JP3397880B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光情報記録媒体からの
反射光を用いてフォーカスエラー信号等の検出を行うこ
とが可能な光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ピックアップ装置の一例を図5
に基づいて説明する。これは、二重回折格子を用いて干
渉縞を発生させてフォーカスエラー信号の検出を行う
(シェアリング法とも呼ぶ)ものであり、本出願人によ
り特願平5−330593号に「微小変位測定装置及び
光ピックアップ装置」として出願されている。まず、レ
ーザ光源としての半導体レーザ1からの出射光aはコリ
メートレンズ2により平行化され、この平行光はビーム
スプリッタ3を透過して対物レンズ4により集光され光
情報記録媒体としての光ディスク5の面上に照射され、
情報の記録等が行われる。また、光ディスク5からの反
射光bは、今度はビームスプリッタ3により反射されて
二重回折格子6に入射する。この二重回折格子6には、
等ピッチな第一回折格子6aと、この第一回折格子6a
と同一ピッチで相対的な位相が異なる第二回折格子6b
とが形成されている。第一回折格子6aでは±n次光
(nは正、第一回折光)を発生させ、第二回折格子6b
では±m次光(mは正、第二回折光)を発生させる。す
なわち、+n次光(ここでは、+1次光)の−m次光
(ここでは、−1次光、図中E光)、−n次光(ここで
は、−1次光)の+m次光(ここでは、+1次光、図中
F光)をそれぞれ発生させる。これらE光、F光により
干渉縞を発生させ、この干渉縞のピッチと位相の変化を
受光素子7により検出することによってフォーカスエラ
ー信号Feを得ることができる。
【0003】この場合、フォーカスエラー信号Feは、
図6(a)に示すような受光素子7が2分割された受光
面A,Bからなっているときには(1)式により、ま
た、図6(b)に示すような受光素子7が4分割された
受光面A,B,C,Dからなっているときには(2)式
によりそれぞれ求めることができる。 Fe=A−B …(1) Fe=(A+B)−(C+D) …(2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような二重回
折格子6を用いて干渉縞によりフォーカスエラー信号F
eを求めるようなシェアリング法においては、受光素子
7の受光面(2分割受光面A,B、4分割受光面A〜
D)上でコリメートされたままのビームの全体を受光し
ているため、受光面積が大きくなり、その結果、応答速
度が遅くなるという問題がある。
【0005】そこで、ビーム全体を受光することを避け
て一部のビームのみを受光するという検出方法がある。
図7は、横軸を光ディスク5の記録面5aとビームウェ
ストとのずれを示すデフォーカス値とし、縦軸をフォー
カスエラー信号Feとした場合のS字曲線を描いたもの
である。この場合、受光面から外れるビームの部分にお
いてもデフォーカスによる干渉縞の明暗の部分が点在す
ることから、デフォーカス値0を境にしてメインローブ
8が発生すると共に、デフォーカス値0以外のメインロ
ーブ8の両側のところで多くのサイドローブ9が発生す
る。
【0006】図8は、周知の非点収差法、臨界角法、ナ
イフエッジ法などのフォーカスエラー信号Feの検出方
法から得られるS字曲線を描いたものである。ここで
は、デフォーカス値0付近に大きなメインローブ10が
発生している他に、デフォーカス値0から離れたところ
に小さなサイドローブ11が1個だけ発生している。こ
の小さなサイドローブ11は、図9に示すように、記録
面5aと反対側の基板面5bに無反射コートが施してあ
ってもやや反射が残るためであり、その基板面5bに対
して発生する。この場合、基板面5bに対してフォーカ
スサーボが行われるおそれがあるため、これを防ぐため
にサイドローブ11よりも大きな閾値Saを予め設定し
ておき、その閾値Saに到達してから、フォーカスサー
ボを始める(引込みを開始する)ようにしている。
【0007】この図8のようなS字曲線に対して閾値S
aを設定してフォーカスサーボの引込み位置を決める従
来の方法を前述したシェアリング法に応用した場合、図
7のS字曲線では0を境にして多くのサイドローブ9が
発生するため、そのS字曲線にある所定の閾値を設定し
て検出したとしても誤検出につながってしまい、フォー
カスサーボの引込みを正確に行うことができない。この
ため、前述したような受光面積が大きくなり、応答速度
が遅くなるという問題は依然として解決されない。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、レーザ光源からの出射光を対物レンズにより集光し
て光情報記録媒体の面上に照射することにより情報の記
録等を行うと共に、その光情報記録媒体からの反射光を
二重回折格子の等ピッチの第一回折格子に入射させて±
n次光の第一回折光を発生させ、この第一回折光を前記
第一回折格子と同一ピッチで相対的な位相が異なる第二
回折格子に入射させて±m次光の第二回折光を発生さ
せ、前記±m次光の間の干渉により発生した干渉縞を受
光素子の2分割された受光面に導き、それら2分割され
た受光面の出力の差分値であるS字曲線から前記干渉縞
の位相とピッチの変化を検出してフォーカスエラー信号
を得る光ピックアップ装置において、前記2分割された
受光面の一方の受光面の出力値が所定の閾値を越えかつ
前記S字曲線が所定の閾値を越えたときにフォーカスサ
ーボの引込みを開始するフォーカスサーボ開始制御手段
を設けた。
【0009】請求項2記載の発明では、レーザ光源から
の出射光を対物レンズにより集光して光情報記録媒体の
面上に照射することにより情報の記録等を行うと共に、
その光情報記録媒体からの反射光を二重回折格子の等ピ
ッチの第一回折格子に入射させて±n次光の第一回折光
を発生させ、この第一回折光を前記第一回折格子と同一
ピッチで相対的な位相が異なる第二回折格子に入射させ
て±m次光の第二回折光を発生させ、前記±m次光の間
の干渉により発生した干渉縞を受光素子の縦横に2個ず
つ配置されて4分割された受光面に導き、それら4分割
された受光面の出力の差分値から前記干渉縞の位相とピ
ッチの変化を検出して情報の再生信号、フォーカスエラ
ー信号、トラックエラー信号等を得る光ピックアップ装
置において、前記4分割された受光面の縦又は横の一方
向に配置された2個の受光面の出力和が所定の閾値を越
えかつ前記一方向に配置された2個の受光面の出力和の
差分値であるS字曲線が所定の閾値を越えたときにフォ
ーカスサーボの引込みを開始するフォーカスサーボ開始
制御手段を設けた。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明においては、一方の受光面
の出力値が所定の閾値を越えしかも2分割された受光面
の出力の差分値であるS字曲線が所定の閾値を越えたと
き、すなわち、二つの閾値を用いてフォーカスサーボの
引込みを開始するようにしたので、サイドローブ領域の
S字曲線から誤ってフォーカスサーボの引込みを開始す
るようなことがなくなり、常に正確なフォーカスエラー
信号の検出を行うことが可能となる。
【0011】請求項2記載の発明においては、一方向に
配置された2個の受光面の出力和が所定の閾値を越えし
かも2個の受光面の出力和の差分値であるS字曲線が所
定の閾値を越えたとき、すなわち、二つの閾値を用いて
フォーカスサーボの引込みを開始するようにしたので、
サイドローブ領域のS字曲線から誤ってフォーカスサー
ボの引込みを開始するようなことがなくなり、4分割さ
れた受光面の場合においても常に正確なフォーカスエラ
ー信号の検出を行うことが可能となる。
【0012】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。なお、前述した従来例(図5参
照)と同一部分についての説明は省略し、その同一部分
については同一符号を用いる。まず、光ピックアップ装
置は、図5に示すように、光ディスク5からの反射光b
を二重回折格子6の等ピッチの第一回折格子6aに入射
させて±n次光(ここでは、±1次光)の第一回折光を
発生させ、この第一回折光を第一回折格子6aと同一ピ
ッチで相対的な位相が異なる第二回折格子6bに入射さ
せて±m次光(ここでは、±1次光)の第二回折光を発
生させ、±m次光の間の干渉により発生した干渉縞を受
光素子7の2分割された受光面A,Bに導き、それら受
光面A,Bの出力の差分値A−BであるS字曲線から干
渉縞の位相とピッチの変化を検出してフォーカスエラー
信号Feを得るような装置である。本実施例では、この
ような光ピックアップ装置において、受光面A,B(図
6(a)参照)の一方の受光面A(又は受光面B)の出
力値が所定の閾値S1 を越え、かつ、S字曲線である差
分値A−Bが所定の閾値S2 を越えたときにフォーカス
サーボの引込みを開始するフォーカスサーボ開始制御手
段を実行することができる構成を有するものである。
【0013】このような構成において、まず、対物レン
ズ4と光ディスク5との間のデフォーカス量によって、
受光面A,B上での光量分布及び干渉縞の位相が変わる
様子を図2に基づいて説明する。デフォーカスが0のと
きは、受光面A,Bに入射するE光(−1次光)とF光
(+1次光)は平行な状態であるためたとえ干渉縞が発
生したとしてもピッチは大きく、ビームは受光面A,B
上で一様な光量分布となる()。一方、デフォーカス
が発生して光ディスク5の距離が近くなったり(、
)遠くなったり(、)すると干渉縞が発生し、デ
フォーカス量が大きくなるに従ってピッチが小さくなっ
ていき、ビームはデフォーカス量に応じて受光面A,B
上で光量分布が異なってくる(ハッチング領域)。この
場合、ピッチの大きさはデフォーカス量に比例しデフォ
ーカスの正負に関係しないが、干渉縞の位相はデフォー
カスの正負に関係し、受光面AとBとで逆位相をもつ。
なお、この図2では、デフォーカスが0から正の値をと
り始めたときに受光面Aの光量が多くなるとしたが、こ
れは第一、第二回折格子6a,6bの相対的な位相を変
えることによって受光面Bと逆にすることができる。
【0014】次に、上述したような図2の動作原理をも
とに、フォーカスサーボ開始制御手段によりフォーカス
サーボの引込みが正確に行える理由を図1に基づいて説
明する。図1は、デフォーカス量に対する受光面A,B
での光量分布及び差分値A−Bの様子を示すものであ
る。この図1中、Poは受光面A,Bに入射する全光量
を示し、差分値A−BはS字曲線を示す。まず、A,B
はPoの半分の値を中心にして振動し、互いに位相が反
転している。そして、S字曲線の最大値m1 のところ
で、Aは最大値をとりBは最小値をとる。また、S字曲
線の最小値m2 のところで、Aは最小値をとりBは最大
値をとる。このとき、S字曲線のメインローブ8を横切
る位置をS2 に設定するだけでなく、A,Bを横切る位
置をS1 に設定すれば、S字曲線のサイドローブ9の影
響を受けることなく、フォーカスサーボの引込み開始の
タイミングを図ることができる。すなわち、デフォーカ
スが正(遠)のところから0に近づいてきたときにBが
位置S1 を越え、かつ、A−Bが位置S2 に到達した時
に引込みを開始する。また、デフォーカスが負(近)の
ところから0に近づいたときも同様にして、Aが位置S
1 を越え、かつ、A−Bが位置S2 に到達した時に引込
みを開始する。従って、このようなことから、2つの位
置S1,S2を閾値として設けることにより、フォーカス
サーボの正確な引込み開始のタイミングを設定すること
ができる。
【0015】上述したように、出力信号の波形が二つの
閾値S1,S2を越えたとき、すなわち、2分割された受
光面A,Bの一方の受光面A(又はB)の出力値が所定
の閾値S1 を越え、かつ、受光面A,Bの出力の差分値
A−BであるS字曲線が所定の閾値S2 を越えたときに
フォーカスサーボの引込みを開始するようにしたので、
従来例(図7、図8)のようにサイドローブ9,11の
S字曲線から誤ってフォーカスサーボの引込みを開始す
るようなことがなくなり、(1)式を用いて常に正確な
フォーカスエラー信号Feの検出を行うことができる。
従って、このようなことから、受光面A,Bの受光面積
を従来に比べて小さくすることができるため、応答速度
を一段と速めることができる。しかも、これにより素子
を小型化してコストダウンを図ることもできる。
【0016】次に、請求項2記載の発明の一実施例を図
3及び図4に基づいて説明する。なお、前述した請求項
1記載の発明と同一部分についての説明は省略し、その
同一部分については同一符号を用いる。前述した実施例
では受光素子7として2分割された受光面A,Bを用い
たが、本実施例では、図3に示すような4分割された受
光面E,F,G,Hを用いた場合の例を示すものであ
る。ここでの光ピックアップ装置(図5参照)は、二重
回折格子6により発生した干渉縞を受光素子6の縦横に
2個ずつ配置されて4分割された受光面E〜Hに導き、
受光面E〜Hの出力の差分値から干渉縞の位相とピッチ
の変化を検出して情報の再生信号I、フォーカスエラー
信号Fe、トラックエラー信号Te等を得るような装置
を用いる。本実施例では、このような光ピックアップ装
置において、4分割された受光面E〜Hの縦(又は横)
の一方向に配置された2個の受光面E,F、受光面G,
H(又は受光面E,H、受光面F,G)の出力和が所定
の閾値S1 を越えかつ一方向に配置された2個の受光面
E,F、受光面G,Hの出力和の差分値(E+F)−
(G+H)であるS字曲線が所定の閾値S2 を越えたと
きにフォーカスサーボの引込みを開始するフォーカスサ
ーボ開始制御手段を実行することができる構成を有す
る。
【0017】このような構成において、フォーカスサー
ボ開始制御手段によりフォーカスサーボの引込みが正確
に行える理由と共に、フォーカスエラー信号Feの他
に、トラックエラー信号Teや情報の再生信号Iを検出
することができる理由について述べる。図4(a)〜
(c)は、図3の4分割された受光面E〜H上に照射さ
れる各種ビームのパターンを示すものである。この場
合、(a)のビーム10は光ディスク5のトラックによ
り作成される干渉縞のパターンであり、(b)のビーム
11はデフォーカスにより作成される干渉縞のパターン
であり、(c)のビーム12は(a)と(b)の干渉縞
が重なったときのパターンである。ビーム10〜12に
は明暗の部分(明るい部分をハッチングで示す)があ
り、トラックやデフォーカスの状態に応じて方向が変わ
る。このようなことから、フォーカスエラー信号Fe、
トラックエラー信号Te、再生信号Iは、 Fe=(E+F)−(G+H) …(3) Te=(E+H)−(F+G) …(4) I=E+F+G+H …(5) により求めることができる。
【0018】この場合、図1を参照して、E+FがAに
相当し、G+HがBに相当すると考えれば、差分値(E
+F)−(G+H)がS字曲線となるため、閾値として
1,S2 を設定することにより、サイドローブ9の影
響を受けることなく、フォーカスサーボの引込みを正確
に行うことができる。従って、このようなことから、4
分割された受光面E〜Fをもつ場合にも、受光面積を従
来に比べて小さくすることができ、応答速度を一段と速
めることができる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、レーザ光源から
の出射光を対物レンズにより集光して光情報記録媒体の
面上に照射することにより情報の記録等を行うと共に、
その光情報記録媒体からの反射光を二重回折格子の等ピ
ッチの第一回折格子に入射させて±n次光の第一回折光
を発生させ、この第一回折光を前記第一回折格子と同一
ピッチで相対的な位相が異なる第二回折格子に入射させ
て±m次光の第二回折光を発生させ、前記±m次光の間
の干渉により発生した干渉縞を受光素子の2分割された
受光面に導き、それら2分割された受光面の出力の差分
値であるS字曲線から前記干渉縞の位相とピッチの変化
を検出してフォーカスエラー信号を得る光ピックアップ
装置において、前記2分割された受光面の一方の受光面
の出力値が所定の閾値を越えかつ前記S字曲線が所定の
閾値を越えたときにフォーカスサーボの引込みを開始す
るフォーカスサーボ開始制御手段を設けたので、受光面
からの出力信号が二つの閾値を越えたときにフォーカス
サーボの引込みを正確に行うことができ、これにより受
光面の受光面積を小さくして応答速度を一段と速めるこ
とができる。また、これにより素子を小型化してコスト
ダウンを図ることができる。
【0020】請求項2記載の発明は、レーザ光源からの
出射光を対物レンズにより集光して光情報記録媒体の面
上に照射することにより情報の記録等を行うと共に、そ
の光情報記録媒体からの反射光を二重回折格子の等ピッ
チの第一回折格子に入射させて±n次光の第一回折光を
発生させ、この第一回折光を前記第一回折格子と同一ピ
ッチで相対的な位相が異なる第二回折格子に入射させて
±m次光の第二回折光を発生させ、前記±m次光の間の
干渉により発生した干渉縞を受光素子の縦横に2個ずつ
配置されて4分割された受光面に導き、それら4分割さ
れた受光面の出力の差分値から前記干渉縞の位相とピッ
チの変化を検出して情報の再生信号、フォーカスエラー
信号、トラックエラー信号等を得る光ピックアップ装置
において、前記4分割された受光面の縦又は横の一方向
に配置された2個の受光面の出力和が所定の閾値を越え
かつ前記一方向に配置された2個の受光面の出力和の差
分値であるS字曲線が所定の閾値を越えたときにフォー
カスサーボの引込みを開始するフォーカスサーボ開始制
御手段を設けたので、4分割された受光面からの出力信
号が二つの閾値を越えた場合においても2分割された受
光面のときと同様にフォーカスサーボの引込みを正確に
行うことができ、これにより受光面の受光面積を小さく
して応答速度を一段と速めることができる。また、この
場合にも素子を小型化してコストダウンを図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例であるフォーカ
スサーボの引込み処理の様子を示す波形図である。
【図2】2分割受光面上でデフォーカスによりビーム状
態が変化する様子を示す正面図である。
【図3】請求項2記載の発明の一実施例である4分割さ
れた受光面の正面図である。
【図4】(a)はトラックにより作成される干渉縞パタ
ーンを示す模式図、(b)はデフォーカスにより作成さ
れる干渉縞パターンを示す模式図、(c)は(a)と
(b)が合成された状態の干渉縞パターンを示す模式図
である。
【図5】(a)は二重回折格子を用いた光ピックアップ
装置の全体構成を示す光路図、(b)は二重回折格子の
平面図である。
【図6】(a)は2分割された受光面の正面図、(b)
は4分割された受光面の正面図である。
【図7】二重回折格子の干渉縞の作用により作成される
従来のS字曲線を示す波形図である。
【図8】非点収差法等の周知の信号検出法により作成さ
れるS字曲線を示す波形図である。
【図9】ディスク面に対する対物レンズのデフォーカス
の変化の様子を示す側面図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 4 対物レンズ 5 光情報記録媒体 6 二重回折格子 6a 第一回折格子 6b 第二回折格子 7 受光素子 a 出射光 b 反射光 S1,S2 閾値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/08 - 7/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源からの出射光を対物レンズに
    より集光して光情報記録媒体の面上に照射することによ
    り情報の記録等を行うと共に、その光情報記録媒体から
    の反射光を二重回折格子の等ピッチの第一回折格子に入
    射させて±n次光の第一回折光を発生させ、この第一回
    折光を前記第一回折格子と同一ピッチで相対的な位相が
    異なる第二回折格子に入射させて±m次光の第二回折光
    を発生させ、前記±m次光の間の干渉により発生した干
    渉縞を受光素子の2分割された受光面に導き、それら2
    分割された受光面の出力の差分値であるS字曲線から前
    記干渉縞の位相とピッチの変化を検出してフォーカスエ
    ラー信号を得る光ピックアップ装置において、前記2分
    割された受光面の一方の受光面の出力値が所定の閾値を
    越えかつ前記S字曲線が所定の閾値を越えたときにフォ
    ーカスサーボの引込みを開始するフォーカスサーボ開始
    制御手段を設けたことを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  2. 【請求項2】 レーザ光源からの出射光を対物レンズに
    より集光して光情報記録媒体の面上に照射することによ
    り情報の記録等を行うと共に、その光情報記録媒体から
    の反射光を二重回折格子の等ピッチの第一回折格子に入
    射させて±n次光の第一回折光を発生させ、この第一回
    折光を前記第一回折格子と同一ピッチで相対的な位相が
    異なる第二回折格子に入射させて±m次光の第二回折光
    を発生させ、前記±m次光の間の干渉により発生した干
    渉縞を受光素子の縦横に2個ずつ配置されて4分割され
    た受光面に導き、それら4分割された受光面の出力の差
    分値から前記干渉縞の位相とピッチの変化を検出して情
    報の再生信号、フォーカスエラー信号、トラックエラー
    信号等を得る光ピックアップ装置において、前記4分割
    された受光面の縦又は横の一方向に配置された2個の受
    光面の出力和が所定の閾値を越えかつ前記一方向に配置
    された2個の受光面の出力和の差分値であるS字曲線が
    所定の閾値を越えたときにフォーカスサーボの引込みを
    開始するフォーカスサーボ開始制御手段を設けたことを
    特徴とする光ピックアップ装置。
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