JP3397080B2 - 打込機及びそのマガジン - Google Patents

打込機及びそのマガジン

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JP3397080B2
JP3397080B2 JP10177397A JP10177397A JP3397080B2 JP 3397080 B2 JP3397080 B2 JP 3397080B2 JP 10177397 A JP10177397 A JP 10177397A JP 10177397 A JP10177397 A JP 10177397A JP 3397080 B2 JP3397080 B2 JP 3397080B2
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magazine
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美隆 秋葉
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Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコイル状に巻回され
た連結止具を収容する打込機及びそのマガジンに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5は打込機の一例を示す正面図であ
る。打込機は、打込機本体1、止具2を打出す打出部
3、止具2に打込み動力を与える動力部4、止具2が一
定間隔で連結された連結止具2aを収容するマガジン
5、マガジン5から打出部3へ止具2を給送する止具送
り部6によって構成されている。マガジン5はハンドル
12端部と止具送り部6とに固定され、打込機本体1に
取付けられている。連結止具2aはコイル状に巻回した
状態でマガジン5内に収容されて先端が打出部3にセッ
トされる。打込機を動作させると、動力部4に内蔵され
たピストン4aが急激に下降して打出部3内の止具2を
打撃し図示しない被打込材に打込む。止具2の打込みが
終了すると止具送り部6の動作により止具2は打出部3
に順次給送される。この動作を繰り返すことで止具2が
マガジン5から打出部3に順次給送され連続した打込み
作業が可能となる。
【0003】図6、図7に従来のマガジンの一例を示
す。図6に示すようにマガジン5は、ハンドル12と止
具送り部6に固定された固定マガジン5aと固定マガジ
ン5aに側面ヒンジ11により回動可能に取付けられた
ドアマガジン5bとに分割されている。マガジン5内部
には軸方向に複数の係止部10aが設けられたホルダシ
ャフト10が立設されていると共にほぼ中央に内側が空
洞でホルダシャフト10を覆う形状をした心棒9aを有
する止具ホルダ9が取付けられている。心棒9a内にホ
ルダシャフト10を位置させ心棒9a内側に設けられた
図示しない係合部と係止部10aとを係合させることに
より、止具ホルダ9はホルダシャフト10を介して固定
マガジン5aに取付けられ、止具2の長さに応じて心棒
9の係合部と係合する係止部10aの位置を変えれば、
マガジン5内に長さの異なる連結止具2aを収容したと
しても打出部3への給送が円滑に行うことができる。
【0004】ドアマガジン5bを開き連結止具2aの中
心空洞部を止具ホルダ9の心棒9aに入れることで、連
結止具2aはマガジン5内に装填される。上記した構成
のマガジン5では、ハンドル12と止具ホルダ9の心棒
9aとの間が狭く、更に通常はハンドル12を保持しな
がら連結止具2aの装填を行うが図7に示すようにハン
ドル12を保持する手13に連結止具2aが当ってしま
うため、連結止具2aの装填が非常にしにくいという欠
点があった。
【0005】上記欠点を解消するため実開平6−857
69号公報に示すマガジンが提案されている。このマガ
ジンは縦方向に2分割構成し、マガジン底面にヒンジを
設けヒンジによって固定マガジンとドアマガジンとを連
結して、このヒンジにホルダシャフトを取付け、ホルダ
シャフトがドアマガジン開口時にドアマガジン側に傾斜
する構成となっている。ホルダシャフトが傾斜すること
によって、連結止具装填時にハンドルが邪魔にならなく
なるというものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】連結止具の装填は、打
込機本体を地面や床等に置きハンドルを保持し本体がガ
タつかないように押さえた状態で行うのが一般的であ
る。上記した従来のマガジンは、ドアマガジンがハンド
ルから見て下方に回動するように開く構成をしたもので
あるため、連結止具装填時にドアマガジンを開くと地面
や床等に当たりドアマガジンは開く範囲が限定されてし
まいマガジン内に連結止具を装填することができない。
このため、連結止具の装填は本体を地面や床等に置き本
体を傾けた状態で保持してドアマガジンが連結止具を装
填することができるまで開くようにして行うか、ハンド
ルを保持して本体を持った状態で行わなくてはならず、
作業者に負担がかかり連結止具の装填作業を容易に行え
ないものであった。本発明の目的は、上記欠点を解消
し、連結止具の装填作業を容易に行うことができる打込
機のマガジン及びそのマガジンを備えた打込機を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、固定マガジ
ン側面にドアマガジンを回動可能に連結する側面ヒンジ
を設けると共に、固定マガジン底面に固定マガジンにホ
ルダシャフトをホルダシャフト先端がハンドルから離れ
るようにドアマガジン側に傾斜可能に連結する底面ヒン
ジを設け、かつドアマガジンの閉じ動作に連動してホル
ダシャフトが初期位置に戻るようにすることにより達成
される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図4に本発明マガジンの一
実施形態を示す。マガジン5は図5で示した打込機に従
来と同様の方法で取付けられる。マガジン5は、ハンド
ル12及び止具送り部6に固定される固定マガジン5a
と、固定マガジン5aの側面ヒンジ11に回動可能に取
付けられたドアマガジン5bとに2分割構成されてお
り、マガジン5内部には固定マガジン5a底面に設けら
れた底面ヒンジ17を介して軸方向に複数の係止部10
aが設けられたホルダシャフト10が立設され、ホルダ
シャフト10にホルダシャフト10を覆う形状をし係止
部10aと係合可能な図示しない係合部を有する心棒9
aをほぼ中央に設けた円盤型の止具ホルダ9が取付けら
れている。ホルダシャフト10は底面ヒンジ17によっ
て、ホルダシャフト10先端がマガジン5上方に位置す
る図示しないハンドル12から離れるようにドアマガジ
ン5bが閉じられた時のドアマガジン5b側に傾斜可能
となっている。
【0009】また、図3、図4に示すようにホルダシャ
フト10下部には側面ヒンジ11付近まで延びた係合板
10bが設けられ、ドアマガジン5bの側面ヒンジ11
近傍にはドアマガジン5b閉じ操作時に係合板10b下
面に当接する傾斜面5cを有する係合部5dが設けられ
ており、ドアマガジン5bを閉じていくとホルダシャフ
ト10が固定マガジン5a側に回動し、完全にドアマガ
ジン5bが閉じられるとホルダシャフト10が初期位置
に戻るようになっている。更に、ホルダシャフト10の
係合板10b下方には図2に示すようにスプリング15
が設けられており、ホルダシャフト10が底面ヒンジ1
7を軸としてドアマガジン5b側に傾斜するように常時
付勢している。これにより、ドアマガジン5bが開くと
同時に、ホルダシャフト10と止具ホルダ9がドアマガ
ジン5b側に傾斜する。
【0010】上記したようにドアマガジン5bが開く
と、止具ホルダ9の心棒9a先端がハンドル12から離
れるようにドアマガジン5b側に傾斜する構成としたた
め、マガジン5への連結止具2a装填時にハンドル12
及びハンドル12を保持する手が邪魔となることがない
ため、連結止具2aを容易に装填することができるよう
になる。
【0011】なお、打込機には打込機本体1を引っ掛け
保持することができるように図5に示すようにハンドル
12後端にフック16が設けられている。このため、ホ
ルダシャフト10先端がハンドル12及びハンドル12
後端から離れるようにドアマガジン5b側に傾斜可能と
なるように底面ヒンジ17を設ければ、フック16を邪
魔とせずに連結止具2aをマガジン5に容易に装填する
ことができるようになる。
【0012】上記したように本発明マガジンは、固定マ
ガジン5aに側面ヒンジ11を設け、側面ヒンジ11に
より固定マガジン5aにドアマガジン5bを回動可能に
取付けた構成としたため、打込機本体1を地面や床等に
置いた状態でドアマガジン5bを完全に開くことができ
るので、打込機本体1を地面や床等に置き打込機本体1
を傾斜させた状態で保持しなくとも連結止具2aの装填
が行えるようになる。
【0013】
【発明の効果】上記したように本発明によれば、打込機
本体を地面や床等に置いた状態でドアマガジンを開け
ば、ハンドルを邪魔としないと共に打込機本体を傾斜さ
せた状態で保持するような必要がなく連結止具を容易に
装填することができる打込機のマガジン及びそのマガジ
ンを備えた打込機を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明マガジンの一実施形態を示す斜視図。
【図2】本発明マガジンの図5のA−A線断面相当図。
【図3】図1のマガジンの動作状態を示す要部拡大斜視
図。
【図4】図3のD方向斜視図。
【図5】打込機の一例を示す正面図。
【図6】従来の打込機のマガジンの一例を示す斜視図。
【図7】連結止具装填時のハンドル、止具ホルダ、連結
止具の関係を示す図6のE−E線断面図。
【符号の説明】
2は止具、2aは連結止具、5はマガジン、5aは固定
マガジン、5bはドアマガジン、5dは係合部、9は止
具ホルダ、9aは心棒、10はホルダシャフト、10b
は係合板、11は側面ヒンジ、17は底面ヒンジであ
る。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル下方に設けられ、止具を一定間
    隔に連結した連結止具をコイル状に巻回して収容し、本
    体に固定した固定マガジンと、固定マガジンに回動可能
    に取付けたドアマガジンとからなり、内部ほぼ中央に立
    設され係止部が軸方向に複数個設けられたホルダシャフ
    トと、ホルダシャフトを覆う形状をし係止部と係合可能
    な係合部を有する心棒をほぼ中央に設けた円盤型の止具
    ホルダとを備えた打込機のマガジンであって、 前記ドアマガジンを固定マガジンに回動可能に連結する
    ように前記固体マガジン側面に設けられた側面ヒンジ
    と、前記ホルダシャフトをホルダシャフト先端がハンド
    ルから離れるようにドアマガジン側に常時付勢する付勢
    手段と、前記ホルダシャフトをドアマガジン側に傾斜可
    な如く固定マガジンに連結するように固定マガジン底
    面に設けられた底面ヒンジ前記ホルダシャフト下部
    に側面ヒンジ付近まで延びる如く設けられた係合板と、
    側面ヒンジ近傍のドアマガジン底面に設けられ、ドアマ
    ガジンの閉じ操作時に係合板底面と当接する第2係合部
    とを備え、ドアマガジンの閉じ動作に連動して前記第2
    係合部と係合板との係合によりホルダシャフト初期位
    置に戻ようにしたことを特徴とする打込機のマガジ
    ン。
  2. 【請求項2】 止具を連結、巻回した連結止具を収納
    し、打込機本体のハンドルと止具が打出される射出部と
    の間に設けられたマガジンを、上面に連結止具の先端が
    載る円盤状の止具ホルダと、止具ホルダが回動可能に取
    付けられた固定マガジンと、固定マガジンに水平方向に
    回動可能に取付けられ、回動した時にハンドルから離れ
    るドアマガジンと、止具ホルダをドアマガジン側に付勢
    する付勢手段とにより構成した打込機のマガジンであっ
    て、 前記止具ホルダの底面より止具先端の前方に位置し、止
    具ホルダと一体となって回動するように設けられ、ドア
    マガジン側に延びた係合板と、ドアマガジンに設けら
    れ、ドアマガジンが閉じられる時に前記係合板と係合
    し、係合板を介して止具ホルダを付勢手段に抗して固定
    マガジン側に回動させる係合部とを備え、ド アマガジン
    を閉じる時に止具ホルダを固定マガジン側に回動させる
    ようにしたことを特徴とする打込機のマガジン。
  3. 【請求項3】上面に連結止具の先端が載る止具ホルダ
    と、止具ホルダが回動可能に取付けられた固定マガジン
    と、固定マガジンに水平方向に回動可能に取付けられ、
    回動した時にハンドルから離れるドアマガジンと、止具
    ホルダをドアマガジン側に付勢する付勢手段と、前記止
    具ホルダの底面より止具先端の前方に位置し、止具ホル
    ダと一体となって回動するように設けられ、ドアマガジ
    ン側に延びた係合板と、ドアマガジンに設けられ、ドア
    マガジンが閉じられる時に前記係合板と係合し、係合板
    を介して止具ホルダを付勢手段に抗して固定マガジン側
    に回動させる係合部とから構成され、ドアマガジンを閉
    じる時に止具ホルダを固定マガジン側に回動させるよう
    にしたマガジンを備えたことを特徴とする打込機。
JP10177397A 1997-04-18 1997-04-18 打込機及びそのマガジン Expired - Lifetime JP3397080B2 (ja)

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JPH10291169A JPH10291169A (ja) 1998-11-04
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI488718B (zh) * 2009-11-17 2015-06-21 Max Co Ltd Link the trunk of the fastener and the combing tool including the warehouse trunk

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI488718B (zh) * 2009-11-17 2015-06-21 Max Co Ltd Link the trunk of the fastener and the combing tool including the warehouse trunk

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