JP3400262B2 - シリカ系多孔体及びこれを用いた分離方法 - Google Patents
シリカ系多孔体及びこれを用いた分離方法Info
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Description
た分離方法に関し,特に,固定相の製造工程数が少な
く,分離性能に優れた逆相クロマトグラフに関する。
物を置いて,これを移動相で移動させ,各成分の吸着性
や分配係数の差異に基づく移動速度の差を利用して,各
成分を分離する技術である。この液体クロマトグラフに
おいては,固定相及び移動相のうち,一方は常に他方よ
り極性がはるかに低くなければならない。極性の高いも
のが固定相となる場合を順相クロマトグラフ,逆に極性
の高いものが移動相となる場合を逆相クロマトグラフと
いう。一般に生体分子等を分離する場合には,移動相と
して水及びその混合物系の極性溶媒を用いた逆相クロマ
トグラフにより,分離することが多い。
2−81400号公報に開示されているごとく,シリカ
表面をアルキル基を有するシラン化合物等の表面修飾剤
で修飾することにより,表面の疎水化を行い,これを固
定相として用いる技術が,一般的に行われている。
相クロマトグラフにおいては,上記のごとくシリカ表面
を表面修飾剤により修飾する工程が必要である。そのた
め,固定相の製造工程数が増えて,コスト高の原因とな
る。また,逆相クロマトグラフにおいて固定相を使用す
る際に,加水分解等により,表面修飾剤であるシラン化
合物等がシリカ表面から遊離するため,分離性能が低下
し,分離物に表面処理剤が混ざってしまうなどの問題点
があった。
相の製造工程数が少なく,分離性能に優れた,シリカ系
多孔体及びこれを用いた逆相クロマトグラフによる分離
方法を提供しようとするものである。
ラフの固定相として用いるシリカ系多孔体であって,該
シリカ系多孔体は,表面修飾されることなく,疎水性を
示す表面を持ち,その中心細孔直径は1〜10nmの範
囲内にあり,中心細孔直径の±2.5nmの範囲内の直
径を有する細孔の合計容積は全細孔容積の60〜100
%であり,また,X線回折において,d値が1nm以上
に相当する回折角(2θ)の位置に,1本以上のピーク
を有することを特徴とする逆相クロマトグラフに用いる
シリカ系多孔体にある。
の中心細孔直径は1〜10nmの範囲内にある。これに
より,試料混合物に対する高い分離性能を示すという効
果が期待できる。一方,1nm未満の場合,又は10n
mを越える場合には,細孔径の制御が不十分で,十分な
分離性能を得られないという問題がある。
2.5nmの範囲内の直径を有する細孔の合計容積は,
全細孔容積の60〜100%である。これにより,細孔
の大きさが均一になる。一方,上記合計容積が全細孔容
積の60%未満の場合には,細孔径の分布が広くなり,
試料混合物の分離性能が低下する場合がある。
いて説明する。本発明においては,シリカ系多孔体は,
表面が疎水性である。そのため,このシリカ系多孔体
を,そのまま逆相クロマトグラフの固定相として用いる
ことができる。そのため,シリカ表面をアルキル基を有
するシラン化合物等の表面修飾剤で修飾するという工程
が不要である。もちろん,シリカ系多孔体には表面修飾
を行っていないので,表面修飾剤がシリカ表面から分離
することはない。それ故,試料混合物を分離した分離物
に,表面修飾剤が混ざることはない。
記のごとく細孔の大きさが均一であり,規則的に細孔が
配列している。このため,中心細孔直径に近い大きさの
分子を試料混合物とした場合,細孔の中に入ることがで
きる分子と入ることができない分子との分離に適してい
る。従って,本発明のシリカ系多孔体によれば,逆相ク
ロマトグラフの分離性能を高くすることができる。一
方,従来のシリカゲルの多孔構造は不規則であるため細
孔の径も不均一であり,分離性能は低い。
す表面を持ち,また,X線回折において,d値が1nm
以上に相当する回折角(2θ)の位置に,1本以上のピ
ークを有する。
に相当する回折角(2θ)の位置に,1本以上のピーク
を有する。このため,細孔径の大きさが均一になる。ま
た,細孔の配列も規則的になる。一方,上記ピークが1
本未満の場合には,細孔径の分布が広くなり,試料混合
物の分離性能が低下する場合がある。ここに,上記d値
とは,回折実験で求められる,結晶の面間距離をいう。
値が1nm以上に相当する回折角の位置に,1本以上の
ピークが観察される。このピークは,そのピーク角度に
相当するd値の周期構造がシリカ系多孔体の中にあるこ
とを意味する。
のごとくピークが観察されるため,ピーク角度に相当す
るd値(例えば,d=0.15〜12nm)の周期構造
を有する。それ故,シリカ系多孔体は結晶性が高く,上
記のごとく細孔が均一で規則的に配列する。このため,
分離性能に優れている。
リカゲルのX線回折パターンには,明瞭な回折ピークは
観察されない。そのため,d=0.15〜12nmの周
期構造がない。それ故,非晶質であり,細孔が不均一
で,分離性能も低い。
く疎水性の物質を固定相として用いる。本発明のシリカ
系多孔体は,表面が元来疎水性である。そのため,シリ
カ系多孔体をそのまま固定相として用いることができ
る。それ故,シリカ表面を表面修飾剤で修飾するという
工程が不要である。また,試料混合物を分離した分離物
に,表面修飾剤が混ざることはない。
の詳細について説明する。上記請求項1に係るシリカ系
多孔体は,表面が疎水性である。かかる表面疎水性を有
するシリカ系多孔体としては,例えば,FSM/16が
挙げられる。FSM/16は,表面シラノール基が1.
35個/nm2存在する。一方,通常のシリカゲルで
は,表面シラノール基が5〜10個/nm2存在する。
このように,FSM/16は,通常のシリカゲルに比べ
て疎水性が強い。なお,このFSM/16に限られるこ
となく,本発明の特定事項を満足するシリカ系多孔体
は,通常のシリカゲルよりも疎水性が強い。
状シリケートに界面活性剤を作用させて合成したメソ多
孔体(T.Yanagisawa ct.,Bull.
Chem.Soc.Japn.,63,988−992
(1990))を用いることができる。
周期で湾曲したシリケートが凸部で上下のシート間で結
合した構造を有する。このシートの隙間には,直径1〜
10nmのシリンダー状の細孔が一定の周期で配列して
いる。このメソ多孔体のX線回折パターンは,2nm以
上のd値を持つ位置に最大強度を持つ回折ピークを含
め,少なくとも1つ以上のピークが観察される。また,
その中には,六方構造を示す2〜4本の回折ピークが見
られ,その透過電子顕微鏡写真には蜂の巣状の骨格構造
が観察される(S.Inagaki,et al.,C
hem.Soc.,Chem.Commu.,No.
8,680−682(1993))。
活性剤のミセル構造を鋳型として合成したメソポーラス
モリキュラーシーブ(MCM−41)がある(Kres
geet al.,Nature,359,710(1
992)。このMCM−41は,直径1〜10nmのシ
リンダ状の細孔が規則的に配列した構造を有し,蜂の巣
状の断面を呈するが,上記メソ多孔体とは細孔壁内の原
子配列や細孔壁の厚さについての構造が異なる。このM
CM−41のX線回折パターンは,2nm以上のd値を
持つ位置に,最大の強度を持つ回折ピークを含め,少な
くとも1つ以上のピークが観察される。
カでもよいが,シリカに,アルミニウム(Al),チタ
ニウム(Ti),マグネシウム(Mg),ジルコニウム
(Zr),ガリウム(Ga),ベリリウム(Be),イ
ットリウム(Y),ランタン(La),スズ(Sn),
鉛(Pb),バナジウム(V),ホウ素(B)等が混ざ
ったものでも良い。
説明する。その製造方法としては,例えば,第1に層状
ケイ酸塩と界面活性剤とを用いる方法,第2に非晶質の
ケイ酸塩と界面活性剤とを用いる方法,第3にアルコキ
シシランと界面活性剤と水とを用いる方法がある。以
下,これら3種類の製造方法について,詳細に説明す
る。
方法) まず,層状ケイ酸塩を,界面活性剤を溶解させた溶媒に
分散させて,分散液を調製する。層状ケイ酸塩として
は,例えば,カネマイト(NaHSi2 O5 ・3H
2 O)が好ましい。また,他の層状ケイ酸塩としては,
ジケイ酸ナトリウム結晶(Na2 Si2 O5 ),マカタ
イト(Na2 Si4 O9 ・5H2 O),アイラアイト
(Na2 Si8 O17・xH2 O),マカディアイト(N
a2 Si14O29・xH2 O),ケニアイト(Na2 Si
20O41・xH2 O)等があるが,これらに限定されな
い。
リメチルアンモニウム,ジメチルアルキルアンモニウ
ム,アルキルアンモニウム若しくはベンジルメチルアン
モニウム等の塩化物,臭化物又はヨウ化物がある。溶媒
としては,水が好ましいが,水−アルコール混合溶媒や
その他の溶媒でもよい。
ける界面活性剤の濃度は,0.05〜1Mが好ましい。
層状ケイ酸塩としてカネマイトを用い,界面活性剤の濃
度が0.1Mのとき,溶媒1000mlに対し,例え
ば,5〜200gの割合でカネマイトを添加することが
好ましい。これにより,細孔の均一なメソ多孔体を製造
することができる。
熱する。これにより,分散液中に固形生成物が生成す
る。加熱時間は3時間以上が好ましい。加熱の際に,分
散液を攪拌しても,しなくてもよい。また,分散液のp
Hは特に調整しなくてもよいが,初め10以上の高いp
Hで加熱した後に,9以下まで下げて更に加熱すること
が好ましい。これにより,結晶性及び耐熱性の特に高
い,シリカ系多孔体としてのメソ多孔体を得ることが出
来る。
て,回収する。この固形生成物を水で繰り返し洗浄する
ことが好ましい。これにより,より耐熱性の高いメソ多
孔体を得ることが出来る。
50℃以上の高温で焼成,或いは塩酸/エタノール混合
溶液で処理する。これにより,固形生成物の結晶中に取
り込まれた界面活性剤が除去される。焼成するときに
は,空気,酸素,窒素等の雰囲気で,1時間以上加熱す
ることが好ましい。以上により,シリカ系多孔体として
のメソ多孔体を得ることが出来る。このメソ多孔体は,
特に結晶性が高く,耐熱性に優れているという特徴を有
する。
いる方法) この方法は,上記のごとく層状ケイ酸塩を用いる代わり
に,水ガラス,粉末ケイ酸ソーダ等の非晶質のケイ酸塩
を用いる方法である。本法において,その他の合成条件
は,上記層状ケイ酸塩と界面活性剤とを用いる方法と同
様である。以上により,本発明のシリカ系多孔体を製造
することができる。本法により得られたシリカ系多孔体
は,特に一次粒子が小さいという特徴を有する。
を用いる方法) この方法は,アルコキシシラン,水及び界面活性剤を原
料として混合,反応させ,シリカ/界面活性剤の複合体
を形成し,その後,該複合体から界面活性剤を除去する
ことにより,シリカ系多孔体を製造する方法である。本
法によれば,特に高密度の多孔体を得ることができる。
テトラメトキシシラン,テトラエトキシシラン,テトラ
プロポキシシラン,メチルトリメトキシシラン等のアル
キルアルコキシシラン等の1種又は2種を用いることが
できる。これらの中,特にテトラアルコキシシランが好
ましい。これにより,比較的容易に高密度のシリカ系多
孔体を製造することができる。
を有する化合物であることが好ましい。この化合物を用
いることにより,反応溶液中で界面活性剤の分子集合体
が形成され,その分子集合体の大きさに対応した,中心
細孔直径が1〜10nmの範囲内において均一な細孔が
高密度で製造することができる。
数が2〜18のものが好ましい。これらのアルキル基よ
りなる界面活性剤を用いることにより,上記分子集合体
が効率よく形成されるという効果を得ることができる。
一方,炭素原子数が1である場合,つまりアルキル基が
メチル基である場合には,上記分子集合体が形成されな
いおそれがあり,中心細孔直径が1〜10nmの均一な
細孔が形成されないおそれがある。逆に,炭素原子数が
18を越える場合には,界面活性剤を容易に入手するこ
とが困難となるおそれがある。
+ (CH3 )3 ,=N+ (CH3 )2 ,N+ (CH3 )
N+ ,−NH2 ,−NO,−OH,−COOH等を用い
ることができる。
2n+1N(CH3 )3 Xからなる化学式に示される化合物
を用いることが好ましい。この化学式の中,nは,2〜
18の整数を,Xは,例えば塩化物イオン,臭化物イオ
ン等のハロゲン化物イオンを意味する。かかる界面活性
剤を用いることにより,反応溶液中で界面活性剤の分子
集合体が効率的に形成され,その分子集合体に対応した
1〜10nmの均一な細孔が形成され易いという効果を
得ることが出来る。
は,アルキルトリメチルアンモニウムを用いることが好
ましい。これにより,均一な細孔を形成することができ
る。かかる界面活性剤の具体例としては,ヘキサデシル
トリメチルアンモニウムクロライド,テトラデシルトリ
メチルアンモニウムクロライド,ドデシルトリメチルア
ンモニウムブロマイド,デシルトリメチルアンモニウム
ブロマイド,オクチルトリメチルアンモニウムブロマイ
ド等を挙げることができる。
からなる原料の中のH2 O/Siモル比は10以下であ
ることが好ましい。その理由は,アルコキシシランが直
鎖状のアルコキシシラン重合物を経て,ゆっくり縮合す
るため,緻密なシリカ組織が形成され,密度が高くなる
という効果を得ることができるからである。上記原料の
混合方法としては,特に限定しないが,最初にアルコキ
シシランに水を添加し,室温で10分〜3時間攪拌し,
その後界面活性剤を添加することが好ましい。
る珪素1モルに対して,0.5〜10モル添加すること
が好ましい。この混合方法によりアルコキシシランが直
鎖状のアルコキシシラン重合物を経て,ゆっくり縮合す
るため,緻密なシリカ組織が形成され,密度が高くなる
という効果を得ることができる。
は,アルコキシシランの加水分解は不十分となるおそれ
がある。また,強固な高密度多孔体の骨格が形成されな
いおそれがある。また,多孔体の密度が低下するおそれ
がある。一方,10モルを越える場合には,アルコキシ
シランの加水分解及び縮合が急速に行われ,シリカ組織
が粗となり高密度多孔体の密度が低下するおそれがあ
る。
には,高密度多孔体の密度が低下するおそれがある。一
方,3時間を越える場合には,均一な細孔が形成されな
いおそれがある。更に,上記混合の際には,pH調整剤
として少量の酸を添加することが好ましい。これによ
り,各成分が溶解しやすくなり,均一な溶液が調製しや
すくなる。上記酸としては,希塩酸(例えば2規定)を
用いることができるが,硫酸等の他の酸でもよい。
整することが好ましい。pHが1未満の場合には,加水
分解及び縮合が急速に進行し,均一な細孔の形成が妨げ
られるおそれがある。また,生成した多孔体の密度が低
下するおそれがある。一方,pHが4を越える場合に
は,各成分の溶解が不十分となり,必要な加水分解が行
われないおそれがある。
よいが,少量の水に溶解させて添加してもよい。そし
て,界面活性剤の添加量は,全原料中に含まれるケイ素
(Si)1モルに対して,1〜10モルとなるように添
加することが好ましい。一方,1モル未満の場合には,
上記シリカ/界面活性剤複合体の形成に関与しない余剰
のシリカが,該複合体に混在し,均一な細孔が形成され
ている部分の比率が低下し,必要な機能が十分に発現さ
れないおそれがある。更に,シリカが,シリカ/界面活
性剤複合体の表面に厚い層を形成して,付着するため,
これにより得られた高密度多孔体の細孔容積が減少する
おそれもある。逆に,10モルを越える場合には,上記
複合体の形成に関与しない余剰の界面活性剤が,上記複
合体に混在し,高密度多孔体を得ることが困難となるお
それがある。また,製造コストが高くなるおそれがあ
る。
は,そのまま放置すると次第に溶液全体が均一な状態を
保ったまま固化する。従って,この溶液を密閉容器中,
又は開放容器中において放置することにより,上記溶液
を固化させて塊状の個体となす。得られた個体は,乾燥
し,粉砕することが好ましい。これにより,界面活性剤
の除去操作を容易に行なうことができる。
界面活性剤を除去する方法としては,例えば,焼成によ
る除去方法,溶剤を用いる除去方法等が挙げられる。
の除去方法は,上記シリカ/界面活性剤複合体を,40
0〜1000℃の範囲で,好ましくは500〜700℃
の範囲で加熱する方法である。一方,加熱時間が400
℃未満の場合には,温度が低すぎるため,界面活性剤を
充分に燃焼除去することができないおそれがある。ま
た,加熱温度が1000℃を越える場合には,温度が高
すぎて,上記シリカ/界面活性剤複合体の細孔構造が崩
壊するおそれがある。
差し支えない程度に界面活性剤を除去することができ
る。更に好ましくは,加熱時間は1時間以上である。こ
れにより,上記シリカ/界面活性剤複合体より,上記界
面活性剤を完全に除去することができる。加熱に当たっ
ての雰囲気は,空気を流通させればよい。更に好ましく
は,加熱処理は,窒素ガス等の不活性ガスを流通させる
ことが好ましい。これにより,加熱時の燃焼ガスの発生
を抑制できる。
まず,界面活性剤に対する溶解度の大きい溶媒に,少量
の陽イオン成分を添加した溶剤を調製する。この溶剤
に,上記シリカ/界面活性剤複合体を分散させ,攪拌す
る。これにより,シリカ/界面活性剤複合体より界面活
性剤が溶剤中に溶解し,分散する。その後,上記溶剤に
より固形分を回収する。回収された固形分が,高密度の
シリカ系多孔体である。
メタノール等のアルコール,またはアセトン等を用いる
ことができる。また,上記陽イオン成分としては,例え
ば,塩酸,酢酸,塩化ナトリウム,塩化カリウム等を用
いることが好ましい。これにより,一層効率よく界面活
性剤をシリカ/界面活性剤複合体から分離することがで
きる。
対して,0.1〜10モル/リットルとすることが好ま
しい。0.1モル/リットル未満の場合には,界面活性
剤の分離が不十分となり,シリカ系多孔体に界面活性剤
が残存するおそれがある。一方,10モル/リットルを
越える場合には,それ以上添加する効果はなく,コスト
高となるおそれがある。また,高密度シリカ系多孔体の
シリカ骨格が崩壊するおそれがある。
剤複合体の分散量は,溶剤100mlに対し,0.5〜
50gであることが好ましい。0.5g未満の場合に
は,シリカ/界面活性剤複合体の処理効率が悪く,溶剤
のコストや製造コストが高くなるおそれがある。一方,
50gを越える場合には,界面活性剤の分離が不十分で
あり,シリカ系多孔体に界面活性剤が残存するおそれが
ある。
分散させた後の攪拌は,25〜100℃の温度範囲にお
いて行うことが好ましい。これにより,界面活性剤の分
離のための処理時間を短縮することができる。一方,2
5℃未満の場合には,処理時間の短縮が期待できないお
それがある。逆に,100℃を越える場合には,加熱の
ためのエネルギーコストが高くなるおそれがある。ま
た,溶剤の揮発によるロスが多くなるおそれがある。
の一端に試料混合物を置き,上記固定相に極性溶媒から
なる移動相を流し入れることにより上記試料混合物を移
動させ,試料混合物の各成分の移動速度の差を利用して
試料混合物の各成分を分離する,逆相クロマトグラフに
よる分離方法において,上記固定相は,請求項1に記載
のシリカ系多孔体であることを特徴とする逆相クロマト
グラフによる分離方法である。
とは,逆相クロマトグラフの固定相として,請求項1の
シリカ系多孔体を用いたことである。このシリカ系多孔
体は,上記のごとく細孔が均一であるため,これを固定
相として用いることにより,試料混合物を精度良く分離
することができる。
媒強度パラメーターε0 が0.34以上の単一溶媒又は
混合溶媒であることが好ましい。これにより,移動相の
極性が高くなり,分離性能が高くなる。
ラメータεー0 」は,吸着剤の単位面積当たりの溶媒の
吸着エネルギーに対するパラメーターで,実験的に算出
されたものである。ε0 が大きい程,極性が大きい溶媒
であることを示す。ε0 値は吸着剤の種類によって変わ
るが,例えばアルミナとシリカゲルに対する相対値は,
ε0 (シリカ)≒0.77×ε0 (アルミナ)である。
rinciples of Adsorption C
hromatography,Marcel Dekk
er,New York,1968.において言及され
ている。
エタノール,1−プロパノール,イソプロピルアルコー
ル,アセトニトリル,DMSO,アセトン,エチレング
リコール,テトラヒドロフラン,ジオキサン,酢酸,酢
酸エチル,酢酸メチル,及びエーテルのグループから選
ばれる1種又は2種以上であることが好ましい。これら
の極性溶媒は上記ε0 値を満足するため,移動相の極性
が高い。そのため,上記極性溶剤を移動相として用いる
ことにより,逆相クロマトグラフの分離性能を向上させ
ることができる。
は,カラムクロマトグラフ,高性能液体クロマトグラフ
(HPLC),薄層クロマトグラフ(TLC)等に使用
できる。本発明に用いる移動相は,アミノ酸,蛋白質等
の生体分子等の分離に適している。また,本発明に用い
るシリカ系多孔体は,結晶性が高く均一で規則的に配列
した細孔を有するため,中心細孔直径に近い分子からな
る試料混合物の分離に適している。
して用いるシリカ系多孔体である。本例のシリカ系多孔
体の製造方法について説明する。まず,日本化学工業
(株)製の粉末ケイ酸ソーダ(SiO2 /Na2 O=
2.00)を700℃で6時間,空気中で焼成して,結
晶化させることにより,ジケイ酸ソーダ(δ−Na2 S
i2 O5 )を得た。この結晶50gを500mlの水に
分散させ,3時間撹拌した。
マイト結晶を得た。乾燥重量で50gのカネマイトを
0.1Mのヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド(C16H33N(CH3 )3 Cl)水溶液1000m
lに分散させ,70℃で3時間撹拌しながら加熱した。
加熱初期のpHは12.3であった。次に,70℃で加
熱,撹拌しながら,2Nの塩酸を添加して,分散液のp
Hを8.5に下げた。次に,70℃で3時間加熱し,そ
の後室温に放冷した。
1000mlのイオン交換水中に分散させ,撹拌した。
このろ過,分散撹拌を5回繰り返した。次に,固形生成
物を60℃で24時間乾燥した。その後,固形生成物を
空気中で550℃で6時間焼成することにより,シリカ
系多孔体であるメソ多孔体を得た。得られたシリカ系多
孔体を,用いたヘキサデシルトリメチルアンモニウムの
アルキル(Cn H2n+1)鎖長の長さの数字(n=16)
を付け,FSM/16とした。
リメチルアンモニウムクロライドの代わりに,アルキル
(Cn H2n+1)鎖長の長さ(n)が異なる4種類のアル
キルトリメチルアンモニウム(Cn H2n+1N(CH3 )
3 )クロライド(n=14)又はブロマイド(n=8,
10,12)を用いて,計4種類のメソ多孔体を製造し
た。
SM/8(実施形態例2),FSM/10(実施形態例
3),FSM/12(実施形態例4),FSM/14
(実施形態例5)とした。
ンモニウムクロライドに加えて,更にメシチレン(C6
H3 (CH3 )3 )を添加した他は,実施形態例1と同
じ条件でメソ多孔体を製造した。メシチレンの添加量
は,0.05,0.1,0.2モルの3条件とし,それ
ぞれ,得られたメソ多孔体を,FSM/M05(実施形
態例6),FSM/M10(実施形態例7),FSM/
M20(実施形態例8)とした。
ソーダを用いてシリカ系多孔体を製造した。即ち,ま
ず,無定型のケイ酸ソーダ(日本化学工業:粉末ケイ酸
ソーダ,SiO2 /Na2 O=2.00)50gを得
た。また,粉末ケイ酸ソーダを700℃で6時間空気中
で焼成して,δ−Na2 Si2 O5 50gを得た。ここ
に,後者の粉末ケイ酸ソーダには,前者の無定型のケイ
酸ソーダの他,結晶性のα〜δ−Na2 Si2 O5 の粉
末及びそれらの混合物を含むものである。
g,δ−Na2 Si2 O5 50gを,それぞれ0.1M
のヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド水溶
液1000mlに分散させ,70℃で3時間撹拌しなが
ら加熱した。次に,2Nの塩酸水溶液を滴下することに
より分散液のpHを8.5に調整した。次に,更に70
℃で3時間撹拌し,その後室温まで冷却して,固形生成
物を得た。
lのイオン交換水に分散させてから約5分間撹拌し,再
びろ過を行なった。この分散とろ過の操作を5回繰り返
した。次に,固形生成物を乾燥させ,その後550℃で
焼成して,2種類の粉末状のシリカ系多孔体を得た。出
発物質として無定型のケイ酸ソーダを用いたものをFS
M/16P(実施形態例9),δ−Na2 Si2 O5 を
用いたものをFSM/16D(実施形態例10)とし
た。
シリカ系多孔体を製造した点が,上記実施形態例1〜1
0と相違する。即ち,まず,アルコキシシランであるテ
トラメトキシシラン(以下,TMOSともいう。)1
5.2gに,水3.6g及び2Nの塩酸約0.1gを添
加し,室温で1時間攪拌した。
ドデシルトリメチルアンモニウムブロマイド(C12H25
N(CH3 )3 Cl)(以下,DDTMA+ ともい
う。)7.71gを更に添加し,数分間激しく攪拌し,
溶液に粘性を生じさせた。
〜3日放置した。これにより,溶液が固化して,透明で
均一な固体を得た。この固体が,シリカ/界面活性剤複
合体である。次に,この固体を乾燥し,その後550
℃,6時間,空気中で焼成し,該シリカ/界面活性剤複
合体より界面活性剤を除去して,シリカ系多孔体を得
た。このシリカ系多孔体を,FSM/12H(実施形態
例11)とした。
代わりに,ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド(C16H33N(CH3 )3 Cl)を用いて,シリカ
系多孔体であるメソ多孔体を製造した。得られたシリカ
系多孔体を,FSM/16H(実施形態例12)とし
た。
のシリカ系多孔体の粉末X線回折パターンを測定した。
X線回折は,理学RAD−B装置を用い,CuKαを線
源として2度(2θ)/分でスキャンした。スリット幅
は,1度−0.3mm−1度,0.5度−0.15mm
−0.5度である。
図1,図2にはスリット幅が1度−0.3mm−1度の
場合,図3,図4にはスリット幅が0.5度−0.15
mm−0.5度の場合を示した。
まず,図1,図2に示すごとく,スリット幅が1度−
0.3mm−1度の場合には,FSM/12,FSM/
14,FSM/16,FSM/M05,FSM/16
P,FSM/16Dについては,d=1nm以上のd値
を持つピークが3〜4本観察された。これらのピーク
は,シリカ系多孔体の六方構造に由来するものである。
/M10については,d=1nm以上のd値を持つピー
クが1〜2本観察された。また,FSM/M20につい
ては,図1に示すごとく,スリット幅が1度−0.3m
m−1度の場合にはピークが観察されなかったが,図3
に示すごとく,スリット幅が0.5度−0.15mm−
0.5度の場合には,d=1nm以上の位置に1本のピ
ークが観察された。
H,FSM/16Hについては,FSM/M20と同様
に,スリット幅が0.5度−0.15mm−0.5度の
場合に,d=1nm以上の位置に1本のピークが観察さ
れた。これらのX線回折パターンの結果から,これらの
メソ多孔体は,規則的な周期構造を持っていることがわ
かる。
態例1〜12のシリカ系多孔体の細孔分布曲線をもとめ
た。この細孔分布曲線をもとめるにあたり,まず,以下
の方法により,シリカ系多孔体の窒素吸着等温線を作成
した。
と,サンプル管と接続する真空ラインと,真空ラインに
接続する圧力センサー(MKS,Baraton 12
7AA,レンジ1000mmHg)及び2個のコントロ
ールバルブ(MKS,248A)とからなる測定装置を
準備した。この測定装置は,窒素ガスを真空ライン及び
サンプル管に自動に導入できるようになっている。
ンプル管に入れ,該サンプル管を真空ラインに接続し
た。サンプル管を130℃で約1時間真空脱気した。到
達真空度は,10-4mmHgであった。サンプル管を液
体窒素に浸漬し,真空ラインに所定圧の窒素ガスを導入
した。圧力が安定した後,サンプル管のコントロールバ
ルブを開き,圧力が一定になった後,平衡圧を記録し
た。平衡圧が0〜800mmHgの範囲で16〜18点
同じ操作を繰り返した。平衡までの時間は,圧力により
変化するが,20〜60分の範囲であった。この平衡圧
と圧力変化とから吸着量をもとめた。この吸着量を,相
対蒸気圧に対応させてグラフ上にプロットした。これに
より,シリカ系多孔体の窒素吸着等温線を作成した。
on−Inklay法により,細孔分布曲線を求めた。
その結果を,図8〜図10に示した。これらの図より,
細孔分布曲線における最大のピークを示す細孔直径(こ
れを中心細孔直径という。),及び中心細孔直径の±
2.5nmの細孔範囲内の直径を有する採用の合計容積
の全細孔容積の割合を,表1に示した。表1より,これ
らのシリカ系多孔体は,中心細孔直径が1〜10nmの
範囲にあり,かつ細孔分布曲線における最大のピークを
示す細孔直径の±2.5nmの細孔径範囲に全細孔容積
の60%以上が含まれていることがわかる。
シリカゲルBW−300(富士シリシア化学)の窒素吸
着等温線及び細孔分布曲線を図11,図12に示した。
シリカゲルBW−300は,中心細孔直径が5.5nm
であり,上記シリカ系多孔体と同様に1〜10nmの範
囲にあるが,中心細孔直径の±2.5nmの細孔範囲に
含まれる細孔容積の全細孔容積の割合は56%であり,
60%には及ばなかった。
態例1のシリカ系多孔体について,高速液体クロマトグ
ラフ(以下,HPLCという)により分離性能の評価を
行った。評価に際し,実施形態例1のシリカ系多孔体
(FSM/16)を粉砕して,150〜250メッシュ
に分級し,次いでメタノールスラリーとして5回のデカ
ンテーションにより微粉を除き乾燥させた。次いで,乾
燥したFSM/16を,内径4.6mm,長さ250m
mのステンレスカラムに乾式充填し,メタノールで洗浄
した。その後,HPLCを行い,試料混合物の分離性能
の評価試験を行った。
シリカゲルBW−300(富士シリシア化学)を上記と
同様にしてステンレスカラムに充填して,分離性能の評
価試験を行った。
40%メタノール/水の混合極性溶媒を用いた。移動相
の流量は,1.0ml/min.とした。検出光は,波
長254nmの紫外線を用いた。分離すべき試料混合物
は,ウラシル,ナフタレン,アントラセンの混合物を用
いた。
4に示した。図13には実施形態例1(FSM/16)
のシリカ系多孔体を用いた場合を,図14にはシリカゲ
ルBW−300を用いた場合の測定結果を示した。
た場合には,試料混合物の各成分に対応したピークがみ
られた。一方,図14に示すごとく,上記シリカゲルを
用いた場合にはピークは全くみられなかった。このよう
にFSM/16は逆相クロマトグラフにおいて分離性能
を有効に発揮することができる。これは,FSM/16
の表面が疎水性であるため表面処理を必要としない。ま
た,細孔が均一で規則的に配列しているためであると考
えられる。一方,表面が親水性である通常のシリカゲル
では,表面疎水化処理を行うことなくそのまま逆相クロ
マトグラフの固定相として用いる場合には何ら分離性能
を有しないことがわかる。
少なく,分離性能に優れた,シリカ系多孔体及びこれを
用いた逆相クロマトグラフによる分離方法を提供するこ
とができる。
mm−1度の場合における,FSM/8,FSM/1
0,FSM/12,FSM/14,FSM/16,FS
M/M05,FSM/M10,FSM/M20のX線回
折パターンを示す図。
mm−1度の場合における,FSM/16P,FSM/
16DのX線回折パターンを示す図。
0.15mm−0.5度の場合における,FSM/M2
0のX線回折パターンを示す図。
0.15mm−0.5度の場合における,FSM/12
H,FSM/16HのX線回折パターンを示す図。
0,FSM/12,FSM/14,FSM/16,FS
M/M05,FSM/M10,FSM/M20の窒素吸
着等温線を示す図。
16Dの窒素吸着等温線を示す図。
12Hの窒素吸着等温線を示す図。
0,FSM/12,FSM/14,FSM/16,FS
M/M05,FSM/M10,FSM/M20の細孔分
布曲線を示す図。
16Dの細孔分布曲線を示す図。
/12Hの細孔分布曲線を示す図。
窒素吸着等温線を示す図。
細孔分布曲線を示す図。
PLCの分離性能を示す図。
用いたHPLCの分離性能を示す図。
Claims (2)
- 【請求項1】 逆相クロマトグラフの固定相として用い
るシリカ系多孔体であって, 該シリカ系多孔体は,表面修飾されることなく,疎水性
を示す表面を持ち,その中心細孔直径は1〜10nmの
範囲内にあり,中心細孔直径の±2.5nmの範囲内の
直径を有する細孔の合計容積は全細孔容積の60〜10
0%であり,また,X線回折において,d値が1nm以
上に相当する回折角(2θ)の位置に,1本以上のピー
クを有することを特徴とする逆相クロマトグラフに用い
るシリカ系多孔体。 - 【請求項2】 疎水性の固定相の一端に試料混合物を置
き,上記固定相に極性溶媒からなる移動相を流し入れる
ことにより上記試料混合物を移動させ,試料混合物の各
成分の移動速度の差を利用して試料混合物の各成分を分
離する,逆相クロマトグラフによる分離方法において, 上記固定相は,請求項1に記載のシリカ系多孔体である
ことを特徴とする逆相クロマトグラフによる分離方法。
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JP24729896A JP3400262B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | シリカ系多孔体及びこれを用いた分離方法 |
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JPH1068719A JPH1068719A (ja) | 1998-03-10 |
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JP4229394B2 (ja) * | 2003-08-06 | 2009-02-25 | 日本電信電話株式会社 | 多孔質材料を用いた分子の検出方法ならびに該多孔質材料及び該多孔質材料の製造方法 |
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1996
- 1996-08-28 JP JP24729896A patent/JP3400262B2/ja not_active Expired - Fee Related
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