JP3396216B2 - リニアモータの製造方法 - Google Patents

リニアモータの製造方法

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JP3396216B2
JP3396216B2 JP2001083064A JP2001083064A JP3396216B2 JP 3396216 B2 JP3396216 B2 JP 3396216B2 JP 2001083064 A JP2001083064 A JP 2001083064A JP 2001083064 A JP2001083064 A JP 2001083064A JP 3396216 B2 JP3396216 B2 JP 3396216B2
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恒彦 山崎
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恒彦 山崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工機をは
じめとする各種工作機械での送りなど駆動箇所に採用さ
れるリニアモータにおいて、正確な送り制御が可能なリ
ニアモータを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工機をはじめとする各種工作機
械において、ワークに対する加工ヘッドなどの送り駆動
用としてリニアモータを採用したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなリニアモー
タにおいては、更に正確な送りを実現できるものが望ま
れている。
【0004】そこで本発明は上記事情に鑑み、正確な送
りを実現できるリニアモータを製造する方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のうち請求項1は、固定子(51)及び移動子
(60)を備えるリニアモータ(50)の製造方法にお
いて、前記固定子の製造は、磁気を有する板状のワーク
の、コイル通過空間(S)に対向又は背向する形となる
表裏両面を研磨し、該研磨された前記板状のワークから
同一形状の複数のマグネット部材(56)を切り出し、
切り出された前記複数のマグネット部材を、既に研磨さ
れた前記表裏を介して積層させ、積層させた状態で前記
複数のマグネット部材の縁端部(56b)を一括研磨す
る第1の手順と、非磁性体からなる板状のワークの、コ
イル通過空間に対向又は背向する形となる表裏両面を研
磨し、該研磨された前記板状のワークから同一形状の複
数のスペーサ部材(57)を切り出し、切り出された
記複数のスペーサ部材を、既に研磨された前記表裏を介
して積層させ、積層させた状態で前記複数のスペーサ部
材の縁端部(57b)を一括研磨する第2の手順と、
グネット保持溝内で前記マグネット部材とスペーサ部材
を、前記研磨された表裏両面を介して、表面が前記コイ
ル通過空間に対向する形で設けると共に、前記マグネッ
ト部材とスペーサ部材を前記一括研磨した縁端部で互い
に当接位置決めさせることにより、前記マグネット部材
とスペーサ部材を直線移動方向に交互に配置する第3の
手順とを有し、前記第1及び第2の手順を任意の順序で
行った後、前記第3の手順を行うことを特徴とする。
【0006】また本発明のうち請求項2は、前記移動子
は、コイル(62)と、前記マグネット部材により前記
コイルに生じる誘導電圧に基づいて前記固定子に対する
移動子の位置を検出する位置検出手段(30)と、を有
することを特徴とする。
【0007】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち請求項
1によれば、複数のマグネット部材を積層させた状態で
一括研磨し、複数のスペーサ部材を積層させた状態で一
括研磨するので、複数のマグネット部材及び複数のスペ
ーサ部材は同一の形状及び寸法を有した部材となる。仮
に研磨時に誤差があったとしても、この誤差は複数のマ
グネット部材及び複数のスペーサ部材において平等に生
じるものなので、複数のマグネット部材及び複数のスペ
ーサ部材には寸法及び形状における個体差が殆ど生じな
い。これにより正確な送りを実現できるリニアモータが
提供される。
【0009】また本発明のうち請求項2によれば、複数
のマグネット部材及び複数のスペーサ部材には寸法及び
形状における個体差が殆ど生じない均一なものなので、
位置検出手段による位置検出は正確に行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】<レーザ加工機の全体構成>図1
はレーザ加工機の一例を示す斜視図である。本実施形態
のレーザ加工機1は、図1に示すようにフレーム2を有
し、該フレーム2には、上面に加工すべきワーク(図示
せず)が設置自在になったテーブル3(一点鎖線で示
す)が設けられている。また、フレーム2にはテーブル
3の上方に位置する形で水平なX軸方向に伸延するX軸
レール5が設けられている。X軸レール5には移動体6
が、該X軸レール5に係合して、該X軸レール5に沿っ
てX軸方向(直線移動方向)に移動自在に吊下されて支
持されている。また、X軸レール5側に対して移動体6
を、X軸方向に沿って移動駆動位置決めするリニアモー
タ式の駆動装置50Aが、上記フレーム2と移動体6と
の両者に亘って設けられている。駆動装置50Aの詳細
については後述する。
【0011】移動体6にはコラム7が固設されており、
コラム7には前記テーブル3の上方に位置する形で、水
平で、しかも上記X軸とは直交する水平なY軸方向に伸
延したY軸レール9が設けられている。Y軸レール9に
はヘッドユニット10が、該Y軸レール9に係合して、
該Y軸レール9に沿ってY軸方向(直線移動方向)に移
動自在に設けられている。また、Y軸レール9側に対し
てヘッドユニット10を、Y軸方向に沿って移動駆動位
置決め自在なリニアモータ式の駆動装置50Bが、上記
コラム7とヘッドユニット10との両者に亘って設けら
れている。駆動装置50Bの詳細については後述する。
【0012】ヘッドユニット10は、下方に向けてレー
ザ光LZを射出自在なトーチ11と、該トーチ11を上
下方向であるZ軸方向に移動駆動位置決め自在なボール
ネジ装置等のZ軸移動駆動手段12等、を備えている。
図示しないレーザ発振装置からトーチ11までは、該レ
ーザ発振装置で発振したレーザ光を伝送するレーザ経路
20が設けられている。
【0013】<駆動装置の構成>図2は駆動装置の詳細
を示す断面図、図3(a)は図2のX1−Y1断面図、
図3(b)は図3(a)のX2−Y2断面図である。上
述した駆動装置50A,50Bは、図2に示すように、
いずれも固定子51と移動子60から構成されるリニア
モータ方式の駆動装置である。従って、駆動装置50
A,50B相互の差異はサイズや設置場所等だけであ
り、両者50A,50Bは質的に同じものであるので、
これら駆動装置50A,50Bを駆動装置50と総称し
て一括説明する。
【0014】[固定子の構成]駆動装置50の固定子5
1は、図2及び図3に示すように、レール(X軸レール
5或いはY軸レール9)が設けられた支持部材47(フ
レーム2或いはコラム7)に固設され、上記レールに平
行な直線移動方向である図3の矢印C,D方向(図2で
は紙面奥手前方向)に伸延した形状のベース部52を有
している。ベース部52には、断面(図2参照)が櫛歯
状になる形で突出した3個の櫛歯状突出部53が、直線
移動方向(矢印C,D方向)に沿って筋状に形成されて
おり、これら櫛歯状突出部53は直線移動方向に対する
交差方向である図2の矢印A,B方向において略等間隔
で並んでいる。矢印A,B方向に隣接する櫛歯状突出部
53,53間には後述するコイルユニット63が直線移
動方向に通過自在なコイル通過空間Sが形成されてい
る。なお、固定子51と支持部材47とは別部材になっ
ているので該固定子51の製造は容易に行える。
【0015】各櫛歯状突出部53のうちコイル通過空間
Sに面した箇所には、図2及び図3に示すようにマグネ
ット保持溝54が、直線移動方向に伸延し、かつ該コイ
ル通過空間Sに開口する開口部54bを有して形成され
ており、該マグネット保持溝54には板状に形成された
複数のマグネット56及び板状に形成された非磁性体で
ある複数のスペーサ57が、表面をコイル通過空間Sに
向けた状態で挿入され保持されている。複数のマグネッ
ト56は全て同じ寸法及び形状の略平行四辺形板面をも
つ板部材であり、複数のスペーサ57も全て同じ寸法及
び形状の略平行四辺形板面をもつ板部材である。
【0016】各マグネット保持溝54に保持された複数
のマグネット56及びスペーサ57については、図3に
示すように、表面極性(N/S)が異なる2種類のマグ
ネット56が、スペーサ57を挟んで直線移動方向に交
互に配置されており、各マグネット保持溝54に保持さ
れるこれらマグネット56及びスペーサ57により直線
移動方向に伸延したマグネット列560が構成されてい
る。なお図2に示すように、直線移動方向に対する交差
方向(矢印A,B方向)に対向するマグネット列56
0,560間では、マグネット56,56が該交差方向
に一対一で整合対向して配置されていると共に、互いに
対向するマグネット56,56の表面極性(N/S)に
ついては、異なる極性どうしが対向するように配置され
ている。
【0017】マグネット56及びスペーサ57は上述し
たように略平行四辺形板面を有している。即ち、マグネ
ット56は直線移動方向に対向する側部56b,56b
を、スペーサ57は直線移動方向に対向する側部57
b,57bをそれぞれ有しており、マグネット列560
を形成する複数のマグネット56及びスペーサ57は、
前記側部56b,57bを直線移動方向に対して傾斜さ
せて配置している。このように傾斜配置することによ
り、後述する移動子60の前進/後進駆動制御を固定子
側の構成により可能としている。
【0018】マグネット支持溝54の開口部54bにお
ける両側(図2及び図3の上側及び下側)には、該開口
部54bの開口中央に向けて突出形成された突出部54
a,54aが設けられており、上述したマグネット56
及びスペーサ57は、該突出部54a,54aとマグネ
ット支持溝54の奥部54cとの間で挟持されて保持さ
れている。更に、マグネット56及びスペーサ57の裏
面とマグネット支持溝54の平坦な奥部54cとの間は
接着剤により接着されている。
【0019】マグネット保持溝54の前記突出部54
a,54a間の幅Wは、該マグネット保持溝54の開口
方向(コイル通過空間Sに向かう方向)に向かって小さ
くなっている。即ち、図2に示すように突出部54aの
断面が傾斜している。これにより、マグネット56が吸
引力(後述)によりマグネット保持溝54の開口方向に
向かって力を受けても、該マグネット56は上記突出部
54a,54a間で締付けられる形でその移動が阻止さ
れ、該マグネット56は確実に固定保持される。なお図
2に示すように、突出部54aの断面形状に合わせて、
マグネット56のうち突出部54aに当接する部分56
aも傾斜した断面形状に加工している。
【0020】なお本実施形態では、マグネット56を確
実に保持するためのマグネット保持手段として突出部5
4aを例示したが、マグネット保持手段は上記突出部5
4aのようなものだけに限定されない。例えば、マグネ
ット保持手段としてボルトのような締結部材を採用可能
であり、この締結部材によりマグネット56の表裏を貫
通して該マグネット56をマグネット保持溝54の奥部
54cに固定してもよい。また、上記突出部54aは断
面が傾斜しない形で形成してもよい。マグネット56と
マグネット保持溝54の奥部54cとの接着も任意であ
る。
【0021】上記櫛歯状突出部53の突出した先端側は
ベース部52側に対して着脱自在となったクランプ59
となっており、該クランプ59は上記突出部54aの一
方(図2及び図3に示す下側の突出部54a)を含んで
いる。このクランプ59を取外すことにより櫛歯状突出
部53のマグネット保持溝54は側方(図2及び図3に
示す下方)に開口するようになっている。従って、マグ
ネット56やスペーサ57の着脱は該クランプ59を取
外した状態で容易に行うことができる。なお、櫛歯状突
出部53においてクランプ59を着脱できる構成は一例
であって、櫛歯状突出部53を部分的に着脱されない一
体部材で構成することも当然可能である。
【0022】なお上記櫛歯状突出部53とベース部52
とは一体的に形成されている。例えば本実施形態では、
櫛歯状突出部53のうちクランプ59以外の部分と、ベ
ース部52とは同一部材により構成されている。これに
より、マグネット56どうしの磁力による吸引力は、一
体的なる櫛歯状突出部53とベース部52とにおいて確
実に支持される。また上記櫛歯状突出部53は部材形状
の観点から表現されたものであるが、マグネット列56
0を支持するという機能の観点から表現するとマグネッ
ト列支持部55であると言い換えることができる。
【0023】本実施形態では、図2に示すように3個の
櫛歯状突出部53があり、図2中左右両側の櫛歯状突出
部53はいずれも、一方にのみマグネット列560を支
持する1つのマグネット列支持部55となっている。図
2中中央の櫛歯状突出部53は、左右両側にマグネット
列560,560を支持するものであり、2つのマグネ
ット列支持部55を1部材で兼用したものとなってい
る。つまり図2の例では、マグネット列支持部55が二
対設けられている。
【0024】2つのマグネット列支持部55を1部材で
兼用することにより、部材の節約及び装置の小型・軽量
化が実現すると共に、1部材の両側にマグネット56が
保持されるので、リニアモータの駆動に際して、これら
マグネット56を介してマグネット列支持部55,55
に対称的に作用する力は1部材において相殺され、図2
中央の櫛歯状突出部53の変形が防止されると共に、こ
れらマグネット56に作用する吸引力・反発力(通常、
吸引力が反発力に比して大幅に大きい)に伴うベース部
52での曲げモーメントは作用しないので、ベース部5
2の変形も防止されている。これにより櫛歯状突出部5
3の強度設計は兼用無しの場合に比べて容易になる。ま
た、マグネット列支持部55の兼用が無い、図2左右両
側の櫛歯状突出部53、53とベース部52との間に
は、図2に示すように、櫛歯状突出部53の図中上下の
幅W、即ちマグネット列560の幅を利用した形でリブ
52aが設けられ補強されている。
【0025】このように、固定子51のマグネット56
が装着される櫛歯状突出部53を、フレームとしての支
持部材47に直接装着するのではなく、支持部材47に
対して分離された形のベース部52に形成し、更に複数
の櫛波状突出部53の内、図2の断面における両端部の
櫛歯状突出部53,53を除く中央部に配置された1個
以上の櫛歯状突出部53については、マグネット56に
作用する吸引力・反発力を全てうち消す形で処理し、そ
の両端部に関する櫛歯状突出部53,53についての
み、リブ52aにより補強するようにしたので、固定子
51の補強を、簡単な構成で行うことが出来、支持部材
47の剛性をことさらに向上させる必要はない。
【0026】しかも、図2両側の櫛歯状突出部53につ
いての補強は、マグネット列560の幅を利用した形で
行うことが出来るので、効率的な補強構造の採用が可能
であり、ベース部52を含めた固定子51を軽量小型化
することが出来る。なお、従来は、支持部材47にマグ
ネット56をろう付けなどにより直付けしていたので、
マグネット56に作用する吸引力・反発力はうち消され
ることなく全て支持部材47に作用し、その吸引力・反
発力に対抗するには、支持部材47そのものを補強する
しかなく、必然的にその補強は大がかりなものとなって
いた。
【0027】図9は、別の実施形態による駆動装置を示
す断面図である。図2の例ではマグネット列支持部55
が二対であるが、マグネット列支持部55は少なくとも
一対あればよい。例えば、図9に示すようにマグネット
列支持部55を一対だけ設けて固定子51を構成するこ
とも可能である。また図示しないが、マグネット列支持
部55を三対、四対、…と多数対設けることも可能であ
る。更に、図2の例では直線移動方向に対する交差方向
に並ぶ二対のマグネット列支持部55間において、中央
部の2つのマグネット列支持部55は1部材により兼用
されているが、図9の例ようにマグネット列支持部55
の兼用が全く無い構成とすることも可能である。
【0028】更に別の実施形態として、固定子51が、
図2で示す3個の櫛歯状突出部53のうち中央の櫛歯状
突出部53だけを有する構成としてもよい。この場合、
ベース部52が無い構成も可能であり、櫛歯状突出部5
3が直接或いは適宜な部材を介して間接的に支持部材4
7に支持されていればよい。
【0029】なお、図2及び図3に示すように、上記ク
ランプ59にはエア吹出し手段58が設けられている。
即ちエア吹出し手段58は、突出部54aの近傍部位に
複数のエア吹出口59aを、コイル通過空間Sに向け、
該コイル通過空間Sに沿って有しており、これらエア吹
出口59aに対して加圧エアを供給するエア輸送管59
bをクランプ59内に有している。このエア輸送管59
bには図示しないエアポンプ等により加圧したエアを供
給自在になっている。即ち、エア輸送管59bを介して
供給された加圧エアをエア吹出口59aよりコイル通過
空間Sに吹き付けてエアカーテンを形成することによ
り、コイル通過空間Sへの異物の進入が防止されてい
る。
【0030】図2及び図3の例では、エア吹出口59a
及びエア輸送管59b等からなるエア吹出し手段58は
クランプ59に設けられており、マグネット列支持部5
5の先端部から加圧エアを吹出すので、コイル通過空間
Sへの異物の進入を効果的に防止できる。また、クラン
プ59が着脱自在なので、エア吹出口59a及びエア輸
送管59bのみの交換や保守が容易である。しかし、エ
ア吹出し手段は図2及び図3の例にのみ限定されること
はなく、例えばベース部52のうちコイル通過空間Sに
隣接する部位52bにエア吹出口59a及びエア輸送管
59b等を設けることも可能である。
【0031】[移動子の構成]図2においては、レール
(図1に示すX軸レール5或いはY軸レール9)に係合
して移動する側(図1に示す移動体6或いはヘッドユニ
ット10)を被支持部材49として示している。駆動装
置50の移動子60は、図2に示すように被支持部材4
9に固設された移動子本体61を有しており、移動子本
体61は、上記固定子51の櫛歯状突出部53,53間
のコイル通過空間Sにそれぞれ突出挿入された形でコイ
ルユニット63が2個形成されている。各コイルユニッ
ト63は、両側のマグネット列560,560にそれぞ
れ対向した形で複数のコイル62を有している(図2で
は個々のコイル62を省略)。各コイルユニット63と
固定子51側との間には所定のクリアランスが形成され
ている。
【0032】図4はマグネットとコイルの位置関係を模
式的に示した図である。上記各コイルユニット63は、
図2に示すように両側でマグネット列560,560に
それぞれ対向している。そして各コイルユニット63
は、対向する各マグネット列560ごとに8個のコイル
62を有しており、これら8個のコイル62は、図4で
模式的に示すように、直線移動方向(矢印C,D方向)
に一定の間隔L/2で配置された4個のコイル62から
なるコイル列64が、図2の二点鎖線に示すように上下
二段に配置されている。上記コイル62,62の間隔L
/2は、図4に示すように、直線移動方向にスペーサ5
7を介して並ぶマグネット56,56の間隔と一致して
いる。従って、同じ極性どうしのマグネット56の間隔
は上記間隔L/2の2倍である間隔Lとなっている。
【0033】なお図9に示すようにマグネット列支持部
55を一対だけ設けた構成では、コイル通過空間Sが1
つだけ形成されるので、当然に移動子60のコイルユニ
ット63の数は1個となる。同様に、マグネット列支持
部の対の数を2,3,4,…と変更するに応じてコイル
ユニットの個数も2,3,4,…と変更される。なお、
コイルユニット63のコイル列64の段数は1,2,
3,…など何段でもよいし、1つのコイル列64にある
コイル62の個数は4個に限らず1,2,3,…,4,
5,6…など何個でも良い。また、コイル列64中のコ
イル62の配置間隔はマグネット56の配置間隔に対応
させたが、必ずしも対応した配置間隔でなくともよい。
更に本実施形態では、上段と下段のコイル列64を直線
移動方向において揃えて配置したが、上段と下段のコイ
ル列64を直線移動方向にずらして配置してもよい。こ
の場合、マグネット56の側辺56bを直線移動方向に
対して傾斜させる必要が無くなり、例えば長方形板状の
マグネットを採用することが可能となる。
【0034】[位置検出装置の構成]図5は位置検出装
置を示したブロック図である。駆動装置50には位置検
出装置30が設けられている。位置検出装置30は、上
述した固定子51及び移動子60をその構成要素とする
と共に、図5に示すように主制御部31を有し、該主制
御部31には、電圧供給制御部32、供給電圧検出部3
3、第1電圧検出部35(作用電圧検出手段)、第2電
圧検出部36(作用電圧検出手段)、誘導電圧演算部3
7(誘導電圧演算手段)、位置検出制御部39、軸上位
置設定部40、軸上位置検知部41(変位演算部)、リ
セット回数カウント部42(位相数カウント部)等が接
続されている。なお、各コイル62には、図4に示すよ
うに電圧供給手段65により電圧Qが供給されるように
なっている。
【0035】<マグネット及びスペーサの製造>図6は
マグネットの研磨方法を説明する図、図7はスペーサの
研磨方法を説明する図である。上述したマグネット56
及びスペーサ57は高精度の寸法で形成され、しかも寸
法における個体差が殆ど無いように製造される。このよ
うな高精度が必要な理由は、後述する位置検出を高精度
で行うためである。
【0036】これらマグネット56及びスペーサ57の
製造方法を説明する。まずマグネット56を製造する場
合、磁性体からなる一枚板材を用意し、該一枚板材の、
コイル通過空間S側に対向(背向)する形となる表裏両
面を適宜な研磨盤等により研磨する。次いで、該一枚板
材から複数のマグネット56を切り出す。切り出された
複数のマグネット56は、一枚板材の状態で一括研磨さ
れているので、同一の板厚を有した部材となっている。
次いで、これら切り出された複数のマグネット56は、
図6に示すようにマグネット列560を形成する際のマ
グネット56の表裏(既に前述の研磨作業により研磨さ
れている)を重ね合わせる形で形状を整合させて重ねて
マグネット塊56Aとして図示しない適宜なクランプ装
置等によりクランプする。その後、該クランプしたマグ
ネット塊56Aのうち、図6の符号P1〜P4で示す4
面を順次研磨し、研磨完了後にクランプを解除して複数
のマグネット56が完成する。
【0037】完成した複数のマグネット56は、側辺5
6b,56b及びその他の辺が、マグネット塊56の状
態で一括研磨されているので、同一の形状及び寸法を有
した部材となっている。仮に研磨時に誤差があったとし
ても、この誤差は複数のマグネット56において平等に
生じるものなので、複数のマグネット56には寸法及び
形状における個体差が殆ど生じない。
【0038】スペーサ57に関しても同様に製造する。
即ち、非磁性体からなる一枚板材の、コイル通過空間S
側に対向(背向)する形となる表裏両面を適宜な研磨盤
等により研磨し、該一枚板材から複数のスペーサ57を
切り出す。切り出された複数のスペーサ57は、図7に
示すように形状を整合させて重ねてスペーサ塊57Aと
して図示しないクランプ装置等によりクランプする。そ
の後、クランプしたスペーサ塊57Aのうち、図7の符
号Q1〜Q4で示す4面を順次研磨し、研磨完了後にク
ランプを解除して複数のスペーサ57が完成する。スペ
ーサ57と同様に、完成した複数のスペーサ57は寸法
及び形状における個体差が殆ど生じない。従って、上述
したマグネット56及びスペーサ57を図3のように相
互に配列して形成されるマグネット列560は、その矢
印C,D方向の寸法を極めて正確に、マグネット56及
びスペーサ57により区分された形で形成される。
【0039】<レーザ加工機全体の作用>以上のように
レーザ加工機1は、駆動装置50Aにより移動体6をX
軸レール5に沿ってX軸方向に移動駆動位置決めし、駆
動装置50Bによりヘッドユニット10をY軸レール9
に沿ってY軸方向に移動駆動位置決めし、Z軸移動駆動
手段12を介してトーチ11をZ軸方向に移動駆動位置
決めすることにより、テーブル3上に設置された図示し
ないワークに対するトーチ11の相対位置を変化させ
る。これと共に、図示しないレーザ発振装置で発振した
レーザ光がレーザ経路20を介してトーチ11に伝送さ
れる。従って、図示しないワークに対するトーチ11の
相対位置を変化させながら、該トーチ11から射出され
るレーザ光LZによる切断を行うことにより前記ワーク
の加工がなされる。
【0040】<駆動装置及び位置検出装置の作用>フレ
ーム2に対する移動体6の駆動装置50Aによる駆動、
コラム7に対するヘッドユニット10の駆動装置50B
による駆動は、フレーム2及びコラム7等を総称する支
持部材47に対する、移動体6及びヘッドユニット10
等を総称する被支持部材49の、駆動装置50A,50
B等を総称する駆動装置50による駆動として以下に説
明する。なお、駆動装置50についての直線移動方向に
おける制御軸(駆動装置50AではX軸、駆動装置50
BではY軸)は図4に示すようにT軸と呼ぶことにす
る。
【0041】[駆動に関する概略]加工プログラムの実
行によりT軸成分における送りが指示されると、電圧供
給手段65により各コイル62に対する電圧供給が開始
される。該電圧供給により各コイル62はN極・S極と
順次変化しながら励磁されるので、対向配置されたマグ
ネット列560の各マグネット56による磁力との相互
作用により、公知のリニアモータの作動原理に基づいて
T軸方向の駆動力が生じ、移動子60側がT軸方向に駆
動される。また、電圧供給手段65からの電圧供給停止
により、各コイル62は各マグネット56による磁力で
発電及び励磁され、該マグネット56との相互作用によ
り制動力が生じて前記移動子60が停止される。
【0042】なお、上述したようにマグネット列560
の複数のマグネット56は、その側辺56bをT軸(直
線移動方向)に対して傾斜させて配置しているので、コ
イルユニット63における二段のコイル列64(図2及
び図3(a)参照)では、コイル62が対向しているマ
グネット56の位置がT軸方向にずれている。従って、
電圧供給手段65によりコイル62に電圧供給し、各コ
イル62を励磁すると、コイルユニット63全体として
受けるT軸方向の駆動力は必ず所望する一方向に生じる
ことになる。
【0043】[駆動装置における電圧供給制御]まず、
移動子60を図4の矢印C方向(T軸における正方向と
する)に移動駆動している状態について説明する。図5
に示す主制御部31は、電圧供給制御部32を介して電
圧供給手段65による電圧供給を制御させている。電圧
供給制御部32は、電圧供給手段65により各コイル6
2に供給されている電圧Qを供給電圧検出部33に検出
させている。一方で電圧供給制御部32は、第1電圧検
出部35及び第2電圧検出部36に対して、図4に示す
ように各コイル62における作用電圧Vcをそれぞれ検
出させている。この作用電圧Vcは、電圧供給手段65
により各コイル62に供給される電圧Qと、該コイル6
2がマグネット56に対して移動することにより磁束密
度の変化から生じる誘導電圧との合成からなる電圧であ
る。本実施形態では、1位相ごとに配置された複数のコ
イル62に対してこれらの作用電圧Vcを第1電圧検出
部35で検出し、残りのコイル62(これらも1位相ご
とに配置)に対してこれらの作用電圧Vcを第2電圧検
出部35で検出して、2つの電圧検出部35,36によ
る検出結果を平均するなどして信頼性の高い作用電圧V
cを求める。なお、簡易な構成として、一方の電圧検出
部35又は36のみで作用電圧Vcを検出することも可
能である。
【0044】上記供給電圧検出部33で検出した電圧Q
及び上記求めた作用電圧Vcは、誘導電圧演算部37に
伝送され、該誘導電圧演算部37では、これら電圧Q作
用電圧Vcに基づき、コイル62がマグネット56に対
して移動することにより該コイル62に生じる誘導電圧
Viを演算する。この演算方法は公知の手法であるので
詳しい説明は省略する。
【0045】電圧供給制御部32は、誘導電圧演算部3
7で演算した誘導電圧Viに基づき、同期式リニアモー
タにおける公知の方法により電圧供給手段65による付
加電圧を制御する。つまり、1位相の間隔Lで配列され
たマグネット56に対して同期して各コイル62の電圧
を変化させ、移動子60に対する駆動力を効果的に発生
させる制御が行われる。なお、このような電圧供給制御
は原則的に各コイル62ごとに行われるものであるが、
図4に示すように、同一コイル列64の4個のコイル6
2のうち1個おきに配置される2個のコイル62,62
は、1位相の間隔Lで配置されており、マグネット56
に対する位置関係が同一になるので、図4に示すような
並列回路により一括して制御を行っている。
【0046】[位置検出]図8は誘導電圧と移動子の位
置との関係を示したグラフである。ここで、移動子60
をT軸上の所定位置T1(T軸上の座標位置)に停止さ
せる場合について説明する。まず位置検出制御部39
は、加工プログラム等に基づいて移動子60を位置決め
すべきT軸上の所定位置T1を軸上位置設定部40に送
る。移動子60を移動させた際の、移動子60のT軸上
の位置に対する誘導電圧Viの変化は、図8に示すよう
に、固定子51側のマグネット列560のマグネット5
6の配列に対応していることが予め判っており、軸上位
置設定部40は、位置T1においてコイル62が受ける
べき誘導電圧V1を求めて設定する。また軸上位置設定
部40は、T軸原点より位置T1までの間に誘導電圧V
iが正のピーク(電圧Va)又は負のピーク(電圧V
b)を通過する回数をリセット回数RMとして設定す
る。図8の例では電圧Vaが3回、電圧Vbが2回なの
でリセット回数RMは5回となる。
【0047】軸上位置設定部40による電圧V1及びリ
セット回数RMの設定が完了した後、電圧供給手段65
による電圧供給が開始されて移動子60の駆動が開始さ
れる。この間、上述したように電圧供給手段65により
各コイル62に供給されている電圧Qが供給電圧検出部
33により逐次検出されており、電圧検出部35,36
により各コイル62における作用電圧Vcが逐次検出さ
れており、これら電圧Q及び作用電圧Vcに基づいて誘
導電圧演算部37が各コイル62において発生する誘導
電圧Viを逐次演算する。リセット回数カウント部42
は、誘導電圧演算部37により演算された誘導電圧Vi
が電圧Va又は電圧Vbとなる回数(半位相の数)をカ
ウントする。なお、前回の移動子60の移動時における
カウント数はそのまま記憶されており、該記憶されたカ
ウント数に累積する形でカウントが行われる。これによ
り、当該移動子60の移動がT軸の原点位置からの移動
でなくとも、誘導電圧Viが電圧Va又は電圧Vbとな
る回数は常に原点からの回数としてカウントされるので
好都合である。なお、上記例はT軸の正方向(矢印C方
向)に移動する場合であるので回数をインクリメントし
たが、移動子60をT軸の負方向(矢印D方向)に移動
する場合は回数をデクリメントする。これにより原点か
らの絶対的な位置情報としてカウント数を得る。
【0048】更に、リセット回数カウント部42は、軸
上位置設定部40により設定したリセット回数RMと、
該リセット回数カウント部42がカウントした回数とを
比較しており、これら回数が一致した際に、軸上位置検
知部41に検知実行開始指令を送る。即ち軸上位置検知
部41は、この検知実行開始指令を受けると誘導電圧演
算部37が演算した誘導電圧Viと軸上位置設定部40
が設定した誘導電圧V1とを逐次比較し、これら電圧V
i,V1が一致した際に所定の検知信号DSを出力す
る。
【0049】軸上位置検知部41からの検知信号DSに
基づき、電圧供給制御部32は電圧供給手段65による
電圧供給を停止させる。電圧供給の停止により上述した
制動力が発生し、移動子60は直ちに停止する。この
際、機械的なブレーキ手段を併用することも当然可能で
ある。これにより移動子60はT軸上における所望位置
T1に位置決めされた。
【0050】以上のように位置検出装置30を利用する
ことにより、移動子60の位置検出を行うことができ
る。位置検出装置30による位置検出は、上述したよう
にオープンループド制御により行われているが、寸法及
び形状において個体差が殆ど無いマグネット56及びス
ペーサ57を採用することで高精度な位置検出となって
いる。従って、マグネット列560とは別途にエンコー
ダ等の位置検出のための手段を設けなくとも、位置検出
ができるので、装置全体が簡単かつ小型化でき好都合で
ある。
【0051】上述したように本実施形態では、軸上位置
設定部40が、移動子60を位置決めすべきT軸上の位
置までの位相数(半位相の数)をリセット回数RMとし
て設定すると共に、リセット回数カウント部42が、カ
ウントしたリセット回数を前記リセット回数RMと比較
することにより、「誘導電圧Viの変化態様に基づく該
誘導電圧Viが変化した位相数(半位相の数)のカウン
ト」を実現した。また、軸上位置設定部40が、移動子
60を位置決めすべきT軸上の位置の位相内における変
位(T1を半位相で割った余り)に対応する誘導電圧V
1を設定すると共に、軸上位置検知部41が、誘導電圧
Viを前記誘導電圧V1と比較することにより、「誘導
電圧Viに基づく位相内における変位の演算」を実現し
ている。しかし、固定子に対する移動子の位置を演算す
るための構成は本実施形態の構成に限らず、例えば、誘
導電圧Viの変化態様に基づき、誘導電圧Viが変化し
た位相数を逐次カウントすると共に、誘導電圧Viに基
づき、位相内におけるT軸上の変位を逐次演算し、
{(カウントした位相数)×(単位位相に対応するT軸
上の距離)+(位相内におけるT軸上の変位)}=(移
動子のT軸上の位置)として逐次計算する構成により実
現することも可能である。
【0052】上述した実施形態では、カウントする位相
の単位は半位相であったが、カウントする位相の単位は
1位相であってもよい。この場合、位相内で同一の誘導
電圧ViをもつT軸上の値が2つ存在するので、誘導電
圧の変化率等を微分により求める必要がある。
【0053】なお上述した実施形態ではワーク設置部で
あるテーブル3がフレーム2に対して固定されている
が、テーブル3がフレーム2に対して移動駆動する構成
を採用することも可能である。この場合、フレーム2に
固定子51を、テーブル3に移動子60を接続すること
により駆動装置50を設置し、該駆動装置50によりテ
ーブル3をフレーム2に対して移動駆動することができ
る。
【0054】また上述した実施形態では工作機械の一例
としてレーザ加工機1を示したが、駆動装置50を採用
できるのはレーザ加工機だけに限定されない。その他に
も、支持部材と、該支持部材により相対的に直線移動駆
動自在に支持される被支持部材を有する工作機械である
ならば、例えば、マシニングセンタや旋盤など様々な工
作機械に駆動装置50を採用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ加工機の一例を示す斜視図。
【図2】駆動装置の詳細を示す断面図。
【図3】固定子側の断面図。
【図4】マグネットとコイルの位置関係を模式的に示し
た図。
【図5】位置検出装置を示したブロック図。
【図6】マグネットの研磨方法を説明する図。
【図7】スペーサの研磨方法を説明する図。
【図8】誘導電圧と移動子の位置との関係を示したグラ
フ。
【図9】別の実施形態による駆動装置を示す断面図。
【符号の説明】
30 位置検出手段(位置検出装置) 50 リニアモータ(駆動装置) 51 固定子 56 マグネット部材(マグネット) 56b 縁端部(側辺) 57 スペーサ部材(スペーサ) 57b 縁端部(側辺) 60 移動子 62 コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−15139(JP,A) 特開 平11−51696(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 41/03 H02P 7/00 B23Q 5/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子及び移動子を備えるリニアモータの
    製造方法において、 前記固定子の製造は、 磁気を有する板状のワークの、コイル通過空間に対向又
    は背向する形となる表裏両面を研磨し、 該研磨された前記板状のワーク から同一形状の複数のマ
    グネット部材を切り出し、切り出された 前記複数のマグネット部材を、既に研磨さ
    れた前記表裏を介して積層させ、積層させた状態で前記
    複数のマグネット部材の縁端部を一括研磨する第1の手
    順と、 非磁性体からなる板状のワークの、コイル通過空間に対
    向又は背向する形となる表裏両面を研磨し、 該研磨された前記板状のワーク から同一形状の複数のス
    ペーサ部材を切り出し、切り出された 前記複数のスペーサ部材を、既に研磨され
    た前記表裏を介して積層させ、積層させた状態で前記複
    数のスペーサ部材の縁端部を一括研磨する第 2の手順と、マグネット保持溝内で前記マグネット部材
    とスペーサ部材を、前記研磨された表裏両面を介して、
    表面が前記コイル通過空間に対向する形で設けると共
    に、前記マグネット部材とスペーサ部材を前記一括研磨
    した縁端部で互いに当接位置決めさせることにより、前
    記マグネット部材とスペーサ部材を直線移動方向に交互
    に配置する第3の手順とを有し、 前記第1及び第2の手順を任意の順序で行った後、前記
    第3の手順を行うことを特徴とするリニアモータの製造
    方法。
  2. 【請求項2】前記移動子は、コイルと、前記マグネット
    部材により前記コイルに生じる誘導電圧に基づいて前記
    固定子に対する移動子の位置を検出する位置検出手段
    と、を有することを特徴とする請求項1記載のリニアモ
    ータの製造方法。
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