JP3401838B2 - クロマテック光セパレータおよびこれを用いたピクチュアプロジェクタ - Google Patents

クロマテック光セパレータおよびこれを用いたピクチュアプロジェクタ

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JP3401838B2
JP3401838B2 JP14259193A JP14259193A JP3401838B2 JP 3401838 B2 JP3401838 B2 JP 3401838B2 JP 14259193 A JP14259193 A JP 14259193A JP 14259193 A JP14259193 A JP 14259193A JP 3401838 B2 JP3401838 B2 JP 3401838B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空間的に変調されるよ
うにされた少なくとも2つの単一色ビームから構成され
るタイプのクロマテック光セパレータに関する。この発
明は更にこのクロマテックセパレータのタイプを使用し
たピクチュアプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】高精細テレビジョンの開発として、(長
さと高さの比が)16/9フォーマットの(対角線が1メー
トル程度の)サイズの大きなピクチュアと、例えば1ミ
リオンの多数の画素を得る試みがなされている。
【0003】このタイプのビデオのピクチュアを得るた
めの現在の流行は、空間光変調技術を用いたピクチュア
投影装置である。これらの投影装置においては、多色の
ピクチュアが赤、緑、青の3つの単一色ピクチュアの投
影スクリーンの上に重畳することにより得られている。
各単一色のピクチュアはこの記載において“イメージャ
(imager)”と呼ぶ空間光変調スクリーンの表面に先ず形
成されている。
【0004】イメージャは通常L.C.D (液晶ディスプレ
イ) タイプのスクリーンから構成されているが、このス
クリーンには配置がマトリクスの液晶セルがあり、それ
ぞれのセルは画素に対応している。単一色で偏光された
光のビームは空間的にイメージャで変調されており、投
影されたピクチュアはこの変調により生じたものであ
る。
【0005】一般的に、種々の単一色のビーム(緑、
赤、青)は光のビームにより照射されたクロマテック光
セパレータを用いて得られている。“単一色ビーム”と
いう表現は青、緑、赤のようないわゆる一次カラーの特
別に色の付いた光のビームに関しており、いくつかの一
次カラーを含んだ白色光のビームではないことに注意す
る必要がある。明らかにこの種の単一色ビームは単一色
放射タイプのかなり広いスペクトルの幅または狭いスペ
クトルの幅にかなり等しい。
【0006】3つのイメージャで形成されたピクチュア
は3つの単一色ピクチュアに共通な単一の目標物体によ
り、または3つの目標物体を用いた投影スクリーンの上
に投影されている。
【0007】このタイプのプロジェクタには陰極管がコ
ンパクトであるという重要な利点がある。しかし、この
陰極管はまだかなり大きく、すべての製造業者は特にリ
アープロジェクションタイプのプロジェクタに対しては
小さくしようと努力しているが、このプロジェクタのイ
メージャと投影スクリーンの間の光学通路はほぼ全長に
近い。
【0008】単一色ビームを空間的に変調するため1以
上のLCD イメージャを使用したこれらのプロジェクタに
おいて、寸法のほとんどは照射装置の部分、すなわち照
射源から各LCD イメージャまでの光学クロマテックセパ
レーションおよび光トランスポートシステムの部分であ
る。
【0009】このリアープロジェクタのタイプは良く知
られており、典型的な例は次の2つの文献に記載されて
いる:
【0010】−“100 インチ超スリム液晶リアープロジ
ェクションディスプレイ”、フクダ他(日立)SID 1991
ダイジェスト、p.423;
【0011】−“高精細液晶プロジェクションTV”、イ
ダ他(松下)、日本ディスプレイ1989、p.256.
【0012】これらのピクチュアプロジェクタの他の欠
点は光効率が低いことであるが、これは特に照射される
イメージャの形と光源からの光ビームの断面の形との間
に違いがあるからである。通常使用される照射源(例え
ばリフレクタのあるアークランプ)は一般に横断面が円
形の光ビームを発生する。円形ビームを有した長方形の
LCD イメージャを照射する必要があれば、この長方形は
円形の横断面に内接する必要がある。この場合、長方形
の面積と円盤の面積の比は大きくても0.54である。それ
故、実際にはエネルギーの半分が消失する。
【0013】n°2642927 として公表された特許には光
トランスポート光学システム内に通常の鏡を用いる代わ
りホログラフィックな鏡を使用したピクチュアプロジェ
クタタイプの大きさを減少させる方法について記載して
ある。光学システムは実際には前述の一番目の文献に記
載のものと同じものである:ホログラフィックな鏡はイ
メージャ照射ビームの軌道の上に通常の(金属の)鏡の
代わりとして用いられる。この結果得られる利点はこの
配置内ではホログラフィックな鏡がデカルト則を満たさ
ない、言い換えれば90°だけ光線がそれるが、入射ビー
ムから45°だけ傾ける必要がない。通常の鏡と比較する
と、ホログラフィックな鏡は同一の角度のそれに対し更
に傾斜でき、これにより鏡の寸法を小さくすることがで
きる。
【0014】鏡の機能を特に行なうホログラフィックな
エレメントまたはコンポーネントは良く知られている。
これらは干渉により生ずるが、更に次の文献に記載され
ているようにフィルム内では複合光学機能を果たす:
“L.Solymar,D.J.Cooke,VolumeHolography and Volume
-*Gratings ”−Academic Press(1981).
【0015】角度またはスペクトラルの選択性または偏
光に関するホログラフィックコンポーネントの特性はH.
Kogelnik,Bell Syst.Tech.J.48,p.2909(1969) の文献に
おいて結合波の形で記載されている。
【0016】前述のフランス特許n°2642927 に使用さ
れたようなホログラフィックな鏡には感光性材料に記録
された体積ホログラムがある。
【0017】図1はホログラムを記録する典型的な方法
を示している。屈折率がnの感光材料Mはトランスペア
レントな平らなサポートStの上に配置されており、周期
的な屈折率を有する1または数個のネットワークは平行
な2つのビームF1,F2 を用いたこの材料内に記録されて
いる。これらの2つのビームF1,F2 は波長がλ0(空中で
の測定値)の同じレーザ源から出力され、屈折率がnの
媒質内で角度Aを成す2つの方向に沿って伝播される。
【0018】これら2つのビームが交差する時、光干渉
縞Fiは互いに平行に生ずる。これらの縞の共通の方向は
ビームF1,F2 の2つの伝播方向の2等分線である。縞F1
に直角な方向および屈折率がnに等しい媒質内での光の
強度は次の関係式で与えられる周期pを有した正弦波状
のプロフィールで変調される:
【0019】
【数1】
【0020】ホログラフィックな鏡を記録するため、感
光材料とそのサポートは干渉縞のフィールドに置かれ
る。次の2種類の感光材料がしばしば使用される:重ク
ロム酸塩ゼラチンおよびホトポリマ。光にさらすと材料
の屈折率が変化する。正弦波状のプロフィールに従い交
互に明るい部分と暗い部分の干渉縞により値nmax とn
min との間で屈折率が調整される。この調整は正弦波状
の場合もあるし、他の異なる形、例えば感光材料のレス
ポンスの関数として(記録の解明の関数として)正方形
か台形の場合もある。この調整は化学的なまたは光化学
的な固定プロセスにより材料内に固定される。図1にお
いて、トランスペアレントなサポートStは縞Fiに対し傾
斜していることに注意する必要がある。
【0021】図2は材料M内での屈折率の調整を記録し
た後、ビームF2が除去されホログラムがビームF1により
照射されていれば、記録された屈折率の縞F1は多層鏡の
ように働くことを示している。ビームF1は図1のビーム
F2に等しいビームF'1に偏向される。
【0022】RをビームF1の光線の1つとする。nmax
とnminの間で連続的に変化する屈折率を含むホログラ
ムのそれぞれの部分は光線Rに対して鏡のように働き反
射光線R'を生ずる。光線RとR'の間の角度は(屈折率
がnの媒質内で)Aに等しい。nminとnmaxの間で屈折
率は少し変化しても光線Rを完全に偏向するには十分で
ない。エネルギーの一部分はホログラムを通過して伝播
し続け他の変化nminとnmaxに会うが、これにより多数
の光線R'が生ずる。ビームF1の大きさに対し、ホログ
ラムに記録された縞が十分ならば、ビームF1のすべての
エネルギーはビームF2を作り直したビームF'1に反射さ
れる。
【0023】実際、平行光線のビームは擬似鏡またはホ
ログラフィックな鏡を用いた角度だけそれるが、これは
入射ビームからの傾斜角が必ずしもA/2 でないからであ
る(従来の鏡の場合、必ずこの場合となる)。それ故従
来の鏡に比較して大きさが増す可能性がある。
【0024】ホログラフィックな鏡に対する興味のある
特性の1つは歪みである。図2の記載においてビームF'
1 の幅L'がビームF1の幅Lより狭いことが判る。これは
図の平面に直角な方向の場合でない。それ故、横断面が
正方形のビームは横断面が長方形に変形され、または横
断面が円のビームは横断面が楕円に変形される。フラン
ス特許審査請求n°9014620 には液晶ビデオプロジェク
タにホログラフィックな鏡を使用した場合を記載してい
るが、これらのホログラフィックな鏡は16/9フォーマッ
トを満たすビームの歪みとなる。
【0025】ホログラフィックな鏡には他の周知の特
性、すなわち波長が選択的であるという特性がある。
【0026】ホログラムはレーザ光で記録され干渉縞を
生ずる。レーザビームF1が同じ構造を有する白色光のビ
ームによりもとの状態に置かれるならば、反射ビームは
λ0を中心にしたスペクトラム分布が得られる:従って
ホログラフィックな鏡も二色性の鏡になる。赤、緑、青
のレーザで記録された3つのホログラムにより、一般に
ピクチュアディスプレイに使用される3つの一次カラー
を分離する光学システムを製造することが可能である。
いくつかの感光性材料に対しては、1つの波長が記録さ
れ更に屈折率の調整が化学的な処理により行なわれる
が、これは鏡が異なる波長で動作するようにするためで
あることに注意する必要がある。
【0027】次にホログラムにより示される光の偏光特
性にも注意する必要がある。鏡の反射係数は入射光のビ
ームの偏光の方向により左右される。特に入射のブルー
スター角において、反射係数は入射平面に平行な偏光方
向に打ち消される。反射された放射は入射の平面に直角
な方向に偏光される。空気−鏡のインターフェイスに入
射する光線に対して、更に鏡の媒質が例えば1.5 の屈折
率を有するならば(空気に対する屈折率は1)、ブルー
スター角は56°40′である。
【0028】感光材料はガラスの屈折率、すなわち1.5
に等しい屈折率も有する。屈折率の縞が材料内に記憶さ
れると、平均値の付近に屈折率が変化する。典型的な最
大調整値はnmax −nmin =0.14。
【0029】ホログラフィックな鏡はデカルト則に従わ
ないが、感光材料の層の上に入射する光線は屈折の法則
に従う。言い換えれば、光線がn=0.15の媒質に貫通す
るまで縞のネットワークの上では反射されない。屈折率
の縞に対するネットワーク上での反射は屈折率n=1.5
の媒質から平均屈折率n=1.5 の媒質に至る光線の反射
として考えられる。これらの考えは感光材料に入る前に
光線が最初ホログラフィックな鏡のトランスペアレント
なサポート(ガラスの屈折率1.5)を交差する時も適当に
なる。
【0030】インターフェイス−鏡に対する2つの媒質
の屈折率が等しければ、ブルースター角は45゜に等しい
ことが判る。45゜の入射角(屈折率1.5 の媒質におい
て)により反射ビームが形成するが、このビームは屈折
率の平面に直角な方向に偏光する。ホログラフィックな
鏡のこの偏光特性は液晶タイプのイメージャの照明に特
に有益である。
【0031】この発明は光クロマテックセパレータと呼
ぶ光学的光クロマテックセパレーション装置に関してお
り、更にその目的はこのタイプのセパレータを非常に小
さくすることである。
【0032】この目的のため、この発明では体積内に記
録されたホログラフィックな鏡の使用を提言している
が、これは一番目にはアセンブリを非常にコンパクトに
することで、二番目にはこのタイプの鏡の他のすべての
特性、とりわけ光エネルギー効率を改善するため光ビー
ムの断面の歪みを有利にするためである。
【0033】この発明によれば、それぞれが単一色ビー
ムを反射する選択された波長を有する少なくとも2つの
鏡を含んだ一次ビームと呼ぶ白色光のビームにより照明
されたクロマテック光セパレータは、少なくとも2つの
選択された鏡が互いに交差するホログラフィックな鏡で
あることを特徴としている。
【0034】“互いに内側に入れ子式”であると言うこ
とはホログラフィックな鏡の平面が交差している配置に
関している。
【0035】この入れ子式のタイプは特に有益であり、
これにより鏡の大きさを減少でき、単一色ビームの軌道
が完全に対称となり、更にホログラフィックな鏡のすべ
ての特性を同時に使用することができる。
【0036】この発明は更にこのタイプの光クロマテッ
クセパレータを使用したピクチュアプロジェクタに関す
る。この発明はリアープロジェクションを有したプロジ
ェクタに関して特に有益であり(排他的でない)、これ
はフォーワードプロジェクションよりも各イメージャに
対する目標物体を使用した投影スクリーンに各単一色ピ
クチュアを投影することが容易である。
【0037】
【実施例】図3はこの発明によるクロマテック光セパレ
ータSCの概要を示している。このクロマテックセパレー
タSCはいくつかの鏡Mh1,Mh2 を有した平行六面体のプリ
ズムpで構成されている。
【0038】この発明の1つの特徴によれば、少なくと
も2つの鏡Mh1,Mh2はプリズムの中に交差して埋め込ま
れるホログラフィックな鏡である。
【0039】図4aと4bはプリズムの平行六面体pの斜視
図であるが、これは2つの交差したホログラフィックな
鏡Mh1とMh2の位置をより良く示すためである。
【0040】例示の平行六面体pには2つの大きな向か
い会った正方形の面FE,FS がある;サイドの面FL1,FL2,
FL3,FL4 として示した他の4つの面は長方形であり、後
に詳細に説明するように16/9フォーマットとすることが
有益である。
【0041】平行六面体の角をAからHで示している。
平行六面体が2つの平面で切断されれば、一方の平面は
角A,C,E,Gを通り、他の平面は角B,D,H,F
を通るが、一番目と二番目の対角線の表面はS1およびS2
と定義され、更にそれぞれ図4aと4bに示されている。
【0042】これらの2つの対角線の表面S1とS2は互い
に交差しており、それぞれこの発明に基づくクロマテッ
クセパレータSCの中にホログラフィックな鏡Mh1,Mh2 の
位置を示している。
【0043】再度図3に関して言えば、この図は平行六
面体pの平面図を示しており、言い換えればホログラフ
ィックな鏡Mh1,Mh2は図の平面に直角に広がっている。
2つのホログラフィックな鏡Mh1,Mh2は交差しており、
その面S1,S2は図4a,4bの面S1,S2と同じく互いに交差す
る対角線の面を形成している。
【0044】平行六面体pはトランスペアレントな材
料、例えばガラスまたはプラスチックでできている。エ
ントリ(入射)面と呼ぶ大きな正方形の面FEの一方は一
次ビームFPと呼ぶ白色のビームにより照射されている。
一次ビームFRは伝播軸Xの方向に沿って平行になってい
る。伝播軸Xはエントリ面FEに直角であり、その中心と
更に2つの鏡Mh1,Mh2が交差した線を通る。
【0045】図3に関し、ホログラフィックな鏡Mh1 と
Mh2 は太い線で簡単に示しているが、それぞれの鏡は明
らかにトランスペアレントなサポートを含んでおり、こ
のサポートの上に感光材料の層が置かれており(鏡S1,S
2 の全表面を形成)、更にこの中でホログラムが周知の
技術を用いて鏡の所要の特性により記録されるのは従来
の通りである。従って図1と図2に示す干渉縞Fiと同じ
干渉縞(図示していない)は2つのホログラフィックな
鏡Mh1,Mh2 の中の感光材料の層に記録される。
【0046】このようにホログラフィックな鏡Mh1,Mh2
のそれぞれは一次ビームFRによる照射のもとで他の鏡か
ら反射されたビームに対し異なる色の単一色ビームFB,F
R を反射させるように作られている;例えば一番目のホ
ログラフィックな鏡Mh1 からの一番目の単一色ビームFB
に対しては青を、更に二番目のホログラフィックな鏡Mh
2 からの二番目のビームFRに対しては赤が作られる。
【0047】前述の非制限的な例において、鏡Mh1,Mh2
を定めるホログラムには2つの単一色のビームFB,FR が
一次ビームFRのX伝播軸に直角な同一の軸−Y+Y軸の
方向と向かい会って反射される;これは傾き角度b1,b2
において−Y+Y軸に対しこれらの鏡の傾きが対称な場
合正しい;−Y+Y軸は+の部分と−Yの部分にX軸に
より分割されるが、この+Yの部分と−Yの部分は青の
単一色ビームFBの伝播軸と赤の単一色ビームFRの伝播軸
をそれぞれ表している。
【0048】これらの条件の時、それぞれのホログラフ
ィックな鏡Mh1,Mh2 に対し屈折率の縞(図3には示して
いない)には単一色ビーム−Y+Yの伝播軸から45゜の
角度c1,c2 において対称に傾斜するように一般的な方向
(図3でOF1,OF2 の点線で示す)がある:より詳細には
一番目のホログラフィックな鏡Mh1 に対して屈折率の縞
は+Yと+Xを2等分する(+Xは単一色ビームFB,FR
の+Y,−Y伝播軸に対しエントリ面FEと向かい会った
面にあるX伝播軸の部分);二番目のホログラフィック
な鏡Mh2 に対する屈折率は−Yと+Xを2等分する。
【0049】ホログラフィックな鏡Mh1,Mh2 の傾斜角b
1,b2 が屈折率の縞の方向の角度c1,c2 に等しくなけれ
ば、歪みが生ずる。
【0050】このように例えば、一次ビームFPは平行六
面体pのエントリ面FEの対角線に等しい直径がD1である
円形の断面を有しており、更にこの面が正方形であれ
ば、最大量の光エネルギーが一次ビームFRから取り出さ
れる。更にホログラフィックな鏡Mh1,Mh2 が傾斜角度b
1, b2を 29.36゜とする前述のように動作すると、歪み
は正方形から16/9フォーマットの長方形に対して作られ
る。このタイプの歪みにより一次ビームFRから取られた
全てのエネルギーをホログラフィックな鏡Mh1 とMh2 に
より単一色ビームFB,FR 内に保つことができるが、更に
これらのビームのそれぞれは前述の非制限的な例では16
/9のフォーマットにある長方形の断面を有する。
【0051】この配置において、単一色ビームFB,FR の
それぞれの断面は長方形であり、一方の寸法は図の平面
に直角な平面内でエントリ面FEの一方のサイドの長さL1
に等しく、図の平面の小さい寸法はプリズムpの厚さEp
に対応している。実際には、単一色ビームFB,FR の断面
は向かい会ったサイドの面FL1,FL2 の形に対応してお
り、この面を通してこれらのビームがプリズムpから出
る。
【0052】この配置の他の利点は、プリズムの厚さEp
に平行な鏡Mh1,Mh2 の大きさが減少することであり、こ
の配置内でホログラフィックな鏡Mh1,Mh2 は入射一次ビ
ームFPの方向から90゜の方向に反射され45゜の方向は除
かれる。
【0053】図3に示す配置において、一次ビームFP内
の光が特別な偏光方向を有しなければ単一色ビームFB,F
R には入射の平面に直角な単一の偏光方向P1が必要であ
り、これは図3では図の平面に直角であることを示して
いる。実際反射は偏光の性質を有しているが、これは一
番目にはホログラフィックな鏡Mh1,Mh2 の屈折率の縞の
上で一次ビームFP内の光線の入射角c1,c2 が45゜である
からであり、二番目にはそれぞれの縞模様の回折こうし
の平均屈折率がガラスの屈折率に等しいからである。
【0054】ホログラフィックな鏡によりスペクトラル
通過帯域が決定されるので、二番目の鏡Mh2は−Yの方
向に90゜で赤成分を反射し、更に一番目のMh1は+Yの
方向に90゜で青成分を反射すると計算される。これらの
成分は入射平面に直角に偏光される。赤と青の補色成分
は影響を受けないX軸に沿った平行六面体を通過する
が、言い換えればこの成分に対して偏光方向P2は入射平
面に平行である(それ故図3では入射平面に平行に示し
てある)。同様に、鏡Mh1とMh2が感度を有しないスペク
トラル帯域の光は影響を受けない平行六面体pを通過
し、更に二番目の正方形の面またはエントリ面FEに向か
い会ったエグゼット(出口)面FSを通し一緒になる。
【0055】図3に示すようにこの発明に基づき2つの
交差したホログラフィックな鏡を有したクロマテックセ
パレータは白色光から得られる少なくとも2つの単一色
ビームを使用した照明装置に適用することができる。
【0056】明らかに、前述の操作は2つのビームが異
なる色を有すれば2つの交差したホログラフィックな鏡
により反射される単一色のビームの色に拘らず適応でき
る。
【0057】更に2つの単一色のビームFB,FR の他に1
つまたは数個のビームを作るため、エグゼット面を通し
てプリズムpから出る光を容易に形成でき更に所要のコ
ンポーネントを選択できる。
【0058】カラーセパレーションおよび/または歪み
は偏光の方向の選択の仕方に拘らずこの発明のクロマテ
ックセパレータSCにより行なわれ、言い換えればこの発
明のセパレータSCは予め偏光された放射により、できれ
ば偏光の方向P1に沿って照射される。それ故この発明は
あらゆる放射偏光システム、特に例えばフランス特許審
査請求 n゜9013942 に記載のように、2つの直交偏光
成分を分離し更に90゜回転させるタイプに適用できる。
【0059】図5は3つの一次カラーを有したピクチュ
アプロジェクタを示す斜視図であるが、これには同一平
面内にある3つの長方形のイメージャを照射するためこ
の発明に基づくクロマテックセパレータSCを使用してい
る。
【0060】クロマテックセパレータSCは図3の例のよ
うに構成され、これにはプリズムpまたは平行六面体p
を使用しているがこの中には一番目と二番目のホログラ
フィックな鏡Mh1,Mh2が交差した形を取っている。
【0061】セパレータSCのエントリ面FEは白色光また
は一次ビームFPにより照射され(太線の矢印で表示)、
軸Xに沿って動く。一番目と二番目のホログラフィック
な鏡Mh1,Mh2 は一番目と二番目の単一色ビームFB,FR を
反射し、これらのビームはそれぞれ一番目と二番目のサ
イド面FL1,FL2 を通り更に+Y,−Yの伝播軸に沿って
平行六面体から出るが、図3に関してのべたものと同じ
偏光方向P1を有している。
【0062】他のコンポーネントの中で、エグゼット面
FSを通り平行六面体pから出る光には一次緑コンポーネ
ントがあるが、このコンポーネントは三番目のホログラ
フィックな鏡Mh3 の上で90゜の反射を取る。この鏡Mh3
は三番目の単一色ビームRGを反射するが、このビームの
波長は図5の例では垂直な伝播軸Z3の沿った緑に対応し
ている。
【0063】一番目と、二番目と、三番目の単一色ビー
ムFB,FR およびFGはそれぞれ青、赤、緑に対応してお
り、それぞれ一番目と二番目と三番目のイメージャl1,l
2,l3により変調される。l1からl3までのそれぞれのイメ
ージャは周知の技術を使用して光を空間的に変調できる
スクリーンである。前述の非制限的な例ではこれらのイ
メージャl1,l2,l3は液晶マトリクススクリーンであり、
サイド面FL1,FL2,FL3 と同じフォーマット、すなわち例
では長方形であり、特に16/9フォーマットである。
【0064】前述の非制限的な例において、3つのイメ
ージャl1,l2,l3は平行六面体pの三番目のサイドの面FL
3 を有する平面と同じ平面(または平行で閉じた平面)
内にある;この三番目のサイドの面は平行六面体pの頂
点が一番目と二番目のサイドの面FL1,FL2 に接続した面
であるが、このFL1,FL2 を通して一番目と二番目の単一
色ビームFB,FR が出る。
【0065】緑の成分に感度のある三番目のホログラフ
ィックな鏡Mh3 はこの成分を軸Z3に沿って三番目の単一
色ビームの形でX軸から90゜の図の頂点に向かって反射
するが、このX軸に沿って一次ビームFRは伝播する。こ
の目的のため、三番目のホログラフィックな鏡Mh3 は大
きさを制限するため正方形から長方形の歪みにするた
め、平行六面体エグゼット面FSに対し図3に示す傾斜面
b1,b2 と同じ値の角度dlだけ傾斜するように作られて
いる:正方形はエグゼット面FSに対応し、長方形はイメ
ージャl1からl3の形に対応しているが、より詳細には三
番目の単一色ビームFGの軌道の上に挿入される三番目の
イメージャl3に対応している。
【0066】一番目と二番目の単一色ビームFB,FR をそ
れぞれ変調するのに使用される2つのイメージャl1,l2
に関して、これらのイメージャはそれぞれのサイドの上
に置かれ、更にプリズムpの三番目のサイドの面FL3 に
出来るだけ近く置かれるが、これは言い換えればこれら
のイメージャの長さは三番目のサイドの面の長さに加え
られる;この三番目のサイドの面の三番目のサイド(長
さに対応)は三番目のイメージャl3により境界が定めら
れている。
【0067】一番目と二番目の単一色ビームFB(青)と
FR(赤)はそれぞれ四番目と五番目の鏡M4, M5により一
番目と二番目のイメージャl1,l2 の方向で+Y,−Y伝
播軸に対し90゜反射される。
【0068】これらの四番目と五番目の鏡は通常の鏡か
ホログラフィックな鏡のいずれかであるが、これはこれ
らの機能が一番目と二番目のホログラフィックな鏡Mh1,
Mh2により実施された後に歪みまたはコンポーネントの
選択が作られないからである。
【0069】鏡M4,M5 の上での反射の後、一番目と二番
目の単一色ビームFB,FR はZ3軸に平行な軸Z1,Z2 に沿っ
てイメージャl1,l2 の方向に伝播するが、このZ3軸に沿
って三番目の単一色ビームFGは三番目のイメージャl3の
方向に伝播する。
【0070】単一色ビームFB,FR,FGのそれぞれはイメー
ジャl1,l2,l3を通過するが、これらのイメージャにより
ピクチュアキャリアとなるように変調され、従来の方法
で投影の目標物体O1, O2,O3 の方向に伝播される。投影
の目標物体O1,O2,O3のそれぞれは更に単一色ビームFB,
FR,FG に割り当てられ、3つの変調ビームに共通な投影
スクリーン(図示していない)の上に周知の技術を用い
て焦点が合わされる。
【0071】明らかに、イメージャl1,l2,l3は種々の方
法で置かれる:例えば一番目と二番目のイメージャl1,l
2 はサイド面FL1,FL2 の上に直接置かれるが、このサイ
ド面を通して一番目と二番目の単一色ビームFB,FR はプ
リズムまたは平行六面体pから出る。しかしこれらのイ
メージャまたはLCD スクリーンl1,l2,l3を三番目のサイ
ド面FL3 を含む平面内に置くことは有益であるが、これ
は一番目には各イメージャl1,l2,l3とこれに関係のある
投影の目標物体O1,O2,O3との間の距離を等しくするため
であり、二番目にはイメージャと目標物体の距離を出来
るだけ短くするためである。
【0072】反射により光に損失を生ずるインターフェ
ース(空気−トランスペアレントな材料)の数を制限す
るため、次のような単一の構造を用いることは有益であ
る:
【0073】−四番目と五番目の鏡M4,M5 は45゜で追加
されたプリズムp2,p3 の1つの面を金属的にすることに
より形成される(あらゆる混同を避けるため、平行六面
体pで形成された一番目のプリズムを以後の記載では
“メインプリズム”と呼ぶ)。追加プリズムp2,p3 は一
方が一番目のサイド面FL1 に接触し、他方が二番目のサ
イド面FL2 に接触して置かれている。
【0074】−三番目のホログラフィックな鏡Mh3 は三
番目の追加プリズムp4から成るが、このプリズムは一方
の面がトランスペアレントな材料から作られておりエグ
ゼット面FSに対し一番目のプリズムpから角度dlだけ傾
斜しているが、更にこの鏡は感光材料(図示していな
い)の層により覆われており、この層の中で三番目のホ
ログラフィックな鏡Mh3 を形成するホログラムが記録さ
れる。
【0075】一番目のプリズムpのエントリ面FEと各イ
メージャの位置すなわちLCD スクリーンl1, l2,l3 との
間では屈折率が連続している。この屈折率の連続性によ
り三番目のホログラフィックな鏡Mh3 の上への反射は偏
光している:三番目の鏡Mh3の上で入射平面に直角に偏
光している緑の成分のみこの鏡で反射され三番目の単一
色ビームFGを形成する。
【0076】三つの単一色ビームFB,FR,FGは+Y伝播軸
に平行な同一方向p1に沿って偏光を受けるそれぞれ青、
赤、緑の成分により形成される。
【0077】空間変調スクリーンすなわちLCD タイプの
イメージャは一般に2つのポラライザ(polarizer)( 図
示していない)を有している:照射面F1のサイドにある
一番目のポラライザは光に対しフィルタの作用を果たし
一番目の所定の偏光方向の光のみ通過させる;照射面に
向かい会ったディスプレイの面のサイドにある二番目の
ポラライザはLCD スクリーンの変調により生ずる偏光方
向の回転を表示する。
【0078】この発明によるプロジェクタではスクリー
ンすなわちLCD イメージャを照射する3つの青、赤、緑
の成分(これは単一色ビームFB,FR,FGを形成)は偏光を
受けるので、各LCD スクリーン上にある前述の一番目の
ポラライザを除去することが可能となる。これが好都合
であるのは非希望の照射の吸収原理で動作することによ
り通常のポラライザがLCD の温度を一般に上昇させるか
らである。しかしこの発明に基づくプロジェクタ内に一
番目のポラライザを保持する必要があれば、この温度上
昇は重要でないが、これは一番目のポラライザの上での
入射の照射がすでに偏光を受けているからである。
【0079】単一色ビームFB,FR,FGの上で働く偏光の方
向はイメージャすなわちLCD スクリーンl1, l2,l3 の動
作に対して最適でなく、従来のλ/2遅延プレートはこれ
らのビームの軌道の上、例えば照射面F1の近くにあるLC
D スクリーンのすぐ近くにあり、とりわけこのLCD スク
リーン(例えば二重屈折プラスチック材料)により変調
された単一色ビームFB,FR,FGの色に適合している。この
ように、単一色すなわちFB,FR,FG照射ビームの偏光方向
は、LCD スクリーンl1,l2,l3を動作させるため特に好ま
しい方向になるように回転する。
【0080】エントリ面FEとイメージャl1,l2,l3との間
の光学通路は互いに正確に等しいことが必要でなく、更
に1または数個のコンポーネントの軌道の上に周知の技
術で作られたレンズを置くことと、イメージャの長方形
の開口の中に光を集中させる必要があることに注意すべ
きである。
【0081】図6はこの発明に基づくピクチュアプロジ
ェクタ1の概要図であり、コンパクトであることを示し
ている。図6は図5のプロジェクタをメインプリズムp
の一番目と二番目のサイドの面FL1,FL2に平行な断面に
沿って示しているが、この断面の平面は2つの交差した
ホログラフィックな鏡Mh1,Mh2の交線を通過している。
従って、図5と比較すると、図6には特に一番目と二番
目のイメージャ(青と赤)を示していないが、一番目の
イメージャは図5に示すイメージャより面が深く、二番
目のイメージャは図5のイメージャより面が浅い。
【0082】メインプリズムpまたは平行六面体は一番
目または二番目のサイドの面FL1 、FL2 に対応した長方
形にみえるが、エントリ面およびエグゼット面FE,FS は
図の平面に直角に広がっている。
【0083】エントリ面FEは白色ビームまたは一次ビー
ムFPにより照明されている。一次ビームFPは例えば放物
線状のリフレクタRPの焦点に置かれたアークランプLrc
により形成された光源SLによる光の放射である。光源SL
から放射された光は白色光FP’のビームであるが、この
ビームはメインプリズムpのエントリ面およびエグゼッ
ト面FE,FS に平行な伝播軸Z’に沿って六番目の鏡M6の
方向に伝播している。
【0084】六番目の鏡M6は“冷たいタイプの鏡”であ
る:先ずこの鏡はスペクトラムの有効な部分、言い換え
ればX伝播軸に対して90°である一次ビームFPから成る
可視光線を反射する;二番目にはZ’軸に沿って伝送さ
れ赤外線および紫外線の放射が取り除かれる。
【0085】一次ビームFPはメインプリズムpが有する
クロマテックセパレータSCに到達するが、このプリズム
内では一番目のホログラフィックな鏡と二番目のホログ
ラフィックな鏡Mh1,Mh2が交差している(図5には図示
していない)。2つのホログラフィックな鏡Mh1,Mh2は
図の平面に直角な+Y,−Y伝播軸に沿って一番目と二
番目の単一色ビーム(図5には図示していない)を反射
する。
【0086】一次ビームFPが構成する光の他の部分はエ
グゼット面FSを通りメインプリズムpから出るが、更に
例えば緑に感度がある三番目のホログラフィックな鏡Mh
3 を支える三番目の追加のプリズムp3を通る。
【0087】三番目のホログラフィックな鏡Mh3 は緑の
成分を構成する三番目の単一色ビームFGを反射するが、
このビームは図5に関して記載したように図の平面に直
角な偏光方向P1に沿って偏光される。三番目の単一色ビ
ームFGは三番目のイメージャl3の方向のエントリ面およ
びエグゼット面FE,FS に沿って反射される。イメージャ
l3の通過後、三番目のピクチュアを運び、OG投影目標物
体の方向の軸Z3に沿って伝播される三番目の変調ビーム
FGm を形成している。
【0088】図5には三番目の単一色ビームFGの軌道の
上で三番目のイメージャl3の前に置かれたフィールドレ
ンズLCを示している。このフィールドレンズLCは三番目
の単一色ビームFG,FGmの光線を三番目の投影目標物体OG
の開口の中に集める。3LCDタイプのスクリーンイメー
ジャを有するピクチュアプロジェクタの場合、一般には
この3つのイメージャはそれぞれこのタイプのフィール
ドレンズに関係があることに注意する必要がある。従っ
て表現を完全にすると、イメージャすなわちLCD スクリ
ーンと言う用語はフィールドレンズにLCD スクリーンを
加えたものである。
【0089】更に、図5にはフィールドレンズLCと三番
目のイメージャl3との間に置かれたλ/2遅延プレートLC
を示している;このタイプの遅延プレートも他のイメー
ジャl1,l2 の前に置かれることを考慮する必要がある。
しかし、この遅延プレートLCがあることは必須ではな
く、前述の偏光方向を回転するため加えられるが、これ
はこの偏光方向はLCD スクリーンタイプのイメージャの
動作を最適にするためである。
【0090】このタイプの配置により、この発明のプロ
ジェクタ1の大きさは特に一次ビームFPのX伝播軸に沿
って小さく、この軸に沿ったリアープロジェクタの大き
さが評価できる。X軸に沿って、大きさD2は三番目のイ
メージャl3の幅La1 とメインプリズムpの厚さEpと放物
線状のリフレクタRPの幅を加えた厚さまで減少するが、
これは一番目と二番目の単一色ビームFB,FR に有効なエ
レメントの大きさが図5の平面に直角な平面で計ること
ができるからである。
【0091】このタイプの配置から生ずる他の重要な利
点は、チャンネルまたはカラーのそれぞれに対して投影
目標物体とそのイメージャの間の距離が最小になること
であるが、これはこれら2つのエレメントの間の軌道の
上に置かれた光学的なコンポーネントがないからであ
る。
【0092】液晶スクリーンすなわちLCD タイプのイメ
ージャは“許容立体角”により特徴ずけられることが良
く知られている。LCD スクリーンのコントラストを所定
の値にしたければ、LCD スクリーンを照射する光線の入
射角は制限される;これらの光線は所定の立体角の中に
入れる必要がある。
【0093】一般的な場合、この立体角は軸対称でな
い;特定の方向に沿って広がる。この方向はLCD スクリ
ーンの2つのポラライザ(前述)の方向を二等分する。
LCD の大きさの許容値は面積と許容立体角の積に等し
い。
【0094】この発明の他の利点は許容立体角に照射光
線の立体角がマッチできることである。正方形→長方形
の歪みは照射光線の立体角を変形することにより生ず
る。立体角が軸対称の正方形の表面を通るビームの場合
は、正方形の形をしたエントリ面FEを通る一次ビームの
場合のように、(サイド面FL1,FL2 のような)歪みのあ
るホログラフィックな鏡によりビームからでるエネルギ
ーが(サイド面FL1,FL2のような)長方形の表面を通し
て出れば、一方向の仕切りの大きさが減少する。従って
ビームの大きさが保持されるような方向に光線の立体角
が増加する。
【0095】図4および5に示す例において、長方形の
長さに平行な偏光の方向を有する(イメージャl1,l2,l3
の)長方形の面を照射することが可能であることがわか
る。しかし、光線の立体角は長方形の幅の方向に広が
る。このように、LCD の許容立体角が幅の方向に広がれ
ば、放射は45゜で偏光される。
【0096】従って、遅延プレートLRが三番目のイメー
ジャl3の中に置かれるように、λ/2遅延プレートはl1か
らl3のイメージャの前に置かれるが、これはLCD スクリ
ーンの許容立体角に照射立体角を適応する間、LCD スク
リーンに対する最適な偏光の方向を放射の偏光の方向と
一致させるためである。明らかにイメージャl1,l2,l3の
前に挿入された遅延プレートのそれぞれは単一色ビーム
の色に適応させる必要がある。
【0097】X軸に沿ったピクチュアプロジェクタの大
きさは、一番目のメインプリズムすなわち平行六面体p
の製造を若干複雑にすることにより更に減少できる。こ
れは三番目のホログラフィックな鏡Mh3 を一番目の基本
的なプリズムpの中に含めることにより行なわれるが、
その位置は図5に示すように外に置かれた時占有する平
面に平行な平面にこのプリズムを置く位置である。
【0098】この構成の例は図6で三番目のホログラフ
ィックな鏡Mh3 の新しい位置を記号化した点線のMh3'で
示してある。明らかにこの配置において、フィールドレ
ンズLC、遅延プレートLR、三番目のイメージャl3および
三番目の投影目標物体O3は三番目のホログラフィックな
鏡Mh3'の新しい反射軸Z’の上の三番目のサイドの面に
置くため動かされている。三番目のホログラフィックな
鏡Mh3 の特性および特徴はこの鏡の新しい位置でも変わ
らない。三番目のホログラフィックな鏡の新しい配置に
より2つの単一色ビームFB,FR を処理するのに使用され
るエレメントの位置は変わらない。
【0099】図7には三番目のホログラフィックな鏡Mh
3'がこの一番目にプリズムに含まれる構成法を示すため
平行六面体すなわち一番目のプリズムpを示している。
【0100】三番目の表面S3は三番目の鏡Mh3'の“反
射”面を表す平行六面体p内に表されている。この三番
目の表面S3は平行六面体pの角D,C,E,Fにより境
界が定められている。従ってこの場合、三番目の表面S3
は一番目および二番目の表面S1,S2と交差し、言い換え
れば3つのホログラフィックな鏡Mh1,Mh2,Mh3は互いに
交差している。
【0101】交差したホログラフィックな鏡Mh1,Mh2,Mh
3は例えば平行六面体pをその中にある異なる鏡のそれ
ぞれの平面に沿って分解することにより形成できる。
【0102】図8はメインプリズムすなわち平行六面体
pが2つの交差した平面に沿って切断されている非制限
的な例を示しており、一番目と二番目の交差したホログ
ラフィックな鏡Mh1,Mh2を形成するためのPS1からPS4ま
での4つの2次プリズムを構成している。
【0103】この感光材料のC1からC4の層はこれらの二
番目のプリズムの内側の面の上に置かれているが、これ
は一番目と二番目のホログラフィックな鏡Mh1,Mh2 を形
成する2つの対角線の表面を再度構成することができる
ようにするためである。対角線の表面S1とS2のそれぞれ
は2つの層C1,C2 とC3,C4 とを用いて形成されるが、こ
れらは互いに他の拡張部となるように配置されている、
言い換えればこれらは平行六面体が形成されている時同
一平面にある。
【0104】前述の非制限的な例において、対角線の表
面S1,S2 のそれぞれは2つの層C1,C2 とC3,C4 により得
られるが、これらの層はPS1 からPS4 の向かい会った2
次プリズムの内側の表面に次のように置かれている:
【0105】−一番目の対角線の表面S1は互いに向かい
会って置かれた一番目と二番目の2次プリズムPS1,PS2
により構成されているが、この例ではサイドの面FL1,FL
2 を形成する外側の面である。
【0106】−二番目の対角線の表面S2は三番目と四番
目の2次プリズムPS3,PS4 を使用して構成されている
が、これらは互いに向かい会って置かれており、この例
ではエントリおよびエグゼット面FE,FS に対応した外側
の面を有している。
【0107】明らかに、一方または両方の対角線の表面
は異なった方法で得られる、例えば隣接した2次プリズ
ムの上にある感光性の層から形成される。
【0108】対角線の表面S1,S2 から構成される2つの
2次プリズムはクロマテックセパレータを形成する時占
有する位置におかれており、ホログラフィックな鏡Mh1,
Mh2に対応したホログラムを記録するため2つのビーム
により形成される干渉の中に置かれている。
【0109】図9には一番目のホログラフィックな鏡Mh
1 を形成するため2つの記録されたビームFB1,FB2 の中
に置かれた一番目と2次のプリズムPS1,PS2 の概要を示
している。
【0110】この例では、この一番目の鏡Mh1 は青に感
度があるので、2つの記録されたビームFB1,FB2 は青を
放射する同一のレーザ源(図示していない)から発生す
る。
【0111】一番目の記録されたビームFB1 はZ’軸に
沿った2つの2次プリズムPS1,PS2の方向に伝播する。
2つの2次プリズムPS1,PS2 は、一番目のホログラフィ
ックな鏡Mh1 が1次ビームFPの伝播X軸の方に向けられ
ているのと同じく一番目の対角線の表面S1(層C1,C2 に
より形成される)がX’軸の方向に向けられるように置
かれている(図3参照)。
【0112】二番目の記録されたビームFB2 はX’軸に
直角な伝播軸Y’に沿って2つの2次プリズムPS1,PS2
の方向に伝播される。この二番目の記録されたビームは
一番目の2次プリズムPS1 に入射しており、その外側の
面の1つは二番目のサイドの面FL2 を形成している。一
番目のホログラフィックな鏡Mh1 に対応したホログラム
は前に記載の原理を使用して記録される。
【0113】図10は二番目のホログラフィックな鏡Mh2
を形成するため三番目と四番目の記録されたビームFR3,
FR4 の中に置かれた三番目と四番目の2次のプリズムPS
3,PS4 の概要を示している。
【0114】三番目の記録されたビームFR3 は図9に示
す伝播軸X’と同じ軸に沿った2つの2次のプリズムPS
3,PS4 の方向に伝播される。これらの2つのプリズムPS
3,PS4 は二番目の鏡Mh2 が1次ビームFPの伝播X軸に向
かっているのと同じく(三番目と4番目の層C3,C4 によ
り形成される)二番目の対角線の表面S2がX’軸に向か
うように配置されている。従って、三番目の記録された
ビームFR3 は三番目の2次のプリズムPS3 の外側の面の
上に入射されるが、この面は平行六面体pのエントリ面
FEに対応している。
【0115】4番目の記録されたビームFR4 は三番目の
記録されたビームFR3 のX’軸に直角な伝播軸Y’に沿
って2つの2次のプリズムPS3,PS4 の方向に伝播され
る。四番目の記録されたビームFR4 は(図9に示す)二
番目の記録されたビームFB2 と同じ軸であるが反対の方
向に伝播される。
【0116】二番目のホログラフィックな鏡Mh2 に対応
したホログラムは前述の周知の技術を使用して記録され
る。
【0117】ホログラフィックな鏡Mh1,Mh2 が記録され
ると、PS1 からPS4 の4つの2次のプリズムは組み立て
られメインプリズムすなわち平行六面体を構成する。必
要があれば、屈折率にマッチした材料がこの2つのプリ
ズムを構成するため使用される。平行六面体pが再度構
成されると、2つの色に対するクロマテックセパレータ
が形成される。追加されたプリズムP3は三番目のホログ
ラフィックな鏡Mh3 を支える基本となるクロマテックセ
パレータに加えられるが、これは図5と6に示すように
三番目の成分を分離するためである。
【0118】このクロマテックセパレータSCは図5と6
に示すように加えられるが、これは成分のそれぞれを空
間変調スクリーンすなわちイメージャに戻すためであ
る。
【0119】ホログラムを例えば特にプラスチックのよ
うなフレキシブルなサポートの上で記録することができ
ることに注意すべきである。ホログラムを従来の写真処
理で固定すると、例えばガラスプリズムの表面に移す
(固着する)ことができる。
【0120】他の方法としてあるスペクトラム範囲にの
み感度を有する感光材料を使用する方法がある。ホトポ
リマは赤にのみ感度を有するものとして知られており、
緑−青の範囲にのみ感度を有するものもある。平行六面
体pはそれぞれの分離した表面が異なる感光性材料で覆
うことができ、更にこの平行六面体pはレーザ光の異な
る波長に連続して置くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の知識によるホログラフィックな鏡の概略
図。
【図2】従来の知識によるホログラフィックな鏡の他の
概略図。
【図3】この発明による光クロマテックセパレータの断
面図。
【図4a】この発明のクロマテックセパレータを形成する
のに使用される平行六面体プリズムの透視図。
【図4b】この発明のクロマテックセパレータを形成する
のに使用される平行六面体プリズムの他の透視図。
【図5】この発明に基づくピクチュアプロジェクタの概
要図。
【図6】図5に示すピクチュアプロジェクタの断面図。
【図7】この発明のクロマテックセパレータを構成する
他の形態。
【図8】図3に示す2つの交差した鏡を形成するのに使
用され、図4a,4bに示す平行六面体の断面図。
【図9】図3に示す2つの交差した鏡の1つの構成を示
す。
【図10】図3に示す2つの交差した鏡の他の構成を示
す。
【符号の説明】
1 プロジェクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 セシル ジュベルト フランス国, 75014 パリ, リュ デパルシュ 23番地 (72)発明者 ジャン−ピエール ユイグナルド フランス国, 75013 パリ, リュ カンポ−フォルミオ 20番地 (56)参考文献 特開 平4−232904(JP,A) 特開 昭60−43629(JP,A) 特表 平2−503120(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/32 G02F 1/13 505 G02B 5/30

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次ビーム(FP)と呼ぶ白色光ビーム
    で照射されるクロマテック光セパレータであって、少な
    くとも2つの波長選択性の鏡(Mh1,Mh2,Mh
    3)をふくみ、各鏡は前記1次ビームにふくまれる単一
    色ビーム(FB,FR)を反射し、2つの前記鏡により
    反射される単一色ビームは相互に異なる波長であり、前
    記の2つの鏡はプリズム(p)の中に埋め込まれて鏡の
    面(S1,S2)はプリズムの中で交差し、前記プリズ
    ムは少なくともひとつの正方形の入射面(FE)と2つ
    のサイド面(FL1とFL2)を有し、前記入射面に直
    角に入射する光が各サイド面に単一色ビームとして反射
    されるように各鏡が構成されるクロマテック光セパレー
    タにおいて、 前記2つの波長選択性の鏡はホログラフィックな鏡であ
    り、 前記2つのサイド面(FL1,FL2)は長方形であ
    り、 前記各鏡と対応する単一色ビームの伝播軸(+Y,−
    Y)の間の角度(b1,b2)は入射ビームと対応する
    単一色ビームの伝播軸(+X,+Y,−Y)により形成
    される角度の半分(C1,C2)とは異なることにより
    入射ビームと各単一色ビームの間に歪が生成されること
    を特徴とする、クロマテック光セパレータ。
  2. 【請求項2】 平行六面体の長方形のサイド面(FL
    1,FL2,FL3)が16/9フォーマットである、
    請求項1記載のセパレータ。
  3. 【請求項3】 前記プリズムが直角平行六面体で、前記
    入射面とサイド面の他に、前記入射面の反対側に正方形
    の出口面(FS)を有する、請求項1記載のセパレー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記1次ビーム(FP)の伝播方向に関
    して前記平行六面体の前記出口面(FS)の後に、第3
    のホログラフィック鏡(Mh3)がもうけられ、該第3
    のホログラフィック鏡は第3の単一色ビーム(FV)を
    生成する、請求項3記載のセパレータ。
  5. 【請求項5】 前記ホログラフィック鏡は偏光方向に関
    し選択的である、請求項1−4のひとつに記載のセパレ
    ータ。
  6. 【請求項6】 前記単一色ビームは偏光(P1)と同じ
    方向をもつ、請求項5記載のセパレータ。
  7. 【請求項7】 前記平行六面体の入射面(FE)に平行
    な伝播軸(Z1,Z2,Z3)にそって単一色ビーム
    (FB,FR,FV)を反射する手段(Mh3,M4,
    M5)がもうけられる、請求項1−6のひとつに記載の
    セパレータ。
  8. 【請求項8】 四番目と五番目の鏡(M4,M5)と三
    番目のホログラフィックな鏡(Mh3)を支えるそれぞ
    れ一番目と二番目と三番目の追加のプリズム(p1,p
    2,p3)を有し、三番目の追加プリズム(p3)が平
    行六面体(p)の出口面(FS)に隣接しており、更に
    一番目と二番目の追加プリズム(p1,p2)が前記平
    行六面体(p)の向かい合ったサイド面(FL1,FL
    2)に隣接している請求項3−7のひとつに記載のセパ
    レータ。
  9. 【請求項9】 平行六面体(p)は4つの部分プリズム
    (PS1−PS4)により形成され、これらの隣接する
    表面は波長選択性の鏡(Mh1,Mh2)を有する、請
    求項1−8のひとつに記載のセパレータ。
  10. 【請求項10】 可視光(FP)の光源(SL)と、異
    なる波長の単色ビーム(FB,FR,FV)を空間的に
    変調する少なくとも2つのイメージャ(I1,I2,I
    3)と、請求項1−9のひとつに記載のクロマテック光
    セパレータとを有する、ピクチュアプロジェクタ。
  11. 【請求項11】 3つのイメージャ(I1,I2,I
    3)を有する請求項10のプロジェクタ。
  12. 【請求項12】 前記イメージャ(I1,I2,I3)
    が長方形である請求項10又は11のプロジェクタ。
  13. 【請求項13】 前記イメージャ(I1,I2,I3)
    が前記クロマテックセパレータ(SC)の入射面に直交
    する面にある請求項10−12のひとつに記載のプロジ
    ェクタ。
  14. 【請求項14】 前記イメージャ(I1,I2,I3)
    がひとつの同じ平面にある請求項13のプロジェクタ。
  15. 【請求項15】 前記イメージャ(I1,I2,I3)
    が前記クロマテックセパレータ(SC)の第3のサイド
    面(FL3)の同じ面にあり、該第3のサイド面(FL
    3)は2つの単色ビーム(FB,FR)の平行六面体
    (p)からの出口である2つの対向するサイド面(FL
    1,FL2)を結合する、請求項14記載のプロジェク
    タ。
  16. 【請求項16】 前記イメージャ(I1,I2,I3)
    の長手は前記第3のサイド面(FL3)の長手に平行で
    ある、請求項15のプロジェクタ。
  17. 【請求項17】 2つのイメージャ(I1,I2)が第
    3のサイド面(FL3)の長手の延長の両側に各々置か
    れる、請求項16のプロジェクタ。
  18. 【請求項18】 第3のイメージャ(I3)が第3のサ
    イド面(FL3)の側部に置かれ、前記イメージャの幅
    が該第3のサイド面の幅に加算される請求項17記載の
    プロジェクタ。
  19. 【請求項19】 各単色ビーム毎にひとつの対物レンズ
    (O1,O2,O3)がもうけられる、請求項10−1
    8のひとつに記載のプロジェクタ。
  20. 【請求項20】 前記対物レンズ(O1,O2,O3)
    は対応するイメージャ(I1−I3)の単色ビームの伝
    播軸(Z1,Z2,Z3)に置かれる、請求項19記載
    のプロジェクタ。
  21. 【請求項21】 フィールドレンズ(LC)がイメージ
    ャ(11,12,13)の前でビームの伝播の方向に沿
    った少なくとも1つの単一色ビーム(FB,FR,F
    V)の軌道の上に挿入されている請求項10から20の
    いずれかひとつに記載のプロジェクタ。
  22. 【請求項22】 少なくとも1つの減速プレート(L
    R)がイメージャ(11,12,13)の前でビームの
    伝播の方向に沿った少なくとも1つの単一色ビームの軌
    道の上に置かれている請求項10から21のいずれか1
    つに記載のプロジェクタ。
  23. 【請求項23】 イメージャ(11,12,13)が液
    晶マトリクススクリーンである請求項10から22のい
    ずれかひとつに記載のプロジェクタ。
  24. 【請求項24】前記のピクチュアプロジェクタが“後方
    プロジェクタ”タイプである請求項10から23のいず
    れかひとつに記載のプロジェクタ。
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