JP3402210B2 - シリコン単結晶の製造方法 - Google Patents

シリコン単結晶の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョクラルスキー
法(Czochralski Method、CZ法)による種結晶を使用
してネッキングを行うことなくシリコン単結晶棒を成長
させるシリコン単結晶の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CZ法によるシリコン単結晶の製
造においては、単結晶シリコンを種結晶として用い、こ
れをシリコン融液に接触させた後、回転させながらゆっ
くりと引上げることで単結晶棒を成長させている。この
際、種結晶をシリコン融液に接触させた後に、熱衝撃に
より種結晶に高密度で発生するスリップ転位から伝播す
る転位を消滅させるために、直径を3mm程度に一旦細
くし絞り部を形成するいわゆる種絞り(ネッキング)を
行い、次いで、所望の口径になるまで結晶を太らせて、
無転位のシリコン単結晶を引上げている。このような、
種絞りはDashNecking法として広く知られて
おり、CZ法でシリコン単結晶棒を引上げる場合の常識
とされている。
【0003】すなわち、従来用いられてきた種結晶の形
状は、例えば直径あるいは一辺約8〜20mmの円柱状
や角柱状の単結晶に種ホルダーにセットするための切り
欠き部を設けたもので、最初にシリコン融液に接触する
下方の先端形状は、平坦面となっている。そして、高重
量の単結晶棒の重量に耐えて安全に引上げるためには、
種結晶の太さは、素材の強度からして上記以下に細くす
ることは難しい。
【0004】このような形状の種結晶では、融液と接触
する先端の熱容量が大きいために、種結晶が融液に接触
した瞬間に結晶内に急激な温度差を生じ、スリップ転位
を高密度に発生させる。従って、この転位を消去して単
結晶を育成するために前記ネッキングが必要になるので
ある。
【0005】しかし、このような状態ではネッキング条
件を種々に選択しても、無転位化するためには、最小直
径を4〜6mmまでは絞り込む必要があり、近年のシリ
コン単結晶径の大口径化に伴い、高重量化した単結晶棒
を支持するには強度が不充分であり、単結晶棒引上げ中
に、この細い絞り部が破断して単結晶棒が落下する等の
重大な事故を生じる恐れがあった。
【0006】このような問題を解決するために、本出願
人は先に特開平5−139880号、特願平8−871
87号のような発明を提案した。これらの発明は、種結
晶の先端部の形状を楔形あるいは中空部を有する形状と
し、種結晶がシリコン融液に接触する時に入るスリップ
転位をできるだけ低減することによって、絞り部の直径
を比較的太くしても無転位化を可能とし、もって絞り部
の強度を向上させるものである。
【0007】この方法では、絞り部の太さを太くするこ
とができるので、ある程度絞り部の強度の向上ができる
けれども、ネッキングを行い、スリップ転位のある絞り
部を形成することには変わりがなく、近年ますます大直
径、長尺化し、例えば150Kg以上にもなる単結晶棒
の引上げには、強度が不充分となる場合があり、根本的
な解決にまで至っていない。
【0008】そこで、本出願人は強度上一番問題となる
ネッキングによる絞り部を形成することなく、結晶を単
結晶化させる方法を開発し先に提案した(特願平9−1
7687号)。この方法は、種結晶としてシリコン融液
に接触させる先端部の形状が尖った形状、または尖った
先端を切り取った形状とし、先ず、該種結晶の先端をシ
リコン融液に静かに接触させた後、種結晶を低速度で下
降させることによって種結晶の先端部が所望の太さとな
るまで溶融し、その後、種結晶をゆっくりと上昇させ、
ネッキングを行うことなく、所望径のシリコン単結晶棒
を育成させるというものである。
【0009】この方法によれば、最初に種結晶の先端を
シリコン融液に接触させた時、接触面積が小さく、先端
部の熱容量が小さいため、種結晶に熱衝撃又は急激な温
度勾配が生じないので、スリップ転位が導入されない。
そして、その後、種結晶を低速度で下降させて種結晶の
先端部が所望の太さとなるまで溶融すれば、急激な温度
勾配を生じないので溶融時にもスリップ転位が種結晶内
に導入されることはない。そして、最後に種結晶をゆっ
くりと引上げれば、種結晶は所望の太さで、無転位であ
るから、ネッキングを行う必要はなく、強度も十分ある
ので、そのまま所望の径まで太らせてシリコン単結晶棒
を育成させることができる。
【0010】以上述べたように、通常のネッキング種付
け法においては、初期の転位密度を低減させる方法とし
て、種結晶の融液上での保温や加温、種付け時の熱衝撃
を低減させるような形状や、方法が開示されてきたが、
ネックの太さに限界があり、大直径化、高重量化した単
結晶棒には追随できなくなってきている。そこで、上述
した大直径化、高重量化にも耐えられる、ネッキングを
行わない無転位種付け法が確立された。
【0011】しかしながら、この無転位種付け法で問題
となるのは、その無転位化成功率である。すなわち、こ
の方法では、一度種結晶に転位が導入されると、種結晶
を交換しなければ、やり直しができないので、成功率を
向上させることが特に重要である。そしてこの場合、無
転位で種付けしても、種結晶のテーパー付き先端部をあ
る所定長さ溶融後にシリコン融点近傍で放置しておいた
り、あるいは、結晶成長を開始するまでに要する時間
や、単結晶の成長に移行する際の成長速度によってはス
リップ転位が発生し、この転位が増加して行く現象があ
る。このような現象が発生する原因を調査、究明した
所、種結晶の形状、湯(融液)面上での保温時間、溶か
し込む速度、単結晶成長速度等従来から制御対象とされ
てきた要因だけでは必ずしも十分ではなく、成功率が必
ずしも高くなく、十分な再現性は得られていなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明はこの
ような従来の問題点に鑑みてなされたもので、ネッキン
グを行わない無転位種付け法の場合に、無転位化成功率
を低下させることなく、単結晶棒を成長させ、大直径、
高重量の単結晶棒の生産性を向上させるシリコン単結晶
の製造方法を提供することを主たる目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の請求項1に記載した発明は、チョクラルスキー
法により、先端が尖った種結晶の先端をシリコン融液に
接触、融解させた後、ネッキングを行うことなく単結晶
成長を行うシリコン単結晶の製造方法において、種結晶
を融液に溶かし込む操作を、融液面上の温度をシリコン
の融点よりも25℃以上、45℃以下高い範囲で行うこ
とを特徴とするシリコン単結晶の製造方法である。
【0014】このように、ネッキングを行うことなく単
結晶成長を行うシリコン単結晶の製造方法において、先
端が尖った種結晶の先端をシリコン融液に接触させ、種
結晶を融液に溶かし込む操作を、融液面上の温度をシリ
コンの融点よりも25〜45℃高い範囲で行えば、種結
晶の先端部は未融解分を残すことなく完全に融解すると
共に、次の引上げ操作に移行するにも好都合な温度範囲
であって、転位の発生は殆どなくなり、無転位化成功率
を向上させることができる。
【0015】そしてこの場合、請求項2に記載したよう
に、前記種結晶を融液に溶かし込む操作によって、溶か
し込み終了後は、0〜10分の間に単結晶成長操作に移
行するようにすれば、溶かし込み後に転位が発生するこ
とが殆どなくなり、無転位化成功率を一層向上させるこ
とができる。これは高温の湯面上での保持時間が10分
を越えるように余り長くなると、新たに転位が発生して
しまうからである。
【0016】そして、この場合、請求項3に記載したよ
うに、前記溶かし込み終了後、単結晶の成長に移行する
際に、その成長速度を0.3mm/minから0.7m
m/minの範囲で行うようにすれば、溶かし込み終了
後、単結晶の成長に移行する際に、転位の発生すること
が殆どなくなり、無転位化成功率を一層向上させること
ができる。これは、成長速度が0.7mm/minより
大きいか、あるいは、0.3mm/minより小さいと
結晶の形状が極端に変化してしまい結晶に転位が発生し
やすくなるからである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。本
発明者らは、シリコン単結晶棒の成長に際し、ネッキン
グを行わない無転位種付け法において、その無転位化成
功率が満足し得る水準に達しない場合があり、その原因
を調査、究明した所、この転位の発生要因として、種結
晶の先端部を融液に溶かし込む際の湯面近傍の温度、お
よび融解後単結晶成長に移行するまでの時間(保持時
間)、および単結晶の成長に移行する際の成長速度が深
く関係していることを見出し、詳細に条件を詰めて本発
明を完成させた。
【0018】先ず、従来から行われてきたネッキングを
行わない無転位種付け法の要因を抽出し、調査、実験を
繰り返して下記のような無転位化条件を確立した。調査
した要因は、表1に示したように、湯面に接触させる前
の種結晶の湯面上保温時間(A)、種結晶先端部の溶か
し込み速度(B)、シリコン融液表面近傍温度(融点+
C℃)、溶かし込み後の保持時間(D)、単結晶の成長
に移行する際の単結晶成長速度(E)である。種結晶と
して、15mm角のシリコン単結晶棒の先端を18度に
円錐状にテーパ加工し、フッ酸と硝酸の混合液により表
面を約400μmエッチングしたものを使用して、直径
150mmの単結晶棒を成長させる場合を想定し、無転
位化の成功率を調査した。
【0019】上記種結晶をシリコン融液表面近傍温度
(融点+C)℃に設定したシリコン融液上5mmの位置
で(A)分間保温した後、種結晶を融液中に(B)mm
/minの速度で下降させ、溶かし込んだ。所定長さ挿
入し、種結晶径が6mmとなるまで溶かし込んだ後、種
結晶はその位置で(D)分間保持した後、単結晶成長速
度を(E)mm/minとして引上げた。このようにし
て直径150mmの単結晶棒を成長させる場合の結晶の
無転位化成功率を表1に示した。ここで、無転位化成功
率(%)[DF化率ともいう]とは、試験引上げ本数に
対する転位発生がなかった本数の割合を百分率で表した
値である。
【0020】この調査に当たって、種付け後、実際に所
望径の結晶を成長させて、無転位化率を調査しようとす
ると、他の全ての要因が絡んでくるため非常に難しい。
そこで種結晶先端部の溶かし込みから単結晶の成長に移
行する段階だけの成否を判定するため、実際には所望径
の単結晶棒を5cm程度育成し、その時に生じる晶癖線
の有無と、さらには、融液面から単結晶棒を引き離し
て、種結晶の先端部に転位が発生しているか否かをジル
トル(Sirtl)液を用いた選択エッチングによって
確認した。
【0021】
【表1】
【0022】この表からA〜Eの要因と無転位化成功率
との間には次のような関係があることが明らかになっ
た。 [1]種結晶の湯面上保温時間(A)には関係がない
(試験No. 1〜3)。5分以上保温してもDF化率は落
ちないし変化しない。 [2]種結晶の先端部の溶かし込み速度(B)にも関係
がない(試験No. 1、4、5)。2mm/minを中心
に速くしても遅くしてもDF化率は落ちないし変化しな
い。 [3]溶かし込み時のシリコン融液表面近傍温度(融点
+C)とは関係が深い(試験No. 1、6〜10)。Cが
25℃未満ではDF化率は急減するし、45℃を越えて
もDF化率は低下する。また、温度が高過ぎる場合に
は、成長速度(E)が遅くなり過ぎることも原因で、D
F化率は急減してしまい、成長速度の遅さは生産性にも
影響する(試験No. 10)。 [4]溶かし込み後の保持時間(D)には大きく関係す
る(試験No. 1、11〜13)。10分を越えるとDF
化率は極端に低下する。 [5]単結晶成長に移行する際の成長速度(E)にも、
大きく関係する(試験No1、14〜16)。Eが0.
3mm/min未満ではDF化率は急減するし、Eが
0.7mm/minを越えてもDF化率は極端に低下す
る。
【0023】このように、溶かし込み時のシリコン融液
表面近傍温度(融点+C)ならびに溶かし込み後の保持
時間(D)ならびに単結晶の成長に移行する際の成長速
度(E)の三つの要因が無転位化成功率に深く関わって
おり、これらを適切な範囲内に制御すれば、結晶に転位
が発生することは殆どなくなり、高い無転位化成功率を
再現性よく維持することができると共に、特に大口径単
結晶の成長に寄与するので、生産性、歩留り、コストダ
ウンおよび品質の向上を図ることができる。
【0024】第1の要因として挙げた、先端が尖った種
結晶の先端をシリコン融液に接触させ、所定の長さ溶か
し込む際のシリコン湯面近傍の温度は、シリコンの融点
(約1420℃)よりも25℃以上、45℃以下高い範
囲がよく、この範囲内であれば種結晶の先端部は速やか
に未融解分を残すことなく完全に融解すると共に、次の
引上げ操作に移行するにも好都合な温度範囲であって、
転位の発生は殆どなくなり、無転位化成功率を向上させ
ることができる。
【0025】(1420+25)℃未満で成功率が低い
のは、融解が不十分で未融解部分を残すこともあり、一
部不均一な融液となるので転位が発生し易くなるものと
考えられる。また、(1420+45)℃を越えると種
結晶先端部が融液に接触する時の熱衝撃が大きく転位が
発生し易くなる。しかも、より高い温度で種付けすれば
する程、単結晶成長速度が極端に遅くなり、工業的には
生産性に悪影響を及ぼす問題が生じる。
【0026】第2の要因は、種結晶を融液に溶かし込む
操作によって、溶かし込み終了後は、0分(直後)〜1
0分の間に単結晶成長操作に移行するようにすれば、転
位の発生は殆どなくなり、無転位化成功率を向上させる
ことができる。これは前記したような湯面上の温度(融
点+C)のCが25〜45℃の範囲内であっても40℃
と高めの場合に、湯面上での保持時間が10分を越える
と結晶中に転位が発生し、DF化率が極端に低下してし
まうからである(試験NO. 11〜13)。この原因につ
いては、結晶が融液上で、成長速度が0mm/minの
状態で維持されることにより、結晶中の格子間Si原子
の濃度が増して、その結果、転位が発生するものと考え
られている。
【0027】第3の要因は、溶かし込み終了後、単結晶
の成長に移行する際の成長速度を0.3mm/minか
ら0.7mm/minの範囲で3〜20mm程度成長さ
せれば、転位の発生は殆どなくなり、DF化率を向上さ
せることができる。これは湯面上の温度が25〜40℃
であって、湯面上の保持時間が10分以内であっても、
成長速度が0.7mm/minを越えている場合や、
0.3mm/min未満の場合には成長する結晶の形状
が極端に変形して、結晶に転位が発生しやすくなり、D
F化率が低下してしまうからである。特に0.3mm/
min未満の場合、前述のように低い成長速度のために
結晶が融液上で維持される時間が長くなるため、結晶中
の格子間Si原子の濃度が高くなり過ぎ、このことが原
因で転位が発生する可能性もあると考えられている。
【0028】以上のDF化率に大きく影響する要因以外
の要因で、当初影響すると考えられていた、種結晶の湯
面上での保温時間(A)と、種結晶の先端部を溶かし込
む速度(B)については、殆ど影響しないことが解っ
た。湯面上の保温については、数分間である温度まで上
昇するが、それ以上は上がらず、種結晶先端部が湯面に
接触する時の温度差に比較すると、保温時間によって上
昇する温度は非常に小さいからであると考えられる。ま
た、種結晶先端部を溶かし込む速度に依存しないのは、
シリコン融液の熱容量が大きいために、この速度以上に
温度の効果が大きい為と考えられる。
【0029】本発明のネッキングを行わない無転位種付
け法に使用される種結晶としては、従来から無転位種付
け法用として使用されてきた、シリコン融液に接触させ
る先端部が、尖った形または尖った先端を切り取った形
で、円錐または角錐形状であり、胴体が円柱または角柱
形状のもの等が好ましい。従って、本発明でいう先端が
尖った種結晶とは、これらを含むものである。
【0030】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0031】例えば、本発明の実施形態では、直径15
0mm(6インチ)のシリコン単結晶棒を成長させてい
るが、近年の200mm(8インチ)〜400mm(1
6インチ)への大直径化にも十分対応することができ
る。本発明では、ネッキングを行わず、転位も発生しな
いので、シリコン単結晶自体の物性の限界値以下であれ
ば、結晶保持装置等を用いることなく、原則としていか
なる直径、長さ、重量の単結晶棒の引上げであっても当
然に適用することができる。
【0032】また、本発明は、通常のチョクラルスキー
法のみならず、シリコン単結晶の引上げ時に磁場を印加
するMCZ法(Magnetic field applied Czochralski cr
ystal growth method)にも同様に適用できることは言う
までもなく、本明細書中で使用したチョクラルスキー法
という用語には、通常のチョクラルスキー法だけでな
く、MCZ法も含まれる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チョクラルスキー法によってシリコン単結晶棒を引上げ
る際に、ネッキングを不要とする無転位種付け法におい
て、無転位化成功率はほぼ90%以上を達成し、その再
現性もよく、長期安定化させることができる。従って、
今後の単結晶棒の大直径化、長尺化、高重量化にも十分
適応させることが可能であり、生産性、歩留りならびに
コストを著しく改善することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−260688(JP,A) 特開 平5−43379(JP,A) 特開 平9−165297(JP,A) 特開 平9−249482(JP,A) 特開 平9−249495(JP,A) 特開 平11−292687(JP,A) 特開 平9−235186(JP,A) 国際公開97/032059(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C30B 1/00 - 35/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チョクラルスキー法により、先端が尖っ
    た種結晶の先端をシリコン融液に接触、融解させた後、
    ネッキングを行うことなく単結晶成長を行うシリコン単
    結晶の製造方法において、種結晶を融液に溶かし込む操
    作を、融液面上の温度をシリコンの融点よりも25℃以
    上、45℃以下高い範囲で行うことを特徴とするシリコ
    ン単結晶の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記種結晶を融液に溶かし込む操作によ
    って、溶かし込み終了後は、0〜10分の間に単結晶成
    長操作に移行することを特徴とする請求項1に記載のシ
    リコン単結晶の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記溶かし込み終了後、単結晶の成長に
    移行する際に、その成長速度を0.3mm/minから
    0.7mm/minの範囲で行うことを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載のシリコン単結晶の製造方
    法。
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