JPH09265721A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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Publication number
JPH09265721A
JPH09265721A JP7742696A JP7742696A JPH09265721A JP H09265721 A JPH09265721 A JP H09265721A JP 7742696 A JP7742696 A JP 7742696A JP 7742696 A JP7742696 A JP 7742696A JP H09265721 A JPH09265721 A JP H09265721A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
disk
recording
stopper
holder
Prior art date
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Application number
JP7742696A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Ooneda
健悟 大根田
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09265721A publication Critical patent/JPH09265721A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスクの記録動作の中断を防止する。 【解決手段】磁気ヘッド36を上下移動させるためのカ
ム板46はディスクホルダ11の天井板11aにスライ
ド自在に載置されている。カム板46の前端部にはスト
ッパ73が設けられる。このストッパ73はスライドス
イッチ143に連動する左側突片部141のスライドを
制限する位置に配置される。従って、記録又は記録待機
状態に誤ってミニディスク16を取り出そうとしても、
左側突片部141がストッパ73に当接してその移動が
妨げられるため、スライドスイッチ143がスライドで
きずることができずロック部112,113の掛止が解
除されない。このため、使用者の誤操作によって記録中
にディスクホルダ11が開くことがなく、記録動作の中
断が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミニディスクドライ
ブ装置等に適用できるディスクドライブ装置に関する。
詳しくは磁気ヘッド移動手段にストッパを設け、記録又
は記録待機中にこのストッパによってディスクホルダの
開蓋を禁止することによって、誤操作による記録動作の
中断を防止することができるディスクドライブ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図8に従来のミニディスクドライブ装置
1の構成を示す。このミニディスクドライブ装置1では
キャビネット(図示せず)内の架台12の上にミニディ
スク16が収納されたカートリッジ18を装着するため
のディスクホルダ11が開閉自在に配置されている。デ
ィスクホルダ11はばね(図示せず)によって時計方向
すなわち先端が上方に開くように付勢されている。
【0003】このミニディスクドライブ装置1ではディ
スクホルダ11の内部にカートリッジ18を装填した
後、図9に示すようにディスクホルダ11を下方にすな
わち反時計方向に回転させる。これによりディスクホル
ダ11の掛止穴15aがエジェクトレバー21の突起部
19に掛止され、ディスクホルダ11は架台12と平行
な状態に保持され、ターンテーブル(図示せず)がミニ
ディスク16のクランピングプレート16aに係合す
る。また、このときカートリッジ18の両面に設けられ
たスライド式のシャッター22a,22bがディスクホ
ルダ11の適宜な開蓋手段(図示せず)によって開蓋さ
れて開口23a,23bが開き、ミニディスク16の上
下の盤面が両方とも露出する。
【0004】そしてミニディスク16への記録又は再生
が開始されるとターンテーブル(図示せず)がミニディ
スク16を回転させるとともに、実線で示すように磁気
ヘッド支持部34の先端が上方の開口23a,24aを
通って内部に入り込み、磁気ヘッド36がミニディスク
16の上側の盤面に接触する。
【0005】この状態において光学ヘッド26がミニデ
ィスク16にレーザ光を照射してその反射光を読取るこ
とによって、ミニディスク16に記録された情報を再生
する。また光学ヘッド26から照射したレーザ光でミニ
ディスク16の一部を暖めてそこに塗布されている磁気
記録材料を活性化し、この活性化された部分に磁気ヘッ
ド36で記録情報に相当する磁界を与えると、磁気記録
材料の磁界の向きが変化し、これが冷却して固定される
ことによって情報がディスクに記録される。
【0006】ミニディスク16の記録又は再生が終了す
ると、磁気ヘッド36が上昇してカートリッジ18から
抜け出す。そして、カートリッジ18を取り出すときに
は、エジェクトレバー21の前端である操作部21bを
引く。これによって、突起部19がディスクホルダ11
の掛止穴15aから外れ、ディスクホルダ11はばねに
よる上方への付勢力によって時計方向に回転する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のミニ
ディスクドライブ装置1では、図9に示すミニディスク
16の記録中に誤ってエジェクトレバー21を操作した
場合にもディスクホルダ11が上方へ回転してしまう。
この場合、TOC(Table of Content)情報のミニディ
スク16への記録が中断される。このTOC情報はミニ
ディスク16に記録された情報の格納アドレスやタイト
ル等の情報であり、このTOC情報の記録が正常に行わ
れないと記録された情報の再生が不可能になるという問
題が生じていた。
【0008】さらに、ミニディスク16の記録時には磁
気ヘッド36が降下して開口24aを通じてディスクホ
ルダ11内に入り込んでいる。このとき、使用者がディ
スクホルダ11を開いてミニディスク16を取り出そう
とすると、ミニディスク16の開口23aの縁が磁気ヘ
ッド36に衝突する。さらに、取り出したミニディスク
16を再び装着しようとすると、カートリッジ18の前
面が磁気ヘッド36に衝突する。使用者が過剰な力でこ
れらを行うと、適度な弾性を有する磁気ヘッド支持部3
4が塑性変形して、高精度に位置調整された磁気ヘッド
36の位置がずれる場合がある。これによって記録特性
が悪化したり、あるいは装置の故障を引き起こすなどの
問題が生じていた。
【0009】そこで本発明は、上述したような課題を解
決したものであって、簡単な構成で記録又は記録待機中
にディスクホルダが回動するのを防止して、ディスクへ
の記録を正常に行うとともに磁気ヘッドを保護すること
が可能なディスクドライブ装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、ディスクを装着する開閉式のデ
ィスクホルダと、ディスクの記録又は再生を行うヘッド
とを有するディスクドライブ装置において、ディスクホ
ルダを閉じているときディスクホルダを掛止するロック
部と、移動自在に取り付けられ、その移動によってロッ
ク部の掛止を解除するロック解除手段と、移動自在に取
り付けられ、その移動によって磁気ヘッドをディスクに
対する記録可能な位置又は退避位置に移動させる磁気ヘ
ッド移動手段と、磁気ヘッド移動手段に設けられ、磁気
ヘッドが記録又は記録待機状態にあるときはロック解除
手段の移動を禁止する位置に配され、磁気ヘッドが退避
位置にあるときはロック解除手段の移動の規制を解除す
る位置に配されるストッパと、を備えたことを特徴とす
るものである。
【0011】ディスクの記録又は記録待機状態にあると
きは、磁気ヘッド移動手段の移動によって磁気ヘッドが
記録可能な位置まで移動する。この磁気ヘッド移動手段
の移動によってストッパがロック解除手段の移動を制限
する位置に移動させられる。このときディスクホルダを
開こうとしてもロック解除手段の移動が規制されるの
で、ディスクホルダは開かない。
【0012】一方、記録動作が終了すると、磁気ヘッド
移動手段の移動によって磁気ヘッドが退避位置まで移動
する。この磁気ヘッド移動手段の移動によってストッパ
がロック解除手段に干渉しない位置に移動させられる。
このときディスクホルダを開くと、ロック解除手段の移
動によってロック部の掛止が解除される。
【0013】
【発明の実施の形態】続いて、本発明に係るディスクド
ライブ装置の実施の形態について図面を参照して詳細に
説明する。
【0014】図1は本発明によるミニディスクドライブ
装置10の構成を示す。ミニディスクドライブ装置10
は開閉式のディスクホルダ11を有するもので、同図は
ディスクホルダ11が閉じられ、さらに磁気ヘッド36
が降下してミニディスク16に当接した状態すなわち記
録又は記録待機状態を示す。
【0015】このミニディスクドライブ装置10は磁気
ヘッド36を上下移動させるための磁気ヘッド上下移動
手段101と、閉じられた蓋71をロックするロック手
段102とを備えている。本発明は磁気ヘッド上下移動
手段101であるカム板46の端部をストッパ73と
し、ミニディスク16(図2)の記録時にこのストッパ
73をロック手段102に係合することにより、ディス
クホルダ11を開かないようにするものである。なお、
以下の説明においてロック手段102が取り付けられる
側を前側とし、ディスクホルダ11の回動軸であるピン
14が設けられる側を後側とする。
【0016】まず、開閉式のディスクホルダ11の構成
について説明する。図1及び図2に示すように下側キャ
ビネット72内の架台12の上にミニディスク16の収
納されたカートリッジ18を装着するためのディスクホ
ルダ11が配置されている。ディスクホルダ11はその
後端側に架台12に固定されたピン14が挿通されて回
動自在となっており、ばね(図示せず)によってディス
クホルダ11が上方に開く方向に付勢されている。ディ
スクホルダ11の上面側には蓋71が取付固定されてお
り、ディスクホルダ11とともに開閉する。
【0017】記録又は記録待機状態では蓋71は後述す
るロック手段102によって掛止され、ディスクホルダ
11は架台12に当接した状態すなわちミニディスク1
6が記録又は再生位置に保持される。一方、図3に示す
ようにディスクホルダ11及び蓋71を上方に開くこと
により、ディスクホルダ11の前面側に設けられた出入
口20が外部に露出し、ここからカートリッジ18をデ
ィスクホルダ11に着脱することができる。
【0018】続いて磁気ヘッド36及びその他の構成に
ついて説明する。図1に示すように天井板11aには磁
気ヘッド36を進入させるための矩形の開口24aが設
けられる。この開口24aの左右の縁の後方側には、支
持部55,55が立ち上げて形成され、この間に後述の
磁気ヘッド支持部34を支持するための可動板56が配
置されている。
【0019】可動板56は略矩形の板状体であり、その
左右の端部の後方寄りには取付部56a,56aが立ち
上げて形成され、これらが左右の支持部55,55にそ
れぞれ軸着されて回動自在となっている。この可動板5
6の上面に磁気ヘッド支持部34がばね42による下方
への付勢力によって当接するので、可動板56は常に下
方に押圧されている。
【0020】また、可動板56には右方に突出するスト
ッパー56bが形成され、これが開口24aの縁に当接
することにより可動板56が位置規制される。なお、磁
気ヘッド支持部34の下方への屈折に合わせて、可動板
56の前方側には傾斜部56cが形成されている。
【0021】架台12の後端部には連結板30が配置さ
れる。この連結板30は図2に示すように架台12の下
側に回り込むようなL字状に形成される。図1に示すよ
うに連結板30の上端部の両側からはそれぞれ先端が円
弧状の軸受け部32a,32bが前方に突出している。
この軸受け部32a,32bの間には磁気ヘッド支持部
34の後部左右に形成された側板33a,33bがシャ
フト38で軸着され、磁気ヘッド支持部34がシャフト
38を中心にして回動可能になっている。
【0022】磁気ヘッド支持部34は長尺な竿状に形成
されており、その中央部が僅かに屈折して前端部が下方
に傾いている。磁気ヘッド支持部34の前端部には磁気
ヘッド36が固定されている。
【0023】一方、左側の軸受け部32bと側板33b
との間にはコイル状のばね42が配置され、これがシャ
フト38に巻装されている。ばね42の両端はそれぞれ
軸受け部32bと側板33bとに係止されており、これ
によって磁気ヘッド支持部34が下方に付勢されてい
る。
【0024】ばね42は上述のように磁気ヘッド支持部
34を下方に付勢するだけではなく、軸受け部32a側
へも付勢している。すなわち、ばね42は圧縮されて軸
受け部32bと側板33bの間に挟持されている。この
ためシャフト38の軸線方向に沿ってばね42の反発力
が働き、磁気ヘッド支持部34が軸受け部32a側に押
圧されて、軸受け部32aと側板33aが密着し磁気ヘ
ッド支持部34が位置規制されている。このため、磁気
ヘッド36と光学ヘッド26(図2)との横方向の位置
ずれやガタツキの発生が防止されている。
【0025】図2に示すように連結板30は架台12の
下面側に回り込んで水平に配された部分にはピックアッ
プ支持部28がねじ止めされている。このピックアップ
支持部28はミニディスク16への記録再生用の光学ヘ
ッド(ピックアップ)26を支持するためのものであ
る。また、図示しないが架台12の下側にはミニディス
ク16を回転駆動するターンテーブルが配置されてい
る。ピックアップ支持部28はキャビネットに設けられ
たガイドバー29a,29bに案内されて、水平方向
(紙面の垂直方向)に移動可能になされており、これに
よって光学ヘッド26がミニディスク16の径方向に移
動してトラックに追従可能になっている。
【0026】続いて磁気ヘッド上下移動手段101につ
いて説明する。図1に示すように磁気ヘッド上下移動手
段101はディスクホルダ11と蓋71との間に配置さ
れたカム板46によって構成される。このカム板46は
前後方向に沿って細長い板状に形成され、ディスクホル
ダ11の天井板11aに載置されている。このカム板4
6には前後方向に沿ってガイド溝51,52が形成され
ており、また天井板11aにはピン53,54が突設さ
れている。これらのピン53,54がそれぞれガイド溝
51,52に嵌挿されており、これによってカム板46
が前後に摺動自在になっている。
【0027】カム板46の左側の縁にはラック50が成
形され、これに天井板11aに取り付けられた第1回転
ギヤ48が歯合されている。この第1回転ギヤ48には
天井板11aに取り付けられた第2回転ギヤ49が歯合
され、更にこの第2回転ギヤ49には天井板11aに固
定されたモータ58の回転軸のウォーム59が歯合され
ている。モータ58が回転するとその回転が第1回転ギ
ヤ48と第2回転ギヤ49を介してカム板46に伝達さ
れ、これによってカム板46は前後方向に摺動する。
【0028】カム板46には後述する可動板56側に位
置させてリフト板47が立設されている。このリフト板
47の上部には図2に示すように平坦部47aが形成さ
れ、後方側には傾斜部47bが設けられている。このリ
フト板47は上述したカム板46の後方への摺動によっ
て、可動板56の下側に入り込んでその傾斜部47bに
よって可動板56を上昇させるためのものである。
【0029】カム板46の前端部はストッパ73とな
り、記録又は記録待機状態ではストッパ73が後述する
ロック手段102の左右の突片部141,142の間に
配置される。このストッパ73は左側突片部141のス
ライドを制限して、記録又は記録待機状態でのディスク
ホルダ11のロック解除を制限するものである。
【0030】続いて蓋71のロック手段102について
説明する。ロック手段102はディスクホルダ11を囲
むように矩形状に折り曲げられた板状体である枠体11
1の前面側に設けられている。ロック手段102は図4
に示すように蓋71を係止するためのロック手段である
一対のロック部112,113と、これらのロック部1
12,112を同期して回転させるためのリンク114
と、リンク114を移動させるためのスライダー115
とから構成される。同図はロック部112,113によ
って蓋71が係止されている状態を示している。
【0031】ロック部112,113は図5に示すよう
に略扇状に形成され、ストッパ73を挟んで略対称な位
置に軸119,119を中心として回転自在に取り付け
られる。左右のロック部112,113は略対称な形状
に成形されている。各ロック部112,113の上部に
はそれぞれ外側に向けて爪112a,113aが突出形
成される。爪112a,113aはその先端に近づくに
つれて下方にわずかに湾曲するように形成される。
【0032】一方、蓋71の下面には下方に向けて薄板
状の固定部117,117が立設され、その先端に円柱
状の被掛止突起118,118が一体に形成される。こ
れら被掛止突起118,118がロック部112,11
3の爪112a,113aによって掛止される。
【0033】ロック部112,113の側部にはそれぞ
れ外側に向けて第1当接部112b,113bが設けら
れる。ロック時にはこれら第1当接部112b,113
bが枠体111に設けられたストッパ部121,121
に当接し、ロック部112,113が過剰に回転しない
ように規制する。ロック部112,113の下部には下
方に向けて第2当接部112c,113cが突出形成さ
れる。これら第2当接部112c,113cは蓋71の
開放時にストッパ部121,121に当接してロック部
112,113が過剰に回転しないように規制するため
のものである。
【0034】左側のロック部112にはコイルばね12
3の一端が掛止され、このコイルばね123の他端は枠
体111に掛止されている。このコイルばね123によ
って左側のロック部112は反時計方向へ常に付勢され
ている。
【0035】左右のロック部112,113は左右方向
に沿った帯状のリンク114によって連結される。リン
ク114には階段状に複数の屈折部が設けられ、左端部
が右端部よりも高い位置になるように形成されている。
このリンク114は枠体111の前面側に取り付けられ
る。リンク114の右端部は右側のロック部112の軸
119の下側に連結される。従って、リンク114は左
側のロック部112を介して与えられるコイルばね12
3の付勢力によって常に左方向に付勢される。
【0036】リンク114の右端部は右側のロック部1
13の軸119の下側に連結されているので、リンク1
14の左方向への付勢力によって右側のロック部113
は時計方向に付勢される。すなわち、ロック時にはコイ
ルばね123の付勢力によってロック部112,113
の爪112a,113aが被掛止突起118,118に
係合した状態で保持される。
【0037】スライダー115はリンク114を右方向
へ移動させるためのもので、枠体111の内側に取り付
けられる。スライダー115は横長の板状体であり、そ
の中央に水平方向に沿ってスライド溝113,113が
設けられ、ここに枠体111の内側に形成されたピン1
26,126が挿入される。これによってスライダー1
15が水平方向にスライド自在に構成される。
【0038】スライダー115の右寄り下部には下部突
起127が形成され、その下端に前面側に向かって屈折
する連結部128が設けられている。この連結部128
は下側キャビネット72に取り付けられるスライドスイ
ッチ143(図1)に連結される。また、スライダー1
15の左端下部には前面側に向かって屈折する押圧部1
28が設けられる。スライダー115を右方向にスライ
ドさせたとき、押圧部131はリンク114の垂直辺部
114aに接触してこれを押圧するように設定される。
【0039】また、連結部128及び押圧部131の移
動範囲に対応して枠体111に抜き孔132が設けられ
ている。この抜き孔132の上側縁部の中央から下方に
向けてばね掛止部133が突設される。スライダー11
5の下部突起127と枠体111のばね掛止部133に
引っ張りばね136の端部がそれぞれ掛止される。この
引っ張りばね136によってスライダー115は常に右
方向に付勢されている。
【0040】また、スライダー115の上部にはカム板
46(図1)のストッパ73の左側に位置するように左
側突片部141が突出形成されるとともに、枠体111
の上部にはストッパ73の右側に位置するように右側突
片部142が突出形成される。従って、ストッパ73は
左右の突片部141,142に挟まれるように配され
る。これは後述するように記録又は記録待機状態でスト
ッパ73が左側突片部141の移動を制限して、ロック
解除を防止するようにするためである。
【0041】以上のように構成されたミニディスクドラ
イブ装置10についてその動作を説明する。本発明は記
録又は記録待機状態でのディスクホルダ11の開放を制
限するものであるので、本発明の効果を明確にすべくデ
ィスクホルダ11に装着されたミニディスク16を正常
に取り出す場合と、記録又は記録待機状態中にユーザが
誤ってミニディスク16を取り出そうとした場合とに分
けて説明する。
【0042】まずミニディスク16の正常な取り出しに
ついて説明する。図2に示すようにカートリッジ18が
記録又は記録待機状態にあるとき、カートリッジ18の
両面に設けられたスライド式のシャッター22a,22
bがディスクホルダ11の適宜な開蓋手段(図示せず)
によって開蓋されて開口23a,23bが開き、ミニデ
ィスク16の上下の盤面が両方とも露出した状態となっ
ている。磁気ヘッド支持部34の先端は上方の開口23
a,24aを通って内部に入り込み、磁気ヘッド36が
ミニディスク16の上側の盤面に接触している。
【0043】そしてミニディスク16への記録又は記録
待機状態が終了すると、図6に示すようにモータ58が
駆動されてカム板46が後方に移動する。このとき、可
動板56がリフト板47の傾斜部47bに沿って上昇
し、平坦部47aまで移動する。これにより、可動板5
6は磁気ヘッド支持部34の下面を押圧して上昇させる
ので、磁気ヘッド36がミニディスク16から離れて上
昇しディスクホルダ11から抜け出す。
【0044】カム板46が後方に移動することによりス
トッパ73がロック手段102の左右突片部141,1
42の間から退避する。このとき図4に示すようにコイ
ルばね123の付勢力によってロック部112,113
の爪112a,113aが被掛止突起118,118に
係合した状態で保持されている。
【0045】この状態からスライドスイッチ143を指
でスライドさせて、これに連結されるスライダー115
を引っ張りばね136の付勢力に抗して図7に示すよう
に右方向に移動させる。ストッパ73は左右の突片部1
41,142の間から退避しているので、左側突片部1
41はストッパ73によって妨げられることなくスライ
ダー115が移動する。このスライダー115の移動に
伴って押圧部131がリンク114の垂直部114aに
当接してこれを右方向に押圧する。
【0046】このリンク114の右方向への移動によっ
てロック部112,113がそれぞれ時計方向、反時計
方向に回転する。ロック部112,113の回転によっ
て爪112a,113aが被掛止突起118,118か
ら外れる。これによって図3及び図7に示すように蓋7
1及びディスクホルダ11が図示しないばねの付勢力に
よって上方に開く。その後スライドスイッチ143(図
1)から指を離すと、スライダー115は引っ張りばね
136の付勢力によって左方向に移動して移動前の位置
に復帰する。この状態で図3に示すようにディスクホル
ダ11の出入口20よりミニディスク16の収納された
カートリッジ18を取り出す。
【0047】なお、図7に示す状態ではコイルばね12
3が右側のロック部112を時計方向に付勢しており、
この付勢力によってリンク114を右方向に押圧し、左
側のロック部113を反時計方向に付勢する。これによ
って、ロック部112,113は開放状態に維持され
る。
【0048】ミニディスク16を取り出した後は、蓋7
1を押し下げることにより被掛止突起118がロック部
112,113の上部縁部に当接し、これらを下方に押
圧してそれぞれ反時計方向、時計方向に回転させる。こ
れによって爪112a,113aが被掛止突起118,
118に掛止される。
【0049】続いて記録又は記録待機状態に誤ってミニ
ディスク16を取り出そうとした場合について説明す
る。記録又は記録待機状態が設定されると、図2に示す
ようにモータ58(図1)が上述とは逆回転に駆動さ
れ、カム板46は前方に移動する。このとき、リフト板
47の平坦部47aに載っていた可動板56が傾斜部4
7bを滑り降りて降下する。そして、図2に示すように
磁気ヘッド支持部34が降下して、磁気ヘッド36が開
口23a,24aを通ってディスクホルダ11に入りミ
ニディスク16に当接する。
【0050】このときカム板46のストッパ73は図1
に示すように左右の突片部141,142の間に配置さ
れている。従ってこの状態からスライドスイッチ143
がスライドさせようとした場合、左側突片部141がス
トッパ73に当接してその移動が妨げられるため、スラ
イダー115は移動することができずロック部112,
113の掛止が解除されない。また、右側突片部142
は左側突片部141がストッパ73に強く当接した場合
にカム板46の位置ずれや変形等を防止する。
【0051】このようにミニディスク16への記録中に
誤ってスライドスイッチ143をスライドさせた場合に
もディスクホルダ11が開かないので、TOC情報など
の記録動作が中断されるのを防止することができる。
【0052】なお、スライダー115の移動の規制は左
側突片部141のみによって行われており、右側突片部
142はカム板46の変形等を防止するために設けられ
ている。従って、右側突片部142を特に設けなくとも
よい。
【0053】また、上述の実施例では本発明をミニディ
スクドライブ装置10に適用した場合について説明した
が、これに限られることなく本発明は他のディスクドラ
イブ装置に適用することも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ディスク
を装着する開閉式のディスクホルダと、ディスクの記録
又は再生を行うヘッドとを有するディスクドライブ装置
において、ディスクホルダを閉じているときディスクホ
ルダを掛止するロック部と、移動自在に取り付けられ、
その移動によってロック部の掛止を解除するロック解除
手段と、移動自在に取り付けられ、その移動によって磁
気ヘッドをディスクに対する記録可能な位置又は退避位
置に移動させる磁気ヘッド移動手段と、磁気ヘッド移動
手段に設けられ、磁気ヘッドが記録又は記録待機状態に
あるときはロック解除手段の移動を禁止する位置に配さ
れ、磁気ヘッドが退避位置にあるときはロック解除手段
の移動の規制を解除する位置に配されるストッパと、を
備えたことを特徴とするものである。
【0055】従って本発明によれば、使用者の誤操作に
よってディスクホルダが開くことがないので、記録動作
が中断されるのを防止することが可能になる。また、デ
ィスクをディスクホルダから取り出すときは磁気ヘッド
が退避した位置にあるので、取り出されるディスクが磁
気ヘッドに接触せず、磁気ヘッドの破損を防止すること
が可能になる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミニディスクドライブ装置10の
構成を示す斜視図である。
【図2】ミニディスクドライブ装置10の記録又は記録
待機状態を示す側断面図である。
【図3】ミニディスクドライブ装置10のディスクホル
ダ11を開いた状態を示す側断面図である。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】ロック手段102のロック状態を示す断面図で
ある。
【図6】ミニディスクドライブ装置10の記録又は記録
待機状態の終了時を示す側断面図である。
【図7】ロック手段102の解除を示す断面図である。
【図8】従来のミニディスクドライブ装置1の構成を示
す断面図である。
【図9】従来のミニディスクドライブ装置1の記録状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1,10 ミニディスクドライブ装置 11 ディスクホルダ 16 ミニディスク 18 カートリッジ 19 突起部 36 磁気ヘッド 46 カム板 73 ストッパ 101 磁気ヘッド移動手段 102 ロック手段 112,113 ロック部 114 リンク 115 スライダー 141 左側突片部 142 右側突片部 143 スライドスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを装着する開閉式のディスクホ
    ルダと、上記ディスクの記録又は再生を行うヘッドとを
    有するディスクドライブ装置において、 上記ディスクホルダを閉じているとき上記ディスクホル
    ダを掛止するロック部と、 移動自在に取り付けられ、その移動によって上記ロック
    部の掛止を解除するロック解除手段と、 移動自在に取り付けられ、その移動によって磁気ヘッド
    を上記ディスクに対する記録可能な位置又は退避位置に
    移動させる磁気ヘッド移動手段と、 上記磁気ヘッド移動手段に設けられ、上記磁気ヘッドが
    記録又は記録待機状態にあるときは上記ロック解除手段
    の移動を禁止する位置に配され、上記磁気ヘッドが退避
    位置にあるときは上記ロック解除手段の移動の規制を解
    除する位置に配されるストッパと、 を備えたことを特徴とするディスクドライブ装置。
JP7742696A 1996-03-29 1996-03-29 ディスクドライブ装置 Pending JPH09265721A (ja)

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