JP3396537B2 - 脂肪族ポリエステルまたは組成物の洗浄処理方法 - Google Patents

脂肪族ポリエステルまたは組成物の洗浄処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてグリコールと
脂肪族二塩基酸とから重縮合法で、または結合反応法を
追加して化学合成される脂肪族ポリエステルを温熱水お
よび/またはアルコールで洗浄処理することにより、該
ポリエステルの成形品の表面光沢性を持続させる方法お
よび樹脂のメルトフローレートを安定させる方法を提供
するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでに主としてグリコールと脂肪族
二塩基酸とから重縮合法で、数平均分子量10,000
以上の脂肪族ポリエステルを製造する方法は知られてい
る(例えば、特開平5−70566、特開平5−705
72および特開平5−310898など)。また、脂肪
族ポリエステルをカップリング剤を用いて結合反応法に
よって高分子量化して数平均分子量10,000以上の
ウレタン結合を含む脂肪族ポリエステルを製造する方法
も知られている(例えば、特開平4−189822、特
開平5−170891および特開平5−287043な
ど)。
【0003】これらの脂肪族ポリエステルは、射出成
形、中空成形、押出成形などにより、容器、ボトル、フ
ィルム、繊維、発泡体などに機械成形ができるととも
に、使用後に堆肥中、土中、海水中、下水中などの微生
物によって分解される特徴を有するので地球環境に極め
て有用な新素材であると期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の脂肪族ポリエ
ステルでウレタン結合を含まない種類も、含む種類もと
もに、その成形品を室温に放置すると、フィルムの場合
は約1週間後、また容器やボトルなどでは数週間後に、
それらの表面に曇り(ブリード、白化現象)が生じて表
面光沢性が消失するという問題が起った。
【0005】また、ウレタン結合を含む脂肪族ポリエス
テルの一部グレードは、そのペレットを70〜90℃で
乾燥したり、室温で長期間貯蔵すると溶融指数(メルト
フローレートMFR,JIS法 190℃,荷重2.1
6kg)が一般的に時間の経過とともに小さくなり、成形
加工性が悪くなり、また成形品の品質が変化するという
問題が生じた。
【0006】本発明は、これら脂肪族ポリエステル成形
品の表面光沢性が消失する問題と、ウレタン結合を含む
脂肪族ポリエステル(ペレットおよび成形品)のMFR
が低下する問題に着目し、それらを同一の手段を用いて
同時に解決することを本発明の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が対象とする脂肪
族ポリエステルは、全て重縮合反応を経由して化学合成
されたものであるため、残留モノマーおよび低分子量物
(オリゴマー)を含むものと予想され、定性分析によれ
ば主として環状2量体が検出されている。脂肪族ポリエ
ステルが成形加工されると、これら低分子量物特に環状
2量体が成形品内部から表面に移行して析出結晶化し、
表面光沢性を低下または消失させるものと判断した。
【0008】これらの低分子量物の発生防止または除去
は、化学合成過程では困難であるので、本発明者らは脂
肪族ポリエステルのペレットを温熱水またはアルコー
ル、またはそれらの混合物と特定条件で接触させて低分
子量物を抽出除去することにより、成形品の表面光沢性
が消失する問題を解決する方法を見出した。
【0009】ウレタン結合を含む脂肪族ポリエステル
は、ウレタン結合を含まずに末端が−OHである脂肪族
ポリエステルを2価または多価のイソシアネートを用い
て結合反応により合成されるものであるが、その際に微
量のイソシアネート基(−NCO)が未反応で残留する
ものと推定される(通常の赤外分析またはNMRで検出
できない程度に僅少である)。この残留イソシアネート
基が、ペレットまたは成形品の乾燥または保管中に末端
−OHである他のポリマーと徐々に反応することによっ
て高分子量化し、MFRを低下させたり品質を変化させ
るものと判断した。
【0010】本発明者は、ウレタン結合を含む脂肪族ポ
リエステルに含まれる残留イソシアネート基は、温熱水
またはアルコール、またはそれらの混合物とペレットを
特定条件で接触して、残留イソシアネートをアミンに変
換することにより、MFRの低下する問題を解決する方
法を見出した。
【0011】即ち、本発明によれば、脂肪族ポリエステ
ルのペレットを水酸基(−OH)を保有する溶剤と接触
処理することにより、成形品の表面光沢性の消失問題と
MFRの低下問題とを同時に解決することができた。
【0012】本発明が対象とする脂肪族ポリエステル
(I)は、(1)脂肪族(環状脂肪族を含む)グリコール
と(2)脂肪族(環状脂肪族を含む)ジカルボン酸(ま
たはその酸無水物)とを主成分とし、少量の(3)3価以
上の多価アルコール、多価オキシカルボン酸(またはそ
の酸無水物)、または3価以上の多価カルボン酸(また
はその酸無水物)の存在下または非存在下にエステル化
反応を行い、生成したポリエステルポリオール(A)を
触媒の存在下180〜280℃の温度および0.005
〜1mmHgの高真空化で脱グリコール反応を行って製造さ
れ、ヘキサフロロイソプロピルアルコール(HFIP
A)を溶媒としてGPCで測定した数平均分子量(M
n)が10,000以上、重量平均分子量(Mw)が2
0,000以上の一般式
【化1】 で示される樹脂、またはそれを主成分とする組成物であ
る。
【0013】また、本発明が対象とするウレタン結合を
含む脂肪族ポリエステル(II)は、(1)脂肪族(環状
脂肪族を含む)グリコールと(2)脂肪族(環状脂肪族
を含む)ジカルボン酸(またはその酸無水物)とを主成
分とし、少量の(3)3価以上の多価アルコール、多価
オキシカルボン酸(またはその酸無水物)、または3価
以上の多価カルボン酸(またはその酸無水物)の存在下
または非存在下にエステル化反応および脱グリコール反
応させて得られるヒドロキシル基末端を有する脂肪族ポ
リエステルポリオール(B)に、さらに2価以上の多官能
イソシアナートを反応させて得られる数平均分子量(M
n)が10,000以上、重量平均分子量(Mw)が2
0,000以上の一般式
【化2】 で示される樹脂、またはそれを主成分とする組成物であ
る。
【0014】脂肪族ポリエステルは、微量の酸化防止
剤、着色防止剤、紫外線吸収剤、染料、顔料、滑剤およ
び帯電防止剤など、また0.5〜40重量%の無機フィ
ラー例えばタルク、炭酸カルシウム、ガラス、マイラー
などを含むことも、または、全くそれらの添加剤を含ま
ないこともできる。
【0015】接触処理を受ける脂肪族ポリエステルは粉
末状またはペレット状であることが望ましいが、成形品
でも可能である。通常ペレットは、直径1〜8mm、長さ
1〜10mmの円柱形であるが、実用的な取扱いの容易さ
から直径2〜4mm、長さ2〜4mmが好ましい。もちろん
それ以外の形態、例えば四角柱形、まんじゅう形のもの
も使用可能である。粉末は洗浄効率は良いが、通常コス
ト高となる。
【0016】本発明における洗浄溶剤としては、純水、
アルコール類および水−アルコール混合物を使用するこ
とができる。アルコールとしては、メチルアルコール、
エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコ
ールおよび高級アルコール類またはそれらの混合物を使
用することができる。高級アルコール類の場合はペレッ
トの変形、溶出損失、残留臭などの問題があり、炭素数
1〜3個のアルコール類が好ましい。特に好ましいアル
コールは、取扱いの容易さ、価格、安全性などからメチ
ルアルコール、エチルアルコールおよびイソプロピルア
ルコールである。
【0017】脂肪族ポリエステルとの接触条件は、樹脂
のグレード、特に融点の高低、と洗浄剤の種類とによっ
て異なる。接触温度は、純水の場合に高く、高級アルコ
ールの場合に比較的低くすることが必要である。接触温
度が高い場合には、ペレットの互着、ペレットの白化、
ペレットの部分粉化などが起るので、そのままでは出荷
できなくなることが起り得る。
【0018】接触温度は、一般に脂肪酸ポリエステルの
融点の約10〜60℃以下、好ましくは20〜40℃以
下の温度が可能であり、通常は室温から90℃である。
例えば、融点120℃のポリブチレン・サクシネートP
BSUの場合、純水洗浄では90℃以下、イソプロピル
アルコール洗浄では80℃以下が好ましい。
【0019】接触時間は、脂肪族ポリエステルのグレー
ドと洗浄剤の種類と撹拌の状態などによって異なるが、
通常は2〜10時間で行われる。一般に、洗浄能力の小
さい純水の場合は長く、洗浄能力の大きい高級アルコー
ルの場合は短い。水−アルコール混合溶剤の場合は、そ
れらの中間的時間になる。本発明によれば、脂肪族ポリ
エステルのグレードに適応させた接触温度、時間、反応
器形状を選択し、アルコール−水混合溶剤で洗浄処理す
る場合が、操作が安全であり、ペレットの美観を保ち、
ポリマー損失が少なく、また結果的に成形品の表面光沢
性が保たれ、特にMFRの経時変化が少なくなることが
実証されている。
【0020】
【作用】本発明の脂肪族ポリエステルは、主にグリコー
ル類と脂肪族ジカルボン酸類との重縮合反応を経て合成
されるため、ポリマー中にモノマーまたはオリゴマーが
残留している。オリゴマーの内で特に環状2量体(シク
ロダイマー)が、結晶性ポリマー中を固相拡散してポリ
マー表面に析出・結晶化するのが、成形品の表面光沢性
の低下原因である。この拡散現象は、空気中の水分で加
速されることが偶然見出された。ポリマーが加水分解す
る恐れがあったが、ペレットを熱水で処理してシクロダ
イマーを水と置換して表面に追い出す方法が考案され
た。温熱水ではシクロダイマーの置換能力と溶解能力が
低いことが判り、水−アルコール混合溶剤から純アルコ
ール溶剤へと発明を展開させることができた。
【0021】ウレタン結合を含む脂肪族ポリエステル
は、通常の分析手段では検出できない微少量のイソシア
ネート基(−NCO)が残留しており、徐々に他のポリマ
ー末端−OHと結合して、超高分子量ポリマーを生成し
てMFRを低下させると推定した。従って、もし、この
残留−NCOを水酸基を含有する水およびアルコールと
反応させて安定なウレタン結合に変換できれば、MFR
は安定化すると推定した。
【化3】
【0022】
【実施例】次に本発明の理解を助けるために、以下に実
施例を示す。
【0023】なお、メルトフローレートMFRの測定は
JIS法K7210−1976のA法操作(手動切取り
法)の条件4(試験温度190℃、試験荷重2.16kg
f、ポリエチレンおよびポリプロピレンなど用)に従っ
た。測定試料は、ペレットまたは切断小片を、予め所定
条件で乾燥したものを使用した。特に、ことわらない限
りは安定剤ほかの添加剤を通常1重量%以下程度含んで
いる。
【0024】数平均分子量および重量平均分子量などの
測定は、次のようにGPC法によった。 使用機種:Shodex GPC SYSTEM-11(昭和電工社製) 溶離液 :HFIP(ヘキサフロロイソプロパノール)/2
mM CF3 COONa サンプルカラム:HFIP-800PおよびHFIP-80M×2本 リファレンスカラム:HPIP-800R×2本 ポリマー溶液 : 0.1wt%、200μl 操作条件:液流量 1.0ml/分、カラム温度40℃、圧力30
kg/cm2 検出器 :Shodex RI、分子量スタンダード:PMMA(Shod
ex STANDARD M-75)
【0025】フィルムの曇り(ブリード、白化現象)
は、次のように光線透過率測定法によった。 使用機種:島津分光光度計UV-120-02 透過率測定波長 : 500nm プレス・フィルム:成形温度 180℃、予備加熱1分間、
100kg/cm2 加圧30秒プレス・フィルムは、通常約 120
μmの厚みを持ち、未延伸であり、結晶化度が低い。こ
れを、柴山科学器械製作所のフィルム成形機にて室温に
て一軸方向に2倍延伸し、より透明な厚み約60μmのフ
ィルム(延伸)を製作した。
【0026】実施例1 高分子量脂肪族ポリエステルポリオール(I−1)の合
成 エステル化反応によるポリエステル(A−1)の合成 70リットルの反応器を窒素置換してから、1,4−ブ
タンジオール21.8kg(105モル%)と無水コハク
酸23.1kg(100モル%)とトリメチロールプロパ
ン0.16kg(0.5モル%)を仕込んだ。窒素気流下
に温度を上昇して後、温度192〜220℃、撹拌速度
80rpm にて4.4時間脱水縮合によるエステル化反応
を行った。生成した脂肪族ポリエステル(A−1)は、
酸価が10.5mg/g、数平均分子量(Mn)が4,9
00、また重量平均分子量(Mw)が21,200であ
った。
【0027】脱グリコール反応によるポリエステル(I
−1)の合成 引続いて、常圧の窒素気流下に触媒のチタニウム・テト
ライソプロポキサイド4.0g(ポリマー100部に対
して0.01部)を添加した。温度を215〜220℃
にし、真空オイルポンプにて15〜2mmHgの真空下に
2.5時間、第1次の脱グリコール反応を行った。さら
に、この反応系を上記の温度で2mmHgの真空度にしてか
ら、ドイツ・リーチェリー社製真空ポンプに切替えて
0.9〜0.2mmHgの高真空下に撹拌速度を80rpm か
ら徐々に低速度にしながら14時間、第2次の脱グリコ
ール反応を行った。
【0028】反応釜を窒素で3気圧に加圧して樹脂を排
出し、笠松化工研究所製の35mm直径のニーダールーダ
ーにて水冷方式でペレット化をした。このポリエステル
は、凝縮水と余剰グリコールの理論量5.2kgを除くと
理論収量が39.8kgであったが、得られたペレットの
良品収量は約35kgであった。高分子量脂肪族ポリエス
テル(I−1)は、90℃で6時間真空乾燥して後、次
の基本物性値:MFR30g/10分、Mn28,60
0、Mw119,200、融点114℃、密度1.26
g/cm3 を示した。
【0029】ポリエステル(I−1)のペレットの洗浄
処理および表面光沢性の評価 ポリエステル(I−1)のペレット(円柱形:直径約4m
m×長さ約4mm)100gを、1リットルのガラスフラス
コに入れ、工業用イソプロピルアルコール(IPA)5
00ccとともに80℃で3時間撹拌した。フラスコを水
冷して30℃以下で、ペレットをアルコールから分離し
て後に、90℃で5時間真空乾燥をした。
【0030】未処理ペレットおよびイソプロピルアルコ
ール(IPA)洗浄処理ペレットの各2gから夫々のプ
レス・フィルム(厚み約120μm)を作成した。フィ
ルムの一端をクリップで鋏み、20℃の恒温室内の針金
に吊した。各フィルムの初日と6日後の光線透過率を測
定した。6日後の光線透過率の低下度は、洗浄処理をし
ない比較例1と共に下記の通りであり、洗浄処理により
曇りの発生が防止された。目視による表面光沢性の低下
と光線透過率の低下が良く一致した。
【0031】
【表1】
【0032】実施例2 高分子量脂肪族ポリエステルポリオール(I−2)の合
成 実施例1と同様な操作に準じ、原材料を変えて行った。
撹拌機、分溜コンデンサー、温度計を付した2リットル
のセパラブルフラスコに、エチレングリコール426g
(105モル%)、グリセリン3.0g(0.5モル
%)、コハク酸771g(100モル%)、テトライソ
プロピルチタネート0.10g(0.01部)を仕込
み、窒素ガス気流中、200〜240℃で8.5時間エ
ステル化して酸価9.4とした。このエステル化反応に
よる脂肪族ポリエステルポリオール(A−2)の分子量
は、Mn8,130およびMw17,320であった。
【0033】引続いて、脱グリコール反応に移り、温度
240〜260℃、真空度2〜0.2mmHgにて5時間行
った。ニーダールーダーにてペレット化した。理論エス
テル量945gに対し、ペレットの良品回収量は約65
0gであった。このポリエステルポリオール(I−2)
は、MFR24g/10分、Mn56,820、Mw2
02,900、融点104℃および密度1.32g/cm
3 であった。
【0034】ポリエステル(I−2)のペレットの洗浄
処理および表面光沢性の評価 実施例1に準じた操作により、ポリエステル(I−2)
のペレット100gをメタノール500ccにて60℃で
5時間撹拌下に洗浄処理をした。結果は表2に示した
が、洗浄処理品は6日後も表面光沢性が良好に保たれ
た。
【0035】
【表2】
【0036】実施例3 ウレタン結合を含む脂肪族ポリエステル(II−1)の合
成 重縮合反応によるポリエステル(B−1)の合成 70リットルの反応器を窒素置換してから、1,4−ブ
タンジオール20.0kg(105モル%)とコハク酸2
5.0kg(100モル%)を仕込んだ。窒素気流下に温
度を上昇して後、温度195〜225℃、撹拌速度80
rpm にて4時間、さらに窒素を停止して15〜5mmHgの
減圧下に8時間にわたり脱水縮合によるエステル化反応
を行った。引続いて、常圧の窒素気流下に触媒のチタニ
ウム・テトライソプロポキサイド3.6g(ポリマーの
100部に対して0.01部)を添加した。温度を上昇
して後に、215〜220℃で5〜0.2mmHgの真空下
に10時間脱グリコール反応を行った。採取されたサン
プルは、Mnが16,700、またMwが32,300
であった。このポリエステル(B−1)は、凝縮水と余
剰グリコールの理論量8.6kgを除くと理論収量が3
6.4kgであった。
【0037】結合反応によるポリエステル(II−1)の
合成 ポリエステル(B−1)36.4kgを含む反応器に脱色剤
として亜燐酸を9.1g(0.025部)、抗酸化剤と
してIRGANOX B225を36g(0.1部)お
よび滑剤としてステアリン酸カルシウム36g(0.1
部)を加えて、約30分間撹拌を続けた。次にヘキサメ
チレンジイソシアネート437g(1.2部)を添加し
て180〜200℃で1時間カップリング反応を行っ
た。この反応混合物をニーダールーダーにて水中に押出
し、カッターで切断してペレットにした。このポリエス
テル(II−1)の良品収量は、約36kgであった。90
℃で6時間を真空乾燥して後、ポリエステル(II−1)は
次の基本物性値:MFR14.4g/10分、Mn3
3,400、Mw86,800、融点114℃、密度
1.26g/cm3 を示した。
【0038】ウレタン結合を含むポリエステル(II−
1)のペレットの洗浄処理の表面光沢性の評価 100リットルのステンレス・スチール製バットに白色
ペレット(II−1)30kg、イソプロピル・アルコール
(IPA)54リットルおよびイオン交換水5.7リッ
トル(88/12重量%の共沸混合物)を投入し、外部
より70〜85℃の温水(内温68〜72℃)で約3時
間ゆっくりした撹拌下に洗浄処理をした。ペレットを洗
浄剤から濾別し、約70℃の温水60リットルで30分
間追加洗浄をした。ペレットを濾別して後に、除湿空気
の熱風乾燥器にて90℃一夜乾燥した。なお、一夜室温
放置された洗浄液から白色粉末が沈降したので、濾別回
収したら41g(0.14重量%)が得られた(環状2
量体が主成分であった)。
【0039】洗浄処理されたペレットのMFRは、1
4.0g/10分で、未処理の14.3に比べて測定誤
差範囲で同一であった。洗浄処理品のフィルム(未延
伸)の表面光沢性は6日後も良好に保たれた(表3)。
【0040】
【表3】
【0041】実施例4 前記の実施例3においてポリエステル(II−1)のペレッ
トの洗浄処理を、イオン交換水のみを使用し、90℃で
8時間の撹拌下の処理を行った。フィルム(未延伸)の
6日後の表面光沢性は、良好であった(表3)。また、
洗浄品(例4)および未洗浄品(比較例3)の光線透過
率低下度の経日変化は図1のようであった。
【0042】実施例5,実施例6 ウレタン結合を含む脂肪族ポリエステル共重合体(II−
2)の合成 重縮合反応によるポリエステル共重合体(B−2)の合
成 実施例3において1,4−ブタンジオール21.7kg
(105モル%)とコハク酸21.6kg(80モル%)
とアジピン酸6.7kg(20モル%)を原材料として仕
込んだ以外は同様に行った。凝縮水と余剰グリコールの
理論量9.3kgを除くと、理論エステル収量は40.7
kgとなる。エステル化反応後の分子量は、Mn5,20
0およびMw9,000であり、また脱グリコール反応
後は、Mn16,500およびMw43,000であっ
た(ポリエステルB−2)。
【0043】結合反応によるポリエステル共重合体(II
−2)の合成 ポリエステルB−2を、亜燐酸0.025部、B225
の0.1部、ステアリン酸カルシウム0.1部の存在下に
ヘキサメチレンジイソシアネート0.91部(370
g)と反応させ、ニーダールーダーにてペレット化を
し、ポリエステル(II−2)35kgを得た。真空乾燥後
の基本物性値は、MFR10.2g/10分、Mn3
3,600、Mw125,000、融点96℃、密度
1.18g/cm3 であった。
【0044】ウレタン結合を含むポリエステル共重合体
(II−2)の洗浄処理の表面光沢性の評価 (実施例5)未延伸プレスフィルム 実施例1に準じた操作法にて、ペレット(II−2)10
0gを、500ccのメタノールで50℃で3時間撹拌下
に洗浄処理をした。6日後の表面光沢性は比較例4の未
処理に比べて良好であった。
【0045】
【表4】
【0046】(実施例6)延伸フィルム 前記の実施例5の未延伸フィルムを一方向に約2倍に延
伸して得た厚み約60μmの透明フィルムは、メタノー
ルで50℃3時間洗浄処理をした例6と未洗浄の比較例
5の光線透過率低下度が、図2のように経日変化をし
た。即ち、透明性配向フィルム(延伸)は、ペレット洗
浄処理により、表面光沢性が保持された。
【0047】実施例7〜実施例11 ウレタン結合を含む脂肪族ポリエステル(II−3)の合
成 実施例3とほぼ同一条件にてポリブチレン・サクシネー
トからなるポリエステルポリオール(B−3)の理論量
36.4kgを得た。引続いて、実施例3とほぼ同一条件
であるが、ヘキサメチレンジイソシアネート量を増加さ
せて(437g、1.2部)、180〜210℃で3時
間、結合反応を行った。ニーダールーダーにより水冷し
てペレット化し、白色の高分子量脂肪族ポリエステル
(II−3)の良品ペレット約29kgを得た。除湿空気に
よる80℃・17時間の乾燥後は、MFR4.86g/
10分、Mn67,700、Mw170,000および
融点114.2℃であった。
【0048】洗浄処理によるペレットのMFRの安定化
試験 実施例1のペレット洗浄方法に従って、各ペレット10
0gを夫々約500ccの洗浄液で80または90℃で3
時間撹拌した。洗浄液を濾別し、90℃で3時間真空乾
燥をして、ペレットAとした。ペレットAを5分割して
各20gとし、チャック付きポリエチレンの二重袋に入
れて、40℃の恒温槽に保管し、4週間目のものをペレ
ットBとした。所定時間におけるペレットのMFR(1
90℃、2.15kg荷重)を測定した。
【0049】表5に洗浄処理条件の異なるペレットA
(前記の夫々の真空乾燥直後)とペレットB(40℃・
4週間後)のMFRとその変化率を示した。未洗浄ペレ
ットは、変化率2.6倍と大きかったが、洗浄処理ペレ
ットは目標範囲(1.5倍以下)であった。
【0050】図3に未洗浄ペレット(比較例6)と実施
例7のMFRの40℃・1週間〜4週間の経時変化を示
したが、メタノール洗浄を一例とするペレットのMFR
は安定化された。
【0051】
【表5】
【0052】実施例12〜17 ウレタン結合を含む脂肪族ポリエステル(II−4)の合
成 前記の実施例7とほぼ同一条件にてポリブチレン・サク
シネートからなるポリエステルポリオール(B−4)の
理論量36.4kgを得た。135℃におけるトキメック
回転粘度計の粘度は1,290ポイズであった。次に、
ヘキサメチレンジイソシアネート量をさらに増加させて
(546g、1.5部)、180〜200℃で3時間、
結合反応を釜内にて行った。水中押出しで得られた白色
の良品ペレットの高分子量脂肪族ポリエステル(II−
4)は34.5kgであった。除湿空気による90℃で3
日間の乾燥後は、MFR0.62g/10分、Mn7
6,900、Mw265,000、融点114.3℃お
よび再結晶化温度91.3℃であった。
【0053】白色ペレットをさらに90℃で5日間(合
計8日間)乾燥し、比較例7のペレットとした。次に、
実施例として下記の洗浄処理と乾燥を行い、MFR(1
90℃、荷重2.16kg)の6分(標準)、30分,6
0分後の測定を行った。即ち、ペレット各10gをステ
ンレス金網に入れ、洗浄液各20ccに室温28℃で24
時間浸漬し、液を切ってから90℃で3時間真空乾燥を
し、デシケータ内で10分以上冷却した。
【0054】表6に結果をまとめたが、190℃のメル
トインデックサー内では残留イソシアネート末端とポリ
マーのOH末端とが6〜60分間にて結合反応を行いさ
らに超高分子量物が生成してMFR値を低下させること
が示された。しかし、実施例15によれば純水70/メ
タノール30容量比の洗浄液にペレットを1昼夜浸漬す
れば、MFRが最も安定化することが判明した。また、
実施例16によれば、メタノールのみの洗浄では、ポリ
マー内にメタルーノが残留しMFRをむしろ上昇させ
た。しかし、実施例17によれば、実施例16のペレッ
トをさらに90℃で3時間(合計6時間)乾燥すれば、
残留メタノールが減少し、MFRが比較的安定化するこ
とも示された。
【0055】
【表6】
【0056】実施例18 前記の実施例5のポリエステル共重合体(II−2)5
2.5kgとタルク22.5kg(30重量%)をヘンシェ
ルミキサーに入れ、730rpm にて5分間混合した。
(株)マクロスの単軸65mm直径押出機NVC−65S
Gを使用し、下記の条件にて混練をして、水冷方式にて
白色ペレット化し、良品ペレット74kgを得た。 スクリュー形状 :バリヤータイプ スクリュー回転数:100rpm 設定温度 :C1 〜C6 ,D 160℃ ベント :1段,20mmHg 押出し実績:樹脂温度203〜208、同圧力12〜33kg/cm
2 、吐出量59kg/h MFR :8.3g/10分
【0057】実施例3の洗浄処理操作に準じて、白色ペ
レット(II−2)30kg、IPA54リットル/水5.
7リットルを混合し、内温50℃、6時間ゆっくり撹拌
して後、ペレットを濾過した。50℃、60リットルの
温水でリンスし、ペレットを分離した。70℃、4時間
で真空乾燥した。
【0058】白色ペレットを射出成形法にて3.2mmの
厚板に成形した。一週間後の表面光沢は、洗浄処理品が
良好で、未洗浄品は不良であった。
【0059】
【発明の効果】本発明によって洗浄処理された高分子量
脂肪族ポリエステルは、射出成形、中空成形、押出成形
などによりフィルム、シート、モノフィラメント、マル
チフィラメント、不織布、フラットヤーン、ステーブ
ル、捲縮繊維、並び繊維、筋付きテープ、スプリットヤ
ーン、複合繊維、ラミネート、ブローボトル、板、延伸
シート、発泡体などの成形品として表面光沢性が持続さ
れ、かつ樹脂および成形品のMFRも安定的に保持され
ることができる。その際樹脂に滑剤、着色剤、他ポリマ
ー、離型剤、フィラー、補強剤などを必要に応じて混合
使用できることは勿論である。
【0060】さらに、本発明の洗浄処理された高分子量
脂肪族ポリエステルは、生分解性を有しており、土中の
バクテリアによって2ケ月〜2年で大部分が生分解する
特性があり、地球環境衛生上極めて有用なポリマーであ
る。従って、今後ショッピングバック、ゴミ袋、農業用
フィルム、化粧品容器、洗剤容器、飲料容器、釣り糸、
漁網、ロープ、結束材、手術糸、衛生用カバーストック
材、保冷箱、クッション材および食品包装などの用途に
大いに期待される。特に、カップリング剤の多価イソシ
アネートまたは酸化防止剤、滑剤およびカップリング触
媒などを含まない高純度無添加樹脂は、食品包装材料、
医療用容器などの用途に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例4において、ウレタン結合を含むポリブ
チレン・サクシネート系の高分子量脂肪族ポリエステル
(II−1)の未洗浄品(比較例3)と熱湯による洗浄品
(例4)とのプレスフィルム(未延伸)について、20
℃の恒温室における6日間の光線透過率の低下度の変化
を示す。
【図2】実施例6において、ウレタン結合を含むポリブ
チレン・サクシネート共重合体系の高分子量脂肪族ポリ
エステル(II−2)の未洗浄品(比較例5)とメタノー
ルによる洗浄品(例6)とのプレスフィルム(2倍延
伸)について、20℃の恒温室における6日間の光線透
過率の変化を示す。
【図3】実施例7において、ウレタン結合を含むポリブ
チレン・サクシネート系の高分子量脂肪族ポリエステル
(II−3)の未洗浄品(比較例6)とメタノールによる
洗浄品(例7)とのペレットのMFR(190℃、2.
16kg荷重)について、40℃・4週間の変化を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−284915(JP,A) 特開 平5−287043(JP,A) 特開 平5−310898(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 63/00 - 63/91

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)脂肪族(環状脂肪族を含む)グリ
    コールと(2)脂肪族(環状脂肪族を含む)ジカルボン
    酸(またはその酸無水物)とを主成分とし、少量の
    (3)3価以上の多価アルコール、多価オキシカルボン
    酸(またはその酸無水物)、または3価以上の多価カル
    ボン酸(またはその酸無水物)の存在下または非存在下
    にエステル化反応を行い、生成したポリエステルポリオ
    ール(A)を触媒の存在下180〜280℃の温度およ
    び0.005〜1mmHgの高真空化で脱グリコール反応さ
    せて得られる数平均分子量が10,000以上の脂肪族
    ポリエステルポリオール(I)またはそれを主成分とす
    る組成物について、粉末、ペレットまたは成形品の状態
    にて(i)純水、または(ii)純水およびアルコール、
    または(iii)純アルコール類とを脂肪族ポリエステルポ
    リオールの融点より10〜60℃以下の温度にて接触さ
    せることによる、脂肪族ポリエステルポリオールまたは
    組成物の洗浄処理方法。
  2. 【請求項2】 (1)脂肪族(環状脂肪族を含む)グリ
    コールと(2)脂肪族(環状脂肪族を含む)ジカルボン
    酸(またはその酸無水物)とを主成分とし、少量の
    (3)3価以上の多価アルコール、多価オキシカルボン
    酸(またはその酸無水物)、または3価以上の多価カル
    ボン酸(またはその酸無水物)の存在下または非存在下
    にエステル化反応および脱グリコール反応させて得られ
    るヒドロキシル基末端を有する脂肪族ポリエステルポリ
    オール(B)に、さらに2価以上の多官能イソシアナー
    トを反応させて得られる数平均分子量10,000以上
    のウレタン結合を含むポリエステルポリオール(II)ま
    たはそれを主成分とする組成物について、粉末、ペレッ
    トまたは成形品の状態にて、(i)純水、または(ii)純
    水およびアルコール、または(iii)純アルコール類とを
    脂肪族ポリエステルポリオールの融点より10〜60℃
    以下の温度にて接触させることによる、脂肪族ポリエス
    テルポリオールまたは組成物の洗浄処理方法。
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