JP3402920B2 - ディスク再生装置 - Google Patents
ディスク再生装置Info
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Description
に係り、特に記録信号を再生するためのピックアップ
(あるいはヘッド)をスライディングさせるためのスラ
イディング・アクチュエータに関するもので、例えばオ
ーディオ用のCD(コンパクト・ディスク)プレーヤ装
置、レーザーディスクプレーヤ装置、コンピュータ・シ
ステム用のCDROM駆動装置、光ディスク再生装置な
どに使用されるものである。
ーヤ装置のシステム構成を示している。図3において、
50はCD、51はCD上のディジタル記録信号を再生
するための半導体レーザーや光電変換素子などを内蔵し
た光学式ピックアップである。
方向に沿ってスライディングさせるめのスライディング
・アクチュエータ、53はCDを所定の回転速度で回転
駆動させるためのディスクモータである。
ピックアップ51による再生信号をディジタル処理する
ための再生信号処理回路541やその信号処理出力をデ
ィジタル/アナログ変換するためのディジタル/アナロ
グ変換回路(DAC)542などを含む。
生信号出力の高周波ノイズを除去するためのローパスフ
ィルタ(LPF)である。56は前記CDプレーヤ再生
回路54および後述するサーボ制御回路60を制御する
ためのシステムコントローラー用のマイコン(マイクロ
コンピュータ)であり、キー入力装置や表示装置などが
接続されている。
御回路61のほか、フォーカスサーボ制御回路62、ト
ラッキングサーボ制御回路63、スレッドサーボ制御回
路64などを有する。
マイコン56により制御され、前記ディスクモータ53
を制御するものである。前記フォーカスサーボ制御回路
62は、前記マイコン56により制御され、前記再生信
号処理回路541で得られるフォーカスエラー信号が零
になるように前記ピックアップ51の光学系のフォーカ
ス制御を行うものである。
前記マイコン56により制御され、前記再生信号処理回
路541で得られるトラッキングエラー信号が零になる
ように前記ピックアップ51の光学系のトラッキング制
御を行うものである。
チュエータ52に駆動電流を供給するためのアクチュエ
ータ駆動回路641を含み、前記マイコン56により制
御され、前記CDプレーヤ再生回路54の再生信号処理
回路541で得られるキックエラー信号が零になるよう
に前記アクチュエータ52のCD半径方向位置の制御を
行うものである。
CDの記録信号の再生に際してCD上のトラックをサー
チする時、スライディング・アクチュエータに一定の大
きさに設定された駆動電流を供給している。
クチュエータ52の移動を高速にできるのでキック量が
大きい場合には都合が良いが、アクチュエータ52の慣
性が大きくなるのでピックアップ51を目的とするトラ
ック位置に確実に移動させることが困難になるという問
題がある。
と、アクチュエータ52の移動が低速になるので、ピッ
クアップ51を目的トラック位置により確実に移動させ
ることができるが、キック量が大きい場合にはトラック
サーチの速度が遅くなるという問題がある。
CDプレーヤ装置は、ディスク上のトラックのサーチ動
作に際して、アクチュエータの移動速度を高めることと
アクチュエータを目的トラック位置へ正確に移動させる
ことの両立を図ることが困難であるという問題があっ
た。
たもので、ディスク上のトラックのサーチ動作に際し
て、記録信号再生用のピックアップをスライディング移
動させるためのアクチュエータの移動速度を可変制御で
き、トラックサーチの高速化および最適化を図り得るデ
ィスク再生装置を提供することを目的とする。
置は、ディスクに記録された信号を再生するためのピッ
クアップと、前記ピックアップを前記ディスクの半径方
向に沿ってスライディング移動させるためのアクチュエ
ータと、前記アクチュエータに駆動電流を供給するため
のアクチュエータ駆動回路と、前記ディスク上のトラッ
クをサーチする時に前記アクチュエータ駆動回路から前
記アクチュエータに供給する駆動電流の大きさを制御可
能なアクチュエータ駆動電流制御回路とを具備すること
を特徴とする。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態に係るディスク再生装置を使用したオーディオ
用のCDプレーヤ装置のシステム構成を示している。
のディジタル記録信号を再生するための半導体レーザー
や光電変換素子などを内蔵した光学式ピックアップであ
る。12は上記ピックアップ11をCDの半径方向に沿
ってスライディングさせるためのスライディング・アク
チュエータ、13はCDを所定の回転速度で回転駆動さ
せるためのディスクモータである。
ピックアップ11による再生信号をディジタル処理する
ための再生信号処理回路141やその信号処理出力をデ
ィジタル/アナログ変換するためのディジタル/アナロ
グ変換回路(DAC)142などを含む。
生信号出力の高周波ノイズを除去するためのローパスフ
ィルタ(LPF)である。16は前記CDプレーヤ再生
回路14および後述するサーボ制御回路20を制御する
ためのシステムコントローラー用のマイコン(マイクロ
コンピュータ)であり、キー入力装置や表示装置などが
接続されている。
御回路21のほか、フォーカスサーボ制御回路22、ト
ラッキングサーボ制御回路23、スレッドサーボ制御回
路24などを有する。
マイコン16により制御され、前記ディスクモータ13
を制御するものである。前記フォーカスサーボ制御回路
22は、前記マイコン16により制御され、前記再生信
号処理回路141で得られるフォーカスエラー信号が零
になるように前記ピックアップ11の光学系のフォーカ
ス制御を行うものである。
前記マイコン16により制御され、前記再生信号処理回
路141で得られるトラッキングエラー信号が零になる
ように前記ピックアップ11の光学系のトラッキング制
御を行うものである。
チュエータ12に駆動電流を供給するためのアクチュエ
ータ駆動回路241を含み、前記マイコン16により制
御され、前記CDプレーヤ再生回路14の再生信号処理
回路141で得られるピックアップ位置と移動目的トラ
ック位置との差に対応するキックエラー信号が零になる
ように前記アクチュエータ12のCD半径方向位置の制
御を行うものである。
御され、前記CD上のトラックをサーチする時に前記ス
レッドサーボ制御回路24のアクチュエータ駆動回路2
41から前記アクチュエータ12に供給する駆動電流の
大きさを制御可能なアクチュエータ駆動電流制御回路で
ある。
るトラックサーチ動作に際して必要とするキック量が所
定の基準値より大きいか否かの大小判定を行う第1の制
御手段と、第1の制御手段による判定の結果、前記キッ
ク量が基準値より大きい場合には前記アクチュエータ駆
動電流制御回路へ第1の論理レベルの制御信号を出力し
てアクチュエータ駆動電流の設定値を高くし、前記キッ
ク量が基準値より小さい場合には前記アクチュエータ駆
動電流制御回路へ第2の論理レベルの制御信号を出力し
てアクチュエータ駆動電流の設定値を低くする第2の制
御手段と、第2の制御手段によるアクチュエータ駆動電
流の設定値に応じた前記アクチュエータの移動を一定時
間許可する第3の制御手段と、前記トラックサーチ動作
が終了したか否かの判定を行う第4の制御手段と、第4
の制御手段による判定の結果、サーチ動作が終了してい
なければ前記第1の制御手段に動作を移し、サーチ動作
が終了していれば別の処理動作に進ませる第5の制御手
段とを具備する。
て、CD上のトラックをサーチする時の前記マイコン1
6による制御動作の流れの一例を示している。CDの記
録信号の再生に際して、トラックサーチ動作が開始する
と、まず、サーチ動作のために必要とするキック量が所
定の基準値より大きいか否かの大小判定を行う(ステッ
プS1)。
場合には、マイコン16からアクチュエータ駆動電流制
御回路17へ“H”レベルの制御信号を出力することに
より、アクチュエータ駆動電流の設定値を高くし(ステ
ップS2a)、キック量が基準値より小さい場合には、
マイコン16からアクチュエータ駆動電流制御回路17
へ“L”レベルの制御信号を出力することにより、アク
チュエータ駆動電流の設定値を低くする(ステップS2
b)。
の設定値に応じてアクチュエータの移動を一定時間許可
する(ステップS3)。この際、アクチュエータ駆動電
流の設定値が高い場合(キック量が大きい場合)には、
アクチュエータ12の移動を高速にできる。これに対し
て、アクチュエータ駆動電流の設定値が低い場合(キッ
ク量が小さい場合)には、ピックアップ11を目的とす
るトラック位置により確実に移動させることができる。
かの判定を行う(ステップS4)。判定の結果、サーチ
動作が終了していなければ前記ステップS1に戻ってス
テップS2aあるいはS2bからステップS4までの動
作を繰り返し、サーチ動作が終了していれば次の処理に
進む。
おいては、CD上のトラックをサーチする時に、アクチ
ュエータ駆動電流制御回路17によりアクチュエータ駆
動回路241からアクチュエータ12に供給する駆動電
流の大きさを制御可能である。
の大小に応じてアクチュエータ駆動電流の設定値を大小
方向に制御することが可能である。具体的には、サーチ
動作のために必要とするキック量が大きい場合には、ア
クチュエータ12を高速で移動させるようにアクチュエ
ータ駆動電流の設定値を高くし、キック量が小さい場合
には、ピックアップ11を目的トラック位置により確実
に移動させるようにアクチュエータ駆動電流の設定値を
低くすることが可能である。
よび目的トラック位置への確実な移動の両面から適切で
あるようにアクチュエータ駆動電流の設定値を低くする
ことが可能になり、トラックサーチの高速化と最適化を
図ることが可能になる。
小判定を1つの基準値を用いて行ったが、キック量の大
小レベルを互いに異なる複数の基準値を用いて判定して
3段階以上に分類し、各段階毎にアクチュエータ駆動電
流の設定値を異ならせるように制御変更を行うことによ
り、アクチュエータ12の移動速度および目的トラック
位置への移動の確実度をより微細に設定することが可能
になる。
前記ディスクに対するトラックサーチ動作に際して必要
とするキック量が複数の段階のうちのどの段階に属する
かを判定する第1の制御手段と、第1の制御手段による
判定されたキック量に応じて前記アクチュエータ駆動電
流制御回路のアクチュエータ駆動電流の設定値を制御す
る第2の制御手段と、第2の制御手段によるアクチュエ
ータ駆動電流の設定値に応じた前記アクチュエータの移
動を一定時間許可する第3の制御手段と、前記トラック
サーチ動作が終了したか否かの判定を行う第4の制御手
段と、第4の制御手段による判定の結果、サーチ動作が
終了していなければ前記第1の制御手段に動作を移し、
サーチ動作が終了していれば別の処理動作に進ませる第
5の制御手段とを具備すればよい。
オ用のCDプレーヤ装置に限らず、信号再生用のピック
アップ(あるいはヘッド)を移動させるためのスライデ
ィング・アクチュエータ駆動装置を使用する他のディス
ク再生装置、例えばレーザーディスクプレーヤ装置、コ
ンピュータ・システム用の光ディスク再生装置、光磁気
ディスク再生装置などにも適用できる。
ク上のトラックのサーチ動作に際して、記録信号再生用
のピックアップ(ヘッド)をスライディングさせるため
のアクチュエータの移動速度を可変制御でき、高速で最
適なトラックの追い込みが可能になるディスク再生装置
を提供することができる。
装置を使用したオーディオ用のCDプレーヤ装置のシス
テム構成を示すブロック図。
ックをサーチする時のマイコンによる制御動作の流れの
一例を示すフローチャート。
テム構成を示すブロック図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ディスクに記録された信号を再生するた
めのピックアップと、 前記ピックアップを前記ディスクの半径方向に沿ってス
ライディング移動させるためのアクチュエータと、 前記アクチュエータに駆動電流を供給するためのアクチ
ュエータ駆動回路と、 前記ディスク上のトラックをサーチする時に前記アクチ
ュエータ駆動回路から前記アクチュエータに供給する駆
動電流の大きさを、前記ディスクに対するトラックサー
チ動作のキック量の大小に応じて制御可能なアクチュエ
ータ駆動電流制御回路と、前記ピックアップからの再生信号を処理する再生信号処
理回路と、 前記再生信号処理回路を制御するとともに前記再生信号
処理回路の処理信号に基づいて前記アクチュエータ駆動
電流制御回路を制御するためのシステムコントローラー
用のマイクロコンピュータと、を具備し、 前記マイクロコンピュータは、前記ディスクに対するト
ラックサーチ動作に際して必要とするキック量が所定の
基準値より大きいか否かの大小判定を行う第1の制御手
段と、 前記第1の制御手段による判定の結果、前記キック量が
基準値より大きい場合には前記アクチュエータ駆動電流
制御回路へ第1の論理レベルの制御信号を出力してアク
チュエータ駆動電流の設定値を高くし、前記キック量が
基準値より小さい場合には前記アクチュエータ駆動電流
制御回路へ第2の論理レベルの制御信号を出力してアク
チュエータ駆動電流の設定値を低くする第2の制御手段
と、 前記第2の制御手段によるアクチュエータ駆動電流の設
定値に応じた前記アクチュエータの移動を一定時間許可
する第3の制御手段と、 前記トラックサーチ動作が終了したか否かの判定を行う
第4の制御手段と、 前記第4の制御手段による判定の結果、サーチ動作が終
了していなければ前記第1の制御手段に動作を移し、サ
ーチ動作が終了していれば別の処理動作に進ませる第5
の制御手段と を具備することを特徴とするディスク再生
装置。 - 【請求項2】 前記ディスクは、ディジタル信号が記録
されたコンパクトディスクであり、 前記ピックアップは、前記ディスクに記録されたディジ
タル信号を再生するための半導体レーザーおよび光電変
換素子を内蔵した光学式ピックアップであり、 前記再生信号処理回路は、前記ピックアップからの再生
信号をディジタル処理する再生信号処理回路であり、 前記マイクロコンピュータにより制御され、前記ディス
クを回転駆動するためのディスクモータの制御を行うデ
ィスクサーボ制御回路と、 前記マイクロコンピュータにより制御され、前記再生信
号処理回路で得られるフォーカスエラー信号が零になる
ように前記ピックアップの光学系のフォーカス制御を行
うフォーカスサーボ制御回路と、 前記マイクロコンピュータにより制御され、前記再生信
号処理回路で得られるトラッキングエラー信号が零にな
るように前記ピックアップの光学系のトラッキング制御
を行うトラッキングサーボ制御回路と、 前記アクチュエータ駆動回路および前記アクチュエータ
駆動電流制御回路を含み、前記マイクロコンピュータに
より制御され、前記再生信号処理回路で得られるピック
アップ位置と移動目的トラック位置との差に対応するキ
ックエラー信号が零になるように前記アクチュエータの
ディスク半径方向位置の制御を行うスレッドサーボ制御
回路とを、 さらに具備する ことを特徴とする請求項1に記載のディ
スク再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10697796A JP3402920B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | ディスク再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10697796A JP3402920B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | ディスク再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09293249A JPH09293249A (ja) | 1997-11-11 |
JP3402920B2 true JP3402920B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=14447353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10697796A Expired - Fee Related JP3402920B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | ディスク再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3402920B2 (ja) |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP10697796A patent/JP3402920B2/ja not_active Expired - Fee Related
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