JP3404241B2 - 油性菓子原料自動スプレー装置 - Google Patents
油性菓子原料自動スプレー装置Info
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- JP3404241B2 JP3404241B2 JP02242097A JP2242097A JP3404241B2 JP 3404241 B2 JP3404241 B2 JP 3404241B2 JP 02242097 A JP02242097 A JP 02242097A JP 2242097 A JP2242097 A JP 2242097A JP 3404241 B2 JP3404241 B2 JP 3404241B2
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23G—COCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
- A23G3/00—Sweetmeats; Confectionery; Marzipan; Coated or filled products
- A23G3/02—Apparatus specially adapted for manufacture or treatment of sweetmeats or confectionery; Accessories therefor
- A23G3/20—Apparatus for coating or filling sweetmeats or confectionery
- A23G3/2092—Apparatus for coating with atomised liquid, droplet bed, liquid spray
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B7/00—Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
- B05B7/02—Spray pistols; Apparatus for discharge
- B05B7/06—Spray pistols; Apparatus for discharge with at least one outlet orifice surrounding another approximately in the same plane
- B05B7/062—Spray pistols; Apparatus for discharge with at least one outlet orifice surrounding another approximately in the same plane with only one liquid outlet and at least one gas outlet
- B05B7/066—Spray pistols; Apparatus for discharge with at least one outlet orifice surrounding another approximately in the same plane with only one liquid outlet and at least one gas outlet with an inner liquid outlet surrounded by at least one annular gas outlet
-
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- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B7/00—Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
- B05B7/02—Spray pistols; Apparatus for discharge
- B05B7/12—Spray pistols; Apparatus for discharge designed to control volume of flow, e.g. with adjustable passages
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はチョコレート、ホワイト
チョコレート、油性クリーム等の油性菓子原料を可食物
表面に均等に被覆するに当たり、噴霧粒子の大きさを保
ったまま、噴霧領域を任意に変更することができ、噴霧
領域と噴霧粒子の大きさを自動的に制御する事が可能な
油性菓子原料の自動スプレー装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来油性菓子原料をスプレーする方法と
しては噴霧用圧縮空気を使用するエアースプレー方法と
噴霧用空気を使用せずに油性菓子原料を圧力タンクまた
は高圧ポンプを使用してノズルから噴霧せしめるエアー
レススプレー方法が開示され、利用されている。噴霧用
圧縮空気を使用して油性菓子原料を噴霧する方法に於い
ては噴霧領域、噴霧粒子の大きさを制御する方法として
は噴霧用圧縮空気の空気量を上げるか、圧縮空気の圧力
を上げる方法が取られている。この圧縮空気の量と圧力
を制御する方法の場合には噴霧領域と噴霧粒子の大きさ
とが同時に変化するために噴霧領域と噴霧粒子の大きさ
を別々に制御することが難しい。一方圧力タンクまたは
高圧ポンプを使用して噴霧するエアーレススプレー方法
ではノズルに送る液圧を高低することによって噴霧領域
を制御する方法があるが、この方法も噴霧領域の変化が
噴霧粒子の大きさを変化させることになり、噴霧領域と
噴霧粒子の大きさを別々に制御することが難しい。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】前記した如く従来技術
の油性菓子原料を圧縮空気によって噴霧するエアースプ
レー方法、圧縮空気を使用しない高圧ポンプを使用する
エアーレススプレー方法ともに噴霧領域と噴霧粒子の大
きさを別々に制御することは難しい。一般的には噴霧領
域を大きくすると噴霧粒子の大きさが小さいものとなる
欠点を有している。噴霧粒子の大きさを保ったまま、噴
霧領域を変化させることができる方法が望まれている。
従来、噴霧領域と噴霧粒子を制御するためにはエアーレ
ススプレー方法においては高圧ポンプのポンプ圧制御と
ノズルチップの選択、油性菓子原料の粘性制御が必要で
あり、エアースプレー方法では噴霧圧縮空気の空気圧の
制御、ノズルに送り込む油性原料の粘度、送り量の制御
が必要となり、このような複雑な制御によって噴霧領域
の制御と噴霧粒子の粒径制御を行わなければならない複
雑な調整が必要となる。かかる問題点を解決し、自動的
にかつ容易に噴霧領域と噴霧粒子の大きさを制御可能な
スプレー装置、具体的には、噴霧粒子の大きさを保った
まま噴霧領域を任意に変化させ、自動的に制御する油性
菓子原料用のスプレー装置の開発が求められていた。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
を解決するために鋭意研究の結果、第１図に示す構造の
スプレー装置を用いることによって油性菓子原料を自動
的かつ容易に噴霧領域と噴霧粒子の大きさを制御出来る
ことを見出し、課題を解決して本発明を完成した。本発
明のスプレー装置は噴霧領域及び噴霧粒子の大きさを自
動的に制御するようにノズルキャップの移動距離を制御
し、ノズルキャップをノズルキャップ駆動バーを介して
ノズルキャップバー駆動盤と連動させ、該ノズルキャッ
プバー駆動盤を駆動モーターにより前後の任意の位置に
移動させることによって自動的に噴霧領域と噴霧粒子の
大きさを制御するものである。 【０００５】 【発明の実施の形態】以下本発明の特徴を詳細に説明す
る。 【０００６】第１図は本発明の自動的かつ容易に噴霧領
域と噴霧粒子の大きさを制御出来る油性菓子原料を噴霧
するためのスプレー装置の構造を示すものである。該ス
プレー装置はノズルキャップ１、ノズルキャップ駆動バ
ー２、ノズルキャップバー駆動盤３、ネジ付きスリッピ
ングクラッチ４、キャップバー駆動モーター５、ノズル
キャップ駆動コントロールセンサー６、ニードル弁駆動
圧縮空気入口７、油性菓子原料入口８、ニードル９、噴
霧空気排出口１０、キャップヒーター１１、噴霧空気導
入口１２、ノズル１３より構成されている。さらに詳し
く説明するとノズルキャップ１はノズルキャップ駆動バ
ー２に依って前後に駆動する事が出来る。ノズルキャッ
プ駆動バー２はノズルキャップバー駆動盤３に装着され
ている。該ノズルキャップバー駆動盤３は円盤状であっ
てその中央部にネジ穴が開けられており、該ネジ穴を介
してネジ付きスリッピングクラッチ４がある。該ネジ付
きスリッピングクラッチ４はキャップバー駆動モーター
５に接続している。またキャップバー駆動盤３の移動位
置をノズルキャップ駆動コントロールセンサー６で検出
する。油性菓子原料は油性菓子原料入口８から導入さ
れ、ニードル弁駆動圧縮空気入口７から導入された圧縮
空気によってニードル９が移動し、ノズル１３から油性
菓子原料が流出する。該ノズル１３から流出する油性菓
子原料を微粒子状に噴霧するための圧縮空気が噴霧空気
導入口１２から導入され、噴霧空気排出口１０を通る。
キャップバー駆動モーター５の駆動によってスリッピン
グクラッチ４が移動し、キャップバー２を介してノズル
キャップ１が移動する。 【０００７】この結果ノズルキャップ１とノズル１３と
の間に空隙が作られ、該空隙部を通して噴霧空気排出口
１０を通った圧縮空気がノズル外部に排出される結果、
ノズル１３から流出する油性菓子原料が微粒子状に噴霧
される。 【０００８】ノズルキャップ１の移動距離が大きくなる
事によって噴霧領域が拡大する。該ノズルキャップ１の
移動距離はキャップバー駆動盤３の移動位置をノズルキ
ャップ駆動コントロールセンサー６で検出することによ
って測定され、移動距離を設定することができる。ノズ
ルキャップ駆動コントロールセンサー６を用いた該ノズ
ルキャップ１の移動距離設定により噴霧領域と噴霧粒子
の大きさが制御される。具体的には、噴霧粒子の大きさ
を保ったまま噴霧領域を任意の広さに設定して噴霧で
き、噴霧状態を制御することができる。 【０００９】ノズル１３の径を大きくするに従って噴霧
粒子の大きさを大きくすることができる。ノズルの径
は、製造する製品によって任意に選択されうる。 【００１０】本発明のスプレー装置の設置状態として
は、垂直下向きに設置して使用する他、３６０°どの方
向でも設置し、使用することができるが、噴霧する油性
菓子原料の粘度や噴霧粒子径によって適宜に選択されう
る。 【００１１】また長時間噴霧作業を実施した場合、噴霧
粒子の一部がノズル１３、ノズルキャップ１の一部に付
着し冷却されて固化し、噴霧状態を不均一にすることを
防止するためにキャップヒーター１１が装着されてい
る。 【００１２】本装置を用いて噴霧するのに適するのはチ
ョコレート、ホワイトチョコレート、油性クリーム等の
油性菓子原料である。 【００１３】 【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明は、これらに限定されるものではない。 【００１４】実施例１ カカオマス２５重量部、カカオ脂２０重量部、粉乳２０
重量部、砂糖３５重量部、レシチン０.５重量部、バニ
リン０.１重量部、よりなるチョコレート原料を混合
し、通常のチョコレート製造処理である、レファイナー
処理、コンチング処理を行い、チョコレート生地を得
た。第１図に開示のスプレー装置（５ｍｍ¢ノズル１
３）の油性菓子原料入口８に該チョコレート生地を３２
℃に調温し、ポンプにて本スプレー装置の油性菓子原料
入口８に２Ｋｇ／ｃｍ2 の圧力で圧入した。一方、噴霧
空気導入口１２には２Ｋｇ／ｃｍ2 の圧縮空気を送入し
た。キャップヒーター１１の温度設定を３３℃とし、キ
ャップバー駆動モーター５によってノズルキャップ１を
ノズルキャップ駆動コントロールセンサー６による計測
値を基準にしてノズル前方２ｍｍ移動した状態になるよ
うにノズルキャップ駆動コントロールセンサー６を設定
し、ニードル弁駆動圧縮空気入口７より２Ｋｇ／ｃｍ2
の圧縮空気を送入し、ニードル９をノズル後方に移動
し、チョコレート生地を該スプレー装置ノズル先端から
垂直７００ｍｍ下の平面に噴霧した。該噴霧チョコレー
トは平面上５００ｍｍ直径の円内に均一に噴霧できた。
且つ噴霧粒子は１．０ｍｍ¢から１．５ｍｍ¢の均一な
ものであった。 【００１５】実施例２ 実施例１に記載の方法に於いて、キャップバー駆動モー
ター５によってノズルキャップ１をノズルキャップ駆動
コントロールセンサー６の測定値によりノズル前方１ｍ
ｍ移動した状態でニードル弁駆動圧縮空気入口７より２
Ｋｇ／ｃｍ2 の圧縮空気を送入し、ニードル９をノズル
後方に移動し、実施例１に記載の方法で調製したチョコ
レート生地を該スプレー装置ノズル先端から垂直７００
ｍｍ下の平面に噴霧した。該噴霧チョコレートは平面上
３００ｍｍ直径の円内に均一に噴霧できた。且つ噴霧粒
子は１．０ｍｍ¢から１．５ｍｍ¢の均一なものであっ
た。 【００１６】 【発明の効果】本発明の装置を用いることによって、油
性菓子原料を噴霧する際に自動的にかつ容易に噴霧領域
と噴霧粒子の大きさを制御することが出来る。
チョコレート、油性クリーム等の油性菓子原料を可食物
表面に均等に被覆するに当たり、噴霧粒子の大きさを保
ったまま、噴霧領域を任意に変更することができ、噴霧
領域と噴霧粒子の大きさを自動的に制御する事が可能な
油性菓子原料の自動スプレー装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来油性菓子原料をスプレーする方法と
しては噴霧用圧縮空気を使用するエアースプレー方法と
噴霧用空気を使用せずに油性菓子原料を圧力タンクまた
は高圧ポンプを使用してノズルから噴霧せしめるエアー
レススプレー方法が開示され、利用されている。噴霧用
圧縮空気を使用して油性菓子原料を噴霧する方法に於い
ては噴霧領域、噴霧粒子の大きさを制御する方法として
は噴霧用圧縮空気の空気量を上げるか、圧縮空気の圧力
を上げる方法が取られている。この圧縮空気の量と圧力
を制御する方法の場合には噴霧領域と噴霧粒子の大きさ
とが同時に変化するために噴霧領域と噴霧粒子の大きさ
を別々に制御することが難しい。一方圧力タンクまたは
高圧ポンプを使用して噴霧するエアーレススプレー方法
ではノズルに送る液圧を高低することによって噴霧領域
を制御する方法があるが、この方法も噴霧領域の変化が
噴霧粒子の大きさを変化させることになり、噴霧領域と
噴霧粒子の大きさを別々に制御することが難しい。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】前記した如く従来技術
の油性菓子原料を圧縮空気によって噴霧するエアースプ
レー方法、圧縮空気を使用しない高圧ポンプを使用する
エアーレススプレー方法ともに噴霧領域と噴霧粒子の大
きさを別々に制御することは難しい。一般的には噴霧領
域を大きくすると噴霧粒子の大きさが小さいものとなる
欠点を有している。噴霧粒子の大きさを保ったまま、噴
霧領域を変化させることができる方法が望まれている。
従来、噴霧領域と噴霧粒子を制御するためにはエアーレ
ススプレー方法においては高圧ポンプのポンプ圧制御と
ノズルチップの選択、油性菓子原料の粘性制御が必要で
あり、エアースプレー方法では噴霧圧縮空気の空気圧の
制御、ノズルに送り込む油性原料の粘度、送り量の制御
が必要となり、このような複雑な制御によって噴霧領域
の制御と噴霧粒子の粒径制御を行わなければならない複
雑な調整が必要となる。かかる問題点を解決し、自動的
にかつ容易に噴霧領域と噴霧粒子の大きさを制御可能な
スプレー装置、具体的には、噴霧粒子の大きさを保った
まま噴霧領域を任意に変化させ、自動的に制御する油性
菓子原料用のスプレー装置の開発が求められていた。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
を解決するために鋭意研究の結果、第１図に示す構造の
スプレー装置を用いることによって油性菓子原料を自動
的かつ容易に噴霧領域と噴霧粒子の大きさを制御出来る
ことを見出し、課題を解決して本発明を完成した。本発
明のスプレー装置は噴霧領域及び噴霧粒子の大きさを自
動的に制御するようにノズルキャップの移動距離を制御
し、ノズルキャップをノズルキャップ駆動バーを介して
ノズルキャップバー駆動盤と連動させ、該ノズルキャッ
プバー駆動盤を駆動モーターにより前後の任意の位置に
移動させることによって自動的に噴霧領域と噴霧粒子の
大きさを制御するものである。 【０００５】 【発明の実施の形態】以下本発明の特徴を詳細に説明す
る。 【０００６】第１図は本発明の自動的かつ容易に噴霧領
域と噴霧粒子の大きさを制御出来る油性菓子原料を噴霧
するためのスプレー装置の構造を示すものである。該ス
プレー装置はノズルキャップ１、ノズルキャップ駆動バ
ー２、ノズルキャップバー駆動盤３、ネジ付きスリッピ
ングクラッチ４、キャップバー駆動モーター５、ノズル
キャップ駆動コントロールセンサー６、ニードル弁駆動
圧縮空気入口７、油性菓子原料入口８、ニードル９、噴
霧空気排出口１０、キャップヒーター１１、噴霧空気導
入口１２、ノズル１３より構成されている。さらに詳し
く説明するとノズルキャップ１はノズルキャップ駆動バ
ー２に依って前後に駆動する事が出来る。ノズルキャッ
プ駆動バー２はノズルキャップバー駆動盤３に装着され
ている。該ノズルキャップバー駆動盤３は円盤状であっ
てその中央部にネジ穴が開けられており、該ネジ穴を介
してネジ付きスリッピングクラッチ４がある。該ネジ付
きスリッピングクラッチ４はキャップバー駆動モーター
５に接続している。またキャップバー駆動盤３の移動位
置をノズルキャップ駆動コントロールセンサー６で検出
する。油性菓子原料は油性菓子原料入口８から導入さ
れ、ニードル弁駆動圧縮空気入口７から導入された圧縮
空気によってニードル９が移動し、ノズル１３から油性
菓子原料が流出する。該ノズル１３から流出する油性菓
子原料を微粒子状に噴霧するための圧縮空気が噴霧空気
導入口１２から導入され、噴霧空気排出口１０を通る。
キャップバー駆動モーター５の駆動によってスリッピン
グクラッチ４が移動し、キャップバー２を介してノズル
キャップ１が移動する。 【０００７】この結果ノズルキャップ１とノズル１３と
の間に空隙が作られ、該空隙部を通して噴霧空気排出口
１０を通った圧縮空気がノズル外部に排出される結果、
ノズル１３から流出する油性菓子原料が微粒子状に噴霧
される。 【０００８】ノズルキャップ１の移動距離が大きくなる
事によって噴霧領域が拡大する。該ノズルキャップ１の
移動距離はキャップバー駆動盤３の移動位置をノズルキ
ャップ駆動コントロールセンサー６で検出することによ
って測定され、移動距離を設定することができる。ノズ
ルキャップ駆動コントロールセンサー６を用いた該ノズ
ルキャップ１の移動距離設定により噴霧領域と噴霧粒子
の大きさが制御される。具体的には、噴霧粒子の大きさ
を保ったまま噴霧領域を任意の広さに設定して噴霧で
き、噴霧状態を制御することができる。 【０００９】ノズル１３の径を大きくするに従って噴霧
粒子の大きさを大きくすることができる。ノズルの径
は、製造する製品によって任意に選択されうる。 【００１０】本発明のスプレー装置の設置状態として
は、垂直下向きに設置して使用する他、３６０°どの方
向でも設置し、使用することができるが、噴霧する油性
菓子原料の粘度や噴霧粒子径によって適宜に選択されう
る。 【００１１】また長時間噴霧作業を実施した場合、噴霧
粒子の一部がノズル１３、ノズルキャップ１の一部に付
着し冷却されて固化し、噴霧状態を不均一にすることを
防止するためにキャップヒーター１１が装着されてい
る。 【００１２】本装置を用いて噴霧するのに適するのはチ
ョコレート、ホワイトチョコレート、油性クリーム等の
油性菓子原料である。 【００１３】 【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明は、これらに限定されるものではない。 【００１４】実施例１ カカオマス２５重量部、カカオ脂２０重量部、粉乳２０
重量部、砂糖３５重量部、レシチン０.５重量部、バニ
リン０.１重量部、よりなるチョコレート原料を混合
し、通常のチョコレート製造処理である、レファイナー
処理、コンチング処理を行い、チョコレート生地を得
た。第１図に開示のスプレー装置（５ｍｍ¢ノズル１
３）の油性菓子原料入口８に該チョコレート生地を３２
℃に調温し、ポンプにて本スプレー装置の油性菓子原料
入口８に２Ｋｇ／ｃｍ2 の圧力で圧入した。一方、噴霧
空気導入口１２には２Ｋｇ／ｃｍ2 の圧縮空気を送入し
た。キャップヒーター１１の温度設定を３３℃とし、キ
ャップバー駆動モーター５によってノズルキャップ１を
ノズルキャップ駆動コントロールセンサー６による計測
値を基準にしてノズル前方２ｍｍ移動した状態になるよ
うにノズルキャップ駆動コントロールセンサー６を設定
し、ニードル弁駆動圧縮空気入口７より２Ｋｇ／ｃｍ2
の圧縮空気を送入し、ニードル９をノズル後方に移動
し、チョコレート生地を該スプレー装置ノズル先端から
垂直７００ｍｍ下の平面に噴霧した。該噴霧チョコレー
トは平面上５００ｍｍ直径の円内に均一に噴霧できた。
且つ噴霧粒子は１．０ｍｍ¢から１．５ｍｍ¢の均一な
ものであった。 【００１５】実施例２ 実施例１に記載の方法に於いて、キャップバー駆動モー
ター５によってノズルキャップ１をノズルキャップ駆動
コントロールセンサー６の測定値によりノズル前方１ｍ
ｍ移動した状態でニードル弁駆動圧縮空気入口７より２
Ｋｇ／ｃｍ2 の圧縮空気を送入し、ニードル９をノズル
後方に移動し、実施例１に記載の方法で調製したチョコ
レート生地を該スプレー装置ノズル先端から垂直７００
ｍｍ下の平面に噴霧した。該噴霧チョコレートは平面上
３００ｍｍ直径の円内に均一に噴霧できた。且つ噴霧粒
子は１．０ｍｍ¢から１．５ｍｍ¢の均一なものであっ
た。 【００１６】 【発明の効果】本発明の装置を用いることによって、油
性菓子原料を噴霧する際に自動的にかつ容易に噴霧領域
と噴霧粒子の大きさを制御することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１図は、本発明の自動スプレー装置の一態様
を示す断面図である。 【符号の説明】 １ ノズルキャップ ２ ノズルキャップ駆動バー ３ ノズルキャップバー駆動盤 ４ ネジ付きスリッピングクラッチ ５ キャップバー駆動モーター ６ ノズルキャップ駆動コントロールセンサー ７ ニードル弁駆動圧縮空気入口 ８ 油性菓子原料入口 ９ ニードル １０ 噴霧空気排出口 １１ キャップヒーター １２ 噴霧空気導入口 １３ ノズル
を示す断面図である。 【符号の説明】 １ ノズルキャップ ２ ノズルキャップ駆動バー ３ ノズルキャップバー駆動盤 ４ ネジ付きスリッピングクラッチ ５ キャップバー駆動モーター ６ ノズルキャップ駆動コントロールセンサー ７ ニードル弁駆動圧縮空気入口 ８ 油性菓子原料入口 ９ ニードル １０ 噴霧空気排出口 １１ キャップヒーター １２ 噴霧空気導入口 １３ ノズル
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 油性菓子原料を噴霧する装置に於いて、
ノズルの外側にノズルキャップを装着し、該ノズルキャ
ップをノズルキャップ駆動バーを介してノズルキャップ
バー駆動盤と連動させ、該ノズルキャップバー駆動盤を
駆動モーターにより前後の任意の位置に移動させる特徴
を持つとともに、ノズルキャップとノズルとの空隙部の
大きさをノズルキャップ駆動コントロールセンサーを使
用して計測し、該計測値を基準にしてノズルキャップ駆
動コントロールセンサーを設定することによりノズルキ
ャップの移動距離を制御し、空隙部からの圧縮空気排出
量を制御することにより、噴霧粒子の大きさを保ったま
ま、噴霧領域を任意に変化させることができ、噴霧領域
と噴霧粒子の大きさを自動的に制御する特徴を持つチョ
コレート、油性クリーム類噴霧用の油性菓子原料噴霧装
置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02242097A JP3404241B2 (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 油性菓子原料自動スプレー装置 |
| ES98102015T ES2176829T3 (es) | 1997-02-05 | 1998-02-05 | Aparato automatico de pulverizacion para materia prima oleosa de pasteleria. |
| AT98102015T ATE217488T1 (de) | 1997-02-05 | 1998-02-05 | Automatisches spritzgerät für öliges süsswarenmaterial |
| DE69805338T DE69805338T2 (de) | 1997-02-05 | 1998-02-05 | Automatisches Spritzgerät für öliges Süsswarenmaterial |
| US09/017,707 US6125787A (en) | 1997-02-05 | 1998-02-05 | Automatic spray apparatus for oily confectionery raw material |
| EP98102015A EP0857424B1 (en) | 1997-02-05 | 1998-02-05 | Automatic spray apparatus for oily confectionery raw material |
| US09/504,935 US6401651B1 (en) | 1997-02-05 | 2000-02-16 | Automatic spray apparatus for oily confectionery raw material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02242097A JP3404241B2 (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 油性菓子原料自動スプレー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10215778A JPH10215778A (ja) | 1998-08-18 |
| JP3404241B2 true JP3404241B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=12082195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02242097A Expired - Fee Related JP3404241B2 (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 油性菓子原料自動スプレー装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US6125787A (ja) |
| EP (1) | EP0857424B1 (ja) |
| JP (1) | JP3404241B2 (ja) |
| AT (1) | ATE217488T1 (ja) |
| DE (1) | DE69805338T2 (ja) |
| ES (1) | ES2176829T3 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3404241B2 (ja) * | 1997-02-05 | 2003-05-06 | 明治製菓株式会社 | 油性菓子原料自動スプレー装置 |
| US20050274821A1 (en) * | 2004-06-11 | 2005-12-15 | Lear Corporation | Heated spray applicator |
| US7389941B2 (en) * | 2005-10-13 | 2008-06-24 | Cool Clean Technologies, Inc. | Nozzle device and method for forming cryogenic composite fluid spray |
| ES2402671T3 (es) * | 2007-04-24 | 2013-05-07 | Generale Biscuit | Proceso de pulverización de una capa que contiene grasa y azúcar en una superficie de un producto comestible |
| US9272297B2 (en) * | 2008-03-04 | 2016-03-01 | Sono-Tek Corporation | Ultrasonic atomizing nozzle methods for the food industry |
| JP5914322B2 (ja) * | 2012-12-28 | 2016-05-11 | アネスト岩田株式会社 | スプレーガン |
| CN104785395B (zh) * | 2015-03-27 | 2016-11-09 | 南京工业职业技术学院 | 一种可调式喷枪 |
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