JP3397687B2 - 半導体装置の製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造装置に関するもので、特に、半導体素子を樹脂により
封止するためのモールド金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、樹脂封止(モールド)パ
ッケージの製造には、従来より、上型および下型からな
る半導体樹脂封止用金型(いわゆる、モールド金型)が
用いられている。
【0003】このモールド金型を用いたモールドパッケ
ージの製造においては、たとえば、半導体素子を搭載し
たリードフレームを、180℃程度に昇温された上型お
よび下型からなるモールド金型によって挟み込む。そし
て、成形機により型締めした状態で、そのモールド金型
内に加熱溶融した樹脂を流し込んみ、その樹脂を硬化さ
せて素子の周囲を封止することによりパッケージが形成
される。
【0004】図4は、従来の、モールドパッケージの製
造に用いられるモールド金型の概略構成を示すものであ
る。なお、ここでは、上型および下型が同一構成とされ
たモールド金型を例に、下型のみを例示して説明する。
【0005】たとえば、下型は、キャビティブロック1
1が断熱材12を介してベース材13上に取り付けられ
てなる構成とされている。キャビティブロック11は、
成形品(パッケージ)の形状を決定するキャビティ部1
1aと熱源であるヒータ11bとを備えている。断熱材
12は、成形機(図示していない)への断熱とキャビテ
ィブロック11の昇温とを、効果的に行うためのもので
ある。ベース材13は、下型を成形機に取り付けるため
の部品である。
【0006】しかしながら、上記した構成のモールド金
型は、キャビティブロック11と断熱材12との機械的
強度が大きく異なるため、たとえば図5に示すように、
成形機により型締めする際の型締め力によって反り変形
が生じやすいという問題があった。
【0007】すなわち、キャビティブロック11は昇温
効果の高い金属部品であり、断熱材12は断熱効果に優
れるガラス繊維などを主体に構成されるものであって、
断熱材12が断熱部材としては十分な強度や耐久性を備
えるものであったとしても、モールド金型に用いる場合
の機械的強度はキャビティブロック11に対して極端に
低い。
【0008】一方、成形機の型締め力は、キャビティブ
ロック11における成形品のサイズや個数などによって
も異なるが、一般に数百〜数千kN程度の力である。こ
のように、断熱材12はキャビティブロック11よりも
機械的強度が低いため、型締め力に対する歪み量が大き
く、特に、型締め力が不均等な条件下では、断熱材12
の歪みが金型全体(もしくは、キャビティブロック)に
反り変形を与える支配的要因となっている。金型の反り
変形は、成形品に樹脂バリを発生させるなどの直接的な
原因となるため、早急な改善が望まれていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、型締め力に対する断熱材の歪みにより反り
変形が生じやすく、成形品に樹脂バリを発生させるなど
の原因となるという問題があった。
【0010】そこで、この発明は、型締め力による反り
変形を抑制でき、製品の品位の低下を改善することが可
能な半導体装置の製造装置を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の半導体装置の製造装置にあっては、型
締め装置に取り付けるためのベース部と、このベース部
上に設けられた、少なくとも1つの貫通孔を有する断熱
部材と、この断熱部材を介して前記ベース部上に設けら
れた、前記断熱部材よりも機械的強度が高い素子搭載部
と、前記断熱部材の前記貫通孔内に設けられ、前記断熱
部材の型締め力に対する歪みが一定量に達した際に前記
素子搭載部と接するように、その高さが、前記断熱部材
の厚さよりも小さく設定された支柱とから構成されてい
る。
【0012】この発明の半導体装置の製造装置によれ
ば、型締め力によって断熱部材が大きく歪むのを阻止で
きるようになる。これにより、たとえ型締め力が不均等
な条件下であっても、装置全体が反り変形するのを防止
することが可能となるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の
一形態にかかる、モールドパッケージの製造に用いられ
るモールド金型の概略構成を示すものである。
【0014】すなわち、このモールド金型10は、たと
えば、同一構成とされた上型10aと下型10bとから
構成されている。上型10aおよび下型10bは、それ
ぞれ、キャビティブロック(素子搭載部)11が断熱材
12を介してベース材13上に取り付けられてなる構成
とされている。
【0015】また、上記断熱材12には、1つ以上の貫
通孔12aが形成され、各貫通孔12aに対応する、上
記ベース材13上には支柱14がそれぞれ設けられてい
る。キャビティブロック11は、たとえば、昇温効果が
高くて、上記断熱材12よりも機械的強度が高い金属部
品であり、成形品(パッケージ)の形状を決定するキャ
ビティ部11aと熱源であるヒータ11bとを備えてい
る。
【0016】断熱材12は、型締め装置としての成形機
(図示していない)への断熱と上記キャビティブロック
11の昇温とを効果的に行うためのものであり、ガラス
繊維などを主体とする断熱部材(たとえば、日光化成株
式会社製のロスナーボード)により構成されている。
【0017】ベース材13は、上記上型10aおよび上
記下型10bを、それぞれ、成形機に取り付けるための
部品である。支柱14は、たとえば、その高さが上記断
熱材12の厚さよりも小さく設定されて、上記断熱材1
2の型締め力に対する歪みが一定量に達した際に、上記
キャビティブロック11と接するようになっている。
【0018】この場合、上記支柱14は、上記断熱材1
2よりも機械的強度が高く、熱伝導率の低いセラミック
材などを用いて構成され、かつ、上記上型10aおよび
上記下型10bの互いに対向する部位にそれぞれ配設さ
れている。
【0019】このような構成のモールド金型10を用い
てモールドパッケージを製造する場合、まず、半導体素
子を搭載したリードフレーム(図示していない)を、ヒ
ータ11bにより180℃程度に昇温された上型10a
および下型10bによって挟み込む。
【0020】そして、成形機によりベース材13を介し
て上型10aおよび下型10bを型締めした状態で、そ
のキャビティブロック11のキャビティ部11a内にそ
れぞれ加熱溶融した樹脂を流し込む。
【0021】こうして、キャビティ部11a内にそれぞ
れ注入された樹脂を硬化させて、素子の周囲を封止する
ことにより、モールドパッケージにおける樹脂モールド
工程が完了する。
【0022】その際、型締めによる上記断熱材12の歪
みが一定量に達すると、キャビティブロック11と支柱
14とが接することにより、上記断熱材12にかかる型
締め力の一部が支柱14によって分散される。
【0023】これにより、たとえ型締め力が不均等な条
件下であっても、断熱材12が必要以上に歪むのを抑制
できるとともに、断熱材12の歪みが局所的に増加する
のを阻止できるようになる。
【0024】この結果、たとえば図2において、下型1
0bのみを例示するように、モールド金型10が全体的
に(もしくは、キャビティブロック11が局所的に)反
り変形するのを防止できるものである。
【0025】上記したように、型締め力によって断熱材
が大きく歪むのを阻止できるようにしている。すなわ
ち、断熱材内にキャビティブロックを支えるための支柱
を設けるようにしている。これにより、たとえ型締め力
が不均等な条件下であっても、断熱材の歪みにともなっ
て、モールド金型全体(もしくは、キャビティブロッ
ク)が反り変形するのを防止することが可能となる。し
たがって、断熱材とキャビティブロックとの機械的強度
が大きく異なる場合にも、膨大な費用を要するモールド
金型の細かな調整や改造を繰り返すことなく、成形品で
の樹脂バリなどの発生を防いで、成形品の品位を格段に
向上できるようになるものである。
【0026】しかも、支柱を熱伝導率の低いセラミック
材などを用いて構成するとともに、型締めによる断熱材
の歪みが一定量に達するまでは、キャビティブロックと
支柱とが接することがないようにしているため、断熱材
の、成形機への断熱特性やキャビティブロックの昇温特
性をほとんど損うこともない。
【0027】また、型締め力による断熱材の一時的な歪
みに限らず、たとえば、長期的な使用による断熱材の永
久的なヘタリ(経時的変形)を防ぐことも可能である。
なお、上記した実施の一形態においては、断熱材に貫通
孔を設けて支柱を配設する構成とした場合を例に説明し
たが、これに限らず、たとえば図3に示す如く、キャビ
ティブロック11と支柱14との間にも断熱材12が存
在するように、断熱材12に凹部12bを形成して支柱
14を配設する構成とすることも可能である。
【0028】また、必ずしも上型と下型とが同一構成と
されたモールド金型に適用する場合に限らず、たとえ
ば、上型もしくは下型のいずれかにのみ断熱材が設けら
れてなる構成のモールド金型にも同様に適用できる。
【0029】また、支柱の数や配設する位置などは、キ
ャビティブロックにおける成形品のサイズや個数などに
応じて、適宜、決定されるものであってよい。また、キ
ャビティ部とヒータとが一体的に成形されたキャビティ
ブロックを用いる場合に限らず、たとえば、製品の品種
ごとに異なるリードフレームやキャビティ形状に応じ
て、キャビティ部だけを交換できるように構成されたキ
ャビティブロック(チェイス交換タイプ)を用いること
も可能である。
【0030】さらに、モールド金型に限らず、断熱材を
備える各種の製造装置に適用可能である。その他、この
発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施可能
なことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、型締め力による反り変形を抑制でき、製品の品位の
低下を改善することが可能な半導体装置の製造装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態にかかる、モールド金
型の構成を概略的に示す断面図。
【図2】同じく、下型を例に示すモールド金型の概略構
成図。
【図3】この発明の実施の他の形態にかかる、モールド
金型(下型)の構成を概略的に示す断面図。
【図4】従来技術とその問題点を説明するために示す、
モールド金型(下型)の概略断面図。
【図5】同じく、下型を例に、モールド金型の反り変形
を説明するために示す概略構成図。
【符号の説明】
10…モールド金型 10a…上型 10b…下型 11…キャビティブロック 11a…キャビティ部 11b…ヒータ 12…断熱材 12a…貫通孔 13…ベース材 14…支柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下原 良二 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会 社内 (56)参考文献 特開 平1−110740(JP,A) 特開 昭62−152131(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/56

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型締め装置に取り付けるためのベース部
    と、 このベース部上に設けられた、少なくとも1つの貫通孔
    を有する断熱部材と、 この断熱部材を介して前記ベース部上に設けられた、前
    記断熱部材よりも機械的強度が高い素子搭載部と、前記断熱部材の前記貫通孔内に設けられ、前記断熱部材
    の型締め力に対する歪みが一定量に達した際に前記素子
    搭載部と接するように、その高さが、前記断熱部材の厚
    さよりも小さく設定された 支柱とを具備したことを特徴
    とする半導体装置の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記支柱は、前記断熱部材よりも機械的
    強度が高く、熱伝導率の低いセラミック材などを用いて
    構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記ベース部、前記断熱部材、および、
    前記素子搭載部は半導体素子を樹脂により封止するため
    の金型を構成するものであることを特徴とする請求項1
    に記載の半導体装置の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記金型は上型および下型からなり、前
    記支柱がそれぞれ対向する部位に配設されることを特徴
    とする請求項に記載の半導体装置の製造装置。
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