JP3403765B2 - 遠隔操作装置 - Google Patents

遠隔操作装置

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JP3403765B2
JP3403765B2 JP22703093A JP22703093A JP3403765B2 JP 3403765 B2 JP3403765 B2 JP 3403765B2 JP 22703093 A JP22703093 A JP 22703093A JP 22703093 A JP22703093 A JP 22703093A JP 3403765 B2 JP3403765 B2 JP 3403765B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は遠隔操作装置、特に消
費電力の少ない遠隔操作装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特公昭63−11509号公報
に示されるように、所定のコード番号を含む赤外線を使
用してロック装置を解錠する遠隔操作ロック制御装置は
公知である。この遠隔操作ロック制御装置は、手動操作
されるスイッチを含む発信装置と、スイッチを押圧した
ときに発信装置から発射される赤外線を受信して赤外線
中に含まれる所定のコード番号を検出したときにロック
装置に解錠信号を供給する受信装置とを有する。この遠
隔操作ロック制御装置は受光装置のセンサ部に対し約1
m以上離れた位置から赤外線を発射してロック装置を解
錠することができる。このため、発信装置のスイッチ押
圧による解錠操作の簡易化と迅速化を図れる利点があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電波又は赤外
線等の電磁波を媒介とする遠隔操作装置の受信回路は発
信装置から発生される遠隔操作信号を常時受信可能とす
るために連続的に動作状態に維持されている。このた
め、受信装置の消費電力が増加する欠点がある。特に、
受信装置が車両に設けられている場合に、受信装置が連
続的に動作状態に維持されると、バッテリの容量が低下
して、車両の電気装置の作動が不能となり、車両を始動
できない場合がある。
【0004】そこで、この発明は消費電力の少ない遠隔
操作装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による遠隔操作
装置(10)は、遠隔操作信号(12)を発生する発信装置(11)
と、遠隔操作信号(12)を受信して遠隔操作信号(12)内に
所定のコード信号が含まれているときに被駆動装置(13)
を作動する駆動信号を出力する受信装置(14)とを備えて
いる。受信装置(14)は、発信装置(11)から発信された遠
隔操作信号(12)を受信する受信回路(91)と、受信回路(9
1)から送出された信号を判定する受信制御回路(70)とを
備えている。遠隔操作信号(12)は、トリガコード(60)
と、トリガコード(60)に続くリーダコード(62)と、リー
ダコード(62)に続く固有コード(64)とを含み、受信制御
回路(70)は非作動状態にある受信回路(91)を間欠的に作
動状態に切り換える。
【0006】受信制御回路(70)は、作動状態にある受信
回路(91)が遠隔操作信号(12)中のトリガコード(60)を受
信したときに、受信制御回路(70)を間欠受信動作モード
から連続受信スタンバイモードに切り換えると共に、受
信回路(91)を一定時間動作状態に維持する第1のモード
切換手段と、受信制御回路(70)が連続受信スタンバイモ
ードのときにリーダコード(62)を受信したとき、受信制
御回路(70)を連続受信スタンバイモードからデコードモ
ードに切り換える第2のモード切換手段と、受信制御回
路(70)がデコードモードにあるときに受信した遠隔操作
信号(12)に正規の固有コード(64)が含まれるときに被駆
動装置(13)を作動する駆動信号を出力する比較手段とを
備えている。受信制御回路(70)が間欠受信動作モードに
あるとき、例えば受信制御回路(70)は30ミリ秒間受信
回路(91)を付勢し、次の170ミリ秒間受信回路(91)を
消勢して、これらの動作を交互に行う。間欠受信動作モ
ードの間又は170ミリ秒の間受信制御回路(70)はマイ
クロコンピュータのホルトモードでも動作モードでもよ
い。受信制御回路(70)が連続受信スタンバイモードのと
き、リーダパルスを受信したときに受信回路(91)を一定
時間、連続的に付勢する信号を発生するが、受信制御回
路(70)はデコードモードにはならず、スタンバイモード
又は未デコードモードに維持される。リーダパルスを受
信したときに、受信制御回路(70)はデコードモードに切
り換えられ、記憶された内部情報を読み出す。第1のモ
ード切換手段はリーダコード(62)を受信したときに、リ
ーダコード(62)を受信した時点から一定時間受信回路(9
1)を作動状態から非作動状態に切り換える時点を決定す
るが、リーダコード(62)を受信しないときに、トリガコ
ード(60)を受信した時点から一定時間受信回路(91)を作
動状態から非作動状態に切り換える時点を決定する。ま
た、本発明では、トリガコード(60)は少なくとも3つの
不連続パルス列を1サイクルとして複数のサイクルで構
成される。
【0007】
【作用】トリガコード(60)を受信するまで、受信制御回
路(70)を間欠受信動作モードに維持し、受信回路(91)を
作動状態と非作動状態に交互に間欠的に切り換えて、消
費電力を低減することができる。また、トリガコード(6
0)を受信した後、受信回路(91)を一定時間作動状態に維
持するので、トリガコード(60)に続くリーダコード(62)
及び固有コード(64)を確実に受信することができる。ト
リガコード(60)の受信後、リーダコード(62)を受信する
まで受信制御回路(70)を連続受信スタンバイモードに切
り換え、リーダコード(62)を受信したときに初めて連続
受信スタンバイモードからデコードモードに切り換える
ので、この点でも消費電力の節約を図ることができる。
また、少なくとも3つの不連続パルス列を1サイクルと
して複数のサイクルでトリガコード(60)を構成するの
で、トリガコード(60)の最初の1サイクルは受信制御回
路(70)で有効に受信されなくても、次の1サイクルを受
信する前に受信回路(91)が過渡状態から正常な受信状態
に達するから、受信制御回路(70)は3つの不連続パルス
列を1サイクルとするトリガコード(60)を正確に受信す
ることができる。
【0008】
【実施例】まず、遠隔操作信号として電波を使用したこ
の発明による遠隔操作装置の実施例を図1〜図7につい
て説明する。
【0009】図1はこの発明による遠隔操作装置10の
概略図を示す。遠隔操作装置10は遠隔操作信号12と
して電波を発生する発信装置11と、遠隔操作信号12
内に所定のコード信号が含まれているときに被駆動装置
13を作動する駆動信号を出力する受信装置14とを備
えている。
【0010】図2は携帯用発信装置11の詳細を示す。
発信装置11は電源30に接続された電源入力端子21
と、スイッチ31及びパルス成形回路32を介して電源
30に接続されたリセット端子22と、スイッチ31、
発光ダイオード50及び抵抗33を介して電源30に直
列に接続された表示出力端子23と、トランジスタ34
のベースに接続された電力供給端子24と、トタンジス
タ35のベースに接続されたパルス発生端子25と、P
−ROM(プログラマブルリードオンリメモリ)39に
接続された端子26〜29とを備えた発信制御回路15
を有する。
【0011】パルス成形回路32はスイッチ31とリセ
ット端子22との間に接続されたコンデンサ51と、ス
イッチ31とコンデンサ51との間とグランドとの間に
接続された抵抗52と、コンデンサ51とリセット端子
22との間に並列に接続された抵抗53及びダイオード
54とを備えている。電力供給端子24はトランジスタ
34のベースに接続される。トランジスタ34のエミッ
タは電源30に接続され、コレクタはアンテナ37を備
えた送信回路36に接続され、トランジスタ34のオン
時に送信回路36に電力が供給される。送信制御端子2
5はトランジスタ35のベースに接続される。トランジ
スタ35のコレクタは抵抗38を介してトランジスタ3
4のコレクタに接続される。また、トランジスタ35の
コレクタは直列に接続された抵抗44、コイル45及び
発振回路46を介して送信回路36に接続される。図示
しないが、送信回路36にはアンテナ37から電波を発
生する搬送波を形成する回路が設けられている。抵抗4
4とコイル45との間は可変容量ダイオード47を介し
て接地される。
【0012】図2に示す構成において、スイッチ31を
オンすると、電源30に接続されたパルス成形回路32
はリセット端子22にパルスを付与する。これにより、
発信制御回路15はリセットされ、P−ROM39に記
憶された動作シーケンスに基づいて発信制御回路15が
作動される。即ち、電力供給端子24が高レベル電圧か
ら低レベル電圧に切り換えられ、トランジスタ34がオ
ンとなる。これにより、送信回路36に電力が供給さ
れ、また、抵抗38、44及びコイル45を介して発振
回路46が作動される。この状態において、パルス発生
端子25からコード化されたパルスが発生される。この
パルスは発振回路46の振幅を変動させ、送信回路36
からアンテナ37を通じて遠隔操作信号12として送信
される。
【0013】図3Aはパルス発生端子25から送出され
るパルス列を示す。このパルス列は、P−ROM39内
に記憶され、少なくとも3つの不連続パルス列を1サイ
クルとする複数のサイクルで構成されるトリガコード6
0と、トリガコード60に続く第1の休止期間61と、
休止期間61に続くリーダコード62と、リーダコード
62に続く第2の休止期間63と、第2の休止期間63
に続く固有コード64とからなる。図7に示すように、
トリガコード60は50マイクロ秒のパルス幅を有する
3つのパルス60a、60b及び60cを含む不連続パル
ス列を1サイクルとして複数のサイクルからなり、パル
ス60aと60bとのパルス間隔は250マイクロ秒で、
パルス60bと60c及び60cと60aとのパルス間隔は
2ミリ秒である。図示の実施例では、2ミリ秒又は25
0マイクロ秒間隔で250マイクロ秒の3つのパルスが
発生する1サイクルを20サイクル以上継続してトリガ
コード60が形成される。第1の休止期間61は約3ミ
リ秒である。リーダコード62は図3の点線65で示す
パルス欠損を吸収できる十分なパルス幅を有する約5ミ
リ秒である。第2の休止期間63は2ミリ秒である。固
有コード64は8又は16マイクロ秒のパルスが間欠的
に発生する。固有コード64の最後にエンドパルス64
aが発生する。エンドパルス64aが送信制御端子25か
ら送出された後、表示出力端子23が一定時間低レベル
電圧に切り換えられる。これにより、発光ダイオード5
0が一定時間点灯するので、使用者が送信回路36から
所定の遠隔操作信号が送出されたことを認識することが
できる。その後、発信制御回路15はデコードモードか
ら連続受信スタンバイモードに切り換えられる。
【0014】図4は受信制御回路70を備えた受信装置
14の詳細な回路を示す。受信制御回路70の第1入力
端子71は、第1フィルタ回路94を介してトランジス
タ93のコレクタに接続される。トランジスタ93のベ
ースは受信回路91に接続され、エミッタは電源に接続
される。受信回路91はアンテナ92を備えている。第
2入力端子72は第2フィルタ回路95及びダイオード
96を介してトランジスタ93のコレクタに接続され
る。第1フィルタ回路94はリーダコード62のパルス
程度の大きなパルス幅を有する信号のみを第1入力端子
71に伝達する低域フィルタである。第2フィルタ回路
95はノイズを濾波するが、トリガコード60のパルス
を通過させる程度の高域フィルタである。
【0015】電源100はダイオード101、抵抗10
2、定電圧回路105及びパルス成形回路106を介し
てリセット端子77に接続される。抵抗102と定電圧
回路105との間にはグランドとの間に並列に接続され
たツェナダイオード103及びコンデンサ104が接続
される。パルス成形回路106は定電圧回路105とリ
セット端子77との間に接続されたコンデンサ108
と、コンデンサ108と定電圧回路105との接続部と
グランドとの間に接続された抵抗107と、コンデンサ
108とリセット端子77との接続点とグランドとの間
に接続された抵抗109とを備えている。定電圧回路1
05は受信制御回路70の電源端子76及びトランジス
タ110、111の各エミッタに接続される。トランジ
スタ110のベースは出力端子73に接続され、コレク
タはダイオード112を介してロックスイッチ113に
接続される。トランジスタ114のエミッタはトランジ
スタ110のコレクタに接続され、トランジスタ114
のコレクタはロック状態検出端子74に接続される。ト
ランジスタ114のベースはダイオード117を介して
ロック検出スイッチ113に接続される。トランジスタ
111のコレクタはドア開閉検出端子75に接続され、
トランジスタ111のベースはダイオード115を介し
てドアスイッチ116に接続されている。
【0016】トランジスタ120のベースは制御端子7
8に接続され、コレクタは電源に接続され、エミッタは
トランジスタ123のエミッタに接続されている。トラ
ンジスタ121のベースはロック制御端子79に接続さ
れ、コレクタはリレー131の巻線133を介して電源
に接続されている。トランジスタ121のエミッタは接
地される。リレー131の正側端子134は電源に接続
され、負側端子135は接地される。アーマチュア端子
136は被駆動装置としてのモータ141に接続されか
つ通常負側端子135に接続されている。同様に、トラ
ンジスタ122のベースはロック制御端子80に接続さ
れ、コレクタはリレー132の巻線137を介して電源
に接続されている。トランジスタ122のエミッタは接
地される。リレー132の正側端子138は電源に接続
され、負側端子140は接地される。アーマチュア端子
139はモータ141に接続されかつ通常負側端子14
0に接続されている。トランジスタ123のベースは出
力端子81に接続され、コレクタはP−ROM150の
電源端子に接続される。端子82〜85はP−ROM1
50の対応する端子に接続される。
【0017】図示しないが、受信制御回路70内には受
信制御回路70を間欠受信動作モードから連続受信スタ
ンバイモードに切り換えると共に、受信回路を一定時間
動作状態に維持する第1のモード切換手段と、連続受信
スタンバイモードからデコードモードに切り換える第2
のモード切換手段と、受信したリーダコードが正規の信
号であるか否か判定するリーダコード検出手段と、受信
した固有信号と記憶した固有コードとを比較して、一致
したときに駆動信号を発生する比較手段と、連続受信ス
タンバイモードの時間を設定するタイマ手段と、固有コ
ードを記憶する記憶手段と、比較手段が駆動信号を送出
した後、デコードモードから間欠受信動作モードに切り
換える第3のモード切換手段とを備えている。
【0018】図6は、発信装置及び受信装置の各部の信
号を示すタイムチャートを示す。図6Aは発信装置11
から発射される遠隔操作信号12のタイムチャートを示
す。遠隔操作信号12に含まれるトリガコード60が受
信制御回路70により有効に受信されない前部を点線で
示す。図6Bは受信制御回路70の制御端子78の出力
を示すタイムチャートである。受信制御回路70が間欠
受信動作モードにあるとき、制御端子78は30ミリ秒
間低レベルの出力を発生することにより、トランジスタ
120をオンし、30ミリ秒間受信回路91を付勢して
トリガコード60を受信可能な状態とする。その後制御
端子78は170ミリ秒間高レベルの出力を発生するこ
とによりトランジスタ120をオフ状態に維持して、受
信回路91への通電を停止し、節電を図っている。制御
端子78が30ミリ秒間低レベルの出力を発生する間に
第2入力端子72によって有効にトリガコード60を受
信したとき、受信制御回路70の第1のモード切換手段
は受信制御回路70を間欠受信動作モードから連続受信
スタンバイモードに切り換えると共に、受信回路91を
一定時間動作状態に維持する。この状態で、第1入力端
子71がリーダコード62を受信すると、第1のモード
切換手段は、リーダコード62を受信した時点から一定
時間受信回路91を作動状態から非作動状態に切り換え
る時点を決定する。従って、制御端子78は図6Bに示
すように、リーダコード62を受信したときは比較的短
い時間低レベルの出力を発生する。これに対して、受信
制御回路70が連続受信スタンバイモードに切り換えら
れた状態で、第1入力端子71がリーダコード62を受
信しないと、図6Hに示すタイムチャートにより第1の
モード切換手段は、トリガコード60を受信した時点か
ら一定時間受信回路91を作動状態から非作動状態に切
り換える時点を決定する。従って、制御端子78は図6
Hに示すように、リーダコード62を受信しないときは
比較的長い時間低レベルの出力を発生する。図6Cは第
1入力端子71で受信される信号のタイムチャートを示
す。第1入力端子71では、トリガコード60を受信し
たとき、第1フィルタ回路94の作用によりレベルの小
さな入力信号を受信するが、リーダコード62を受信し
たとき、第1フィルタ回路94により減衰されないの
で、レベルの大きな入力信号を受信する。第1入力端子
71がリーダコード62を受信したとき、第1のモード
切換手段により制御端子78の低レベル出力の停止時点
が決定される。また、第1入力端子71がリーダコード
62を受信したとき、図6Dで示す出力端子73の出力
が一定時間高レベルから低レベルに切り換えられるか
ら、これに対応して図6Fに示すようにロック状態検出
端子74の入力が高レベルに切り換えられる。ロック状
態検出端子74の入力を高レベルに切り換えるのはロッ
クスイッチ113のオン・オフ状態を検出するためであ
る。図6Eは正規のリーダコード62を受信した後、正
規の固有コード64を受信しない場合の出力端子73の
出力状態を示すタイムチャートである。図6Gはロック
制御端子80の出力を示すタイムチャートである。出力
端子73が低レベルに切り換えられた後、ロック状態検
出端子74が高レベルの信号を受信すると、ロックスイ
ッチ113がオフ状態にあり、ロック装置がアンロック
状態にあることを意味する。従って、固有コード64が
正規のコードであると、ロック制御端子80からの出力
によりモータ141が逆転され、ドアロック装置がロッ
ク状態に切り換えられる。逆に、出力端子73が低レベ
ルに切り換えられた後、ロック状態検出端子74が低レ
ベルの信号を受信すると、ロックスイッチ113がオン
状態にあり、ロック装置がロック状態にあることを意味
する。図6Jはロックスイッチ113がオン状態にある
場合のロック状態検出端子74の入力信号を示すタイム
チャートである。従って、固有コード64が正規のコー
ドであると、ロック制御端子79からの出力によりモー
タ141が正転され、ドアロック装置がアンロック状態
に切り換えられる。図6Iはロック制御端子79の出力
を示すタイムチャートである。
【0019】図4の構成において、受信制御回路70は
図5に示す動作シーケンスに従って作動される。受信制
御回路70のプログラム化制御信号はP−ROM150
内に記憶されている。図5のスタートのステップ200
から201に進み、受信制御回路70は間欠受信動作モ
ードに維持されている。間欠受信動作モードでは、受信
制御回路70の制御端子78は、170ミリ秒毎に30
ミリ秒間低レベルの出力を発生することにより、トラン
ジスタ120をオンし、受信回路91を付勢してトリガ
コード60を受信可能な状態とする。その後制御端子7
8は170ミリ秒間高レベルの出力を発生することによ
りトランジスタ120をオフ状態に維持して、受信回路
91への通電を停止し、節電を図っている。間欠受信動
作モードの間、受信制御回路70はマイクロコンピュー
タのホルトモードでも動作モードでもよい。制御端子7
8が低レベルの信号を発生した後、受信回路91が有効
に遠隔操作信号を受信できるまで、ある程度の時間が必
要であるから、図7に示すように、例えば、トリガコー
ド60の最初の1サイクルは受信回路91及び第2入力
端子72を通じて受信制御回路70で有効に受信されな
いが、次の1サイクルを受信するまえに受信回路91及
び第2入力端子72が過渡状態から正常な受信状態に達
するから、第2入力端子72は3つの不連続パルス列を
1サイクルとするトリガコード60を正確に受信するこ
とができる。受信回路91が作動状態になり、送信回路
36のアンテナ37から送出された遠隔操作信号12が
アンテナ92を介して受信回路91で受信されると、受
信回路91の出力によりトランジスタ93がオン・オフ
動作される。トランジスタ93のオン・オフ動作は第1
フィルタ回路94及び第2フィルタ回路95に送出され
る。受信回路91により受信される遠隔操作信号12は
図3で示すように、最初にトリガコード60を含み、受
信回路91が作動状態となる30ミリ秒間はトリガコー
ド60の少なくとも3つの不連続パルス列を含む時間で
ある。トリガコード60はパルス幅が短いため、第1フ
ィルタ回路94を通過できないが、第2フィルタ回路9
5を通過する。このため、トリガコード60が第2入力
端子72に供給され、受信制御回路70により認識され
たとき、図5のステップ202から203に進み、受信
制御回路70は自身に内蔵された第1のモード切換手段
により間欠受信動作モードから連続受信スタンバイモー
ドに切り換えられる。連続受信スタンバイモードでは、
受信制御回路70は制御端子78から連続的に低レベル
の出力を245ミリ秒間維持する。この低レベルの出力
が発生する間、受信回路91は連続的に作動状態に保持
される。このとき、受信制御回路70はスタンバイモー
ド又は未デコードモードに維持される。また、受信制御
回路70内に設けられたタイマ手段が245ミリ秒の計
数を開始する(ステップ204)。次に、受信制御回路
70は第1入力端子71がリーダコード62を受信した
か否か判断(ステップ205)し、リーダコード62を
受信すると、ステップ206に進み、受信制御回路70
はリーダコード62が正規の信号か否か判断する。リー
ダコード62は受信電圧レベル又はパルス幅により正規
の信号か否か判断される。リーダコード62が正規の信
号であると、ステップ207に進み、受信制御回路70
は内蔵された第2のモード切換手段により連続受信スタ
ンバイモードからデコードモードに切り換えられる。続
いて、ステップ208において受信制御回路70内に設
けられた比較手段は固有コード64が受信制御回路70
の固有コード記憶手段内に記憶された固有コード信号と
一致するか否か判断する。比較手段において、受信した
固有コードと記憶した固有コードとが一致したとき、ス
テップ209において出力端子73が低レベル出力を発
生するから、トランジスタ110がオンとなる。次に、
ステップ210において自動車のドアが開放され、ドア
スイッチ116がオン状態にあるか否か判断する。ドア
スイッチ116がオンすると、トランジスタ111がオ
ンとなり、ドア開閉検出端子75が高レベル信号を受信
する。逆に、ドアが閉鎖され、ドアスイッチ116がオ
フ状態にあると、トランジスタ111はオフ状態に維持
されるから、ドア開閉検出端子75が低レベル信号を受
信する。続いて、ステップ211において、ロックスイ
ッチ113がロック状態を検出しているか否か判断す
る。ロックスイッチ113がロック状態を検出している
と、ステップ212に進み、出力端子79から一定時間
アンロック信号が出力され、リレー131の巻線133
が付勢される。これにより、接点が正側端子134に接
続され、モータ141が正転され、ドアロック装置がア
ンロック状態に切り換えられる。ステップ211におい
て、ロックスイッチ113がオフ状態のとき、ドアロッ
ク装置がアンロック状態にあるから、ステップ215に
進み、出力端子80からロック信号が一定時間出力され
る。これにより、トランジスタ122がオンとなり、リ
レー132の巻線137が付勢される。従って、接点が
正側端子138に接続され、モータ141が逆回転さ
れ、ドアロック装置がロック状態に切り換えられる。
【0020】ステップ212においてアンロック信号が
出力された後又はステップ215においてロック信号が
出力された後、ステップ213において内蔵された第3
のモード切換手段により受信制御回路70がデコードモ
ードから間欠受信動作モードに切り換えられ、ステップ
216に進む。ステップ202においてトリガコード6
0を検出しないとき、ステップ201に戻る。ステップ
205において、リーダコード62を受信しないとき、
ステップ214に移行し、タイマ時間が経過したか否か
判断する。タイマ時間が経過する前ではステップ214
から205に戻される。ステップ214においてタイマ
時間が経過すると、ステップ213において連続受信ス
タンバイモードから間欠受信動作モードに切り換えら
れ、受信回路91が間欠動作に切り換えられる。ステッ
プ206においてリーダコードが正規の信号でないと
き、ステップ208において固有コードが一致しないと
き及びステップ210においてドアスイッチ116がオ
フ状態のときもステップ214に進む。
【0021】この発明の前記実施例では、遠隔操作信号
として電波を使用する例を示したが、電波以外の赤外線
等の電磁波を使用することが可能である。また、図3B
に示すように、休止期間61を除去したり、2個のリー
ダコード62又は2個の固有コード64を設けても良
い。また、リーダコード62を検出した後、受信制御回
路70のデコードモード時間をリーダコード62の受信
時から更に一定時間延長してもよい。被駆動装置として
モータ141以外の装置を使用してもよい。
【0022】
【発明の効果】この発明による遠隔操作装置によれば、
受信回路を間欠的に作動させることにより消費電力の節
減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による遠隔操作装置を略示するブロッ
ク図
【図2】この発明による遠隔操作装置に使用する発信装
置の回路図
【図3】この発明に使用する遠隔操作信号のタイムチャ
ート
【図4】この発明による遠隔操作装置に使用する受信装
置の回路図
【図5】受信装置の動作シーケンスを示すフローチャー
【図6】発信装置及び受信装置の各部の信号を示すタイ
ムチャート
【図7】トリガコードを示すタイムチャート
【符号の説明】
10・・・遠隔操作装置、11・・・発信装置、12・
・・遠隔操作信号、13・・・被駆動装置、14・・・
受信装置、60・・・トリガコード、62・・・リーダ
コード、64・・・固有コード、70・・・受信制御回
路、91・・・受信回路、141・・・モータ(被駆動
装置)、
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−124626(JP,A) 特開 昭63−30097(JP,A) 実開 平4−85991(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 E05B 49/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作信号を発生する発信装置と、遠
    隔操作信号を受信して遠隔操作信号内に所定のコード信
    号が含まれているときに被駆動装置を作動する駆動信号
    を出力する受信装置とを備えた遠隔操作装置において、 受信装置は、発信装置から発信された遠隔操作信号を受
    信する受信回路と、受信回路から送出された信号を判定
    する受信制御回路とを備え、 遠隔操作信号は、トリガコードと、トリガコードに続く
    リーダコードと、リーダコードに続く固有コードとを含
    み、 受信制御回路は、非作動状態にある受信回路を間欠的に
    作動状態に切り換え、 受信制御回路は、作動状態にある受信回路が遠隔操作信
    号中のトリガコードを受信したときに、受信制御回路を
    間欠受信動作モードから連続受信スタンバイモードに切
    り換えると共に、受信回路を一定時間動作状態に維持す
    る第1のモード切換手段と、受信制御回路が連続受信ス
    タンバイモードのときにリーダコードを受信したとき、
    受信制御回路を連続受信スタンバイモードからデコード
    モードに切り換える第2のモード切換手段と、受信制御
    回路がデコードモードにあるときに受信した遠隔操作信
    号に正規の固有コードが含まれるときに被駆動装置を作
    動する駆動信号を出力する比較手段とを備えたことを特
    徴とする遠隔操作装置。
  2. 【請求項2】 遠隔操作信号を発生する発信装置と、遠
    隔操作信号を受信して遠隔操作信号内に所定のコード信
    号が含まれているときに被駆動装置を作動する駆動信号
    を出力する受信装置とを備えた遠隔操作装置において、 受信装置は、発信装置から発信された遠隔操作信号を受
    信する受信回路と、受信回路から送出された信号を判定
    する受信制御回路とを備え、 遠隔操作信号は、トリガコードと、トリガコードに続く
    リーダコードと、リーダコードに続く固有コードとを含
    み、 トリガコードは少なくとも3つの不連続パルス列を1サ
    イクルとして複数のサイクルで構成され、 受信制御回路は、非作動状態にある受信回路を間欠的に
    作動状態に切り換え、作動状態にある受信回路が遠隔操
    作信号中のトリガコードを受信したときに、受信回路を
    一定時間動作状態に維持することを特徴とする遠隔操作
    装置。
  3. 【請求項3】 第1のモード切換手段はリーダコードを
    受信したときに、リーダコードを受信した時点から一定
    時間受信回路を作動状態から非作動状態に切り換える時
    点を決定する請求項1に記載の遠隔操作装置。
  4. 【請求項4】 第1のモード切換手段はリーダコードを
    受信しないときに、トリガコードを受信した時点から一
    定時間受信回路を作動状態から非作動状態に切り換える
    時点を決定する請求項1に記載の遠隔操作装置。
  5. 【請求項5】 トリガコードは、高域フィルタである第
    2フィルタ回路を通じて受信回路から受信制御回路に付
    与され、リーダコードは、低域フィルタである第1フィ
    ルタ回路を通じて受信回路から受信制御回路に付与され
    る請求項1〜4の何れか1項に記載の遠隔操作装置。
  6. 【請求項6】 リーダコードは、パルス欠損を吸収でき
    る十分なパルス幅を有する請求項1〜4の何れか1項に
    記載の遠隔操作装置。
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