
りディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ51か
ら排出する方向の図19中矢印N方向に移動付勢されて
上記カートリッジホルダ51に取付けられている。
【0101】また、上記スライド部材123は、ディス
クカートリッジ1がシャッタ部材開放操作片56及び誤
挿入防止片57に規制されない状態で、上記シャッタ部
材開放操作片56が溝部12に進入してシャッタ部材9
のシャッタロック部材11に対する係合を解除させ、上
記シャッタ部材9の移動を可能となす図20に示す位置
までカートリッジホルダ51に挿入されとき、図19に
示すように、上記ディスクカートリッジ1によりイジェ
クト操作部130が押圧されるように取付けられてな
る。
【0102】上記スライド部材123をロックするロッ
クレバー126は、略L字状に形成され、カートリッジ
ホルダ51に植立された支軸133に回動可能に枢支さ
れるとともに、上記支軸133に巻回され、一端側をカ
ートリッジホルダ51の一部に係止され、他端側をロッ
クレバー126の一部に係止された捩りコイルバネ13
5により、スライド部材123に係合する係合段部13
6を形成した一端側が上記スライド部材123側へ回動
するように図19中矢印O方向に回動付勢されている。
また、上記ロックレバー126の他端側は、スライドレ
バー128の一端に当接し得るように対向させられてい
る。
【0103】上記スライドレバー128は、カートリッ
ジホルダ51に植立された一対の支軸136,137に
長孔138を係合させ、これら長孔138の範囲でスラ
イド可能となされて取付けられている。また、このスラ
イドレバー128は、カートリッジホルダ51に形成し
たバネ係止片140との間に張設された引張りバネ14
1によりロックレバー126から離間する方向の図19
中矢印P方向に移動付勢されている。
【0104】上記スライドレバー128を介してロック
レバー126を回動操作させるロック解除レバー127
は、カートリッジホルダ51に植立された支軸142に
回動可能に枢支されるとともに、カートリッジホルダ5
1に形成したバネ係止片143との間に張設された引張
りバネ144によりスライドレバー128から離間する
方向に回動付勢されている。なお、このロック解除レバ
ー127の引張りバネ144による回動付勢位置は、カ
ートリッジホルダ51に形成した回動規制部により規制
されてなる。そして、このロック解除レバー127の一
端は、スライドレバー128の他端に当接し得るように
対向させられている。
【0105】上述のように構成されたイジェクト機構1
22は、カートリッジホルダ31に誤挿入されることな
くディスクカートリッジ1が挿入されると、このディス
クカートリッジ1によってイジェクト操作部130が押
圧され、スライダ部材123は引張りバネ132の付勢
力に抗して図20中矢印Q方向に移動される。スライダ
部材123が引張りバネ132の付勢力に抗して移動操
作され、このスライダ部材123の一端側のコーナ部で
ある係止部123aがロックレバー126の係止段部1
36に臨む位置に至ると、上記ロックレバー126は捩
りコイルバネ135の付勢力を受けて図20中矢印R方
向に回動操作され、上記係止段部136を係止部123
aに係合させ、スライダ部材123が引張りバネ132
の付勢力に抗して移動された位置にロックされる。この
ように引張りバネ132が伸長された状態でスライダ部
材123がロックされることにより、このスライダ部材
123にカートリッジホルダ51に挿入されたディスク
カートリッジ1を排出させる排出力が付与されることに
なる。
【0106】なお、ロックレバー126は、スライダ部
材123をロックするように回動したとき、他端側をス
ライドレバー128の一端に当接させる。
【0107】ところで、引張りバネ132が伸長されス
ライダ部材123にディスクカートリッジ1の排出力が
付与された状態にあるイジェクト機構122は、カート
リッジホルダ搬送体52に設けられ、このカートリッジ
ホルダ搬送体52の移動によってスライダ操作されるイ
ジェクト開始機構151によって行われる。このイジェ
クト開始機構151は、カートリッジホルダ搬送体52
の一側側に取付けられたイジェクト機構操作レバー15
2により構成されてなる。
【0108】このイジェクト機構操作レバー152は、
図22に示すように長尺なレバーとして形成され、一端
側にイジェクト機構122を構成するロック解除レバー
127の一端に形成した被押圧片153を押圧操作する
押圧操作片154を設け、他端側に固定端である固定基
体21の第2の側壁部36に形成した延長片83に当接
し、この延長片83により押圧操作される被押圧操作片
155を設けて構成されている。
【0109】そして、上記イジェクト機構操作レバー1
52は、カートリッジホルダ搬送体52を構成する連結
板73の内面側に植立した一対の支持軸156,157
にこのレバー152の長手方向を長径とした長孔15
8,159を係止させ、これら長孔158,159の範
囲でスライダ可能となされて上記カートリッジホルダ搬
送体52に取付けられている。また、このイジェクト機
構操作レバー152は、カートリッジホルダ搬送体52
との間に張設された引張りバネ161により図22中矢
印P方向に常時付勢されている。
【0110】このように構成されたイジェクト機構操作
レバー152は、カートリッジホルダ搬送体52がカー
トリッジホルダ51をディスクカートリッジ1の挿脱を
可能となす初期位置に移動させた後、さらに搬送体送り
モータ90が駆動され、カートリッジホルダ搬送体52
が初期位置方向に移動されることによってスライダ操作
される。すなわち、カートリッジホルダ搬送体52がカ
ートリッジホルダ51をディスクカートリッジ1の挿脱
を可能となす初期位置に移動された後さらに図7及び図
22中中矢印Q方向に移動されると、イジェクト機構操
作レバー152の他端側に設けた被押圧操作片155が
固定基体21の第2の側壁部36に形成した延長片83
に当接し、上記イジェクト機構操作レバー152の移動
が停止される。ここからさらにカートリッジホルダ搬送
体52が図7中矢印Q方向の初期位置方向に移動される
と、イジェクト機構操作レバー152は引張りバネ16
1の付勢力に抗してカートリッジホルダ搬送体52の移
動方向とは逆方向の図22中矢印R方向に移動され、一
端側の押圧操作片154により、イジェクト機構122
を構成するロック解除レバー127の一端に形成した被
押圧片153を押圧操作する。
【0111】被押圧片153が押圧されたロック解除レ
バー127は、引張りバネ144の付勢力に抗して回動
操作され、スライドレバー128を引張りバネ141の
付勢力に抗してスライド操作する。このスライドレバー
128がスライド操作されると、ロックレバー126が
捩りコイルバネ135の付勢力に抗して、図20中矢印
S方向に上記スライドレバー128により回動操作され
る。このようにロックレバー126が回動操作される
と、このロックレバー126の係止段部136がスライ
ダ部材123の係止部123aから外れ、スライダ部材
123のロックを解除させる。ロックレバー126によ
るロックが解除されたスライダ部材123は、ディスク
カートリッジ1により伸長され弾性復帰力が付与されて
いる引張りバネ132の付勢力を受けて急峻に初期位置
に移動復帰される。このスライダ部材123の復帰動作
により、カートリッジホルダ51に挿入保持されていた
ディスクカートリッジ1は、スライダ部材123のイジ
ェクト操作部130により挿入端側の一側4cが押圧さ
れ、図22に示すように、カートリッジホルダ51から
排出される。
【0112】次に、上述したように構成されたディスク
カートリッジの装着装置により前述したように構成され
たディスクカートリッジ1をローディングする状態を説
明する。ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ
51に挿入可能となすため、プレーヤ本体のカートリッ
ジ挿脱口に近接した位置に移動させておく。すなわち、
図6、図7及び図8に示すように、に示すようにカート
リッジホルダ搬送体52を初期位置に移動させておく。
この状態にあるとき、固定レバー104は、カートリッ
ジホルダ搬送体52により押圧されることなく引張りバ
ネ104の付勢力を受けて軸係合溝111,112に駆
動部支持基体25の固定軸110,110を係合させ、
固定支持した状態におく。
【0113】このとき、カートリッジ挿脱口開閉部材2
12は、図7に示すように、回動ガイドピン217が固
定板104に設けた傾斜カム溝219の下方側の水平部
材219cに位置し、固定基体21の底面側に回動され
た状態にあって、プレーヤ本体200のカートリッジ挿
脱口201を開放した状態におく。
【0114】また、この初期状態にあるとき、カートリ
ッジホルダ51は、支持ガイド軸58,59,60をカ
ートリッジホルダ搬送体52のカム溝68,69,70
の垂直部68a,69a,70aに係合させ、上記カー
トリッジホルダ搬送体52と一体に移動可能な状態にあ
る。さらに、支持ガイド軸58,59,60は、カート
リッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の水平移動
ガイド部62a,63a,64aに位置され、上昇位置
にある。
【0115】ここで、プレーヤ本体200のカートリッ
ジ挿脱口201を介してプレーヤ本体200内にディス
クカートリッジ1を挿入し、このカートリッジ挿脱口2
01に前方開口部53を対向させた状態にあるカートリ
ッジホルダ51に上記ディスクカートリッジ1を挿入す
る。このとき、ディスクカートリッジ1が誤挿入される
ことなく正規な状態でカートリッジホルダ51に挿入さ
れていくと、図20に示すように、上記ディスクカート
リッジ1の挿入端側の一側面4bによりスライド部材1
23が引張りバネ123の付勢力に抗して移動され、イ
ジェクト機構122にディスクカートリッジ1を上記カ
ートリッジホルダ51から排出する方向の付勢力が蓄積
される。
【0116】このように、カートリッジホルダ51に対
しディスクカートリッジ1が挿入されることにより、搬
送体移動規制板117の被押圧部125により上記ディ
スクカートリッジ1の挿入が検出され、このディスクカ
ートリッジ1により上記被押圧部125が、図18に示
すように押圧されると、上記搬送体移動規制板117に
よるカートリッジホルダ搬送体52の位置規制が解除さ
れ、カートリッジホルダ搬送体52は搬送体送り機構9
1により移動操作可能な状態となされる。
【0117】また、カートリッジホルダ51にディスク
カートリッジ1を挿入すると、ディスクカートリッジ1
の挿入によりカートリッジホルダ51が押圧されること
により、カートリッジホルダ搬送体52がラック板92
を付勢するリミッターバネ97の付勢力に抗して図10
中矢印C方向に移動される。そして、スイッチ押圧片9
8が制御スイッチ99を押圧操作し、搬送体送りモータ
90が正転方向の駆動を開始し、搬送体送り機構91を
介してカートリッジホルダ搬送体52を図7中矢印B方
向のカートリッジ装着部27方向に移動させる。そし
て、カートリッジホルダ51は、上記カートリッジ搬送
体52の移動によりカートリッジホルダ51が同方向に
送り操作されることにより、カートリッジホルダ移動ガ
イド溝62,63,64に支持ガイド軸58,59,6
0をガイドさせて、前述したようにカートリッジ装着部
27側へ降下操作され、ディスクカートリッジ1を上記
カートリッジ装着部27に位置決め装着させ、光ディス
ク5をディスクテーブル39上に装着させる。このと
き、カートリッジホルダ51の支持ガイド軸58,5
9,60がカートリッジホルダ搬送体52のカム溝6
8,69,70から離脱されるとともに、一体化させる
手段である板バネ101により押圧支持され、カートリ
ッジホルダ51は上記板バネ101の付勢力を受けて駆
動機構支持基体25に圧着保持されて一体化される。
【0118】さらに、カートリッジホルダ搬送体52
は、カートリッジホルダ51をカートリッジ装着部27
側へ降下させた後も搬送体送りモータ90により図7中
矢印D方向の内方に移動操作され、固定レバー104を
引張りバネ108の付勢力に抗して移動させ、駆動機構
支持基体25の固定軸110の軸係合溝111,112
に対する係合を解除させ、フローティング状態となる。
このフローティング状態にあるとき、カートリッジホル
ダ51は、板バネ101により駆動機構支持基体25に
一体化されてなるので、この駆動機構支持基体25に容
易に変位可能な状態に置かれる。従って、ディスク駆動
部26及びこのディスク駆動部26にローディングされ
たディスクカートリッジ1を含むカートリッジホルダ5
1に対し外部振動が遮断され得る状態となり、ディスク
テーブル39に装着されディスク回転駆動機構22によ
り安定した回転操作が保証され、光学ピックアップ装置
23の安定した送り操作及び制御が実現され、情報信号
の欠落を生じさせることなく良好な記録再生特性をもっ
て情報信号の記録及び/又は再生が実現される。
【0119】なお、上記カートリッジホルダ搬送体52
が、固定レバー104を駆動機構支持基体25をフロー
ティング状態となす位置まで移動させると、搬送体送り
モータ90の停止が行われ、ディスクカートリッジ1の
ローディング操作が完了する。
【0120】次に、カートリッジ装着部27に装着され
たディスクカートリッジ1を排出操作するイジェクト操
作の一連の動作を説明すると、プレーヤ本体に設けたイ
ジェクト操作釦が操作されると、駆動状態にあるディス
ク駆動部26が停止され、搬送体送りモータ90が逆転
方向の駆動を開始し、搬送体送り機構91を介してカー
トリッジ搬送体52をカートリッジ装着部27側の降下
位置にあるカートリッジホルダ51方向の図16中矢印
I方向に移動操作させる。
【0121】そして、カートリッジホルダ搬送体52が
カートリッジホルダ51方向に移動されると、固定レバ
ー104が上記カートリッジホルダ搬送体52の移動に
ともない引張りバネ108の付勢力を受けて、図16中
矢印K方向の復帰方向に移動され、軸係合溝111,1
12に駆動支持基体25の固定軸110に係合させ、上
記駆動支持基体25を固定基体21に固定する。この駆
動支持基体25に板バネ101により一体化されている
カートリッジホルダ51も上記駆動支持基体25ととも
に固定基体21に固定された状態に置かれる
【0122】そして、カートリッジホルダ搬送体52
は、カートリッジホルダ51及び駆動支持基体25を固
定基体21に固定させた後、さらに図16中矢印I方向
に移動操作されることにより、カム溝68,69,70
にカートリッジホルダ51の支持ガイド軸58,59,
60を進入させていき、上記カートリッジホルダ51を
上記カートリッジホルダ搬送体52に一体化させる。こ
こからさらにカートリッジホルダ搬送体52が図15中
矢印I方向に移動操作されることにより、カートリッジ
ホルダ51は、カートリッジホルダ移動ガイド溝62,
63,64にガイドされてカートリッジ装着部27側か
ら上昇されるとともに、ディスクカートリッジ1の挿脱
を可能となす初期位置方向に移動される。
【0123】カートリッジホルダ搬送体52は、カート
リッジホルダ52をディスクカートリッジ1の挿脱を可
能となす位置方向に移動させるように移動していくと、
図22に示すように、イジェクト機構操作レバー152
の被押圧操作片155を固定基体21側の延長片83に
当接させ、上記イジェクト機構操作レバー152を引張
りバネ161の付勢力に抗して移動させる。そして、押
圧操作片154によりイジェクト機構122のロック解
除レバー127を回動操作させ、スライダ部材123の
ロックを解除させ、カートリッジホルダ52内のディス
クカートリッジ1を図22に示すように排出操作する。
【0124】上記カートリッジホルダ搬送体52は、イ
ジェクト機構操作レバー152を移動操作させる位置ま
で移動されると、スイッチ押圧片98より制御スイッチ
99を押圧操作して搬送体送りモータ90を停止させ、
ディスクカートリッジ1の排出操作を完了させる。
【0125】また、カートリッジホルダ搬送体52が、
イジェクト機構操作レバー152を移動操作させる位置
まで移動されると、固定レバー104が引張りバネ10
8の付勢力を受けて初期位置に復帰する。この固定レバ
ー104の初期位置への復帰により、カートリッジ挿脱
口開閉部材212は固定基体21の底面側に回動され、
プレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口201を開放
し、カートリッジホルダ51に対するディスクカートリ
ッジ1の挿入保持を可能な状態となす。
【0126】
【発明の効果】本発明に係るディスクカートリッジの装
着装置は、カートリッジホルダにディスクカートリッジ
が挿入されたことがカートリッジ挿入位置検出手段によ
って検出されることにより、搬送体位置規制手段による
カートリッジホルダ搬送体の位置規制を解除し、カート
リッジホルダの装着操作を開始してなるので、ディスク
カートリッジをカートリッジホルダに挿入された状態で
確実なディスクカートリッジの装着操作を実現すること
ができる。
【0127】また、本発明は、ディスクカートリッジの
誤挿入を禁止する手段及びカートリッジ挿入位置検出手
段からなるカートリッジ挿入状態検出手段によって正し
くディスクカートリッジが上記ディスクカートリッジに
挿入されたことが検出されることによりカートリッジホ
ルダの装着操作を開始してなるので、カートリッジホル
ダに対するディスクカートリッジの誤挿入を確実に禁止
し、ディスクカートリッジの保護及び装着装置自体の保
護を図って、確実にディスクカートリッジの装着操作を
行うことができる。
【0128】さらに、ディスク搬送体がディスクカート
リッジを記録及び/又は再生装置本体内のカートリッジ
装着位置にローディング操作するように移動し、ディス
クをディスク回転駆動機構に装着させる状態に至ると、
カートリッジ挿入禁止手段がカートリッジ挿脱口側に移
動し、ディスクカートリッジの挿入を禁止するようにな
るので、確実にディスクカートリッジの二重挿入を禁止
することができ、そしてカートリッジ挿入状態検出手段
によるディスクカートリッジの誤挿入を確実に禁止し得
ることと相まってディスクカートリッジの保護及びフロ
ーティング状態で支持されたディスク駆動機構の損傷等
を防止し、上記ディスク駆動機構の確実な保護が実現さ
れる。
【0129】さらにまた、カートリッジ挿入位置検出手
段を、搬送体位置規制手段に一体に設け、さらに、ディ
スクカートリッジの挿入禁止手段をカートリッジホルダ
に設けてなるので、構成の簡素化が実現しされ、装置自
体の小型化が実現され、ひいては記録及び/又は再生装
置自体の小型化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録及び/又は再生装置における
ディスクカートリッジの装着装置に適用されるディスク
カートリッジの上面側を示す斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジの下面側を示す斜視
図である。
【図3】上記ディスクカートリッジの後面側を示す下面
側からの斜視図である。
【図4】本発明に係る記録及び/又は再生装置における
ディスクカートリッジの装着装置の斜視図である。
【図5】本発明に係る記録及び/又は再生装置における
ディスクカートリッジの装着装置の分解斜視図である。
【図6】ディスクカートリッジの挿脱を可能となす初期
位置にカートリッジホルダを移動させた状態の本発明に
係るディスクカートリッジの装着装置の平面図である。
【図7】ディスクカートリッジの挿脱を可能となす初期
位置にカートリッジホルダを移動させた状態の本発明に
係るディスクカートリッジの装着装置の右側面図であ
る。
【図8】ディスクカートリッジの挿脱を可能となす初期
位置にカートリッジホルダを移動させた状態の本発明に
係るディスクカートリッジの装着装置の左側面図であ
る。
【図9】駆動部支持基体を固定基体に変位可能支持させ
た状態を示す断面図である。
【図10】本発明に係るディスクカートリッジの装着装
置を構成する搬送体送り機構を示す斜視図である。
【図11】駆動部支持基体を固定基体に一体化させる機
構を示すものであって、一体化途中の状態を示す斜視図
である。
【図12】駆動部支持基体を固定基体に一体化させた状
態を示す斜視図である
【図13】ディスクカートリッジをディスク駆動部に装
着させた状態を示す平面図である。
【図14】ディスクカートリッジをディスク駆動部に装
着させた状態を示す右側面図である。
【図15】ディスクカートリッジをディスク駆動部に装
着させた状態を示す左側面図である。
【図16】カートリッジ挿入禁止機構を示す分解斜視図
である。
【図17】カートリッジホルダ搬送体の移動を規制する
機構を示す部分斜視図である。
【図18】カートリッジホルダ搬送体の移動を規制する
機構を示す部分断面図である。
【図19】ディスクカートリッジの排出操作を行うイジ
ェクト機構を示す平面図である。
【図20】イジェクト機構を備えたカートリッジホルダ
にディスクカートリッジを装着した状態を示す平面図で
ある。
【図21】カートリッジホルダに正規の状態でディスク
カートリッジを挿入した状態を示す平面図である。
【図22】カートリッジホルダの排出操作を行うイジェ
クト機構を動作させるイジェクト開始機構を示す平面図
である。
【図23】カートリッジホルダに挿入保持されたディス
クカートリッジを排出させた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ 9 シャッタ部材 21 固定基体 22 ディスク回転駆動機構 25 駆動部支持基体 26 ディスク駆動部 27 カートリッジ装着部 29 弾性支持部材 51 カートリッジホルダ 52 カートリッジホルダ搬送体 58,59,60 支持ガイド軸 62,63,64 カートリッジホルダ移動ガイド溝 68,69,70 カム溝 90 搬送体送りモータ 91 搬送体送り機構 92 ラック板 94 ウォームギヤ 101 一体化手段を構成する板バネ 103 カートリッジホルダ位置調整機構 104 固定レバー 110 固定基体に設けた固定軸 111,112 軸係合溝 117 搬送体位置規制板 121 係合部 123 スライダ部材 124 押圧操作部 125 ディスクカートリッジの挿入位置を検出する被
押圧部 151 イジェクト開始機構 152 イジェクト機構操作レバー 200 プレーヤ本体 201 カートリッジ挿脱口 211 カートリッジ挿入禁止機構 212 カートリッジ挿脱口開閉部材 212a 開閉板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともディスクを回転操作するディ
    スク回転駆動機構を搭載し記録及び/又は再生装置本体
    内に配設されたディスク駆動部と、 上記記録及び/又は再生装置本体内に挿入されたディス
    クカートリッジを保持し、上記ディスクカートリッジの
    装脱を行う位置と上記ディスクカートリッジに収納され
    たディスクをディスク回転駆動機構に装着させる位置
    の間に亘って移動可能に支持されてなるカセットホルダ
    と、 上記ディスクカートリッジの記録及び/又は再生装置本
    体に対する挿脱方向に移動可能に支持され、その移動に
    よって上記カートリッジホルダを上記ディスクカートリ
    ッジの装脱を行う位置と上記ディスクカートリッジに収
    納されたディスクをディスク回転駆動装置に装着させる
    位置との間に亘って移動操作させるカートリッジホルダ
    搬送体と、 上記カートリッジホルダをこのカートリッジホルダに対
    するディスクカートリッジの挿脱を可能となす位置に移
    動させた位置に上記カートリッジホルダ搬送体を位置規
    制する搬送体位置規制手段と、 上記カートリッジホルダに挿入されるディスクカートリ
    ッジの挿入位置を検出し、この検出状態に応じて上記搬
    送体位置規制手段を制御するカートリッジ挿入位置検出
    手段と、固定基体に回動可能に支持され、上記カートリッジホル
    ダ搬送体の移動に関連して回動動作されるとともに、上
    記カートリッジ挿脱口内に出没するカートリッジ挿入規
    制部を有し、少なくともディスクカートリッジのローデ
    ィング操作時に記録及び/又は再生装置本体に設けられ
    たカートリッジ挿脱口へのディスクカートリッジの挿入
    を禁止するカートリッジ挿入禁止手段とを 備える記録及
    び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着
    装置。
  2. 【請求項2】 上記カートリッジ挿入位置検出手段は、
    上記搬送体位置規制手段に一体に設けられてなる請求項
    1記載の記録及び/又は再生装置におけるディスクカー
    トリッジの装着装置。
  3. 【請求項3】 上記カートリッジホルダに、このカート
    リッジホルダに誤挿入されるディスクカートリッジの挿
    入を禁止する手段を設けてなる請求項1記載の記録及び
    /又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装
    置。
  4. 【請求項4】 上記カートリッジ挿入規制部は、上記カ
    ートリッジ挿脱口を開閉する開閉板である請求項1記載
    の記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッ
    ジの装着装置。
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