JP3165256B2 - フォークリフトおよび荷物管理システム - Google Patents

フォークリフトおよび荷物管理システム

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JP3165256B2
JP3165256B2 JP24748492A JP24748492A JP3165256B2 JP 3165256 B2 JP3165256 B2 JP 3165256B2 JP 24748492 A JP24748492 A JP 24748492A JP 24748492 A JP24748492 A JP 24748492A JP 3165256 B2 JP3165256 B2 JP 3165256B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、物流システムにおい
て用いられるパレットとその上の荷物を取り扱うフォー
クリフトおよびそれらを構成要素として含む荷物管理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ある製品等の荷物を入出庫す
る際、または倉庫内や倉庫間で荷物の移動および配置を
行う際、パレット上に荷物を積載し、フォークリフトを
用いてパレットとともにパレット上の荷物が運搬され
る。
【0003】このように、製品等の荷物はパレットとと
もに移動されるため、パレット上に積載されている荷物
の内容(品番とその数量等)とパレットとを対応させて
おくことによって、パレット単位で荷物の管理を行うこ
とができる。
【0004】そこで、従来はパレットに例えば各パレッ
トを識別するラベルを貼付しておき、パレット上に荷物
を積載する際、または既に荷物の積載されているパレッ
トを識別する際に、前記識別ラベルを読み取るようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のパレットおよびそれを用いた荷物管理システムで
は、パレットの識別を自動的に行うことができず、例え
ばフォークリフトを扱う作業者が識別用ラベルの読み取
り作業を行わなければならなかった。また、ある区画
に、荷物を積載した多数のパレットが存在する場合、個
々のパレットを容易に識別することはできなかった。
【0006】この発明の目的は、パレットをフォークリ
フトで取り扱う際、そのパレットの識別が自動的に行わ
れるようにして、上述の問題を解消したォークリフト
および荷物管理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
フォークリフトは、コイル状アンテナと、このコイル
状アンテナの誘導起電力を電力に変換する電力変換手段
と、前記コイル状アンテナを介して受信した信号を受信
データに復調するとともに、その受信データを記憶する
不揮発性のデータ受信記憶手段と、前記電力変換手段に
より生成された電力により記憶データを変調し、前記コ
イル状アンテナを介して送信するデータ送信手段とから
なるトランスポンダを桁部に埋設したパレットを運搬す
るフォークリフトにおいて、フォークの根本部またはマ
ストの下部にコイル状アンテナを設け、このコイル状ア
ンテナを介して長波長電磁波を送信する長波長電磁波送
信手段と、前記パレットに備えられたトランスポンダに
対し前記コイル状アンテナを介して書込データを送信す
る書込データ送信手段と、前記パレットに備えられたト
ランスポンダから送信されるデータを前記コイル状アン
テナを介して受信するデータ受信手段と、受信したデー
タを表示するパレット書込データ表示手段とを設けたこ
とを特徴とする
【0008】
【0009】請求項2に係る荷物管理システムは、コイ
ル状アンテナと、このコイル状アンテナの誘導起電力を
電力に変換する電力変換手段と、前記コイル状アンテナ
を介して受信した信号を受信データに復調するととも
に、その受信データを記憶する不揮発性のデータ受信記
憶手段と、前記電力変換手段により生成された電力によ
り記憶データを変調し、前記コイル状アンテナを介して
送信するデータ送信手段とからなるトランスポンダを桁
部に埋設したパレットと、フォークの根本部またはマス
トの下部にコイル状アンテナを備え、このコイル状アン
テナを介して長波長電磁波を送信する長波長電磁波送信
手段と、ホストコンピュータから前記パレットに備えら
れたトランスポンダに書き込むべきデータを無線受信す
るデータ受信手段と、前記パレットに備えられたトラン
スポンダに対し前記コイル状アンテナを介して書込デー
タを送信する書込データ送信手段と、前記パレットに備
えられたトランスポンダから送信されるデータを前記コ
イル状アンテナを介して受信するデータ受信手段と、受
信したデータを表示するパレットデータ表示手段とを備
えたフォークリフトと、前記パレットに備えられている
トランスポンダの不揮発性データ受信記憶手段に書き込
むべきデータおよび前記トランスポンダから読み取られ
たデータをフォークリフトとの間で無線伝送するデータ
無線伝送手段を備えたホストコンピュータとからなり、
フォークリフトにより搬送されるパレットおよびパレッ
ト上の荷物をフォークリフト側およびホストコンピュー
タ側で管理することを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】請求項に係るフォークリフトでは、フォーク
の根本部またはマストの下部にコイル状アンテナが設け
られていて、長波長電磁波送信手段はコイル状アンテナ
を介して長波長電磁波を送信する。書込データ送信手段
パレットに備えられたトランスポンダに対しコイル状
アンテナを介して書込データを送信する。また、データ
受信手段は前記パレットに備えられたトランスポンダか
ら送信されるデータをコイル状アンテナを介して受信
し、パレット書込データ表示手段は、その受信したデー
タを表示する。これにより、フォーク挿入口にフォーク
を挿入した状態で、パレットに備えられているトランス
ポンダに対し所定データを書き込み、また既に書き込ま
れているデータを読み出して表示により確認できるよう
になる。たとえばトランスポンダに対し、パレットの識
別用データとパレットに積載される、または積載された
荷物の管理データを書き込むことによって、パレットを
取り扱う際に、そのパレット上に積載すべき、または積
載されている品物の内容を直ちに確認できるようにな
る。
【0014】請求項に係る荷物管理システムでは、パ
レットとフォークリフトおよびホストコンピュータから
構成され、パレットは請求項1と同様に構成される。フ
ォークリフトには、フォークの根本部またはマストの下
部にコイル状アンテナが備えられ、長波長電磁波送信手
段がそのコイル状アンテナを介して長波長電磁波を送信
してパレットに埋設されているトランスポンダに対する
送信を行う。データ受信手段はホストコンピュータか
ら、パレットに備えられたトランスポンダに書き込むべ
きデータを無線受信し、書込データ送信手段はコイル状
アンテナを介してトランスポンダに対し書込データを送
信する。また、データ受信手段はトランスポンダから送
信されるデータを受信し、パレットデータ表示手段がそ
の受信したデータを表示する。一方、ホストコンピュー
タに備えられているデータ無線電送手段は、パレットに
備えられているトランスポンダに書き込むべきデータを
フォークリフトに無線送信し、またフォークリフトが読
み取ったトランスポンダのデータを無線受信する。この
ようにしてホストコンピューターはフォークリフトを介
してパレットに設けられているトランスポンダに所定の
管理用データを書き込み、またフォークリフトはパレッ
トからその管理用データを読み取って荷物管理を行うこ
とができる。
【0015】
【実施例】この発明の実施例である荷物管理システムの
概略構成をブロック図として図1に示す。図1において
4a,4bはそれぞれパレット、5はパレット4b上に
積載された荷物である。3a,3bはそれぞれパレット
4a,4b等を取り扱うフォークリフトである。後述す
るように、パレット4a,4bにはそれぞれ異なるデー
タを書き込むトランスポンダを設けていて、フォークリ
フト3a,3bにはパレット側のトランスポンダに対し
必要なデータを書き込み、質問信号を送信してトランス
ポンダからの応答信号を受信することによってパレット
の識別を行う手段を備えている。例えば書き込み時にお
いてはフォークリフト3aがパレット4aにフォークを
挿入した状態で、ホストコンピュータから受信したパレ
ットの識別コードや積載すべき各種データをパレット4
a内のトランスポンダに書き込み、また読み出し時にお
いては、フォークリフト3bがパレット4bにフォーク
を挿入した状態で、パレット4b内のトランスポンダに
既に書き込まれている積載荷物に関する各種データを読
み出し、それを表示するとともに、必要に応じてホスト
側へ無線送信する。ホストコンピュータ1には無線LA
Nコントローラ2を接続していて、フォークリフト3
a,3b等との間で無線LANを構成している。
【0016】次に、フォークリフトに設けられる装置の
構成をブロック図として図2に示す。図2においてアン
テナ部15はパレットに設けられているトランスポンダ
との間で近接電磁界結合するコイル状アンテナからな
る。RF部14はアンテナ部15を駆動してパレット側
のトランスポンダに書込データまたは質問信号を送信
し、またトランスポンダからの応答信号を受信する送受
信回路を備える。コントロール部13はフォークリフト
のバッテリから電源を受けるとともに、RF部14の制
御およびトランスポンダから受信したパレットの識別用
データであるユニットNoを例えばRS−232Cを介
して端末装置11へ出力する。これらのアンテナ部1
5、RF部14およびコントロール部13からなる装置
を以下「IDタグ」という。なお、前記RF部14およ
びコントロール部13としてはテキサスインスツルメン
ツ社製のTIRIS(Texas Instruments Registration
and Identification System)における固定読取器を用
いることができる。電源部12はフォークリフトのバッ
テリから電源を受けて、端末装置11および無線部10
へ電源供給を行う。端末装置11は、電源部12を介し
てコントロール部13との間でデータの送受を行う手段
と、パレットの取扱い時または入出庫時など、パレット
に対し荷物を積み降ろす際に操作を行うキー入力部と、
ユニットNoの表示や作業内容の表示を行う表示部を含
む。無線部10は端末装置11とホストコンピュータと
の間でデータ伝送を行う送受信器からなる。
【0017】次に、図2に示した各ユニットの取り付け
例を図3および図4に示す。図3はカウンタバランス型
のフォークリフトに対する取り付け例、図4はリーチ型
フォークリフトに対する取り付け例である。いずれのタ
イプでも、屋根部に電源部12、無線部10およびコン
トロール部13を配置し、フォークリフトの作業者がフ
ォークリフトに乗車している状態で操作可能な屋根の支
柱に端末装置11を取り付けている。
【0018】図5は図2に示したRF部14およびアン
テナ部15の取り付け例を示す図であり、(A)はフォ
ーク取り付け部付近の部分左側面図、(B)はフォーク
取り付け部付近を背面から見た図である。図5において
16はフォーク、17はフォーク取り付け部である。こ
のフォーク取り付け部17の下部にはアンテナ部15を
取り付け、上部にRF部14を取り付けている。フォー
ク取り付け部17はフォークリフトのマストに設けられ
ているレールに沿って上下動する。従ってアンテナ部1
5は常にフォーク16の根元部にあり、フォークとの相
対的位置関係は変わらない。このRF部14とフォーク
リフトの屋根に取り付けているコントロール部13間
は、フォークの上下動に応じてスムーズに移動し、フォ
ークの動きに影響を与えないケーブルを介して接続して
いる。
【0019】次に、パレットの構造を図6に示す。図6
のように、パレット4は3本の桁を挟んで上下面に複数
枚の板を打ちつけた構造を有するが、この実施例では中
桁20に、図に示すようにフォーク挿入孔付近にトラン
スポンダ挿入孔21,22を設けている。図7はパレッ
トに対するトランスポンダの取り付け構造を示す図であ
り、(A)は中桁の部分正面図、(B)はトランスポン
ダの正面図および側面図である。(B)において23は
トランスポンダ、24はトランスポンダ23の周囲を被
覆するビニールチューブなど樹脂チューブである。この
ようにトランスポンダを樹脂チューブで被覆した状態
で、(A)に示すように中桁20に設けたトランスポン
ダ挿入孔21に挿入し、更にその後ウレタン樹脂やシリ
コーン樹脂等の充填剤で充填する。このようにトランス
ポンダを樹脂チューブで被覆したことにより、樹脂チー
ブはトランスパンダに対する緩衝材として作用し、また
充填材も緩衝材として作用するとともにトランスポンダ
の固定および異物の侵入を阻止する。
【0020】なお、図6に示した例ではフォーク挿入孔
付近にトランスポンダを設けるようにしたため、既に作
成されている従来のパレットを加工して、トランスポン
ダを容易に取り付けることができる。新たにパレットを
作成する際にトランスポンダを設ける場合には、パレッ
トの中桁中央部に1個のトランスポンダを埋設するよう
にしてもよい。また、トランスポンダを埋設したパレッ
トであるか、そうでない従来通りのパレットであるかを
明確にするため、さらにトランスポンダを埋設したパレ
ットであれば、そのユニットNoを視覚的にも読み取れ
るようにするために、ユニットNoをバーコード化した
バーコードラベルまたはユニットNoを英数字で表した
文字ラベルをパレットの側面などに貼付してもよい。
【0021】次にトランスポンダの構成を図8に示す。
図8において25はコイル状アンテナであり、26は制
御回路である。アンテナ25と制御回路26はガラス2
7によってハーメチックシールして、外部環境の影響を
受けないように構成している。制御回路26は前記ID
タグからの書込データを受信して、そのデータをEEP
ROMに書き込み、また質問信号に応答してユニットN
o等のEEPROMに既に書き込まれているデータをF
M変調して送信する。そのため、複数のパレットが積層
されている状態でも、フォークリフト側のIDタグはフ
ォークを挿入したパレットに設けられている、最も近接
したトランスポンダからの応答信号のみ選択受信するこ
とができる。なお、このトランスポンダ23は例えはテ
キサスインスツルメンツ社製のTIRIS(Texas Inst
ruments Registration and Identification System)に
おけるトランスポンダを用いることができる。
【0022】図9は図5に示したアンテナ部15とトラ
ンスポンダ23との関係を示す図である。このようにフ
ォークリフト側のアンテナ部15の近接電磁界と結合す
る位置までトランスポンダ23が近接する状態で、トラ
ンスポンダ23側のコイル状アンテナとフォークリフト
側アンテナ部15のコイル状アンテナとは互いに近接電
磁界結合する。この状態でトランスポンダ23はアンテ
ナ部15からの送信信号を電力として受電し、その電力
によってトランスポンダ23はユニットNoをアンテナ
部15へ送信する。
【0023】次に、トランスポンダとIDタグとの間で
行われる送受信のタイミングチャートを図10に示す。
図10において(A)はIDタグ側の信号、(B)はト
ランスポンダ側の信号を示す。IDタグは同期期間に他
のフォークリフトに設けられているIDタグから質問信
号等の何らかの信号が送信されていないか、またはこれ
から読み取ろうとすべきトランスポンダから何らかの信
号が送信されていないかどうかの判定を行い、そのよう
な状態になければ電力伝送用の信号をトランスポンダに
対し送信する。この信号によりトランスポンダ側のコイ
ル状アンテナに誘導起電力が発生し、トランスポンダは
これを整流するとともにコンデンサ等に電荷を蓄積す
る。トランスポンダの制御回路に対し一定の電源電圧が
供給される状態となれば、トランスポンダはIDタグか
らのコマンドを待つ状態となる。IDタグは一定時間の
電力伝送の後、トランスポンダに対し書込データをコマ
ンドとして送信するか、または既に書き込まれているデ
ータの送信を要求するコマンドを送信する。トランスポ
ンダが書込データを受信した場合にはそのデータをEE
PROMに書き込み、またデータの送信を要求するコマ
ンドを受信した場合には一定のデータ処理(例えば指定
したフォーマットでデータを送信するためのデータ変換
等)を行って送信する。IDタグはその信号を受信する
ことによって、パレットのユニットNoおよびそれに付
随するデータを読み取る。
【0024】さて、以上に述べたパレット、フォークリ
フトおよびホストコンピュータからなる荷物管理システ
ムの構成を以下に述べる。
【0025】図1に示したホストコンピュータ1には図
11に示すような管理データが記憶される。図11
(A)において「車番」は、入出庫時に荷物を搬送する
トラックの識別番号である。「事業部」は管理すべき荷
物を事業部単位で区分して管理するためのデータであ
る。「品番」は各荷物を識別する番号、「ロケーショ
ン」はその荷物をどのフロアのどのゾーンに配置すべき
であるかを表すデータ、「梱数」はその荷物の梱包数、
「端数」は梱包されていない端数のデータである。この
ように車番毎に各事業部単位でそれぞれの荷物について
のデータを管理する。例えばこれらのデータは入庫の
際、入庫予定データとして既にホストコンピュータに設
定されている。
【0026】また、図11(B)は既にパレットに対し
所定の荷物が積載されている場合の各荷物の管理データ
である。(B)おいて「ユニットNo」はパレット識別
用コードである。このように事業部毎にパレット単位
で、そのパレット上に積載されている荷物を管理する。
例えばこれらのデータは入庫処理の完了後、作成され
る。
【0027】次に入庫処理を例にとって、フォークリフ
トに設けた端末装置の表示例を図12〜図14に示す。
図12は入庫処理開始時の表示例である。フォークリフ
トの作業員はトラックの識別番号である車番をキー入力
し、送信キーを操作することによって、図12に示す表
示がなされる(同図においては車番の表示内容を省略し
ている。)。その後、図13に示すような入庫実績を入
力する画面となる。このように車番、事業部およびユニ
ットNoが上部に表示され、各品番とそのロケーショ
ン、梱数および端数がそれぞれ表示される。なお、同図
においてF−Zはどのフロアのどのゾーンに配置すべき
かを示すロケーションデータである。これらのデータは
図11(A)に示したデータから求められる。フォーク
リフトの作業員はトラックから降ろした製品等の荷物を
あるパレットの上部に積載した後、そのパレットの識別
コードであるユニットNoを入力する。ただし、ユニッ
トNoはキー入力する必要がなく、パレットのフォーク
挿入孔にフォークを挿入した時点で自動的に読み取られ
る。また、パレット上に積載した製品の品番は、画面に
表示されている内容からカーソルキーのキー操作によっ
て選択し、その製品の梱数と端数をキー入力する。この
ようにパレットとそパレット上に積載した荷物との対応
関係を順次入力していくことによって入庫実績の入力を
行い、予定されていた全ての入庫を終了すれば、図14
に示すような入庫実績確認リストの画面が表示される。
ここでは既に車番が分かっているので、車番はデフォル
ト表示される。この状態でバースNo(トラックの接岸
場所を識別する番号)を入力し、送信キーを操作するこ
とにより、パレットと、そのパレット上に積載した荷物
と対応関係を示す入庫実績データがホストコンピュータ
に送信される。
【0028】次に、上述した入庫処理を例としてフォー
クリフト側端末装置の処理およびフォークリフト作業者
の処理手順をフローチャートとして図15〜図17に示
す。
【0029】図15に示すように、電源が投入されれば
メニュー画面を表示する(n1)。メニューとしては、
入庫処理、ロケーション、ピッキング、検収、積み込
み、パレット等返却、などがあり、まずフォークリフト
作業者が入力する担当者Noを読み取る(n2)。続い
てメニュー番号の選択を読み取り、選択した番号に応じ
た各作業処理へ移る。ここで入庫処理が選択されたな
ら、図16に示す処理へ移る。まず図12に示したよう
な入庫指示を要求する画面を表示し、作業者の入力する
車番を読み取る(n4→n5)。続いて送信キーが操作
されたなら、図13に示したような入庫実績の入力画面
を表示する(n6→n7)。その後、荷物を積載すべき
パレットを所定位置に移動させるために、パレットをす
くい上げた時点で、フォークリフトのIDタグはパレッ
トに設けられているトランスポンダのユニットNoを読
み取り、自動入力する(n9→n10)。もし自動入力
をしない場合には、キー操作によって入力されるユニッ
トNoを読み取る(n11)。その後、パレット上に積
載した荷物の品番を選択するためのラインカーソルを表
示し、上下移動のカーソルキーの操作を読み取り、それ
に応じてラインカーソルを上下に移動させる(n12→
n13)。続いて選択された品番の梱数と端数のキー入
力を読み取り、ENTキーが操作されたなら、その品番
を反転表示する(n15→n16)。また、これととも
に読み取った梱数と端数を予定入庫データから減算し、
まだ入庫すべきその品番の梱数と端数を表示し直す(n
16→n12)。このように品番の選択およびその梱数
と端数の入力が順次行われ、1つのパレット上に所定量
の積載が行われた後、その完了を示すキー操作を読み取
って、そのパレットのトランスポンダに対し、パレット
上に積載されている品番、梱数および端数などの各種デ
ータを書き込む(n17)。そして、既に入庫された分
の梱数と端数を減算して再表示を行う(n18)。続い
て次の空のパレットを所定位置まで移動させる際、同様
にそのパレットのユニットNoを自動入力し、以下同様
の処理を繰り返す(n18→n9→n10・・・)。予
定されていた全ての入庫を完了すれば、図13に示した
品番の表示は全て反転表示となり、梱数および端数も全
て0が表示されることになる。この状態で次画面キーの
操作を読み取れば、図14に示した入庫実績確認リスト
画面を表示する(n19→n20)。ここでバースNo
のキー入力を読み取り、送信キーの操作を読み取れば、
車番単位で予定されていた入庫処理が完了したことをホ
ストコンピュータへ知らせる(n21→n23)。その
後メニューキーの操作を読み取り、メニュー画面を表示
する(n24→n25)。ここで終了キーが操作された
なら、終了画面を表示し、一連の処理を終了する(n2
6)。
【0030】次に、ロケーション処理を例としてフォー
クリフト側端末装置の処理およびフォークリフト作業者
の処理手順をフローチャートとして図18および図19
に示す。メニューの中からロケーションが選択された場
合、まずロケーション処理の初期画面を表示する(n3
0)。ここで目的のパレットをすくい上げることによっ
て、そのパレットのトランスポンダから送信されるデー
タを読み取る(n31→n32)。もしトランスポンダ
から送信されるデータを用いない場合には、操作者の行
うユニットNoの入力を読み取る(n33)。続いて送
信キーの操作を読み取り、入力されたユニットNoをホ
ストコンピュータへ無線送信し、そのユニットNoと関
連付けて記憶されている管理データを受信する(n3
5)。その後、得られたデータを基に、パレット上に積
載されている各品番と梱数および端数を一覧表示すると
ともにラインカーソルを表示する(n36)。続いて、
作業者の上下カーソルキーの操作を読み取り、そのキー
操作に応じてラインカーソルの位置を移動させ、また品
番で指定された、パレット上から積み替えるべき製品の
梱数および端数のキー入力を読み取る(n37→n3
8)。また、ページを変更するキー操作を読み取って、
対応するページの表示を行う(n39→n36)。ライ
ンカーソルの示す品番の梱数および端数を読み取った後
は、その品番を反転表示する(n40)。ここで所定の
作業が終了したことを示すキー操作を読み取れば、パレ
ット上から積み替えた荷物の梱数および端数を減じたデ
ータをパレットのトランスポンダに書き込むとともに、
そのデータをホストコンピュータに無線送信する(n4
1→n42→n43)。その後、メニュー表示を指示す
るキー操作を読み取って図15に示したメニュー画面の
表示処理へ移る(n44→n25)。また、他のパレッ
トについてもロケーション処理を行うキー操作を読み取
って同様の処理を繰り返す(n45→n31・・・)。
【0031】以上のように入庫予定のデータはあらかじ
めホストコンピュータ側で作成されているため、入庫処
理時にフォークリフトの作業者はホストコンピュータか
ら受信したリストからパレット上に積載した製品の品番
を選択し、その梱数および端数を入力していくことによ
って、パレットのトランスポンダに対しそのパレット上
の積載内容を書き込むことができ、ロケーション処理な
どではホストコンピュータのデータを参照することな
く、パレットに設けられているトランスポンダのデータ
を基に処理を行うことが可能となる。
【0032】
【0033】
【0034】この発明に係るフォークリフトでは、トラ
ンスポンダの設けられたパレットをすくい上げる際、各
パレットに関連付けて記憶すべき各種データをパレット
に設けたトランスポンダに書き込むことができ、また各
パレットのデータを自動的に読み取って表示するため、
取り扱うパレットに関する各種データの把握が容易とな
る。
【0035】この発明に係る荷物管理システムでは、パ
レットとそのパレット上に積載すべきまたは積載した荷
物との関係を、必要な時点でホストコンピュータのデー
タを参照して、それらのデータをパレットのトランスポ
ンダに一旦書き込んだ後は、各パレットをフォークリフ
ト側で管理することができ、パレット単位での荷物の管
理が極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である荷物管理システムの概
略構成を示す図である。
【図2】フォークリフトに設けられる装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】フォークリフトに対する装置の取り付け例を示
す外観図である。
【図4】フォークリフトに対する装置の取り付け例を示
す外観図である。
【図5】フォークリフトに対するIDタグの取り付け例
を示す図である。
【図6】パレットの構成を示す斜視図である。
【図7】パレットに対するトランスポンダの取り付け構
造を示す図である。
【図8】トランスポンダの構造を示す図である。
【図9】フォークリフト側のアンテナとトランスポンダ
との関係を示す図である。
【図10】トランスポンダとIDタグとの間で行われる
送受信のタイミングチャートである。
【図11】ホストコンピュータ側の管理データの構成を
示す図である。
【図12】フォークリフトの端末装置に表示される入庫
指示要求画面の表示例である。
【図13】フォークリフトの端末装置に表示される入庫
実績入力画面の表示例である。
【図14】フォークリフトの端末装置に表示される入庫
実績確認リストの表示例を示す図である。
【図15】フォークリフト側の端末装置およびフォーク
リフト作業者の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】フォークリフト側の端末装置およびフォーク
リフト作業者の処理手順を示すフローチャートである。
【図17】フォークリフト側の端末装置およびフォーク
リフト作業者の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】フォークリフト側の端末装置およびフォーク
リフト作業者の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】フォークリフト側の端末装置およびフォーク
リフト作業者の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1−ホストコンピュータ 2−無線LANコントローラ 3a,3b−フォークリフト 4a,4b−パレット 5−荷物 10−無線部 11−端末装置 12−電源部 13−コントロール部 14−RF部 15−アンテナ部 16−フォーク 17−フォーク取り付け部 20−パレットの中桁 21,22−トランスポンダ挿入孔 23−トランスポンダ 24−樹脂チューブ 25−コイル状アンテナ 26−制御回路 27−ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 真 兵庫県西宮市芦原町9番52号古野電気株 式会社内 (72)発明者 井原 美樹 兵庫県西宮市芦原町9番52号古野電気株 式会社内 (56)参考文献 特開 平3−222531(JP,A) 特開 平5−262499(JP,A) 特開 昭63−133289(JP,A) 特開 平5−85545(JP,A) 実開 平3−72600(JP,U) 実開 平1−94236(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 19/00 B66F 9/24 G06F 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル状アンテナと、このコイル状アンテ
    ナの誘導起電力を電力に変換する電力変換手段と、前記
    コイル状アンテナを介して受信した信号を受信データに
    復調するとともに、その受信データを記憶する不揮発性
    データ受信記憶手段と、前記電力変換手段により生成
    された電力により記憶データを変調し、前記コイル状ア
    ンテナを介して送信するデータ送信手段とからなるトラ
    ンスポンダを桁部に埋設したパレットを運搬するフォー
    クリフトにおいて、 フォークの根本部またはマストの下部にコイル状アンテ
    ナを設け、このコイル状アンテナを介して長波長電磁波
    を送信する長波長電磁波送信手段と、前記パレットに備
    えられたトランスポンダに対し前記コイル状アンテナを
    介して書込データを送信する書込データ送信手段と、前
    記パレットに備えられたトランスポンダから送信される
    データを前記コイル状アンテナを介して受信するデータ
    受信手段と、受信したデータを表示するパレット書込デ
    ータ表示手段とを設けたことを特徴とするフォークリフ
    ト。
  2. 【請求項2】コイル状アンテナと、このコイル状アンテ
    ナの誘導起電力を電力に変換する電力変換手段と、前記
    コイル状アンテナを介して受信した信号を受信データに
    復調するとともに、その受信データを記憶する不揮発性
    のデータ受信記憶手段と、前記電力変換手段により生成
    された電力により記憶データを変調し、前記コイル状ア
    ンテナを介して送信するデータ送信手段とからなるトラ
    ンスポンダを桁部に埋設したパレットと、 フォークの根本部またはマストの下部にコイル状アンテ
    ナを備え、このコイル状アンテナを介して長波長電磁波
    を送信する長波長電磁波送信手段と、ホストコンピュー
    タから前記パレットに備えられたトランスポンダに書き
    込むべきデータを無線受信するデータ受信手段と、前記
    パレットに備えられたトランスポンダに対し前記コイル
    状アンテナを介して書込データを送信する書込データ送
    信手段と、前記パレットに備えられたトランスポンダか
    ら送信されるデータを前記コイル状アンテナを介して受
    信するデータ受信手段と、受信したデータを表示するパ
    レットデータ表示手段とを備えたフォークリフトと、 前記パレットに備えられているトランスポンダの不揮発
    性のデータ受信記憶手 段に書き込むべきデータおよび前
    記トランスポンダから読み取られたデータをフォークリ
    フトとの間で無線伝送するデータ無線伝送手段を備えた
    ホストコンピュータとからなり、フォークリフトにより
    搬送されるパレットおよびパレット上の荷物をフォーク
    リフト側およびホストコンピュータ側で管理する荷物管
    理システム。
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