JP3392976B2 - 燃料電池の製造方法 - Google Patents

燃料電池の製造方法

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JP3392976B2 JP07750395A JP7750395A JP3392976B2 JP 3392976 B2 JP3392976 B2 JP 3392976B2 JP 07750395 A JP07750395 A JP 07750395A JP 7750395 A JP7750395 A JP 7750395A JP 3392976 B2 JP3392976 B2 JP 3392976B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温固体電解質型燃料
電池の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高温固体電解質型燃料電池は、例
えば図6に示すように、多孔質のLaMnO3 系結晶構
造(ペロブスカイト型構造)を有する金属酸化物(ラン
タンストロンチウムマンガナイト)等からなる空気極1
上に緻密な固体電解質膜3が形成され、さらにその上に
多孔質のNi−イットリア安定化ジルコニウムサーメッ
ト等からなる燃料極4が形成された構成となっている。
【0003】前記固体電解質膜3は、高い電導度を得る
ために立方晶ジルコニアからなる薄い緻密な膜であるこ
とが望ましいが、このような緻密な固体電解質膜3はプ
ラズマ溶射法または電気化学蒸着(EVD)法などによ
らなければ製造できない。前記のような方法により製造
するためには、高価な装置を必要とする上、固体電解質
膜3を必要とする部分と必要としない部分とを構成する
マスキングに時間がかかるため、量産性が低くなる。
【0004】そこで、空気極1または燃料極4上に、イ
ットリア等の安定化剤を含むジルコニア粉末のスラリー
を塗布したのち焼成することが検討されているが、ジル
コニア粉末は焼成時に収縮するために、前記スラリーか
ら形成される固体電解質膜が割れたり、空気極から剥離
したりするとの問題がある。
【0005】前記ジルコニア粉末の焼成時における収縮
の問題を解決するために、本発明者は既にジルコニウム
プロポキシド等のジルコニウムアルコキシド及び硝酸イ
ットリウム水和物を1−プロパノール等の両者に共通の
溶媒に溶解し、さらに2,4−ペンタンジオン等の両者
を均質に溶解する溶媒を添加したコーティング溶液組成
物を提案している(特願平6−272704号明細書参
照)。前記明細書記載のコーティング溶液組成物によれ
ば、溶液中で生成するゾルをゲル化させ、該ゲルを加熱
焼成することにより、イットリアで安定化された立方晶
ジルコニアの緻密な固体電解質膜が得られる。
【0006】従って、前記コーティング溶液組成物は、
前記空気極1または燃料極4に塗布して、ゲル化させた
後、焼成することにより前記のように緻密な固体電解質
膜3を形成することができるが、燃料電池として実用性
のある出力を得るために、さらに改良が望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記事情に
鑑み、大出力が得られる高温固体電解質型燃料電池の製
造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の燃料電池の製造方法は、ジルコニウムア
ルコキシドと、硝酸イットリウム水和物と、前記両化合
物を均質に溶解する第1の溶媒と、前記両化合物及びそ
の反応生成物を均質に溶解する第2の溶媒としての2,
4−ペンタンジオンとからなる溶液組成物から得られる
ゲルを乾燥後、粉砕して粉末とし、該粉末を100〜7
00℃の範囲の温度で仮焼した後、さらに粉砕して得ら
れたイットリア含有ジルコニア粉末(以下、YZ粉末と
略記する)を含む塗膜形成組成物により、高温固体電解
質型燃料電池の多孔質電極上に塗膜を形成し、該塗膜を
焼成してイットリア安定化ジルコニア(以下、YSZと
略記する)からなる下地層を形成する下地層形成工程
と、前記溶液組成物により、前記下地層上に塗膜を形成
し、該塗膜を乾燥、焼成して、YSZからなる緻密な固
体電解質膜を形成する固体電解質膜形成工程とを備える
ことを特徴とする。
【0009】前記YZ粉末の原料となる溶液組成物に用
いる前記ジルコニウムアルコキシドとしては、ジルコニ
ウムプロポキシド、ジルコニウムイソプロポキシド、ジ
ルコニウムブトキシド等を挙げることができるが、緻密
な固体電解質膜が得られること、硝酸イットリウムと共
通の第1の溶媒に対する溶解性等からジルコニウムプロ
ポキシドが適している。
【0010】前記第1の溶媒としては、1−プロパノー
ル、2−プロパノール、2−メチル−1−プロパノー
ル、ベンゼン、ヘキサン、メタノール、エタノール等を
挙げることができるが、前記ジルコニウムアルコキシド
及び硝酸イットリウム水和物の両者に対する溶解性に優
れていることから、1−プロパノールが適している。
【0011】前記第2の溶媒としては、前記ジルコニウ
ムアルコキシド、硝酸イットリウム水和物及びその反応
生成物を均質に溶解する溶解性に優れていることから、
2,4−ペンタンジオン(アセチルアセトン)が適して
いる。
【0012】前記塗膜形成組成物が前記YZ粉末をアル
コール系溶媒に分散してなる懸濁液であるときには、前
記下地層形成工程で、前記塗膜形成組成物を前記多孔質
電極上に吹付け、乾燥することにより前記塗膜を形成す
る。或いは、前記塗膜形成組成物を前記多孔質電極上に
滴下して、乾燥する方法、前記多孔質電極を前記塗膜形
成組成物に浸漬し、乾燥する方法、前記多孔質電極及び
他の電極を前記塗膜形成組成物に浸漬し、該多孔質電極
を陰極として前記他の電極との間に直流電流を印加し
て、前記イットリア含有ジルコニア粉末を前記多孔質電
極上に電着させ、乾燥する方法により前記塗膜を形成す
る。
【0013】また、前記塗膜形成組成物が前記YZ粉末
をその原料となる前記溶液組成物から得られるゾルに分
散してなる懸濁液であるときには、前記下地層形成工程
で、前記塗膜形成組成物を前記多孔質電極上に滴下し
て、乾燥する方法、前記多孔質電極を前記塗膜形成組成
物に浸漬し、乾燥する方法、前記多孔質電極及び他の電
極を前記塗膜形成組成物に浸漬し、該多孔質電極を陰極
として前記他の電極との間に直流電流を印加して、前記
イットリア含有ジルコニア粉末を前記多孔質電極上に電
着させ、乾燥する方法により前記塗膜を形成する。
【0014】さらに、前記塗膜形成組成物が前記YZ粉
末をテレピン油に混合してなるペースト状物質であると
きには、前記下地層形成工程で、該ペースト状物質を前
記多孔質電極上に塗布して、乾燥することにより前記塗
膜を形成する。
【0015】
【作用】本発明の燃料電池の製造方法によれば、まず、
ジルコニウムプロポキシドのようなジルコニウムアルコ
キシドと、硝酸イットリウム水和物と、前記両化合物を
均質に溶解する1−プロパノールのような第1の溶媒
と、前記両化合物及びその反応生成物を均質に溶解する
第2の溶媒としての2,4−ペンタンジオンを混合して
溶液組成物を調製する。この溶液組成物は、溶液中でジ
ルコニウムアルコキシド及び硝酸イットリウム水和物が
反応してゾルを形成し、更に反応の進行に伴って該ゾル
がゲル化する。
【0016】そこで、前記ゲルを乾燥した後、粉砕して
粉末とし、該粉末を100〜700℃の範囲の温度で仮
焼した後、さらに粉砕すると、微小な粒子からなるイッ
トリアを含有するジルコニア粉末(YZ粉末)が得られ
る。前記仮焼温度は100℃未満では溶媒等の有機成分
の分解が不十分であり、700℃を超えると得られる粉
末の粒子が大きくなる傾向がある。
【0017】次に、前記YZ粉末を含む塗膜形成組成物
を調製する。前記塗膜形成組成物は、前記YZ粉末を溶
剤等に分散させたものであり、前記溶剤は前記YZ粉末
を分散できるものであれば水、無機溶剤、有機溶剤等ど
のようなものであってもよい。しかし、前記微小な粒子
からなるYZ粉末が分散したときに沈降しにくく、また
前記塗膜形成組成物を塗布したときに揮発性に優れてい
ることから、好ましくはアルコール系溶剤が用いられ、
特に好ましくはエタノールが用いられる。また、前記塗
膜形成組成物は、前記YZ粉末をその原料となる前記溶
液組成物から得られるゾルに分散して懸濁液としてもよ
く、前記YZ粉末をテレピン油に混合してペースト状物
質としてもよい。
【0018】次に、前記塗膜形成組成物を高温固体電解
質型燃料電池の多孔質電極上に塗布すると、前記微小な
粒子からなるYZ粉末が前記多孔質電極表面に形成され
ている微孔に侵入して該微孔を埋没させた塗膜を形成す
る。そして、前記塗膜を焼成すると、前記塗膜形成組成
物に含まれるYZ粉末は、前記のように微小な粒子から
なるので極めて緻密な膜を形成する。しかも、前記YZ
粉末は、前記焼成によりYSZになる。
【0019】従って、前記塗膜形成組成物から形成され
る膜だけで、所望の厚さの固体電解質膜を形成してもよ
いが、前記塗膜形成組成物に含まれるYZ粉末は、前記
のように微小な粒子からなるので、所要の固体電解質膜
を得るためには前記塗膜形成組成物をさらに複数回重ね
塗りしなければならず操作が煩雑になる。
【0020】そこで、本発明の製造方法では、前記塗膜
形成組成物から形成される膜を下地層とし、該下地層上
に前記YZ粉末の原料となる前記溶液組成物を塗布して
ゲル化させ、該ゲルを焼成することにより、所要の固体
電解質膜を形成する。
【0021】前記下地層形成工程において、前記塗膜形
成組成物が前記YZ粉末をエタノールに分散してなる懸
濁液であるときには、エタノールが揮発性及び流動性に
優れた溶媒であるところから、スプレーガン等により前
記塗膜形成組成物を前記多孔質電極上に吹付け、或い
は、滴下して乾燥することにより前記塗膜を形成する。
或いは、前記多孔質電極を前記塗膜形成組成物に浸漬
し、乾燥する方法、前記多孔質電極及び他の電極を前記
塗膜形成組成物に浸漬し、該多孔質電極を陰極として前
記他の電極との間に直流電流を印加して、前記イットリ
ア含有ジルコニア粉末を前記多孔質電極上に電着させ、
乾燥する方法により前記塗膜を形成する。
【0022】また、前記塗膜形成組成物が前記YZ粉末
をその原料となる前記溶液組成物から得られるゾルに分
散してなる懸濁液であるときには、該懸濁液は前記エタ
ノールを溶媒とする懸濁液に比較して粘度が高く、前記
多孔質電極に対する付着量が多くなるので、前記多孔質
電極を前記塗膜形成組成物に浸漬し、乾燥する方法、ま
たは前記多孔質電極及び他の電極を前記塗膜形成組成物
に浸漬し、該多孔質電極を陰極として前記他の電極との
間に直流電流を印加して、前記イットリア含有ジルコニ
ア粉末を前記多孔質電極上に電着させ、乾燥する方法に
より前記塗膜を形成する。或いは、前記塗膜形成組成物
を前記多孔質電極上に滴下して乾燥することにより前記
塗膜を形成する。
【0023】また、前記塗膜形成組成物が前記YZ粉末
をテレピン油に混合してなるペースト状物質であるとき
には、該ペースト状物質は粘度が極めて高く、前記塗膜
形成組成物の前記多孔質電極に対して容易に付着するの
で、該ペースト状物質を前記多孔質電極上に直接ハケ等
で塗布し、乾燥することにより前記塗膜を形成する。
【0024】
【実施例1】次に、添付の図面を参照しながら本発明の
燃料電池の製造方法についてさらに詳しく説明する。図
1は本実施例の燃料電池の一構成例を示す説明的断面図
であり、図2は本実施例の塗膜形成組成物に用いるYZ
粉末の粒度分布と仮焼温度との関係を示すグラフであ
り、図3は本実施例の塗膜形成組成物に用いるYZ粉末
の熱分析の結果を示すグラフであり、図4は図1示の下
地層のX線回折の結果を示すグラフであり、図5は本実
施例の燃料電池の他の構成例を示す説明的断面図であ
る。
【0025】本実施例で製造する燃料電池は、図1示の
ように、半球形の底部を有する筒状に形成された空気極
1の外側に、YSZからなる下地層2及びYSZからな
る固体電解質膜3を備え、固体電解質膜3のさらに外側
に燃料極4を備える構成となっている。
【0026】次に、図1示の燃料電池の製造方法につい
て説明する。
【0027】まず、酸化ランタン、二酸化マンガン、炭
酸ストロンチウムをLa:Sr:Mnのモル比が0.
7:0.3:1になるようにして混合、成形して110
0℃で仮焼したのち、粉砕して粉末を得た。次に、得ら
れた粉末に、該粉末に対して30重量%のコーンスター
チを添加、混合したものを図1示の電極形状に成形し、
室温から600℃の温度で加熱して脱脂したのち、さら
に1300℃で焼成して、見かけ気孔率約40%のLa
MnO3 系結晶構造を有する金属酸化物(ランタンスト
ロンチウムマンガナイト)基板として、多孔質の空気極
1を製造した。尚、前記空気極の調製において、前記コ
ーンスターチは焼成により得られる基板を多孔質化する
ために用いられる。
【0028】次に、前記多孔質の空気極1の外側にYS
Zからなる下地層2を形成した。
【0029】本実施例では、前記下地層2を形成するた
めに、下記のようにして調製された塗膜形成組成物を用
いた。本実施例の塗膜形成組成物は、まず、ジルコニウ
ムプロポキシドの1.5M−1−プロパノール溶液に、
2,4−ペンタンジオン(アセチルアセトン)の1.5
M−1−プロパノール溶液を2,4−ペンタンジオンに
対してジルコニウムが2(モル比)の割合で含まれる量
になるように添加、混合し、次いで硝酸イットリウム5
水和物の0.261M−1−プロパノール溶液を前記ジ
ルコニウムプロポキシド溶液と等量混合し、攪拌して溶
液組成物を調製した。前記溶液組成物では、ジルコニウ
ムプロポキシド及び硝酸イットリウム水和物の共通溶媒
として1−プロパノールを用い、溶液を均質化するため
の均質化溶媒として2,4−ペンタンジオンが用いられ
ており、合成後の組成がジルコニア:イットリア=9
2:8(モル比)となるようになっている。
【0030】前記溶液組成物は、攪拌を続けると、溶液
中でジルコニウムアルコキシドが硝酸イットリウムの結
晶水、あるいは空気中の水蒸気の混入によって加水分解
し、重合することにより、まずジルコニウム及びイット
リウムの酸化物または水酸化物の微粒子またはイオンが
溶解したゾルが形成される。前記ゾルは、更に攪拌を続
けることにより、反応が進行してゲル化する。
【0031】そこで、次に、前記溶液組成物から得られ
たゲルを100℃程度で乾燥し、得られた固形物を乳鉢
で粉砕して粉末にした。次いで、該粉末を100〜70
0℃の範囲の温度で仮焼し、乳鉢で粉砕することによ
り、イットリア含有ジルコニア粉末(YZ粉末)を得
た。
【0032】本実施例で用いる塗膜形成組成物は、図1
示の多孔質からなる空気極1の表面の微孔を埋没させて
下地層2を形成するために、粒子径が小さいことが望ま
しく、図2に示すように、前記温度範囲、特に700℃
で仮焼することにより、中心粒子径の小さいYZ粉末が
得られるが、700℃を超えると中心粒子径が大きくな
る傾向がある。
【0033】また、前記YZ粉末は、図3に示す熱分析
の熱重量測定(TG)の結果から明らかなように、その
重量は400℃までに急激に減少し、温度が400℃を
超えると緩やかに減少している。これを図3に示す熱分
析の示差熱分析(DTA)の結果から見ると、240℃
付近に溶媒等の有機成分の熱分解によると思われる発熱
のピークがあり、300〜350℃付近にイットリア及
びジルコニアの結晶化によると思われるブロードなピー
クがある。従って、前記YZ粉末は、YSZに至らず、
溶媒などの有機成分を含む混合物と考えられる。
【0034】次に、前記YZ粉末3〜4gをエタノール
100ml中に投入し、容器ごと超音波洗浄機に入れて
約3分間超音波を放射して超音波分散させた後、さらに
マグネティック・スターラーで約10分間攪拌した。攪
拌後、約10分間静置して大きな粒子を沈降させること
により、第1の塗膜形成組成物として、前記YZ粉末の
微小な粒子がエタノールに懸濁している上澄み液を得
た。
【0035】本実施例の製造方法では、次に、前記空気
極1をホット・プレートで100℃程度に加熱し、その
外側の表面上に前記第1の塗膜形成組成物をスポイトで
滴下して、乾燥させる操作を数回繰り返した後、100
0〜1300℃で1時間焼成することにより、厚さ約3
μmの下地層2を形成した。
【0036】次に、前記下地層2の外側に、YSZから
なる固体電解質膜3を形成した。固体電解質膜3の形成
は、まず、前記下地層2が形成された空気極1を、前記
YZ粉末の原料の溶液組成物のゾルをコーティング溶液
組成物として、該コーティング溶液組成物に浸漬し、そ
の表面に該コーティング溶液を付着、ゲル化させた。前
記浸漬は、空気極1を前記コーティング溶液組成物から
引き上げる際の引き上げ速度を0.05mm/秒以上と
することにより、適量のコーティング溶液が付着する。
前記浸漬は目的とする固体電解質膜3を得るために1〜
30回程度行うことが好ましく、特に3μm程度の固体
電解質膜3を得るためには20回程度行うことが好まし
い。
【0037】次に、その表面で前記コーティング溶液が
ゲル化した空気極1を、室温から1.6℃/秒以下の昇
温速度で500℃に昇温して10分間仮焼したのち、1
000〜1300℃に昇温して5時間本焼し、冷却する
ことにより、YSZからなる緻密な固体電解質膜3を形
成した。前記固体電解質膜3を形成する操作をさらに数
回繰り返して行うことにより、最終的に厚さ約10μm
の固体電解質膜3を備える空気極1が得られた。
【0038】次に、前記固体電解質膜3のさらに外側に
燃料極4を形成し、燃料電池を完成した。燃料極4は、
まず、中心粒径1μmのニッケル粉末と、中心粒径2μ
mのイットリアとジルコニアとのモル比が8:92とな
っているYSZ粉末とを、重量比4:6で混合し、得ら
れた混合物に、該混合物に対して30重量%のコーンス
ターチを添加、混合したものを、前記固体電解質膜3の
外側に塗布して電極形状に成形し、1400℃で2時間
焼成して見かけ気孔率約35.3%のNiO−YSZ基
板を得た。次に、該NiO−YSZ基板をカーボン共存
下に1000℃で1時間焼成することによりNiOを還
元して多孔質Ni−YSZサーメット基板とし、これを
燃料極4とした。尚、燃料極4は白金ペーストの電極と
してもよい。
【0039】尚、空気極1と燃料極4との配置は逆であ
ってもよく、このときには、半球形の底部を有する筒状
に形成された燃料極4の外側に、焼成温度を1200〜
1400℃とする以外は前記と同様にしてYSZからな
る下地層2及びYSZからなる固体電解質膜3を形成
し、固体電解質膜3のさらに外側に空気極1を形成する
ことにより燃料電池が得られる。
【0040】前記のようにして、下地層2及び固体電解
質膜3が形成された燃料電池は、800℃以上で0.3
W/cm2 以上の出力が得られた。
【0041】
【実施例2】本実施例では、実施例1で得られた第1の
塗膜形成組成物に図1示の空気極1または燃料極4を浸
漬し、その外側の表面に該塗膜形成組成物を付着させ、
常温で乾燥し、500℃で10分間仮焼して冷却する操
作を数回繰り返した後、所定の焼成温度で1時間焼成す
ることにより、厚さ約3μmの下地層2を形成した以外
は、実施例1と同様にして厚さ約10μmの固体電解質
膜3を備える燃料電池を得た。尚、前記焼成温度は、空
気極1の表面に下地層2を形成する場合には1000〜
1300℃であり、燃料極4の表面に下地層2を形成す
る場合には1200〜1400℃である。前記のように
して、下地層2及び固体電解質膜3が形成された燃料電
池は、800℃以上で0.3W/cm2 以上の出力が得
られた。
【0042】
【実施例3】本実施例では、実施例1で得られた第1の
塗膜形成組成物を、ホット・プレートで100℃程度に
加熱した図1示の空気極1または燃料極4の外側の表面
に塗装用スプレー・ガンを用いて噴霧し、乾燥後、所定
の焼成温度で1時間焼成することにより、厚さ約3μm
の下地層2を形成した以外は、実施例1と同様にして厚
さ約10μmの固体電解質膜3を備える燃料電池を得
た。前記のようにして、下地層2及び固体電解質膜3が
形成された燃料電池は、800℃以上で0.3W/cm
2 以上の出力が得られた。
【0043】
【実施例4】本実施例では、実施例1で得られた第1の
塗膜形成組成物を収容した容器に、ニッケル線をコイル
状に巻いた電極を浸漬し、該コイル状電極の内側に図1
示の空気極1または燃料極4の周囲にニッケル線をコイ
ル状に巻いたものを浸漬して、前記コイル状電極を陽
極、空気極1または燃料極4を陰極として、0.2〜1
mA、30Vの直流定電流を5〜10分間通電して、空
気極1または燃料極4の外側の表面にYZ粉末の粒子を
電着させ、乾燥後、所定の焼成温度で1時間焼成するこ
とにより、厚さ約3μmの下地層2を形成した以外は、
実施例1と同様にして厚さ約10μmの固体電解質膜3
を備える燃料電池を得た。前記のようにして、下地層2
及び固体電解質膜3が形成された燃料電池は、800℃
以上で0.3W/cm2 以上の出力が得られた。
【0044】
【実施例5】本実施例では、実施例1で得られたYZ粉
末3〜4gを、該YZ粉末の原料の溶液組成物のゾル1
00ml中に投入し、容器ごと超音波洗浄機に入れて約
3分間超音波を放射して超音波分散させた後、さらにマ
グネティック・スターラーで約10分間攪拌した。攪拌
後、約10分間静置して大きな粒子を沈降させることに
より、第2の塗膜形成組成物として、前記YZ粉末の微
小な粒子が前記ゾルに懸濁している上澄み液を得た。
尚、前記ゾルのジルコニウムプロポキシドの濃度は0.
6M以下であることが望ましく、それを超えると前記第
2の塗膜形成組成物から得られた下地層2に亀裂(クラ
ック)が生じやすくなる。
【0045】本実施例では、図1示の空気極1または燃
料極4をホット・プレートで100℃程度に加熱し、そ
の上に前記第2の塗膜形成組成物をスポイトで滴下し
て、乾燥させる操作を数回繰り返した後、所定の焼成温
度で1時間焼成することにより、厚さ約3μmの下地層
2を形成した以外は、実施例1と同様にして厚さ約10
μmの固体電解質膜3を備える燃料電池を得た。前記の
ようにして、下地層2及び固体電解質膜3が形成された
燃料電池は、800℃以上で0.3W/cm2 以上の出
力が得られた。
【0046】尚、本実施例で得られた下地層2のX線回
折測定を行った結果、図4示のパターンが得られた。該
パターンは、イットリアとジルコニアとのモル比が8:
92となっているYSZと一致しており、実施例1で得
られたYZ粉末は前記焼成により結晶化してYSZを形
成することが明らかである。
【0047】
【実施例6】本実施例では、実施例5で得られた第2の
塗膜形成組成物に図1示の空気極1または燃料極4を浸
漬し、その外側の表面に該塗膜形成組成物を付着させ、
常温で乾燥し、500℃で10分間仮焼して冷却する操
作を数回繰り返した後、所定の焼成温度で1時間焼成す
ることにより、厚さ約3μmの下地層2を形成した以外
は、実施例1と同様にして厚さ約10μmの固体電解質
膜3を備える燃料電池を得た。前記のようにして下地層
2及び固体電解質膜3が形成された燃料電池は、800
℃以上で0.3W/cm2 以上の出力が得られた。
【0048】
【実施例7】本実施例では、実施例5で得られた第2の
塗膜形成組成物を収容した容器に、ニッケル線をコイル
状に巻いた電極を浸漬し、該コイル状電極の内側に図1
示の空気極1または燃料極4の周囲にニッケル線をコイ
ル状に巻いたものを浸漬して、前記コイル状電極を陽
極、空気極1または燃料極4を陰極として、0.2〜1
mA、30Vの直流定電流を5〜10分間通電して、空
気極1または燃料極2の表面にYZ粉末の粒子を電着さ
せ、乾燥後、所定の焼成温度で1時間焼成することによ
り、厚さ約3μmの下地層2を形成した以外は、実施例
1と同様にして厚さ約10μmの固体電解質膜3を備え
る燃料電池を得た。前記のようにして下地層2及び固体
電解質膜3が形成された燃料電池は、800℃以上で
0.3W/cm2 以上の出力が得られた。
【0049】
【実施例8】本実施例では、実施例1で得られたYZ粉
末24gをテレピン油2〜5mlに投入し、よく攪拌し
てペースト状にすることにより、第3の塗膜形成組成物
を得た。
【0050】本実施例では、図1示の空気極1または燃
料極4に前記第3の塗膜形成組成物をハケ等で塗布し、
熱風で乾燥させる操作を数回繰り返した後、1200〜
1400℃で1時間焼成することにより、厚さ約5μm
の下地層2を形成した以外は、実施例1と同様にして厚
さ約10μmの固体電解質膜3を備える燃料電池を得
た。前記のようにして下地層2及び固体電解質膜3が形
成された燃料電池は、800℃以上で0.3W/cm2
以上の出力が得られた。
【0051】前記各実施例において、前記下地層2を形
成する際の焼成温度は、空気極1の表面に下地層2を形
成する場合には1000〜1300℃であり、燃料極4
の表面に下地層2を形成する場合には1200〜140
0℃である。
【0052】
【実施例9】前記各実施例では、図1示のように、半球
形の底部を有する筒状の電池の例について説明している
が、本発明の製造方法は図5示のコイン型電池について
も適用することができる。
【0053】次に、図5示のコイン型電池の製造方法に
ついて説明する。まず、実施例1に用いたものと同様の
材料を用い、図5(a)示のように、直径10〜15m
m、厚さ約2〜3mmの円盤形状に成形し、室温から6
00℃の温度で加熱して脱脂したのち、さらに1300
℃で焼成して、実施例1と同様の多孔質の空気極1を製
造し、次に図5(b)示のように、前記多孔質の空気極
1の外側に前記各実施例のいずれかの方法によりYSZ
からなる厚さ約3μmの下地層2を形成する。
【0054】次に、図5(c)示のように、下地層2上
に実施例1と同様にして厚さ約10μmの固体電解質膜
3を形成したのち、得られた円盤状体の下面を図5
(c)に仮想線示する部分まで研磨し、図5(d)示の
ように空気極1を露出させる。前記研磨は、それ自体周
知の方法により行うことができる。
【0055】次に、図5(e)示のように、下面側に空
気極1が露出した円盤状体の固体電解質膜3上に、実施
例1と同様にして見かけ気孔率約35.3%のNiO−
YSZ基板4aを焼き付ける。NiO−YSZ基板4a
は、カーボン共存下に1000℃で1時間焼成すること
によりNiOが還元され、図5(f)示のように、多孔
質Ni−YSZサーメット基板の燃料極4が得られる。
尚、実施例1と同様に、空気極1と燃料極4との配置は
逆であってもよい。
【0056】前記のようにして、下地層2及び固体電解
質膜3が形成されたコイン型燃料電池は、前記各実施例
と同様に、800℃以上で0.3W/cm2 以上の出力
が得られる。
【0057】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
の製造方法によれば、高温固体電解質型燃料電池の多孔
質電極の上に微小な粒子からなるYZ粉末を含む塗膜形
成組成物により下地層を形成するので、該下地層により
前記多孔質電極の表面の微孔が埋没され、該下地層の上
に前記YZ粉末の原料となる溶液組成物により固体電解
質膜を形成することにより薄く緻密なYSZからなる固
体電解質膜を容易に形成することができる。しかも、前
記下地層自体、焼成によりYSZとなるので、前記固体
電解質膜が前記下地層と一体化して前記多孔質電極上に
確実に密着させることができる。
【0058】従って、本発明の製造方法によれば、前記
の様にして薄く緻密な固体電解質膜を形成することによ
り、大出力の燃料電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる高温固体電解質型燃料電池の一
構成例を示す説明的断面図。
【図2】本実施例の塗膜形成組成物に用いるYZ粉末の
粒度分布と仮焼温度との関係を示すグラフ。
【図3】本実施例の塗膜形成組成物に用いるYZ粉末の
熱分析の結果を示すグラフ。
【図4】図1示の下地層のX線回折の結果を示すグラ
フ。
【図5】本発明に係わる高温固体電解質型燃料電池の他
の構成例を示す説明的断面図。
【図6】従来の高温固体電解質型燃料電池の構成を示す
説明的断面図。
【符号の説明】
1,4…多孔質電極、 2…下地層、 3…固体電解質
膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−283179(JP,A) 特開 平6−199569(JP,A) 特開 平7−235317(JP,A) 特開 昭63−128566(JP,A) 特開 平8−133739(JP,A) 特開 平4−308664(JP,A) 特開 平4−308663(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 8/00 - 8/24 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジルコニウムアルコキシドと、硝酸イット
    リウム水和物と、前記両化合物を均質に溶解する第1の
    溶媒と、前記両化合物及びその反応生成物を均質に溶解
    する第2の溶媒としての2,4−ペンタンジオンとから
    なる溶液組成物から得られるゲルを乾燥後、粉砕して粉
    末とし、該粉末を100〜700℃の範囲の温度で仮焼
    した後、さらに粉砕して得られたイットリア含有ジルコ
    ニア粉末を含む塗膜形成組成物により、高温固体電解質
    型燃料電池の多孔質電極上に塗膜を形成し、該塗膜を焼
    成してイットリア安定化ジルコニアからなる下地層を形
    成する下地層形成工程と、 前記溶液組成物により、前記下地層上に塗膜を形成し、
    該塗膜を乾燥、焼成して、イットリア安定化ジルコニア
    からなる緻密な固体電解質膜を形成する固体電解質膜形
    成工程とを備えることを特徴とする燃料電池の製造方
    法。
  2. 【請求項2】前記ジルコニウムアルコキシドはジルコニ
    ウムプロポキシドであることを特徴とする請求項1記載
    の燃料電池の製造方法。
  3. 【請求項3】前記第1の溶媒は1−プロパノールである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の燃料電
    池の製造方法。
  4. 【請求項4】前記塗膜形成組成物は、前記イットリア含
    有ジルコニア粉末をアルコール系溶媒に分散してなる懸
    濁液であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれか1項記載の燃料電池の製造方法。
  5. 【請求項5】前記下地層形成工程で、前記塗膜形成組成
    物を前記多孔質電極上に吹付け、乾燥することにより前
    記塗膜を形成することを特徴とする請求項4記載の燃料
    電池の製造方法。
  6. 【請求項6】前記塗膜形成組成物は、前記イットリア含
    有ジルコニア粉末を前記溶液組成物 から得られるゾルに
    分散してなる懸濁液であることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれか1項記載の燃料電池の製造方法。
  7. 【請求項7】前記下地層形成工程で、前記塗膜形成組成
    物を前記多孔質電極上に滴下して、乾燥することにより
    前記塗膜を形成することを特徴とする請求項4または請
    求項6記載の燃料電池の製造方法。
  8. 【請求項8】前記下地層形成工程で、前記多孔質電極を
    前記塗膜形成組成物に浸漬し、乾燥することにより前記
    塗膜を形成することを特徴とする請求項4または請求項
    6記載の燃料電池の製造方法。
  9. 【請求項9】前記下地層形成工程で、前記多孔質電極及
    び他の電極を前記塗膜形成組成物に浸漬し、該多孔質電
    極を陰極として前記他の電極との間に直流電流を印加し
    て、前記イットリア含有ジルコニア粉末を前記多孔質電
    極上に電着させ、乾燥することにより前記塗膜を形成す
    ることを特徴とする請求項4または請求項6記載の燃料
    電池の製造方法。
  10. 【請求項10】前記塗膜形成組成物は、前記イットリア
    含有ジルコニア粉末をテレピン油に混合してなるペース
    ト状物質であり、前記下地層形成工程で、該ペースト状
    物質を前記多孔質電極上に塗布して、乾燥することによ
    り前記塗膜を形成することを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれか1項記載の燃料電池の製造方法。
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