JP3392753B2 - 廃棄物プラズマ溶融炉の運転制御方法 - Google Patents

廃棄物プラズマ溶融炉の運転制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、焼却灰、飛灰、残
渣等の廃棄物を溶融処理する廃棄物プラズマ溶融炉に係
り、特に該溶融炉の制御を行なうために、運転時の電
圧、電流、電極位置信号など各種信号の変化を基に判断
して運転制御を行なう廃棄物プラズマ溶融炉の運転制御
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より都市ごみや、下水汚泥、産業廃
棄物などの焼却灰、残渣(以下単に廃棄物と呼ぶ)は多
くの場合埋め立て処理をされている。しかし、近年埋め
立て地の確保が次第に困難になっているため、埋め立て
られる廃棄物の容積を小さくする方法が要望されてい
る。また、埋め立てられた廃棄物から重金属などの有害
物質が雨水、地下水に溶出して、二次公害を引き起こす
問題も懸念されており、これらの無公害化の技術も要望
されている。一方、資源の再利用の観点から、従来廃棄
物として埋め立てられていた物も再利用化の要望があ
る。 【0003】都市ごみの焼却灰は磁気選別やふるいによ
り選別され、金属物質は新たな資源として再利用されて
いるが、残った灰の再利用方法の要望も出されている。
このような要望に対し、プラズマ炉、反射炉、誘導炉な
どの溶融処理炉に廃棄物を投入してこれらを溶融処理す
る方法が実現している。これらの方法によれば、廃棄物
を高温で溶融することで、廃棄物中の有害成分を高温分
解するとともに、金属成分を溶融金属として溶融スラグ
から分離することができる。溶融スラグを固化したもの
は廃棄物からの減容率が大きく、スラグ中の有害物質は
雨水、地下水に溶出しないのでこのまま埋め立てても二
次公害の心配はない。また、溶融スラグは砂利、小石の
代わりにコンクリートの骨材や、ブロック化して道路の
タイルに利用するなど再利用することもできる。 【0004】溶融処理炉の一つであるプラズマ灰溶融炉
は炉内に挿設した主電極(プラズマトーチ)と炉底電極
間にアークを発生させると共に、該アーク放電部の周囲
をガス流で冷却することにより、エネルギー密度が著し
く増大した高温のプラズマアーク流が得られる。本廃棄
物プラズマ溶融炉は、該プラズマアーク熱および前記電
極間を流れる電流のジュール熱により、焼却灰、飛灰、
残渣等の廃棄物を溶融処理するものである。 【0005】かかる廃棄物プラズマ溶融炉の従来例を図
3にて説明する。プラズマ灰溶融炉1は直流電源装置2
を持ち、炉上部から差し込まれた主電極5に前記直流電
圧を印加して、炉底電極6との間でアーク放電させると
ともに高温のプラズマアークを発生させる。この状態
で、被溶融物投入ホッパ11より被溶融物供給口7を介
して投入された焼却灰は、プラズマアークの輻射熱とと
もに、溶融スラグ9と溶融メタル10中を通る電流が発
生するジュール熱により熱せられ溶融する。 【0006】溶融した灰のうち金属成分は比重が重いた
め溶融メタル10として炉底側に沈む。又灰の溶けた溶
融スラグ9は炉中に留まりながら、該溶融スラグ9の液
面レベルが上がると出滓口からあふれ出る。あふれ出た
溶融スラグ9は出滓樋3を伝わり出滓スラグ4としてス
ラグコンベヤ8へ導かれ、スラグコンベヤ8上で冷却固
化される。また、冷却用の水を満たした桶へ出滓スラグ
4を導き、急冷を行なう水砕スラグ方式もある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】さて、前記したプラズ
マ溶融炉等の廃棄物溶融処理炉1は、炉内温度が千数百
℃と高温のため炉内状況を把握するためのセンサの炉内
設置が困難であり、炉内監視ができない。そこで、従来
は熟練した運転員の経験と勘による経験則を基に運転を
行なっているが、運転する上で炉内状況の把握は必須事
項であり、その監視方法の開発が急務とされている。 【0008】本発明はかかる課題を解決するために、熟
練運転員に頼らず、炉内状況の変化を表す運転時の各種
信号の変化を炉外に配置したセンサ(測定装置)より取
込み、該各種信号の変化を組合せて溶融炉内状況を推測
して適切な運転制御を行なう廃棄物プラズマ溶融炉の運
転制御方法を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の要旨は、炉内に挿設された主電極と炉底電極
間に直流電圧を印加し、該電極間に発生するプラズマア
ーク熱および該電極間を流れる電流のジュール熱によ
り、焼却灰、飛灰、残渣等の廃棄物を溶融処理する廃棄
物プラズマ溶融炉において、前記主電極と炉底電極間の
電圧、該電極間を流れる電流、前記主電極の挿設位置、
被溶融物の供給状態、炉壁温度、冷却水温度、排ガス濃
度、炉内温度、炉内圧力、冷却水流量、炉からの排ガス
流量、排ガス濃度の少なくとも2つ以上の信号を取り込
み、信号の変化状態の組み合わせにより、炉内の溶融運
転状態を把握し、炉制御装置により所定の運転制御を行
なうことにある。 【0010】そして本発明は、前記廃棄物プラズマ溶融
炉において、前記主電極と炉底電極間の電圧、該電極間
を流れる電流、前記主電極の挿設位置及び被溶融物の供
給状態の4つの信号を取込み、該4つの信号の変化状態
の組み合わせにより炉内の溶融運転状態を把握し、炉制
御装置により所定の運転制御を行なうことを第1の特徴
とする。 【0011】より具体的には、前記主電極と炉底電極間
の電圧、該電極間を流れる電流、前記主電極の挿設位置
及び被溶融物の供給状態の4つの信号の内、電圧信号の
みが下降変化により、誤差等を加味した基準レベル(基
準範囲も含む)を外れた状態にあり、他の3つの信号が
前記基準レベル内である場合に、被溶融物が炉内供給口
部付近において閉塞して炉内に供給されにくくなってい
ると判断して、閉塞解除装置を起動させることを第2の
特徴とする。 【0012】かかる発明によれば、炉内に温度計や赤外
線カメラ等のセンサを設置しなくても炉外に配置したセ
ンサより検知可能な電極間電圧・電流・主電極位置・被
溶融物投入状態のなどから炉内状況を推測し溶融炉の運
転が行なえる。 【0013】特に本発明によれば、投入装置が稼動して
いるにもかかわらず炉内へ被溶融物が入らなくなったこ
とに気づかずそのままの条件で運転を継続した場合に生
じる炉内温度の異常上昇を有効に阻止し、炉内耐火物の
熱劣化や短寿命化を防止し得る運転制御を行なうことが
出来る。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成部品の寸法、形状、その相対配置などは特に特定
的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定
する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。 【0015】以下に本発明の実施形態に係る廃棄物プラ
ズマ溶融炉とその運転制御方法について図1及び図2に
基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係る廃棄
物プラズマ溶融炉を示す基本構成図で、前記従来技術に
記載したように、1はプラズマ灰溶融炉、2は主電極5
に直流電圧を印加する直流電源装置、3は炉内よりの溶
融スラグ9を出滓する出滓樋、4は出滓樋3より排出さ
れた出滓スラグ、5は炉頂部より炉内に挿設された主電
極、6は炉底電極、7は被溶融物投入ホッパ11より焼
却灰等の被溶融物を炉内に投入する被溶融物供給口、8
は出滓スラグ4を搬送冷却するスラグコンベヤ、9、1
0は炉内で比重さにより二層に分離された溶融スラグと
溶融メタルで、かかる構成は図3の従来技術で説明した
通りである。 【0016】そして本実施形態においては、前記従来技
術に下記の構成が付加されている。30は前記主電極5
と炉底電極6間に印加される直流電圧を測定する電圧
計、31は前記電極間5/6に流れる電流を測定する電
流計、34は主電極5を炉内の溶融スラグ9液面上方の
適切位置に挿設する電極昇降装置、33は前記主電極5
の挿設位置を検出する電極位置検出器、32はホッパ1
1より投入され、供給口7側に供給される被溶融物の計
量を行ないながら被溶融物の投入を行なう投入装置兼計
量器、35は閉塞解除装置で、投入装置32により溶融
炉内へ投入された被溶融物が、投入口付近や投入ホッパ
11内でアーチングや詰まりが発生して、投入装置32
が稼動しているにもかかわらず炉内へ被溶融物が入らな
くなった場合にその閉塞を解除するものである。 【0017】22a〜22dは、前記電圧計30により
測定される主電極5と炉底電極6間の電圧、前記電流計
31により測定される該電極間5/6を流れる電流、前
記電極位置検出器33により測定される主電極5の挿設
位置、及び前記投入装置兼計量器32より測定される被
溶融物の供給状態の夫々の信号を取込み、図2に後記す
る回路構成にて所定の演算を行なう電圧検出演算装置2
2a、電流検出演算装置22b、電極位置検出演算装置
22c、供給状態検出演算装置22dである。 【0018】21は条件判断装置で、前記検出演算装置
22a〜22dより所定の演算処理された4つの信号を
取込み、該4つの信号の変化状態の組み合わせにより事
前に定めてあるルールに基き判断を行ない、言換えれば
所定の条件にしたがって炉内の溶融運転状態を把握し、
炉制御装置20側に所定の制御信号を送出する。 【0019】例えば、前記電圧、電流、前記主電極5の
挿設位置及び被溶融物の供給状態の4つの信号の内、電
圧信号のみが誤差等を加味した基準レベル(基準範囲も
含む)を外れた状態にあり、他の3つの信号が前記基準
レベル内である場合に、被溶融物が炉内供給口7付近に
おいて閉塞して炉内に供給されにくくなっていると判断
して、閉塞解除装置35を起動させる制御信号を炉制御
装置側20に送出する。 【0020】炉制御装置20は、前記条件判断装置21
よりの制御信号を受けて、閉塞解除装置35の作動、直
流電源装置2の電圧/電流制御、主電極5の挿設位置調
整を行なう電極昇降装置34の制御等を行なう。 【0021】次に本実施形態の作用を説明する。本灰溶
融装置では、被溶融物は、被溶融物投入装置32により
ホッパ11より被溶融物供給口7を介して溶融炉内へ投
入されるが、投入口付近や投入ホッパ11内でアーチン
グや詰まりが発生して、投入装置32が稼動しているに
もかかわらず炉内へ被溶融物が入らなくなることがあ
る。このような場合、被溶融物が入らなくなったことに
気づかずそのままの条件で主電極5に電圧を印加して運
転を続けると、主電極5より放電されるプラズマアーク
より供給されるエネルギーは溶融に使われなくなるため
エネルギー供給過剰となり、炉内温度が上昇して炉内耐
火物の寿命を短くする危険がある。 【0022】そこで被溶融物が供給されていることを確
認したいが、炉内は高温のため投入監視センサや温度セ
ンサ、更には計量センサを長期安定して設置することは
困難であり、被溶融物の投入が炉内へ正常に続いている
かを知る手段が無い。被溶融物が炉内へ入らなくなる
と、溶融スラグ液面上方の、主電極5周囲の炉内雰囲気
中に舞う被溶融物の密度が下がり、この結果主電極5と
炉底電極6間の抵抗が小さくなることから、前記直流電
源装置2が定電流電源である為、電極間5/6電位が下
がる傾向にある。 【0023】本実施形態は、かかる点に着目し、主電極
5への印加電圧の下降状態を捉え、電圧が下がった場合
には投入物の詰まり状態を予測することとする。しか
し、前記電圧が下がる他の要素も考慮しなければならな
い。例えば運転電流が変化すれば比例して電圧も変動す
るため、電流が下がれば、電圧も下がる。その為電流の
変化にも着目し監視する。また、前記電極間5/6の距
離によっても電圧は変化し、前記主電極5を溶融スラグ
液面側に降下させると電圧は下がる。このため主電極5
の挿設位置についても監視する。又供給口7付近や投入
ホッパ11内でアーチングや詰まり以外の要件で、被溶
融物の供給量を人間が人為的に操作して減少させた場合
も電圧は下がるので、投入量変化も監視することとす
る。 【0024】以上のことから、次の様な運転ルールを予
め設定し、電圧検出演算装置22a、電流検出演算装置
22b、電極位置検出演算装置22c、供給状態検出演
算装置22dよりの入力信号に基づいて、条件判断装置
21で判定する。 (運転ルール) IF:(電圧Vは下降変化有り)&(電流A変化は無
い)&(電極Pの位置変化は無い)& (被溶融物Tの
投入装置稼動中である) 【0025】そして前記4つの条件が満たされた場合
に、被溶融物が詰まったと判断し、条件判断装置21よ
り閉塞解除装置35を起動させる制御信号を炉制御装置
20側に送出し、被溶融物の詰まり解消を図る。 【0026】尚、前記した信号検出演算装置22は、例
えば図2(a)、(b)、(c)に示す構成によって、
電圧、電流、主電極挿設位置、及び被溶融物供給量の測
定信号の変化を検出する。 【0027】例えば図2(a)に示すように、信号検出
演算装置22はノイズ除去フィルタ40と、微分器41
と、判定器42からなり、前記電圧計等より入力された
測定信号は、ノイズ除去フィルタ40により、測定時の
ノイズを取り除き、微分器41へ入る。ここで信号はそ
の変化の傾き成分χが取り出され、次の判定器42へ入
力される。 【0028】判定器42では誤差成分を加味してほぼ一
定で変化無しと判断する基準値aを設定しておき、前記
傾き成分χがaよりも大きければ上昇傾向にあり、又−
aより小さければ下降傾向にあると判断しておき、各電
圧、電流等の前記4つの測定信号毎に、所定の基準値a
を定め、上昇/一定/下降を信号の変化の特徴として例
えばデジタル的に出力する。(例えば上昇:+1/一
定:0/下降:−1) 【0029】尚、上記実施形態において、信号検出演算
装置22、条件判断装置21は、アナログ−デジタル変
換器、デジタル−アナログ変換器などによりコンピュー
タへ信号を取り込み、デジタル出力できる構成として、
上記特徴抽出、条件判断機能をソフトウエアで実現する
ことも可能である。 【0030】また、信号検出演算装置22は図2
(b)、(c)に示すような、ノイズ除去フィルタ40
と、判定器42のみで構成することが出来る。例えば
(b)の信号検出演算装置22では、ノイズ除去フィル
タ40により、測定時のノイズを取り除いた測定値を判
定器42に投入し、該判定器42内で予め定めた上限基
準レベルaと下限基準レベルbとを比較し、該比較結果
に基づいて[高位・中位・低位]の各信号を条件判断装
置21に送出する。 【0031】又(c)の信号検出演算装置22では、ノ
イズ除去フィルタ40により、測定時のノイズを取り除
いた測定値を判定器42に投入し、該判定器42内で予
め定めた目標値aと誤差成分bに基づいて上限定常レベ
ル(a+b)と下限定常レベル(a−b)とを比較し、
該比較結果に基づいて[オーバー・一致・アンダー]の
各信号を条件判断装置21に送出する。 【0032】これらの信号検出演算装置22はいずれも
例示であり、目的に合わせて選択・設定を行ない使用す
るものである。 【0033】 【発明の効果】以上記載のごとく、本発明によれば、炉
内が高温の為センサによるセンシングが困難な部分の運
転を、従来は運転員の経験に負って運転していたが、本
発明では炉外に配置される複数のセンサよりの検出信号
を組合せて、所定の条件判断を行なうことで精度よい炉
内運転状態を把握することが出来、把握状態により運転
制御を行なうことにより、運転員の負荷の低減とともに
運転制御の高度化を可能とした。 【0034】特に発明によれば、投入装置が稼動して
いるにもかかわらず炉内へ被溶融物が入らなくなったこ
とに気づかずそのままの条件で運転を継続した場合に生
じる炉内温度の異常上昇を有効に阻止し、炉内耐火物の
熱劣化や短寿命化を防止し得る運転制御を行なうことが
出来る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施形態に係る廃棄物プラズマ溶融
炉を示す基本構成図である。 【図2】 (a)、(b)、(c)は、電圧、電流、主
電極挿設位置、及び被溶融物供給量の測定信号の変化を
検出する検出演算装置の例示を示す。 【図3】 従来例に係る廃棄物プラズマ溶融炉を示す基
本構成図である。 【符号の説明】 1 灰溶融炉 2 直流電源装置 5 主電極 6 炉底電極 9 溶融スラグ 10 溶融メタル 11 被溶融物投入ホッパ 20 炉制御装置 21 条件判断装置 22a,22b,22c,22d 検出演算装置 30 電圧計 31 電流計 32 投入装置兼計量器 33 主電極挿設位置測定器 34 電極昇降装置 35 閉塞解除装置 40 ノイズ除去フィルタ 41 微分器 42 判定器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05B 7/144 H05B 7/144 Z 7/18 7/18 E (56)参考文献 特開 平3−127486(JP,A) 特開 平5−174965(JP,A) 特開 平6−13178(JP,A) 特開 平2−54889(JP,A) 特開 昭62−140393(JP,A) 特開 昭62−210389(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23G 5/50 F23G 5/00 115 F23J 1/00 F27D 11/08 H05B 7/00 - 7/22

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 炉内に挿設された主電極と炉底電極間に
    直流電圧を印加し、該電極間に発生するプラズマアーク
    熱および該電極間を流れる電流のジュール熱により、焼
    却灰、飛灰、残渣等の廃棄物を溶融処理する廃棄物プラ
    ズマ溶融炉において、 前記主電極と炉底電極間の電圧、該電極間を流れる電
    流、前記主電極の挿設位置及び被溶融物の供給状態の4
    つの信号を取込み、該4つの信号の変化状態の組み合わ
    せにより炉内の溶融運転状態を把握し、炉制御装置によ
    り所定の運転制御を行なうとともに、 前記4つの信号の内、電圧信号のみが下降変化により、
    誤差等を加味した基準レベル(基準範囲も含む)を外れ
    た状態にあり、他の3つの信号が前記基準レベル内であ
    る場合に、被溶融物が炉内供給口部付近において閉塞し
    て炉内に供給されにくくなっていると判断して、 閉塞解
    除装置を起動させることを特徴とする廃棄物プラズマ溶
    融炉の運転制御方法。
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