JP3393999B2 - 製品管理システム - Google Patents

製品管理システム

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JP3393999B2
JP3393999B2 JP30571598A JP30571598A JP3393999B2 JP 3393999 B2 JP3393999 B2 JP 3393999B2 JP 30571598 A JP30571598 A JP 30571598A JP 30571598 A JP30571598 A JP 30571598A JP 3393999 B2 JP3393999 B2 JP 3393999B2
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武 野田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製品物流における現
品の在庫、受け払いを行う製品管理システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば線材製品の倉庫又は出荷ヤードに
おいて、クレーン端末機を導入して、製品の受入れ、横
待ち、出荷作業を確実に管理する手段として、パソコン
等のコンピュータとクレーン端末機とを組み合わせて使
用した製品管理システムが設けられ、製品の受入れから
出荷までの各セクションで、クレーン運転室内の操作盤
の「吊り」、「束数」、「卸し」のボタンを押して、入
力操作を行なって製品情報を管理するようにしたものが
ある。例えば、金属線材をコイル状に卷回して束ねてな
る製品を、クレーンで吊ってある位置から他の位置に置
き替える場合、ある位置の製品をクレーンで吊る際に、
「吊り」を入力すると共に吊った製品の「束数」を入力
し、クレーンで吊った製品を他の位置で卸す際に「卸
し」を入力することにより、製品を置いた場所、置いた
製品の束数、質量等の製品情報を可変して記録するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の場合、
クレーンを運転操作しながら、各セクションで「吊
り」、「束数」、「卸し」のボタンを押して、入力操作
をしているが、約4500回/日の入力操作が必要であ
り、入力漏れ(忘れ)や入力ミスが発生すると、製品情
報がズレて現実の製品とは異なった製品情報が伝送され
異材が混入した誤出荷等が発生した。本発明は上記問題
点に鑑み、製品をクレーンで吊ってある位置から他の位
置に置き替える際に、「吊り」及び製品の「数(束
数)」の入力忘れや入力ミスによって、製品情報に誤り
が生じないようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、製品2をクレーン12
で吊ってある位置から他の位置に置き替える場合の製品
管理システムであって、ある位置の製品2をクレーン1
2で吊る際に、製品管理システムの制御部側に「吊り」
を入力し、クレーン12で吊った製品2を他の位置で卸
す際に、製品管理システムの制御部側に「卸し」を入力
することにより、製品2を置いた場所、置いた製品2の
数(束数)、質量等の製品情報を可変して記録するよう
にした製品管理システムにおいて、クレーン12で吊っ
た製品2の荷重を検出するロードセル21が設けられ、
ロードセル21からの荷重信号を入力してから所定期間
内に「吊り」の入力がなかったとき、警報するようにし
た点にある。
【0005】従って、クレーン12で製品2を吊り下げ
たにも拘わらず、製品管理システムの制御部側に「吊
り」が入力されなければ、警報器が作動して、クレーン
運転者に「吊り」の入力忘れを知らせる。これによりク
レーン運転者は、吊りボタン39を押し忘れたことを簡
単に知ることができる。また、本発明の他の技術的手段
は、製品2をクレーン12で吊ってある位置から他の位
置に置き替える場合の製品管理システムであって、ある
位置の製品2をクレーン12で吊る際に、製品管理シス
テムの制御部側に「吊り」を入力すると共に吊った製品
2の「数(束数)」を入力し、クレーン12で吊った製
品2を他の位置で卸す際に、製品管理システムの制御部
側に「卸し」を入力することにより、製品2を置いた場
所、置いた製品2の数(束数)、質量等の製品情報を可
変して記録するようにした製品管理システムにおいて、
製品2がある位置に入力した「数(束数)」だけ存在し
ているか否かを、製品管理システムの制御部側の製品情
報と比較して判別し、入力した「数(束数)」と製品情
報とが不一致であれば警報するようにした点にある。
【0006】従って、クレーン運転者は、製品管理シス
テムの制御部側の製品情報と入力した「数(束数)」と
が一致しないことを、警報によって知ることができて、
「数(束数)」の入力ミスを容易に知ることができる。
その結果、「数(束数)」の入力ミスを防止して、製品
管理システムの制御部側の製品情報が現実の製品と異な
るのを未然に防ぐことができる。また、本発明の他の技
術的手段は、製品2をクレーン12で吊ってある位置か
ら他の位置に置き替える場合の製品管理システムであっ
て、ある位置の製品2をクレーン12で吊る際に、製品
管理システムの制御部側に「吊り」を入力すると共に吊
った製品2の「数(束数)」を入力し、クレーン12で
吊った製品2を他の位置で卸す際に、製品管理システム
の制御部側に「卸し」を入力することにより、製品2を
置いた場所、置いた製品2の数(束数)、質量等の製品
情報を可変して記録するようにした製品管理システムに
おいて、クレーン12で吊った製品2の荷重を検出する
ロードセル21が設けられ、ロードセル21からの荷重
信号を入力してから所定期間内に「吊り」の入力がなか
ったとき、警報し、製品管理システムの制御部側の製品
情報と、入力した「数(束数)」と、ロードセル21か
ら入力した荷重信号とを比較し、三者の間に不一致があ
れば警報するようにした点にある。
【0007】従って、クレーン12で製品2を吊り下げ
たにも拘わらず、製品管理システムの制御部側に「吊
り」が入力されなければ、警報器が作動して、クレーン
運転者に「吊り」の入力忘れを知らせる。これによりク
レーン運転者は、吊りボタン39を押し忘れたことを簡
単に知ることができる。また、クレーン運転者は、製品
管理の制御部側の製品情報と、入力した「数(束数)」
と、ロードセル21から入力した荷重信号との間に不一
致があることを、警報によって知ることができて、「数
(束数)」の入力ミスを容易かつ確実に知ることができ
る。その結果、「数(束数)」の入力ミスを防止して、
製品管理システムの制御部側の製品情報が現実の製品と
異なるのを未然に防ぐことができる。
【0008】また、本発明の他の技術的手段は、「吊
り」を入力して「数(束数)」を入力した後に、製品管
理システムの制御部側に、ロードセル(21)から安定
した荷重信号を再度入力し、この荷重信号と、製品管理
システムの制御部側の製品情報と、入力した「数(束
数)」とを比較するようにした点にある。従って、製品
2の吊り下げが安定した後に、荷重信号を再度入力する
ため、製品2の正確な荷重を検出することが可能にな
り、製品2の荷重の誤検出による警報の発生や製品情報
の誤まりを防止できる。
【0009】また、本発明の他の技術的手段は、前記
「吊り」の入力がなかったときにする警報は、ロードセ
ル21からの荷重信号が、製品2の荷重より小さい所定
値以上の荷重を示すものであるときに、その荷重信号を
入力してから所定期間内に「吊り」の入力がなかったと
きになす点にある。従って、クレーン12が走行する際
等の振動等を、製品2を吊り下げたものと誤って検出し
て、誤検出による警報がなされるという不都合がなくな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図3は製品管理システムにおける
設備のレイアウトを示している。同図において、1は置
場ゾーンで、ここに出荷前の金属線材をコイル状に卷回
して束ねた製品(例えば1束の重さ約1t)2が置かれ
る。3は受入れゾーンで、ここにはアンローダ4が設け
られており、上工程の工場からアンローダ4に製品2が
図10に示すフックコンベア5等によって搬送される。
【0011】7はトラックゾーンで、ここに出荷用のト
ラック8が待機するようになっている。9は船舶ゾーン
で、ここに出荷用の船舶10が待機するようになってい
る。12はクレーンで、図5にも示すように、クラブ1
3とCフック14とを有すると共に、クレーン12には
運転室15が設けられている。クレーン12は各ゾーン
1,3,7,9の上方に走行可能であると共に、クラブ
13はクレーン12上を横移動可能であり、Cフック1
4は昇降ケーブル16によって昇降されて製品2を引っ
掛けて吊り下げるようになっている。
【0012】クレーン12の走行方向に無線ケーブル
(iRケーブル)18が設けられており、この無線ケー
ブル18は誘導無線を発信する特殊ケーブルであり、無
線ケーブル18によりクレーン12の走行位置を製品管
理システムの制御部側(後述するクレーン端末車上局3
1、製品置場管理コンピュータ28)に取り込むことが
でき、無線ケーブル18によってクレーン12の走行位
置を認識できるようになっている。また、クレーン12
のクラブ13に2台のロードセル21が設けられている
(例えば図5に示す如く昇降ケーブル16の卷回軸を支
持する一対のブラケット22とクラブ13上面との間に
介在されている)。このロードセル21によってCフッ
ク14で吊り下げた製品2の荷重を検出できるようにな
っている。また、図4に示すように、クレーン12のク
ラブ13に、演算器22及び無線発信器23が設けられ
ている。演算器22は、2台のロードセル21の値を加
算し、Cフック14で吊り下げた製品2の荷重を算出す
る。無線発信器23は、演算器22により算出した吊り
荷重を無線信号に変換してその荷重信号を送信する。
【0013】26は計算機室である。計算機室26に
は、図4に示すようにクレーン端末地上局27、製品置
場管理コンピュータ28が設けられている。クレーン1
2の運転室15には、図4に示すように、クレーン端末
車上局31、無線受信器32、プラズマディスプレイ3
3、大型設定盤34、小型設定盤35、アンテナ36が
設けられている。また、クレーン12の運転室15に
は、図5に示すようにクーレン操縦装置37が設けられ
ており、クレーン操縦装置37の操縦により、クレーン
12の走行、クラブ13の横移動、Cフック14の昇降
が行えるようになっている。
【0014】無線受信器32は、無線発信器23からの
荷重信号を受信し、そのデータをクレーン端末車上局3
1に伝送する。クレーン端末車上局31は、無線ケーブ
ル18から番地情報を入力することによってクレーン1
2の位置を検出する他、大型設定盤34、小型設定盤3
5、プラズマディスプレイ33との間の入出力を司る。
大型設定盤34は、クレーン運転手が業務を選択したり
するためのもので、警報器(警報ブザー)を有してお
り、警報器を作動してシステム的な警報をして、クレー
ン運転手に異常を通知するように構成されている。小型
設定盤35は、図6に示すように、クレーン12で製品
2を吊ったときにその吊った位置を製品管理システムの
制御部側に入力するための吊りボタン39と、吊った製
品2の束数を製品管理システムの制御部側に入力するた
めの束数ボタン40と、クレーン12で吊った製品2を
卸す位置を製品管理システムの制御部側に入力するため
の卸しボタン41と、リセットボタン42とを有してい
る。プラズマディスプレイ33は、業務上必要な情報を
表示するモニターである。アンテナ36は、無線ケーブ
ル18と誘導無線でデータ伝送を行う。また、無線ケー
ブル18の番地情報を入力してクレーン端末車上局31
に伝送する。
【0015】クレーン端末地上局27は、製品置場管理
コンピュータ28とクレーン端末車上局31とのインタ
ーフェイス装置である。製品置場管理コンピュータ28
は、クレーン端末車上局31と入出力を行い製品置場の
製品情報を管理する。製品2は上工程の工場から受入れ
ゾーン3のアンローダ4に搬送され、その製品2をクレ
ーン12のCフック14で吊って、置場ゾーン1に受け
入れる。上工程もコンピュータで管理されており、その
情報を製品管理システムの制御部側(クレーン端末車上
局31、製品置場管理コンピュータ28)が受信する。
【0016】製品置場には無線ケーブル18という番地
を認識することのできるケーブルが付設されており、ク
レーン端末システムに接続されている大型設定盤34、
小型設定盤35、プラズマディスプレイ33を用いて、
クレーン12がどこの位置(走行位置、高さ)で製品2
を吊った卸したという情報を製品置場管理コンピュータ
28に入力することによって製品の置場管理を行ってい
る。次に、製品の受入れ作業、製品の配替作業、製品の
出荷作業の各動作を説明する。 (1)製品の受入れ作業 製品の受入れ作業は、図10に示すように、上工程
から搬送されて受入れゾーン3のアンローダ4に積載さ
れた製品2を置場ゾーン1のある位置に仮置きする作業
である。
【0017】製品の受入れ作業をする場合、まず、図7
(イ)に示すようにアンローダ4に製品2が搬送され
る。次に、図7(ロ)に示すようにクレーン12を製品
2のところまで走行させ、クラブ13を横移動させて、
Cフック14で製品2を吊る。その後、吊った製品2を
置場ゾーン1のある位置に卸す。なお、この受入れ作業
には本発明は適用されていない。なぜなら、上工程のシ
ステムでアンローダ4上の製品2の束数等は把握できて
いるからである。 (2)製品の配替作業 製品の配替作業は、図10に示すように、製品2の
置場所を、置場ゾーン1のある位置から他の位置に何ら
かの(仕訳、荷揃い等の)理由で変える作業である。こ
の作業において、クレーン12で吊った製品2の数(束
数)はシステム的に判断することができず、クレーン運
転手が、小型設定盤35の吊りボタン39、束数ボタン
40を押して製品管理システムの制御部側(クレーン端
末車上局31、製品置場管理コンピュータ28)に入力
する。また、吊りボタン39等を押すことを忘れると、
製品管理システムの制御部側(クレーン端末車上局3
1、製品置場管理コンピュータ28)の製品情報が狂う
というトラブルが発生する。即ち、製品2が置き場ゾー
ン1のある位置から吊り上げられても、吊りボタンの押
し忘れにより、この吊り上げたという情報が、製品管理
システムの制御部側に 入力されず、また、その後の製品
2の数(束数)、製品の卸しの入力されないおそれが生
じ、クレーン12によって、製品2のみがある位置から
他の位置に移動し、制御部側における製品の情報が変動
(移動)しないこととなり、その結果、製品管理システ
ムの製品情報が、現実の製品(移動状態)とは異なるよ
うになり、製品情報が狂うというトラブルが発生するの
である。このため、次のようにして吊りボタン39等の
押し忘れを防止している。
【0018】製品の配替作業をする場合、まず、図8
(イ)に示すように、置場ゾーン1のある位置の製品2
のところまで、クーレン操縦装置37を操縦してクレー
ン12とクラブ13を移動させ、Cフック14を製品2
に差し込んで、Cフック14を上昇させた後、吊りボタ
ン39を押す。又は、Cフック14を製品2に差し込ん
だ後、小型設定盤35の吊りボタン39を押して、製品
2を吊り上げる。そして、図8(ロ)に示すように、目
的の他の位置までクレーン12とクラブ13を移動さ
せ、製品2を卸す。このとき、小型設定盤35の卸しボ
タン41を押す。
【0019】この配替作業の場合、製品管理システムの
制御部側(クレーン端末車上局31、製品置場管理コン
ピュータ28)では、図1及び図2のフローチャートで
示すような動作をする。即ち、ステップ1で、クレーン
端末車上局31がロードセル21からの荷重信号の入力
待ちをする。ステップ2で、クレーン端末車上局31が
ロードセル21から入力した荷重信号の荷重が所定値
(例えば200Kg)を越えたか否か、又は小設定盤3
5の吊りボタン39が押されたか否かを判別する。ロー
ドセル21から入力した荷重信号の荷重が200Kgを
越えず、かつ小設定盤35の吊りボタン39が押されて
いなければ、ステップ1に戻る。ロードセル21から入
力した荷重信号の荷重が所定値(例えば200Kg)を
越え、又は小設定盤35の吊りボタン39が押されれ
ば、ステップ3に進む。
【0020】従って、クーレン操縦装置37を操縦し
て、置場ゾーン1のある位置の製品2のところまで、ク
レーン12とクラブ13を移動させた後、Cフック14
を製品2に差し込んでCフック14を上昇させまで、又
は、Cフック14を製品に差し込んで小型設定盤35の
吊りボタン39を押すまで、ステップ1でロードセル2
1からの荷重信号の入力待ちをする。そして、Cフック
14を製品2に差し込んでCフック14を上昇させたと
き、又はCフック14を製品2に差し込んで小型設定盤
35の吊りボタン39を押したとき、ステップ2からス
テップ3に進む。
【0021】上記所定値(例えば200Kg)は、製品
2の荷重(例えば約1t)より小さい値であって、クレ
ーン12が走行する際等の振動等を、製品2を吊り下げ
たものと誤って検出しない程度の値であり、ロードセル
21から入力した荷重信号の荷重が所定値(例えば20
0Kg)を越えたとき、クレーン8で製品2が吊り下げ
られたものと判断し、クレーン12が走行する際等の振
動等を、製品2を吊り下げたものと誤って検出して警報
がなされるのを防止する。ステップ3で、クレーン端末
車上局31により、作業開始とみなして、小型設定盤3
5の入力の受付けを開始し、ステップ4で、ロードセル
21から入力した荷重信号の荷重が200Kgを越えた
ときから(ステップ2)、所定期間(例えば最大10秒
間)内で小型設定盤35の吊りボタン39が押されたか
否かを判別する。
【0022】所定期間(例えば10秒間)内で小型設定
盤35の吊りボタン39が押されていなければ、ステッ
プ5に進み、入力漏れとみなし大型設定盤34の警報器
(警報ブザー)を作動させ、ステップ1に戻る。従っ
て、Cフック14を製品2に差し込んで、クレーン12
で製品2を吊り下げたにも拘わらず、小型設定盤35の
吊りボタン39が押されなければ、大型設定盤34の警
報器が自動的に作動して、クレーン運転者に吊りボタン
39の押し忘れを知らせる。これによりクレーン運転者
は、吊りボタン39を押し忘れたことを容易に知ること
ができる。
【0023】所定期間(例えば10秒間)内で小型設定
盤35の吊りボタン39が押されれば、ステップ6に進
み、ステップ6で、クレーン端末車上局31により、小
型設定盤35の束数ボタン40の入力待ちをし、ステッ
プ7でクレーン端末車上局31が束数ボタン40が押さ
れたか否かを判別する。束数ボタン40が押されなけれ
ばステップ6に戻る。束数ボタン40が押されればステ
ップ8に進む。従って、吊りボタン39が押された後
に、束数ボタン40が押されなければ、ステップ6で、
束数ボタン40が押されるまで、束数ボタン40の入力
待ちを続ける。
【0024】ステップ8で、クレーン端末車上局31が
ロードセル21から安定した荷重信号を再度入力する。
これは、クレーン12で製品2を吊り下げた当初は、製
品2の振動等によって製品2の正確な荷重を検出できな
いため、製品2の吊り下げが安定した後に、荷重信号を
再度入力するようにしたものであり、この荷重信号をロ
ードセル21により検出した正式の荷重信号として入力
するのである。ステップ9で、クレーン端末車上局31
が入力された束数と荷重を製品置場管理コンピュータ2
8に伝送する。
【0025】ステップ10で、製品置場管理コンピュー
タ28により、該製品置場管理コンピュータ28の記録
している製品情報(置場、質量)と、小型設定盤35で
入力した束数と、ロードセル21により入力した荷重と
を比較する。ステップ11で、製品情報とロードセル2
1から入力した荷重信号により割り出した束数と小型設
定盤35による入力束数とが一致するか否かを判別す
る。製品情報と、入力した「束数」と、ロードセル21
から入力した荷重信号との間に不一致があれば、例えば
製品情報と入力束数とが一致しなければ、ステップ12
に進み、ステップ12で入力ミスとみなし大型設定盤3
4の警報器(警報ブザー)を作動させ、ステップ1に戻
る。これにより、クレーン運転者は束数の入力ミスを容
易に知ることができる。
【0026】製品情報と、入力した「束数」と、ロード
セル21から入力した荷重信号とが一致すれば、ステッ
プ13で、プラズマディスプレイ33に「束数OK」の
メッセージを表示し、ステップ14に進む。ステップ1
4で、小型設定盤35の卸しボタン41の入力待ちをす
る。ステップ15で、卸しボタン41が押されたか否か
を判別する。卸しボタン41が押されていなければ、ス
テップ14に戻り、小型設定盤35の卸しボタン41の
入力待ちを続ける。
【0027】卸しボタン41が押されるとステップ16
に進み、ステップ16で、クレーン端末車上局31によ
り、卸しボタン41が押されたクレーン12の位置を製
品置場管理コンピュータ28に伝送し、ステップ17
で、製品置場管理コンピュータ28により、製品情報を
変更し(置場情報を変更し)、ステップ1に戻る。従っ
て、クレーン12で吊った製品2を他の位置で卸す際
に、製品管理の制御部側に「卸し」を入力することによ
り、製品2を置いた場所、置いた製品2の束数、質量等
の製品情報が可変され、製品置場管理コンピュータ28
に記録される。 (3)製品の出荷作業 製品の出荷作業は、図10に示すように、置場ゾー
ン1の製品2をクレーン12によってトラックゾーン7
のトラック8又は船舶ゾーン9の船舶10に積み込む作
業である。
【0028】この作業も製品の配替作業と同様でクレー
ン12で吊った製品2の数(束数)はシステム的に判断
することができず、クレーン運転手が、小型設定盤35
の吊りボタン39、束数ボタン40を押して製品管理シ
ステムの制御部側(クレーン端末車上局31、製品置場
管理コンピュータ28)に入力する。また、吊りボタン
39等を押すことを忘れると、製品管理システムの制御
部側(クレーン端末車上局31、製品置場管理コンピュ
ータ28)の製品情報が狂うというトラブルが発生する
ため、製品の配替作業の場合と同様にして吊りボタン3
9等の押し忘れを防止している。
【0029】製品の出荷作業をする場合、まず、図9
(イ)に示すように、置場ゾーン1のある位置の製品2
のところまで、クーレン操縦装置37を操縦してクレー
ン12とクラブ13を移動させ、Cフック14を製品2
に差し込んで、Cフック14を上昇させた後、吊りボタ
ン39を押す。又は、Cフック14を製品2に差し込ん
だ後、小型設定盤35の吊りボタン39を押して、製品
2を吊り上げる。そして、目的のトラック8又は船舶1
0の位置までクレーン12とクラブ13を移動させ、製
品2を卸す。このとき、小型設定盤35の卸しボタン4
1を押す。
【0030】この出荷作業の場合、製品管理システムの
制御部側(クレーン端末車上局31、製品置場管理コン
ピュータ28)では、製品2の配替作業と同様に図1及
び図2のフローチャートで示すような動作をする。従っ
て、この場合も、Cフック14を製品2に差し込んで、
クレーン12で製品2を吊り下げたにも拘わらず、小型
設定盤35の吊りボタン39が押されなければ、大型設
定盤34の警報器が自動的に作動して、クレーン運転者
に吊りボタン39の押し忘れを知らせ、これによりクレ
ーン運転者は、吊りボタン39を押し忘れたことを知る
ことができる。
【0031】また、製品情報と、入力した「束数」と、
ロードセル21から入力した荷重信号との間に不一致が
あれば、例えば製品情報と入力束数とが一致しなけれ
ば、大型設定盤34の警報器(警報ブザー)が作動し、
クレーン運転者は束数の入力ミスを容易に知ることがで
きる。なお、前記実施の形態では、製品2として金属線
材をコイル状に卷回して束ねたものを使用し、製品管理
システムの制御部側に「吊り」を入力した後に、吊った
製品2の「束数」を入力するようにしているが、製品2
は金属線材をコイル状に卷回して束ねたものに限定され
ず、板材、器具その他を製品2としてもよく、この場
合、製品管理システムの制御部側に「束数」に代えて、
吊った製品2の「個数」や吊った製品2の「枚数」等
の、吊った製品2の「数」を入力するようにしてもよ
い。また、クレーン12によって吊る製品2の数が予め
定まっている場合等には、製品管理システムの制御部側
に吊った製品2の「数」を入力することを省略するよう
にしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、製品2をクレーン12
で吊ってある位置から他の位置に置き替える際に、「吊
り」及び吊った製品2の「数」の入力忘れや入力ミスを
警報によって防止でき、製品情報に誤りを生じないよう
になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すフローチャートで
ある。
【図2】同フローチャートである。
【図3】同製品置場のレイアウトを示す概略平面図であ
る。
【図4】同製品管理システムのブロック図である。
【図5】同クレーン部分の斜視図である。
【図6】同小型設定盤の正面図である。
【図7】同製品の受け入れ作業を示す図である。
【図8】同製品の配替作業を示す図である。
【図9】同製品の出荷作業を示す図である。
【図10】同製品管理の各作業を示す概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 製品 12 クレーン 21 ロードセル 28 製品置場管理コンピュータ 31 クレーン端末車上局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 B65G 63/00 B66C 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品(2)をクレーン(12)で吊って
    ある位置から他の位置に置き替える場合の製品管理シス
    テムであって、ある位置の製品(2)をクレーン(1
    2)で吊る際に、製品管理システムの制御部側に「吊
    り」を入力し、クレーン(12)で吊った製品(2)を
    他の位置で卸す際に、製品管理システムの制御部側に
    「卸し」を入力することにより、製品(2)を置いた場
    所、置いた製品(2)の数、質量等の製品情報を可変し
    て記録するようにした製品管理システムにおいて、 クレーン(12)で吊った製品(2)の荷重を検出して
    その荷重信号を製品管理システムの制御部側に出力する
    ロードセル(21)が設けられ、ロードセル(21)か
    らの荷重信号を製品管理システムの制御部側が入力して
    から所定期間内に「吊り」の入力がなかったとき、警報
    するようにしたことを特徴とする製品管理システム。
  2. 【請求項2】 製品(2)をクレーン(12)で吊って
    ある位置から他の位置に置き替える場合の製品管理シス
    テムであって、ある位置の製品(2)をクレーン(1
    2)で吊る際に、製品管理システムの制御部側に「吊
    り」を入力すると共に吊った製品(2)の「数」を入力
    し、クレーン(12)で吊った製品(2)を他の位置で
    卸す際に、製品管理システムの制御部側に「卸し」を入
    力することにより、製品(2)を置いた場所、置いた製
    品(2)の数、質量等の製品情報を可変して記録するよ
    うにした製品管理システムにおいて、 クレーン(12)で吊った製品(2)の荷重を検出する
    ロードセル(21)が設けられ、ロードセル(21)か
    らの荷重信号を入力してから所定期間内に「吊り」の入
    力がなかったとき、警報し、製品管理システムの制御部側に入力した「数」と、ロー
    ドセル(21)から製品管理システムの制御部側に入力
    した荷重信号とを比較し、 不一致があれば警報するよう
    にしたことを特徴とする製品管理システム。
  3. 【請求項3】 「吊り」を入力して「数」を入力した後
    に、製品管理システムの制御部側に、ロードセル(2
    1)から安定した荷重信号を再度入力し、この荷重信号
    と、製品管理システムの制御部側に入力した「数」とを
    比較するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の
    製品管理システム。
  4. 【請求項4】 前記「吊り」の入力がなかったときにす
    る警報は、ロードセル(21)からの荷重信号が、製品
    (2)の荷重より小さい所定値以上の荷重を示すもので
    あるときに、その荷重信号を入力してから所定期間内に
    「吊り」の入力がなかったときになすことを特徴とする
    請求項1、2又は3に記載の製品管理システム。
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