JP3395739B2 - 薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法

Info

Publication number
JP3395739B2
JP3395739B2 JP32576299A JP32576299A JP3395739B2 JP 3395739 B2 JP3395739 B2 JP 3395739B2 JP 32576299 A JP32576299 A JP 32576299A JP 32576299 A JP32576299 A JP 32576299A JP 3395739 B2 JP3395739 B2 JP 3395739B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
channel
thin film
source electrode
film transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32576299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001144299A (ja
Inventor
茂 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP32576299A priority Critical patent/JP3395739B2/ja
Publication of JP2001144299A publication Critical patent/JP2001144299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3395739B2 publication Critical patent/JP3395739B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(TFT)アレイ基板及びその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置の大型化が進むにつ
れて、配線材料の低抵抗化が要求され、それと同時に高
視野角化のニーズも増している。そこで、配線材料とし
ては、アルミニウム,モリブデン或いはそれら合金等の
低抵抗材料が用いられ、一方、高視野角技術として、T
FTの一画素内に画素電極とコモン電極を櫛歯状に形成
し、これらの間で電圧を水平方向に印加して液晶を動作
させる、In Plane Switching(以
下、IPSという)モードが広く用いられるようになっ
ている。
【0003】ところが、例えばTFTアレイ基板のドレ
イン配線、ドレイン電極、ソース電極にアルミニウムや
アルミニウム合金を用いた場合に、透明導電膜や半導体
層と良好なコンタクトができないこと等の問題が生じて
いた。
【0004】そこで、これの解決策としてアルミニウム
やアルミニウム合金をクロムやチタン等でキャッピング
する技術が開発されているが、工程数を増加させないた
めには、このキャッピング膜とドレイン電極等を一体に
エッチングする技術が必要であり、エッチング形状の制
御が難しくなるという問題がある。
【0005】また、アルミニウムやアルミニウム合金
は、一般的にTFTアレイガラス基板の洗浄に用いられ
るアルカリ洗浄液やアミン系のレジスト剥離液の耐性に
乏しく新たな薬品の適用が必須である。
【0006】一方、同様にモリブデン或いはその合金を
用いた場合は、アルミニウムやアルミニウム合金のよう
な問題は生じ得ないが、接触式段差測定器を用いてチャ
ネルエッチング量が測定できないという問題がある。
【0007】ここで、対向基板側にコモン電極があり、
TFTアレイ基板側の画素電極にITOを用いたTFT
アレイ基板における接触式段差測定装置によるチャネル
エッチング量の測定方法について、図15及び図16を
用いて説明する。
【0008】図15はチャネルエッチング後の膜積層状
態を示し、図16は接触式段差計を用いてチャネル部周
辺の段差部を測定した出力波形を示したものである。
【0009】図15において、12aはゲート電極、1
5はゲート絶縁膜、16はノンドープ半導体層、17は
n型半導体層、18はドレイン電極、19はソース電
極、24はチャネル部、38は画素電極部である。
【0010】チャネル部24は、ソース電極19とドレ
イン電極18をマスクとしてエッチングするため、図1
6に示すとの段差部寸法は、そのチャネルエッチン
グ量とソース電極19またはドレイン電極18の膜厚の
和となっており、その段差部寸法値とソース電極19ま
たはドレイン電極18の膜厚値を差引くと、そのチャネ
ルエッチング量が測定可能となり、これを算式で表す
と、次のようになる。
【0011】チャネル部24のチャネルエッチング量=
(ソース電極19の膜厚+チャネル部24のエッチング
量)−(ソース電極19の膜厚)=図16に示すと
の段差部寸法−図16に示すとの段差部寸法ここに
図16に示すはソース電極19の形成領域、はチャ
ネル部24のエッチング対象であるn型半導体層17の
形成領域、はソース電極19と画素電極部38の形成
領域、は画素電極部38の形成領域である。図16に
示すとの段差部寸法は、ソース電極19の膜厚−画
素電極部38の膜厚の算式から求められる。
【0012】ところが、ドレイン電極18,ソース電極
19,ドレイン配線20,画素電極21をモリブデン或
いはその合金で形成したIPSモードTFTアレイ基
板、例えば特開平10−48671号公報においては、
SF6,HCl,He混合ガスによるチャネルドライエ
ッチングを行うと、n型半導体層17以外に表面に露出
しているドレイン電極18,ソース電極19,ゲート絶
縁膜15も多少ながらエッチングしてしまうため、ソー
ス電極19の膜厚を正確に測定できなくなり、ひいては
チャネルエッチング量が測定することが不可能となる。
【0013】このことについて、図11及び図12を用
いて説明する。図11はチャネルエッチング後の膜積層
状態を示すものである。また図12は接触式段差測定器
を用いてチャネル部24周辺の段差部を測定した出力波
形を示すものであり、その破線はチャネルエッチング前
のチャネル部24周辺の段差波形を示し、実線はチャネ
ルエッチング後のチャネル部24周辺の段差波形を示し
たものである。
【0014】図11において、ソース電極19の膜厚測
定用の基準面となるゲート絶縁膜15の表面が、チャネ
ルドライエッチングでエッチングされてしまうため、図
12に示すとの段差部寸法は、(ソース電極19の
膜厚+ゲート絶縁膜15のエッチング量)となり、ソー
ス電極19の膜厚が正確に測定することが不可能とな
り、その結果、チャネルエッチング量が正確に測定でき
なくなり、歩留まりの低下及び品質悪化の問題が発生し
ている。
【0015】そこで、ドレイン電極18,ソース電極1
9,ドレイン配線20,画素電極21をクロムで形成し
たIPSモードTFTアレイ基板、例えば特開平10−
48671号公報においては、SF6、HCl、He混
合ガスによるチャネルドライエッチングで、n型半導体
層17以外に表面に露出しているドレイン電極18,ソ
ース電極19,ゲート絶縁膜15のうち、露出していな
いドレイン電極18及びソース電極19はエッチングさ
れないため、チャネルエッチング前にソース電極19の
膜厚の測定を行い、さらにチャネルエッチング後にソー
ス電極19の膜厚とチャネルエッチング量の和を測定す
れば、チャネルエッチング量の測定は可能となる。
【0016】このことについて、図13及び図14を用
いて説明する。図13はチャネルエッチング後の膜積層
状態を示すものである。また図14は接触式段差測定器
を用いてチャネル部24周辺の段差部を測定した出力波
形を示すものであり、破線はチャネルエッチング前のチ
ャネル部24周辺の段差波形を示し、実線はチャネルエ
ッチング後のチャネル部24周辺の段差波形を示すもの
である。
【0017】図13において、ソース電極19の膜厚
は、チャネル部24をエッチングする際にエッチングさ
れないため、チャネル部24のエッチング前に測定して
も問題はない。つまり、チャネル部24のエッチング前
の図14中の破線の状態で1回目の段差測定を行い、ソ
ース電極19の膜厚(図14に示すとの段差部寸
法)を測定する。
【0018】次に図14に示すチャネル部24のエッチ
ング後の実線の状態で2回目の段差測定を行い、(ソー
ス電極19の膜厚+チャネル部24のエッチング量)
(図14に示すとの段差部寸法)を測定することに
より、チャネル部24のエッチング量が測定可能とな
り、これを算式で表すと次のようになる。
【0019】チャネル部24のエッチング量=(ソース
電極19の膜厚+チャネル部24のエッチング量)−
(ソース電極19の膜厚)=(図14のとの段差部
寸法)−(図14のとの段差部寸法)
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図13及
び図14に示す従来例に係る技術は、チャネル部24の
エッチング量が正確に測定することが可能であるが、チ
ャネル部24のエッチング量の測定工程が1工程増加す
るという問題、及びそれに付随したチャネル部24のエ
ッチング前の基板に付着するゴミによる不良が発生する
という問題がそれぞれ発生する。
【0021】以上の問題を解決するには、ソース電極1
9の膜厚を正確に測定できる構造とすることが必要とな
る。
【0022】しかしながら、特開平3−192728号
公報,特開平5−323369号公報及び特許第284
6681号公報等を仔細に検討したが、これらには、ソ
ース電極19の膜厚を正確に測定できる構造が開示、示
唆されていない。
【0023】本発明の目的は、これら欠点を解決するた
めに、チャネル部のエッチング時にエッチングされない
耐エッチング性基準面からソース電極の膜厚を測定し
て、チャネル部のエッチング量を管理可能とする薄膜ト
ランジスタアレイ基板及びその製造方法を提供すること
にある。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る薄膜トランジスタアレイ基板は、In
Plane Switchingモードチャネル掘り込
み型薄膜トランジスタ基板において、チャネル部のエッ
チング時にエッチングされない耐エッチング性基準面を
ゲート絶縁膜上に形成し、且つ前記耐エッチング性基準
面の一部はソース電極、またはドレイン電極、或いはド
レイン配線の下層または上層に形成されたものである。
【0025】また前記耐エッチング性基準面は、酸化イ
ンジウム錫等の透明導電膜で形成されている。
【0026】また前記ソース電極、ドレイン電極または
ドレイン配線は、モリブデン,タングステン,またはこ
れら合金の単層膜または積層膜である。
【0027】また本発明に係る薄膜トランジスタアレイ
基板の製造方法は、In Plane Switchi
ngモードチャネル掘り込み型薄膜トランジスタ基板の
製造方法において、チャネル部のエッチング時にエッチ
ングされない膜で耐エッチング性基準面をゲート絶縁膜
上に形成し、且つ前記耐エッチング性基準面の一部を、
ソース電極、またはドレイン電極、或いはドレイン配線
の下層または上層に形成するものである。
【0028】また前記耐エッチング性基準面を、酸化イ
ンジウム錫等の透明導電膜で形成するものである。
【0029】また前記ソース電極,ドレイン電極または
ドレイン配線を、モリブデン,タングステン,または合
金の単層膜または積層膜で形成するものである。
【0030】また前記耐エッチング性基準面を、薄膜ト
ランジスタの端子形成工程と同一工程で形成するもので
ある。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0032】(実施形態1)図1は、一般的な薄膜トラ
ンジスタ(TFT)アレイ基板を示す概念図、図2は、
In Plane Switching(以下、IPS
という)モードを用いたチャネル掘り込み型薄膜トラン
ジスタ(TFT)を示す平面図、図3は、本発明の実施
形態1に係る薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板を
示す断面図であって、図2のA−A線に沿う断面図であ
る。
【0033】本発明の実施形態1に係る薄膜トランジス
タ(TFT)アレイ基板を、図1〜図3に示すIPSモ
ード逆スタガチャネル掘り込み型TFTアレイ基板を例
にとって説明する。
【0034】図1〜図3に示すIPSモード逆スタガチ
ャネル掘り込み型TFTは、透明ガラス基板11上に選
択的に形成されたゲート配線12及びゲート電極12a
と、ゲート絶縁膜15を介してゲート電極12aに対向
する島状のノンドープ半導体層16と、n型半導体層1
7を介してノンドープ半導体層16にそれぞれ接続され
た一対のドレイン電極18とソース電極19とを有する
構造になっている。
【0035】さらに透明ガラス基板11上に選択的に形
成されゲート電極12aに接続されたゲート配線12
と、コモン電極13及びコモン電極に接続されたコモン
配線14と、ゲート絶縁膜15を介してゲート配線12
と交差しドレイン電極18に接続されたドレイン配線2
0と、ソース電極19に接続された画素電極21とを図
1に示すようにマトリクス状に配設してアクティブマト
リックス基板が構成されている。
【0036】ここで、上記TFTはゲート電極12aが
ゲート配線12上に形成される横置き型TFTとして構
成されている。またゲート配線12及びドレイン配線2
0の始端部には、それぞれ外部駆動回路との接続をとる
ためのゲート端子32、ドレイン端子33が形成されて
いる。
【0037】図3及び図5に示すように本発明の実施形
態1に係る薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板は、
IPSモードチャネル掘り込み型薄膜トランジスタ基板
において、チャネル部24のエッチング時にエッチング
されない耐エッチング性基準面(以下、基準パターンと
いう)23をゲート絶縁膜15上に形成し、図3及び図
5(b)に示すように耐エッチング性基準面23の一部
を、ソース電極19(またはドレイン電極18、或いは
ドレイン配線20)の下層(または上層)に形成したこ
とを特徴とするものである。
【0038】また基準パターン23は、酸化インジウム
錫等の透明導電膜で形成しており、またソース電極1
9、ドレイン電極18またはドレイン配線20は、モリ
ブデン,タングステン,またはこれら合金の単層膜また
は積層膜で形成している。
【0039】図3及び図5に示すように本発明の実施形
態1に係る薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板が有
する効果は、製造方法を説明する過程で詳細に説明す
る。
【0040】次に本発明の実施形態1に係るTFT(薄
膜トランジスタ)アレイ基板の製造方法を、逆スタガチ
ャネル掘り込み型TFTを例にとって、図4〜図6を用
いて説明する。
【0041】図4〜図6に記載したTFT部は、図3と
同様に図2のA−A線断面図で示したものである。
【0042】まず図4(a)に示すようにスパッタリン
グ法を用いて低抵抗高融点金属、例えばモリブデンをお
よそ300nmの膜厚にガラス基板上に成膜し、ホトリ
ソグラフィー法と、例えば燐酸,硝酸,酢酸の混酸によ
るウェットエッチング法とを用いてガラス基板上に、図
2に示すゲート配線12及びゲート電極12a並びにコ
モン配線14,図4(a)に示すゲート引き出し線31
及びゲート電極12aを形成する。また図4(a)に図
示していないが、コモン電極13,コモン引き出し線も
同時に形成する。
【0043】次に図4(b)に示すようにプラズマCV
D法を用いて、例えば窒化シリコンまたは酸化シリコン
からなるゲート絶縁膜15をおよそ500nmの膜厚に
基板のトランジスタ部及びドレイン端子部並びにゲート
端子部上に成膜する。
【0044】さらに図4(b)に示すようにプラズマC
VD法を用いて、基板のトランジスタ部に、ノンドープ
半導体層16をおよそ300nmの膜厚に、n型半導体
層17をおよそ50nmの膜厚に順々に成膜する。
【0045】引続いて図4(b)に示すようにホトリソ
グラフィー法と、例えばSF6,HCl,He混合ガス
によるドライエッチング法とを用いて、n型半導体層1
7及びノンドープ半導体層16のみをエッチングし、基
板のトランジスタ部に、島状のノンドープ半導体層16
及びn型半導体層17を形成する。
【0046】次に図4(c)に示すようにスパッタリン
グ法を用いて、基板のトランジスタ部及びドレイン端子
部並びにゲート端子部上に透明導電膜、例えばITOの
透明導電膜をおよそ50nmの膜厚に成膜し、ホトリソ
グラフィー法と、例えば王水によるウェットエッチング
法とを用い、前記透明導電膜を使用して基板のトランジ
スタ部領域に基準パターン23を、基板のゲート端子部
領域にゲート端子32を、基板のドレイン端子部領域に
ドレイン端子33をそれぞれ形成する。また図示しない
が、前記透明導電膜を使用して図2に示すコモン端子も
同時に形成する。なお、本発明の特徴である基準パター
ン(耐エッチング性基準面)23の効果については後で
詳細に説明する。
【0047】次に図5(a)に示すようにホトリソグラ
フィー法と、例えばCF4,CHF3,O2混合ガスによ
るドライエッチング法とを用いて、基板のゲート端子部
領域のゲート絶縁膜15にコンタクトホール35をゲー
ト引き出し線31上に位置させて形成する。また、図示
しないが前記ホトリソグラフィー法とドライエッチング
法を使用して、基板のコモン端子部にも同様にコンタク
トホールを形成する。
【0048】次に図5(b)に示すようにスパッタリン
グ法を用いて、基板のトランジスタ部及びドレイン端子
部並びにゲート端子部上に低抵抗高融点金属、例えばモ
リブデンをおよそ300nmの膜厚に成膜し、ホトリソ
グラフィー法と、例えばCl 2、O2、He混合ガスによ
るドライエッチング法とを用いて、基板のトランジスタ
部領域にドレイン電極18及びソース電極19を、基板
のドレイン端子部領域にドレイン引き出し線34を、基
板のゲート端子部領域にゲート端子引き出し金属36を
それぞれ形成する。
【0049】また図示しないが、前記低抵抗高融点金属
を使用して基板のコモン端子部領域にも同様にコモン端
子引き出し金属を形成し、加えて図2に示すドレイン配
線20も同時に形成する。さらに前記低抵抗高融点金属
は、パターニングされたノンドープ半導体層16及びn
型半導体層17の側壁にも添着するため、ドレイン電極
18及びソース電極19は、ノンドープ半導体層16及
びn型半導体層17の側壁に沿って形成されるととも
に、パターニングされたノンドープ半導体層16及びn
型半導体層17の周辺部に重合した状態に形成される。
【0050】次に図6(a)に示すようにドレイン電極
18及びソース電極19をマスクとして、例えばS
6,HCl,He混合ガスによるドライエッチング法
を用いて、マスクのドレイン電極18及びソース電極1
9から露出したn型半導体層17を除去して、チャネル
部24を形成する。したがってチャネル部24は、ノン
ドープ半導体層16及びn型半導体層17の周辺部に重
合した状態に形成されたドレイン電極18とソース電極
19間のノンドープ半導体層16の領域に位置して形成
される。
【0051】図6(a)に示す構造の状態まで製造が進
んだときに、接触式段差測定器を用いて、チャネル部2
4の掘り込み量を測定する。
【0052】ここで、チャネル部24の掘り込み量を測
定する必要性及びその方法について図7及び図8を用い
て説明する。
【0053】図7は、チャネルエッチング後の膜積層状
態を示すものである。また図8は、接触式段差測定器を
用いてチャネル部24周辺の段差部を測定した出力波形
を示すものであり、破線はチャネルエッチング前の段差
部を測定した出力波形を、実線はチャネルエッチング後
の段差部を測定した出力波形を示すものである。
【0054】まず、チャネル部24の掘り込み量(チャ
ネルエッチング量)を測定する必要性について説明す
る。
【0055】チャネル部24のチャネルエッチングで
は、n型半導体層17のみを除去すれば良いものである
が、n型半導体層17をエッチングする場合は、その下
地であるノンドープ半導体層16との選択エッチングを
行うことが困難である。
【0056】さらにTFTアレイ基板内のチャネルエッ
チング量の均一性及び、エッチング量に達した時点を検
出するエンドポイント検出計が使用できないことを考慮
すると、ノンドープ半導体層16をオーバーエッチング
する必要性がある。
【0057】ノンドープ半導体層16をオーバーエッチ
ングするオーバーエッチング量は極めて重要な値であ
り、そのオーバーエッチング量が少なすぎると、n型半
導体層17がチャネル部24に残り、トランジスタがオ
フした際にドレイン電極18とソース電極19間にリー
ク電流が流れてしまい、また、逆にオーバーエッチング
量が多すぎると、チャネル部24のノンドープ半導体層
16の膜厚が薄くなり、トランジスタがオンした際にド
レイン電極18とソース電極19間に十分な電流が流れ
なくなってしまい、TFTが正常に動作しなくなってし
まう。
【0058】この動作不良を起こしたTFTが液晶モジ
ュールの最終出荷検査まで製造が進んでしまう可能性が
あり、歩留りを向上させるためには、ノンドープ半導体
層16をオーバーエッチングするチャネルエッチング量
を管理することは、極めて重要な要素である。
【0059】そのため、製造工程の途中において、チャ
ネル部24のチャネルエッチング量を測定する必要する
がある。
【0060】次にチャネル部24のチャネルエッチング
量を測定する方法について説明する。チャネル部24の
チャネルエッチングは、ソース電極19とドレイン電極
18をマスクとしてエッチングするため、図8において
点線で示す領域との段差部寸法は、チャネルエッチ
ング量とソース電極19またはドレイン電極20の膜厚
の和となっており、図8に実線で示すようにチャネル部
24のチャネルエッチングが進んだ場合、図8に点線で
示す領域との段差部寸法値とソース電極19または
ドレイン電極18の膜厚の差をとれば、チャネル部24
のチャネルエッチング量が測定可能となり、これを算式
で表すと次のようになる。
【0061】チャネル部24のチャネルエッチング量=
(ソース電極19の膜厚+チャネル部24のチャネルエ
ッチング量)−(ソース電極19の膜厚)=(図8の
との段差部寸法)−(図8のとの段差部寸法) ここに図8に示すはソース電極19の形成領域であ
り、はチャネル部24のエッチング対象であるn型半
導体層17の形成領域である。
【0062】本発明において、ソース電極19の膜厚を
測定することが可能となる理由は、ITOからなる基準
パターン23が、チャネル部24のチャネルエッチング
量を測定する製造段階で基板のトランジスタ部に表面に
露出して形成されているためである。
【0063】すなわち上述したチャネル部24のチャネ
ルエッチングでは、n型半導体層17以外に表面に露出
しているドレイン電極18,ソース電極19,ゲート絶
縁膜15も多少ながらエッチングされるが、基準パター
ン23は、耐エッチング性をもつ素材から構成されてお
り、エッチングされないため、ソース電極19の膜厚を
測定するための基準面とすることが可能となる。
【0064】チャネル部24のチャネルエッチング前に
ソース電極19の膜厚を測定して、これを基準として用
いることも考えられるが、チャネル部24のチャネルエ
ッチング時には、ソース電極19の構成素材であるモリ
ブデンがエッチングされ、ソース電極19の膜厚が薄く
なるため、仮にチャネル部24のチャネルエッチング前
にソース電極19の膜厚を測定したとしても、その測定
値を用いることはできず、本発明において、耐エッチン
グ性をもつ基準パターン23を、チャネル部24のチャ
ネルエッチング量を測定する製造段階で基板のトランジ
スタ部に表面に露出して形成することとの意義がある。
【0065】以上のようにノンドープ半導体層16をオ
ーバーエッチングするチャネルエッチング量を検査し
て、そのオーバーエッチングするチャネルエッチング量
を適正な値に管理して製造を継続する。
【0066】ノンドープ半導体層16をオーバーエッチ
ングするチャネルエッチング量が適正な値に管理され
て、チャネル部24のノンドープ半導体層16の膜厚が
適正な状態となった後に次の製造工程が継続して行われ
る。
【0067】すなわち図6(b)に示すように上述した
段差測定が完了した後に、最終工程であるパッシベーシ
ョン膜形成を行う。具体的にはプラズマCVD法を用い
て、例えば窒化シリコンをパッシベーション膜22とし
ておよそ200nmの膜厚に基板全面に成膜し、ホトリ
ソグラフィー法とBHFによるウエットエッチング法を
用いて、基板のゲート端子部のパッシベーション膜22
に開口部37を形成する。最後にアニール処理を行い、
TFTアレイ基板を完成させる。
【0068】以上のように本発明によれば、接触式段差
測定器を用いてソース電極19の膜厚を正確に測定し
て、チャネル掘り込み量、特にノンドープ半導体層16
をオーバーエッチングするチャネルエッチング量が適正
な値に正確に管理することができ、歩留まり及び品質を
向上することができる。さらに製造工程の途中で別の製
造ラインに移設することがなく、一連の製造ラインを用
いて工程数を増やすことなく、上述した効果を得ること
ができる。
【0069】(実施形態2)
【0070】本発明の実施形態1では、ドレイン電極1
8,ソース電極19及びドレイン配線20としてチャネ
ル部24のエッチング工程でエッチングされてしまう高
融点金属のモリブデンを用いたが、エッチングされない
金属、例えばクロムを用いても良い。
【0071】クロムを用いた場合のチャネルエッチング
後の膜積層状態を図9に、チャネルエッチ前後における
段差部を測定した出力波形を図10にそれぞれ示す。図
10における破線は、チャネルエッチング前の段差部を
測定した出力波形を示し、実線はチャネルエッチング後
の段差部を測定した出力波形を示したものである。
【0072】本発明の実施形態2では、実施形態1と同
様に、次の算出方法でチャネル部24のエッチング量を
測定することが可能となり、従来ではチャネル部のエッ
チング前後の2回に渡って段差部の測定を行っていた
が、チャネル部24のエッチング後に1回段差部の測定
をするのみにより、ノンドープ半導体層16をオーバー
エッチングするチャネルエッチング量を検査して、その
オーバーエッチングするチャネルエッチング量を適正な
値に管理してことができ、工程の短縮を図ることができ
るという利点がある。
【0073】チャネル部24のエッチング量=(ドレイ
ン電極18の膜厚+チャネル部24のエッチング量)−
(ドレイン電極18の膜厚)=(図10のとの段差
部寸法)−(図10のとの段差部寸法) ここに図10に示すはソース電極19の形成領域であ
り、はチャネル部24のエッチング対象であるn型半
導体層17の形成領域である。
【0074】(実施形態3)
【0075】また本発明の実施形態2では、耐エッチン
グ性基準面としての基準パターン23を形成した後、ド
レイン電極18,ソース電極19及びドレイン配線20
をこの順序で形成したが、この順序が逆となっても段差
波形は変わらないため、実施形態2と同様の効果が得ら
れる。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、接触式段
差測定器を用いてソース電極の膜厚を正確に測定して、
チャネル掘り込み量、特にノンドープ半導体層をオーバ
ーエッチングするチャネルエッチング量が適正な値に正
確に管理することができ、歩留まり及び品質を向上する
ことができる。さらに製造工程の途中で別の製造ライン
に移設することがなく、一連の製造ラインを用いて工程
数を増やすことなく、上述した効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基
板を示す概念図である。
【図2】In Plane Switching(以
下、IPSという)モードを用いたチャネル掘り込み型
薄膜トランジスタ(TFT)を示す平面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る薄膜トランジスタ
(TFT)アレイ基板を示す断面図であって、図2のA
−A線に沿う断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る薄膜トランジスタ(T
FT)アレイ基板の製造方法を工程順に示す断面図であ
る。
【図5】本発明の実施形態に係る薄膜トランジスタ(T
FT)アレイ基板の製造方法を工程順に示す断面図であ
る。
【図6】本発明の実施形態1に係る薄膜トランジスタ
(TFT)アレイ基板の製造方法を工程順に示す断面図
である。
【図7】本発明の実施形態1に係る薄膜トランジスタ
(TFT)アレイ基板の製造方法において、チャネル部
のエッチング後を示す断面図である。
【図8】図7の状態に示す製造段階で接触式段差測定器
を用いてチャネル部周辺の段差部を測定した出力波形を
示す図である。
【図9】本発明の実施形態2に係る薄膜トランジスタ
(TFT)アレイ基板の製造方法において、チャネル部
のエッチング後を示す断面図である。
【図10】図9の状態に示す製造段階で接触式段差測定
器を用いてチャネル部周辺の段差部を測定した出力波形
を示す図である。
【図11】従来例に係る薄膜トランジスタ(TFT)ア
レイ基板の製造方法において、チャネル部のエッチング
後を示す断面図である。
【図12】図11の状態に示す製造段階で接触式段差測
定器を用いてチャネル部周辺の段差部を測定した出力波
形を示す図である。
【図13】従来例に係る薄膜トランジスタ(TFT)ア
レイ基板の製造方法において、チャネル部のエッチング
後を示す断面図である。
【図14】図13の状態に示す製造段階で接触式段差測
定器を用いてチャネル部周辺の段差部を測定した出力波
形を示す図である。
【図15】従来例に係る薄膜トランジスタ(TFT)ア
レイ基板の製造方法において、チャネル部のエッチング
後を示す断面図である。
【図16】図15の状態に示す製造段階で接触式段差測
定器を用いてチャネル部周辺の段差部を測定した出力波
形を示す図である。
【符号の説明】
11 透明ガラス基板 12 ゲート配線 12a ゲート電極 13 コモン電極 14 コモン配線 15 ゲート絶縁膜 16 ノンドープ半導体層 17 n型半導体層 18 ドレイン電極 19 ソース電極 20 ドレイン配線 21 画素電極 22 パッシベーション絶縁膜 23 基準パターン(耐エッチング性基準面) 24 チャネル部 31 ゲート引き出し線 32 ゲート端子 33 ドレイン端子 34 ドレイン引き出し線 35 コンタクトホール 36 ゲート端子引き出し金属 37 パッシベーション膜開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/336 H01L 21/66 H01L 29/786 H01L 21/302 H01L 21/304

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 In Plane Switching
    モードチャネル掘り込み型薄膜トランジスタ基板におい
    て、 チャネル部のエッチング時にエッチングされない耐エッ
    チング性基準面をゲート絶縁膜上に形成し、且つ前記耐
    エッチング性基準面の一部は、ソース電極、またはドレ
    イン電極、或いはドレイン配線の下層または上層に形成
    されていることを特徴とする薄膜トランジスタアレイ基
    板。
  2. 【請求項2】 前記耐エッチング性基準面は、酸化イン
    ジウム錫等の透明導電膜で形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  3. 【請求項3】 前記ソース電極、ドレイン電極またはド
    レイン配線は、モリブデン,タングステン,またはこれ
    ら合金の単層膜または積層膜であることを特徴とする請
    求項1に記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  4. 【請求項4】 In Plane Switching
    モードチャネル掘り込み型薄膜トランジスタ基板の製造
    方法において、 チャネル部のエッチング時にエッチングされない膜で耐
    エッチング性基準面をゲート絶縁膜上に形成し、且つ前
    記耐エッチング性基準面の一部を、ソース電極、または
    ドレイン電極、或いはドレイン配線の下層または上層に
    形成することを特徴とする薄膜トランジスタアレイ基板
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記耐エッチング性基準面を、酸化イン
    ジウム錫等の透明導電膜で形成することを特徴とする請
    求項4に記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記ソース電極,ドレイン電極またはド
    レイン配線を、モリブデン,タングステン,またはこれ
    らの合金の単層膜または積層膜で形成することを特徴と
    する請求項4に記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 前記耐エッチング性基準面を、薄膜トラ
    ンジスタの端子形成工程と同一工程で形成することを特
    徴とする請求項4に記載の薄膜トランジスタアレイ基板
    の製造方法。
JP32576299A 1999-11-16 1999-11-16 薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3395739B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32576299A JP3395739B2 (ja) 1999-11-16 1999-11-16 薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32576299A JP3395739B2 (ja) 1999-11-16 1999-11-16 薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001144299A JP2001144299A (ja) 2001-05-25
JP3395739B2 true JP3395739B2 (ja) 2003-04-14

Family

ID=18180349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32576299A Expired - Fee Related JP3395739B2 (ja) 1999-11-16 1999-11-16 薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3395739B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10306643B4 (de) * 2003-02-18 2005-08-25 Semikron Elektronik Gmbh Anordnung in Druckkontaktierung mit einem Leistungshalbleitermodul
JP5560227B2 (ja) * 2011-04-11 2014-07-23 株式会社ジャパンディスプレイ 液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001144299A (ja) 2001-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4169896B2 (ja) 薄膜トランジスタとその製造方法
JP3541856B2 (ja) 薄膜トランジスタからなるマトリクスを製造するための方法
US6927105B2 (en) Thin film transistor array substrate and manufacturing method thereof
US7649581B2 (en) Array substrate of an LCD comprising first and second gate insulating layers and method of fabricating the same
US8633066B2 (en) Thin film transistor with reduced edge slope angle, array substrate and having the thin film transistor and manufacturing method thereof
JP2005242372A (ja) 液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法
US6654074B1 (en) Array substrate for liquid crystal display device with shorting bars external to a data pad and method of manufacturing the same
KR100675088B1 (ko) 액정 표시장치 및 액정 표시장치 제조방법
JPH08236775A (ja) 薄膜トランジスタおよびその製造方法
JPH01217423A (ja) 非晶質シリコン薄膜トランジスタアレイ基板
JP3395739B2 (ja) 薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法
US6087272A (en) Method of producing thin film transistor
JP3947515B2 (ja) アクティブマトリクス基板のコンタクトホール形成方法
JPH09153618A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP3587683B2 (ja) アクティブマトリクス基板、該基板のコンタクトホール形成方法および該基板を用いた液晶表示装置
JP4693219B2 (ja) 液晶表示装置のtftアレイ基板およびその製造方法
JP3393470B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
US20080280379A1 (en) Method of manufacturing thin film transistor substrate and manufacturing system using the same
JPS61161764A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JP2001102362A (ja) コンタクトホールの形成方法およびその形成方法を用いて製造された液晶表示装置
JP2002314088A (ja) 薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法及び当該方法により製造された薄膜トランジスタアレイ基板を用いた液晶表示装置
KR20060001139A (ko) 대면적 글라스 기판의 더미 패턴 구조
JP2958775B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JP2001005031A (ja) 薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法
KR100796483B1 (ko) 액정표시소자의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090207

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120207

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120207

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120207

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130207

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140207

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees