JP3398925B2 - 円柱状磁石体 - Google Patents
円柱状磁石体Info
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Description
けるクリーニング装置に適用される円柱状磁石体に関す
るものである。
分解斜視図、図6は従来の円柱状磁石体の断面図であ
る。図において、50は、半円筒型の形状をなし、その表
面が着磁されている第1半円筒磁石体、51は、第1半円
筒磁石体50と略同型で、その表面が着磁されている第2
半円筒磁石体、52は第1半円筒磁石体50と第2半円筒磁
石体51とを連結する軸受をそれぞれ示す。第1半円筒磁
石体50は、その両端における外周の一部に溝部50aが形
成されるとともに、内部にはその内側面から突起50bが
立設されている。同様に第2半円筒磁石体51の両端にお
ける外周の一部には溝部51aが形成され、内部には突起5
1bが立設されている。これらの突起50bおよび突起51bは
第1,第2半円筒磁石体50,51の端部から内部に向かっ
てテーパ状に形成されている。さらに、軸受52は、第1
半円筒磁石体50の外周の半径と同じ半径の円形部材に対
し、中央部に孔部52aを設け、孔部52aの近傍に弾性を有
しかつ先端部がテーパ状に形成された爪52b,52bを互い
に対向させて立設するとともに、外周部の一部に係合片
52c,52cを互いに対向して延在させた構成である。
円筒型になるように組合せ、両端側に軸受52,52を挿入
し、係合片52c,52cを溝部50a,51aに係合させ、爪52
b,52bを突起50b,51bに係止させる。これにより、第
1,第2半円筒磁石体50,51が離れてしまうことを防止
すると共に、第1,第2半円筒磁石体50,51からなる円
筒部と両端の軸受52の位置決め(芯出し)を行っている。
うな従来の構成では、第1,第2半円筒磁石体50,51の
長手方向の両側部が開放されているために、第1,第2
半円筒磁石体50,51は中心軸に対して左右に開いた形状
となりやすく、さらに成形する際に第1,第2半円筒磁
石体50,51の真円度を保つことも難しくなる。したがっ
て、軸受52との同心度も粗雑にならざる得ないし、もし
高精度にしようとするならば、成形条件等の厳しい管理
が必要となり、高コスト化になるという問題が生ずる。
するものであり、簡単に円筒部と軸受との芯出しが行わ
れるようにして、安価でかつ高精度な円柱状磁石体を提
供することをその課題とする。
の本発明は、表面が着磁された第1半円筒部と、この第
1半円筒部の長手方向の両端に形成した端面部と、前記
第1半円筒部の中心軸に一致するように一方の端面部に
立設した第1支持軸と、前記第1半円筒部の中心軸上で
かつ他方の端面部に形成した第1孔部とを有する第1半
円柱状磁石体と、および、表面が着磁された第2半円筒
部と、この第2半円筒部の両端に形成した端面部と、前
記第2半円筒部の中心軸に一致するように一方の端面部
に立設した第2支持軸と、前記第2半円筒部の中心軸上
でかつ他方の端面部に形成した第2孔部とを有する第2
半円柱状磁石体を含んでなり、前記第1半円筒部内に前
記第2支持軸を挿入し、前記第2半円筒部内に前記第1
支持軸を挿入し、前記第1および第2半円柱状磁石体を
中心軸に沿ってスライドさせ、前記第1支持軸を前記第
2孔部に嵌合させ、前記第2支持軸を前記第1孔部に嵌
合させて構成したことを特徴とする。このような構成に
より、第1,第2半円筒部の両端に端面部が設けられて
いるため、第1,第2半円筒部が中心軸に対して左右に
開くことが規制されるようになり、さらに第1および第
2半円柱状磁石体を組み合わせた時点で、円柱状磁石体
の中心軸上に第1,第2支持軸を位置決めできる。
前記第1半円筒部の一端より前記第1半円筒部の他方の
端面部側に下がった位置に設け、さらに前記第1支持軸
の根元を斜面状に形成し、前記第2支持軸を有する端面
部を、前記第2半円筒部の一端より前記第1半円筒部の
他方の端面部側に下がった位置に設け、さらに前記第2
支持軸の根元を斜面状に形成したことを特徴とする。こ
のような構成により、第1,第2支持軸の根元の強度が
向上させることができる。
第1突起を設け、前記第2半円筒部内側面の中央部に第
2突起を設け、前記第1半円柱状磁石体と前記第2半円
柱状磁石体とを組み合わせてスライドさせる際、前記第
1突起が前記第2突起を乗り越えることにより、前記第
1半円柱状磁石体および前記第2半円柱状磁石体の軸方
向への移動が規制されるようにしたことを特徴とする。
このような構成により、別部品を使用することなく、第
1,第2半円柱状磁石体自身で長手方向の固定ができ
る。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
を示す分解斜視図であり、1は円柱状磁石体、2は第1
半円柱状磁石体、3は第2半円柱状磁石体を示し、円柱
状磁石体1は第1半円柱状磁石体2および第2半円柱状
磁石体3を組み合わせることにより構成される。
2aと、この半円筒部2aの一端に形成されかつ半円筒部
2aの一端面となる第1支持部2bと、半円筒部2aの他
端に形成されかつ半円筒部2aの他端面となる第2支持
部2cと、第1支持部2b上に立設された円柱状の支持軸
2dと、第2支持部2c面に穿設された円柱状の孔2eと
からなる。第1支持部2bは半円筒部2aの内側半径とほ
ぼ同じ半径の円板であり、半円筒部2aの一端に連続し
て一体に形成されている。第2支持部2cは半円筒部2a
の外側半径と同じ半径の円板であり、半円筒部2aの他
端に連続して一体に形成されている。さらに、半円筒部
2aの中心軸A上に、支持軸2dおよび孔2eが位置付け
られている。
石体2とほぼ同型であり、半円筒部3aは半円筒部2aに
対応し、同様に、第1支持部3bは第1支持部2bに、第
2支持部3cは第2支持部2cに、支持軸3dは支持軸2d
に、孔3eは孔2eに対応する。さらに、半円筒部3aの
中心軸B上に、支持軸3dおよび孔3eが位置付けられて
いる。なお、支持軸3dの長さについては支持軸2dと異
なるものでも良く、設計上の都合に応じて適宜に設定す
る。
円柱状磁石体2の第1支持部2bおよび支持軸2dを第2
半円柱状磁石体3の半円筒部3a内に挿入し、同時に第
1半円柱状磁石体3の第1支持部3bおよび支持軸3d
を、第2半円柱状磁石体2の半円筒部2a内に挿入し、
半円筒部2a,3aにおける長手方向に対して左右両側の
端面を合わせることにより、中心軸AおよびBは一致す
るようになり、図2(b)に示す状態になる。そして、第
1半円柱状磁石体2および第2半円柱状磁石体3をそれ
ぞれ矢印方向に動かなくなるまでスライドさせることに
より、支持軸3dが孔2eに嵌合し、同時に支持軸2dが
孔3eに嵌合して、図2(c)に示すように、第1半円柱状
磁石体2および第2半円柱状磁石体3が一体化して円柱
状磁石体1を構成するに至る。
2aの両側部には第1,第2支持部2b,2c、半円筒部
3aの両側部には第1,第2支持部3b,3cが設けられ
ていて、半円筒部2aおよび半円筒部3aは中心軸に対し
て両側に開くことが抑制されるために、半円筒部2aお
よび半円筒部3aの真円度を保つことができると共に、
第1半円柱状磁石体2および第2半円柱状磁石体3の成
形が容易になる。また、第1半円柱状磁石体2および第
2半円柱状磁石体3を組み合わせて一体化したときに、
支持軸2d,3dは必然的に円柱状磁石体1の中心軸上に
位置付けられるため、組み立てが容易になる。
側面図である。第2実施形態における円柱状磁石体は、
第1実施形態の円柱状磁石体1における第1支持部2
b,3bの位置を、図3に示すように、半円筒部2a,3a
の一端に対して若干奥側(第2支持部2c,3c側)に設置
し、さらに支持軸2d,3dと第1支持部2b,3bとの付
け根の部分をR形状としたものである。
d,3dの根元の強度が向上しているため、振れの少な
い、より高精度な円柱状磁石体を提供できる。
側面断面図であり、2fは半円筒部2aの内部の中央部に
立設した突起を、また3fは半円筒部3aの内部の中央部
に立設した突起をそれぞれ示す。突起2fの第1支持部
2b側の面はテーパ状に形成されており。同様に突起3f
の第1支持部3b側の面もテーパ状に形成されているた
め、図4(a)に示すように、第1半円柱状磁石体2およ
び第2半円柱状磁石体3を組み合わせたとき、突起2f
と突起3fのテーパ面同士が対向する。
半円柱状磁石体3をスライドさせると、図4(b)に示す
ように、突起2fのテーパ面が突起3fのテーパ面に乗り
上がり、図4(c)に示すように、第1半円柱状磁石体2
および第2半円柱状磁石体3が動かなくなった時点で、
突起2fが突起3fを乗り越える。その結果、第1半円柱
状磁石体2および第2半円柱状磁石体3の中心軸方向の
移動が規制されるようになる。
によれば、次に記載する効果を奏する。
半円筒部に両端部に側面部が設けられているため、第
1,第2半円筒部が中心軸に対して左右に開くことが規
制されるようになり、その結果、第1,第2半円筒部の
成形が安定したものとなり、真円度の高い高精度の円柱
状磁石体を構成することができる。また、第1および第
2半円柱状磁石体を組み合わせた時点で、円柱状磁石体
の中心軸上に第1,第2支持軸を位置決めできるため、
組み立てが容易になる。
支持軸の根元の強度が向上しているため、振れの少な
い、より高精度な円柱状磁石体を提供することができ
る。
用することなく、第1,第2半円柱状磁石体自身で長手
方向の固定ができるため、より安価に構成することがで
きる。
示す分解斜視図である。
説明図である。
成を示す側面図である。
よび組み立ての各工程を示す説明図である。
ある。
3a…半円筒部、 2b,3b…第1支持部、 2c,3c…
第2支持部、 2d,3d…支持軸、 2e,3e…孔、2
f,3f…突起、 3…第2半円柱状磁石体。
Claims (3)
- 【請求項1】 表面が着磁された第1半円筒部と、この
第1半円筒部の長手方向の両端に形成した端面部と、前
記第1半円筒部の中心軸に一致するように一方の端面部
に立設した第1支持軸と、前記第1半円筒部の中心軸上
でかつ他方の端面部に形成した第1孔部とを有する第1
半円柱状磁石体、および、表面が着磁された第2半円筒
部と、この第2半円筒部の両端に形成した端面部と、前
記第2半円筒部の中心軸に一致するように一方の端面部
に立設した第2支持軸と、前記第2半円筒部の中心軸上
でかつ他方の端面部に形成した第2孔部とを有する第2
半円柱状磁石体を含んでなり、 前記第1半円筒部内に前記第2支持軸を挿入し、前記第
2半円筒部内に前記第1支持軸を挿入し、前記第1およ
び第2半円柱状磁石体を中心軸に沿ってスライドさせ、
前記第1支持軸を前記第2孔部に嵌合させ、前記第2支
持軸を前記第1孔部に嵌合させて構成したことを特徴と
する円柱状磁石体。 - 【請求項2】 前記第1支持軸を有する端面部を、前記
第1半円筒部の一端より前記第1半円筒部の他方の端面
部側に下がった位置に設け、さらに前記第1支持軸の根
元を斜面状に形成し、前記第2支持軸を有する端面部
を、前記第2半円筒部の一端より前記第1半円筒部の他
方の端面部側に下がった位置に設け、さらに前記第2支
持軸の根元を斜面状に形成したことを特徴とする請求項
1記載の円柱状磁石体。 - 【請求項3】 前記第1半円筒部内側面の中央部に第1
突起を設け、前記第2半円筒部内側面の中央部に第2突
起を設け、前記第1半円柱状磁石体と前記第2半円柱状
磁石体とを組み合わせてスライドさせる際、前記第1突
起が前記第2突起を乗り越えることにより、前記第1半
円柱状磁石体および前記第2半円柱状磁石体の軸方向へ
の移動が規制されるようにしたことを特徴とする請求項
1または2記載の円柱状磁石体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26857496A JP3398925B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 円柱状磁石体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26857496A JP3398925B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 円柱状磁石体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10116010A JPH10116010A (ja) | 1998-05-06 |
JP3398925B2 true JP3398925B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=17460419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26857496A Expired - Fee Related JP3398925B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 円柱状磁石体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3398925B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5532898B2 (ja) * | 2009-12-15 | 2014-06-25 | 日亜化学工業株式会社 | 棒状ボンド磁石およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-10-09 JP JP26857496A patent/JP3398925B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH10116010A (ja) | 1998-05-06 |
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