JP3394529B2 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

Info

Publication number
JP3394529B2
JP3394529B2 JP2001224843A JP2001224843A JP3394529B2 JP 3394529 B2 JP3394529 B2 JP 3394529B2 JP 2001224843 A JP2001224843 A JP 2001224843A JP 2001224843 A JP2001224843 A JP 2001224843A JP 3394529 B2 JP3394529 B2 JP 3394529B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
output current
command
load
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001224843A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002084767A (ja
Inventor
文則 中村
伸三 玉井
融真 山本
治義 森
正明 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2001224843A priority Critical patent/JP3394529B2/ja
Publication of JP2002084767A publication Critical patent/JP2002084767A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3394529B2 publication Critical patent/JP3394529B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば系統連系
変換器、無停電電源装置、CVCF装置等に適用され
る、自励式電圧型交直変換装置を介して交流負荷に接続
された電力変換装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図2は、例えば特許第2775572号
に開示された自励式電圧型交直変換装置の電流制御方式
を電流制御に用い、交流電圧一定制御を行う従来の電力
変換装置を示す図である。 【0003】図2において、1は自励式電圧型交直変換
装置に直流電圧を供給するコンデンサ、蓄電池、直流電
源等の直流電圧源、2a〜2dはトランジスタ,IGB
T,GTO等の自己消弧可能な半導体スイッチ、3a〜
3dは半導体スイッチ2a〜2dと逆並列接続されたダ
イオード等の整流素子、4はリアクトル,変圧器の漏れ
インダクタンス、配線等の寄生要素のインダクタンス成
分、5は高調波リップルの吸収、交流負荷電圧安定化の
為に用いられるフィルタコンデンサ、6は直流電圧源
1,半導体スイッチ2a〜2d,整流素子3a〜3d,
インダクタンス成分4をブロック化した自励式電圧型交
直変換装置、7は自励式電圧型交直変換装置6の交流出
力側に接続された交流負荷、8は交流負荷7の交流電圧
指令の位相基準を作成する位相基準発生手段、9は位相
基準発生手段8の発生した位相基準に基づいてsinθ
演算により正弦波を作成するsin信号発生手段、10
は交流負荷7の交流電圧指令の振幅を発生する交流電圧
指令振幅発生手段、11a,11bは乗算演算を行う乗
算手段、12は位相基準発生手段8,sin信号発生手
段9,交流電圧指令振幅発生手段10,乗算手段11a
から構成され、交流負荷7の交流電圧指令を作成する交
流電圧指令作成手段、13は電圧を検出する電圧検出手
段、14a,14bは減算演算を行う減算手段、15は
交流負荷7の交流電圧を制御する交流電圧制御手段、1
6a,16bは電流を検出する電流検出手段、17a〜
17cは与えられた入力信号を定数倍する比例ゲイン、
18は位相基準発生手段8の発生した位相基準に基づい
てcosθ演算により正弦波を作成するcos信号発生
手段、19は加算演算を行う加算手段、20は自励式電
圧型交直変換装置6の交流出力電流指令と実際の交流出
力電流の偏差である電流誤差の目標追従誤差を作成する
目標追従誤差発生手段、21は自励式電圧型交直変換装
置6の交流出力電流指令と実際の交流出力電流の偏差に
よって求められる電流誤差と目標追従誤差発生手段20
の発生する目標追従誤差に従って半導体スイッチ2a〜
2dの点弧、消弧ゲート信号を発生するゲート信号演算
手段(ゲート指令演算手段)である。 【0004】次に動作について説明する。図2に示した
電力変換装置において、特許第2775572号に示さ
れたとおり、電流検出手段16aにて自励式電圧型交直
変換装置6からインダクタンス成分4を通って流れる交
流出力電流を検出し、減算手段14aにて自励式電圧型
交直変換装置6の交流出力電流指令から減算して電流誤
差を求める。ゲート信号演算手段21では、減算手段1
4aにて求めた電流誤差と、目標追従誤差発生手段20
にて発生した目標追従誤差に基づいて、目標追従誤差信
号をj(e)、データを採取してから次のスイッチング
モードを決めるまでに要する計測制御処理時間をTc、
データを採取する時間間隔であるサンプリング周期をT
sとして、第1表に示した比較、条件判断演算を行った
後、半導体スイッチ2a〜2dの各ゲート信号を発生
し、半導体スイッチ2a〜2dのオンまたはオフのスイ
ッチ状態を制御する。 【0005】 【表1】 【0006】このように半導体スイッチ2a〜2dのオ
ンまたはオフのスイッチ状態が制御されることにより、
モード1では電流誤差が正でかつ(j(e)・Ts)/
2(Ts+Tc)で与えられる誤差幅より大きい、すな
わち交流出力電流が交流出力電流指令より(j(e)・
Ts)/2(Ts+Tc)で与えられる誤差幅以上に低
いため、半導体スイッチ2aがオン、2bがオフ、2c
がオフ、2dがオンとなり、自励式電圧型交直変換装置
6の交流出力に直流電圧EEが印加されて交流出力電流
が増加する。 【0007】逆にモード3では電流誤差信号が負でかつ
(j(e)・Ts)/2(Ts+Tc)で与えられる誤
差幅より小さい、すなわち交流出力電流が交流出力電流
指令より(j(e)・Ts)/2(Ts+Tc)で与え
られる誤差幅以上に高いため、半導体スイッチ2aがオ
フ、2bがオン、2cがオン、2dがオフとなり、自励
式電圧型交直変換装置6の交流出力に直流電圧EB が印
加されて交流出力電流が限流される。また、モード2に
おいては電流誤差信号の絶対値が(j(e)・Ts)/
2(Ts+Tc)で与えられる誤差幅以内であるため、
半導体スイッチ2aがオフ、2bがオン、2cがオフ、
2dがオンとなり、自励式電圧型交直変換装置6の交流
出力に直流電圧0が印加されて交流出力は変化しないよ
うに制御されることにより交流出力電流指令に一致する
ように制御される。 【0008】この特許第2775572号に示された自
励式電圧型交直変換装置の電流制御方式は、交流出力電
流指令と実際の交流出力電流の電流誤差を求め、その電
流誤差の絶対値が(j(e)・Ts)/2(Ts+T
c)で与えられる敷居値を横切らない場合には、半導体
スイッチ2a〜2dのオンまたはオフ状態が変化しない
ため、三角波比較PWM方式等のキャリア変調方式と比
較した場合、スイッチング周波数を低くすることがで
き、その結果、損失を低減することができる。 【0009】一方、位相基準発生手段8は交流負荷7に
印加される交流電圧指令の位相基準を発生し、sin信
号発生手段9にてsinθ信号を作成する。sin信号
発生手段9にて作成したsinθ信号は交流電圧指令振
幅発生手段10の発生した交流電圧指令振幅と乗算手段
11aにて乗算されることによって交流負荷7に印加さ
れる交流電圧指令となることにより、交流電圧指令作成
手段12は交流負荷7に印加される負荷電圧の指令を作
成する交流電圧指令作成手段として作用する。 【0010】このようにして得られた交流出力電圧指令
は電圧検出手段13によって検出された交流負荷7に印
加される負荷電圧がフィードバック信号として作用する
ため、減算手段14bにて減算演算を行って偏差を求め
ることにより、フィードバック制御系を構成することが
でき、比例,積分,微分等の演算を用いた交流電圧制御
手段15を用いて自励式電圧型交直変換装置6の交流出
力電流指令を作成し、減算手段14aへ与えることによ
り、交流負荷7に印加される負荷電圧を交流電圧指令に
一致するように制御することができる。 【0011】減算手段14aに入力される交流出力電流
指令は加算手段19の出力から得られるが、このうち比
例ゲイン17aの出力は電流検出手段16bにて検出し
た交流負荷7に流れる負荷電流であり、比例ゲイン17
aにてゲイン倍することにより負荷電流のフィードフォ
ワードとして働き、また、比例ゲイン17cの出力は位
相基準発生手段8にて発生した位相基準からcos信号
発生手段18によって発生した交流電圧指令から90度
位相の進んだ信号を作成し、交流電圧指令振幅発生手段
10の発生した交流電圧指令振幅と乗算手段11bにて
乗算した後、比例ゲイン17bにて交流電圧指令の基本
波角周波数ωとフィルタコンデンサ5の容量CFを乗ず
ることにより、フィルタコンデンサ5に流れる電流を算
出することができるので、比例ゲイン17cにてゲイン
倍することにより、フィルタコンデンサ電流のフィード
フォワードとして働き、これら電流を補償して負荷急変
や交流電圧指令急変時にも交流負荷7に印加される負荷
電圧の急変を避けるように動作する。 【0012】以上述べたように、図2に示した従来の電
力変換装置では、交流電圧制御手段15の働きによって
負荷に印加される負荷電圧が交流電圧指令に一致するよ
うに制御することができるとともに、電流誤差の絶対値
が(j(e)・Ts)/2(Ts+Tc)で与えられる
敷居値を横切らない場合はゲート信号が変化しないた
め、三角波比較PWM方式等のキャリア変調方式と比較
した場合、スイッチング周波数を低くして、その結果、
損失を低減するように動作する。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】従来の電力変換装置は
以上のように構成されているので、スイッチング周波数
を低くして、その結果損失を低減するように動作する特
徴があるが、電流誤差が(j(e)・Ts)/2(Ts
+Tc)で与えられる敷居値を横切らない場合には、半
導体スイッチ2a〜2dのオンまたはオフ状態が変化し
ないため、無負荷時の自励式電圧型交直変換装置6の交
流出力電流指令と実際の交流出力電流の間に一定振幅の
偏差が残り、交流出力電流指令と実際の交流出力電流の
関係が図3に示した様な原点を通らない直線となり、交
流負荷7に印加される出力交流電圧降下と交流負荷7に
流れる負荷電流に線形性が得られないという課題があっ
た。 【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、交流出力電流指令と実際の交流出
力電流の関係を原点を通る直線とすることにより、負荷
から見た自励式電圧型交直変換装置の内部インピーダン
スを一定とすることができる電力変換装置を得ることを
目的とする。 【0015】 【課題を解決するための手段】この発明に係る電力変換
装置は、交流負荷の交流電圧指令を与える交流電圧指令
作成手段と、交流負荷の交流電圧を検出する電圧検出手
段と、前記負荷電圧が前記交流電圧指令に従うように前
記自励式電圧型交直変換装置の交流出力電流指令を作成
する交流電圧制御手段と、前記交流出力電流指令と実際
の交流出力電流の偏差を交流出力電流指令補正値として
出力する交流電流指令補正手段と、前記自励式電圧型交
直変換装置の交流出力電流を検出する電流検出手段とを
備え、加算器は前記交流出力電流指令と前記交流出力電
流指令補正値の和を求めて最終交流出力電流指令を求
め、ゲート指令演算手段は前記交流出力電流が前記最終
交流出力電流指令に一致するように前記自励式電圧型交
直変換装置の各半導体スイッチングに対するゲート指令
を作成するものである。 【0016】この発明に係る電力変換装置は、交流出力
電流指令補正値を電流誤差としたものである。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1の電力変
換装置の構成を示す構成図である。図1において、1は
自励式電圧型交直変換装置に直流電圧を供給するコンデ
ンサ、蓄電池、直流電源等の直流電圧源、2a〜2dは
トランジスタ,IGBT,GTO等の自己消弧可能な半
導体スイッチ、3a〜3dは半導体スイッチ2a〜2d
と逆接続されたダイオード等の整流素子、4はリアクト
ル,変圧器の漏れインダクタンス,配線等の寄生要素の
インダクタンス成分である。 【0018】5は高調波リップルの吸収,交流負荷電圧
安定化の為に用いられるフィルタコンデンサ、6は直流
電圧源1,半導体スイッチ2a〜2d,整流素子3a〜
3d,インダクタンス成分4をブロック化した自励式電
圧型交直変換装置、7は自励式電圧型交直変換装置6の
交流出力に接続される交流負荷、8は交流負荷7の交流
電圧指令の位相基準を作成する位相基準発生手段、9は
位相基準発生手段8の発生した位相基準に基づいてsi
nθ演算により正弦波を作成するsin信号発生手段で
ある。 【0019】10は交流負荷7の交流電圧指令の振幅を
発生する交流電圧指令振幅発生手段、11a,11bは
乗算演算を行う乗算手段、12は位相基準発生手段8,
sin信号発生手段9,交流電圧指令振幅発生手段1
0,乗算手段11aから構成され、交流負荷7の交流電
圧指令を作成する交流電圧指令作成手段、13は電圧を
検出する電圧検出手段、14a,14bは減算演算を行
う減算手段である。 【0020】15は交流負荷7の交流電圧を制御する交
流電圧制御手段、16a,16bは電流を検出する電流
検出手段、17a〜17cは与えられた入力信号を定数
倍する比例ゲイン、18は位相基準発生手段8の発生し
た位相基準に基づいてcosθ演算により正弦波を作成
するcos信号発生手段、19は加算演算を行う加算手
段、20は自励式電圧型交直変換装置6の交流出力電流
指令と実際の交流出力電流の偏差である電流誤差の目標
追従誤差を作成する目標追従誤差作成手段、21は自励
式電圧型交直変換装置6の交流出力電流指令と実際の交
流出力電流の偏差によって求められる電流誤差と目標追
従誤差作成手段20の発生する目標追従誤差に従って半
導体スイッチ2a〜2dの点弧,消弧ゲート信号を発生
するゲート信号演算手段(ゲート指令演算手段)、26
は無負荷時の自励式電圧型交直変換装置6の交流出力電
流指令と実際の交流出力電流の間に残る一定振幅の偏差
を補償する交流出力電流指令補正手段である。 【0021】次に動作について説明する。図1に示した
電力変換装置において、自励式電圧型交直変換装置6か
らインダクタンス成分4を通って流れる交流出力電流を
電流検出手段16aにて検出し、減算手段14aにて自
励式電圧型交直変換装置6の交流出力電流指令から減算
して電流誤差を求め、目標追従誤差作成手段20にて発
生した目標追従誤差とゲート信号演算手段21にて、目
標追従誤差信号をj(e)、データを採取してから次の
スイッチングモードを決めるまでに要する計測制御処理
時間をTc、データを採取する時間間隔であるサンプリ
ング周期をTsとして、第1表に示した比較、条件判断
演算を行った後、半導体スイッチ2a〜2dの各ゲート
信号を発生し、半導体スイッチ2a〜2dのオンまたは
オフのスイッチ状態を制御することにより、自励式電圧
型交直変換装置6の交流出力電流は交流出力電流指令に
一致するように制御される。 【0022】また、位相基準発生手段8は交流負荷7に
印加される交流電圧指令の位相基準を発生し、sin信
号発生手段9にてsinθ信号を作成する。sin信号
発生手段9にて作成したsinθ信号は、交流電圧指令
振幅発生手段10の発生した交流電圧指令振幅と乗算手
段11aにて乗算されることによって交流負荷7に印加
される交流電圧指令となる。交流電圧指令作成手段12
は交流負荷7に印加される負荷電圧の指令を作成する交
流電圧指令作成手段として作用する。 【0023】このようにして得られた交流出力電圧指令
は、電圧検出手段13によって検出された交流負荷7の
負荷電圧がフィードバック信号として作用するため、減
算手段14bにて減算演算を行って偏差を求めることに
より、フィードバック制御系を構成することができ、比
例、積分、微分等の演算を用いた交流電圧制御手段15
を用いて自励式電圧型交直変換装置6の交流出力電流指
令を作成し、電流検出手段16bにて検出した交流負荷
7に流れる負荷電流を検出し比例ゲイン17aにてゲイ
ン倍した負荷電流のフィードフォワードと、位相基準発
生手段8にて発生した位相基準からcos信号発生手段
18によって発生した交流電圧指令から90度位相の進
んだ信号を作成し、交流電圧指令振幅発生手段の発生し
た交流電圧指令振幅と乗算手段11bにて乗算した後、
比例ゲイン17bにて交流電圧指令の基本波角周波数ω
とフィルタコンデンサ5の容量CFを乗ずることにより
算出されたフィルタコンデンサ5に流れる電流を、比例
ゲイン17cにてゲイン倍したフィルタコンデンサ電流
のフィードフォワードとともに加算手段19にて加算し
て減算手段14aに与えることにより、交流負荷7の負
荷電流とフィルタコンデンサ5に流れる電流を補償して
負荷急変や交流電圧指令急変時にも交流負荷7に印加さ
れる負荷電圧の急変をさけるように交流電圧制御手段1
5の働きを補うように動作する。 【0024】ここまでの動作は図2に示した従来の電力
変換装置と同様である。ここで、図1に示した実施の形
態1の電力変換装置が図2に示した従来の電力変換装置
と異なる点は、交流出力電流指令補正手段26を設け、
その出力を加算手段19に加えて交流出力電流指令を補
正した最終交流出力電流指令を用いることにより、自励
式電圧型交直変換装置6の交流出力電流指令と実際の交
流出力電流の関係を原点を通る直線として、交流負荷7
に印加される出力交流電圧降下と交流負荷7に流れる負
荷電流に線形性を得られるようにした点である。なお、
この実施の形態1では、減算手段14a,目標追従誤差
発生手段20,ゲート指令演算手段21で電流制御型P
WMを構成している。 【0025】次に交流出力電流指令補正手段26の動作
を説明する。交流電圧制御手段15は、交流電圧指令作
成手段12の作成した交流電圧指令と電圧検出手段13
にて検出した交流負荷7に印加される負荷電圧の実測値
の偏差から自励式電圧型交直変換装置6の交流出力電流
指令を作成することにより、交流負荷7に印加される負
荷電圧が交流電圧指令に一致するように制御するが、自
励式電圧型交直変換装置6の交流出力電流指令と実際の
交流出力電流の関係が図3に示した様な原点を通らない
直線となり、負荷電流と自励式電圧型交直変換装置6の
出力電圧の関係が線形にならない原因は、電流誤差が
(j(e)・Ts)/2(Ts+Tc)で与えられる敷
居値を横切らない場合には、半導体スイッチ2a〜2d
のオンまたはオフ状態が変化しないため残る、無負荷時
の自励式電圧型交直変換装置6の交流出力電流指令と実
際の交流出力電流の間の一定振幅の偏差である。 【0026】従って、先ず無負荷時に自励式電圧型交直
変換装置6の交流出力電流指令と実際の交流出力電流の
間の偏差を例えば減算手段14aの出力を観測すること
により予め測定し、交流出力電流指令補正手段26にて
加算手段19に加えて最終交流出力電流指令を算出して
減算手段14aに与えることにより、電流誤差が(j
(e)・Ts)/2(Ts+Tc)で与えられる敷居値
を横切らない場合には、半導体スイッチ2a〜2dのオ
ンまたはオフ状態か変化しないため残る、無負荷時の自
励式電圧型交直変換装置6の交流出力電流指令と実際の
交流出力電流の間の一定振幅の偏差を補償することがで
き、自励式電圧型交直変換装置6の交流出力電流指令と
実際の交流出力電流の関係を原点を通る直線として、交
流負荷7に印加される出力交流電圧降下と交流負荷7に
流れる負荷電流に線形性が得られるようになる。 【0027】なお、この実施の形態1の説明の中では、
無負荷時に自励式電圧型交直変換装置6の交流出力電流
指令と実際の交流出力電流の間の偏差を例えば減算手段
14aの出力を観測することにより予め測定し、交流出
力電流指令補正手段26の補正値として用いる例を説明
したが、これは、図3に示したとおり、交流出力電流指
令と実際の交流出力電流の関係が原点を通らない直線と
なることより、負荷を接続した状態で測定して交流出力
電流指令補正手段26の出力する補正値としても同様の
効果が得られる。 【0028】また、この実施の形態1の説明の中では、
自励式電圧型交直変換装置6の交流出力電流の制御方式
として、特許第2775572号に開示された減算器1
4a,目標追従誤差発生手段20,ゲート指令演算手段
21を用いた電流制御方式を適用した場合について説明
したが、交流出力電流指令と実際の交流出力電流の関係
が図3に示した様な原点を通らない直線となる現象は、
電流マイナーループを持つ自励式電圧型交直変換装置一
般に発生する現象であるため、本実施の形態の交流出力
電流指令補正手段26を電流マイナーループを持つ自励
式電圧型交直変換装置一般に設けることによって同様の
効果が得られる。 【0029】以上述べたように、図1に示した実施の形
態1の電力変換装置は、交流出力電流指令補正手段26
を設けたことにより、電流誤差が(j(e)・Ts)/
2(Ts+Tc)で与えられる敷居値を横切らない場合
には、半導体スイッチ2a〜2dのオンまたはオフ状態
が変化しないため残る、無負荷時の自励式電圧型交直変
換装置6の交流出力電流指令と実際の交流出力電流の間
の一定振幅の偏差を補償することができ、交流出力電流
指令と実際の交流出力電流の関係を原点を通る直線とし
て、交流負荷7に印加される出力交流電圧降下と交流負
荷7に流れる負荷電流に線形性が得られるようになる。 【0030】なお、この実施の形態1では自励式電圧型
交直変換装置の出力に交流負荷7を接続して説明した
が、交流電圧源,電力系統等が接続された場合でも同様
の効果が得られる。 【0031】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、交流
出力電流指令と実際の交流出力電流の偏差を交流出力電
流指令補正値として出力する交流出力電流指令補正手段
を設け、電流誤差が(j(e)・Ts)/2(Ts+T
c)で与えられる敷居値を横切らない場合には、半導体
スイッチdのオンまたはオフ状態が変化しないため残
る、無負荷時の自励式電圧型交直変換装置の交流出力電
流指令と実際の交流出力電流の間の一定振幅の偏差を補
償するように構成したので、交流出力電流指令と実際の
交流出力電流の関係を原点を通る直線として、負荷に流
れる負荷電流と負荷に印加される負荷電圧の関係を線形
にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】 この発明の実施の形態1の電力変換装置の電
流検出器の設置を示す図である。 【図2】 従来の電力変換装置を示す構成図である。 【図3】 従来の電力変換装置の交流出力電流指令と交
流出力電流の関係を示す図である。 【符号の説明】 1 直流電圧源、2a〜2d 半導体スイッチ、3a〜
3d 整流素子、6自励式電圧型交直変換装置、7 交
流負荷、12 交流電圧指令作成手段、13電圧検出手
段、14a,14b 減算手段、15 交流電圧制御手
段、16a,16b 電流検出手段、20 目標追従誤
差発生手段、21 ゲート信号演算手段(ゲート指令演
算手段)、26 交流出力電流指令補正手段。
フロントページの続き (72)発明者 山本 融真 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 森 治義 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 大島 正明 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−7950(JP,A) 特開 平11−136949(JP,A) 特開 平10−4690(JP,A) 特開 平1−186195(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/5387

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 直流電圧源の正極に接続された第一の半
    導体スイッチと、前記第一の半導体スイッチと並列に接
    続された第一の整流素子と、第一の半導体素子と前記第
    一の整流素子の接続点と直流電源の負極の間に接続され
    た第二の半導体素子と、前記第二の半導体素子と並列に
    接続された第二の整流素子と、前記直流電圧源の正極に
    接続された第三の半導体スイッチと、前記第三の半導体
    スイッチと並列に接続された第三の整流素子と、第三の
    半導体素子と前記第三の整流素子の接続点と前記直流電
    源の負極の間に接続された第四の半導体素子と、前記第
    四の半導体素子と並列に接続された第四の整流素子とで
    構成された自励式電圧型交直変換装置を介して交流負荷
    に接続された電力変換装置において、前記交流負荷の交
    流電圧指令を与える交流電圧指令作成手段と、交流負荷
    の交流電圧を検出する電圧検出手段と、前記負荷電圧が
    前記交流電圧指令に従うように前記自励式電圧型交直変
    換装置の交流出力電流指令を作成する交流電圧制御手段
    と、前記交流出力電流指令と実際の交流出力電流の偏差
    交流出力電流指令補正値として出力する交流電流指令
    補正手段を有する前記交流出力電流指令補正値を出力す
    る交流電流指令補正手段と、前記自励式電圧型交直変換
    装置の交流出力電流を検出する電流検出手段と、前記交
    流出力電流指令と前記交流出力電流指令補正値の和を求
    めて最終交流出力電流指令を求める加算器と、前記交流
    出力電流が前記最終交流出力電流指令に一致するように
    前記自励式電圧型交直変換装置の各半導体スイッチング
    に対するゲート指令を作成する電流制御型PWMを備え
    たことを特徴とする電力変換装置。
JP2001224843A 2001-07-25 2001-07-25 電力変換装置 Expired - Fee Related JP3394529B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001224843A JP3394529B2 (ja) 2001-07-25 2001-07-25 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001224843A JP3394529B2 (ja) 2001-07-25 2001-07-25 電力変換装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18774599A Division JP3460806B2 (ja) 1999-07-01 1999-07-01 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002084767A JP2002084767A (ja) 2002-03-22
JP3394529B2 true JP3394529B2 (ja) 2003-04-07

Family

ID=19057935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001224843A Expired - Fee Related JP3394529B2 (ja) 2001-07-25 2001-07-25 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3394529B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002084767A (ja) 2002-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100934311B1 (ko) 인버터 장치
JPH03128691A (ja) 電圧形pwmコンバータ・インバータシステムとその制御方式
JP3406512B2 (ja) インバータ装置の制御方法及び制御装置
JP2004248383A (ja) 並列型ac−dc変換器
JP6968361B2 (ja) 電力変換回路及びその制御法
JP2809463B2 (ja) 電源装置および力率改善方法
JP3028268B2 (ja) 電力変換装置
JP5115730B2 (ja) Pwmコンバータ装置
JP3394529B2 (ja) 電力変換装置
JPH1132435A (ja) 電力変換装置
JPH07213067A (ja) Pwmコンバータの制御回路
JP2004120820A (ja) 電力変換装置
JP2004064947A (ja) 電圧形pwmインバータの電圧制御装置
JP3247252B2 (ja) 電力変換装置の制御装置
JP5169396B2 (ja) 電力変換装置の制御回路
JP2021141713A (ja) 多相コンバータ制御装置
JP3460806B2 (ja) 電力変換装置
JP2014135878A (ja) 三相コンバータのコントローラ、それを用いた電力変換装置
JP2005348563A (ja) 交流電源装置
JP2006136107A (ja) 半導体電力変換装置、およびその偏磁制御方法
JP4279520B2 (ja) 自励式電力変換装置用制御装置
JP6770656B1 (ja) 電力変換装置
JP5140618B2 (ja) 三相電力変換装置
WO2022270470A1 (ja) 高調波抑制装置
JP3602229B2 (ja) Pwmコンバータ制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080131

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100131

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100131

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120131

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120131

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130131

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130131

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140131

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees