JP3797322B2 - 記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置 - Google Patents

記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、情報信号の記録媒体として用いられるディスクを収納したディスクカートリッジを、記録及び/又は再生装置内のカートリッジ装着部に装着操作する記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスクを収納したディスクカートリッジを記録媒体に用いる記録及び/又は再生装置は、装置本体に挿入されたディスクカートリッジを自動的に引き込み操作して装置本体内のカートリッジ装着部に位置決め支持させ、このディスクカートリッジに収納されたディスクをディスク回転駆動機構に装着操作するとともに、このディスクをディスク回転駆動機構から離脱操作し、ディスクカートリッジを装置本体外方に自動的に排出操作するディスクカートリッジの装着装置を設けたものが広く用いられている。
【0003】
この種のディスクカートリッジの装着装置が用いられる記録及び/又は再生装置として、ディスクカートリッジに収納されたディスクを回転操作する駆動機構を搭載した駆動部支持体を弾性支持部材を介して弾性変位可能に基体に支持するようにしたものが用いられている。駆動部支持体は、弾性支持部材を介して基体に支持されることにより、装置本体の外部から加えられる衝撃等に起因する振動が駆動部支持体に伝達されることを防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、駆動部支持体を基体に変位可能な状態に支持した記録及び/又は再生装置にあっては、ディスクカートリッジが装着される側である駆動部支持体が一定位置に固定されることなく容易に変位してしまう。そのため、ディスクカートリッジをカートリッジ装着部に正確な位置決めを図って装着し、ディスクを確実に回転駆動機構に装着させることができなくなるおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、装置本体の外部から伝達される振動を吸収し、正確にディスクに対する情報信号の記録及び/又は再生を行うことができ、しかも、ディスクカートリッジを装置本体内の所定位置に確実に装着し、ディスクカートリッジ内のディスクを確実にディスクの駆動機構に装着することを可能とする記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を達成するための手段】
本発明に係る記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置は、上述したような目的を達成するために提案されたものであって、規制溝及びこの規制溝より幅広部を有し上記規制溝と連通する逃げ孔部を各々に有する左側壁部及び右側壁部を設けた基体に弾性支持手段を介して変位可能な状態で支持されたディスクの駆動機構が搭載される駆動部支持体と、記録及び/又は再生装置本体内に挿入されたディスクカートリッジを保持するとともに、両側に突設した複数の支持部材を基体の各々の規制溝に係合させ、これにより基体に移動可能に支持されてなるカートリッジホルダと、基体にディスクカートリッジの記録及び/又は再生装置本体に対する挿脱方向に移動可能に支持され、その移動によってディスクカートリッジのローディング操作を行うカートリッジホルダ搬送体とを備え、ディスクカートリッジのローディング完了状態において、支持部材と規制溝との係合が解除されて支持部材が逃げ孔部に位置する。
【0007】
【作用】
本発明に係る記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置は、ディスクカートリッジのローディング操作を行うとき、カートリッジホルダは、複数の支持部材を基体の左側壁部及び右側壁部に各々設けた規制溝に係合させて支持されることにより、挿脱方向のみの移動が可能とされ、他の方向への移動が規制された状態となる。ディスクカートリッジの記録及び/又は再生装置本体へのローディング完了状態に至ると、支持部材と規制溝との係合が解除されて支持部材が逃げ孔部に至る。
【0008】
【実施例】
以下、本発明に係る記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置を図面を参照して説明する。
【0009】
まず、本発明に係るディスクカートリッジの装着装置に用いられるディスクカートリッジ1を説明する。
【0010】
ディスクカートリッジ1は、図1から図3に示すように、上下一対のハーフ2,3を突き合わせ結合して構成されたカートリッジ本体4内に楽音信号等の情報信号が記録され、あるいは予め楽音信号等の情報信号が記録されたディスクである光ディスク5が回転自在に収納されている。
【0011】
光ディスク5を収納するカートリッジ本体4の上下面の相対向する位置には、光ディスク5の信号記録領域の一部を径方向に亘って外方に臨ませる信号記録及び/又は再生用開口部6,7が開設されている。カートリッジ本体4の下面側の中央部には、図2に示すように、光ディスク5を回転操作するディスク回転駆動機構を構成するディスクテーブルが進入するディスクテーブル進入用開口部8が開設されている。
【0012】
カートリッジ本体4には、このディスクカートリッジ1がディスクプレーヤに装着しない非使用状態にあるときに、信号記録及び/又は再生用開口部6,7を閉塞しておく断面コ字状をなすシャッタ部材9が移動可能に取り付けられている。このシャッタ部材9は、信号記録及び/又は再生用開口部6,7を閉塞した状態にあるとき、シャッタ部材9の一部を折曲して形成したロック片10をカートリッジ本体4内に配設したシャッタロック部材11に係合させて信号記録及び/又は再生用開口部6,7を閉塞した位置にロックされている。
【0013】
シャッタ部材9は、このディスクカートリッジ1が、後述するようにディスクプレーヤに挿入操作されることにより、このディスクプレーヤ側に配設されるカートリッジホルダに設けられたシャッタ部材開放操作片により押圧操作されて信号記録及び/又は再生用開口部6,7を開放させる方向に移動操作される。
【0014】
すなわち、カートリッジ本体4のシャッタ部材9が嵌合された前面4a側には、シャッタ部材開放操作片が進入する溝部12が設けられている。この溝部12にシャッタ部材開放操作片が進入すると、カートリッジ本体4内に配設されたシャッタロック部材11がシャッタ部材開放操作片により押圧変位され、ロック片10の係合を解除させる。このロック片10のシャッタロック部材11に対する係合が解除されるこにより、シャッタ部材9は移動自由な状態となる。ディスクカートリッジ1のカートリッジホルダへの挿入に伴って、シャッタ部材開放操作片がシャッタ部材9を図1及び図2中矢印A方向に移動操作して信号記録及び/又は再生用開口部6,7を開放させる。
【0015】
従って、ディスクカートリッジ1は、シャッタ部材9のカートリッジ本体4に対する移動方向を挿入方向としてディスクプレーヤのカートリッジホルダに挿入操作される構成とされている。すなわち、ディスクカートリッジ1は、シャッタ部材開放操作片が進入する溝部12の開放端部12aが臨む前面4aと直交する一側面4b側を挿入端としてカートリッジホルダに挿入操作される。
【0016】
なお、カートリッジ本体4の一側面4b側の上面側には、図1に示すようにこの一側面4b側が挿入端であり、正規の挿入方向であることを示す挿入方向指示マーク16が設けられている。
【0017】
また、カートリッジ本体4のシャッタ部材開放操作片が進入する溝部12が形成された前面4a側と対向する後面4c側には、カートリッジホルダに対し挿入方向を誤って挿入されないようにするため、挿入方向を規制する誤挿入規制溝13が設けられている。誤挿入規制溝13は、カートリッジ本体4の挿入端側となる一側面4b側に開放端13aを有するようにして、後面4cの中途部に亘って形成されている。
【0018】
次に、上述のように構成されたディスクカートリッジ1を記録媒体に用いる本発明に係るディスクカートリッジの装着装置が適用されたディスクプレーヤを説明する。
【0019】
本発明が適用されるディスクプレーヤは、図4及び図5に示すように、プレーヤ本体200を構成する外装筺体内に固定配置される基体21と、このディスクプレーヤに装着される前述したディスクカートリッジ1に収納された光ディスク5を回転操作するディスク回転駆動機構22、このディスク回転駆動機構22によって回転操作される光ディスク5に楽音信号等の情報信号の記録を行いあるいは光ディスク5に記録された楽音信号等の情報信号の再生を行う記録及び/又は再生手段としての光学ピックアップ装置23及びこの光学ピックアップ装置23を光ディスクの半径方向に移動操作するピックアップ駆動機構24を駆動部支持体25に搭載して構成したディスク駆動部26と、プレーヤ本体200に設けられたカートリッジ挿脱口201を介してプレーヤ本体200内に挿入されたディスクカートリッジ1をディスク駆動部26上のカートリッジ装着部27に移送操作し、ディスクカートリッジ1に収納された光ディスク5をディスク回転駆動機構22に装着操作するカートリッジローディング機構28とを備えて構成されている。
【0020】
ディスク駆動部26を構成する駆動部支持体25は、薄板状の金属板を折曲して形成されてなるものであって、薄板状の金属板を折曲して形成された基体21上に配設されたゴム等の弾性材料により形成され、振動吸収機能を有する弾性支持部材29を介して基体21上に変位可能な状態で支持される。すなわち、駆動部支持体25は、図5に示すように、この支持体25の前端側の2個所及び後端側の1個所を折曲して形成した3つの取付け脚片30に垂下するように植立した支持脚31を、図6に示すように、弾性支持部材29の中心部に形成した有底の嵌合孔32に嵌合させて基体21上に支持されている。
【0021】
なお、基体21の相対向する両側には、相対向して第1及び第2の側壁部35,36が立上り形成されている。
【0022】
このように複数の弾性支持部材29により支持された駆動部支持体25は、上下及び左右方向に容易に変位可能な状態であるフローティング状態で基体21に支持されてなる。そして、プレーヤ本体200に加わる振動や衝撃は、弾性支持部材29により減衰されて吸収されてなるので、駆動部支持体25に振動や衝撃の影響を与えることを防止している。
【0023】
上述のようにフローティング状態で基体21上に支持された駆動部支持体25の上面側には、図4及び図5に示すように、プレーヤ本体200内に挿入されるディスクカートリッジ1が位置決めされて装着されるカートリッジ装着部27が構成されてなる。このカートリッジ装着部27には、ディスクカートリッジ1の下面側に設けられた位置決め孔14,15に係合し、ディスクカートリッジ1の装着位置を位置決めする位置決めピン38,38が植立されている。
【0024】
また、駆動部支持体25の略中央部には、図5に示すように、ディスク回転駆動機構22が取り付けられている。このディスク回転駆動機構22は、図9に示すように、ディスクカートリッジ1に収納された光ディスク5が装着されるディスクテーブル39とこのディスクテーブル39を回転駆動させるスピンドルモータ40とから構成されている。スピンドルモータ40は、カートリッジ装着部27の中心部にスピンドル軸41を突出させるようにして駆動部支持体25の下面側に取り付けられている。そして、ディスクテーブル39は、スピンドル軸41の先端側に一体的に取り付けられている。このディスクテーブル39には、光ディスク5の中心部に取り付けた磁性板を吸引支持するマグネットが配設されている。
【0025】
さらに、駆動部支持体25には、図5に示すように、ディスクテーブル39上に装着された光ディスク5の径方向に移動可能となされて光学ピックアップ装置23が配設されている。この光学ピックアップ装置23は、対物レンズ42をディスクテーブル39に装着される光ディスク5の主面に対向させ、駆動部支持体25の下面側に光ディスク5の径方向と平行に取り付けられたガイド軸43及び送りネジ44に支持されて光ディスク5の径方向に移動可能となされている。そして、光学ピックアップ装置23は、送りネジ44がピックアップ駆動機構24を構成するピックアップ送りモータ45により回転操作されることにより光ディスク5の内外周に亘って送り操作される。
【0026】
なお、ピックアップ送りモータ45と送りネジ44は、減速ギヤ機構46を介して連結されている。
【0027】
上述のようにフローティング状態で基体21上に支持された駆動部支持体25にディスク回転駆動機構22や光学ピックアップ装置23等の機構部の全てを搭載することにより、フローティング状態でプレーヤ本体200内に配設されたディスク駆動部26が構成されてなる。
【0028】
また、プレーヤ本体200内に挿入されたディスクカートリッジ1をディスク駆動部26上のカートリッジ装着部27に移送操作し、ディスクカートリッジ1に収納された光ディスク5をディスク回転駆動機構22のディスクテーブル39上に装着操作するカートリッジローディング機構28は、図4及び図5に示すように、プレーヤ本体200内に挿入されたディスクカートリッジ1を保持するカートリッジホルダ51と、このカートリッジホルダ51をディスクカートリッジ1の挿脱可能位置からディスクカートリッジ1をカートリッジ装着部27に装着させるディスクカートリッジ装着位置間に亘って移動操作させるカートリッジホルダ搬送体52とから構成されてなる。
【0029】
カートリッジローディング機構28を構成するカートリッジホルダ51は、図4に示すようにプレーヤ本体200に設けたカートリッジ挿脱口201を介してこのプレーヤ本体200内に挿入されたディスクカートリッジ1を内包するように保持するに足る大きさを有する平板な方形状に形成されてなるものであって、図5に示すように、カートリッジ挿脱口201を介して挿入されるディスクカートリッジ1の受け入れを行う前方開口部53に対し直交する両側には、ディスクカートリッジ1のシャッタ部材9が取り付けられた前面側4a及び誤挿入規制溝13が設けられた後面側4cを保持する断面コ字状をなす一対のカートリッジ保持部54,55が形成されている。
【0030】
カートリッジホルダ51の一方のカートリッジ保持部54を構成する立上り壁54aの内側面中途部には、図6に示すように、このカートリッジホルダ51に挿入されるディスクカートリッジ1の前面4a側に形成した溝部12に進入し、シャッタロック部材11を押圧変位させてシャッタ部材9のロック片10のシャッタロック部材11に対する係合を解除し、シャッタ部材9を信号記録及び/又は再生用開口部6,7を開放する方向に移動操作させるシャッタ部材開放操作片56が突設されている。他方のカートリッジ保持部55を構成する立上り壁55aの内側面中途部には、このカートリッジホルダ51に挿入されるディスクカートリッジ1の後面4c側に形成した誤挿入規制溝13に進入する誤挿入防止片57が突設されている。このように、一対のカートリッジ保持部54,55にシャッタ部材開放操作片56及び誤挿入防止片57を設けることにより、ディスクカートリッジ1は、正規の挿入端側を挿入方向として挿入された場合に限ってカートリッジホルダ51への挿入を可能となし、誤挿入が防止される。
【0031】
なお、シャッタ部材開放操作片56が突設された一方のカートリッジ保持部54側には、このカートリッジホルダ51に挿入されたディスクカートリッジ1に取り付けられたシャッタ部材9を信号記録及び/又は再生用開口部6,7を開放した位置に保持し、ディスクカートリッジ1がカートリッジホルダ51から排出操作される際、シャッタ部材9が信号記録及び/又は再生用開口部6,7を閉塞する方向にカートリッジ本体4に対し相対移動し得るように保持するシャッタ部材押圧支持バネ20が取り付けられている。
【0032】
シャッタ部材押圧支持バネ20は、カートリッジホルダ51に挿入されたディスクカートリッジ1をを誤挿入防止片57が設けられた他方のカートリッジ保持部64側に押圧付勢し、カートリッジホルダ51に対するディスクカートリッジ1の挿入位置を規制する機能をも有する。
【0033】
また、カートリッジホルダ51の各カートリッジ保持部54,55を構成する立上り壁54a,55aの外側面側には、駆動部支持体25に対し移動可能に支持させるための支持部材である複数の支持ガイド軸58,59,60が突設されている。これら支持ガイド軸58,59,60は、図5及び図6に示すように、本実施例では一方のカートリッジ保持部54側に2本が設けられ、他方のカートリッジ保持部55側に1本が設けられている。
【0034】
そして、カートリッジホルダ51が支持される側の駆動部支持体25 には、図5に示すように、この駆動部支持体25上に配設されるカートリッジホルダ51の各カートリッジ保持部54,55とそれぞれ対向するようにして一対の側板部61,62が立上り形成されている。これら側板部61,62には、支持ガイド軸58,59,60がそれぞれ挿通支持されるカートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64が穿設されている。そして、カートリッジホルダ51は、各支持ガイド軸58,59,60をそれぞれカートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64に挿通させることにより、駆動部支持体25に移動可能に支持されている。
【0035】
ところで、各カートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64は、図4に示すように、カートリッジホルダ51のディスクカートリッジ1の挿脱を可能となすプレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口201に近接した位置とディスク駆動部26上のカートリッジ装着部26にディスクカートリッジ1の装着を可能となす位置間に亘る水平方向の移動をガイドする水平移動ガイド部62a,63a,64aと、カートリッジ装着部26にディスクカートリッジ1の装着を可能となす位置からディスクカートリッジ1に収納した光ディスク5をディスクテーブル39上に装着させる位置間に亘る垂直方向に移動をガイドする垂直方向移動ガイド部62b,63b,64bとから構成されている。このように水平移動ガイド部62a,63a,64aと垂直方向移動ガイド部62b,63b,64bを一連に連続させてL字状に形成されたカートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64に各支持ガイド軸58,59,60をそれぞれ挿通させたカートリッジホルダ51は、カートリッジ挿脱口201に近接した位置とカートリッジ装着部26にディスクカートリッジ1の装着を可能となす位置間に亘る水平方向に移動可能であって、カートリッジ装着部26にディスクカートリッジ1の装着を可能となす位置と光ディスク5をディスクテーブル39上に装着させる位置間に亘る垂直方向に移動可能な状態で駆動部支持体25に支持されている。
【0036】
また、カートリッジホルダ51の支持ガイド軸58,59,60の先端側は、さらに駆動部支持体25上に形成したカートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64にそれぞれ対応して基体21の第1及び第2の側壁部35,36に穿設された規制溝65a,66a,67a及びこれら規制溝65a,66a,67aに連通して形成された逃げ孔部65b,66b,67bを通じて各側壁部35,36の外方に突出されている。これら規制溝65a,66a,67aは、支持ガイド軸58,59,60が移動操作される際にその移動を阻害することなく移動方向を規制る。また、カートリッジホルダ51がカートリッジ装着部27側に降下された際、支持ガイド軸58,59,60は、規制溝65a,66a,67aに連通して形成されたこれら規制溝65a,66a,67aの幅より大きく開放された逃げ孔部65b,66b,67bに至ることにより、自由な移動が可能となる。即ち、逃げ孔部65b,66b,67bは、カートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の幅より幅広に形成されていることにより、カートリッジホルダ51に設けた支持ガイド軸58,59,60の自由な移動を可能とする。
【0037】
カートリッジホルダ51をカートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64にガイドさせて移動操作するカートリッジホルダ搬送体52は、図6に示すように、基体21の第1及び第2の側壁部35,36間に亘って配設され、これら側壁部35,36上をカートリッジホルダ51の水平方向の移動方向に移動可能とされて取り付けられている。
【0038】
カートリッジホルダ搬送体52は、図7及び図8に示すように、各側壁部35,36の外側面側に垂下するように延在され、これら側壁部35,36から突出されたカートリッジホルダ51の各支持ガイド軸58,59,60が係脱する一端を開放したカム溝68,69,70を穿設した第1及び第2の側板71,72と、これら側板を連結する連結板73とから構成されている。この連結板73は、図6に示すように、第1の側板側部分73aと第2の側板側部分73bとからなり、これら第1及び第2の側板側部分73a,73bをビス73cで連結されて構成されてなる。
【0039】
カートリッジホルダ搬送体52は、第1及び第2の側板71,72の連結板73への連設部近傍の内側面に取り付けられた断面コ字状をなす複数のスライドガイド部材75を、基体21の第1及び第2の側壁部35,36の先端側を折曲して形成したスライドガイド支持片35a,36aに嵌合させて取り付けられることにより、第1及び第2の側壁部35,36への支持が図られるとともに各スライドガイド支持片76,77にガイドされて第1及び第2の側壁部35,36上を水平方向に安定した状態で移動可能となされている。
【0040】
カートリッジホルダ搬送体52は、図6に示すように、中心部を枢軸78により枢支され開閉自在をなされた一対の開閉アーム79,80を介して基体21に連結されている。そして、一方の開閉アーム79は、一端側をカートリッジホルダ搬送体52の連結板73上に植立した支軸81に回動自在に枢支させ、他端側に突設した開閉ガイドピン82を第2の側壁部36の上端側一側から延長された延長片83にカートリッジホルダ搬送体52の移動方向と直交する方向に穿設した長孔84に係合させて取り付けられ、他方の開閉アーム79は、一端側を基体21の第1の側壁部35の上端縁側に折曲形成した折曲片85上に植立した支軸86に回動自在に枢支させ、他端側に突設した開閉ガイドピン87を連結板73カートリッジホルダ搬送体52の移動方向と直交する方向に穿設した長孔88に係合させて取り付けられている。このような構成をもってカートリッジホルダ搬送体52と基体21間を連結した一対の開閉アーム79,80は、カートリッジホルダ搬送体52の移動に伴い、各開閉ガイドピン82,87をそれぞれ長孔84,88に枢軸78を中心に開閉され、カートリッジホルダ搬送体52の安定した移動を実現する。
【0041】
ところで、カートリッジホルダ搬送体52に設けられる各カム溝68,69,70は、カートリッジホルダ51がディスク駆動部26上のカートリッジ装着部27に対し上昇した位置であって、支持ガイド軸58,59,60がカートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の水平移動ガイド部62a,63a,64aに位置したカートリッジホルダ51の水平方向移動状態にあるときには、支持ガイド軸58,59,60の係合状態を維持してカートリッジホルダ51の水平方向に移動を可能となし、カートリッジホルダ51がカートリッジ装着部27側に降下された位置からカートリッジ装着部27に対し上昇された位置間に亘って各支持ガイド軸58,59,60をカートリッジホルダ移送体52の移動に伴って徐々に上昇又は降下させるようにガイドするとともに、光ディスク5をディスクテーブル39上に装着させ光ディスク5の回転操作を可能となすローディング完了状態において、カートリッジホルダ移送体52が移動されることにより支持ガイド軸58,59,60の係合を解除し得るように形成されてなるものである。すなわち、各カム溝68,69,70は、図7及び図8に示すように、一端側を開放端68a,69a,70aとなし、この開放端68a,69a,70aから徐々に上昇する方向に傾斜した傾斜面部68b,69b,70bを設け、有底の内方端側に垂直部68c,69c,70cを設けて構成されている。
【0042】
そして、カートリッジホルダ搬送体52は、図7及び図10に示すように、基体21の第2の側壁部36の外側面に配設された搬送体送りモータ90によって駆動される搬送体送り機構91によって移動操作される。この搬送体送り機構91は、第2の側板72の上端縁側に取り付けられたラック板92と、このラック板92のラックギヤ92aに噛合する複数のギヤからなる連結ギヤ機構93と搬送体送りモータ90の出力軸に取り付けられた連結ギヤ機構93に噛合するウォームギヤ94とから構成されてなる。
【0043】
このようにウォームギヤ94を用いて構成された搬送体送り機構91は、搬送体送りモータ90側からの駆動力が伝達されない限り、カートリッジホルダ搬送体52の移動位置を正確に規制することを可能となす。
【0044】
ところで、搬送体送り機構91を構成するラック板92は、カートリッジホルダ搬送体52の第2の側板72に植立した一対の支持軸95a,95bに長孔96a,96bを挿通させ、これら長孔96a,96bの範囲でスライド可能に第2の側壁部36上に支持されるとともに、第2の側板72との間に張設されたリミッターバネ97により連結ギヤ機構93に噛合する方向の図7及び図10中矢印B方向に移動付勢されている。このようにウォームギヤ94に連結され、長孔96a,96bの範囲でスライド可能となされたラック板92を取り付けることにより、カートリッジホルダ搬送体52は、後述するようにカートリッジホルダ51にディスクカートリッジ1を挿入操作する際の押圧力を受けて長孔96a,96bの範囲でリミッターバネ97の付勢力に抗して、図10中矢印C方向に移動操作可能とされる。カートリッジホルダ51へのディスクカートリッジ1の挿入を行いカートリッジホルダ搬送体52の移動操作が行われると、第2の側壁部36の前端側を折曲して形成したスイッチ押圧片98が基体21側に取り付けられた搬送体送りモータ90の制御スイッチ99を押圧操作し、搬送体送りモータ90の駆動を開始させ、カートリッジホルダ搬送体52の移動を開始させる。
【0045】
上述のように構成されたカートリッジホルダ51及びカートリッジホルダ搬送体52からなるカートリッジローディング機構28は、カートリッジホルダ51に対しディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす図6,図7及び図8に示すような初期位置にあるときには、カートリッジホルダ51は、カートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の水平移動ガイド部62a,63a,64aの前端側に支持ガイド軸58,59,60を位置させ、これら支持ガイド軸58,59,60がカートリッジホルダ搬送体52に設けたカム溝68,69,70の垂直部垂直部68c,69c,70cに係合された状態にある。
【0046】
ここで、カートリッジホルダ51にディスクカートリッジ1が挿入され、カートリッジホルダ搬送体52が、図10に示すように、ラック板92を付勢するリミッターバネ97の付勢力に抗して移動され、スイッチ押圧片98により制御スイッチ99が押圧操作されて搬送体送りモータ90の正転駆動が開始されると、カートリッジホルダ搬送体52は、図7中矢印D方向及び図8中矢印E方向のプレーヤ本体200内方のディスク駆動部26側に移動操作される。このとき、カートリッジホルダ51は、支持ガイド軸58,59,60をカム溝68,69,70の垂直部68c,69c,70cに係合させているので、カートリッジホルダ搬送体52とともに図7中矢印D方向及び図8中矢印E方向に移動操作される。
【0047】
そして、カートリッジホルダ51は、カートリッジホルダ搬送体52より支持ガイド軸58,59,60が、図11中の仮想線に示すように、カートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の垂直移動ガイド部62b,63b,64bに臨む位置に至るまで送り操作されると、支持ガイド軸58,59,60が図12に示すように、垂直移動ガイド部62b,63b,64bにガイドされてディスク駆動部26上のカートリッジ装着部27側へ降下される。このカートリッジホルダ51をカートリッジ装着部27側へ降下操作する際にも、カートリッジホルダ搬送体52は図14中矢印F方向に移動を続け、カム溝68,69,70の傾斜面部68b,69b,70bに支持ガイド軸58,59,60を沿わせながら、これら支持ガイド軸58,59,60をカートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の垂直移動ガイド部62b,63b,64bにガイドさせて降下操作させる。カートリッジホルダ搬送体52が、カートリッジホルダ51をカートリッジ装着部27側に降下させるまで移動すると、支持ガイド軸58,59,60は、図14及び図15に示すように、開放端部68a,69a,70aを介してカム溝68,69,70から離脱される。その結果、カートリッジホルダ51は、カートリッジホルダ搬送体52から独立された状態で、ディスクカートリッジ1をカートリッジ装着部27に装着させ、このディスクカートリッジ1に収納された光ディスク5を、図9に示すようにディスクテーブル39上に装着させる。
【0048】
ところで、カートリッジホルダ搬送体52から離脱されて独立され状態となされたディスクカートリッジ51は、自由に移動可能な状態となされてしまう。そのため、ここに保持したディスクカートリッジ1を正確に位置決めしてカートリッジ装着部27に支持させることができなくなり、さらにディスクカートリッジ1に収納した光ディスク5をディスクテーブル39上に正確に装着できなくなる。
【0049】
そこで、本発明にあっては、カートリッジホルダ51がカートリッジ装着部27側に降下操作され、カートリッジホルダ搬送体52から離脱された状態において、カートリッジホルダ51をディスク駆動部26の駆動部支持体25に一体化させる手段が設けられている。
【0050】
この一体化させる手段は、カートリッジホルダ51が、カートリッジホルダ搬送体52より支持ガイド軸58,59,60が、図11に示すように、カートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の垂直移動ガイド部62b,63b,64bに臨む位置若しくはその近傍位置に至るまで送り操作されときに、各支持ガイド軸58,59,60に当接し、これら支持ガイド軸58,59,60を垂直移動ガイド部62b,63b,64bに沿って降下方向に押圧付勢し、カートリッジホルダ51がカートリッジ装着部27側に降下操作されときに、各支持ガイド軸58,59,60を駆動部支持体25側に圧着支持させる手段をもって構成されるものである。
【0051】
具体的には、上述の一体化させる手段は、駆動部支持体25上に配設された板バネ101により構成されてなる。この板バネ101は、図11に示すように、基端部101aを駆動部支持体25上に固定され、自由端側の支持ガイド軸押圧部102をカートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の垂直移動ガイド部62b,63b,64bにガイドされて移動する支持ガイド軸58,59,60に対向させて駆動部支持体25上に取り付けられてなるものであって、各支持ガイド軸58,59,60がカートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の垂直移動ガイド部62b,63b,64bに臨む位置若しくはその近傍位置に至ったときに、支持ガイド軸押圧部102が支持ガイド軸58,59,60に当接するような位置に取り付けされてなる。
【0052】
また、板バネ101は、カートリッジホルダ51がカートリッジ装着部27側に降下操作されときに、各支持ガイド軸58,59,60を駆動部支持体25側に圧着支持させる方向の図12中矢印G方向の圧着力を付与し得るように形成されている。
【0053】
そして、カートリッジホルダ51をディスク駆動部26の駆動部支持体25に一体化させる手段としての板バネ101は、カートリッジホルダ51がカートリッジホルダ搬送体52より支持ガイド軸58,59,60をカートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の垂直移動ガイド部62b,63b,64bに臨む位置、又はその近傍位置までまで移動されると、図11に示すように、支持ガイド軸58,59,60に当接する。この板バネ101が各支持ガイド軸58,59,60に当接した状態から、さらにカートリッジホルダ搬送体52が図14中矢印F方向に移動すると、板バネ101は、図12に示すように、各支持ガイド軸58,59,60をカートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の垂直移動ガイド部62b,63b,64bにガイドさせて降下する方向に押圧付勢する。従って、各支持ガイド軸58,59,60は、カム溝68,69,70の傾斜面部68b,69b,70bに沿わされ、垂直移動ガイド部62b,63b,64bにガイドされて確実に降下操作されることになる。
【0054】
板バネ101は、カートリッジホルダ51がカートリッジ装着部27側に降下操作された位置に至った後も、各支持ガイド軸58,59,60を押圧支持し、カートリッジホルダ51を駆動部支持体25側に圧着させた状態に保持する。
【0055】
本発明が適用されるディスクカートリッジ1の装着装置は、ディスクカートリッジ1をカートリッジ装着部27に位置決めし、光ディスク5をディスクテーブル39上に装着させたローディング状態にあるとき、カートリッジホルダ51は、図14及び図15に示すように、支持ガイド軸58,59,60がカム溝68,69,70から離脱され、カートリッジホルダ搬送体52から独立された状態に置かれる。
【0056】
そして、カートリッジ装着部27に装着されたディスクカートリッジ1を排出操作するためには、カートリッジ搬送体52によるカートリッジホルダ51の移動操作を可能となすように、各支持ガイド軸58,59,60をカム溝68,69,70に係合させる必要がある。
【0057】
さらに、本実施例のディスクプレーヤは、前述したように駆動部支持体25は、上下及び左右方向に容易に変位可能な状態であるフローティング状態で基体21に支持されてなる。そのため、一旦カム溝68,69,70から離脱された支持ガイド軸58,59,60を、カム溝68,69,70にそれぞれ係合させることが極めて難しくなる。
【0058】
そこで、ディスクカートリッジ1をカート0ッジ装着部27から排出操作させるときに、支持ガイド軸58,59,60がカム溝68,69,70のそれぞれに容易に係合していくようにガイドするカートリッジホルダ位置調整機構103が設けられている。このカートリッジホルダ位置調整機構103は、このディスクプレーヤにディスクカートリッジ1が装着されていない非駆動時において、フローティング状態で基体21に支持されなる駆動部支持体25を、基体21に固定させる機能をも合わせ具備するものである。
【0059】
このカートリッジホルダ位置調整機構103は、基体21の第1及び第2の側壁部35,36のそれぞれに配設されてなるものであるが、第2の側壁部36側に配設されたものを説明し、第1の側壁部35側に配設したものについては、共通部分に共通の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0060】
カートリッジホルダ位置調整機構103は、カートリッジホルダ搬送体52がカートリッジホルダ51をカートリッジ装着部27側に降下操作させた後、カートリッジホルダ搬送体52により移動操作される駆動部支持体25を固定する固定レバー104により構成される。
【0061】
この固定レバー104は、図8に示すように、長手方向を長径とした一対のスライドガイド孔105,105を第2の側壁部36に植立したスライドガイド軸106,106に係合させ、スライドガイド孔105,105の範囲で移動可能となされて第2の側壁部36上に支持されている。この固定レバー104は、第2の側壁部36の一部を切起して形成したバネ係止片107との間に張設された引張りバネ108により常時図8中矢印H方向のプレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口201側の前方に移動付勢されている。
【0062】
そして、固定レバー104には、駆動部支持体25の第1及び第2の側板部61,62に突設され、基体21の第1及び第2の側壁部35,36に穿設した軸挿通穴109を介して突出された固定軸110,110がそれぞれ係合する一対の軸係合溝111,112が穿設されている。これら軸係合溝111,112の一端側には、徐々に拡径する傾斜ガイド部113が形成されている。この傾斜ガイド部113は、固定軸110が軸係合溝111,112に容易に係合するように係合をガイドするものである。
【0063】
また、傾斜ガイド部113の拡径ガイド部側は、大きく開放された開放部114となされている。すなわち、この開放部114に固定軸110,110があるとき、これら固定軸110,110の自由な自動を許容し、駆動部支持体25をフローティング状態となすものである。
【0064】
さらに、固定レバー104の一側面側の中途部には、カートリッジホルダ搬送体52の第2の側板72に形成した前端側のカム溝69を穿設した部分を垂下するように延長して形成した固定レバー押圧片115により押圧される押圧操作子116が突設されている。この押圧操作子116は、カートリッジホルダ搬送体52がカートリッジホルダ51をカートリッジ装着部27側に降下させた位置まで移送させた時に固定レバー押圧片115と当接した位置に設けられてなる。
【0065】
なお、基体21の第1の側壁部35側に配設される固定レバー104に形成した押圧操作子116は、カートリッジ本体51の第2の側板72側に穿設したカム溝70を穿設した部分を垂下するように延長して形成した固定レバー押圧片115により押圧操作される。
【0066】
従って、固定レバー104は、カートリッジホルダ搬送体52がカートリッジホルダ51をディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす位置に移動されたディスクカートリッジ1が装着されていない非駆動時において、引張りバネ108の付勢力を受けて図8中矢印H方向に移動付勢された状態にある。このとき、固定レバー104は、軸係合溝111,112に駆動部支持体25の固定軸110,110を係合させた状態におかれ、駆動部支持体25を基体21に固定支持じた状態に保持しておく。
【0067】
また、固定レバー104は、カートリッジホルダ搬送体52がカートリッジホルダ51をカートリッジ装着部27側に降下させた位置まで移送させた後、さらに図15中矢印I方向に移動することにより、固定レバー押圧片115により押圧操作子116が押圧操作されて図15中矢印J方向の内方側に移動される。この固定レバー104の図15中矢印J方向への移動により、軸係合溝111,112への駆動部支持体25の固定軸110,110の係合を解除して開放部114に臨ませる。その結果、駆動部支持体25は、基体21に対する固定が解除され、フローティング状態となされる。
【0068】
そして、カートリッジ装着部27に装着されたディスクカートリッジ1を排出操作させるように、プレーヤ本体に設けたイジェクト操作釦を操作し、搬送体送りモータ90を逆転駆動させ、カートリッジ搬送体52 を降下位置にあるカートリッジホルダ51側方向の図15中反矢印I方向に移動させると、固定レバー押圧片115に押圧操作子116に当接させている固定レバー104はカートリッジ搬送体52 とともに引張りバネ108の付勢力を受けて図15中矢印K方向の復帰方向に移動する。この復帰方向への移動にともない、傾斜ガイド部113を案内面として駆動部支持体25の固定軸110,110を軸係合溝111,112に係合させていき、駆動部支持体25を基体21に固定させる。
【0069】
このように駆動部支持体25の基体21への固定が行われると、支持ガイド軸58,59,60をカム溝68,69,70から離脱され、板バネ101により駆動部支持体25に一体化されているカートリッジホルダ51も駆動部支持体25とともに固定され、支持ガイド軸58,59,60の位置も固定される。その結果、これら支持ガイド軸58,59,60は、カートリッジホルダ搬送体52に設けたカム溝68,69,70の開放端部68a,69a,70aに対する位置調整が図られる。そして、カートリッジホルダ51の支持ガイド軸58,59,60は、基体21に固定された状態でカム溝68,69,70の開放端部68a,69a,70aに係合していくことになり、支持ガイド軸58,59,60とカム溝68,69,70との安定確実な係合が実現される。
【0070】
ところで、駆動部支持体25が弾性支持部29を介して支持される基体21には、カートリッジホルダ51に挿入保持されたディスクカートリッジ1をカートリッジ装着部27にローディング操作するようにカートリッジローディング機構28が動作することにより、プレーヤ本体200に設けたカートリッジ挿脱口201を閉塞し、プレーヤ本体200内へのディスクカートリッジ1の挿入を禁止するカートリッジ挿入禁止機構211を構成するカートリッジ挿脱口開閉部材212が取り付けられている。このカートリッジ挿脱口開閉部材212は、図5及び図16に示すように、カートリッジ挿脱口201を開閉する開閉板212aの両側に回動支持アーム片213,214を折曲して略コ字状をなすように形成されている。開閉板212aは、カートリッジ挿脱口201を閉塞するに足る幅及び長さを有する長尺な平板状を有する。
【0071】
そして、カートリッジ挿脱口開閉部材212は、一対の回動支持アーム片213,214を、固定基台21の第1及び第2の側壁部35,36の内側面側に延在させ、回動支持アーム片213,214の先端側を支軸215,215を介して第1及び第2の側壁部35,36に枢支することによって、図16中矢印S方向及び矢印T方向に回動可能に支持されてなる。また、回動支持アーム片213,213の外側面側の中途部には、基体21の第1及び第2の側壁部35,36に穿設された開口部216,217に挿通される回動ガイドピン218,219が植立されている。これら回動ガイドピン217,218は、各開口部215,216に挿通されることにより、カートリッジ挿脱口開閉部材212の回動方向をガイドするとともに回動範囲を規制する。
【0072】
ところで、基体21の第1の側壁部35に穿設された開口部216に挿通される一方の回動ガイドピン217の先端側は、図7に示すように、第1の側壁部35側に取り付けられた固定レバー104に穿設した傾斜カム溝219に挿通係合されている。この傾斜カム溝219は、カートリッジ本体200の前面側であるカートリッジ挿脱口201側からカートリッジ本体200の内方側に向かって立ち下がるように傾斜して形成され、傾斜カム面219aの両端に水平部219b,219cを形成して構成されている。
【0073】
上述のように一方の回動ガイドピン217を固定レバー104の傾斜カム溝219に係合させて基体21に回動可能に支持されたカートリッジ挿脱口開閉部材212は、固定レバー104の移動に追随して図16中矢印P方向及び矢印Q方向に回動操作される。そして、カートリッジ挿脱口開閉部材212は、固定レバー104が引張りバネ108の付勢力を受けて図7中矢印X方向に移動付勢された状態であるカートリッジホルダ搬送体52がカートリッジホルダ51をディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす位置に移動された状態にあるときは、回動ガイドピン217が傾斜カム溝219の下方側に水平部219cに位置し、基体21の底面側に回動された状態に置かれる。すなわち、カートリッジ挿脱口開閉部材212の開閉板212aがプレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口201を開放する位置に回動操作された状態に置かれる。そして、カートリッジ挿脱口201が開放状態となされることにより、このカートリッジ挿脱口201を介してプレーヤ本体200内へのディスクカートリッジ1の挿入を可能となし、前方開口部53を介してカートリッジホルダ51へのディスクカートリッジ1の挿入保持を可能となす。
【0074】
また、カートリッジホルダ51に挿入保持されてディスクカートリッジ1をカートリッジ装着部27に装着させるため、カートリッジホルダ搬送体52が、カートリッジホルダ51をカートリッジ装着部27側に降下させた位置まで移送させた後さらに図14中矢印F方向に移動し、固定レバー押圧片115を介して固定レバー104を図14中矢印U方向に移動させると、カートリッジ挿脱口開閉部材212は、図14及び図16中矢印S方向に回動される。すなわち、カートリッジ挿脱口開閉部材212は、固定レバー104の図14中矢印U方向への移動に伴って、回動ガイドピン217が傾斜カム溝219の傾斜カム面219aに沿って移動され行くことにより、支軸215,215を中心にして図14及び図16中矢印S方向に回動され、開閉板212aがプレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口201に対向する位置に移動してカートリッジ挿脱口201を閉塞する。このとき、カートリッジ挿脱口開閉部材212は、回動ガイドピン217が傾斜カム溝219の上方側に水平部219bに位置させられることにより、開閉板212aがプレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口201を閉塞した状態を安定に保持する。
【0075】
上述のように、カートリッジホルダ51がカートリッジ装着部27側に降下された位置まで移動されたディスクカートリッジ1のローディングを行った状態になると、プレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口201がカートリッジ挿脱口開閉部材212により閉塞されることになり、カートリッジホルダ51へのディスクカートリッジ1の挿入が禁止される。従って、ディスクカートリッジ1がローディング状態にあるとき、ディスクカートリッジの二重装着が禁止される。
【0076】
また、プレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口201を閉塞した位置に回動させられたカートリッジ挿脱口開閉部材212は、カートリッジ装着部27に装着されたディスクカートリッジ1を排出操作させるように、搬送体送りモータ90の逆転駆動によりカートリッジ搬送体52 が図14中反矢印F方向に移動され、固定レバー104がカートリッジ搬送体52 とともに引張りバネ108の付勢力を受けて図14中矢印X方向の復帰方向に移動されると、カートリッジ挿脱口開閉部材212は、図14及び図16中矢印T方向に回動される。すなわち、カートリッジ挿脱口開閉部材212は、固定レバー104の図14中矢印X方向への移動に伴って、回動ガイドピン217が傾斜カム溝219の傾斜カム面219aに沿って移動され行くことにより、支軸215,215を中心にして図14及び図16中矢印T方向に回動され、図7に示すように開閉板212aが基体21の底面側に移動してプレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口201を開放し、ディスクカートリッジ1のプレーヤ本体200内への挿入を可能となす。すなわち、ディスクカートリッジ1のカートリッジ本体51への挿入保持を可能となす。
【0077】
なお、上述の実施例では、カートリッジ挿脱口201を開閉するカートリッジ挿脱口開閉部材212は、カートリッジ挿脱口201を閉塞するに足る開閉板212aを備えて構成されてなるが、カートリッジ挿脱口201に対向する位置に移動されたとき、このカートリッジ挿脱口201の間隔又は幅を狭めてディスクカートリッジ1の挿入を禁止するようになすものであればよく、カートリッジ挿脱口201内に突出するピン状のものであってもよい。
【0078】
また、カートリッジホルダ52にディスクカートリッジ1が誤挿入されたままディスクカートリッジ1のローディングが行われると、ディスクカートリッジ1を損傷させ、あるいはディスク駆動部26に配設された光学ピックアップ装置23やその他の機構部の損傷を招きかねない。
【0079】
そこで、このディスクカートリッジの装着装置には、カートリッジホルダ51を移動操作するカートリッジホルダ搬送体52を、カートリッジホルダ51に対しディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす初期位置に確実に位置規制するとともに、カートリッジホルダ51に対しディスクカートリッジ1が正規に挿入されたことを検出した後、カートリッジホルダ搬送体52の移動を可能となし、カートリッジホルダ51の送り操作を可能となす機構が設けられている。
【0080】
カートリッジローディング機構28を構成するカートリッジホルダ搬送体52は、カートリッジホルダ51をディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす図6、図7及び図8に示すように、に示すような初期位置に移動された状態にあるとき、基体21に取り付けられた搬送体位置規制板117により移動が規制された状態にある。
【0081】
この搬送体移動規制板117は、図18に示すように、L字状に折曲形成された板状部材により形成され、基体21の背面側に立上り形成した背面壁118に突設した支持片118aに折曲部近傍に穿設した係合孔119を係合させ、支持片118aを中心に回動可能に支持され、背面壁118側に垂下された垂下片117aと背面壁118との間に配設された板バネで形成された付勢バネ120によりカートリッジホルダ搬送体52上に延長された規制板部117bがカートリッジホルダ搬送体52側に回動するように図18中矢印L方向に回動付勢されている。
【0082】
なお、付勢バネ120は、基端側を背面壁118に固定された自由端120a側で垂下片117aを押圧付勢するようにしている。
【0083】
そして、図6に示すように、搬送体移動規制板117のカートリッジホルダ搬送体52上に延長された規制板部117bの先端側には、カートリッジホルダ搬送体52の連結板73の背面側一側に係合する係合部121が形成され、カートリッジホルダ搬送体52が初期位置にあるとき、図6及び図18に示すように、係合部121を連結板73に係合させてカートリッジホルダ搬送体52を初期位置に位置規制している。
【0084】
さらに、規制板部117bの先端側は、図17及び図18に示すように、カートリッジホルダ搬送体52の下面側に位置するカートリッジホルダ51側に突出された被押圧部125が膨出形成されている。この被押圧部125は、カートリッジホルダ51に挿入されるディスクカートリッジ1により移動操作される後述するイジェクト機構122を構成するスライダ部材123の上面側に突設した押圧操作部124により押圧操作されるものであり、カートリッジホルダ51に挿入されるディスクカートリッジ1の挿入位置を検出する検出部としても機能する。
【0085】
すなわち、被押圧部125は、後述するように、カートリッジホルダ51に正規に挿入され、スライダ部材123のスライド操作を可能となし、搬送操作を許容される位置までディスクカートリッジ1が挿入されたことを検出する検出部となるものである。
【0086】
そして、搬送体移動規制板117は、カートリッジホルダ51に正規なな状態で挿入されこのディスクカートリッジ1によりスライダ部材123が移動操作されときに、押圧操作部124により被押圧部125が押圧操作されと、付勢バネ120の付勢力に抗して図18中矢印M方向に回動され、係合部121のカートリッジホルダ搬送体52の連結板73に対する係合を解除させ、カートリッジホルダ搬送体52を移動可能な状態となす。
【0087】
また、搬送体移動規制板117の回動を制御する押圧操作部124を有するスライダ部材123を備えたイジェクト機構122は、カートリッジホルダ51の上面側に配設されなる。
【0088】
このイジェクト機構122は、図19に示すように、カートリッジホルダ51に対するディスクカートリッジ1の挿脱方向にスライド可能に取り付けられたスライダ部材123と、このスライド部材123をロックするロックレバー126と、このロックレバー126のスライド部材123に対するロックを解除させるロック解除レバー127と、このロック解除レバー127とロックレバー126間を関連させるスライドレバー128とから構成されてなる。
【0089】
スライド部材123は、図19に示すように、カートリッジホルダ51の平面側から中途部に亘って穿設されたスライドガイド溝部129に係合するスライド部123aとこのスライド部129の基端側に突設されてカートリッジホルダ51内方に突出するディスクカートリッジ1によって押圧操作され、イジェクト時にディスクカートリッジ1を押圧操作するイジェクト操作部130とから構成されている。このスライド部123は、スライド部129の両側に穿設した係合溝をスライドガイド溝部129の相対向する辺に係合させてカートリッジホルダ51にスライド可能に支持され、カートリッジホルダ51の一部を切起して形成したバネ係止片131との間に張設された引張りバネ132によりディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ51から排出する方向の図19中矢印N方向に移動付勢されてカートリッジホルダ51に取り付けられている。
【0090】
また、スライド部材123は、ディスクカートリッジ1がシャッタ部材開放操作片56及び誤挿入防止片57に規制されない状態で、シャッタ部材開放操作片56が溝部12に進入してシャッタ部材9のシャッタロック部材11に対する係合を解除させ、シャッタ部材9の移動を可能となす図20に示す位置までカートリッジホルダ51に挿入されとき、図19に示すように、ディスクカートリッジ1によりイジェクト操作部130が押圧されるように取り付けられてなる。
【0091】
スライド部材123をロックするロックレバー126は、略L字状に形成され、カートリッジホルダ51に植立された支軸133に回動可能に枢支されるとともに、支軸133に巻回され、一端側をカートリッジホルダ51の一部に係止され、他端側をロックレバー126の一部に係止された捩りコイルバネ135により、スライド部材123に係合する係合段部136を形成した一端側がスライド部材123側へ回動するように図19中矢印O方向に回動付勢されている。また、ロックレバー126の他端側は、スライドレバー128の一端に当接し得るように対向させられている。
【0092】
スライドレバー128は、カートリッジホルダ51に植立された一対の支軸136,137に長孔138を係合させ、これら長孔138の範囲でスライド可能となされて取り付けられている。このスライドレバー128は、カートリッジホルダ51に形成したバネ係止片140との間に張設された引張りバネ141によりロックレバー126から離間する方向の図19中矢印P方向に移動付勢されている。
【0093】
スライドレバー128を介してロックレバー126を回動操作させるロック解除レバー127は、カートリッジホルダ51に植立された支軸142に回動可能に枢支されるとともに、カートリッジホルダ51に形成したバネ係止片143との間に張設された引張りバネ144によりスライドレバー128から離間する方向に回動付勢されている。なお、このロック解除レバー127の引張りバネ144による回動付勢位置は、カートリッジホルダ51に形成した回動規制部により規制されてなる。このロック解除レバー127の一端は、スライドレバー128の他端に当接し得るように対向させられている。
【0094】
上述のように構成されたイジェクト機構122は、カートリッジホルダ31に誤挿入されることなくディスクカートリッジ1が挿入されると、このディスクカートリッジ1によってイジェクト操作部130が押圧され、スライダ部材123は引張りバネ132の付勢力に抗して図20中矢印Q方向に移動される。スライダ部材123が引張りバネ132の付勢力に抗して移動操作され、このスライダ部材123の一端側のコーナ部である係止部123aがロックレバー126の係止段部136に臨む位置に至ると、ロックレバー126は捩りコイルバネ135の付勢力を受けて図20中矢印R方向に回動操作され、係止段部136を係止部123aに係合させ、スライダ部材123が引張りバネ132の付勢力に抗して移動された位置にロックされる。このように引張りバネ132が伸長された状態でスライダ部材123がロックされることにより、このスライダ部材123にカートリッジホルダ51に挿入されたディスクカートリッジ1を排出させる排出力が付与されることになる。
【0095】
なお、ロックレバー126は、スライダ部材123をロックするように回動したとき、他端側をスライドレバー128の一端に当接させる。
【0096】
ところで、引張りバネ132が伸長されスライダ部材123にディスクカートリッジ1の排出力が付与された状態にあるイジェクト機構122は、カートリッジホルダ搬送体52に設けられ、このカートリッジホルダ搬送体52の移動によってスライダ操作されるイジェクト開始機構151によって行われる。このイジェクト開始機構151は、カートリッジホルダ搬送体52の一側側に取り付けられたイジェクト機構操作レバー152により構成されてなる。
【0097】
このイジェクト機構操作レバー152は、図22に示すように長尺なレバーとして形成され、一端側にイジェクト機構122を構成するロック解除レバー127の一端に形成した被押圧片153を押圧操作する押圧操作片154を設け、他端側に固定端である基体21の第2の側壁部36に形成した延長片83に当接し、この延長片83により押圧操作される被押圧操作片155を設けて構成されている。
【0098】
そして、イジェクト機構操作レバー152は、カートリッジホルダ搬送体52を構成する連結板73の内面側に植立した一対の支持軸156,157にこのレバー152の長手方向を長径とした長孔158,159を係止させ、これら長孔158,159の範囲でスライダ可能となされてカートリッジホルダ搬送体52に取り付けられている。このイジェクト機構操作レバー152は、カートリッジホルダ搬送体52との間に張設された引張りバネ161により図22中矢印P方向に常時付勢されている。
【0099】
このように構成されたイジェクト機構操作レバー152は、カートリッジホルダ搬送体52がカートリッジホルダ51をディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす初期位置に移動させた後、さらに搬送体送りモータ90が駆動され、カートリッジホルダ搬送体52が初期位置方向に移動されることによってスライダ操作される。すなわち、カートリッジホルダ搬送体52がカートリッジホルダ51をディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす初期位置に移動された後さらに図7及び図22中中矢印Q方向に移動されると、イジェクト機構操作レバー152の他端側に設けた被押圧操作片155が基体21の第2の側壁部36に形成した延長片83に当接し、イジェクト機構操作レバー152の移動が停止される。ここからさらにカートリッジホルダ搬送体52が図7中矢印Q方向の初期位置方向に移動されると、イジェクト機構操作レバー152は引張りバネ161の付勢力に抗してカートリッジホルダ搬送体52の移動方向とは逆方向の図22中矢印R方向に移動され、一端側の押圧操作片154により、イジェクト機構122を構成するロック解除レバー127の一端に形成した被押圧片153を押圧操作する。
【0100】
被押圧片153が押圧されたロック解除レバー127は、引張りバネ144の付勢力に抗して回動操作され、スライドレバー128を引張りバネ141の付勢力に抗してスライド操作する。このスライドレバー128がスライド操作されると、ロックレバー126が捩りコイルバネ135の付勢力に抗して、図20中矢印S方向にスライドレバー128により回動操作される。このようにロックレバー126が回動操作されると、このロックレバー126の係止段部136がスライダ部材123の係止部123aから外れ、スライダ部材123のロックを解除させる。ロックレバー126によるロックが解除されたスライダ部材123は、ディスクカートリッジ1により伸長され弾性復帰力が付与されている引張りバネ132の付勢力を受けて急峻に初期位置に移動復帰される。このスライダ部材123の復帰動作により、カートリッジホルダ51に挿入保持されていたディスクカートリッジ1は、スライダ部材123のイジェクト操作部130により挿入端側の一側4cが押圧され、図22に示すように、カートリッジホルダ51から排出される。
【0101】
次に、上述したように構成されたディスクカートリッジの装着装置により前述したように構成されたディスクカートリッジ1をローディングする状態を説明する。
【0102】
ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ51に挿入可能となすため、プレーヤ本体のカートリッジ挿脱口に近接した位置に移動させておく。すなわち、図6、図7及び図8に示すように、に示すようにカートリッジホルダ搬送体52を初期位置に移動させておく。この状態にあるとき、固定レバー104は、カートリッジホルダ搬送体52により押圧されることなく引張りバネ104の付勢力を受けて軸係合溝111,112に駆動部支持体25の固定軸110,110を係合させ、固定支持した状態におく。
【0103】
このとき、カートリッジ挿脱口開閉部材212は、図7に示すように、回動ガイドピン217が固定板104に設けた傾斜カム溝219の下方側の水平部材219cに位置し、基体21の底面側に回動された状態にあって、プレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口201を開放した状態におく。
【0104】
この初期状態にあるとき、カートリッジホルダ51は、支持ガイド軸58,59,60をカートリッジホルダ搬送体52のカム溝68,69,70の垂直部68a,69a,70aに係合させ、カートリッジホルダ搬送体52と一体に移動可能な状態にある。さらに、支持ガイド軸58,59,60は、カートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64の水平移動ガイド部62a,63a,64aに位置され、上昇位置にある。
【0105】
ここで、プレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口201を介してプレーヤ本体200内にディスクカートリッジ1を挿入し、このカートリッジ挿脱口201に前方開口部53を対向させた状態にあるカートリッジホルダ51にディスクカートリッジ1を挿入する。このとき、ディスクカートリッジ1が誤挿入されることなく正規な状態でカートリッジホルダ51に挿入されていくと、図20に示すように、ディスクカートリッジ1の挿入端側の一側面4bによりスライド部材123が引張りバネ123の付勢力に抗して移動され、イジェクト機構122にディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ51から排出する方向の付勢力が蓄積される。
【0106】
このように、カートリッジホルダ51に対しディスクカートリッジ1が挿入されることにより、搬送体移動規制板117の被押圧部125によりディスクカートリッジ1の挿入が検出され、このディスクカートリッジ1により被押圧部125が、図18に示すように押圧されると、搬送体移動規制板117によるカートリッジホルダ搬送体52の位置規制が解除され、カートリッジホルダ搬送体52は搬送体送り機構91により移動操作可能な状態となされる。
【0107】
また、カートリッジホルダ51にディスクカートリッジ1を挿入すると、ディスクカートリッジ1の挿入によりカートリッジホルダ51が押圧されることにより、カートリッジホルダ搬送体52がラック板92を付勢するリミッターバネ97の付勢力に抗して図10中矢印C方向に移動される。そして、スイッチ押圧片98が制御スイッチ99を押圧操作し、搬送体送りモータ90が正転方向の駆動を開始し、搬送体送り機構91を介してカートリッジホルダ搬送体52を図7中矢印B方向のカートリッジ装着部27方向に移動させる。そして、カートリッジホルダ51は、カートリッジ搬送体52の移動によりカートリッジホルダ51が同方向に送り操作されることにより、カートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64に支持ガイド軸58,59,60をガイドさせて、前述したようにカートリッジ装着部27側へ降下操作され、ディスクカートリッジ1をカートリッジ装着部27に位置決め装着させ、光ディスク5をディスクテーブル39上に装着させる。このとき、カートリッジホルダ51の支持ガイド軸58,59,60がカートリッジホルダ搬送体52のカム溝68,69,70から離脱されるとともに、一体化させる手段である板バネ101により押圧支持され、カートリッジホルダ51は板バネ101の付勢力を受けて駆動部支持体25に圧着保持されて一体化される。
【0108】
さらに、カートリッジホルダ搬送体52は、カートリッジホルダ51をカートリッジ装着部27側へ降下させた後も搬送体送りモータ90により図7中矢印D方向の内方に移動操作され、固定レバー104を引張りバネ108の付勢力に抗して移動させ、駆動部支持体25の固定軸110の軸係合溝111,112に対する係合を解除させ、フローティング状態となる。このフローティング状態にあるとき、カートリッジホルダ51は、板バネ101により駆動部支持体25に一体化されてなるので、この駆動部支持体25に容易に変位可能な状態に置かれる。従って、ディスク駆動部26及びこのディスク駆動部26にローディングされたディスクカートリッジ1を含むカートリッジホルダ51に対し外部振動が遮断され得る状態となり、ディスクテーブル39に装着されディスク回転駆動機構22により安定した回転操作が保証され、光学ピックアップ装置23の安定した送り操作及び制御が実現され、情報信号の欠落を生じさせることなく良好な記録再生特性をもって情報信号の記録及び/又は再生が実現される。
【0109】
なお、カートリッジホルダ搬送体52が、固定レバー104を駆動部支持体25をフローティング状態となす位置まで移動させると、搬送体送りモータ90の停止が行われ、ディスクカートリッジ1のローディング操作が完了する。
【0110】
次に、カートリッジ装着部27に装着されたディスクカートリッジ1を排出操作するイジェクト操作の一連の動作を説明すると、プレーヤ本体に設けたイジェクト操作釦が操作されると、駆動状態にあるディスク駆動部26が停止され、搬送体送りモータ90が逆転方向の駆動を開始し、搬送体送り機構91を介してカートリッジ搬送体52をカートリッジ装着部27側の降下位置にあるカートリッジホルダ51方向の図16中矢印I方向に移動操作させる。
【0111】
そして、カートリッジホルダ搬送体52がカートリッジホルダ51方向に移動されると、固定レバー104がカートリッジホルダ搬送体52の移動にともない引張りバネ108の付勢力を受けて、図16中矢印K方向の復帰方向に移動され、軸係合溝111,112に駆動部支持体25の固定軸110に係合させ、駆動部支持体25を基体21に固定する。この駆動部支持体25に板バネ101により一体化されているカートリッジホルダ51も駆動部支持体25とともに基体21に固定された状態に置かれる
そして、カートリッジホルダ搬送体52は、カートリッジホルダ51及び駆動部支持体25を基体21に固定させた後、さらに図16中矢印I方向に移動操作されることにより、カム溝68,69,70にカートリッジホルダ51の支持ガイド軸58,59,60を進入させていき、カートリッジホルダ51をカートリッジホルダ搬送体52に一体化させる。ここからさらにカートリッジホルダ搬送体52が図15中矢印I方向に移動操作されることにより、カートリッジホルダ51は、カートリッジホルダ移動ガイド溝62,63,64にガイドされてカートリッジ装着部27側から上昇されるとともに、ディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす初期位置方向に移動される。
【0112】
カートリッジホルダ搬送体52は、カートリッジホルダ52をディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす位置方向に移動させるように移動していくと、図22に示すように、イジェクト機構操作レバー152の被押圧操作片155を基体21側の延長片83に当接させ、イジェクト機構操作レバー152を引張りバネ161の付勢力に抗して移動させる。そして、押圧操作片154によりイジェクト機構122のロック解除レバー127を回動操作させ、スライダ部材123のロックを解除させ、カートリッジホルダ52内のディスクカートリッジ1を図22に示すように排出操作する。
【0113】
カートリッジホルダ搬送体52は、イジェクト機構操作レバー152を移動操作させる位置まで移動されると、スイッチ押圧片98より制御スイッチ99を押圧操作して搬送体送りモータ90を停止させ、ディスクカートリッジ1の排出操作を完了させる。
【0114】
また、カートリッジホルダ搬送体52が、イジェクト機構操作レバー152を移動操作させる位置まで移動されると、固定レバー104が引張りバネ108の付勢力を受けて初期位置に復帰する。この固定レバー104の初期位置への復帰により、カートリッジ挿脱口開閉部材212は基体21の底面側に回動され、プレーヤ本体200のカートリッジ挿脱口201を開放し、カートリッジホルダ51に対するディスクカートリッジ1の挿入保持を可能な状態となす。
【0115】
【発明の効果】
上述したように、本発明に係る記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置は、ディスクカートリッジのローディング操作を行うとき、カートリッジホルダは、複数の支持部材を基体の左側壁部及び右側壁部に各々設けた規制溝に係合させて支持されることにより、挿脱方向のみの移動が可能とされるので、ディスクカートリッジの安定したローディングが実現できる。
【0116】
さらに、ディスクカートリッジの記録及び/又は再生装置本体へのローディング完了状態に至ると、支持部材と規制溝との係合が解除されて支持部材が逃げ孔部に至り、自由な移動が可能となるので、ディスクカートリッジに収納したディスクをこれを回転する駆動機構に装着させることが可能となる。
【0117】
カセットホルダの基体に対する移動が自由となることから、カセットホルダを支持した弾性支持手段を介して支持された駆動部支持基体を弾性変位可能な状態とすることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置に適用されるディスクカートリッジの上面側を示す斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジの下面側を示す斜視図である。
【図3】上記ディスクカートリッジの後面側を示す下面側からの斜視図である。
【図4】本発明に係る記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置の斜視図である。
【図5】本発明に係る記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置の分解斜視図である。
【図6】ディスクカートリッジの挿脱を可能となす初期位置にカートリッジホルダを移動させた状態の本発明に係るディスクカートリッジの装着装置の平面図である。
【図7】ディスクカートリッジの挿脱を可能となす初期位置にカートリッジホルダを移動させた状態の本発明に係るディスクカートリッジの装着装置の右側面図である。
【図8】ディスクカートリッジの挿脱を可能となす初期位置にカートリッジホルダを移動させた状態の本発明に係るディスクカートリッジの装着装置の左側面図である。
【図9】駆動部支持基体を固定基体に変位可能支持させた状態を示す断面図である。
【図10】本発明に係るディスクカートリッジの装着装置を構成する搬送体送り機構を示す斜視図である。
【図11】駆動部支持基体を固定基体に一体化させる機構を示すものであって、一体化途中の状態を示す斜視図である。
【図12】駆動部支持基体を固定基体に一体化させた状態を示す斜視図である
【図13】ディスクカートリッジをディスク駆動部に装着させた状態を示す平面図である。
【図14】ディスクカートリッジをディスク駆動部に装着させた状態を示す右側面図である。
【図15】ディスクカートリッジをディスク駆動部に装着させた状態を示す左側面図である。
【図16】カートリッジ挿入禁止機構を示す分解斜視図である。
【図17】カートリッジホルダ搬送体の移動を規制する機構を示す部分斜視図である。
【図18】カートリッジホルダ搬送体の移動を規制する機構を示す部分断面図である。
【図19】ディスクカートリッジの排出操作を行うイジェクト機構を示す平面図である。
【図20】イジェクト機構を備えたカートリッジホルダにディスクカートリッジを装着した状態を示す平面図である。
【図21】カートリッジホルダに正規の状態でディスクカートリッジを挿入した状態を示す平面図である。
【図22】カートリッジホルダの排出操作を行うイジェクト機構を動作させるイジェクト開始機構を示す平面図である。
【図23】カートリッジホルダに挿入保持されたディスクカートリッジを排出させた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ
21 基体
22 ディスク回転駆動機構
25 駆動部支持基体
27 カートリッジ装着部
29 弾性支持部材
35 左側壁部を構成する第1の側壁部
36 右側壁部を構成する第2の側壁部
51 カートリッジホルダ
52 カートリッジホルダ搬送体
58,59,60 支持ガイド軸
62,63,64 カートリッジホルダ移動ガイド溝
65a,66a,67a 規制溝
65b,66b,67b 逃げ孔部
68,69,70 カム溝
90 搬送体送りモータ
91 搬送体送り機構
200 プレーヤ本体
201 カートリッジ挿脱口

Claims (1)

  1. 規制溝及びこの規制溝より幅広部を有し上記規制溝と連通する逃げ孔部を各々に有する左側壁部及び右側壁部を設けた基体に弾性支持手段を介して変位可能な状態で支持されたディスクの駆動機構が搭載される駆動部支持体と、
    記録及び/又は再生装置本体内に挿入されたディスクカートリッジを保持するとともに、両側に突設した複数の支持部材を上記基体の各々の規制溝に係合させ、これにより上記基体に移動可能に支持されてなるカートリッジホルダと、
    上記基体に上記ディスクカートリッジの記録及び/又は再生装置本体に対する挿脱方向に移動可能に支持され、その移動によって上記ディスクカートリッジのローディング操作を行うカートリッジホルダ搬送体とを備え、
    上記ディスクカートリッジのローディング完了状態において、上記支持部材と上記規制溝との係合が解除されて上記支持部材が上記逃げ孔部に位置してなる記録及び/又は再生装置におけるディスクカートリッジの装着装置。
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