JP3399271B2 - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- lock arm
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Description
えたコネクタに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のコネクタとして、特開平
6−89756号公報に掲載されているものが知られて
いる。以下、図6及び図7に基づいて説明する。このコ
ネクタは、雌コネクタハウジング1に、雄コネクタハウ
ジング2のフード部3を挿入可能な筒部4を備えてい
る。そして、その筒部4の内部には、シーソー形のロッ
クアーム5が雄コネクタハウジング2の挿入方向に沿っ
て延びるように配置されており、雄コネクタハウジング
2のフード部3の上面には、ロックアーム5と係合する
係合突部3Aが突設されている。両コネクタハウジング
1,2を嵌合操作するとロックアーム5がフード部3の
係合突部3Aに乗り上がってロックアーム5が回動し、
正規嵌合状態に至るとロックアーム5が復元して係合部
3Aと係合する。 【0003】ところで、この種のコネクタでは、正規嵌
合に至ったときの節度感を高めるには、ロックアーム5
の姿勢復元力を大きく設定することが必要である。そこ
で、この公知例のものは、図7に示すように、ロックア
ーム5の先端部を立ち上げて筒部4の前端縁部と一体的
に連結した形態としている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のコネクタにおいては、ロックアーム5の先端と筒部
の先端とを連結した形態であるから、ロックアーム5の
先端部近くではロックアーム5と筒部4との二重構造と
なり、その結果、筒部4が大形化して雌コネクタハウジ
ング1が大きくなってしまうという欠点があった。本発
明は、上記課題に鑑みてなされたもので、ロックアーム
の反力を大きくして節度感を高めながら小型に製作可能
なコネクタを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コネ
クタハウジングには、相手側コネクタハウジングを嵌合
挿入可能な筒部と、この筒部において嵌合挿入方向に沿
って延びかつ中間に回動支点部を備えたロックアームと
が設けられ、前記ロックアームの回動支点部より前方側
が、前記筒部に挿入された相手側コネクタハウジングと
正規嵌合状態で係合するロック部をなすコネクタにおい
て、前記筒部のうちで前記相手側コネクタハウジングと
嵌合する側となる前端側には、外側に凸状をなす隆起部
が膨出形成されており、この隆起部の天井壁には、前後
方向の中間から後端にかけて切り欠きが形成されてお
り、かつこの切り欠きは、前記ロックアームに対応する
位置に形成され、前記ロック部の先端面と、前記切り欠
きの縁部のうちで前記先端面と対向する部分とを架け渡
すようにして可撓性連結帯が一体形成されているところ
に特徴を有する。 【0006】 【発明の作用及び効果】請求項1の構成によれば、筒部
に相手側コネクタハウジングを挿入すると、その相手側
コネクタハウジングに押されてロックアームが回動支持
部を中心として回動し、ロックアームのロック部と筒部
の切り欠き縁部との間の可撓性連結帯が撓められ、その
反力をもってロックアームの姿勢復元の補助し、節度感
を高めることができる。ここで、筒部に形成された切り
欠きはロックアームと対応する位置となっているので、
ロックアームと筒部とはロックアームの回動方向で互い
に重なり合うことがない。可撓性連結帯が設けられた場
所が、この重なり合うことがないロックアームと筒部の
切り欠き縁部との間なので、その可撓性連結帯と筒部と
が従来のもののように二重構造とならず、筒部を小さく
できる。かくして、正規嵌合状態での節度感を高めなが
ら小型にコネクタを製作することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1乃至図4を参照して説明する。本実施形態の
コネクタは、互いに嵌合可能な雌雄の一対のコネクタハ
ウジング10,20を備え、そのうち雄コネクタハウジ
ング20(以下、単に、雄ハウジング20という)は、
複数の雄端子金具21を収容する本体22の前方に前面
に開放するフード部23を備え、そのフード部23内の
奥部に雄端子金具21のタブ21Aを突出させている。
また、フード部23の図1における上面には、その先端
側縁部に、後述のロックアーム30と係合可能なロック
突部24が突出形成されている。このロック突部24の
前面24Aは、後方に向かって丸みを帯びつつせり上が
って後面24Bへと繋がっており、その後面24Bは、
垂直より若干傾いてフック状をなしている。なお、図4
に示すように、ロック突部24の両側には、両ハウジン
グ10,20の誤嵌合を防止するための位置決め用リブ
25が嵌合方向に対をなして延びている。 【0008】一方、雌コネクタハウジング10(以下、
単に、雌ハウジング10という)は、図1に示すよう
に、複数の雌端子金具11を収容する本体12に筒部1
3を備えている。筒部13は、本体12の後部寄りの周
面から立ち上がり、そこから前方側に向けて本体12側
方を空間13Aを介して取り囲むようにして延びてい
る。また、空間13Aには、その前面開放部13Bから
雄ハウジング20のフード部23が嵌入可能となってい
る。なお、筒部13内の本体12には、フロントリテー
ナ40とともにゴムリング41が本体12周面に装着さ
れており、両ハウジング10,20同士の嵌合部におけ
る防水が図られている。 【0009】筒部13の上面の中央には、筒部13内に
前記した位置決めリブ25とロック突部24を侵入させ
るために、そのリブ25とロック突部24に対応する部
分を上方に向けて凸状に膨らまし、隆起部14を形成し
てある。そして、この隆起部14の天井壁14には、図
4に示すように、その前後方向の中間から後端にかけて
本発明にかかる切り欠き15が形成されている。この切
り欠き15は、天井壁14の幅方向全体に亘って形成さ
れ、前側が前方に向かって2段に幅狭となっており、そ
の1段目の幅狭の部分内にロックアーム30の先端部が
配され、その先の更に狭まった2段目の幅狭の部分内に
後述の連結帯34が配されている。 【0010】また、隆起部14の両側壁16は、雌ハウ
ジング10の後端までリブ16Aとなって延びており、
このリブ16Aの間にロックアーム30が設けられてい
る。より具体的には、図1に示すように、ロックアーム
30は、その回動支持部31が切り欠き15内の筒部1
3の奥壁13B上に延設され、その回動支持部31を中
心として嵌合方向の前後に回動部が延び、全体がシーソ
ー形状をなしている。 【0011】ロックアーム30のうち回動支持部31よ
り前方側は、本発明にかかるロック部32をなし、その
先端部の下面側には、係止爪33が形成されている。ま
た、この係止爪33の前面33Aは、ロック突部24の
前面24Aと同様に丸みを帯びつつ後方へと傾斜し、ロ
ック突部24への乗り上げを容易化してあり、係止爪3
3の後面33Bはロック突部24の後面24Bと同じよ
うにフック状に若干傾けられてロック状態の確実化を図
ってある。さらに、ロックアーム30の下面30Bは、
筒部13に挿入されたフード部23の上面と面一をなし
(図3参照)、ロックアーム30が傾動姿勢から元の姿
勢に戻る際に、この下面30Bがフード部23に叩きつ
けられて音を発生させ、作業者に節度感を与える。な
お、ロックアーム30はその回動支持部31より後方
が、ロックアーム30のロックを解除するための押圧操
作部36となっている。 【0012】さて、ロック部32の先端部と、その先端
部に対して図1の右斜め上方に位置する切り欠き15の
縁部との間には、両者間を架け渡すように本発明にかか
る連結帯34が一体成形されている。より詳細には、こ
の連結帯34は、ロック部32の前端部から僅かに前方
に水平に延びてから天井壁14Aの縁部に向かって斜め
に直線的にせり上がり、さらに、わずかな水平部を介し
て天井壁14Aへと繋がっている。 【0013】本実施形態は以上の構成であり、次に本実
施形態の作用について述べる。雌雄のハウジング10,
20の前面同士を対面させ(図1参照)、雄ハウジング
20のフード部23を筒部13内に押し込む。すると、
係止爪33の前面33Aとロック突部24の前面24A
とが摺接し、ロック部32がロック突部24の上に乗り
上がり(図2参照)、ロックアーム30全体が回動支持
部31を中心として回動する。かかる状態では、ロック
部32は天井壁14A側へと近づくので、そのロック部
32と天井壁14Aとの間の連結帯34が長手方向に押
し縮められ、突っ張り状態となる。そして、この突っ張
り状態となった連結帯34がロック部32を押し戻し、
ロックアーム30の姿勢復元力の補助力を発揮する。 【0014】フード部23が筒部13内に更に押し込ま
れ、両ハウジング10,20が正規嵌合状態となると、
係止爪33がロック突部24を乗り越える。すると、回
動支持部31の復元力に加え、この連結帯34による補
助力も同時に開放され、ロックアーム30の下面30B
がフード部23の上面に叩きつけられ、大きな音を発生
させる。このことにより、作業者は、大きな節度感を得
て、嵌合作業の終了を認識できる。ここで、連結帯34
が設けられた場所が、ロックアーム30と筒部13の切
り欠き15の縁部との間なので、その連結帯34と筒部
13とが従来のもののように二重構造とならず、従っ
て、筒部13を大きくしなくても済む。しかも、連結帯
34の設けられた場所が、ロックアーム30のうちロッ
ク部32の先端なので、ロックアーム30が延びる方向
と同方向となり、そのロックアーム30が回動すると、
連結帯34はその長手方向に突っ張った状態となる。従
って、曲げ力を受けて変形する場合に比べて変形スペー
スが小さくて済む。このように、本実施形態のコネクタ
によれば、ロックアームの反力を大きして節度感を高め
ることができ、かつ、コネクタハウジングを小型化でき
る。 【0015】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 【0016】上記した実施形態では、筒部13に隆起部
14を設けてあるが、例えば参考例として、図5に示す
ように、フード部23に係合溝23Aを形成し、その係
合溝23Aにロック部32の係止爪33が係合するよう
な構成とし、筒部13を平坦にしてコネクタハウジング
を更に小型化することもできる。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 コネクタハウジングには、相手側コネク
タハウジングを嵌合挿入可能な筒部と、この筒部におい
て嵌合挿入方向に沿って延びかつ中間に回動支点部を備
えたロックアームとが設けられ、前記ロックアームの回
動支点部より前方側が、前記筒部に挿入された相手側コ
ネクタハウジングと正規嵌合状態で係合するロック部を
なすコネクタにおいて、前記筒部のうちで前記相手側コネクタハウジングと嵌合
する側となる前端側には、外側に凸状をなす隆起部が膨
出形成されており、この隆起部の天井壁には、前後方向
の中間から後端にかけて切り欠きが形成されており、か
つこの切り欠きは、前記ロックアームに対応する位置に
形成され、 前記ロック部の先端面と、前記切り欠きの縁部のうちで
前記先端面と対向する部分とを架け渡すようにして可撓
性連結帯が一体形成されている ことを特徴とするコネク
タ。
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JP35129596A Expired - Fee Related JP3399271B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | コネクタ |
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- 1996-12-27 JP JP35129596A patent/JP3399271B2/ja not_active Expired - Fee Related
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