JP3401943B2 - 命令変換実行装置,状態情報解釈装置および状態情報送信装置 - Google Patents

命令変換実行装置,状態情報解釈装置および状態情報送信装置

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JP3401943B2 JP24379494A JP24379494A JP3401943B2 JP 3401943 B2 JP3401943 B2 JP 3401943B2 JP 24379494 A JP24379494 A JP 24379494A JP 24379494 A JP24379494 A JP 24379494A JP 3401943 B2 JP3401943 B2 JP 3401943B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バスや無線またはリモ
ートコントロール等によって装置外部と命令や装置の状
態情報を授受する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年ネットワークやバスまたはリモート
コントロールによって命令や応答を送受信し、機器制御
を行うことが行われている。従来の通信による機器制御
としては、例えば特開平2−2279号公報に示されて
いる。以下、従来の通信による制御装置または被制御装
置について説明する。
【0003】図6は、バスを通じて機器制御を行う制御
装置と被制御装置との関係を示す図である。制御装置1
6は、バス15を通じて被制御装置17に命令を送り、
被制御装置17は同様にバス15を通じて制御装置16
に応答を返す。
【0004】図7は、従来の制御装置16と被制御装置
17との間で授受される命令パケットまたは応答パケッ
トを示す図である。図7においてパケット1はヘッダ部
2とデータ部3から構成される。ヘッダ部2はヘッダ4
から成り、ヘッダ4はパケット1がどの装置から送信さ
れるかを示す識別子(図示せず)と、パケット1を受信
する装置を指定する識別子(図示せず)と、パケット1
のデータ部に含まれるデータが命令であるのか応答であ
るのかを示す識別子(図示せず)とを含む。データ部3
はオペレーションコード(以下OPCと呼ぶ)5とオペ
ランド(以下OPRと呼ぶ)6から成る。以下、制御装
置16及び被制御装置17の例としてVTRを挙げて説
明する。
【0005】パケット10は、被制御装置17であるV
TRに、テープの再生を開始させる命令を含むパケット
である。OPC5の値 0xC3 は再生命令を表し、OPR
6によって再生速度が指定される。例えば、(OPC,
OPR)=(0xC3,0x38) であれば通常再生命令、(0xC
3,0x3A) であれば2倍速再生命令となる。
【0006】パケット11は被制御装置17であるVT
Rのメカの動作状態を要求する命令を含むパケットであ
る。OPC5の値 0xD0 は メカ状態要求命令を表す。
OPR6はメカ状態要求命令においてはダミーデータで
あり、意味はない。
【0007】パケット12は、メカ状態要求命令を受け
た被制御装置17が制御装置16に返す応答を含むパケ
ットである。OPC5の値 0xC3 は、被制御装置17の
メカが再生動作を行っていることを示す。OPR6の値
0x38 は、再生速度が通常再生であることを示す。パケ
ット12の応答フォーマットは、通常再生命令を含むパ
ケット10とOPC5,OPR6が同じであるが、ヘッ
ダ4に含まれる送信装置を示す識別子,受信装置を示す
識別子および命令/応答を示す識別子が異なる。
【0008】図8は被制御装置17のブロック図であ
る。キー入力手段20は、本体キーが押されたことを検
出して動作命令を命令解析実行手段24に伝える。命令
受信手段21はバス15から受信したパケットを命令バ
ッファ23に貯えるとともに命令解析実行手段24に対
して、命令バッファ23に新しい命令パケットが入った
ことを伝える。また、動作状態要求命令を受信すると応
答返信手段22に対して動作状態要求を受信したことを
伝える。命令解析実行手段24はキー入力手段20から
動作命令があるとメカ25を駆動するとともに、応答返
信手段22に対してキー入力による命令を実行中である
ことを示す信号を出力する。また命令解析実行手段24
は、命令バッファ23に新しいパケットがあることを命
令受信手段21から通知されると、命令バッファ23か
ら読み出した命令パケットに応じてメカ25を駆動する
とともに、応答返信手段22に対して命令パケットによ
る命令を実行中であることを示す信号を出力する。
【0009】以下、制御装置16と被制御装置17との
間で命令/応答が授受される様子について説明する。被
制御装置17は、制御装置16が送信したパケット10
(通常再生命令)を命令受信手段21で受信する。命令
受信手段21はパケット10を命令バッファ23に格納
すると共に命令解析実行手段24に対して新しい命令パ
ケットが到着したことを伝える。これを受けた命令解析
実行手段24は命令バッファ23から命令パケットを読
み出し、通常再生命令であることを認識してメカ25を
駆動開始するとともに、応答返信手段22に対して、命
令パケットによる命令を実行中であることを示す信号を
出力する。また、同様に制御装置16が送信したパケッ
ト11(メカ状態要求命令)を受信した命令受信手段2
1は、受信したパケットを命令バッファに23には書き
込まずに応答返信手段22に対して動作状態要求が来た
ことを伝える。これを受けた応答返信手段22は命令解
析実行手段24がキー入力による命令で動作中であるか
命令パケットによる命令で動作中であるかを示す信号を
読み出し、命令パケットによる命令で動作中であれば命
令バッファ23から読み出したパケット12を応答とし
て返信する。また、キー入力による命令で動作中であれ
ば、動作状態が不明であることを示すパケットを応答と
して返信する。パケット12を受信した制御装置16
は、被制御装置17が通常再生動作を行っていることを
知る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の制御装置,被制御装置においては、新しく追加され
た未知の命令を受信したときに命令を理解できない。す
なわち、新しく追加された機器制御命令を送信すること
が可能な制御装置がバスに新たに接続されて命令を送信
する際、命令を受信する被制御装置はその命令を理解で
きないので何も動作を開始することができないという問
題を有していた。
【0011】また、上記の従来の制御装置,被制御装置
においては、新しく追加された未知の命令を受信して動
作している被制御装置に状態要求命令を送信した場合、
被制御装置が送信する応答を理解できない。すなわち、
第1の制御装置が被制御装置に対して命令を送信して被
制御装置が動作しているときに、第2の制御装置が被制
御装置に動作状態を要求する命令を送信し、被制御装置
が動作状態を示す応答を送信した場合には、第2の制御
装置は被制御装置の送信する新しく追加された命令に対
応する応答を理解することができないという問題点を有
していた。
【0012】また、上記の従来の制御装置,被制御装置
においては、キー入力による命令によって動作中に動作
状態要求命令を受信した場合、動作状態をあらわす応答
を返信できないという問題を有していた。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、未知の動作命令を受信した時にも受信した動作命令
を変換して既知の命令に置き換え、命令で要求された動
作に近い動作を開始することが可能な命令変換実行装置
を実現することを目的としている。
【0014】また本発明は上記従来の問題点を解決する
もので、送信した状態要求命令に対する応答が未知の動
作状態であった時にも受信した動作状態を変換して既知
の動作状態に置き換え、被制御装置の実際の動作状態に
近い動作状態として解釈することが可能な状態情報解釈
装置を実現することを目的としている。
【0015】また本発明は上記従来の問題点を解決する
もので、命令を受信して動作を行っている以外の状態に
て状態要求命令を受信した場合にも、実行中の動作に対
応する命令が属する命令群を特定する応答を返信し、大
まかな動作状態を制御装置に伝えることが可能な状態情
報送信装置を実現することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の命令変換実行装置は、外部から命令を受信
する命令受信手段と、命令受信手段が受信した命令が、
あらかじめ定められた実行可能な命令集合に含まれるか
否かを識別し、実行可能命令または実行不能命令として
出力する実行可能命令識別手段と、実行不能命令に含ま
れる命令群識別情報を参照し、変換可能な命令群に含ま
れる実行不能命令を変換可能命令として出力する変換可
能命令識別手段と、変換可能命令を実行可能な命令に変
換し、実行可能命令として出力する命令変換手段と、実
行可能命令識別手段または命令変換手段の出力する実行
可能命令を入力して実行する命令実行手段とを具備す
る。
【0017】また上記の目的を達成するために本発明の
状態情報解釈装置は、外部から状態情報を受信する状態
情報受信手段と、状態情報受信手段が受信した状態情報
が解釈可能な状態情報群に含まれるか否かを識別し、解
釈可能状態情報または解釈不能状態情報として出力する
解釈可能状態識別手段と、解釈不能状態情報に含まれる
状態情報群識別子を参照し、変換可能な状態情報群に含
まれる解釈不能状態情報を変換可能状態情報として出力
する変換可能状態識別手段と、変換可能状態情報を状態
情報群識別子に対応した解釈可能な状態情報に変換し、
解釈可能状態情報として出力する状態情報変換手段と、
解釈可能状態情報識別手段または状態情報変換手段の出
力する解釈可能状態情報を入力して解釈する状態情報解
釈手段とを具備する。
【0018】また上記の目的を達成するために本発明の
状態情報送信装置は、装置内部または装置外部からの命
令によって動作する命令実行手段と、命令実行手段が装
置内部からの命令を実行している際に、命令実行手段の
動作状態を監視し、動作状態を表す動作情報を出力する
動作監視手段と、動作情報に基づき、命令実行手段の動
作があらかじめ定められた命令群集合のうちいずれの命
令群の動作に属するかを判別して命令群識別情報として
出力する命令群識別手段と、命令群識別情報に対応した
命令群に属する代表命令を、命令実行手段が実行中の状
態情報として外部に対して送信する状態情報送信手段と
を具備する。
【0019】
【作用】本発明は上記の構成により以下に述べる手順で
命令を変換し、実行する。実行可能命令識別手段は、命
令受信手段が外部から受信した命令があらかじめ定めら
れた実行可能な命令群に含まれる場合にはその命令を実
行可能命令として出力し、実行可能な命令群に含まれな
い場合には実行不能命令として出力する。変換可能命令
識別手段は実行不能命令に含まれる命令群識別情報を参
照し、その命令の属する命令群が、あらかじめ定められ
た、他の実行可能な命令に変換可能な命令群であるか否
かを判断し、変換可能である場合には実行不能命令を変
換可能命令として出力する。命令変換手段は変換可能命
令を、命令群識別情報に対応する変換規則に従って実行
可能な命令に変換し、実行可能命令として出力する。命
令実行手段は実行可能命令識別手段または命令変換手段
の出力する実行可能命令を実行する。
【0020】また本発明は上記の構成により以下に述べ
る手順で状態情報を解釈する。解釈可能状態識別手段
は、状態情報受信手段が外部から受信した状態情報があ
らかじめ定められた解釈可能な状態情報群に含まれる場
合にはその状態情報を解釈可能状態情報として出力し、
解釈可能な状態情報群に含まれない場合には解釈不能状
態情報として出力する。変換可能状態識別手段は解釈不
能状態情報に含まれる状態情報群識別子を参照し、その
状態情報の属する状態情報群が、あらかじめ定められ
た、他の解釈可能な状態情報に変換可能な状態情報群で
あるか否かを判断し、変換可能である場合には解釈不能
状態情報を変換可能状態情報として出力する。状態情報
変換手段は変換不能状態情報を、状態情報群識別子に対
応する変換規則に従って解釈可能な状態情報に変換し、
解釈可能状態情報として出力する。状態情報解釈手段は
解釈可能状態識別手段または状態情報変換手段の出力す
る解釈可能状態情報を解釈する。
【0021】また本発明は上記の構成により以下に述べ
る手順で状態情報を送信する。動作監視手段は命令実行
手段の動作を監視し、動作情報として出力する。命令群
識別手段は、動作情報を入力して命令実行手段が実行中
の動作を識別する。すなわち、動作情報から得られる大
まかな動作状態を基に、あらかじめ定められた動作命令
群集合のうちのどの動作命令群に属する動作を行ってい
るかを判別するとともに、命令群識別情報として出力す
る。状態情報送信手段は、命令群識別情報から定まる命
令群に属する代表命令を命令実行手段が実行している状
態情報として外部に対して送信する。
【0022】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0023】図1は本発明の実施例におけるVTR38
のブロック図である。図1においてVTRメカ31はメ
カマイコン32から制御される。キーマトリクス34は
本体キー入力を受け付け、システムコントロールマイコ
ン33にキー入力の内容を伝える。システムコントロー
ルマイコン33は受信バッファ35を介してバス15か
ら命令パケット,応答パケットを受信し、送信バッファ
36を介してバス15上に命令パケット,応答パケット
を送信する。また、システムコントロールマイコン33
は、バス15から受信した命令やキーマトリクス34か
らのキー入力情報を基にメカマイコン32に動作命令を
出すとともに、VTRメカ31の動作状態を監視する。
命令バッファ37は、バス15から受信した命令を貯え
ておくためのバッファであり、システムコントロールマ
イコン33に内蔵されたRAMの一部である。VTR3
9はVTR38とバス15を介して命令パケット,応答
パケットの授受を行う。
【0024】図2はVTR38およびVTR39の間で
送受信される命令パケット,応答パケットのデータ部の
フォーマットをあらわす図である。命令パケット40の
データ部は1バイトのOPCと1バイトのOPRからな
り、OPRの上位5ビットは命令群識別情報42となっ
ている。また、応答パケット41のデータ部は1バイト
のOPCと1バイトのOPRからなり、OPRの上位5
ビットは状態情報群識別子43となっている。
【0025】図3はシステムコントロールマイコン33
が受信バッファ36を介してバス15から命令パケット
を受信した時のシステムコントロールマイコン33のフ
ローチャートである。以下、図3のフローチャートに沿
ってVTR38が命令パケットを受信した時の動作につ
いて説明する。
【0026】まずステップ100において、受信した命
令パケットが実行可能な命令であるかどうかを判断す
る。具体的には、システムコントロールマイコン33が
内蔵するROM内に実行可能な命令の一覧テーブルが作
成して有り、受信した命令がこの一覧テーブルに記載さ
れているかどうかを調べる。(表1)に、VTR38が
実行可能な命令の一覧テーブルのうち、再生命令に関す
る部分を示す。
【0027】
【表1】
【0028】(表1)において、OPC=0xC3は再
生命令をあらわす。また、OPRの上位5ビットは命令
群識別情報42となっており、この値が 0b00111 であ
る時にはその命令が正方向一倍速以上再生群の命令であ
ることを示し、同様に 0b00110 であれば正方向低速再
生群の命令であることを示す。
【0029】例えばVTR38が受信した命令が (OPC,
OPR) = (0xC3,0x38) であった場合には、(表1)に記
載されている命令であるので、実行可能命令であるとわ
かる。受信した命令が実行可能命令である時にはステッ
プ100の次にステップ105へと進む。
【0030】例えばVTR38が受信した命令が (OPC,
OPR) = (0xC3,0x40) であった場合には、(表1)に記
載されていない命令であるのでステップ101を実行す
る。ステップ101においては、受信した命令の命令群
識別情報42と(表1)に記載されているOPCおよび
OPRの上位5ビットとを比較する。次に、ステップ1
02において、受信した命令が実行可能な命令に変換可
能な命令群に属しているかどうかを判断する。すなわ
ち、受信した命令の命令群識別情報と同じ命令群識別情
報を持つ命令が実行可能な命令一覧の中に記載されてい
るかを判別する。(表1)から、 (OPC,OPR) = (0xC3,0
x40) である命令は、実行可能な命令群である逆方向低
速再生の命令群に属していることがわかる。すなわち、
この命令は実行可能な命令に変換可能な命令であること
がわかる。ここで、受信した命令が実行可能な命令群に
含まれないことがわかった場合には、命令を変換するこ
とが不可能であるので処理を終了する。
【0031】ステップ102において、受信した命令が
変換可能な命令であることがわかった場合には、ステッ
プ103において受信した命令のOPC,OPRをバッ
ファ37にストアする。次にステップ104において、
受信した命令は実行可能な命令に置き換えられてメカマ
イコン32に出力される。すなわち、変換可能な命令
は、その命令が属する命令群の代表命令に置き換えられ
る。(表1)を見ると、逆方向低速再生の命令群の代表
命令は最低速逆再生命令であるとわかるので、受信した
命令は最低速逆再生命令に置き換えられてメカマイコン
32へと出力される。
【0032】ステップ100において実行可能であると
判断された命令は、ステップ105におていOPC,O
PRがバッファ37にストアされた後、ステップ106
においてメカマイコン32へと出力される。
【0033】システムコントロールマイコン33から実
行可能な命令を受け取ったメカマイコン32は、命令に
応じてVTRメカ31を駆動する。
【0034】図4は、システムコントロールマイコン3
3がバス15から状態情報を応答パケットとして受信し
た時のシステムコントロールマイコン33のフローチャ
ートである。以下、図4のフローチャートに沿ってVT
R38が状態情報を受信した時の動作について説明す
る。
【0035】まずステップ110において、受信した状
態情報が解釈可能な状態情報であるかどうかを判断す
る。具体的には、先述した実行可能な命令の一覧テーブ
ルに、受信した状態情報が記載されているかどうかを調
べる。状態情報は、命令パケットのOPC,OPRと同
じフォーマットをしており、状態情報を送信した装置が
実行している最中の命令をあらわしている。
【0036】例えばVTR38が受信した状態情報が
(OPC,OPR) = (0xC3,0x38) であった場合には、(表1)
に記載されている命令(状態情報)であるので、解釈可
能状態情報であるとわかる。受信した状態情報が解釈可
能状態情報である時にはステップ114において解釈さ
れる。
【0037】例えばVTR38が受信した状態情報が
(OPC,OPR) = (0xC3,0x40) であった場合には、(表1)
に記載されていない命令(状態情報)であるのでステッ
プ111を実行する。ステップ111においては、受信
した状態情報の状態情報群識別子43と(表1)に記載
されているOPC,OPRの上位5ビットとを比較す
る。次に、ステップ112において、受信した状態情報
が解釈可能な状態情報に変換可能な状態情報群に属して
いるかどうかを判断する。すなわち、受信した状態情報
の状態情報群識別子と同じ状態情報群識別子を持つ状態
情報(命令)が実行可能な命令一覧の中に記載されてい
るかを判別する。(表1)から、 (OPC,OPR) = (0xC3,0
x40) である状態情報は、解釈可能な状態情報群である
逆方向低速再生の状態情報群に属していることがわか
る。すなわち、この状態情報は解釈可能な状態情報に変
換可能な状態情報であることがわかる。ここで、受信し
た状態情報が解釈可能な状態情報群に含まれないことが
わかった場合には、状態情報を変換することが不可能で
あるので処理を終了する。
【0038】ステップ112において、受信した状態情
報が変換可能な状態情報であることがわかった場合、ス
テップ113において、受信した状態情報は解釈可能な
状態情報に置き換えられてシステムコントロールマイコ
ン33に解釈される。すなわち、変換可能な状態情報
は、その状態情報が属する状態情報群の代表状態に置き
換えられる。(表1)を見ると、逆方向低速再生の状態
情報群の代表状態は最低速逆再生状態であるとわかるの
で、受信した状態情報は最低速逆再生状態に置き換えら
れてステップ114において解釈される。
【0039】図5は、システムコントロールマイコン3
3がVTR38の動作状態を状態情報としてVTR39
に対して送信する時のフローチャートである。
【0040】システムコントロールマイコン33は、バ
ス15から受信した命令およびキーマトリクス34から
受信したキー情報に基づいてメカマイコン32に動作命
令を出す。システムコントロールマイコン33は、メカ
マイコン32に動作命令を出す際にはその動作命令がバ
ス15上から受信した命令に基づく動作命令であるか、
キー情報に基づく動作命令であるかを覚えておき、ステ
ップ120において参照する。すなわち、外部にVTR
38の動作状態についての状態情報を送る際には、現在
実行中の動作がバス15から受信した命令に基づく動作
であるのか、またはキー入力による動作であるのかを判
断する。
【0041】現在の動作がバス15から受信した命令に
基づく動作である場合には、ステップ124において命
令バッファ37から命令を読み出し、これを状態情報と
して応答パケットを作成して送信バッファ36に書き込
む。すなわち、バス15から受信した命令を実行中であ
る場合には、命令バッファ37の中にはバス15から受
信した命令が保存されているので、この命令を読み出し
て状態情報とする。送信バッファ36は応答パケットを
バス15上に送信する。
【0042】現在の動作がキー入力に基づく動作である
場合には、ステップ121においてVTRメカ31の動
作を調べる。すなわち、VTRメカのキャプスタンやリ
ールの状態、記録系回路の状態、再生系回路の状態等を
調べることにより、再生中,録画中,再生ポーズ中,録
画ポーズ中,スロー再生中,高速再生中,スロー逆再生
中,高速逆再生中,早送り中,巻戻し中といったおおま
かな動作状態を調べる。
【0043】次にステップ122において、ステップ1
21で調べた動作状態がいずれの命令群に属する命令の
動作であるかを判別する。例えばVTRメカ31が正方
向低速再生中であれば正方向低速再生の命令群,逆方向
低速再生中であれば逆方向低速再生の命令群に属する命
令を実行中であるとみなされる。
【0044】次にステップ123において、ステップ1
22で判別した命令群の代表命令を状態情報とする。例
えば、正方向低速再生の命令群に属する命令を実行中で
あるとみなした場合には、正方向低速再生の命令群の代
表状態(代表命令)である最低速再生を状態情報として
応答パケットを作成し、送信バッファ36に書き込む。
送信バッファ36は応答パケットをバス15上に送信す
る。
【0045】図3において実行可能命令識別手段107
は、本発明における実行可能命令識別手段の具体例であ
る。また、変換可能命令識別手段108は本発明におけ
る変換可能命令識別手段の具体例である。また、命令変
換手段109は本発明における命令変換手段109の具
体例である。また、図1におけるメカマイコン32およ
びVTRメカ31は本発明における命令実行手段の具体
例である。また、受信バッファ36は本発明における命
令受信手段の具体例である。
【0046】図4において解釈可能状態識別手段117
は、本発明における解釈可能状態識別手段の具体例であ
る。また、変換可能状態識別手段118は本発明におけ
る変換可能状態識別手段の具体例である。また、状態情
報変換手段119は本発明における状態情報変換手段1
19の具体例である。また、状態情報解釈手段200は
本発明における状態情報解釈手段の具体例である。ま
た、受信バッファ36は本発明における状態情報受信手
段の具体例である。
【0047】図5において動作監視手段125は本発明
における動作監視手段の具体例である。また、命令群識
別手段127は本発明における命令群識別手段の具体例
である。また、状態情報作成手段126および送信バッ
ファ35は本発明における状態情報送信手段の具体例で
ある。また、図1におけるメカマイコン32およびVT
Rメカ31は本発明における命令実行手段の具体例であ
る。
【0048】以上のように本実施例によれば、受信した
命令が実行可能命令一覧に含まれていなくとも、命令変
換手段が受信した命令を実行可能な命令に変換すること
により、新たに作成された命令を旧来の装置が受信して
も本来の命令の意図する動作に近い動作を実行すること
が可能な命令変換実行装置を実現できる。
【0049】また以上のように本実施例によれば、受信
した状態情報が解釈不可能な状態情報であっても、状態
情報変換手段が受信した状態情報を解釈可能な状態情報
に変換することにより、旧来の装置が新たに作成された
命令に対応する状態情報を受信しても相手の装置の状態
を大まかに解釈することが可能な状態情報解釈装置を実
現することができる。
【0050】また以上のように本実施例によれば、キー
入力による命令を実行している最中に状態情報を外部に
送信する際にも、VTRメカの状態を調べる動作監視手
段が出力する動作情報をもとに命令群識別手段が判別し
た命令群の代表状態を状態情報として外部へ送信する状
態情報送信手段を設けることにより、外部から命令を受
信して動作している以外の時にも外部からの動作状態要
求命令に対しておおまかな動作状態を応答することが可
能な状態情報送信装置を実現することができる。
【0051】なお、本実施例において命令群識別情報ま
たは状態情報群識別子はオペランドの一部であったが、
命令群識別情報及び状態情報群識別子の実現方法はこれ
にかぎらず、命令または状態情報と対応付けられていれ
ばどのような形式で実現されてもよい。例えば、命令パ
ケットまたは応答パケットに、OPC,OPR以外の要
素として命令群識別情報または状態情報群識別子を付加
してもよい。
【0052】なお、本実施例においては、命令または応
答を伝送する手段はバスであったが、命令または応答を
伝送する手段はこれにかぎらず、無線,赤外線リモート
コントロール等の、データを伝送可能な手段であれば何
でもよい。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明の命令変換実行装置
は、外部から命令を受信する命令受信手段と、命令受信
手段が受信した命令が、あらかじめ定められた実行可能
な命令集合に含まれるか否かを識別し、実行可能命令ま
たは実行不能命令として出力する実行可能命令識別手段
と、実行不能命令に含まれる命令群識別情報を参照し、
変換可能な命令群に含まれる実行不能命令を変換可能命
令として出力する変換可能命令識別手段と、変換可能命
令を実行可能な命令に変換し、実行可能命令として出力
する命令変換手段と、実行可能命令識別手段または命令
変換手段の出力する実行可能命令を入力して実行する命
令実行手段とを設けることにより、新たに作成された命
令を旧来の装置が受信しても本来の命令の意図する動作
に近い動作を実行することが可能な命令変換実行装置を
実現できる。
【0054】また以上のように本発明の状態情報解釈装
置は、外部から状態情報を受信する状態情報受信手段
と、状態情報受信手段が受信した状態情報が解釈可能な
状態情報群に含まれるか否かを識別し、解釈可能状態情
報または解釈不能状態情報として出力する解釈可能状態
識別手段と、解釈不能状態情報に含まれる状態情報群識
別子を参照し、変換可能な状態情報群に含まれる解釈不
能状態情報を変換可能状態情報として出力する変換可能
状態識別手段と、変換可能状態情報を状態情報群識別子
に対応した解釈可能な状態情報に変換し、解釈可能状態
情報として出力する状態情報変換手段と、解釈可能状態
情報識別手段または状態情報変換手段の出力する解釈可
能状態情報を入力して解釈する状態情報解釈手段とを設
けることにより、旧来の装置が新たに作成された命令に
対応する状態情報を受信しても相手の装置の状態を大ま
かに把握することが可能な状態情報解釈装置を実現でき
る。
【0055】また以上のように本発明の状態情報送信装
置は、内部または外部からの命令によって動作する命令
実行手段と、命令実行手段の動作状態を監視し、動作状
態を表す動作情報を出力する動作監視手段と、動作情報
に基づき、命令実行手段の動作があらかじめ定められた
命令群集合のうちいずれの命令群の動作に属するかを判
別して命令群識別情報として出力する命令群識別手段
と、命令群識別情報に対応した命令群に属する命令を、
命令実行手段が実行中であるということを表す状態情報
を外部に対して送信する状態情報送信手段とを設けるこ
とにより、外部から命令を受信して動作している以外の
時にも外部からの動作状態要求命令に対しておおまかな
動作状態を応答することが可能な状態情報送信装置を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるVTRのブロック図
【図2】本発明の実施例における命令パケットおよび応
答パケットのフォーマットをあらわす図
【図3】本発明の実施例におけるシステムコントロール
マイコン33が命令を受信した時のフローチャート
【図4】本発明の実施例におけるシステムコントロール
マイコン33が状態情報を受信した時のフローチャート
【図5】本発明の実施例におけるシステムコントロール
マイコン33が動作状態を送信する時のフローチャート
【図6】バスを通じて機器制御を行う従来の制御装置と
従来の被制御装置との関係を示す図
【図7】従来の命令パケットまたは応答パケットを示す
【図8】従来の被制御装置のブロック図
【符号の説明】
15 バス 16 制御装置 17 被制御装置 20 キー入力手段 21 命令受信手段 22 応答返信手段 23 命令バッファ 24 命令解析実行手段 25 メカ 38,39 VTR 31 VTRメカ 32 メカマイコン 33 システムコントロールマイコン 34 キーマトリクス 40 命令パケット 41 応答パケット
フロントページの続き (72)発明者 武田 英俊 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−2279(JP,A) 特開 平5−284578(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 24/02 G06F 13/10 H04Q 9/00 - 9/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から命令群識別情報を含んだ命令を
    受信する命令受信手段と、前記命令受信手段が受信した
    前記命令を入力し、前記命令が、あらかじめ定められた
    実行可能な命令集合に含まれるか否かを識別し、前記実
    行可能な命令集合に含まれる前記命令は実行可能命令と
    して出力し、前記実行可能な命令集合に含まれない前記
    命令は実行不能命令として出力する実行可能命令識別手
    段と、前記実行不能命令を入力し、前記実行不能命令に
    含まれる前記命令群識別情報を参照し、あらかじめ定め
    られた変換可能な命令群に含まれる前記実行不能命令を
    変換可能命令として出力する変換可能命令識別手段と、
    前記変換可能命令識別手段の出力した前記変換可能命令
    を前記命令群識別情報に対応した規則に従って実行可能
    な命令に変換し、実行可能命令として出力する命令変換
    手段と、前記実行可能命令識別手段または前記命令変換
    手段の出力する前記実行可能命令を入力して実行する命
    令実行手段とを具備することを特徴とする命令変換実行
    装置。
  2. 【請求項2】 他の装置の状態を表す状態情報が、前記
    状態情報の属する状態情報群を示す状態情報群識別子を
    含んで送信されてくるのに際し、外部から前記状態情報
    を受信する状態情報受信手段と、前記状態情報受信手段
    が受信した前記状態情報を入力し、前記状態情報が、あ
    らかじめ定められた解釈可能な状態情報群に含まれるか
    否かを識別し、前記解釈可能な状態情報群に含まれる前
    記状態情報は解釈可能状態情報として出力し、前記解釈
    可能な状態情報群に含まれない前記状態情報は解釈不能
    状態情報として出力する解釈可能状態識別手段と、前記
    解釈不能状態情報を入力し、前記解釈不能状態情報に含
    まれる前記状態情報群識別子を参照し、あらかじめ定め
    られた変換可能な状態情報群に含まれる前記解釈不能状
    態情報を変換可能状態情報として出力する変換可能状態
    識別手段と、前記変換可能状態情報識別手段の出力した
    前記変換可能状態情報を前記状態情報群識別子に対応し
    た規則に従って解釈可能な状態情報に変換し、解釈可能
    状態情報として出力する状態情報変換手段と、前記解釈
    可能状態情報識別手段または前記状態情報変換手段の出
    力する前記解釈可能状態情報を入力して解釈する状態情
    報解釈手段とを具備することを特徴とする状態情報解釈
    装置。
  3. 【請求項3】 装置内部または装置外部からの命令によ
    って動作する命令実行 手段と、前記命令実行手段が装置
    内部からの命令を実行している際に、前記命令実行手段
    の動作状態を監視し、前記動作状態を表す動作情報を出
    力する動作監視手段と、前記動作監視手段から入力した
    前記動作情報に基づき、前記命令実行手段の動作があら
    かじめ定められた命令群集合のうちいずれの命令群の動
    作に属するかを判別して命令群識別情報として出力する
    命令群識別手段と、前記命令群識別手段から入力した前
    記命令群識別情報に対応した命令群に属する代表命令
    を、前記命令実行手段が実行中の状態情報として外部に
    対して送信する状態情報送信手段とを具備することを特
    徴とする状態情報送信装置。
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