JP3394988B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP3394988B2
JP3394988B2 JP09025499A JP9025499A JP3394988B2 JP 3394988 B2 JP3394988 B2 JP 3394988B2 JP 09025499 A JP09025499 A JP 09025499A JP 9025499 A JP9025499 A JP 9025499A JP 3394988 B2 JP3394988 B2 JP 3394988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理システム
に関し、さらに詳しくは、画像ファイルに電子透かしを
埋め込むのに有用である。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理システムに適用されてい
る電子透かし技術はこれまで、日経エレクトロニクス19
97.2.24(no.683) に述べられているように、これまでの
適用範囲のほとんどは「著作権保護」の為であり、画像
品質を損なわないように、そして埋め込んだ透かしがで
きるだけ消えないような実現方法が数多く提案されてき
た。また、画像全体の保護が目的であったため、画像全
体に満遍なく埋め込むように適用されていた。
【0003】画像の形式識別技術としては、特開平4-15
8487号公報に述べられているように、帳票の枠のフォー
マットの構造を解析してフォーマットの識別を行う方法
や、「画像電子学会誌 通巻124号1996VOL.
25 NO.5 第533〜540頁」に述べられてい
るように画質の判別を行い領域分離する方法が提案され
ている。
【0004】画像の改竄防止に関する電子透かし方式と
しては、特開平10-208026 号公報に述べられているよう
に、電子透かしの一つの特徴であるステガノグラフィー
(データ隠蔽)によって、スタンピング情報を元画像に
埋め込み、その情報を抽出し、比較することによって、
改竄を検出するという技術も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像処理シ
ステムでの電子透かしの適用方法は、画像全体の保護が
目的であったため、画像全体に満遍なく埋め込まれるよ
うに適用する方法がすべてであった。1つの絵画の画像
や写真といった画像の著作権保護といった目的ではそれ
で問題がなかった。
【0006】しかし、電子透かしを埋め込むということ
は、視覚的に影響が無いようにいろいろな方式が提案さ
れてはいるが、必ず情報が画像へのノイズ的成分的表現
で挿入されることになり、画像自体の情報量が増えるこ
とになる。圧縮を行わなければサイズは同じであるが、
画像圧縮を行った場合は、ほとんどすべての場合圧縮後
の画像サイズが増えるので、大きな記憶領域が必要とな
り、コスト増となるとともに、画像処理に時間がかかる
という問題点があった。
【0007】加えて、文字や写真といった質の異なる画
像が混じっている1つの画像に対する適用は部分的な画
像の違いに対する電子透かしによる変化の考慮を行うこ
とができず、場所によって画質を落とすことがあり得
た。また、人間の視覚的な影響は考慮されているが、O
CRのような画像からの文字認識の技術に対する影響は
考慮されておらず、文字に透かしがノイズとしてのるの
で、認識できなくなることがあった。
【0008】また、画像の改竄を検出する方法として、
画像とは別に画像データから作成したメッセージ・ダイ
ジェストを管理する方法があり、この方法では、2つの
データを管理する必要があり、また、メッセージ・ダイ
ジェストの管理は高いセキュリティが必要であった。電
子透かしによってデータを埋め込んでおき、埋め込みデ
ータを抽出し、比較することによって画像の改竄を検出
する方法も同様に比較データの管理が必要であり、高い
セキュリティが必要であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の発明による画像処理システムは、電子透かし埋め込み
装置と電子透かし抽出装置から成り、前記電子透かし埋
め込み装置は、入力された文書画像から文書の種類を識
別すると共に、その識別した文書の種類に応じて前記文
書画像内の改竄検証が必要な情報が書き込まれている領
域を指定する位置情報を取得し、この位置情報により指
定される領域に改竄検証に用いる電子透かしを埋め込ん
で、当該電子透かしを埋め込んだ文書画像を前記電子透
かし抽出装置に送り、 記電子透かし抽出装置は、前記
電子透かし埋め込み装置から送られてきた文書画像から
文書の種類を識別し、その識別した文書の種類に応じて
前記改竄検証が必要な情報が書き込まれている領域の位
置情報を取得して、その位置情報により指定される領域
から前記電子透かしを抽出することを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明による画像処理シス
テムは、電子透かし埋め込み装置と電子透かし抽出装置
から成り、前記電子透かし埋め込み装置は、入力された
文書画像から文書のフォーマットを認識して、そのフォ
ーマットから前記文書画像内の改竄検証が必要な情報が
書き込まれている領域を特定すると共に、その特定した
領域に改竄検証に用いる電子透かしを埋め込んで、当該
電子透かしを埋め込んだ文書画像を前記電子透かし抽出
装置に送り、前記電子透かし抽出装置では、前記電子透
かし埋め込み装置から送られてきた文書画像から文書の
フォーマットを認識して、そのフォーマットから前記文
書画像内の改竄検証が必要な情報が書き込まれている領
域を特定すると共に、その特定した領域から前記電子透
かしを抽出することを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明による画像処理シス
テムは、請求項1又は請求項2において、電子透かしを
埋め込む領域毎の画質の変化に合わせて異なる電子透か
しを埋め込んだ文書画像を前記電子透かし埋め込み装置
から前記電子透かし抽出装置に送ることを特徴とする。
請求項4に記載の発明による画像処理システムは、請求
項1において、前記電子透かし埋め込み装置は、改竄検
証が必要な情報が書き込まれている領域を指定する位置
情報と共にメッセージダイジェストを埋め込む領域を指
定する位置情報を取得し、前記改竄検証が必要な情報に
応じたメッセージダイジェストを生成して、そのメッセ
ージダイジェストを前記位置情報により指定された領域
に埋め込んだ文書画像を前記電子透かし抽出装置に送
り、前記電子透かし抽出装置は、前記メッセージダイジ
ェストを埋め込む領域を指定する位置情報を取得して、
その位置情報により前記文書画像からメッセージダイジ
ェストを抽出すると共に、前記改竄検証が必要な情報に
応じたメッセージダイジェストを生成し、その生成した
メッセージダイジェストと前記文書画像から抽出したメ
ッセージダイジェストと比較して、改竄検証が必要な情
報の改竄を検出するようにしたことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の発明による画像処理シス
テムは、請求項4において、メッセージダイジェストを
埋め込む領域は、改竄検証が必要な情報が書き込まれて
いる領域とは離れた位置に設けられていることを特徴と
する。請求項6に記載の発明による画像処理システム
は、請求項1、請求項3又は請求項4において、前記電
子透かし埋め込み装置と前記電子透かし抽出装置の両方
に前記位置情報を登録しておき、前記電子透かし埋め込
み装置で位置情報に基づいて文書画像に電子透かしを埋
め込み、前記電子透かし抽出装置で位置情報に基づいて
文書画像から電子透かしを抽出するようにしたことを特
徴とする。
【0013】請求項7に記載の発明による画像処理シス
テムは、請求項1、請求項3又は請求項4において、
記電子透かし埋め込み装置から前記電子透かし抽出装置
に前記位置情報を送信するようにし、前記電子透かし埋
め込み装置で位置情報に基づいて文書画像に電子透かし
を埋め込み、前記電子透かし抽出装置は前記電子透かし
埋め込み装置から送信された位置情報に基づいて文書画
から電子透かしを抽出するようにしたことを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。なお、これによりこの発明が限
定されるものではない。 第1の実施の形態 図1は、第1の実施の形態の画像処理システムのブロッ
ク構成図である。この画像処理システムでは、電子透か
し埋込み装置101が文書情報114に基づく文書形式
情報115にしたがって元画像105に部分的に電子透
かしを埋め込み、原本画像106として電子透かし抽出
装置102に送り、この電子透かし抽出装置102が文
書情報114と同一の文書情報124に基づく文書形式
情報115と同一の文書形式情報125にしたがってそ
の原本画像106から部分的に埋め込まれた電子透かし
を抽出するようになっている。なお、前記元画像105
には必要な特定情報が分散していて、その分散した必要
な特定情報の領域の部分にのみ電子透かしを埋め込んだ
のが前記原本画像106である。
【0015】前記電子透かし埋込み装置101は、文書
識別部111、文書形式データベース112及び電子透
かし埋込み部113を備えてある。前記文書識別部11
1は、元画像105の特徴識別や部分的な図示しないO
CRにより文書を識別し、特定部分から認識した文書種
別の識別を示す文書情報114を文書形式データベース
112に送る機能を備えている。前記文書形式データベ
ース112は、文書情報114により検索可能に文書種
別毎に電子透かしを埋め込むべき必要な特定情報が存在
する領域の座標等の情報を文書形式情報テーブルとして
管理してあり、前記文書識別部111から文書情報11
4が送られてきた場合には、その座標等の情報を文書形
式情報115として電子透かし埋込み部113に与える
機能を備えている。前記電子透かし埋込み部113は、
文書形式データベース112からの文書形式情報115
により画像内の特定の領域にのみ電子透かしを埋め込む
機能を備えている。このため、電子透かし埋込み装置1
01は、電子透かしを元画像105内の必要部にのみ埋
め込んだ原本画像106を電子透かし抽出装置102に
渡すようになっている。
【0016】前記電子透かし抽出装置102は、文書識
別部121、文書形式データベース122及び電子透か
し抽出部123を備えてある。前記文書識別部121
は、原本画像106の特徴識別や部分的なOCRにより
文書を識別し、特定部分から認識した文書種別の識別を
示す前記文書情報114と同一の文書情報124を文書
形式データベース112に送る機能を備えている。前記
文書形式データベース122は、前記文書形式データベ
ース112と同一であり、文書情報124により検索可
能に文書種別毎に電子透かしを埋め込むべき必要部分の
座標等の情報を文書形式情報テーブルとして管理し、前
記文書識別部121から文書情報124が送られてきた
場合には、前記文書形式情報115と同一の座標等の情
報を文書形式情報125として電子透かし埋込み123
に与える機能を備えている。前記電子透かし抽出部12
3は、文書形式データベース122からの文書形式情報
125により原本画像106内の電子透かしが埋め込ま
れた部分から電子透かしを抽出する。したがって、この
電子透かし抽出装置102では、前記電子透かし抽出部
123が前記文書形式情報125によって抽出した電子
透かしは、前記電子透かし埋込み装置101の前記電子
透かし埋込み部113が前記文書形式情報115によっ
て埋め込んだ電子透かしと同一のものである。
【0017】次に、文書中に必要な特定情報が分散して
いて、必要な特定情報の部分に電子透かしを埋め込む文
書例を説明する。図2に、必要な特定情報が分散してい
る一例としての帳票のイメージを示す。この帳票Xに
は、日付、証書番号、氏名、性別、生年月日、住所、電
話番号、傷病名(1) 、診察開始、金額や追記等を記載し
た領域が示してある。これらの各領域に記載される情報
は、改竄されたりすると困る情報であり、このような情
報が文書中に分散している必要な特定情報である。例え
ば、領域R1は証書番号「0123456789」を記載する領域
であり、領域R2は氏名「山田 太郎」を記載する領域
であり、領域R3は金額「¥50,000円」を記載する領域
である。ここでは、以上3つの領域を例として説明する
が、他の日付等を記載する領域も同様であるため説明を
省略する。なお、帳票Xには、文書種別を識別するため
の文書種別情報としての識別番号R4が記載してある。
この識別番号R4は、ここでは、帳票Xの特定部分(右
上)に文書種別に対応した識別番号を記入若しくは印刷
した状態を示してある。以下、この帳票Xを画像として
取り込んだ画像を前記元画像105として説明する。
【0018】なお、前記帳票Xを前記元画像105とし
て取り込んだ場合には、同一形式の帳票であれば、最初
から設定してある常に同じ記述である「日付」「氏名」
といった文字部分は、画像としての取り込み後には必要
な特定情報ではない固定記述情報であり、通常はOCR
によって文字認識を行ったり、人間の目で確認する必要
が無い。このため、固定記述情報が印刷され、特定情報
が所定の領域に手書きされるような帳票Xの元画像10
5では、手書きされる特定情報のみを保護すればよく、
画像化された状態で保存する場合でも、この手書きによ
って記述された特定情報の記載されている領域に電子透
かしを埋め込んで、この領域の改竄が検証できればよい
ことになる。つまり、本実施の形態では、このように特
定情報として必要な特定情報が分散している領域、たと
えば、領域R1の証書番号「0123456789」や領域R2の
氏名「山田 太郎」や領域R3の金額「¥50,000円」に
電子透かしを埋め込んで、この部分に改竄が行われた場
合に電子透かしの抽出により偽造を検証するようにし
た。
【0019】図1に戻って、前記帳票Xは、電子透かし
を埋め込む元画像105として文書識別部111に入力
される。文書識別部111は、元画像105の右上にあ
る識別番号R4の部分を抽出し、その部分をOCRによ
り文字認識して文書種別を数字列として識別し、これを
文書情報114として文書形式データベース112に送
る。
【0020】なお、ここでは、文書種別を判別するため
に、このように文書種別を表す識別番号を図示しないO
CRにより文字認識する場合を想定するが、これとは別
に、たとえば、枠組みや文字の並びのフォーマット識別
・フォーマット解析により行うようにしてもよい。つま
り、文書枠のフォーマットの構造を識別しフォーマット
を解析し枠内の文字の認識によって文書種別の識別を行
う等のフォーマット識別技術及びフォーマット解析技術
を用いて文書種別を自動的に識別するようにしてもよ
い。
【0021】前記文書形式フォーマットデータベース1
12では、文書情報114を受け、その情報の示す文書
に対応した電子透かしを埋め込むべき領域の情報である
文書形式情報115を電子透かし埋め込み部113に出
力する。図3に、文書形式情報テーブルの例示図を示
す。この文書形式情報テーブルには、文書形式情報11
5が、埋め込むべき領域の画像上の座標を示すデータと
して文書種別毎に管理される。特徴情報が存在する矩形
部分の領域の左上角座標(X11,Y11)と右下角座標
(X21,Y21)といった座標の組で表す。ここでは、図
2に示す帳票Xの領域R1の証書番号「0123456789」を
左上角座標(X11,Y11)と右下角座標(X21,Y21)
とし、領域R2の氏名「山田 太郎」を左上角座標(X
12,Y12)と右下角座標(X22,Y22)とし、領域R3
の金額「¥50,000円」を左上角座標(X13,Y13)と右
下角座標(X23,Y23)とする。なお、左上角座標(X
11,Y11)と幅、高さ(width1,height1)の組といった
表現形式で表すようにしもよい。また、電子透かし方式
によるが、矩形以外の形で埋め込める電子透かし方式を
利用し、埋め込む領域が矩形以外の形であれば、その形
を示すことができるデータ形式を使用してもよい。
【0022】図1に戻って、電子透かし埋込み装置10
1での電子透かしの埋め込み処理を説明する。文書識別
部111は、たとえば、図2に示す帳票Xが元画像10
5として入力されると、識別番号R4をOCRにより文
字認識して、これを文書情報114として文書形式デー
タベース112に送る。文書形式データベース112
は、識別番号R4等の文書情報114の文書形式情報テ
ーブルを検索し、これから電子透かしを埋め込む座標値
等の文書形式情報115を取り出して、電子透かし埋込
み部113に渡す。電子透かし埋込み部113は、文書
形式情報115を受け取り、指定された領域に電子透か
しを埋め込む。その結果として電子透かしを埋め込んだ
画像を原本画像106として出力する。
【0023】次に、電子透かし抽出装置102での電子
透かし抽出処理を説明する。原本画像106からの電子
透かしの抽出も同様な方法で行う。まず、文書識別部1
21は、たとえば、図2に示す帳票Xが原本画像106
として入力されると、識別番号R4をOCRにより文字
認識して、これを文書情報124として文書形式データ
ベース122に送る。文書形式データベース122は、
識別番号R4等の文書情報124の文書形式情報テーブ
ルを検索し、これから電子透かしを埋め込む座標値等の
文書形式情報125を取り出して、電子透か抽出部12
3に渡す。電子透かし抽出部123は、文書形式情報1
25を受け取り、指定された領域から電子透かしを抽出
する。その結果として電子透かしが抽出できなければ原
本画像106が改竄されている可能性があり、また、電
子透かしが抽出できても指定された領域のデータが他の
データに改竄されている可能性があるため、これらの改
竄を判断することができる。
【0024】次に、図2に示した帳票Xに電子透かしを
埋め込んだ状態を説明する。図4に、電子透かしの埋め
込み状態の説明図を示す。図中、模様を付してある部分
に電子透かしを埋め込んであり、文書形式情報115に
よって指定されたところである。ただし、不可視電子透
かしは実際には視覚的にはっきりと確認できないように
なっているが、ここでは、概念的に模様を付してある。
たとえば、領域R1の証書番号「0123456789」や領域R
2の氏名「山田 太郎」や領域R3の金額「¥50,000
円」の部分に模様を付してある。
【0025】上記第1の実施の形態によると、必要な特
徴情報が分散されているような画像に対し、予めその特
徴情報が存在する領域を示す位置情報を定義しておき、
この定義にしたがって電子透かしを埋め込み、また、抽
出するようにしたため、たとえば、固定記述情報が印刷
され、特定情報が所定の領域に手書きされるような帳票
の手書き部分の画像の改竄を検出できるようになる。こ
のため、必要のない情報には電子透かしを埋め込まない
ため、従来に比べて画像サイズが小さくなるため、画像
処理時間を短縮することができるようになる。
【0026】つまり、一般に、電子透かしを埋め込む場
合、基本的に元イメージからは情報量が増えている為、
また、視覚的に知覚できないように分散させて透かしを
埋め込む為、画像的にはノイズ成分として混入される
為、画像を保存する際に圧縮比が悪くなり、ほとんどの
場合電子透かしを埋め込む前の画像より、圧縮後サイズ
が大きくなってしまう。そのため、本実施の形態のよう
に、電子透かしを埋め込む部分を少なくすることで、情
報の増加、画像変更部分を少なくし、圧縮後サイズへの
影響をできるだけ少なくすることによって保存の際の効
率を上げることができる。また、電子透かしを埋め込む
領域が少なくなるため電子透かし埋め込み処理時間の短
縮にもつながる。
【0027】なお、システム内に装置が多く分散してい
たり、文書種類が増えてきて文書形式データベースが大
きくなってくると、文書形式データベースはシステム内
に共通のものを1つ置くほうが効率がよく好ましい。装
置の追加や文書種類の追加が簡単になるからである。そ
の際には、文書形式情報は前述のように電子透かしを埋
め込む場所そのものを示しているため、暗号化して受け
渡しするなど情報が見ないようにしたほうがセキュリ
ティの面からは安全である。
【0028】第2の実施の形態 図5は、第2の実施の形態の画像処理システムのブロッ
ク構成図である。以下、上記第1の実施の形態との相違
点を説明する。なお、同一の構成要素には同一符号を付
すものとする。この画像処理システムでは、電子透かし
埋込み装置101が文書情報114に基づく文書形式情
報115にしたがって元画像105に部分的に電子透か
しを埋め込み、原本画像106として電子透かし抽出装
置102に送り、この電子透かし抽出装置102が送信
される文書情報114に基づく文書形式情報115と同
一の文書形式情報125にしたがってその原本画像10
6から部分的に埋め込まれた電子透かしを抽出するよう
になっている。なお、前記元画像105には必要な特定
情報が分散していて、その分散した必要な特定情報の領
域の部分にのみ電子透かしを埋め込んだのが前記原本画
像106である。
【0029】前記電子透かし埋込み装置101は、文書
識別部111、文書形式データベース112及び電子透
かし埋込み部113を備えてある。前記文書識別部11
1は、元画像105の特徴識別や部分的な図示しないO
CRにより文書を識別し、特定部分から認識した文書種
別の識別を示す文書情報114を文書形式データベース
112に送るとともに、文書情報114を電子透かし抽
出装置102へ送信する。前記文書形式データベース1
12及び前記電子透かし埋込み部113は、上記第1の
実施の形態と同様であるため説明を省略する。
【0030】前記電子透かし抽出装置102は、文書形
式データベース122及び電子透かし抽出部123を備
えてある。前記文書形式データベース122は、前記文
書形式データベース112と同一であり、前記電子透か
し埋込み装置112から送信される文書情報114によ
り検索可能に文書種別毎に電子透かしを埋め込むべき必
要部分の座標等の情報を文書形式情報テーブルとして管
理し、その文書情報にしたがって前記文書形式情報11
5と同一の座標等の情報を文書形式情報125として電
子透かし埋込み123に与える機能を備えている。前記
電子透かし抽出部123は、上記第1の実施の形態と同
様であるため説明を省略する。また、文書中に必要な特
定情報が分散していて、必要な特定情報の部分に電子透
かしを埋め込む文書例、文書形式情報テーブル及び電子
透かしの埋め込み状態は、上記第1の実施の形態の場合
を想定するものとし説明を省略する。
【0031】次に、電子透かし埋込み装置101での電
子透かしの埋め込み処理を説明する。文書識別部111
は、たとえば、図2に示した帳票Xが元画像105とし
て入力されると、識別番号R4をOCRにより文字認識
して、これを文書情報114として文書形式データベー
ス112に送る。文書形式データベース112は、識別
番号R4等の文書情報114の文書形式情報テーブルを
検索し、これから電子透かしを埋め込む座標値等の文書
形式情報115を取り出して、電子透かし埋込み部11
3に渡す。電子透かし埋込み部113は、文書形式情報
115を受け取り、指定された領域に電子透かしを埋め
込む。その結果として電子透かしを埋め込んだ画像を原
本画像106として出力する。また、前記文書識別部1
11はその原本画像106に対応させて前記文書情報1
14を電子透かし抽出装置102の文書形式データベー
ス122に送信する。
【0032】次に、電子透かし抽出装置102での電子
透かし抽出処理を説明する。原本画像106からの電子
透かしの抽出も同様な方法で行う。まず、送信された文
書情報114が文書形式データベース122に入力し、
文書形式データベース122は、識別番号R4等の文書
情報114の文書形式情報テーブルを検索し、これから
電子透かしを埋め込む座標値等の文書形式情報125を
取り出して、電子透か抽出部123に渡す。電子透かし
抽出部123は、文書形式情報125を受け取り、指定
された領域から電子透かしを抽出する。その結果として
電子透かしが抽出できなければ原本画像106が改竄さ
れている可能性があり、また、電子透かしが抽出できて
も指定された領域のデータが他のデータに改竄されてい
る可能性があるため、これらの改竄を判断することがで
きる。
【0033】上記第2の実施の形態によると、上記第1
の実施の形態の効果とともに、電子透かし埋込み装置か
ら電子透かし抽出装置に文書情報が送信されるため、電
子透かし抽出装置には文書識別部を備える必要がなくな
り、部品点数を少なくすることができる。なお、電子透
かし埋め込み装置が複数で、文書も複数の場合には、電
子透かし埋込み装置とそこで使用される文書形式情報を
対応させておき、電子透かし埋込み装置を識別して対応
した文書形式情報を検索することによって多数の文書形
式情報を管理するようにすれば検索時間短縮につなが
る。また、装置が識別できるネットワークとしてLAN
や電話回線があるが、文書形式情報に対応した装置の識
別には、LANの場合はLANカードのMACアドレス
を利用し、電話回線の場合は発信電話番号を利用すれば
よい。
【0034】第3の実施の形態 図6は、第3の実施の形態の画像処理システムのブロッ
ク構成図である。以下、上記第1の実施の形態との相違
点を説明する。なお、同一の構成要素には同一符号を付
し、相違点以外の説明は省略する。この画像処理システ
ムでは、電子透かし埋込み装置101が文書情報114
に基づく文書形式情報115又は文書形式情報117に
したがって元画像105に部分的に電子透かしを埋め込
む。前記文書形式情報117は、文書形式データベース
112に登録されていない非定型な元画像105の場合
に、文書識別部111がフォーマット認識処理を行って
必要な特定情報が存在する領域を特定して得た情報であ
る。非定型の元画像105である場合には文書形式デー
タベース112から文書形式情報115は送られてこな
いため、文書識別部111がOCRの技術で使用されて
いるフォーマット認識技術・フォーマット識別技術より
元画像105を認識して、必要な特定情報が存在する領
域を特定するための文書形式情報117を文書形式選択
部118に送り、文書形式データベース112から文書
形式情報115が送られてこない場合には、文書識別部
111からの文書形式情報117に基づいて行うように
選択させる選択情報116を文書形式選択部118に送
る。そして、電子透かし埋込み装置101は、原本画像
106として電子透かし抽出装置102に送る。
【0035】この電子透かし抽出装置102は、文書情
報124に基づく文書形式情報125又は文書形式情報
127にしたがって原本画像106に部分的に埋め込ま
れた電子透かしを抽出する。前記文書形式情報127
は、文書形式データベース122に登録されていない非
定型な原本画像106の場合に、文書識別部121がフ
ォーマット認識処理を行って必要な特定情報が存在する
領域を特定して得た情報である。非定型の原本画像10
6である場合には文書形式データベース122から文書
形式情報125は送られてこないため、文書識別部12
1は、OCRの技術で使用されているフォーマット認識
技術・フォーマット識別技術より原本画像106を認識
して、必要な特定情報が存在する領域を特定するための
文書形式情報127を文書形式選択部128に送り、文
書形式データベース122から文書形式情報125が送
られてこない場合には、文書識別部121からの文書形
式情報127に基づいて行うように選択させる選択情報
126を文書形式選択部128に送る。そして、電子透
かし抽出装置102では、電子透かし抽出部123が原
本画像106から電子透かしを抽出する。
【0036】上記第3の実施の形態によると、電子透か
しの埋め込み位置情報が文書形式データベースに登録さ
れていない場合であっても、画像のフォーマットを解析
して必要な特定情報が存在する領域を特定して、電子透
かしの埋め込み、抽出を行うようにしたため、非定型の
帳票にも電子透かしを埋め込み、抽出することできる。
【0037】第4の実施の形態 図7は、第4の実施の形態の画像処理システムのブロッ
ク構成図であり、一つの画像内に文字や写真といった質
の異なる情報が入っている画像に対して、場所によって
異なる電子透かしを埋め込むための構成である。このよ
うな画像としては、人物画像の入った文書や印鑑画像の
入った帳票、免許証の画像等があり、ここでは、図8に
示す大小の文字と人物写真の入った帳票を例として説明
する。
【0038】この画像処理システムでは、電子透かし埋
込み装置701が文書情報714に基づく文書形式情報
715にしたがって元画像705に部分的に電子透かし
を埋め込み、原本画像706として電子透かし抽出装置
702に送り、この電子透かし抽出装置702が文書情
報714と同一の文書情報724に基づく文書形式情報
715と同一の文書形式情報725にしたがってその原
本画像706から部分的に埋め込まれた電子透かしを抽
出するようになっている。なお、前記元画像705には
画質の異なる領域が存在していて、その領域の部分毎に
画質に応じた異なる電子透かしを埋め込んだのが前記原
本画像706となる。
【0039】前記電子透かし埋込み装置701は、文書
識別部711、文書形式データベース712及び電子透
かし埋込み部713を備えてある。前記書識別部71
1は、画像の特徴や、部分的なOCRにより、画像の文
書形式を識別し、文書情報714を出力する部分であ
る。文書情報データベース712は識別した文書情報7
14から、電子透かしを埋め込むべき部分の領域情報及
びその場所の画質情報を与える文書形式情報715を出
力する部分である。電子透かし埋め込み部713は文書
形式情報715に含まれる領域・画質情報により画質情
報にあった電子透かしを指定領域に埋め込む。
【0040】前記文書識別部711は、元画像105の
特徴識別や部分的な図示しないOCRにより文書を識別
し、特定部分から認識した文書種別の識別を示す文書情
報714を文書形式データベース712に送る機能を備
えている。前記文書形式データベース712は、文書情
報714により検索可能に文書種別毎に電子透かしを埋
め込むべき必要な特定情報が存在する領域の座標とその
領域の画質の種類に基づく情報を文書形式情報テーブル
として管理してあり、前記文書識別部711から文書情
報714が送られてきた場合には、その座標と画質を含
む情報を文書形式情報715として電子透かし埋込み
713に与える機能を備えている。前記電子透かし埋込
み部713は、文書形式データベース712からの文書
形式情報715により画像内の特定の領域毎の画質に応
じて異なる電子透かしを埋め込む機能を備えている。こ
のため、電子透かし埋込み装置701は、電子透かしを
元画像705内の画質に違いにより異なる電子透かしを
埋め込んだ原本画像706を画像透かし抽出装置702
に渡すようになっている。
【0041】前記電子透かし抽出装置702は、文書識
別部721、文書形式データベース722及び電子透か
し抽出部723を備えてある。前記文書識別部721
は、原本画像706の特徴識別や部分的なOCRにより
文書を識別し、特定部分から認識した文書種別の識別を
示す前記文書情報714と同一の文書情報724を文書
形式データベース712に送る機能を備えている。前記
文書形式データベース722は、前記文書形式データベ
ース712と同一であり、文書情報724により検索可
能に文書種別毎に電子透かしを埋め込むべき必要部分の
座標とその領域の画質の種類に基づく情報を文書形式情
報テーブルとして管理し、前記文書識別部721から文
書情報724が送られてきた場合には、前記文書形式情
報715と同一の座標と画質を含む情報を文書形式情報
725として電子透かし埋込み723に与える機能を備
えている。前記電子透かし抽出部723は、電子透かし
を原本画像706内の画質に違いにより埋め込まれた異
なる電子透かしを抽出する。
【0042】次に、文字や写真といった表現の異なる画
像が混じっている帳票例を説明する。図8に、その帳票
の例示図を示す。この帳票Yには、氏名、日付、本籍、
住所、交付日、有効期限、写真等を記載した領域が示し
てある。これらの各領域に記載される情報は、改竄され
たりすると困る情報であり、このような情報に電子透か
しを埋め込み改竄を検出できるのが好ましい。しかし、
文字や写真といった表現の異なる画像が混じっている1
つの画像に電子透かしを埋め込んだ場合、部分的な画像
の違いに対する電子透かしによる変化考慮しないと、
領域によって画質を落としてしまう。このような領域の
違いは、たとえば、氏名「山田 太郎」・本籍「日本県
日本市日本町日本村」・住所「日本県日本市日本町日本
村」・有効期限「平成14年の誕生日まで有効」の領域
S1と、交付日「平成09年12月31日1111」の領域S2
と、写真の領域S3との違いである。ここで、領域S1
は領域S2に比べて文字が大きいという違いである。な
お、識別番号S4は、文書種別を識別するための文書種
別情報であり、ここでは、帳票Yの特定部分(左下)に
文書種別に対応した識別番号を記入若しくは印刷した状
態を示してある。以下、この帳票Yを画像として取り込
んだ画像を前記元画像705として説明する。
【0043】図に戻って、前記文書識別部711は、
識別番号等の文書種別IDのOCRや枠組みや文字の並
びの自動認識により文書種別を識別し、文書情報714
を文書形式データベース712に送る。図8に示される
帳票Yでは、左下の識別番号S4の識別により文書情報
が送られる。図9に、文書形式情報テーブルの例示図を
示す。この文書形式情報テーブルは、電子透かしを埋め
込むための位置座標等の埋め込み領域情報、文字・写真
等の画質情報、グレースケールかカラースケールかの識
別子、および、画質に応じた電子透かしの埋め込み密度
を各領域毎に定義してある。なお、画質に合った電子透
かしの適用例としては、グレースケールで表現される文
字の場合はグレースケールで埋め込まれる電子透かし、
しかも文字の大きさによって画像変更の密度を変える場
合を想定する。つまり、たとえば、小さな文字の場合は
薄く、大きな文字の場合は濃く入れるようにする。これ
は同じ密度で入れると、小さな文字が見えにくくなり、
グレースケールの文字とカラー写真が混じっている場合
も、カラー写真にはグレースケールの電子透かしでな
く、適切な色を利用した電子透かしを適用しないと見に
くくなるからである。また、前記画質情報は文字および
その大きさ、モノクロ写真、カラー写真、絵、印鑑、マ
ークといった画像の質を表す情報であり、色のパターン
や濃さの違いとなって現れる情報である。
【0044】図に戻って、電子透かし埋め込み部71
3は、埋め込み領域情報を受け取り、元画像705内の
指定された領域に電子透かしを埋め込む。その際、画質
情報を利用し、その画質に合った電子透かし方式を適用
する。その後、電子透かしを埋め込んだ画像を原本画像
706として出力する。次に、図8に示した帳票Yに電
子透かしを埋め込んだ状態を説明する。図10に、電子
透かしの埋め込み状態の説明図を示す。図中、模様を付
してある部分に電子透かしを埋め込んであり、文書形式
情報115によって指定されたところである。ただし、
不可視電子透かしは実際には視覚的にはっきりと確認で
きないようになっているが、ここでは、概念的に模様を
付してある。たとえば、領域S1と領域S2は文字の大
きさが異なるためそれぞれ異なる電子透かしを埋め
。特に、領域2は、文字のサイズが小さいため、電子
透かしによる画像の変化が小さくなるようにする。さら
に、領域S3は写真であるため領域S1及び領域S2と
は異なる電子透かしを埋め込んでいる。
【0045】なお、画像の変化が少なくなるような電子
透かしの埋め込み方は、電子透かしの方式によるが、同
じ領域に埋め込むデータ量を少なくすれば、変化が少な
くなる方式があるため、データ量を少なくする、若しく
は埋め込み単位のサイズを大きくする等の方法によって
変化が少なくすることが可能である。また、電子透かし
を埋め込んだ後に、OCRによって文字を認識するよう
な部分に関しても、OCRの認識率に影響しないように
考えられた電子透かしの方法を適用するか、できるだけ
元画像からの変化が少なくなるように電子透かしを適用
することによって、電子透かしによるOCRへの影響を
小さくすることが可能である。
【0046】原本画像706からの電子透かしの抽出も
同様な方法で行う。原本画像706を文識別部721
に入力し文書情報724を文書形式データベース722
に出力する。文書形式データベース722は、文書情報
724から埋め込み領域情報と画質情報からなる文書形
式情報735を電子透かし抽出部723に出力する。電
子透かし抽出部723では、埋め込み領域情報で示され
る電子透かしが埋め込まれている領域から、画質情報か
ら識別される適用された電子透かし方式で電子透かしを
抽出する。
【0047】したがって、上記第4の実施の形態では、
写真を含んだ文書を取り込んだ画像のように、画質の変
化が文字と写真の部分で異なる場合、どちらかの画質を
落とさずに、また、文字の部分と写真の部分で方式によ
っては電子透かしの方式を変えることにより、画質によ
って電子透かしの方式を変えるようにした。このため上
記第4の実施の形態によると、画質情報を使用し、画質
によって最適な電子透かし方式を適用することによっ
て、電子透かしの埋め込みによる画像全体の画質の劣化
を最低限に抑えることができる。よって、文字や写真と
いった表現の異なる画像が混じっている1つの画像に対
する適用は部分的な画像の違いに対する電子透かしによ
る変化に対応でき、場所によって画質を落とすことがな
くなる。また、人間の視覚的な影響だけでなく、OCR
のような画像からの文字認識の技術に対する影響にも対
応することができるようになる。
【0048】なお、文字の色や大きさによって電子透か
しのデータ量や埋め込み単位を広くして画像の変化を少
なく抑えたり、重要度の違いにより埋め込み領域単位を
小さく、つまり、改竄検出に用いる電子透かしでは、改
竄検出単位を細かくするといった改竄の検出の度合いを
変えたり、文字をOCR認識する場所はOCR方式に合
った、つまりOCRの認識率を下げない電子透かし埋め
込み方式を適用するようにしてもよい。
【0049】第5の実施の形態 図11は、第5の実施の形態の画像処理システムのブロ
ック構成図である。この画像処理システムでは、電子透
かし埋込み装置1101が文書情報1114に基づく文
書形式情報1115にしたがって、元画像1105内の
改竄検出の必要性のある特定情報の表示領域に所定の電
子透かしを埋め込むとともに、その特定情報に対応して
生成したメッセージダイジェスト(MD)1117を電
子透かしとして部分的に埋め込んで、原本画像1106
として電子透かし抽出装置1102に送る。そして、こ
の電子透かし抽出装置1102が文書情報1114と同
一の文書情報1124に基づく文書形式情報1115と
同一の文書形式情報1125にしたがってその原本画像
1106から部分的に埋め込まれた所定の電子透かし及
びMD1129を抽出し、生成されるMD1127と比
較することで改竄を検出するようにした。
【0050】前記電子透かし埋込み装置1101は、文
書識別部1111、文書形式データベース1112、電
子透かし埋込み部1113及びMD生成部1116を備
えてある。前記文書識別部1111は、元画像1105
の特徴識別や部分的な図示しないOCRにより文書を識
別し、特定部分から認識した文書種別の識別を示す文書
情報1114を文書形式データベース1112に送る機
能を備えている。前記文書形式データベース1112
は、文書情報1114により検索可能に文書種別毎に電
子透かしを埋め込むべき必要な特定情報が存在する領域
の座標等の情報を文書形式情報テーブルとして管理して
あり、前記文書識別部1111から文書情報1114が
送られてきた場合には、その座標等の情報を文書形式情
報1115により電子透かし埋込み部1113に与える
機能を備えている。前記電子透かし埋込み部1113
は、文書形式データベース1112からの文書形式情報
1115したがって、元画像1105内の改竄検出の必
要性のある特定情報の表示領域に所定の電子透かしを埋
め込むとともに、その特定情報に対応して生成したメッ
セージダイジェスト(MD)1117を電子透かしとし
て部分的に埋め込む機能を備えている。前記MD生成部
1116は、文書形式情報1115で定義される元画像
1105の後述の対象領域のデータからMD1117を
生成し、このMD1117を電子透かし埋め込み部11
13に送る機能を備えている。このため、電子透かし埋
込み装置1101は、所定の電子透かしを埋め込むとと
もにMD1117を電子透かしとして埋め込んだ原本画
像1106を電子透かし抽出装置1102に渡すように
なっている。
【0051】前記電子透かし抽出装置1102は、文書
識別部1121、文書形式データベース1122、電子
透かし抽出部1123、MD生成部1126及びMD比
較部1128を備えてある。前記文書識別部1121
は、原本画像1106の特徴識別や部分的なOCRによ
り文書を識別し、特定部分から認識した文書種別の識別
を示す前記文書情報1114と同一の文書情報1124
を文書形式データベース1122に送る機能を備えてい
る。前記文書形式データベース1122は、前記文書形
式データベース1112と同一であり、文書情報112
4により検索可能に文書種別毎に電子透かしを埋め込む
べき必要部分の座標等の情報を文書形式情報テーブルと
して管理し、前記文書識別部1121から文書情報11
24が送られてきた場合には、前記文書形式情報111
5と同一の座標等の情報を文書形式情報1125として
電子透かし埋込み1123に与える機能を備えている。
前記電子透かし抽出部1123は、文書形式データベー
ス1122からの文書形式情報1125により原本画像
1106内の改竄検出の必要性のある特定情報の表示領
域から所定の電子透かしを抽出するとともに、その特定
情報に対応して電子透かしとして埋め込まれているMD
1117を文書形式情報1125で定義されている後述
する埋め込み領域から抽出し、このMD1117をMD
比較部1128に送る機能を備えている。前記MD生成
部1126は、前記MD生成部1116と同じ機能であ
り、文書形式情報1125で定義される原本画像110
6の後述の対象領域のデータから前記MD1117と同
一のMD1127を生成し、MD比較部1128に送る
機能を備えている。前記MD比較部1128は、2つの
MD117とMD112を比較する機能を備えてお
り、相違すれば原本画像1106の改竄が検出されたこ
とになる。
【0052】以下、帳票に電子透かしを埋め込む場合を
説明する。図12に、帳票の例示図を示し、この帳票Z
の改竄検出を行うために電子透かしを利用する場合を想
定する。図13に、文書形式情報テーブルの例示図を示
す。この文書形式情報テーブルには、画像内の改竄検出
の必要性のある特定情報の表示領域に所定の電子透かし
を埋め込む対象領域Tnと、その特定情報に対応したメッ
セージダイジェストを電子透かしとして埋め込む埋め込
み領域Unからなる文書形式情報を定義してある。ここ
で、図12の帳票Zの場合、例えば、対象領域T1は「9
9年1月31日」を囲む矩形部分とし、埋め込み領域U1
は対象領域T1に対応した「日付」を囲む矩形部分とす
る。また同様に、対象領域T2は「012345678
9」を囲む矩形部分とし、埋め込み領域U2は対象領域T2
に対応した「証書番号」を囲む矩形部分というように定
義する。他の領域も同様に定義できるが、ここでは省略
する。なお、識別番号Wは、上記第1の実施の形態で説
明した識別番号R4と同様の機能を実現するものであ
り、説明を省略する。
【0053】図14は、電子透かし埋め込み状態の説明
図であり、模様の付いた部分に電子透かしを埋め込んで
いる状態を示している。例えば、帳票Zの場合、模様を
付した埋め込み領域U1にメッセージダイジェストを埋め
込んである。また同様に、模様を付した埋め込み領域U2
にメッセージダイジェストを埋め込んである。これらの
メッセージダイジェストが比較の際に生成されるメッセ
ージダイジェストと異なる場合は、対象領域Tn自体が改
竄されていると判断することができる。
【0054】上記第5の実施の形態によると、電子透か
しが抽出できなかった場合には画像全面又は電子透かし
を埋め込んだ部分に改竄が行われたと判断でき、特に、
メッセージダイジェストが異なる場合は対象領域に改竄
が行われたと判断できる。最後に、メッセージダイジェ
ストの埋め込みの他の例を説明する。たとえば、メッセ
ージダイジェストを埋め込む埋め込み領域を複数用意し
選ぶか、対象領域以外から演算等で選ぶことによって重
要な情報であるメッセージダイジェストの隠し場所を探
し当てることを難しくできる。
【0055】図15に、文書形式情報テーブルの他の例
を示す。文書形式情報として一つの対象領域nに対し
て、複数の埋め込み領域nmを用意しておき、メッセージ
ダイジェストの値やファイルサイズ、作成日時といった
改竄されなければ変化のない値から、埋め込み情報を選
択するようにすればよい。例えば、埋め込み情報n0,n1,
…,n8,n9を準備し、メッセージダイジェストやファイル
サイズの値の演算により、0から9の値を生成し、埋め
込み領域を選ぶようにすることが可能である。抽出時に
もメッセージダイジェストやファイルサイズから同じ演
算を行って、生成された値から埋め込み領域を選び電子
透かしを抽出する。電子透かしが抽出できなかったり、
メッセージダイジェストの値が異なっていれば改竄が行
われたとみなせる。
【0056】また、画像のサイズは、元画像読み込み時
に判明し、対象領域nの指定場所が分かれば、元画像内
のそれ以外の場所、つまり非対象場所も分かる。メッセ
ージダイジェストは非対象場所であればどこへ埋め込ん
でもよく。その場所が一意に決まる方法を使用すれば、
計算によって埋め込み領域を決めることができ、文書形
式情報に埋め込み場所を登録しておく必要がなくなる。
例えば、非対象領域内を電子透かしを埋め込めるサイズ
の領域で分割し、ナンバリングして、メッセージダイジ
ェストやファイルサイズからの演算によって選択すれば
よい。
【0057】図16に帳票Pの例示図を示し、図17に
その帳票Pに上述のメッセージダイジェストの埋め込み
を行った場合の電子透かし埋め込み状態の説明図を示
す。図17において、帳票Pの画像の真ん中にある模様
の付いた部分を対象領域P1とし、その周りにある非対
象領域の内の埋め込み領域P2にメッセージダイジェス
トを電子透かしとして埋め込む。この例は、埋め込み領
域P2に埋め込んだ場合としたが、それ以外の埋め込み
領域P3,P4にも埋め込むことが可能であり、その選
択は文書形式情報に登録された場所からも、計算で決め
ることも可能である。
【0058】これにより、メッセージダイジェストが帳
票Pの画像のどこに電子透かしとして埋め込まれている
かを判断することは不可能であるため、メッセージダイ
ジェスト用の別ファイルを管理しなくても、一つの画像
ファイルを用いて改竄の検出を行うことができる。さら
に、この場合、必要部分には電子透かしを埋め込まない
ため、画質の劣化やOCRへの影響はないという利点も
ある。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像処理シ
ステムによると、必要な部分以外には電子透かしを埋め
込まないため、画像ファイル自体の情報量が減少し、画
像圧縮の場合でも圧縮後の画像サイズが小さくて済んで
小さな記憶領域で済むため、画像処理を短時間で低コス
トで提供できる効果が得られる。
【0060】また、文字や写真といった質の異なる画像
が混じっている1つの画像に対しては、部分的な画像の
違いに対する電子透かしによる変化考慮できるだけで
なく、場所によって画質を落とすことがなくなる。人間
の視覚的な影響の考慮だけでなく、OCRのような画像
からの文字認識の技術に対しても、文字に透かしがノイ
ズとしてのるのを文字に応じた電子透かしの埋め込みに
よって抑えることができる効果が得られるため、文字認
識できなくなることもなくなる。
【0061】さらに、メッセージダイジェストを電子透
かしとして画像ファイルの一部分に埋め込むようにした
ため、画像ファイルに改竄があった場合、埋め込まれた
メッセージダイジェストが変わってしまうため、表示さ
れているデータから生成するメッセージダイジェストと
比較すれば、容易に改竄を検出することができ、高いセ
キュリティを容易に提供することができる効果が得られ
る。
【0062】したがって、本発明では、電子透かしを埋
め込んである画像ファイルを画像圧縮しても、圧縮後の
画像サイズを増やしたり画質を落とすことなく、画像フ
ァイルの改竄を容易に検出できる高いセキュリティの画
像処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の画像処理システムのブロッ
ク構成図
【図2】帳票の例示図
【図3】文書形式情報テーブルの例示図
【図4】電子透かし埋め込み状態の説明図
【図5】第2の実施の形態の画像処理システムのブロッ
ク構成図
【図6】第3の実施の形態の画像処理システムのブロッ
ク構成図
【図7】第4の実施の形態の画像処理システムのブロッ
ク構成図
【図8】帳票の例示図
【図9】文書形式情報テーブルの例示図
【図10】電子透かし状態の説明図
【図11】第5の実施の形態の画像処理システムのブロ
ック構成図
【図12】帳票の例示図
【図13】文書形式情報テーブルの例示図
【図14】電子透かし埋め込み状態の説明図
【図15】文書形式情報テーブルの例示図
【図16】帳票の例示図
【図17】電子透かし埋め込み状態の説明図
【符号の説明】 101 電子透かし埋込み装置 102 電子透かし抽出装置 105 元画像 106 原本画像 111 文書識別部 112 文書形式データベース 113 電子透かし埋込み部 114 文書情報 115 文書形式情報 121 文書識別部 122 文書形式データベース 123 電子透かし抽出部 124 文書情報 125 文書形式情報
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−54808(JP,A) 特開 平2−96276(JP,A) 特開 平10−228516(JP,A) 小松、富永,文書画像通信におけるデ ィジタル透かしの提案と署名への応用, 電子情報通信学会論文誌 B−I,日 本,電子情報通信学会,Vol.J72− B−I,No.3,pp.208 − 218 Minerva M.Yeung,F rederick C.Mintze r,Invisible waterm arking for imgae v erification,Journa l of electronic im aging,米国,SPIE and IS&T,7(3),pp.578−951 Marc Schneider an d Shih−Fu Chang,A ROBUST CONTENT BAS ED DIGITAL SIGNATU RE FOR IMAGE AUTHE NTICATION,Proc.of IEEE Int.Conf.on I mage Proccesing,La usanne,Switzerlan d,スイス,IEEE,Vol.3 S ept. 松井甲子雄,電子透かし技術とその評 価項目,画像電子学会誌,日本,画像電 子学会,第27巻 第5号,483−491 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/387

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子透かし埋め込み装置と電子透かし抽
    出装置から成り、 前記電子透かし埋め込み装置は、入力
    された文書画像から文書の種類を識別すると共に、その
    識別した文書の種類に応じて前記文書画像内の改竄検証
    が必要な情報が書き込まれている領域を指定する位置情
    報を取得し、この位置情報により指定される領域に改竄
    検証に用いる電子透かしを埋め込んで、当該電子透かし
    を埋め込んだ文書画像を前記電子透かし抽出装置に送
    り、 前記電子透かし抽出装置は、前記電子透かし埋め込み装
    置から送られてきた文書画像から文書の種類を識別し、
    その識別した文書の種類に応じて前記改竄検証が必要な
    情報が書き込まれている領域の位置情報を取得して、そ
    の位置情報により指定される領域から前記電子透かしを
    抽出する ことを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 電子透かし埋め込み装置と電子透かし抽
    出装置から成り、 前記電子透かし埋め込み装置は、入力された文書画像か
    ら文書のフォーマットを認識して、そのフォーマットか
    ら前記文書画像内の改竄検証が必要な情報が書き込まれ
    ている領域を特定すると共に、その特定した領域に改竄
    検証に用いる電子透かしを埋め込んで、当該電子透かし
    を埋め込んだ文書画像を前記電子透かし抽出装置に送
    り、 前記電子透かし抽出装置では、前記電子透かし埋め込み
    装置から送られてきた文書画像から文書のフォーマット
    を認識して、そのフォーマットから前記文書画像内の改
    竄検証が必要な情報が書き込まれている領域を特定する
    と共に、その特定した領域から前記電子透かしを抽出す
    ことを特徴とする画像処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 電子透かしを埋め込む領域毎の画質の変化に合わせて異
    なる電子透かしを埋め込んだ文書画像を前記電子透かし
    埋め込み装置から前記電子透かし抽出装置に送ることを
    特徴とする画像処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記電子透かし埋め込み装置は、改竄検証が必要な情報
    が書き込まれている領域を指定する位置情報と共にメッ
    セージダイジェストを埋め込む領域を指定する 位置情報
    を取得し、前記改竄検証が必要な情報に応じたメッセー
    ジダイジェストを生成して、そのメッセージダイジェス
    トを前記位置情報により指定された領域に埋め込んだ文
    書画像を前記電子透かし抽出装置に送り、 前記電子透かし抽出装置は、前記メッセージダイジェス
    トを埋め込む領域を指定する位置情報を取得して、その
    位置情報により前記文書画像からメッセージダイジェス
    トを抽出すると共に、前記改竄検証が必要な情報に応じ
    たメッセージダイジェストを生成し、その生成したメッ
    セージダイジェストと前記文書画像から抽出したメッセ
    ージダイジェストと比較して、改竄検証が必要な情報の
    改竄を検出するようにした ことを特徴とする画像処理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 ッセージダイジェストを埋め込む領域は、改竄検証が
    必要な情報が書き込まれている領域とは離れた位置に設
    けられていることを特徴とする画像処理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項3又は請求項4におい
    て、前記電子透かし埋め込み装置と前記電子透かし抽出装置
    両方に前記位置情報を登録しておき、前記電子透かし
    埋め込み装置で位置情報に基づいて文書画像に電子透か
    しを埋め込み、前記電子透かし抽出装置で位置情報に基
    いて文書画像から電子透かしを抽出するようにしたこ
    とを特徴とする画像処理システム。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項3又は請求項4におい
    て、前記電子透かし埋め込み装置から前記電子透かし抽出装
    に前記位置情報を送信するようにし、前記電子透かし
    埋め込み装置で位置情報に基づいて文書画像に電子透か
    しを埋め込み、前記電子透かし抽出装置は前記電子透か
    し埋め込み装置から送信された位置情報に基づいて文書
    画像から電子透かしを抽出するようにしたことを特徴と
    する画像処理システム。
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