JP3402005B2 - シート後処理装置 - Google Patents
シート後処理装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、印刷
機、ファクシミリ、プリンタ装置等におけるシート後処
理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の複写機等のシート後処理装置とし
ては、複写機等より排出されたシートをシート束に整合
し、ステイプラで綴じた後、搬送経路を経て、ほぼ水平
のトレイに排出されるものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来のシート
後処理装置では、ステイプルするシートの枚数、ステイ
プル位置とその角度、シートの坪量によってシート束の
腰の強さが大きく変化するため、ある一定の曲率半径を
持つ搬送経路では、腰の強いシート束を搬送できず、形
状に合わせてステイプルの打ち方を限定しなければなら
ないという問題があった。また、逆に腰の強いシート束
を搬送させる場合に、その搬送路の曲率半径を大きくす
る必要があり、全体として装置が大型化するという問題
があった。 【0004】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、様々な腰の強さに対応でき、かつ小型化
も実現可能なシート後処理装置を提供することを目的と
している。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明のシート後処理
装置は、複数枚のシートをステイプル等の処理をした後
の処理装置であって、シート束が腰の弱いものである
か、強いものであるかを設定する腰強弱設定手段と、排
出シート束を受けるほぼ水平のトレイと、落下してくる
排出シート束を垂直に受けるスタッカと、前記ステイプ
ル処理等後の排出シート束を、前記トレイに導く曲がり
部を持つ搬送路と、前記腰強弱設定手段の設定状況に応
答し、腰弱の場合に、シート束を前記搬送路から前記ト
レイに導き、腰強の場合には、前記スタッカに落下させ
るように切替える搬送経路切替手段と、を備えている。 【0006】このシート後処理装置では、あらかじめ腰
強弱設定手段により、シートの種類、枚数、綴じ位置、
角度等に応じて、腰が“強”か“弱”かを設定してい
る。そして、この腰の“強”か“弱”に応じて、搬送経
路切替手段がステイプル処理後の排出経路を切替選択し
ている。腰が“弱”の場合には、ステイプル後のシート
束は曲がり部を持つ搬送経路を経て、トレイにほぼ水平
に排出される。搬送経路の曲率半径の小さい場合でもシ
ート束の腰が弱いため、曲がり部に応じてシート束も難
なく曲がり、容易に通過することができる。 【0007】腰が“強”の場合には、ステイプル後のシ
ート束は、曲がり部を持つ搬送経路に誘導されず、その
まま垂直にスタッカに向けて落下させる。この腰の強の
ものは、曲がり部を持つ搬送経路を通さないので、腰の
弱のシート束を通す搬送経路は曲率半径を大きくする必
要のある通常の水平排出に比べ、曲率半径を小さくでき
るので、装置自体の大きさ(幅寸法)が小さくなる。ま
た、自然落下のため、ステイプル後の搬送手段が不要と
なる。さらに、シート束を縦整列するものであるため、
多数部積載して、処理中であっても、容易にシート束を
スタッカから取り外すことができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の原理的
な実施の形態を示すシート後処理装置の概略断面図であ
る。このシート後処理装置1は、PPC(複写機本体)
2の排出ローラ2aから排出されるシートを搬送する第
1の搬送路3と、搬入されたシートをステイプルするた
め束に整えるステイプルトレイ4と、ステイプラ上体5
aとステイプラ下体5bとからなるステイプラ5と、曲
がり部を持ち、ステイプラ5でステイプルされたシート
束を水平方向に排出する第2の搬送路6と、上下に昇降
可能であり、第2の搬送路6から排出されるシート束を
ほぼ水平に積層する昇降トレイ7と、ステイプルされた
シート束を第2の搬送路に送るか、そのまま落下させる
かを切替えるフラッパ8と、垂直に落下してきたシート
束をそのまま積載するスタッカ9と、このスタッカ9内
で落下したシート束を整合するスライダ10とを備えて
いる。 【0009】フラッパ8は、ステイプルするシートの腰
が、設定されたシートの原稿の別、枚数、ステイプルの
位置、角度によって“弱”である場合に、右側に倒さ
れ、ステイプルされたシート束を、第2の搬送路6の方
へ送り、逆に腰が“強”の場合には、左側に倒され、シ
ート束をスタッカ9に落下するように構成している。こ
の実施形態のシート後処理装置1では、PPC2の排出
ローラ2aを経て、コピーあるいはプリントされたシー
トが繰り出されて来ると、第1の搬送路3を経て、ステ
イプルトレイ4に送られる。ステイプルトレイ4上のシ
ートは、ストッパ11で係止される。その後、順次にP
PC2からシートが送られて来ると、次々にステイプル
トレイ4上に積載される。設定された所定枚数が積載さ
れると、シート束の設定された所定の位置にステイプラ
5によって針が打たれ、シート束が綴じられる。ステイ
プル後に、ストッパ11が引込められ、ステイプルトレ
イ4上のシート束は下方に送り出される。この際、シー
ト束の腰が弱いものであれば、フラッパ8は右側に投入
されており、シート束は第2の搬送路6を経て、昇降ト
レイ7に排出される。 【0010】シート束の腰が強いものであれば、フラッ
パ8は左側に投入されており、シート束は、第2の搬送
路6の方に向かわず、そのまま直下に落下し、スタッカ
9に入る。スタッカ9内では、スライダ10によってシ
ート束が整理される。図2は、この発明の他の実施形態
のシート後処理装置を示す断面図である。ステイプルト
レイ4、ステイプラ5、第2の搬送路6、昇降トレイ
7、フラッパ8、スタッカ(垂直トレイ)9を備える点
で、図1に示すものと同様である。搬送路3a、3b
は、図1に示すものの第1の搬送路3に相当する。 【0011】ステイプルトレイ4には、ストッパ11の
他に、送られて来たシートを整合するための整合ユニッ
ト12を備えている。また、ステイプルトレイ4の下方
の延長線上に、フラッパ8からスタッカ9に至るまで搬
送路13を配置している。また、スタッカ9の下面に、
整合ベルト10bに付設され、整合ベルト10bの移動
によって移動する複数の爪10aが設けられており、投
入されたシート束の下先端が爪10aに係り、右から左
方向に爪10aが移動することにより、シート束をスタ
ッカ9内で整合し得るようになっている。ここで使用す
るステイプラ5は、すでによく知られた固定式のものが
使用される。もっとも、ここで使用するステイプラは、
本発明の技術的範囲をこれに限定するものではない。な
お、このシート後処理装置では、搬送路3aを出たシー
トは、フラッパ14の切替によって、上方のノンステイ
プル搬送路系15と搬送路3bのいずれかに進むが、こ
こではステイプル処理後の、搬送路選別を問題にしてお
り、PPC2でステイプルモードが設定されていること
を前提とするので、フラッパ14はシートを搬送路3b
に導くように投入されている。 【0012】今、この実施形態シート後処理装置におい
て、図3の(a)に示すように、原稿2枚の多数部コピ
ーを普通紙(60〜80g/m2 紙程度)にて行い、用
紙端をステイプルする場合を想定する。PPC本体2
で、この場合“普通紙”、“端閉じ”、“2枚”のモー
ド設定がなされ、これによりシート束は腰“弱”であり
その旨が設定されている。そのため、フラッパ8は予
め、右側に倒されている。 【0013】排出ローラ2aより排出されたシートは、
シート後処理装置(フィニッシャー)1内部に送り込ま
れ、搬送路3a、3bを経て、ステイプルトレイ4に排
出される。シートが連続して2枚排出されると、2枚の
排出シートは、整合ユニット12の整合バー12aによ
って整列され、ステイプラ5によって図3の(a)に示
すように針が搬送方向に直角となるように端綴じした
後、ストッパ11の位置まで搬送され、ストッパ11が
開くと、フラッパ8はシート束が曲がり部を持つ搬送路
6を通るように切替えられているので、シート束は搬送
路6を通って昇降トレイ7に排出される。以後、同様に
して、必要とする部数まで2枚綴じのシート束が昇降ト
レイ7に順次積載される。 【0014】次に、原稿50枚で冊子を作成する場合、
例えば表紙2枚を厚紙(200g/m2 紙)とし、イン
デックス紙10枚(120g/m2 紙)とし、普通紙
(80g/m2 紙)を38枚とし、図3の(b)に示す
ように、針が搬送方向と平行する方向に“中央に3連打
ち”(サドルステッチ)を行う場合を想定する。この場
合、シート束の腰は“強”であり、装置はその旨を設定
している。したがって、シート束は、搬送路6では搬送
できない。つまり、ここではPPC本体2での“厚
紙”、“50枚”、“3連打ち”の設定で、フラッパ8
は左側に切替えられている。そのため、ステイプルトレ
イ4に計50枚のシートが積層されると、ステイプラ5
で、そのシート束50枚がステイプルされ、続いてスト
ッパ11が開かれると搬送路13を通り、スタッカ9に
自然落下にて排出される。スタッカ9に排出されたシー
ト束は、次のシート束の排出を妨げないように、整合ベ
ルト10b及び爪10aにより、図の左方向にシート束
を移動させ、順次整列させる。 【0015】 【発明の効果】この発明によれば、ステイプル処理等の
後に、シート束の腰が“弱”であるか“強”であるかに
より、腰の弱いものは曲がり部を持つ搬送路を通し、腰
の強いものには垂直にスタッカに落下させるので、枚数
大、ステイプル位置、角度により腰が強くなった場合で
も、排出シート処理が行える。 【0016】また、腰の強いシートを垂直に排出させる
場合、曲がり部を持つ搬送路を通さないので、腰の弱い
シート束を通す搬送経路は、曲率半径の大きい搬送経路
による通常の水平排出と比較し、曲率半径を小さくで
き、これにより装置自体の大きさ(幅寸法)が小さくな
り、さらに腰の強いシート束の場合は、自然落下とする
ため、ステイプル後の搬送ユニットが不要となる。ま
た、腰の強いシート束の排出は、スタッカへの縦整列の
ため、多数部積載して処理中であっても、容易に任意の
シート束をスタッカから取り出すことができる。
機、ファクシミリ、プリンタ装置等におけるシート後処
理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の複写機等のシート後処理装置とし
ては、複写機等より排出されたシートをシート束に整合
し、ステイプラで綴じた後、搬送経路を経て、ほぼ水平
のトレイに排出されるものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来のシート
後処理装置では、ステイプルするシートの枚数、ステイ
プル位置とその角度、シートの坪量によってシート束の
腰の強さが大きく変化するため、ある一定の曲率半径を
持つ搬送経路では、腰の強いシート束を搬送できず、形
状に合わせてステイプルの打ち方を限定しなければなら
ないという問題があった。また、逆に腰の強いシート束
を搬送させる場合に、その搬送路の曲率半径を大きくす
る必要があり、全体として装置が大型化するという問題
があった。 【0004】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、様々な腰の強さに対応でき、かつ小型化
も実現可能なシート後処理装置を提供することを目的と
している。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明のシート後処理
装置は、複数枚のシートをステイプル等の処理をした後
の処理装置であって、シート束が腰の弱いものである
か、強いものであるかを設定する腰強弱設定手段と、排
出シート束を受けるほぼ水平のトレイと、落下してくる
排出シート束を垂直に受けるスタッカと、前記ステイプ
ル処理等後の排出シート束を、前記トレイに導く曲がり
部を持つ搬送路と、前記腰強弱設定手段の設定状況に応
答し、腰弱の場合に、シート束を前記搬送路から前記ト
レイに導き、腰強の場合には、前記スタッカに落下させ
るように切替える搬送経路切替手段と、を備えている。 【0006】このシート後処理装置では、あらかじめ腰
強弱設定手段により、シートの種類、枚数、綴じ位置、
角度等に応じて、腰が“強”か“弱”かを設定してい
る。そして、この腰の“強”か“弱”に応じて、搬送経
路切替手段がステイプル処理後の排出経路を切替選択し
ている。腰が“弱”の場合には、ステイプル後のシート
束は曲がり部を持つ搬送経路を経て、トレイにほぼ水平
に排出される。搬送経路の曲率半径の小さい場合でもシ
ート束の腰が弱いため、曲がり部に応じてシート束も難
なく曲がり、容易に通過することができる。 【0007】腰が“強”の場合には、ステイプル後のシ
ート束は、曲がり部を持つ搬送経路に誘導されず、その
まま垂直にスタッカに向けて落下させる。この腰の強の
ものは、曲がり部を持つ搬送経路を通さないので、腰の
弱のシート束を通す搬送経路は曲率半径を大きくする必
要のある通常の水平排出に比べ、曲率半径を小さくでき
るので、装置自体の大きさ(幅寸法)が小さくなる。ま
た、自然落下のため、ステイプル後の搬送手段が不要と
なる。さらに、シート束を縦整列するものであるため、
多数部積載して、処理中であっても、容易にシート束を
スタッカから取り外すことができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の原理的
な実施の形態を示すシート後処理装置の概略断面図であ
る。このシート後処理装置1は、PPC(複写機本体)
2の排出ローラ2aから排出されるシートを搬送する第
1の搬送路3と、搬入されたシートをステイプルするた
め束に整えるステイプルトレイ4と、ステイプラ上体5
aとステイプラ下体5bとからなるステイプラ5と、曲
がり部を持ち、ステイプラ5でステイプルされたシート
束を水平方向に排出する第2の搬送路6と、上下に昇降
可能であり、第2の搬送路6から排出されるシート束を
ほぼ水平に積層する昇降トレイ7と、ステイプルされた
シート束を第2の搬送路に送るか、そのまま落下させる
かを切替えるフラッパ8と、垂直に落下してきたシート
束をそのまま積載するスタッカ9と、このスタッカ9内
で落下したシート束を整合するスライダ10とを備えて
いる。 【0009】フラッパ8は、ステイプルするシートの腰
が、設定されたシートの原稿の別、枚数、ステイプルの
位置、角度によって“弱”である場合に、右側に倒さ
れ、ステイプルされたシート束を、第2の搬送路6の方
へ送り、逆に腰が“強”の場合には、左側に倒され、シ
ート束をスタッカ9に落下するように構成している。こ
の実施形態のシート後処理装置1では、PPC2の排出
ローラ2aを経て、コピーあるいはプリントされたシー
トが繰り出されて来ると、第1の搬送路3を経て、ステ
イプルトレイ4に送られる。ステイプルトレイ4上のシ
ートは、ストッパ11で係止される。その後、順次にP
PC2からシートが送られて来ると、次々にステイプル
トレイ4上に積載される。設定された所定枚数が積載さ
れると、シート束の設定された所定の位置にステイプラ
5によって針が打たれ、シート束が綴じられる。ステイ
プル後に、ストッパ11が引込められ、ステイプルトレ
イ4上のシート束は下方に送り出される。この際、シー
ト束の腰が弱いものであれば、フラッパ8は右側に投入
されており、シート束は第2の搬送路6を経て、昇降ト
レイ7に排出される。 【0010】シート束の腰が強いものであれば、フラッ
パ8は左側に投入されており、シート束は、第2の搬送
路6の方に向かわず、そのまま直下に落下し、スタッカ
9に入る。スタッカ9内では、スライダ10によってシ
ート束が整理される。図2は、この発明の他の実施形態
のシート後処理装置を示す断面図である。ステイプルト
レイ4、ステイプラ5、第2の搬送路6、昇降トレイ
7、フラッパ8、スタッカ(垂直トレイ)9を備える点
で、図1に示すものと同様である。搬送路3a、3b
は、図1に示すものの第1の搬送路3に相当する。 【0011】ステイプルトレイ4には、ストッパ11の
他に、送られて来たシートを整合するための整合ユニッ
ト12を備えている。また、ステイプルトレイ4の下方
の延長線上に、フラッパ8からスタッカ9に至るまで搬
送路13を配置している。また、スタッカ9の下面に、
整合ベルト10bに付設され、整合ベルト10bの移動
によって移動する複数の爪10aが設けられており、投
入されたシート束の下先端が爪10aに係り、右から左
方向に爪10aが移動することにより、シート束をスタ
ッカ9内で整合し得るようになっている。ここで使用す
るステイプラ5は、すでによく知られた固定式のものが
使用される。もっとも、ここで使用するステイプラは、
本発明の技術的範囲をこれに限定するものではない。な
お、このシート後処理装置では、搬送路3aを出たシー
トは、フラッパ14の切替によって、上方のノンステイ
プル搬送路系15と搬送路3bのいずれかに進むが、こ
こではステイプル処理後の、搬送路選別を問題にしてお
り、PPC2でステイプルモードが設定されていること
を前提とするので、フラッパ14はシートを搬送路3b
に導くように投入されている。 【0012】今、この実施形態シート後処理装置におい
て、図3の(a)に示すように、原稿2枚の多数部コピ
ーを普通紙(60〜80g/m2 紙程度)にて行い、用
紙端をステイプルする場合を想定する。PPC本体2
で、この場合“普通紙”、“端閉じ”、“2枚”のモー
ド設定がなされ、これによりシート束は腰“弱”であり
その旨が設定されている。そのため、フラッパ8は予
め、右側に倒されている。 【0013】排出ローラ2aより排出されたシートは、
シート後処理装置(フィニッシャー)1内部に送り込ま
れ、搬送路3a、3bを経て、ステイプルトレイ4に排
出される。シートが連続して2枚排出されると、2枚の
排出シートは、整合ユニット12の整合バー12aによ
って整列され、ステイプラ5によって図3の(a)に示
すように針が搬送方向に直角となるように端綴じした
後、ストッパ11の位置まで搬送され、ストッパ11が
開くと、フラッパ8はシート束が曲がり部を持つ搬送路
6を通るように切替えられているので、シート束は搬送
路6を通って昇降トレイ7に排出される。以後、同様に
して、必要とする部数まで2枚綴じのシート束が昇降ト
レイ7に順次積載される。 【0014】次に、原稿50枚で冊子を作成する場合、
例えば表紙2枚を厚紙(200g/m2 紙)とし、イン
デックス紙10枚(120g/m2 紙)とし、普通紙
(80g/m2 紙)を38枚とし、図3の(b)に示す
ように、針が搬送方向と平行する方向に“中央に3連打
ち”(サドルステッチ)を行う場合を想定する。この場
合、シート束の腰は“強”であり、装置はその旨を設定
している。したがって、シート束は、搬送路6では搬送
できない。つまり、ここではPPC本体2での“厚
紙”、“50枚”、“3連打ち”の設定で、フラッパ8
は左側に切替えられている。そのため、ステイプルトレ
イ4に計50枚のシートが積層されると、ステイプラ5
で、そのシート束50枚がステイプルされ、続いてスト
ッパ11が開かれると搬送路13を通り、スタッカ9に
自然落下にて排出される。スタッカ9に排出されたシー
ト束は、次のシート束の排出を妨げないように、整合ベ
ルト10b及び爪10aにより、図の左方向にシート束
を移動させ、順次整列させる。 【0015】 【発明の効果】この発明によれば、ステイプル処理等の
後に、シート束の腰が“弱”であるか“強”であるかに
より、腰の弱いものは曲がり部を持つ搬送路を通し、腰
の強いものには垂直にスタッカに落下させるので、枚数
大、ステイプル位置、角度により腰が強くなった場合で
も、排出シート処理が行える。 【0016】また、腰の強いシートを垂直に排出させる
場合、曲がり部を持つ搬送路を通さないので、腰の弱い
シート束を通す搬送経路は、曲率半径の大きい搬送経路
による通常の水平排出と比較し、曲率半径を小さくで
き、これにより装置自体の大きさ(幅寸法)が小さくな
り、さらに腰の強いシート束の場合は、自然落下とする
ため、ステイプル後の搬送ユニットが不要となる。ま
た、腰の強いシート束の排出は、スタッカへの縦整列の
ため、多数部積載して処理中であっても、容易に任意の
シート束をスタッカから取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の原理的な実施の一形態を示すシート
後処理装置の概略断面図である。 【図2】この発明の他の実施形態のシート後処理装置を
示す断面図である。 【図3】同実施形態のシート後処理装置におけるシート
の腰の強、弱を説明するための図である。 【符号の説明】 2 PPC本体 3 搬送路 4 ステイプルトレイ 5 ステイプラ 6 搬送路 7 昇降トレイ 8 フラッパ 9 スタッカ
後処理装置の概略断面図である。 【図2】この発明の他の実施形態のシート後処理装置を
示す断面図である。 【図3】同実施形態のシート後処理装置におけるシート
の腰の強、弱を説明するための図である。 【符号の説明】 2 PPC本体 3 搬送路 4 ステイプルトレイ 5 ステイプラ 6 搬送路 7 昇降トレイ 8 フラッパ 9 スタッカ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平7−76190(JP,A)
特開 平1−104563(JP,A)
特開 平4−197686(JP,A)
実開 平6−65355(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65H 37/04
B42C 1/12
B65H 31/30
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】複数枚のシートをステイプル等の処理をし
た後のシート後処理装置であって、 シート束が腰の弱いものであるか、強いものであるかを
設定する腰強弱設定手段と、 排出シート束を受けるほぼ水平のトレイと、 落下してくる排出シート束を垂直に受けるスタッカと、 前記ステイプル処理等後の排出シート束を、前記トレイ
に導く曲がり部を持つ搬送路と、 前記腰強弱設定手段の設定状況に応答し、腰弱の場合
に、シート束を前記搬送路から前記トレイに導き、腰強
の場合には、シート束を前記スタッカに落下させるよう
に切替える搬送経路切替手段と、 を備えたことを特徴とするシート後処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21045295A JP3402005B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | シート後処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21045295A JP3402005B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | シート後処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0958923A JPH0958923A (ja) | 1997-03-04 |
JP3402005B2 true JP3402005B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=16589573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21045295A Expired - Fee Related JP3402005B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | シート後処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3402005B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-18 JP JP21045295A patent/JP3402005B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0958923A (ja) | 1997-03-04 |
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