JPH10281173A - 自在継手の軸受キャップ装着・位置決めツール - Google Patents

自在継手の軸受キャップ装着・位置決めツール

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JPH10281173A
JPH10281173A JP9096655A JP9665597A JPH10281173A JP H10281173 A JPH10281173 A JP H10281173A JP 9096655 A JP9096655 A JP 9096655A JP 9665597 A JP9665597 A JP 9665597A JP H10281173 A JPH10281173 A JP H10281173A
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JP
Japan
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tool
bearing cap
skirt
yoke
mounting
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JP9096655A
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J Marriott Thomas
ジェイ マリオット トーマス
L Ingaruzubii Stephen
エル インガルズビー スティーブン
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Dana Inc
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Dana Inc
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/26Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
    • F16D3/38Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
    • F16D3/40Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another with intermediate member provided with two pairs of outwardly-directed trunnions on intersecting axes
    • F16D3/41Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another with intermediate member provided with two pairs of outwardly-directed trunnions on intersecting axes with ball or roller bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
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    • F16D3/26Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
    • F16D3/38Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
    • F16D3/382Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another constructional details of other than the intermediate member
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C21/00Combinations of sliding-contact bearings with ball or roller bearings, for exclusively rotary movement
    • F16C21/005Combinations of sliding-contact bearings with ball or roller bearings, for exclusively rotary movement the external zone of a bearing with rolling members, e.g. needles, being cup-shaped, with or without a separate thrust-bearing disc or ring, e.g. for universal joints

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】自在継手の軸受キャップ端面をエンドヨークの
アーム外側面から所定長さ分突出した位置に正しく位置
決めできる、装着・位置決めツールを提供する。 【解決手段】ツール端部の内面が軸受キャップの外側端
面に当接するようツールを軸受キャップの末端面にかぶ
せることから始める。次ぎにプレスによりツール端部外
面に力を加えて、ツールのスカート開放端がヨークアー
ムの外面に係合するまでツールと軸受キャップを軸方
向、内方向に向けて押し、軸受キャップをトラニオンの
末端部にかぶせる。ツール端部内面からスカート末端ま
での軸方向長さは、軸受キャップ端面がヨークアームの
外面から突出する軸方向長さに等しくさせる。ツールは
軸受キャップをトラニオンに装着すると同時に、ヨーク
アームの外面に対してかかる軸受キャップを所定位置に
位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は一般に車両駆動列車システムに
用いる自在継手に関する。より具体的には、本発明はか
かる自在継手において軸受キャップを装着し、位置を決
めるツールに関する。
【0002】自在継手は、回転中心線が一致していない
軸のまわりを回転するようにした2つの部材を連結、駆
動させる公知の装置である。自在継手は、車両駆動列車
システムにおいて回転自在駆動シャフト区間に広く用い
られている。典型的な自在継手には、中心本体部分とそ
こから外方向に延在している4つの円筒トラニオンから
なる十字軸が含まれる。トラニオンは単一面上にあり互
いに直角の関係にある。各トラニオンの端部には中空の
円筒軸受キャップが装着されている。トラニオンの円筒
外側面と軸受キャップの円筒内側面の間にニードル軸
受、その他類似の手段を配して、部材間の回転摩擦を比
較的低く抑えている。相対する第1対のトラニオンに装
着された軸受キャップは第1エンドヨークに接続され、
エンドヨークは第1駆動シャフト部分の端部あるいは車
両駆動列車システムの他の構成部品の端部に固定されて
いる。同様に、相対するトラニオンの第2対に装着され
た軸受キャップは第2エンドヨークに接続され、エンド
ヨークは第1駆動シャフト部分の端部あるいは車両駆動
列車システムの他の構成部品の端部に固定されている。
【0003】全円型エンドヨークは自在継手に通常用い
られるエンドヨークのひとつである。代表的な全円型エ
ンドヨークには、本体部分と本体から延在する相対する
ヨークアーム1対が含まれる。各相対ヨークアーム端部
に円筒状開口部が形成されている。2つの開口部は同軸
上にあり、それぞれヨークアームの外面と内面の間を貫
通している。自在継手の組立てには、自在継手の十字軸
の相対するトラニオン(軸受キャップが装着されていな
い)2つをまずヨークアームを貫通して形成されている
2つの開口部に挿入する。次ぎに、軸受キャップをヨー
クアームの外面から内面に向いた開口部内を軸に沿って
内方向へ移動させる。こうすることによって、軸受キャ
ップをヨークアームを貫通して形成されている開口部内
で相対するトラニオン端部にかぶせることができる。
【0004】従来は、軸受キャップ末端面がヨークアー
ム外側面と同一面になるまでキャップを軸に沿って内側
へ移動させて軸受キャップをトラニオン端部に装着して
いた。それから軸受プレートを同一面上の端面にボルト
で留めつけて軸受キャップを固定するのが典型的なやり
方であった。あるいは、軸受キャップ末端面がヨークア
ーム外側面からわずかに後退するまでキャップを軸に沿
って内側へ移動し、軸受キャップをトラニオン端部に装
着していた。この場合、ヨークアーム穴内に形成した溝
にスナップリングを挿入して軸受キャップを保持させて
いた。
【0005】最近では、ヨークアームやエンドヨークの
全体寸法を小さくする方がよいことが分かってきた。そ
のために、2つのヨークアームの外側面を加工、その他
形成して、その間の距離が相対トラニオンに装着された
2つの軸受キャップの相対端面間の距離より幾分小さく
なるようにする。使用中のエンドヨーク回転に必要な物
理的スペースが少なくてすむので、寸法を小さくするこ
とが望まれる。しかし、ヨークアーム外側面間の距離が
小さくなると、相対する軸受キャップ端面がヨークアー
ム外側面と同一面上にならない、あるいはヨークアーム
外側面より後退した状態にすることができない。むしろ
軸受キャップの相対端面はヨークアーム外側面より外方
向に飛び出し、その分量はわずかだが有意である。これ
に対処するため、軸受キャップが飛び出ていても使用中
に自在継手から脱落しないようにスプリングタブや類似
の保持具を用いることが知られている。
【0006】残念ながら、軸受キャップを正しくトラニ
オンに装着し、ヨークアーム外側面より所定の距離分だ
け正確に突き出るようにキャップ端面の位置を決めるの
が難しいことが分かった。スプリングタブその他の保持
具を適切に配設する上で、軸受キャップ端面がヨークア
ーム外側面から突出する長さが重要になる。また、軸受
キャップとヨークアームとの摩擦が比較的緊密に係合し
ているため、軸受キャップを一度に適正位置に配設する
ことが重要である。装着の仕方が悪かった軸受キャップ
を、ヨークアームの開口部に押し込んだ後で移動させる
のは困難であり時間もかかる。そこで、エンドヨークの
ヨークアーム内に軸受キャップを装着、心合わせする操
作を容易に行うツールを提供できれば望ましい。1つ以
上の回転防止突起が端面に形成された軸受キャップに対
応できる装着・位置決め用ツールが提供できればさらに
望ましい。
【0007】
【発明の要旨】本発明は自在継手の軸受キャップ端面を
エンドヨークのアーム外側面から所定長さ分突出した位
置に正しく位置決めできる、装着・位置決めツールに関
する。装着・位置決めツールは全体にカップ型をなし、
概して平坦で円形の端部と、その端部からほぼ直角方向
に延びる中空円筒形スカート部からなる。スカート部は
軸受キャップの外径よりわずかに大きい内径を規定す
る。スカート部はまた、エンドヨークアーム外側面より
軸受キャップ端面が突出するべき所望長さに等しい軸方
向長さを規定する。装着・位置決めツールの一部を切り
欠いてスプリングタブ、その他軸受キャップ保持構造を
納めるようにしてもよい。また、ツール端部に1つ以上
の穴を形成して軸受キャップ端面上に形成された回転防
止突起を納めるようにしてもよい。自在継手を組立てる
には、最初に装着・位置決めツール端部の内側面が軸受
キャップ外側面に当接するようにツールを軸受キャップ
の端面にかぶせる。次ぎに従来型プレスを用いてツール
端部外側面に力を加え、ツールと軸受キャップを軸方向
に沿って内側に押しつけ、軸受キャップがトラニオン端
部にかぶさるようにする。かかる軸方向の動きを装着・
位置決めツールのスカート開放端がヨークアームの外側
面と係合するまで続ける。その時点で、軸受キャップの
軸方向の動きが止まる。装着・位置決めツールの端部内
側面からスカート端部までの軸方向長さは、軸受キャッ
プ端面がヨークアーム外側面から突出するべき軸方向長
さと等しくなるように決められている。したがって、装
着・位置決めツールは軸受キャップをトラニオンに装着
すると同時にかかる軸受キャップをヨークアームの外側
面に対して所定位置におく操作を迅速かつ容易に行う方
法を提供する。
【0008】本発明の種々の目的、利点は、以下の好ま
しい実施例の詳細な説明を添付の図面に照らして読めば
本技術分野の熟練者には明らかになるであろう。
【0009】
【実施例】添付図面において、図1は自在継手アセンブ
リー10の一部分解斜視図である。自在継手アセンブリ
ー10には中央本体部分14と4つの円筒状トラニオン
16を有し全体を12で示す十字軸が含まれる。4つの
トラニオン16は十字軸12の体部14から外側に向け
て半径方向に延在し、同一面で互いに直角の関係にあ
る。全体を18で示す軸受キャップが十字軸12の相対
する各トラニオンに装着されている。図示した実施例で
は、分かりやすいように軸受キャップ18を2個だけ示
す。各軸受キャップ18は概して中空円筒形をなし、円
形末端面20と円筒形スカート22を有する。スカート
22の外側面には環状溝22aが形成され、図5におい
て22bで示すダストガード兼潤滑剤封入アセンブリー
を軸受キャップ18に容易に取り付けられるようになっ
ている。複数のニードル軸受23(図5参照)、その他
類似の軸受構造が各トラニオン16の外側面と軸受キャ
ップ18の各スカート22の内側面との間に設けられて
いる。ニードル軸受23は、軸受キャップ18とキャッ
プを装着したトラニオン16との間の相対回転運動の摩
擦を比較的小さくするために設けられた。各軸受キャッ
プ18の端面20には複数の突起24が形成されてお
り、その目的を以下に説明する。
【0010】図1に示す自在継手アセンブリー10は全
体を26で示す全円型エンドヨークも含む。エンドヨー
ク26は1対の相対するヨークアーム30が延びている
体部28を含み、各ヨークアーム30はアームを貫通す
る円筒状開口32を有している。開口32は同軸上にあ
るのが好ましい。各開口32の周囲には外面34が規定
されている。所望があれば、かかる外面34の一部を各
開口32の周囲に加工してもよい。各ヨークアーム30
には1組のねじ山付き穴34aがヨークアームの外面3
4から内側に向けて形成されている。その目的を以下に
説明する。
【0011】自在継手アセンブリー10を組み立てるに
は、十字軸12の(軸受キャップ18が装着されていな
い)2つの相対するトラニオン16をまず相対するヨー
クアーム30を通って形成されている2つの開口32に
挿入する。次ぎに軸受キャップ18を、図1の矢印で示
すように、開口32を通ってヨークアーム30の外面3
4から十字軸12の体部14に向けて軸方向に沿って内
側へ移動させる。このようにして、軸受キャップ18
は、図2、3に示すように、ヨークアーム30内に形成
した開口32の中で相対するトラニオン16の端部にか
ぶせて装着できる。上記したように、同じような軸受キ
ャップ1対(図示せず)も同じ方法で十字軸12の相対
する他の2つのトラニオン16の端部に装着できる。こ
れらの1対の軸受キャップは従来の方法で十字軸を第2
のエンドヨーク(図示せず)に取り付けるのに用いる。
【0012】全体を36で示すスプリングタブはエンド
ヨーク26内に形成した開口32内で各軸受キャップ1
8を軸上に保持するために設けられる。各スプリングタ
ブ36には基部38と端部40が含まれる。スプリング
タブ36の基部38は各ヨークアーム30に形成したね
じ山付き穴34a内で係合するよう延びた1組のねじ山
付き留具42によってヨークアーム30の外面34に固
定される。スプリングタブ36の端部40は軸受キャッ
プ18の端面20上に延在して軸受キャップ18を開口
32内に保持している。スプリングタブ36の端部40
はまた突起24と協調してエンドヨーク26に対して軸
受キャップ18が運転中に回転するのを防止している。
【0013】上記したように軸受キャップ18は自在継
手アセンブリー10を組み立てる際にトラニオン16の
端部にかぶせるように軸方向に移動させて装着する。図
3を見ればよく分かるように、軸受キャップ18をトラ
ニオン16に装着する時には軸受キャップ18の端面2
0はヨークアーム30の外面34と同一面をなしていな
い。反対に、軸受キャップ18の閉鎖端の一部はヨーク
アーム30の外面34から外側に突出している。軸受キ
ャップ18の端面20がヨークアーム30の外面34か
ら突出している軸方向長さは、図3に所定長さDとして
示されている。
【0014】軸受キャップ18の閉鎖端がDの長さ分だ
けヨークアーム30の外面から突出しているのが好まし
い理由はいくつかある。第一に、トルクの大半はトラニ
オン16、軸受キャップ18、ヨークアーム30の内部
間で移動するのでヨークアーム30の材料が軸受キャッ
プ18をすっかり覆っている必要がない。第二に、余分
の材料が不要なのでヨークアーム30の総重量を減らす
ことができる。第三に、余分の材料を使わないのでヨー
クアーム30の外寸法がわずかに小さくなり、車両内で
使用する際の物理的スペースが小さくてすむ。
【0015】軸受キャップ18をトラニオン16に装着
し、上記したように外面34に対して端面20を正しく
位置決めするために、全体を46で示す装着・位置決め
ツールが提供される。装着・位置決めツール46の構造
を図4、5に示す。図示したように、ツール46は全体
が浅いカップ形をしており、概して円形の端部48と、
端部48からほぼ直角に延び、概して円筒状のスカート
部50からなる。スカート部50は単一の成形プラスチ
ックなどで端部48と一体に形成するのが好ましい。図
7で、内径54は装着・位置決めツール46のスカート
部50の内面で規定される。また、軸方向長さLはツー
ル46の端部48の内面からスカート部50の開放端ま
でと規定される。
【0016】装着・位置決めツールには扇形切欠部52
がある。切欠部52はツール46の端部48とスカート
部50の双方からなっている。切欠部52は、図4に示
すように、スプリングタブ36を受ける大きさ、形状を
もつ。したがって切欠部52の大きさと形状はスプリン
グタブ36の大きさ、形状に応じて変わる。典型的に
は、切欠部52は約90度から約150度、好ましくは
約120度の角度をなす。またツール46の端部48を
貫通して複数の穴56が形成されている。穴56は、図
4、5に示すように、軸受キャップ18の端面20に形
成された突起24を受ける大きさ、形状になっている。
したがって穴56の大きさと形状は突起24の大きさと
形状に応じて変えられる。
【0017】図6、7に示すように、スカート部50は
軸受キャップ18の円筒形スカート22が規定する外径
よりやや大きい内径54をもつ。これにより、そしてさ
らに切欠部52と穴56により、装着・位置決めツール
46は、ツール46の端部48の内面が軸受キャップ1
8の末端面20の外側面と同一面をなすよう軸受キャッ
プ18の外側面に嵌合することができる。この目的を以
下に説明する。
【0018】軸受キャップ18をトラニオン16に装着
し、ヨークアーム30の外面34に対してかかる軸受キ
ャップ18を位置決めする方法を以下に説明する。ま
ず、装着・位置決めツール46の端部48の内面が軸受
キャップ18の外側末端面20に当接するようにツール
46を軸受キャップ18の端面20にかぶせる。かかる
当接は、図4、5に示すようにツール46の端部48に
形成した穴56に軸受キャップ18の突起24が嵌合す
ることによって可能となる。従来型プレス(図示せず)
その他類似の用具を用いてツール46の端部48の外面
に力を加える。かかる力は、ツール46と軸受キャップ
18に対して軸方向に沿って内方向へ向けて働くので
(図1で矢印で示す方向)、軸受キャップ18はトラニ
オン16の端部にかぶさるように移動する。かかる軸方
向の動きは、図5に示すように、ツール46のスカート
部50の開放端がヨークアーム30の外面34に係合す
るまで続けられる。係合すると軸受キャップ18の軸方
向移動を停止させる。ツール46をそこで取り外し、ス
プリングタブ36を配設し、図2、3に示す自在継手1
0を提供する。
【0019】上記したように、軸方向長さLは装着・位
置決めツール46の端部48の内側からスカート部50
の端までと規定される。この軸方向長さLが、軸受キャ
ップ18の末端面20がヨークアーム30の外面34か
ら突出している軸方向長さDと等しくなるように、ツー
ル46を形成する。したがってツール46をこのように
使用することで、軸受キャップ18をトラニオン16に
装着すると同時にかかる軸受キャップ18をヨークアー
ム30の外面34に対して正しく位置決めする操作を迅
速かつ容易に行うことができる。軸方向長さLが所定距
離Dを決めるので、装着・位置決めツール46を改造し
て長さLを所望の所定距離Dに応じた長さに変えること
ができる。ツール46の切欠部52によって、ツール4
6がまだ軸受キャップ18上に位置している間にスプリ
ングタブ36を軸受キャップ18の端面20に取り付け
ることができる。
【0020】所望があれば、ツール46の端部48に凹
部59を設けてもよい。凹部59は端部48の中央に形
成され、その内面、外面からわずかに外方向に延在す
る。その結果凹部59は使用中でも軸受キャップ18の
端面20と接触しない。接触面が少なくなるとツールの
製造が容易となる。端部48の全面にわたって公差を正
確に設定しなくともよいからである。
【0021】図8に、本発明の第2の実施例による軸受
キャップの装着・位置決めツール46'を示す。第2の
装着・位置決めツール46'には上記のツール46より
大きな切欠部52'が含まれる。切欠部52'は軸受キャ
ップ18の2つの突起24に対応できる大きさになって
いる。したがって第3の突起24に対応する穴56'が
1つだけ設けられている。
【0022】図9に、本発明の第3の実施例による軸受
キャップの装着・位置決めツール46''を示す。先の実
施例と同様、第3のツール46''には2つの突起24に
対応できる大きさの切欠部52''と第3の突起24に対
応する1つの穴56''が含まれる。第3のツール46''
にはさらに矢印60が1対プリントされているが、矢印
は使用しやすいようにツール46''の上に直接印刷、成
形あるいは別途設けることができる。所望があれば、第
3のツール46''の上には注意書きなどその他字句を印
刷、成形、別途設けることができる。
【0023】図10に第4の実施例による軸受キャップ
の装着・位置決めツール46'''を示す。第4のツール
46'''には概してY字型の溝62を有する内面49'''
が含まれる。溝62は、端部48'''の中心から半径方
向外側に向かって互いに120度の角度で延びた3本の
脚64として形成されている。溝62の脚64は軸受キ
ャップ18の突起24が納まる大きさ、形状になってい
る。また1組の穴66をスカート部50'''内に形成す
ることもでき、それによってプレスに対する第4のツー
ル46'''の位置決めがしやすくなる。かかる穴66は
先に述べたいずれの実施例にも設けることができるのは
当然である。
【0024】特許法の規定に基づいて、本発明の原理と
作用態様を好ましい実施例を用いて説明、図示した。し
かし本発明の精神、範囲から逸脱することなく、具体的
に説明、図示した方法以外で本発明を実施してもよいこ
とは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全円型エンドヨーク、4つのトラニオンを有
する十字軸と、1対の軸受キャップを含み、さらに本発
明による軸受キャップ装着・位置決めツールをも含む自
在継手アセンブリーの一部分解斜視図であり、図中、ト
ラニオンに装着される前の軸受キャップの1つが示され
ている。
【図2】 図1の自在継手アセンブリーの組立て例の斜
視図。
【図3】 図2の組立自在継手アセンブリーのヨークア
ームと軸受キャップのそれぞれ1つを示す拡大斜視図。
【図4】 図3のヨークアームと軸受キャップの上部平
面図において、装着・位置決めツールが軸受キャップ上
に位置している様子を示す。
【図5】 ヨークアーム、軸受キャップ、装着・位置決
めツールの図4の線5−5に沿った断面立面図。
【図6】 図1、4、5の軸受キャップ装着・位置決め
ツールの上部平面図。
【図7】 装着・位置決めツールの図6の線7−7に沿
った拡大断面立面図。
【図8】 本発明による装着・位置決めツールの第2の
実施例の上部平面図。
【図9】 本発明による装着・位置決めツールの第3の
実施例の上部平面図。
【図10】 本発明による装着・位置決めツールの第4の
実施例の斜視図。
【符号の説明】
10・・・・・・自在継手アセンブリ 12・・・・・・十字軸 14・・・・・・中央本体部分 16・・・・・・トラニオン 18・・・・・・軸受キャップ 20・・・・・・端面 22・・・・・・スカート 22a・・・・環状溝 23・・・・・・ニードル軸受 24・・・・・・空起 26・・・・・・エンドヨーク 28・・・・・・体部 30・・・・・・ヨークアーム 32・・・・・・開口 34・・・・・・外面 34a・・・・ねじれ付き穴

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自在継手アセンブリーに軸受キャップを
    装着するツールであって、 面を形成する全体が平坦な端部を含む体部と該端部の該
    面から開放端部まで延びるスカート部からなり、該スカ
    ート部が内側寸法を規定し、該スカートがさらに該端部
    の該面から該スカート部の該開放端まで延びる長さを規
    定し、該端部と該スカート部に切欠部があるツール。
  2. 【請求項2】 該体部が概してカップ状をなし円形端部
    と円筒状スカート部を含む請求項1に記載のツール。
  3. 【請求項3】 該切欠部が該体部の該端部においてU字
    型凹部をなし、該Uの基部が該端部の中心に向かって延
    び、該Uのアームが該端部の周囲まで延びる請求項1に
    記載のツール。
  4. 【請求項4】 該穴が該端部の中心に向いて位置する円
    型末端部を有する長方形として形成され、該穴が該端部
    の周囲から該端部の中心に向けて長さ方向に延在するよ
    うに位置している請求項1に記載のツール。
  5. 【請求項5】 該体部の該端部に3つの穴が形成されて
    いる請求項1に記載のツール。
  6. 【請求項6】 該スカート部の該長さが該端部の該直径
    の約8%から約18%の間にある請求項2に記載のツー
    ル。
  7. 【請求項7】 該切欠部が該端部周囲の約15%から約
    35%の範囲に形成されている請求項2に記載のツー
    ル。
  8. 【請求項8】 該U型アームが互いに約90度から約1
    50度の角度をなして延在する請求項3に記載のツー
    ル。
  9. 【請求項9】 該切欠部が該体部の該端部において概し
    てW字型をなし、該Wの基部が該端部の中心に向けて延
    び、該Wのアームが該端部の周囲まで延びている請求項
    1に記載のツール。
  10. 【請求項10】 ツール端部がほぼY字型に形成された溝
    を有する内面からなる請求項1に記載のツール。
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