JP3398236B2 - 車両のカウルボックス部構造 - Google Patents

車両のカウルボックス部構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のカウルボックス
部構造に関するもので、寒冷時や降雪時においてワイパ
ー装置のフロントガラス払拭性能を向上させ運転者の前
方視界を確保できるようにするカウルボックス部構造を
提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】寒冷時や降雪時には、フロントガラスの
外側に氷や雪が付着し、視界確保が困難となる。このよ
うな場合は、フロントガラスの内側に車載ヒータの吹き
出し温風を当てて外側の氷や雪を溶かしながらワイパー
で払拭する、といった手段を採るのが普通である。
【0003】又、寒冷時や降雪時において、通常のワイ
パーブレードでは、レバー類の可動部分に着氷が発生し
てレバーが自由に動くことができず、払拭性能が著しく
低下することがある。そこで、従来より降雪地域ではワ
イパーのレバー部分にカバーをした構造をもつスノーブ
レードを使用して、払拭性能の低下を防いでいる。
【0004】更に、カウルボックス内にワイパー格納部
を構成し、この中にワイパーが格納されているワイパー
不使用時にはワイパー格納部の上部開口部がワイパーカ
バーで閉じており、ワイパー使用状態ではワイパーカバ
ーが開くようになっているワイパー格納装置を装備した
車両においては、ワイパー不使用時に該ワイパーに着氷
するような虞れはほとんどないが、ワイパーを使用しよ
うとしたときワイパーカバーが着氷又は積雪等によって
開かなくなってしまうことがある。これに対処するため
に、ワイパーカバーが閉じているとき、ワイパー格納部
にエンジンルーム内の暖気を供給し、その暖気にてワイ
パーカバー上の着氷や積雪等を溶かし、ワイパーカバー
の開閉動作を確保するようにしたものが従来より開発さ
れ、実開平3−13254号公報にて開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フロントガラスの内側
にヒータの温風を当てて外側に付着している氷や雪を溶
かそうとしても、限定された車載のヒータ容量やブロア
モータサイズでは、外側の氷や雪を溶かす能力には限界
があり、充分に溶かしきることは難しく溶かすのに相当
長い時間がかかる、という課題を有している。又、スノ
ーブレードを使用すればワイパーの可動部分への着氷を
防ぐことができるが、スノーブレードは高価である上
に、受風面積が増加する形状であるため走行時フロント
ガラス面に沿って後方へ流れる空気流の影響を大きく受
け、高速走行時には特に運転席側においてブレードの浮
き上がりによる払拭不良が発生し易く、走行状況の変化
によっては適時通常のブレードとの交換を余儀なくされ
ることもある、という課題を有している。
【0006】更に、カウルボックス内のワイパー格納部
にエンジンルーム内の暖気を導入して温める上記従来の
構成においては、カウルボックスに車室内への外気取り
入れ用の外気導入ダクトを別に設けなければならず、ワ
イパーカバー,カウルボックス内への暖気導入口開閉用
の暖気導入ドア及び外気導入ダクト開閉用の外気導入ド
アのそれぞれの開閉を的確に行なう制御が必要となり、
構造が複雑で高価となる上に、フロントガラスの外面に
付着した氷や雪を溶かしたり、ワイパー使用中における
ワイパーブレードへの氷や雪の付着,それに伴う払拭性
能の低下等を防止する、といった機能を果たすことがで
きないという課題を有している。
【0007】本発明は上記のような従来の課題を解決す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、フロントガラ
スを払拭するワイパー装置の駆動部を構成する全部品が
車体中心線より運転席側に集中して取付けられている車
両において、カウルボックスの車幅方向のほぼ中央部に
遮蔽壁を設け、該遮蔽壁にてカウルボックス内を運転席
側部分と助手席側部分とに気密に区画し、該運転席側部
分にエンジンルーム内と連通する通気部を設け、助手席
側部分に車室内へ外気を取り入れる空気取り入れ口を設
けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記において、エンジン駆動によって温められ
たエンジンルーム内の熱気が通気部よりカウルボックス
の運転席側部分を通りカウルカバーの運転席側のスリッ
ト部から流出し、ワイパー装置のリンク類等の可動部分
の解凍,融雪を促進し、車両走行中は、上記カウルカバ
ーの運転席側のスリット部から吹き出した熱気がフロン
トガラス外面にほぼ沿って後方へ流れフロントガラスを
外側から温めると共にワイパーブレードに付着した氷雪
を溶かし続けることにより、降雪時等の極めて悪い条件
の中でも、フロントガラスの少なくとも運転席側の全エ
リアの前方視界を非常に良好な状態に保持する。又、車
室内の換気は、外気がカウルカバーの助手席側のスリッ
ト部よりカウルボックスの助手席側部分を通り空気取り
入れ口より車室内へと流通することにより、上記エンジ
ンルーム内熱気の流出とは無関係に行なわれる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1はモジュラー式ワイパーシステムを使
用した車両に本発明を適用した例を示しており、図2は
リンク折り返し型のコンポーネント式ワイパーを使用し
た車両に本発明を適用した例を示しており、図1及び図
2の各例は共に、運転席側と助手席側のワイパーアーム
の回転中心が共に車体中心線より運転席側に位置し、且
つワイパーモータ,減速機及びリンク機構等のワイパー
装置の駆動部を構成する全部品が車体中心線Y−Yより
運転席側に集中して取付けられている点で共通してい
る。
【0012】図1において、1はフロントガラスFGの
下縁部に沿って車幅方向全域にわたり形成されるカウル
ボックスであり、カウルボックス1はカウルパネルイン
ナとカウルパネルアウタとで通常は箱形断面に形成さ
れ、エンジンルームERと車室とを仕切るダッシュパネ
ルの上部に連結構成される。但し、モジュラー式ワイパ
ーシステムに適用する場合は、該ワイパーシステムをカ
ウルボックス1内に取付けるために、カウルボックス1
の上面部分に大きな開口部1aが形成され、モジュラー
化されたワイパーシステムを該開口部1aよりカウルボ
ックス1内に組付けた後、該開口部1aを閉塞する上面
板11を固着して箱形断面を形成し、車体の必要な捩り
剛性を確保し、該上面板11上にカウルカバー2が装着
されるのが普通である。
【0013】本発明では、上記箱形断面のカウルボック
ス1の車幅方向のほぼ中央部に遮蔽壁3を固着し、該遮
蔽壁3によってカウルボックス1内をワイパーシステム
を取付けた運転席側部分4と助手席側部分5とに気密に
区画する。そして、運転席側部分4の前壁に通気部6を
設けて、運転席側部分4とエンジンルームER内とを連
通させ、該通気部6より運転席側部分4内にエンジンル
ームER内の熱気が導入されるよう構成する。助手席側
部分5の側部付近の底面には車室内への空気取り入れ口
7が設けられる。
【0014】上記上面板11にはカウルカバー2の左右
のスリット部2a,2bに対応する左右の通気孔a,b
が形成されており、従来は該左右の通気孔a,b及び左
右のスリット部2a,2bは共に外気をカウルボックス
1内に吸入し空気取り入れ口7から車室内に新鮮な外気
を導入するようになっているが、本発明では遮蔽壁3で
気密に区画された運転席側部分4の通気孔a及びスリッ
ト部2aは、通気部6を通り運転席側部分4内に導入さ
れたエンジンルームER内の熱気の排出口となり、助手
席側部分5の通気孔b及びスリット部2bのみが外気を
助手席側部分5内に吸入する外気吸入口となる。
【0015】図2は、リンク折り返し型のコンポーネン
ト式ワイパーを使用したもので、この場合はワイパーモ
ータ及び減速機がカウルボックス1の外側(カウルボッ
クスの前壁のエンジンルーム側の面)に取付けられるの
で、カウルボックス1の上面に取付用の開口部1aを設
ける必要がなく、カウルパネルインナとカウルパネルア
ウタとで形成される箱形断面の上面部に、カウルカバー
2の左右のスリット部2a,2bに対応する左右の通気
孔a,bが形成されている。その他の構成は図1に示す
実施例と同じであり、図2において、図1と同一の符号
は図1と同一の部分を表している。
【0016】上記図1及び図2において、一般にカウル
ボックス1はエンジンルームER内に搭載されているエ
ンジンやエキゾーストパイプ等より高い位置にあるの
で、車両発進に際しエンジンを始動しエンジンルームE
R内の空気が暖まると、車両が停止していてもエンジン
ルームER内の熱気は通気部6を通ってカウルボックス
1の運転席側部分4内に自然に流入し、通気孔a及びス
リット部2aを通って流出し、該運転席側部分4内に取
付けられているワイパー関係部品及びスリット部2aの
上側周辺を格納位置とするワイパーアーム等が該熱気に
よって温められ、寒冷時の凍結や積雪等は効果的に解
凍,融雪し、ワイパーは作動可能な状態となる。
【0017】車両走行中は、車両正面のラジエータ部か
らのラム圧によって、エンジンルームER内の熱気は通
気部6から運転席側部分4内に押し込まれ通気孔a,ス
リット部2aより吹き出し、フロントガラスFGの運転
席前面部分に沿って流れ、フロントガラスFGの運転席
側の部分を外側から温め、フロントガラスFGに付着し
た氷や雪を溶かすと共に、作動中の運転席側と助手席側
の両ワイパーのブレード部に付着する氷や雪も溶かし、
車室内の空調装置によるフロントガラス内面への温風の
吹きつけと相俟って、寒冷時,降雪時において少なくと
も運転席前面側の前方視界を充分に確保することができ
る。フロントガラスFGの助手席前面部分は、空調装置
の温風のガラス内面への吹きつけと助手席側ワイパーブ
レードによるガラス面払拭により、従来通りある程度の
視界が確保できる状態となる。
【0018】尚、自然換気又は空調装置のブロアによる
外気の導入は、スリット部2b,通気孔b,カウルボッ
クス1の助手席側部分5,空気取り入れ口7という経路
で行なわれる。
【0019】車両走行中、フロントガラス面に沿う空気
の流れは、フロントガラスの傾斜やフロントフードとフ
ロントガラスの傾斜角度の差等の車両のデザインによっ
て異なるが、凡そ図3に示すようになる。
【0020】即ち、図3に示すように、走行中にフロン
トガラスFG面に沿う空気の流れAは、一般的に車体中
心線Y−Yを境にして左右に分断される。従って、カウ
ルボックス1の運転席側部分4を通り通気孔a,スリッ
ト部2aから吹き出した熱気は、車体中心線Y−Yより
運転席側の空気流に沿ってフロントガラスFG面及びワ
イパーブレードを温めながら後方へと流れ、他方のスリ
ット部2bからは矢印Bのように外気がカウルボックス
1の助手席側部分5に流入し空気取り入れ口7より車室
内へと流れるので、通常の走行状態で運転席側のスリッ
ト部2aから吹き出した熱気が他方のスリット部2bに
吸い込まれ車室内に入ることはない。
【0021】上記のように、カウルボックス1内を遮蔽
壁3で運転席側部分4と助手席側部分5とに気密に2分
割し、運転席側部分4にエンジンルームER内の熱気を
導入する通気部6を設けただけの極めて簡単な構成によ
り、従来車室内への外気取り入れ用として用いられてい
たカウルカバー2の左右のスリット部2a,2bのうち
の運転席側のスリット部2aをエンジンルーム内熱気の
吹き出し口とし、車体中心線より運転席側に集中して取
付けられているワイパーシステムの着氷,着雪等を該熱
気で効果的に溶かすことができると共に、該スリット部
2aより吹き出した熱気がフロントガラスFG外面に沿
って流れることにより該フロントガラスFGが内側と外
側の両面から温められ、走行中ガラス面及びそれを払拭
するワイパーブレード等に付着した雪を溶かし続け、か
なりの降雪時等極めて悪い条件の中でも、少なくとも運
転席側の全エリアの前方視界は充分良好な状態に確保さ
れる。
【0022】上記通気部6にフィルターを取付け、エン
ジンルームER内のほこりや油分がカウルボックス1内
に入ってこないようにすることが望ましい。又、該通気
部6にシャッターを取付け、凍結,降雪等の虞れのない
季節には該シャッターで通気部6を閉塞しておくように
してもよい。
【0023】車両の通常走行時は、前述したように車両
正面(ラジエータ前面)からのラム圧によってエンジン
ルームER内の温められた空気が通気部6よりカウルボ
ックス1の運転席側部分4に押し込まれ、カウルカバー
2のスリット部2aより吹き出すが、高速走行時はカウ
ルカバー2のスリット部2aで生ずるラム圧が車両正面
からのラム圧より大きくなってスリット部2aから外気
が運転席側部分4内に逆流することがある。このように
スリット部2aから運転席側部分4に入った外気が通気
部6からエンジンルームER内に逆流すると、車両正面
のラジエータ部での放熱性能に悪影響を及ぼす虞れが生
じる。
【0024】そこで、通気部6にフラップを設け、エン
ジンルームERから運転席側部分4内への空気流に対し
てはそれを阻止しないが、運転席側部分4からエンジン
ルームER内方向への空気流に対してはフラップが通気
部6を閉じて運転席側部分4からエンジンルーム内への
空気の流入を阻止するようにすることが望ましい。
【0025】その具体的構造例を図4に示す。
【0026】図4の実施例では、自然な状態で通気部6
を開いた状態に保持するフラップ8(例えばラバーフラ
ップ)を使用し、図4(B)に示すように車両停止状態
でエンジンルームER内の熱気が自然にカウルボックス
1の運転席側部分4内に流入するようにする。車両の通
常走行時(低,中速走行時)には、車両正面からのラム
圧により、図4(C)に示すようにフラップ8は押圧弾
性変形されて通気部6を大きく開き、大量の熱気が運転
席側部分4へ流入する。そして、高速走行時、車両正面
からのラム圧よりカウルカバー2のスリット部2a部で
生じるラム圧の方が大きくなると、図4(D)に示すよ
うに、スリット部2aからのラム圧によりフラップ8は
押圧弾性変形されて通気部6を閉塞し、スリット部2a
より外気がエンジンルームER内へ逆流するのを阻止す
る。
【0027】このような逆流防止用のフラップ8を設け
た場合でも、通気部6にフィルターを設けてエンジンル
ームER内のほこりや油分が運転席側部分4内に入らな
いようにしたり、又季節或は気温等によって通気部6を
開閉するシャッターを設けたりすることが望ましい。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ワイパー
装置の駆動部を構成する全部品が車体中心線より運転席
側に集中して取付けられている車両において、カウルボ
ックス内を車体中心線近傍にて気密に仕切る遮蔽壁を設
けて運転席側部分と助手席側部分とに区画し、該カウル
ボックスの運転席側部分とエンジンルーム内とを連通す
る通気部を設け、上記助手席側部分に車室内へ外気を導
入する空気取り入れ口を設けただけの極めて簡単な構成
により、エンジンルーム内の熱気が通気部からカウルボ
ックスの運転席側部分内を通りカウルカバーの運転席側
のスリット部から流出し、ワイパー装置のリンク類等の
可動部分の解凍,融雪を促進し、且つフロントガラス外
面に付着した氷や雪を溶かしてワイパー作動可能な状態
とし、走行中はカウルカバーの運転席側スリット部から
吹き出した熱気がフロントガラスに沿って流れ該フロン
トガラス外面を温めると共に払拭作動中のワイパーブレ
ードに付着した氷雪を溶かし続けることによって、かな
りの降雪時等極めて悪い条件の中でも、フロントガラス
の少なくとも運転席側の全エリアの前方視界は非常に良
好な状態に保持され、又車室内換気のための外気導入は
カウルボックスの助手席側部分を通して従来通り充分に
行なうことができるもので、従来より使用されている極
く一般的なカウルボックス及びその周辺構造への追加部
品が遮蔽壁だけであり、通気部にフィルタやシャッター
やフラップを追加したとしても、これらは何れも特殊な
部品ではなく、車両において極くありふれた部品で、全
体構成として極めて安価であることと相俟って、実用上
多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、(A)は
カウルボックス及びその周辺部分の平面図でカウルカバ
ーを取り外した状態を示している。(B)はカウルカバ
ーの平面図、(C)は(A)のX−X部の断面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すもので、(A)は
カウルボックス及びその周辺部分の平面図でカウルカバ
ーを取り外した状態を示している。(B)はカウルカバ
ーの平面図、(C)は(A)のX−X部の断面図であ
る。
【図3】車両走行時におけるフロントガラス面に沿う空
気の流れを説明する平面説明図である。
【図4】図1又は図2に示す通気部にフラップを取付け
た例を示すもので、(A)は通気部の正面図、(B),
(C)及び(D)は通気部の縦断側面図で、車両停止状
態,通常走行状態及び高速走行状態をそれぞれ示してい
る。
【符号の説明】 1 カウルボックス 2 カウルカバー 2a スリット部 2b スリット部 3 遮蔽壁 4 運転席側部分 5 助手席側部分 6 通気部 7 空気取り入れ口 8 フラップ FG フロントガラス ER エンジンルーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−16455(JP,A) 特開 平5−69858(JP,A) 特開 昭61−196817(JP,A) 実開 昭62−84523(JP,U) 実開 昭61−147672(JP,U) 実開 平3−94383(JP,U) 実開 昭63−110108(JP,U) 実開 平3−13254(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントガラスを払拭するワイパー装置
    の駆動部を構成する全部品が車体中心線より運転席側に
    集中的に取付けられている車両において、フロントガラ
    スの下縁部にほぼ沿って車幅方向の箱形断面に構成され
    るカウルボックスの車幅方向のほぼ中央部に遮蔽壁を設
    け、該遮蔽壁にてカウルボックス内を運転席側部分と助
    手席側部分とに気密に区画し、該運転席側部分にエンジ
    ンルーム内と連通する通気部を設け、助手席側部分に車
    室内へ外気を取り入れる空気取り入れ口を設け、エンジ
    ン駆動にて温められたエンジンルーム内の熱気が通気部
    より運転席側部分を通ってカウルカバーの運転席側のス
    リット部より外部へ流出すると共に、外気がカウルカバ
    ーの助手席側のスリット部より助手席側部分を通り空気
    取り入れ口より車室内へ導入されるようにしたことを特
    徴とする車両のカウルボックス部構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両のカウルボックス
    部構造において、カウルボックスの運転席側部分に設け
    られた通気部には、自然な状態では該通気部を開状態に
    保ち、車両正面部からのラム圧よりカウルカバーの運転
    席側のスリット部に生ずるラム圧が大きくなって外気が
    通気部よりエンジンルーム内に逆流する状態になったと
    きその圧力差によって通気部を閉塞するフラップが設け
    られていることを特徴とする車両のカウルボックス部構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の車両のカウルボ
    ックス部構造において、カウルボックスの運転席側部分
    に設けられた通気部には、エンジンルーム内から運転席
    側部分へ流入する熱気に含まれているほこりや油分等の
    ダストを除去するフィルターが取付けられていることを
    特徴とする車両のカウルボックス部構造。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の車両の
    カウルボックス部構造において、カウルボックスの運転
    席側部分に設けられた通気部には、カウルカバーの運転
    席側のスリット部からエンジンルーム内の熱気を流出さ
    せる必要がないとき、該通気部を閉じるシャッターが取
    付けられていることを特徴とする車両のカウルボックス
    部構造。
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