JPH1125569A - ディスクチェンジャ - Google Patents

ディスクチェンジャ

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JPH1125569A
JPH1125569A JP18016597A JP18016597A JPH1125569A JP H1125569 A JPH1125569 A JP H1125569A JP 18016597 A JP18016597 A JP 18016597A JP 18016597 A JP18016597 A JP 18016597A JP H1125569 A JPH1125569 A JP H1125569A
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JP
Japan
Prior art keywords
disk
recording
housing
carrier
disc
Prior art date
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Withdrawn
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JP18016597A
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English (en)
Inventor
Hisaki Muroga
寿樹 室賀
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH1125569A publication Critical patent/JPH1125569A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の記録ディスクをこれら記録ディスクの
主面部を互いに平行としてこれら記録ディスクの主面部
に垂直な方向に一定間隔毎に連ねた状態として収納する
ディスクチェンジャにおいて、記録ディスクのディスク
収納体からの不用意な脱落を防止するとともに、ディス
ク収納体からの取り出しが円滑に行えるようにする。 【解決手段】 ディスク収納体2は、進退可能に支持さ
れ、搬送体7に対して接離可能となされている。ディス
ク収納体2が搬送体7より離間しているときには、固定
板62が、各ディスクホルダを固定する。固定板62
は、ディスク収納体2が搬送体7に当接したときには、
各ディスクホルダに対する固定を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の記録ディス
クを収納しておき、これら記録ディスクより選択して情
報信号の記録再生を行うディスクチェンジャに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の記録ディスクをこれら記録
ディスクの主面部を互いに平行としてこれら記録ディス
クの主面部に垂直な方向に一定間隔毎に連ねた状態とし
て収納しておき、これら記録ディスクより一の記録ディ
スクを選択して記録再生部に搬送し、この記録再生部に
おいて記録ディスクに対する情報信号の記録及び再生を
行うようにしたディスクチェンジャが提案されている。
このディスクチェンジャは、筐体を有し、この筐体内
に、複数のディスク収納部を有するディスク収納体を備
えている。また、このディスクチェンジャは、筐体内
に、搬送体及び記録再生部を備えて構成されている。デ
ィスク収納体のディスク収納部内には、記録ディスクが
ディスクホルダにより保持されて収納される。
【0003】記録再生部は、筐体の底板部上に、緩衝部
材となるダンパ及びスプリングを介して配設されてい
る。スプリングは、筐体内において、記録再生部を吊り
下げる状態で支持している。ダンパは、筐体から記録再
生部に伝達される振動や衝撃を減衰させる。この記録再
生部は、記録ディスクを回転操作するスピンドルモータ
及びこのスピンドルモータにより回転操作される記録デ
ィスクに対して情報信号の読み出し及び書き込みを行う
光学ピックアップを有して構成されている。
【0004】搬送体は、記録再生部の上方側に位置して
支持され、記録再生部に対する接離方向である上下方向
に移動可能に支持されている。この搬送体は、記録再生
部に対して昇降操作されることにより、ディスク収納体
の各ディスク収納部に対向する位置に亘って移動され
る。そして、この搬送体は、対向しているディスク収納
部より引き出した一の記録ディスクを収納保持するディ
スク保持部を有して構成されている。
【0005】また、搬送体は、この搬送体と記録再生部
との間に張架されたチャッキング用バネにより、記録再
生部に近接する方向に弾性付勢されている。すなわち、
搬送体は、ディスク収納体に収納された複数の記録ディ
スクのうちの一を選択して収納保持した後に、記録再生
部に近接されると、チャッキング用バネの付勢力によっ
て、保持している記録ディスクを記録再生部に装着させ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なディスクチェンジャにおいては、ディスク収納体内に
収納された記録ディスクは、このディスク収納体内で移
動してしまう虞れがある。ディスク収納体内において搬
送体により選択されていない記録ディスクが移動してし
まうと、この記録ディスクを搬送体に引き出すことがで
きなくなったり、搬送体の移動が阻害される虞れがあ
る。
【0007】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、複数の記録ディスクを収納する
ディスク収納体とこのディスク収納体より記録ディスク
を選択的に引き出して記録再生部に装着させる搬送体と
を備えたディスクチェンジャであって、ディスク収納体
に収納され搬送体により選択されていない記録ディスク
がこのディスク収納体内で移動することが防止されたデ
ィスクチェンジャを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係るディスクチェンジャにおいては、複数
の記録ディスクを収納するディスク収納体とこのディス
ク収納体に収納された記録ディスクのうちの一を引き出
して保持する搬送体とは、ディスク収納体より記録ディ
スクが引き出される方向について接離操作が可能となさ
れ、ディスク収納体と搬送体とが互いに近接されたとき
には、ディスク移動阻止解除機構が、ディスク収納体に
収納された各記録ディスクに対するディスク収納体に設
けられたディスク移動阻止機構による移動の阻止を解除
させることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態を図面を参照しながら説明する。
【0010】この実施の形態は、本発明に係るディスク
チェンジャを、図1に示すように、記録ディスクがカー
トリッジ201に収納されて構成されたディスクカート
リッジ202を用いて、情報信号の記録再生を行う装置
として構成したものである。このディスクチェンジャ
は、図1に示すように、支持部材となるベース板1と、
このベース板1上に配設されたディスク収納体2と、緩
衝部材となるダンパ3を介してベース板1上に配設され
た記録再生部4と、この記録再生部4を構成する光学ピ
ックアップ5及びスピンドルモータ6と、ディスク収納
体2及び記録再生部4間に亘るのディスクカートリッジ
202の搬送を行う搬送体7とを主たる構成要件として
有している。
【0011】そして、このディスクチェンジャは、ディ
スク収納体2にディスクカートリッジ202を複数枚収
納させておき、搬送体7を移動操作することによってこ
れらディスクカートリッジ202より一のディスクカー
トリッジ202を選択し、この一のディスクカートリッ
ジ202の記録ディスクに対して、記録再生部4におい
て情報信号の記録または再生を行うものである。
【0012】このディスクチェンジャは、図2に示すよ
うに、ベース板1の両側部分に、上方側に向けて互いに
対向して立設された一対の側壁部8,9を有している。
これら側壁部8,9の上縁部には、これら側壁部8,9
間に差し渡されて、天板10が取り付けられている。そ
して、上述のようにディスク収納体2、記録再生部4及
び搬送体7が配設されたベース板1は、図1に示すよう
に、筐体11に収納されている。ベース板1は、筐体1
1内の底面部上に、この筐体11に対して固定されて取
付けられている。この筐体11の前面部分は、開閉操作
可能な蓋体12となされている。
【0013】また、筐体11の前面部には、図示しない
電源スイッチ、複数の操作スイッチ及び表示部が設けら
れている。このディスクチェンジャにおいて、後述する
各機構群を構成するモータ及び検出スイッチに対する制
御または情報信号の授受は、各操作スイッチに対する操
作に応じて動作する制御回路によって行われる。
【0014】このディスクチェンジャがベース板1上に
有するディスク収納体2は、蓋体12が開蓋されてこの
ディスクチェンジャの前方側より挿入操作されるディス
クカートリッジ202を収納して保持する。このディス
クチェンジャにおいて使用されるディスクカートリッジ
202の記録ディスクは、ピットディスクや相変化型デ
ィスクの如き光ディスクまたは光磁気ディスクである。
光ディスクや光磁気ディスクは、直径が例えば64mm
程度のポリカーボネイトの如き透明合成樹脂材料よりな
るディスク基板に、金属材料、色素材料や磁性材料から
なる信号記録層が被着形成されて構成されている。そし
て、この記録ディスクは、図2に示すように、カートリ
ッジ201に回転可能に収納されて、ディスクカートリ
ッジ202を構成している。カートリッジ201には、
シャッタ板203により開閉可能となされた開口部が形
成されている。カートリッジ201内の記録ディスク
は、シャッタ板203が開蓋されることにより開放され
る開口部を介して、信号記録領域の一部をカートリッジ
201の外方側に臨ませる。
【0015】そして、ディスク収納体2は、複数のディ
スクカートリッジ202をこれらディスクカートリッジ
202の記録ディスクの主面部を互いに平行としてこれ
ら記録ディスクの主面部に垂直な方向に一定間隔毎に連
ねた状態として収納、保持するものである。このディス
ク収納体2は、ベース板1上において、このディスクチ
ェンジャの前方側部分に位置している。このディスク収
納体2は、図2に示すように、ディスクチェンジャの前
方に向いた側及び後方に向いた側が開放された筐体状に
構成されている。このディスク収納体2には、後述する
ようにディスクカートリッジ202を保持する複数のデ
ィスクホルダ13,14,15が収納されている。この
ディスク収納体2においては、ディスクチェンジャの前
方側よりディスクカートリッジ202が挿入操作される
と、このディスクカートリッジ202がディスクホルダ
13,14,15に保持される。また、このディスク収
納体2においては、各ディスクホルダ13,14,15
は、ディスクカートリッジ202を保持したまま、この
ディスク収納体2の後方側に引き出されることが可能と
なっている。
【0016】そして、このディスク収納体2は、ベース
板1上において、前後方向に移動可能に支持され、後述
する搬送体7及び記録再生部4に対して接離されるよう
になされている。すなわち、このディスク収納体2は、
図4に示すように、底面部に複数のガイド軸16,1
7,18を有しており、これらガイド軸16,17,1
8をベース板1に設けられた複数のガイドスリット1
9,20,21に対応して嵌入させることにより、これ
らガイドスリット19,20,21の長さの範囲内で前
後方向に移動可能となされている。
【0017】そして、このディスク収納体2は、図2に
示すように、ベース板1に取付けられたディスク収納体
移動モータ22の駆動力により、前後に移動操作され
る。すなわち、このディスク収納体移動モータ22の駆
動軸には、駆動ギヤ23が取付けられている。この駆動
ギヤ23は、ベース板1に回転可能に取付けられた図示
しない複数の伝達ギヤを介して、ディスク収納体移動モ
ータ22の駆動力を、ディスク収納体2の下方に位置し
てベース板1に取付けられたディスク収納体移動ギヤ2
4に伝達する。このディスク収納体移動ギヤ24は、図
4に示すように、支軸25を介して、ベース板1の底板
の下面部に回転可能に取付けられ、上面部に駆動ピン2
6を有している。この駆動ピン26は、ベース板1に設
けられた円弧状のスリット27を介して、このベース板
1の上面側に突出されている。このスリット27は、支
軸25回りの略々180°の角度範囲に亘って形成され
ている。
【0018】一方、ディスク収納体2の下面部には、第
1及び第2のレバー28,29が取付けられている。こ
れらレバー28,29は、それぞれ基端側を支軸30,
31によりディスク収納体2の下面部に回動可能に支持
され、先端側を側方側に向けている。第1のレバー28
は、第2のレバー29の後方側に位置している。これら
レバー28,29は、図4中矢印Bで示すように、リミ
ッタバネ32により先端側同士を互いに接近させる方向
に付勢されている。すなわち、リミッタバネ32は、一
端側を第1のレバー28の先端側のバネ係止部33に係
止され、他端側を第2のレバー29の先端側のバネ係止
部34に係止されている。これらレバー28,29は、
それぞれスリット35,36を有し、これらスリット3
5,36にディスク収納体2の下面部に突設された位置
規制ピン37,38を挿通させ、ディスク収納体2に対
する回動範囲をこれらスリット35,36の長さにより
制限されている。そして、これらレバー28,29間の
間隔は、ディスク収納体移動ギヤ24の駆動ピン26の
太さに略々等しい幅となっている。また、これらレバー
28,29の間の空隙部は、図4に示すように、ディス
ク収納体2がディスクチェンジャの前方側に位置してい
るときには、ディスク収納体移動ギヤ24の支軸25回
りの略々120°の角度範囲に亘って、ベース板1に設
けられた円弧状のスリット27に一致している。
【0019】ディスク収納体移動ギヤ24の駆動ピン2
6は、各レバー28,29の間に挿入されている。ディ
スク収納体移動ギヤ24の回転により、図5に示すよう
に、駆動ピン26が初期状態より支軸25回りに略々1
20°の角度範囲に亘って移動されたときには、この駆
動ピン26は、各レバー28,29の間の空隙部に沿っ
て移動することとなるため、ディスク収納体2を移動さ
せない。そして、ディスク収納体移動ギヤ24がさらに
回転することにより、図6に示すように、駆動ピン26
がさらに支軸25回りに略々60°の角度範囲に亘って
移動されたときには、この駆動ピン26は、第1のレバ
ー28を押圧して、ディスク収納体2を図6中矢印Fで
示す後方に移動させる。
【0020】このようにして駆動ピン26によってディ
スク収納体2が後方側に移動されると、このディスク収
納体2は、後述する搬送体7に当接して停止する。この
とき、さらに、駆動ピン26がディスク収納体2を後方
側に移動させようとすると、第1のレバー28は、第2
のレバー29より離間して後方側に回動され、リミッタ
バネ32を伸ばす。このとき、リミッタバネ32は、縮
まろうとする復元力によって、ディスク収納体2を搬送
体7に押接させる。このとき、ディスク収納体2と搬送
体7との間の位置関係は、後述する位置決め部によって
位置決めされる。
【0021】ところで、このディスク収納体2の両側の
壁部間の距離は、ディスクカートリッジ202の横幅に
略々対応している。このディスク収納体2の両側の壁部
には、図3に示すように、それぞれに複数の案内スリッ
ト39が形成されている。これら案内スリット39は、
ディスク収納体2の両側の壁部間において互いに同一の
高さ位置にそれぞれ水平に形成されるとともに、上下に
配列されて形成されている。これら案内スリット39
は、ディスク収納体2におけるディスクチェンジャの前
方側の部分より後方側の部分に亘って形成され、後方側
に向けて開放されている。
【0022】ディスク収納体2内においては、左右両側
の案内スリット39によって、複数のディスクホルダ1
3,14,15が支持される。この実施の形態では、デ
ィスク収納体2は、左右にそれぞれ3本の案内スリット
39を有しており、3枚までのディスクカートリッジ2
02を収納できるようになされている。これらディスク
ホルダ13,14,15は、ディスクカートリッジ20
2の上面部を覆う天板部とこの天板部の両側部より垂下
された両側壁部とから構成され、両側壁部の下縁部分に
おいてディスクカートリッジ202を保持し得るように
なされている。これらディスクホルダ13,14,15
には、ディスクカートリッジの前方側よりディスクカー
トリッジ202が挿入操作されたとき、このディスクカ
ートリッジ202が両側壁部間に挿入される。また、こ
れらディスクホルダ13,14,15の底面側は、ディ
スクカートリッジ202の下面部を下方側に臨ませるた
めに、略々全面に亘って開放されている。
【0023】各ディスクホルダ13,14,15の一側
側の側壁部には、図7に示すように、外方側に向けて、
ガイドピン40が突設されている。また、各ディスクホ
ルダ13,14,15の他側側の側壁部には、外方側に
向けて、一対の支持ピン41,42が突設されている。
各ディスクホルダ13,14,15は、各ガイドピン4
0及び支持ピン41,42をディスク収納体2の左右両
側の案内スリット39に挿通させることにより、ディス
ク収納体2内で支持される。すなわち、各ディスクホル
ダ13,14,15は、案内スリット39に沿って、デ
ィスク収納体2内より後方側に引き出されることが可能
となっている。また、各ディスクホルダ13,14,1
5は、後縁部分に、後述する引き出し機構が係合するた
めの係合溝部43が設けられている。この係合溝部43
は、ディスクホルダ13,14,15の後縁部に沿って
形成され、両端側及び上方側が開放されて形成されてい
る。
【0024】そして、各ディスクホルダ13,14,1
5には、図7に示すように、これらディスクホルダ1
3,14,15にディスクカートリッジ202がディス
クチェンジャの前方側より挿入操作されたときにシャッ
タ板203の側となる一側側に位置して、シャッタ開蓋
片44及びシャッタ閉蓋バネ45が配設されている。
【0025】シャッタ開蓋片44は、各ディスクホルダ
13,14,15の側壁部より一体的に突設された固定
片であり、ディスクカートリッジ202が各ディスクホ
ルダ13,14,15内に挿入されるとき、シャッタ板
203に当接し、ディスクカートリッジ202の移動に
応じてシャッタ板203をカートリッジ201に対して
スライドさせて開蓋させる。また、シャッタ閉蓋バネ4
5は、基端側を各ディスクホルダ13,14,15の側
壁部に取付けられている。このシャッタ閉蓋バネ45の
先端側には、各ディスクホルダ13,14,15の内方
側に向けて、屈曲部46が形成されている。この屈曲部
46は、シャッタ開蓋片44よりも前方側に位置してお
り、シャッタ開蓋片44がシャッタ板203に当接した
ときに、シャッタ板203に係合する位置となってい
る。
【0026】シャッタ閉蓋バネ45は、各ディスクホル
ダ13,14,15内に挿入されていたディスクカート
リッジ202がこの各ディスクホルダ13,14,15
よりディスクチェンジャの前方側に向けて抜き取られる
とき、屈曲部46をシャッタ板203に係合させている
ことにより、ディスクカートリッジ202の移動に応じ
てシャッタ板203を閉蓋させる。
【0027】シャッタ板203が閉蓋された後にさらに
ディスクカートリッジ202が各ディスクホルダ13,
14,15より抜き取られると、シャッタ閉蓋バネ45
は、各ディスクホルダ13,14,15の外方側方向に
弾性変位され、屈曲部46のシャッタ板203に対する
係合を解除する。
【0028】また、各ディスクホルダ13,14,15
には、これらディスクホルダ13,14,15に挿入さ
れたディスクカートリッジ202を各ディスクホルダ1
3,14,15に保持された状態に保持するカートリッ
ジ保持機構が設けられている。このカートリッジ保持機
構は、図7に示すように、ディスクホルダ13,14,
15の一側側の側壁部の後方側部分に支軸47を介して
回動可能に取付けられた係止レバー48及びこの係止レ
バー48を回動付勢する捻りコイルバネ49と、この側
壁部にスライド可能に取付けられたカートリッジ保持保
持部材50及びこのカートリッジ保持保持部材50をデ
ィスクホルダ13,14,15の前方側に向けて付勢す
るコイルバネ51とを有して構成されている。カートリ
ッジ保持保持部材50には、ディスクホルダ13,1
4,15の内方側に向けて突設された保持爪52が設け
られている。コイルバネ51は、カートリッジ保持保持
部材50に設けられたバネ係止片53とディスクホルダ
13,14,15に設けられたバネ係止片54との間に
張架されている。
【0029】このディスクホルダ13,14,15にデ
ィスクカートリッジ202がディスクチェンジャの前方
側より挿入されると、保持爪52がカートリッジ201
に係合する。そして、ディスクカートリッジ202がデ
ィスクホルダ13,14,15に収納された状態におい
ては、カートリッジ保持保持部材50は、図7中矢印M
で示すように、ディスクカートリッジ202に押圧され
てディスクホルダ13,14,15の後方側にスライド
される。後方側にスライドされたカートリッジ保持保持
部材50は、係止レバー48によって後方位置において
係止される。この状態で、ディスクカートリッジ202
は、ディスクホルダ13,14,15内に収納された状
態で保持される。
【0030】そして、ディスク収納体2には、カートリ
ッジ保持機構によるディスクカートリッジ202に対す
る保持を解除させるためのイジェクト機構が設けられて
いる。このイジェクト機構は、図4に示すように、ディ
スク収納体2の一側側の外壁部に、各ディスクホルダ1
3,14,15に対応して、前後方向にスライド可能に
配設された複数のイジェクトレバー55を有している。
これらイジェクトレバー55は、ディスクチェンジャの
前方側を向いた前端部がイジェクト釦56となされ、こ
の前端部を筐体11の前方側に突出させている。これら
イジェクトレバー55は、図4中矢印Cで示すように、
それぞれコイルバネ57により、イジェクト釦56を前
方側に突出させる方向に付勢されている。このコイルバ
ネ57は、イジェクトレバー55に設けられたバネ係止
部58とディスク収納体2との間に張架されている。ま
た、このイジェクトレバー55は、後端側部分に、ディ
スク収納体2の内方側に向けて突設された係止解除片5
9を有している。
【0031】このイジェクトレバー55は、イジェクト
釦56が押圧されることにより、コイルバネ57の付勢
力に抗して図4中矢印Dで示す後方側にスライドされる
と、係止解除片59により係止レバー48を移動操作
し、この係止レバー48によるカートリッジ保持保持部
材50に対する係止を解除させる。すると、カートリッ
ジ保持保持部材50は、コイルバネ51の付勢力によ
り、図7中矢印Nで示す前方側に、ディスクホルダ1
3,14,15に収納されていたディスクカートリッジ
202とともにスライドする。このようにして、イジェ
クト釦56を押圧することにより、ディスクカートリッ
ジ202をディスクホルダ13,14,15から前方側
に取り出すことが可能となる。
【0032】そして、ディスク収納体2には、このディ
スク収納体2内におけるディスクホルダ13,14,1
5の移動を阻止するためのディスク移動阻止機構が設け
られている。このディスク移動阻止機構は、図11に示
すように、ディスク収納体2の一側側の外壁部に取付け
られた第1の移動阻止板60を有している。この第1の
移動阻止板60は、各ディスクホルダ13,14,15
の側方部分に対向する平板状に形成され、前端縁部に各
ディスクホルダ13,14,15のガイドピン40に当
接するディスク収納体2側に屈曲された屈曲部を有して
いる。そして、この第1の移動阻止板60は、ディスク
収納体2の天板部分に対して支軸61を介して回動可能
に支持され、前端縁部をディスク収納体2の側面部に対
して接離可能となされている。また、このディスク移動
阻止機構は、ディスク収納体2の他側側の外壁部に取付
けられた第2の移動阻止板62を有している。この第2
の移動阻止板62は、各ディスクホルダ13,14,1
5の側方部分に対向する平板状に形成され、前端縁部に
各ディスクホルダ13,14,15の前側の支持ピン4
1に当接するディスク収納体2側に屈曲された屈曲部を
有している。そして、この第2の移動阻止板62は、デ
ィスク収納体2の天板部分に対して支軸63を介して回
動可能に支持され、前端縁部をディスク収納体2の側面
部に対して接離可能となされている。
【0033】また、第1及び第2の移動阻止板62,6
0は、上縁部分に、互いに対向させるように、バネ掛け
片64,65を有している。これらバネ掛け片64,6
5の鉤状のバネ掛け部66,67間には、コイルバネ6
8が張架されている。このコイルバネ68の付勢力によ
り、各移動阻止板62,60は、図11中矢印Gで示す
ように、互いに前端縁部を接近させる方向、すなわち、
それぞれ前端縁部をディスク収納体2に押接させる方向
に回動付勢されている。
【0034】そして、第1及び第2の移動阻止板62,
60は、上方に向けて突設されたディスク移動阻止解除
機構となる左右一対の移動阻止解除ピン69,70を有
している。これら移動阻止解除ピン69,70は、ディ
スク収納体2の上方側に、このディスク収納体2両側側
部分に位置して、上方に向けて突出されている。このデ
ィスク移動阻止機構においては、図12に示すように、
コイルバネ68の付勢力に抗して各移動阻止解除ピン6
9,70を左右両側側に互いに離間する図12中矢印H
で示す方向に移動させることにより、各移動阻止板6
2,60が前縁部分をディスク収納体2より離間させる
方向に回動され、各ディスクホルダ13,14,15
は、ディスク収納体2に対して後方側に移動してこのデ
ィスク収納体2より後方側に抜け出すことが可能とな
る。
【0035】各移動阻止解除ピン69,70は、天板1
0に形成されたディスク移動阻止解除機構となる移動阻
止解除ピン操作スリット71,72に対応して挿通され
ている。これら移動阻止解除ピン操作スリット71,7
2は、ディスク収納体2の前後方向への移動可能距離に
対応した前後方向の長さを有して、天板10の両側側部
分に形成されている。ディスク収納体2が前後方向に移
動操作されるときには、各移動阻止解除ピン69,70
は、移動阻止解除ピン操作スリット71,72内を前後
方向に移動する。
【0036】そして、各移動阻止解除ピン操作スリット
71,72は、天板10の前方側において互いの間の距
離が短く、後方側において互いの間の距離が長くなされ
ている。すなわち、ディスク収納体2が前方側にあると
きには、各移動阻止解除ピン69,70間の距離が短く
なされてディスク移動阻止機構によるディスクホルダ1
3,14,15に対する移動阻止がなされ、ディスク収
納体2が後方側にあるときには、各移動阻止解除ピン6
9,70間の距離が長くなされてディスク移動阻止機構
によるディスクホルダ13,14,15に対する移動阻
止が解除されるようになされている。
【0037】ディスク収納体2は、ベース板1上を前後
方向に移動されることにより、このベース板1の後方側
部分に配設される記録再生部4の上方側に配設される搬
送体7に対して接離操作される。そして、ディスク移動
阻止機構は、ディスク収納体2が後方側に移動されて、
このディスク収納体2と搬送体7とが近接する位置とな
されたときに、ディスク収納体2に収納された各ディス
クホルダ13,14,15に対する移動の阻止を解除す
ることとなる。
【0038】さらに、ディスク収納体2には、各ディス
クホルダ13,14,15に対応して、ホルダ移動阻止
バネ73が設けられている。このホルダ移動阻止バネ7
3は、基端側部分を第2の移動阻止板62に取付けら
れ、各ディスクホルダ13,14,15に対応する複数
の遊端部分をこの第2の移動阻止板62より後方側に向
けて延在させている。このホルダ移動阻止バネ73の遊
端部分、すなわち、後端側には、それぞれディスク収納
体2側に屈曲され、後方側の支持ピン42に当接する屈
曲部が形成されている。このホルダ移動阻止バネ73
は、板バネとして形成されており、第2の移動阻止板6
2とともに回動操作される。このホルダ移動阻止バネ7
3は、第2の移動阻止板62が各ディスクホルダ13,
14,15の前方側の支持ピン41によりこれらディス
クホルダ13,14,15の移動を阻止しているときに
は、後方側の支持ピン42より離間しているが、第2の
移動阻止板62が各ディスクホルダ13,14,15に
対する移動の阻止を解除したとき、すなわち、ディスク
収納体2が後方側に移動操作されたときには、後方側の
支持ピン42に当接して、これらディスクホルダ13,
14,15の移動を阻止する。
【0039】このとき、ホルダ移動阻止バネ73の遊端
部分であって、後述する搬送体7の高さに対応する部分
は、図15に示すように、搬送体7に連動して上下に移
動する係合部74に係合爪75を係合させることにより
ディスク収納体2より離間する方向に変位され、ディス
ク収納体2が後方側に移動操作されても、対応するディ
スクホルダ13,14,15の移動を阻止しない。係合
爪75は、ホルダ移動阻止バネ73の各遊端部分に設け
られている。
【0040】また、ディスク収納体2の他側側の外壁部
には、このディスク収納体2に収納されたディスクホル
ダ13,14,15の前方側の支持ピン41を外側より
押圧支持するため板バネ76が設けられている。
【0041】そして、筐体11の前面部には、外方側よ
りディスク収納体2に対してディスクカートリッジ20
2の入出操作が行われるディスク挿入口77が設けられ
ている。このディスク挿入口77は、蓋体12により開
閉可能となされている。この蓋体12は、図3に示すよ
うに、下側部分を支軸78により筐体11に対して回動
可能に取付けられており、上側部分が前方側に回動され
ることによりディスク挿入口77を開蓋するようになさ
れている。
【0042】筐体11内には、図4に示すように、開蓋
禁止機構となる開蓋禁止レバー79が設けられている。
この開蓋禁止レバー79は、第1及び第2の移動阻止板
62,60がディスク収納体2内のディスクホルダ1
3,14,15の移動を阻止しているときに、蓋体12
を閉蓋状態に保持するものである。この開蓋禁止レバー
79は、筐体11内において蓋体12に隣接する位置に
突設された支持扞80の先端側に、中央部分を支軸81
を介して回動可能に支持されている。この開蓋禁止レバ
ー79は、一端側が、蓋体12の内側部に設けられた被
係合扞82に係合する係合部となされている。そして、
この開蓋禁止レバー79は、筐体11内に設けられたバ
ネ掛け部83との間に張架されたコイルバネ84によ
り、閉蓋状態にある蓋体12の被係合扞82に係合部を
係合させる方向に回動付勢されている。蓋体12は、図
5に示すように、被係合扞82に開蓋禁止レバー79の
係合部を係合された状態においては、閉蓋状態に保持さ
れる。
【0043】そして、開蓋禁止レバー79の他端側は、
被押圧部85となっている。開蓋禁止レバー79は、図
4に示すように、この被押圧部85をベース板1上にス
ライド可能に配設された蓋保持解除保持部材86によっ
て押圧されることにより回動操作されて、蓋体12に対
する保持を解除する。蓋保持解除保持部材86は、ガイ
ドスリット87,88を有し、これらガイドスリット8
7,88に、ベース板1上に設けられたガイドピン8
9,90を挿通させることにより、このベース板1に対
してスライド可能に取付けられている。この蓋保持解除
保持部材86は、一端側方向にスライドされることによ
り、一端側の押圧部91によって開蓋禁止レバー79の
被押圧部85を押圧し、この開蓋禁止レバー79を回動
させ、この開蓋禁止レバー79による蓋体12に対する
保持を解除させる。また、この蓋保持解除保持部材86
は、この蓋保持解除保持部材86のバネ係止部92aと
ベース板1上のバネ係止部92bとの間に張架されたコ
イルバネ93により、他端側方向、すなわち、押圧部9
1を開蓋禁止レバー79の被押圧部85より離間させる
方向に付勢されている。そして、この蓋保持解除保持部
材86は、ディスク収納体移動ギヤ24の駆動ピン26
に当接してこの駆動ピン26によって押圧される被駆動
扞部を有している。すなわち、この蓋保持解除保持部材
86は、ディスク収納体移動ギヤ24の回動に応じて、
駆動ピン26及び被駆動扞部を介してスライド操作され
て、開蓋禁止レバー79を回動操作する。
【0044】したがって、このディスクチェンジャにお
いては、ディスク収納体移動ギヤ24の回動によって、
ディスク収納体2の前後方向への移動操作と、ディスク
収納体2の前後方向への移動に伴うディスク移動阻止機
構によるディスク収納体2内のディスクホルダ13,1
4,15の移動阻止及び移動阻止解除と、開蓋禁止レバ
ー79の回動による蓋体12の閉蓋状態での保持及び保
持解除とが、互いに一定のタイミングを維持しつつ行わ
れる。すなわち、ディスク収納体2が後方側に移動され
ているときには、図12に示すように、ディスク移動阻
止機構によるディスクホルダ13,14,15に対する
異動阻止が解除されるとともに、図6に示すように、蓋
体12が閉蓋状態に保持される。
【0045】また、このディスクチェンジャにおいて
は、蓋体12が開蓋されているときには、ディスク収納
体2が後方側に移動されることが阻止され、ディスク移
動阻止機構は、ディスク収納体2に収納された各ディス
クホルダ13,14,15についてディスク収納体2よ
り後方側に引き出されることを阻止する。蓋体12が開
蓋されているときにおけるディスク収納体2の移動阻止
は、この蓋体12が開蓋されていることを図示しない検
出スイッチにより検出し、この検出スイッチの出力を制
御回路に入力し、この制御回路が検出スイッチの出力に
よって蓋体12が開蓋されていることが検出されている
ときにはディスク収納体移動モータ22を駆動させない
という制御を行うことにより実現される。そして、蓋体
12が閉蓋された後にディスク収納体2が後方側に移動
されているときには、上述したように、この蓋体12
は、閉蓋状態に保持される。
【0046】そして、ディスク収納体2には、ディスク
ホルダ13,14,15のいずれか一つがこのディスク
収納体2より後方側、すなわち、搬送体7側に引き出さ
れているときに、ディスクホルダが存在しない箇所への
再度のディスクカートリッジ202の挿入操作の防止を
図る誤挿入防止板94が取付けられている。この誤挿入
防止板94は、図2に示すように、ディスク収納体2の
前方側部分に、各ディスクホルダ13,14,15に対
応して、左右両側壁部間に差し渡されて配設されてい
る。これら誤挿入防止板94は、図3に示すように、そ
れぞれ支軸95を介してディスク収納体2に対して回動
可能に取付けられている。これら誤挿入防止板94は、
対応するディスクホルダがディスク収納体2内に存在す
る場合においては、このディスクホルダの上面部により
跳ね上げられて支軸95の前方側に位置する状態となさ
れる。そして、これら誤挿入防止板94は、対応するデ
ィスクホルダがディスク収納体2より引き出されると、
図16に示すように、支軸95より下方側に垂れ下がっ
た状態となって、この場所へのディスクカートリッジ2
02の挿入操作を阻止する。
【0047】そして、このディスクチェンジャにおいて
は、ベース板1上に、緩衝部材となるダンパ3を介して
記録再生部4が設けられている。この記録再生部4は、
ベース板1上において、ディスク収納体2の後方側に位
置している。この記録再生部4は、略々ディスクカート
リッジ202の主面部に等しい大きさの矩形平板状の基
板部と、この基台部上に配設された光学ピックアップ5
及びスピンドルモータ6とを有して構成されている。こ
の記録再生部4は、基台部上にディスクカートリッジ2
02が装着されると、装着されたディスクカートリッジ
202の記録ディスクに対して情報信号の記録再生を行
うものである。
【0048】この記録再生部4は、図14に示すよう
に、複数のサスペンションバネ96を介して、ベース板
1上に設けられた一対の側壁部8,9に対して吊り下げ
られた状態で支持されている。これらサスペンションバ
ネ96は、図13に示すように、記録再生部4の後方側
の両隅部に設けられたバネ掛け部97,97と、図14
に示すように、記録再生部4の前方側の両隅部に設けら
れたバネ掛け部98,98との、計4箇所に掛けられて
いる。
【0049】複数のダンパ3は、ブチルゴムの如き可撓
性を有する材料により密閉された袋状に形成され、内部
に油脂の如き適度の粘性を有する液体を封入して構成さ
れている。また、これらダンパ3は、記録再生部4の底
面部に複数設けられた緩衝部材支持棒99,100が嵌
入するための嵌合穴部を有している。すなわち、これら
ダンパ3は、図14に示すように、記録再生部4の底面
部に複数設けられた緩衝部材支持棒99,100を嵌合
穴部に嵌入されることにより、この記録再生部4に取付
けられている。そして、これらダンパ3は、図2に示す
ように、ベース板1に複数設けられた緩衝部材支持孔1
01,101に嵌合されて、このベース板1に取付けら
れている。
【0050】これらダンパ3は、ベース板1及び記録再
生部4間の距離に応じて伸縮される。また、これらダン
パ3は、弾性を有しているので、図17に示すように、
圧縮または伸長される力を受けていないときには、初期
状態の長さhとなっている。そして、ダンパ3は、記録
再生部4がベース板1に接近することにより圧縮される
力を受けたときには、図18に示すように、初期の長さ
hよりも短い長さh3となされる。このようにしてダン
パ3が初期状態の長さhよりも短い長さh3となされる
ことにより、このディスクチェンジャにおいては、全高
を低くすることができる。また、ダンパ3は、記録再生
部4がベース板1より離間することにより伸長される力
を受けたときには、図20に示すように、初期状態の長
さhよりも長い長さh1となされる。このようにしてダ
ンパ3が初期状態の長さhよりも長い長さh1となされ
ることにより、このディスクチェンジャにおいては、弾
性部材である後述するチャッキング用バネ127の変位
を少なくすることができる。このディスクチェンジャに
おいて、記録再生部4及びベース板1間の距離は、後述
する搬送体7の高さ位置、すなわち、この搬送体7とベ
ース板1との間の距離に連動して制御される。
【0051】記録再生部4の一側側の側縁部からは、図
2に示すように、外方側に向けて、位置規制ピン103
が突設されている。また、記録再生部4の他側側の側縁
部からは、外方側に向けて、2本の位置規制ピン10
2,103が突設されている。これら計3本の位置規制
ピン102,103,103は、各側壁部8,9に設け
られた円形の透孔104,104,105に挿通されて
いる。これら透孔104,104,105は、位置規制
ピン102,103,103の太さに対して充分に大き
な直径を有しており、ダンパ3の変位が可能な範囲での
位置規制ピン102,102,103の移動を阻害しな
いようになされている。これら透孔104,104,1
05は、ダンパ3の長さが初期の長さhとなっていると
きに、それぞれの略々中心に位置規制ピン102,10
3,103が対応して挿通されることとなる位置に形成
されている。
【0052】そして、この記録再生部は、ディスクカー
トリッジ202の記録ディスクの中心部のチャッキング
孔が嵌合されるディスクテーブル、このディスクテーブ
ルを回転操作するスピンドルモータ6、及び、記録ディ
スクに対して情報信号の書き込み読み出しを行う光学ピ
ックアップ5を有して構成されている。
【0053】光学ピックアップ5は、光学ブロックを有
し、この光学ブロック内に、半導体レーザの如き光源、
この光源より発せられた光束を記録ディスクの信号記録
面上に集光させる対物レンズ106、及び、信号記録面
により反射されて対物レンズ106を介して光学ブロッ
ク内に戻る戻り光を検出する光検出器を内蔵して構成さ
れている。
【0054】ディスクテーブルは、略々円盤状に形成さ
れ、上面部の中央にチャッキング孔に嵌合される円錐台
状の突起部を有している。この突起部には、記録ディス
クに取付けられたチャッキングプレートを吸引するため
のマグネットが内蔵されている。このディスクテーブル
は、ベース板1の略々中央の下面部に取り付けられたス
ピンドルモータ6の駆動軸に取付けられており、このス
ピンドルモータ6により回転操作されるようになされて
いる。
【0055】光学ピックアップ5は、ベース板1の下面
側に配設され、このベース板1に開設された透孔を介し
て、対物レンズ106よりの光束の射出方向を上方側に
臨ませている。この光学ピックアップ5は、スピンドル
モータ6の側方側に位置しており、ベース板1に沿い、
スピンドルモータ6に対する接離方向に移動操作可能と
なされている。
【0056】また、記録再生部4上には、四隅部の近傍
に位置して、位置決めピン107,108及び位置決め
突起109,110が突設されている。ディスクカート
リッジ202が記録再生部4上に載置されて記録再生部
に装着されると、光学ピックアップ5の前後に位置する
位置決めピン107,108は、カートリッジ201に
設けられた位置決め穴に嵌合し、ディスクカートリッジ
202を位置決めする。このとき、記録ディスクは、チ
ャッキング孔にディスクテーブルの突起部を嵌合され、
チャッキングプレートをマグネットに吸引されることに
より、このディスクテーブルに対して位置決めされて保
持される。このディスクチェンジャにおいては、記録再
生部4上にディスクカートリッジ202が装着されてい
るときに、このディスクカートリッジ202の記録ディ
スクに対する情報信号の書込み読出しを行う記録再生モ
ードの実行が可能となる。
【0057】さらに、このディスクチェンジャは、図1
に示すように、記録再生部4の上方側に位置して記録再
生部に対向する搬送体7を有している。この搬送体7
は、ディスク収納体2にディスクホルダ13,14,1
5により保持されて収納された複数のディスクカートリ
ッジ202より選択され後述する引き出し機構によりデ
ィスクホルダとともに引き出された一のディスクカート
リッジ202をディスクホルダとともに保持し、このよ
うにして保持したディスクカートリッジ202を記録再
生部4上に装着させるものである。また、この搬送体7
は、記録再生部に装着されているディスクカートリッジ
202を、この記録再生部より取り外してディスクホル
ダとともにディスク収納体2に戻すことを行う。
【0058】この搬送体7は、ディスクカートリッジ2
02を保持している一のディスクホルダ13,14,1
5を収納保持するため、天板部分とこの天板部分の両側
縁部より下方側に垂下された一対の側壁部とを有して構
成されている。この搬送体7は、記録再生部4に対する
接離方向である上下方向に移動操作されることにより、
ディスク収納体2に収納された各ディスクホルダ13,
14,15に保持された各ディスクカートリッジ202
の後縁部に対して対向する位置間を移動する。そして、
搬送体7は、このように昇降操作されることにより、各
ディスクホルダ13,14,15に保持されたディスク
カートリッジ202より一のディスクカートリッジ20
2を選択する。
【0059】すなわち、この搬送体7は、ディスク収納
体2に収納された各ディスクホルダ13,14,15に
保持されたディスクカートリッジ202のうちのこの搬
送体7が対向しているディスクカートリッジ202が後
述する引き出し機構によってこの搬送体7側に引き出さ
れると、このディスクカートリッジ202をディスクホ
ルダとともに保持する。また、この搬送体7は、記録再
生部に近接する位置に移動されることにより、保持して
いるディスクホルダが保持しているディスクカートリッ
ジ202を記録再生部に装着させる。
【0060】この搬送体7は、図14に示すように、記
録再生部4に対して、両側側をそれぞれ一対の支持アー
ム111,112を介して接離可能に支持されている。
一方の支持アーム111は、一端側を搬送体7の側壁部
の後方部分に対して支軸113を介して回動可能に取付
けられるとともに、他端側を記録再生部4の前方側の側
部に設けられたスリット114に挿通された軸115に
より回動及びスライド可能に支持されている。他方の支
持アーム112は、一端側を記録再生部4の側部の後方
部分に対して支軸116を介して回動可能に取付けられ
るとともに、他端側を搬送体7の前方側の側壁部に設け
られたスリット117に挿通された軸118により回動
及びスライド可能に支持されている。これら支持アーム
111,112は、互いに交差している箇所において、
軸119により、互いに回動可能に連結されている。搬
送体7は、これら支持アーム111,112により、上
下方向、すなわち、記録再生部4に対する接離方向へ移
動操作されるときに、水平状態、すなわち、記録再生部
4の上面部に対して平行な姿勢を維持される。
【0061】また、この搬送体7は、両側部に、左右一
対をなす昇降操作ピン120,120を備えている。こ
れら昇降操作ピン120,120は、図22に示すよう
に、両側の側壁部8,9にそれぞれ設けられた搬送体ガ
イドスリット121,121に挿通されている。これら
搬送体ガイドスリット121,121は、記録再生部4
の主面部に対して垂直な方向、すなわち、スピンドルモ
ータ6の駆動軸に平行な方向に形成されている。また、
一方の昇降操作ピン120は、記録再生部4の一側縁部
より上方に向けて立設されたガイド板122に設けられ
たガイドスリット123にも挿通されている。そして、
他側側の昇降操作ピン120は、基端側部分と先端側部
分とがそれぞれテーパ状に拡径された拡径部124,1
24となされており、中央部分のみが直径の小さい糸巻
き型の形状を有して形成されている。この他側側の昇降
操作ピン120は、中央の直径の小さい部分を、搬送体
ガイドスリット121内に位置させている。
【0062】搬送体ガイドスリット121,121は、
下端側にそれぞれ拡幅部125を有している。搬送体7
は、記録再生部4に近接されて保持しているディスクホ
ルダ13,14,15が保持しているディスクカートリ
ッジ202を記録再生部4に装着させたとき、各昇降操
作ピン120,120を各搬送体ガイドスリット12
1,121の拡幅部125内に位置させる。
【0063】搬送体7と記録再生部4との間には、図1
4に示すように、弾性部材であるチャッキング用バネ1
27が配設されている。このチャッキング用バネ127
は、搬送体7を記録再生部側に押圧支持することによっ
て、この搬送体7によりディスクホルダ13,14,1
5を介して保持されたディスクカートリッジ202を記
録再生部に装着させるものである。このチャッキング用
バネ127は、捻りコイルバネであって、コイル部を記
録再生部4の側縁部に設けられたバネ支持ピン128に
嵌装させ、一方のアーム部を記録再生部4により係止さ
れ、他方のアーム部を昇降操作ピン120に係止させて
いる。このチャッキング用バネ127は、図14中矢印
Aで示す下方側、すなわち、記録再生部4側に搬送体7
を付勢している。
【0064】そして、ベース板1の両側の側壁部8,9
の外側面部には、図2に示すように、搬送機構を構成す
る一対のカム板129,130がスライド可能に配設さ
れている。これらカム板129,130は、図21に示
すように、それぞれガイドピン131a及び水平なガイ
ドスリット132を有しており、側壁部8,9に設けら
れた水平なガイドスリット133にガイドピン131a
を挿通させ、側壁部8,9に設けられたガイドピン13
1bをガイドスリット132に挿通させることにより、
前後方向にスライド可能に支持されている。
【0065】これらカム板129,130には、それぞ
れ昇降操作カム溝134が形成されている。各カム板1
29,130の昇降操作カム溝134には、両側側の昇
降操作ピン120,120が挿通されている。これら昇
降操作カム溝134は、ディスクチェンジャの前方側が
高くなされ後方側が低くなるように傾斜した形状を有し
て形成されている。すなわち、搬送体7は、各カム板1
29,130が前方側にスライドされることにより降下
されて記録再生部4に近接され、各カム板129,13
0が後方側にスライドされることにより上昇されて記録
再生部4より離間される。これら昇降操作カム溝134
の後端側部分は、搬送体7が記録再生部4上にチャッキ
ング用バネ127の付勢力により近接したときにダンパ
3の変位に伴ってこの記録再生部4とともに移動するこ
とを可能とする拡幅部134aとなされている。また、
これら昇降操作カム溝134は、搬送体7をディスク収
納体2の下段のディスクホルダ13に対向する高さ位置
とする第1の水平部134bと、搬送体7をディスク収
納体2の中段のディスクホルダ14に対向する高さ位置
とする第2の水平部134cと、搬送体7をディスク収
納体2の上段のディスクホルダ15に対向する高さ位置
とする第3の水平部134dとを有している。これら第
1乃至第3の水平部134b,134c,134dは、
各昇降操作カム溝134の後方側より前方側に亘って順
次位置している。
【0066】また、カム板130には、図15に示すよ
うに、ホルダ移動阻止バネ73の先端側部分に係合する
係合部74をこの係合部74の支軸135を介して移動
操作するためのホルダ保持用カム溝136が形成されて
いる。すなわち、このホルダ保持用カム溝136には、
図15に示すように、係合部74に設けられた支軸13
5が挿通されている。このホルダ保持用カム溝136
は、昇降操作カム溝134と同様に、前方側が高く後方
側が低くなるように傾斜した形状を有して形成されてい
る。すなわち、係合部74は、カム板130が前方側に
スライドされることにより降下され、カム板130が後
方側にスライドされることにより上昇される。そして、
このホルダ保持用カム溝136は、図21に示すよう
に、係合部74をディスク収納体2の下段のディスクホ
ルダ13に対応する係合爪75に係合する高さ位置とす
る第1の水平部136bと、係合部74をディスク収納
体2の中段のディスクホルダ14に対応する係合爪75
に係合する高さ位置とする第2の水平部136cと、係
合部74をディスク収納体2の上段のディスクホルダ1
4に対応する係合爪75に係合する高さ位置とする第3
の水平部136dとを有している。これら第1乃至第3
の水平部136b,136c,136dは、ホルダ保持
用カム溝136の後方側より前方側に亘って順次位置し
ている。また、このホルダ保持用カム溝136の後端部
近傍の部分は、係合部74をいずれの係合爪75にも係
合しない高さ位置とする第4の水平部136aとなされ
ている。
【0067】そして、各カム板129,130は、搬送
機構を構成するカム板移動モータ137の駆動力によ
り、前後方向にスライド操作される。すなわち、カム板
移動モータ137は、図2に示すように、駆動軸に駆動
ギヤ138が取付けられており、ベース板1の下面部に
取付けられている。この駆動ギヤ138は、図示しない
伝達ギヤを介して、両側の側壁部8,9の外側に各カム
板129,130の下方側に位置して回転可能に配設さ
れたカム板移動ピニオンギヤ139,139に伝達され
る。これらカム板移動ピニオンギヤ139,139は、
各カム板129,130の下縁部に形成されたラックギ
ヤ140,140に噛合している。したがって、カム板
移動モータ137が回転駆動されることにより、各カム
板129,130は、前後方向にスライド操作される。
【0068】側壁部8には、カム板129,130の位
置検出を行うための位置検出センサ141が取付けられ
ている。この位置検出センサ141としては、例えば、
フォトカプラを用いることができる。そして、カム板1
29には、位置検出センサ141による位置検出の基準
となる4個の切り込み部を有する位置検出用スリット1
42が設けられている。位置検出センサ141は、位置
検出用スリット142の切り込み部を基準として、カム
板129,130の第1乃至第4の位置を検出する。
【0069】カム板129,130の第1の位置とは、
図25に示すように、各昇降操作ピン120,120が
各昇降操作カム溝134の拡幅部134aに挿通され、
図3に示すように、搬送体7が記録再生部4に対してチ
ャッキング用バネ127の付勢力により近接されダンパ
3の変位に伴ってこの記録再生部4とともに移動される
ことが可能となる位置である。また、カム板129,1
30の第2の位置とは、図24に示すように、昇降操作
ピン120,120が昇降操作カム溝134の第1の水
平部134bに挿通され、搬送体7がディスク収納体2
の下段のディスクホルダ13に対向させられる高さ位置
となる位置である。そして、カム板129,130の第
3の位置とは、図23に示すように、昇降操作ピン12
0,120が昇降操作カム溝134の第2の水平部13
4cに挿通され、図16に示すように、搬送体7がディ
スク収納体2の中段のディスクホルダ14に対向させら
れる高さ位置となる位置である。そして、カム板12
9,130の第4の位置とは、図22に示すように、昇
降操作ピン120,120が昇降操作カム溝134の第
3の水平部134dに挿通され、搬送体7がディスク収
納体2の上段のディスクホルダ15に対向させられる高
さ位置となる位置である。
【0070】そして、このディスクチェンジャは、保持
機構を構成する保持板143を有している。この保持板
143は、カム板129,130がスライドすることに
より移動操作されて、搬送体7と記録再生部4との間の
距離に応じて、ベース板1までの距離が異なる位置にお
いて記録再生部4をベース板1に対する移動がない状態
に保持するものである。この保持機構において、保持板
143は、チャッキング用バネ127の付勢力による記
録再生部4の搬送体7側への移動を阻止することによ
り、記録再生部4を保持する。
【0071】保持板143は、図21に示すように、複
数の支持スリット144を有し、これら支持スリット1
44に側壁部8,9に植設された複数の支持ピン14
5,146,147を対応させて挿通させることによ
り、上下方向、すなわち、搬送体7の移動方向に平行な
方向にスライド可能に支持されている。この保持板14
3の下縁部には、記録再生部4の位置規制ピン102,
103を嵌合させて押圧支持するための切り欠き部14
3a,143bが形成されている。また、この保持板1
43には、搬送体ガイドスリット121に対応し昇降操
作ピン120,120が挿通されるスリット148が形
成されている。このスリット148の下端側は、搬送体
ガイドスリット121の拡幅部126に対応する拡幅部
125となされている。この保持板143は、下方側に
スライドされると、切り欠き部143a,143bに記
録再生部4の位置規制ピン102,103を嵌合させ、
この位置規制ピン102,103を押圧支持する。
【0072】そして、側壁部8,9には、保持板143
をスライド操作するための保持部材操作レバー149が
取付けられている。この保持部材操作レバー149は、
中央部分を回動支軸150により側壁部8,9に回動可
能に支持されている。この保持部材操作レバー149
は、一端側が支軸151を介して保持板143に取付け
られ、他端側には、カム板129,130に形成された
保持部材用カム溝152に係合された倣いピン153が
設けられている。すなわち、カム板129,130が前
後方向にスライドされると、保持部材操作レバー149
が回動操作され、この保持部材操作レバー149の回動
に応じて保持板143がスライド操作される。
【0073】この保持部材用カム溝152は、図25に
示すように、カム板129,130が第1の位置にある
ときに倣いピン153が挿通する位置であって、図17
に示すように、保持板143の位置を位置規制ピン10
2,103より離間させる位置とする後端側部分152
aと、図24に示すように、カム板129,130が第
2の位置にあるときに倣いピン153が挿通する位置で
あって、図18に示すように、保持板143の位置を位
置規制ピン102,103を下方側に押し下げることに
より各ダンパ3の長さが初期の長さhよりも短い長さh
3となる位置とする略々中央の部分152bと、図23
に示すように、カム板129,130が第3の位置にあ
るときに倣いピン153が挿通する位置であって、図1
9に示すように、保持板143の位置を各ダンパ3の長
さが初期の長さhに等しい長さh2となる位置とする略
々中央より前端側に亘る部分と、図22に示すように、
カム板129,130が第4の位置にあるときに倣いピ
ン153が挿通する位置であって、図20に示すよう
に、保持板143の位置を各ダンパ3の長さが初期の長
さhよりも長い長さh1となる位置とする前端側部分1
52cとを有して形成されている。
【0074】すなわち、この保持機構は、保持板143
の位置を制御することによって、記録再生部4の保持位
置を規制する。カム板129,130が第1の位置にあ
るときには、保持板143は記録再生部4に対して作用
せず、各ダンパ3は、図17に示すように、初期の長さ
hとなされる。そして、カム板129,130が第2の
位置にあるときには、記録再生部4の位置は、保持板1
43により、図18に示すように、各ダンパ3の長さが
初期の長さhよりも短い長さh3となる位置となされ
る。また、カム板129,130が第3の位置にあると
きには、記録再生部4の位置は、保持板143により、
図19に示すように、各ダンパ3の長さが初期の長さh
に等しい長さh2となる位置となされる。また、カム板
129,130が第4の位置にあるときには、記録再生
部4の位置は、保持板143により、図20に示すよう
に、各ダンパ3の長さが初期の長さhよりも長い長さh
1となる位置となされる。
【0075】このように、記録再生部4は、保持板14
3によって、搬送体7の高さ位置に応じて異なる位置に
おいて保持される。この記録再生部4の保持位置の可変
範囲内には、各ダンパ3の長さが初期の長さhとなる位
置が含まれている。
【0076】ところで、ディスク収納体2と搬送体7と
は、ディスク収納体2が前後方向に移動操作されること
により、記録ディスクの主面部に沿う方向について、互
いに接離操作が可能となされている。そして、ディスク
収納体2と搬送体7とが互いに近接する位置となされた
ときには、図16に示すように、このディスク収納体2
内の案内スリット39と搬送体7内の案内スリット15
4とは、ディスク収納体2内でディスクカートリッジ2
02を保持したディスクホルダ13,14,15が搬送
体7内まで搬送されるための略々連続した引き出し案内
スリットを形成する。
【0077】ディスク収納体2及び搬送体7は、図4に
示すように、これらディスク収納体2と搬送体7とが互
いに近接されたときに互いの間を位置決めする位置決め
部となる円錐状の位置決めピン155及びこの位置決め
ピン155に対応した位置決め孔156を有している。
ディスク収納体2及び搬送体7は、図6に示すように、
これら位置決めピン155及び位置決め孔156を互い
に当接させ嵌合させることにより、互いに位置決めさ
れ、ディスク収納体2内のディスクホルダ13,14,
15が搬送体7内まで搬送される略々連続した引き出し
案内スリットを形成する。このようにしてディスク収納
体2内の案内スリット39と搬送体7内の案内スリット
154とが形成する引き出し案内スリットは、各ディス
クホルダ13,14,15の両側側に位置するそれぞれ
左右一対のスリット状をなす。
【0078】なお、ディスク収納体2と搬送体7との間
を位置決めする位置決め部は、上述の如き円錐状のピン
及び位置決め孔に限定されず、ディスク収納体2の両側
の後縁部分をテーパ状にして構成して位置決め部とする
こととしてもよい。
【0079】そして、各ディスクホルダ13,14,1
5は、ディスク収納体2内より搬送体7内に亘る搬送方
向についての一側側及び他側側に、それぞれ少なくとも
1本のピンを有している。すなわち、各ディスクホルダ
13,14,15は、一側側の側面部にガイドピン40
を有し、他側側の側面部に一対の支持ピン41,42を
有している。そして、これらガイドピン40及び一対の
支持ピン41,42は、各案内スリット39,154が
形成する引き出し案内スリット内に対応して挿入され
て、移動をガイドされる。
【0080】すなわち、ディスク収納体2と搬送体7と
が互いに離間している状態においては、図26に示すよ
うに、ガイドピン40及び一対の支持ピン41,42
は、ディスク収納体2内の案内スリット39により支持
されている。そして、図27に示すように、ディスク収
納体2と搬送体7とが互いに位置決めされて接合され
て、各案内スリット39,154が連続した引き出し案
内スリットを形成すると、ガイドピン40及び一対の支
持ピン41,42は、この引き出し案内スリットに沿っ
た移動が可能になる。ガイドピン40及び一対の支持ピ
ン41,42が引き出し案内スリットに沿って移動する
ことにより、図28に示すように、ディスクホルダ1
3,14,15は、ディスク収納体2より搬送体7へ、
または、搬送体7よりディスク収納体2へ搬送される。
【0081】このとき、図29に示すように、ディスク
収納体2と搬送体7との間の位置決めが不正確で、これ
らディスク収納体2及び搬送体7の各案内スリット3
9,154が形成する引き出し案内スリットが一直線状
になっていない場合においても、各ディスクホルダ1
3,14,15は、この引き出し案内スリットにおいて
ガイドピン40及び一対の支持ピン41,42を介して
支持されているため、この引き出し案内スリットの屈曲
に影響されることなく、円滑にディスク収納体2及び搬
送体7間の搬送を行われることができる。
【0082】搬送体7には、ディスク収納体2よりディ
スクホルダ13,14,15を引き出すための記録媒体
ローディング機構である引き出し機構が設けられてい
る。この引き出し機構は、図7に示すように、ディスク
ホルダ13,14,15を搬送する前後方向に平行な方
向となされて搬送体7上に設けられたラックギヤ157
と、このラックギヤ157に噛合されて前後方向に移動
可能となされたピニオンギヤ158と、このピニオンギ
ヤ158に基端側を取付けられ先端側にディスクホルダ
13,14,15に係合する係合部159を有するアー
ム部材となる引き出しアーム160とを備えて構成され
ている。ラックギヤ157は、搬送体7上に取付けられ
たラックギヤ部材161の側面部に形成されている。
【0083】ピニオンギヤ158は、搬送体7上におい
て前後方向にスライド可能に配設されたピニオンギヤ支
持板162に対して、支軸163を介して回転可能に取
付けられている。また、このピニオンギヤ158は、中
央部の円柱状部分164を搬送体7の上面部に設けられ
たギヤガイドスリット165内に挿通させ、このギヤガ
イドスリット165によってガイドされている。
【0084】ピニオンギヤ支持板162は、略々中央部
分にピニオンギヤ158が取付けられ、一端側の支持片
部166を搬送体7の上面部に設けられた支持スリット
部167によりガイドされ、他端側に設けられた一対の
支持ピン168,169を搬送体7の上面部に設けられ
た案内スリット部170によりガイドされて、前後方向
にスライド可能となされている。この支持ピン168,
169には、所定範囲内で前後方向に移動可能となされ
て、ラックギヤ部171を有するラックギヤ板172が
取付けられている。このラックギヤ板172とピニオン
ギヤ支持板162との間には、リミッタコイルバネ17
3が張架されている。このリミッタコイルバネ173
は、一端側がピニオンギヤ支持板162のバネ掛け部1
74に掛けられ、他端側がラックギヤ板172のバネ掛
け部175に掛けられており、ラックギヤ板172をピ
ニオンギヤ支持板162に対してディスクチェンジャの
前方側に向けて付勢している。
【0085】ラックギヤ板172は、図2に示すよう
に、搬送体7に取付けられた引き出しモータ176の駆
動力により、ピニオンギヤ支持板162とともに前後方
向に移動操作される。すなわち、引き出しモータ176
の駆動軸には、駆動ギヤ177が取付けられている。こ
の駆動ギヤ177は、搬送体7の下面部に回転可能に取
付けられた図示しない伝達ギヤを介して、図7に示すよ
うに、この搬送体7の上面部に支軸178を介して回転
可能に取付けられた第1の伝達ギヤ179に伝達され
る。この第1の伝達ギヤ179は、搬送体7の上面部に
支軸180を介して回転可能に取付けられた第2の伝達
ギヤ181に噛合している。この第2の伝達ギヤ181
は、搬送体7の上面部に支軸182を介して回転可能に
取付けられたピニオンギヤ183に噛合している。この
ピニオンギヤ183は、ラックギヤ板172のラックギ
ヤ部171に噛合している。
【0086】この引き出し機構においては、ピニオンギ
ヤ158をラックギヤ157に沿って移動させると、引
き出しアーム160の係合部159は、図7中矢印Kで
示すように、サイクロイド曲線の軌跡上を移動される。
このようにして係合部159が移動するサイクロイド曲
線の軌跡は、この係合部159がディスクホルダ13,
14,15の係合溝部43に係合してこのディスクホル
ダ13,14,15を搬送する区間と、この係合部15
9が係合溝部43に対する係合を外す区間とが連続され
たものである。
【0087】すなわち、この引き出し機構において、ピ
ニオンギヤ支持板162がディスクチェンジャの前方側
に位置しているときにおいては、図7に示すように、係
合部159は、係合溝部43の側方側に位置している。
そして、ピニオンギヤ支持板162が後方に向けてスラ
イドされると、係合部159は、図7中矢印K示すよう
に、係合溝部43に対して側方側より進入し、図8に示
すように、係合溝部43に係合する。そして、係合部1
59は、さらにピニオンギヤ支持板162が後方に移動
されることにより、図9に示すように、係合溝部43に
係合したままディスクホルダ13,14,15を後方側
に搬送する。
【0088】この引き出し機構においては、搬送体7が
昇降操作されるときには、図7に示すように、ピニオン
ギヤ支持板162を前方側の位置として、引き出しアー
ム160の位置を、係合部159のディスクホルダ1
3,14,15に対する係合が解除される位置としてお
く。この状態においては、搬送体7は、引き出しアーム
160の係合部159が各ディスクホルダ13,14,
15に干渉することないので、昇降することができる。
そして、この引き出し機構は、搬送体7が停止している
ときに、ディスク収納体2に収納された各ディスクホル
ダ13,14,15のうちの搬送体7に後縁部を対向さ
せているディスクカートリッジ202を保持しているデ
ィスクホルダの係合溝部43に係合部159を係合さ
せ、この係合部159を移動させることにより、図9に
示すように、このディスクホルダをディスク収納体2よ
り引き出して搬送体7に収納させ保持させる。
【0089】そして、この引き出し機構においては、デ
ィスクホルダが搬送体7に収納され保持されている状態
において、ピニオンギヤ支持板162を後方側の位置よ
り前方側の位置にスライドさせることによって、図9中
矢印Qで示すように、係合部159をディスクチェンジ
ャの後方側より前方側に移動させて、搬送体7に収納さ
れ保持されていたディスクホルダをディスク収納体2内
に戻すことができる。この場合において、係合部159
は、ディスクホルダ13,14,15がディスク収納体
2内に戻った後に、係合溝部43より側方側に抜け出し
て、図7に示すように、係合溝部43の側方側の位置ま
で移動する。
【0090】この引き出し機構においては、図10に示
すように、ピニオンギヤ158が図10中矢印J及び矢
印Pで示すようにラックギヤ157に噛合して移動した
とき、係合部159がサイクロイド曲線の軌跡を描いて
移動するので、ピニオンギヤ158の半径R及び引き出
しアーム160の長さの和をLとし、係合部159が描
くサイクロイド曲線の長径、すなわち、この係合部15
9により被搬送物を搬送する場合の最長の直線ストロー
クをSとしたとき、SがLの2倍よりも長い、すなわ
ち、 S>2L という関係が成立している。したがって、この引き出し
機構は、ディスクホルダ13,14,15の搬送可能距
離を維持したまま、この引き出し機構が占める空間、す
なわち、引き出しアーム160の移動軌跡の占める空間
を縮小することができる。
【0091】上述のように構成されたディスクチェンジ
ャにおいては、まず、図3に示すように、蓋体12が開
蓋され、ディスク収納体2内に、ディスチェンジャの前
方側より複数のディスクカートリッジ202が挿入され
る。このとき、ディスク収納体2は、このディスク収納
体2の移動可能範囲のうち、ディスクチェンジャの前方
側に位置されている。そして、各ディスクカートリッジ
202は、ディスクホルダ13,14,15内に保持さ
れる。ディスクカートリッジ202のディスク収納体2
への挿入が完了されると、図16に示すように、蓋体1
2が閉蓋される。
【0092】次に、筐体11の前面部に設けられた複数
の操作スイッチが操作されることにより、制御回路は、
カム板移動モータ137を駆動させる。カム板移動モー
タ137が駆動されると、搬送体7が昇降され、複数の
ディスクホルダ13,14,15に保持されたディスク
カートリッジ202より一のディスクカートリッジ20
2が選択される。このように搬送体7が昇降されると
き、各ダンパ3は、上述したように、この搬送体7の高
さ位置に応じて、記録再生部4の高さ位置が保持板14
3によって規制されることにより、伸縮される。
【0093】そして、ディスク収納体2は、制御回路が
ディスク収納体移動モータ22を駆動させることによ
り、図30に示すように、後方側、すなわち、搬送体7
側に移動される。このようにディスク収納体2が後方側
に移動されている間は、蓋体12は、閉蓋状態に保持さ
れる。そして、選択されたディスクカートリッジ202
は、引き出し機構により、ディスクホルダとともに搬送
体7内に搬入される。
【0094】選択されたディスクカートリッジ202が
搬送体7内に搬入されたならば、図31に示すように、
ディスク収納体2は、前方側に戻される。このとき、蓋
体12は開蓋可能となるが、ディスク収納体2において
ディスクホルダが引き出された箇所においては、誤挿入
防止板94により、さらにディスクカートリッジ202
が挿入操作されることが防止される。
【0095】次に、図32に示すように、搬送体7が降
下されて記録再生部4に近接されると、この搬送体7に
ディスクホルダを介して保持されていたディスクカート
リッジ202は、記録再生部4に装着される。このと
き、このディスクカートリッジ202は、チャッキング
用バネ127の付勢力により、記録再生部に対して押圧
支持されて装着される。この状態において、ディスクカ
ートリッジ202の記録ディスクに対する情報信号の記
録再生が行われる。
【0096】そして、記録再生モードの終了後、搬送体
7が上昇されて記録再生部4より離間されると、この搬
送体7にディスクホルダを介して保持されていたディス
クカートリッジ202は、記録再生部より取り外され
る。そして、搬送体7は、保持しているディスクホルダ
がディスク収納体2において収納されていた高さ位置に
戻される。このとき、ディスク収納体2は、この搬送体
7側に移動される。搬送体7に保持されていたディスク
ホルダは、引き出し機構によって、ディスク収納体2内
に戻される。そして、ディスク収納体2が前方側に戻さ
れることにより、蓋体12の開蓋が可能となる。この状
態において、ディスクホルダ13,14,15に保持さ
れていたディスクカートリッジ202は、ディスクチェ
ンジャの前方側に取り出すことが可能となる。
【0097】なお、本発明に係るディスクチェンジャ
は、上述したように記録ディスクがカートリッジに収納
されて構成されたディスクカートリッジを記録ディスク
として使用するものに限定されず、ディスク記録ディス
クとして、カートリッジなどに収納されない状態で使用
される記録ディスクを用いるものとして構成してもよ
い。この場合においては、引き出し機構の係合部など
は、記録ディスクに係合することができる形状に構成す
ることとなる。
【0098】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るディスクチ
ェンジャにおいては、複数の記録ディスクを収納するデ
ィスク収納体とこのディスク収納体に収納された記録デ
ィスクのうちの一を引き出して保持する搬送体とは、互
いに接離操作が可能となされ、ディスク収納体と搬送体
とが互いに近接する位置となされたときには、ディスク
移動阻止解除機構が、ディスク収納体に収納された各記
録ディスクに対する移動阻止機構による移動の阻止を解
除する。
【0099】すなわち、本発明は、複数の記録ディスク
を収納するディスク収納体とこのディスク収納体より記
録ディスクを選択的に引き出して記録再生部に装着させ
る搬送体とを備えたディスクチェンジャであって、ディ
スク収納体に収納され搬送体により選択されていない記
録ディスクがこのディスク収納体内で移動することが防
止されたディスクチェンジャを提供することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクチェンジャの要部の構成
を示す斜視図である。
【図2】上記ディスクチェンジャの要部の構成を示す分
解斜視図である。
【図3】上記ディスクチェンジャにおいて、蓋部材が開
蓋されている状態を一部を破断して示す側面図である。
【図4】上記ディスクチェンジャの搬送体、ディスク収
納体及び蓋体の構成及び位置関係を示す平面図であり、
蓋体が開蓋可能となっている状態を示すものである。
【図5】上記ディスクチェンジャの搬送体、ディスク収
納体及び蓋体の構成及び位置関係を示す平面図であり、
蓋体の開蓋を禁止している状態を示すものである。
【図6】上記ディスクチェンジャの搬送体、ディスク収
納体及び蓋体の構成及び位置関係を示す平面図であり、
ディスク収納体が搬送体に結合された状態を示すもので
ある。
【図7】上記ディスクチェンジャの搬送体の引き出し機
構の構成を示す平面図である。
【図8】上記ディスクチェンジャの引き出し機構及びデ
ィスクホルダの構成を一部を破断して示す側面図であ
る。
【図9】上記ディスクチェンジャの引き出し機構がディ
スクホルダを搬送体内に引き込んだ状態を示す平面図で
ある。
【図10】上記ディスクチェンジャの引き出し機構の要
部となるラックギヤ及びピニオンギヤの構成を示す平面
図である。
【図11】上記ディスクチェンジャの搬送体、ディスク
収納体及びシャーシの構成及び位置関係を示す平面図で
あり、ディスク収納体が搬送体より離間した状態を示す
ものである。
【図12】上記ディスクチェンジャの搬送体、ディスク
収納体及びシャーシの構成及び位置関係を示す平面図で
あり、ディスク収納体が搬送体に結合された状態を示す
ものである。
【図13】上記ディスクチェンジャの要部となる搬送体
の構成を示す平面図である。
【図14】上記ディスクチェンジャの搬送体の構成を示
す側面図である。
【図15】上記ディスクチェンジャのカム板とディスク
収納体との位置関係を示す側面図である。
【図16】上記ディスクチェンジャにおいて搬送体が中
段の記録ディスクを選択している状態を一部を破断して
示す側面図である。
【図17】上記ディスクチェンジャにおいてプレイモー
ドが実行されている状態を模式的に示す側面図である。
【図18】上記ディスクチェンジャにおいて搬送体が最
下段の記録ディスクを選択している状態を模式的に示す
側面図である。
【図19】上記ディスクチェンジャにおいて搬送体が中
段の記録ディスクを選択している状態を模式的に示す側
面図である。
【図20】上記ディスクチェンジャにおいて搬送体が最
上段の記録ディスクを選択している状態を模式的に示す
側面図である。
【図21】上記ディスクチェンジャのカム板の構成を示
す側面図である。
【図22】上記ディスクチェンジャのカム板が搬送体を
ディスク収納体の最上段としている状態を示す側面図で
ある。
【図23】上記ディスクチェンジャのカム板が搬送体を
ディスク収納体の中段としている状態を示す側面図であ
る。
【図24】上記ディスクチェンジャのカム板が搬送体を
ディスク収納体の最下段としている状態を示す側面図で
ある。
【図25】上記ディスクチェンジャのカム板が搬送体を
プレイ位置としている状態を示す側面図である。
【図26】上記ディスクチェンジャの搬送体、ディスク
収納体及びディスクホルダの位置関係を模式的に示す縦
断面図である。
【図27】上記ディスクチェンジャのディスク収納体が
搬送体に結合されたときの、これら搬送体、ディスク収
納体及びディスクホルダの位置関係を模式的に示す縦断
面図である。
【図28】上記ディスクチェンジャのディスクホルダが
ディスク収納体及び搬送体間を搬送されているときの、
これら搬送体、ディスク収納体及びディスクホルダの位
置関係を模式的に示す縦断面図である。
【図29】上記ディスクチェンジャのディスクホルダが
ディスク収納体及び搬送体間を搬送されているときに、
これら搬送体及びディスク収納体の位置関係がずれた状
態を模式的に示す縦断面図である。
【図30】上記ディスクチェンジャにおいて搬送体が中
段のディスクホルダを収納した状態を一部を破断して示
す側面図である。
【図31】上記ディスクチェンジャにおいてディスク収
納体が搬送体より離間した状態を一部を破断して示す側
面図である。
【図32】上記ディスクチェンジャにおいてプレイモー
ドが実行されている状態を一部を破断して示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 シャーシ、2 ディスク収納体、3 ダンパ、4
記録再生部、5 光学ピックアップ、6 スピンドルモ
ータ、7 搬送体、12 蓋体、13,14,15 デ
ィスクホルダ、39,154 案内スリット、40,4
1,42 支持ピン、62 固定板、79 開蓋禁止レ
バー、127 チャッキング用バネ、143 保持板、
155 位置決めピン、156 位置決め孔、157
ラックギヤ、158 ピニオンギヤ、159 係合部、
160 引き出しアーム、202ディスクカートリッジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録ディスクをこれら記録ディス
    クの主面部を互いに平行として各記録ディスクの主面部
    に垂直な方向に連ねた状態にして収納し、各記録ディス
    クをこれら記録ディスクの主面部に沿う一方向に引き出
    し可能としているディスク収納体と、 上記ディスク収納体に収納された各記録ディスクについ
    て該ディスク収納体より引き出されることを阻止するデ
    ィスク移動阻止機構と、 上記ディスク収納体に収納された各記録ディスクに対す
    るディスク移動阻止機構による移動の阻止を解除させる
    ディスク移動阻止解除機構と、 上記ディスク収納体に対してこのディスク収納体より各
    記録ディスクが引き出される方向に位置し、ディスク収
    納体に収納された各記録ディスクの主面部に垂直な方向
    に移動可能となされ、引き出し機構によりディスク収納
    体より引き出した一の記録ディスクを保持する搬送体と
    を備え、 上記ディスク収納体と上記搬送体とは、ディスク収納体
    より記録ディスクがの引き出される方向について接離操
    作が可能となされ、 上記ディスク移動阻止解除機構は、上記ディスク収納体
    と上記搬送体とが互いに近接されたときに、該ディスク
    収納体に収納された各記録ディスクに対するディスク移
    動阻止機構による移動の阻止を解除させることを特徴と
    するディスクチェンジャ。
  2. 【請求項2】 ディスク収納体を収納する筐体と、 上記ディスク収納体より搬送体に向かう方向とは異なる
    方向に位置して筐体に設けられ、この筐体の内外に亘っ
    て記録ディスクを通過させるディスク挿入口と、 上記筐体に設けられ、上記ディスク挿入口を開閉する蓋
    体と、 上記ディスク収納体と上記搬送体とが近接されていると
    きに蓋体を閉蓋状態に保持する開蓋禁止機構とを備え、 上記ディスク収納体と上記搬送体とは、上記蓋体が開蓋
    されているときには、近接することを阻止されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のディスクチェンジャ。
  3. 【請求項3】 記録ディスクとして、カートリッジに回
    転可能に収納されたものを使用し、このカートリッジに
    収納されたままの状態で記録ディスクの搬送及び記録再
    生部への装着を行うことを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスクチェンジャ。
JP18016597A 1997-07-04 1997-07-04 ディスクチェンジャ Withdrawn JPH1125569A (ja)

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Effective date: 20040907