JP3396110B2 - 鋳 型 - Google Patents

鋳 型

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JP3396110B2
JP3396110B2 JP14100295A JP14100295A JP3396110B2 JP 3396110 B2 JP3396110 B2 JP 3396110B2 JP 14100295 A JP14100295 A JP 14100295A JP 14100295 A JP14100295 A JP 14100295A JP 3396110 B2 JP3396110 B2 JP 3396110B2
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眞弘 加藤
秀明 池澤
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Aisin Takaoka Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消失模型鋳造法に使用
する鋳型の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】消失模型鋳造法に使用する鋳型枠の例が
実開平3−14039号公報に記載されている。該鋳型
枠は、鋳物砂中に消失模型を埋没する消失模型鋳造用鋳
型枠において、鋳型枠底部に、該鋳型枠内部と連通する
複数の小孔が形成されている吸引部が形成されており、
さらに該鋳型枠側壁面に沿い、かつ前記吸引部と連通し
ている複数のパイプが環状に取り付けられており、該複
数のパイプは消失模型の高さより上部の周面に吸引用の
複数の小孔が形成されたものであり、該吸引部に形成さ
れた小孔及び該複数のパイプに形成された小孔には、鋳
物砂の吸引を阻止するための金網が被覆されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記両小孔を
被覆する金網は、細線を用いてその網目が乾燥砂粒より
小さく形成されるため剛性が小さい。該小孔は1枚の金
網によって被覆され、鋳型枠内に投入された乾燥砂が金
網と衝突する際、又は、鋳型枠内に充填された乾燥砂が
金網を押圧する際に金網が変形し、金網の変形箇所から
パイプ内に乾燥砂が進入し、吸引部に残留する。そのた
め、消失模型が溶湯と置換する際に発生する燃焼ガス
が、排気管内に流入かつ流通しにくいという問題点があ
る。そこで、本発明はかかる問題点を解消するためにな
されたものであり、乾燥砂の鋳型枠内への投入及び充填
に際して小孔を被覆する金網が変形せず、かつ、燃焼ガ
スの排気管内への流入及び流通をスムーズに行うことが
できる鋳型を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点課題を解決
するため、請求項1記載の発明の鋳型は、鋳枠内に充填
された乾燥砂中に、外部と連通すると共に側壁に複数の
孔を有する排気管を埋設し、該複数の孔を金網で被覆し
た消失模型鋳造用の鋳型において、該金網が、該乾燥砂
の粒径より小さな網目を有する第1金網と、該第1金網
より剛性が大きく該第1金網の網目より大きな網目を有
し、該第1金網に接して該第1金網の形態を保持する第
2金網とから形成され、前記第1金網の網目の大きさが
50〜200メッシュであり、前記第2金網の網目の大
きさが10〜30メッシュであり、第1金網が排気管の
内側の面と接し、第2金網が第1金網の内側に接するよ
うに配設したことを特徴とする。請求項2記載の発明の
鋳型は、鋳枠内に充填された乾燥砂中に、外部と連通す
ると共に側壁に複数の孔を有する排気管を埋設し、該複
数の孔を金網で被覆した消失模型鋳造用の鋳型におい
て、 該金網が、該乾燥砂の粒径より小さな網目を有する
第1金網と、該第1金網より剛性が大きく該第1金網の
網目より大きな網目を有し、該第1金網に接して該第1
金網の形態を保持する第2金網とから形成され、前記第
1金網の網目の大きさが50〜200メッシュであり、
前記第2金網の網目の大きさが10〜30メッシュであ
り、第2金網が排気管の外側の面と接し、第1金網が第
2金網の外側に接するように配設したことを特徴とす
る。
【0005】なお、排気管に形成される複数の孔の直径
は、1〜10mmであるのが好ましい。1mmより小さ
いと消失模型が燃焼して生成したガスが該孔を抜ける際
の通気抵抗が大きくなり、10mmより大きいと該排気
管の剛性の低下が大きくなるためである。請求項1及び
請求項2記載の鋳型において、第1金網の網目の大きさ
を50〜200メッシュとしたのは、50メッシュより
粗いと鋳枠内に充填された乾燥砂が網目から該排気管内
部に入り込んで該排気管中での該ガスの流れを阻害し、
200メッシュより細かいと該ガスが該第1金網を通過
する際の抵抗が大きくなって該ガスが良好に排気されな
いためである。第2金網の網目の大きさを10〜30メ
ッシュとしたのは、10メッシュより粗いと第1金網の
変形が起こりやすくなり、30メッシュより細かいと該
ガスが該第1金網及び該第2金網を通過する際の抵抗が
大きくなるためである。
【0006】
【作用】側壁に形成された孔を第1〜2金網で被覆した
排気管を鋳枠内に配設した後、該鋳枠内に乾燥砂を投入
すると、該乾燥砂が第1金網に衝突し、次いで、該乾燥
砂が該鋳枠内に充填された状態では該乾燥砂による静圧
が該第1金網に加わる。この際、該第2金網が該第1金
網の形態を保持するため、該乾燥砂が該排気管中に進入
せず、注湯に際しては、消失模型の燃焼ガスが、第1〜
2金網の網目を介して該排気管に流入し、外部に排出さ
れる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜3に基
づいて説明する。図1に示すように、上部が開口した箱
状の鋳枠1内に粘結材を含まない乾燥砂2(粒径40〜
55メッシュ)を充填し、乾燥砂2中に、発泡樹脂から
形成された消失模型3と4本の排気管4とを埋設する。
【0008】排気管4は、方形断面を有してL字状をな
す排気本管5と、排気本管5の一端に脱着可能に設けら
れ外部と排気本管5内部とを連通するL字状の連通管6
とで形成されている。排気本管5と連通管6とは、ソケ
ット7を介して連結されており、排気本管5の先端に
は、排気本管5内への乾燥砂2の進入を妨げるキャップ
8が脱着可能に嵌挿されている。
【0009】排気本管5の側壁には孔径6mmの孔9が
長手方向に一列に形成されている。排気本管5は2つの
直交する直管部5a,5bにより形成されており、直管
部5a,5bの内側には、直管部5a,5bの内壁面1
0a,10bに接する第1金網11と、第1金網11の
内周面に全面を接する第2金網12とが配設されてい
る。第1金網11の網目サイズは100メッシュであ
り、第2金網12の網目サイズは20メッシュであって
(図3参照)、剛性の大きい第2金網12により第1金
網11の形態が保持されている。なお、第1金網11及
び第2金網12の排気本管5内への挿入は、直管部5a
と直管部5bとに対してそれぞれ別に行った。直管部5
aの内壁面10aの形状あるいは直管部5bの内壁面1
0bの形状に沿うよう、それぞれに挿入される第2金網
12の形状を整え、それぞれの第2金網12に第1金網
11を巻付けて一体化し、排気本管5の両端から管内に
挿入した。
【0010】4本の排気管4は、図2に示すように、そ
れぞれ排気本管5の直管部5aが鋳枠1の底面13及び
側壁面14に沿い、かつ、直管部5bが鋳枠1の互いに
隣接する側壁面14に沿うように配設され、連結管6の
先端開口15が鋳枠1の外部に向けて開放されている。
【0011】次に該鋳型を用いた消失模型鋳造法を説明
する。乾燥砂2を鋳枠1内に投入すると、排気管4に備
えられた第1金網11に乾燥砂2が衝突し、第1金網1
1を変形させる力が加わる。次いで、乾燥砂2が鋳枠1
内に充填された状態では乾燥砂2による静圧が第1金網
11に加わる。その際、第1金網11は剛性の大きな第
2金網12に支えられてその形態が保持されるため、第
1金網11の変形は起こらず、乾燥砂2の排気管4内へ
の進入が阻止される。鋳枠1に乾燥砂2が充填された
後、消失模型3に溶湯を注湯して消失模型3を該溶湯に
置換すると、消失模型3の燃焼ガスは、乾燥砂2内を移
動し、鋳枠1の上部開口から排出されると共に、第1〜
2金網11,12を介して排気管4から外部に排出され
る。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、排気管内への乾燥砂の
進入がなくなり、消失模型の燃焼ガスが排気管内を速や
かに流通するため、該燃焼ガスの鋳型内からの飛散が良
好に行われ、ガス欠陥のない鋳物を容易に得ることがで
き、生産性の向上に寄与するところが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋳型の断面図である。
【図2】上記鋳型の平面図である。
【図3】上記鋳型を構成する第1金網と第2金網とが重
なった状態での網目の重なりの様子を示す図である。
【符号の説明】
1 鋳枠 2 乾燥砂 4 排気管 9 孔 11 第1金網 12 第2金網
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22C 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳枠内に充填された乾燥砂中に、外部と
    連通すると共に側壁に複数の孔を有する排気管を埋設
    し、該複数の孔を金網で被覆した消失模型鋳造用の鋳型
    において、 該金網が、該乾燥砂の粒径より小さな網目を有する第1
    金網と、該第1金網より剛性が大きく該第1金網の網目
    より大きな網目を有し、該第1金網に接して該第1金網
    の形態を保持する第2金網とから形成され、前記第1金
    網の網目の大きさが50〜200メッシュであり、前記
    第2金網の網目の大きさが10〜30メッシュであり、
    第1金網が排気管の内側の面と接し、第2金網が第1金
    網の内側に接するように配設したことを特徴とする鋳
    型。
  2. 【請求項2】 鋳枠内に充填された乾燥砂中に、外部と
    連通すると共に側壁に複数の孔を有する排気管を埋設
    し、該複数の孔を金網で被覆した消失模型鋳造用の鋳型
    において、 該金網が、該乾燥砂の粒径より小さな網目を有する第1
    金網と、該第1金網より剛性が大きく該第1金網の網目
    より大きな網目を有し、該第1金網に接して該第1金網
    の形態を保持する第2金網とから形成され、前記 第1金
    網の網目の大きさが50〜200メッシュであり、前記
    第2金網の網目の大きさが10〜30メッシュであり、
    第2金網が排気管の外側の面と接し、第1金網が第2金
    網の外側に接するように配設したことを特徴とする
    型。
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