JP3392110B2 - 折畳装置の回転胴 - Google Patents

折畳装置の回転胴

Info

Publication number
JP3392110B2
JP3392110B2 JP2000240778A JP2000240778A JP3392110B2 JP 3392110 B2 JP3392110 B2 JP 3392110B2 JP 2000240778 A JP2000240778 A JP 2000240778A JP 2000240778 A JP2000240778 A JP 2000240778A JP 3392110 B2 JP3392110 B2 JP 3392110B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
electric motor
attached
adjusted
control panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000240778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002052687A (ja
Inventor
征 蜂屋
信昭 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd filed Critical Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
Priority to JP2000240778A priority Critical patent/JP3392110B2/ja
Priority to US09/906,736 priority patent/US6511409B2/en
Publication of JP2002052687A publication Critical patent/JP2002052687A/ja
Priority to US10/337,991 priority patent/US6740022B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3392110B2 publication Critical patent/JP3392110B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H45/00Folding thin material
    • B65H45/12Folding articles or webs with application of pressure to define or form crease lines
    • B65H45/16Rotary folders
    • B65H45/162Rotary folders with folding jaw cylinders
    • B65H45/165Details of sheet gripping means therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H45/00Folding thin material
    • B65H45/12Folding articles or webs with application of pressure to define or form crease lines
    • B65H45/16Rotary folders
    • B65H45/162Rotary folders with folding jaw cylinders
    • B65H45/163Details of folding jaws therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H45/00Folding thin material
    • B65H45/12Folding articles or webs with application of pressure to define or form crease lines
    • B65H45/16Rotary folders
    • B65H45/162Rotary folders with folding jaw cylinders
    • B65H45/166Rotary folders with folding jaw cylinders having an adjustable circumference
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2511/00Dimensions; Position; Numbers; Identification; Occurrences
    • B65H2511/20Location in space
    • B65H2511/21Angle
    • B65H2511/212Rotary position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2551/00Means for control to be used by operator; User interfaces
    • B65H2551/10Command input means
    • B65H2551/13Remote control devices, e.g. speech recognition
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2601/00Problem to be solved or advantage achieved
    • B65H2601/50Diminishing, minimizing or reducing
    • B65H2601/52Diminishing, minimizing or reducing entities relating to handling machine
    • B65H2601/521Noise

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、輪転機の折畳装
置の回転胴、例えばくわえ機構の固定側と開閉側の間隔
を調節可能なくわえ胴や、胴の外径を調節可能な折り胴
のように、回転中に調節する必要がある調節機構を有す
る輪転機の折畳装置の回転胴に関する。
【0002】
【従来の技術】くわえ機構の固定側と開閉側の間隔を調
節可能なくわえ胴については、特許第2848982号
公報(従来技術1)に示された装置がある。
【0003】従来技術1には、くわえ胴の軸と同軸上
に、かつこの軸回りに回転可能な2つの胴部分が設けら
れており、これら2つの胴部分の一方にくわえ機構の開
閉側が設けられており、他方にくわえ機構の固定側が設
けられている。そして、くわえ胴の軸に平歯車が設けら
れるとともに、一方の胴部分に、はすば歯車が設けら
れ、これら歯車が、それぞれと個別に噛み合うととも
に、一体で回転する歯車を介して、くわえ胴の軸と一方
の胴部分とが、一体で回転可能に、かつ一体で回転する
歯車をその回転中心線と平行に移動する。これにより、
はすば歯車のねじれ角の作用によって一方の胴部分がく
わえ胴の軸回りに角変位可能に連結されており、他方の
胴部分は、くわえ胴の軸と一体の円盤に設けられ、一方
の胴部分と他方の胴部分の間に配された歯車群を介し
て、くわえ胴の軸及び一方の胴部分と一体で回転可能に
連結され、かつ一方の胴部分のくわえ胴の軸回りの角変
位に対応して、一方の胴部分とは逆向きにくわえ胴の軸
回りに角変位可能に連結されている。
【0004】また別に、一方の胴部分と他方の胴部分
は、くわえ胴の軸に設けられた平歯車に対応させて、そ
れぞれねじれが逆向きのはすば歯車が設けられている。
これらの歯車、すなわちくわえ胴の軸に設けられた平歯
車、一方の胴部分に設けられたはすば歯車および他方の
胴部分に設けられたはすば歯車が、それぞれと個別に噛
み合うとともに一体で回転する歯車を介して、くわえ胴
の軸と2つの胴部分とが一体で回転可能に、かつ一体で
回転する歯車をその回転中心軸線と平行に移動する。こ
の移動により、はすば歯車のねじれ角の作用によって2
つの胴部分がくわえ胴の軸回りにそれぞれ逆向きに角変
位可能に連結されている。
【0005】胴の外径を調節可能な折胴については、特
許第2788321号公報(従来技術2)が知られてい
る。従来技術2に記載された装置は、複数の折り機構を
等分位置に有する折胴の外周面の、2つの隣接する折り
機構の間を2分し、そのうち折胴の回転方向において折
り機構の上流側に隣接する部分が、折胴の軸線と平行な
軸線を中心にして旋回可能に支持されていて、この外周
部分の後端部が、偏心軸である調節装置によって半径方
向外側に向かって移動可能に配置されていて、残りの外
周部分は固定的に設けられている。
【0006】そして、折胴の回転を停止した状態で、偏
心軸を個々に工具で回転させて折胴の径を調節するも
の、及び偏心軸端部に歯車を取り付けるとともに、この
歯車と噛み合うラック部分を有し、かつ折胴と共通の回
転中心を有して折胴に対して回転可能な調節リングを設
けている。この調節リングを折胴内に設けた電動機によ
って折胴に対して回転させ、複数の折り機構のそれぞれ
の偏心軸を一斉に回転させて折胴の外径を調節するもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1及び従来技
術2に示される装置には、それぞれ以下のような解決す
べき課題があった。従来技術1に記載された装置は、2
つの胴部分をくわえ胴の軸とあたかも一体であるかのよ
うに一斉に回転可能にし、かつ回転する2つの胴部分を
くわえ胴の外側からくわえ胴軸の回りにそれぞれ逆向き
に角変位可能であるようにするために、くわえ胴軸と2
つの胴部分に同じピッチ円径を有する比較的大きな歯車
を設ける必要があるうえ、これらの歯車と個別に噛み合
うとともに同一回転中心回りに一体で回転する複数の歯
車を設け、この複数の歯車を回転させたままその回転中
心線に沿って変位させる機構を設ける必要があり、その
ため装置の構成が複雑になり故障する確率が高くなると
ともに、くわえ胴とフレーム間の狭い空間に多くの部品
を組み込むため、メインテナンスが煩雑なものであっ
た。更に、部品点数が多く、加工や組立が煩雑で比較的
多くの工数を必要とし、製造コストが高いものになって
いた。
【0008】また従来技術2に開示された装置は、従来
技術1の構成の複雑さや部品点数の多さに起因する課題
は解決している。しかし工具を用いた手作業によって調
節する構成では、調節の都度折胴の回転を停止する必要
があり、作業能率が極めて低いものであった。また、調
節機構を、折胴内に設けた電動機で駆動する構成では、
電動機への電力供給や電動機の制御信号の供給に難点が
あり、正確な調節ができないおそれがあった。すなわ
ち、従来技術2に示された調節機構を折胴内に設けた電
動機で駆動する構成では、回転体の折胴内に設けた電動
機への電力及び制御信号の供給に格別の工夫をしている
様子がなく、一般的に行われるスリップリングを使用し
てこれらを供給するものと考えられる。しかしこのスリ
ップリングは、ブラシによる機械的接触によって、電力
や制御信号を供給するものであるため、火花が発生した
り、ノイズが発生したりすることが多々あった。そのた
め火災発生のおそれや制御回路の誤作動が生じていた。
また、スリップリングは、ブラシによる機械的接触の耐
久性が低く、高速回転用として市販されているスリップ
リングの1つでは、回転数毎分300回転程度で200
0万回転の耐久性しかなく、輪転機の折畳装置に使用し
た場合、1日6時間ほどの稼働で半年毎に交換又はメイ
ンテナンスを必要とするため、その間稼働がストップし
てしまい、作業能率が低下する課題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、回転軸と、回転軸と一体で回転する基体とを有する
基準部と、基準部と一体で回転可能でありかつ基準部に
対して変位可能に設けられた被調節部と、被調節部を基
準部に対して変位させるための駆動源と、基準部に設け
られ、基準部の回転に伴って基準部に固定された巻線部
に電流を生じ駆動源及び制御盤に作動用電力を供給する
電源と、駆動源に付設し無線受信機能を備えた制御盤
と、制御盤に操作信号を無線送信する無線操作機を有す
る調節操作機構と、駆動源と被調節部とを、基準部と一
体的に回転可能であるように連結させるとともに、駆動
源の動きを被調節部に伝える調節伝動機構とを備え、
準部の回転に伴って電源から駆動源と無線受信機能を備
えた制御盤とに給電するとともに、基準部の回転状態に
おいて駆動源の操作を調節操作機構による無線信号で行
うようにしたことを特徴とする折畳装置の回転胴を提案
する。
【0010】また、回転軸と、回転軸と一体で回転する
基体とを有する基準部と、基準部と一体で回転可能であ
りかつ基準部に対して変位可能に設けられ、基体に設け
られねじりばねにより一方向に変位させられる軸と、軸
に設けられた偏心部と、偏心部に対して回転可能に設け
られるブロック部材と、一対のブロック部材間に架け渡
される外周部材とを有する被調節部と、被調節部を基準
部に対して変位させるための駆動源である電動機と、基
準部に設けられ、基準部の回転に伴って基準部に固定さ
れた巻線部に電流を生じ電動機及び制御盤に作動用電力
を供給する電源と、電動機に付設し無線受信機能を備え
た制御盤と、制御盤に操作信号を無線送信する無線操作
機を有する調節操作機構と、電動機と被調節部とを、基
準部と一体的に回転可能であるように連結させるととも
に、電動機の動きを被調節部に伝えるために電動機の出
力軸に設けられるウォームと、ウォームと噛み合うとと
もに回転軸と一体で回転するように取り付けられている
ウォームホイールと、回転軸に対して回転可能であると
ともに電動機を取り付けられている第1歯車と、第1歯
車と噛み合うとともに軸と一体で回転するように取り付
けられている第2歯車とを有する調節伝動機構とを備
え、基準部の回転に伴って電源から電動機と無線受信機
能を備えた制御盤とに給電するとともに、基準部の回転
状態において電動機の操作を調節操作機構による無線信
号で行うようにしたことを特徴とする折畳装置の回転胴
を提案する。
【0011】更に、回転軸と、回転軸と一体で回転する
基体とを有す基準部と、基準部と一体で回転可能であり
かつ基準部に対して変位可能に設けられ、基体の両側に
基体に対して回転可能に設けられた各一対の第1側板及
び第2側板と、これらの側板の外側から基体の他方側に
取り付けられ、基体と一体で回転可能な第3側板と、基
体と第3側板とに回転可能に設けた調節軸と、調節軸の
第1側板に対応する位置に第1側板の半径方向にのみ移
動可能な第1すべり部材を介して取り付けられる第1偏
心カムと、調節軸の第2側板に対応する位置に第2側板
の半径方向にのみ移動可能な第2すべり部材を介して取
り付けられる第2偏心カムと、第1側板間に架け渡され
る角変位可能な角変位軸と、角変位軸に取り付けられる
変位部材と、第2側板間に変位部材に対向するように固
定されて設けられる固定部材とを有する被調節部と、被
調節部を基準部に対して変位させるための駆動源であり
第3側板に取り付けられる電動機と、基準部に設け
れ、基準部の回転に伴って基準部に固定された巻線部に
電流を生じ電動機及び制御盤に作動用電力を供給する電
と、電動機に付設し無線受信機能を備えた制御盤と、
制御盤に操作信号を無線送信する無線操作機を有する調
節操作機構と、電動機と被調節部とを、基準部と一体的
に回転可能であるように連結させるとともに、電動機
動きを被調節部に伝えるために電動機の出力軸に設けら
れるウォームと、ウォームに噛み合うとともに調節軸と
一体で回転するように取り付けられているウォームホイ
ールとを有する調節伝動機構とを備え、基準部の回転に
伴って電源から電動機と無線受信機能を備えた制御盤と
給電するとともに、基準部の回転状態において電動機
の操作を調節操作機構による無線信号で行うようにした
ことを特徴とする折畳装置の回転胴を提案する。
【0012】上記折畳装置の回転胴において、電源は、
外部から固定された磁石と、磁石の周囲に接近した状態
で囲む巻線部とからなり、巻線部が基準部とともに回転
可能な発電機で構成することも可能であり、また電源
を、切断した鉄芯部のそれぞれに巻線をし、一方を外部
から固定され外部から給電可能な固定巻線部とし、他方
を基準部とともに回転可能である回転巻線部としたロー
タリートランスで構成することも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明に係る折畳装置の回転胴
の第1の実施形態を、図2のA−A矢視概略並列断面図
である図1、図1のBーB矢視断面図である図2、この
発明の折畳装置の回転胴の第2の実施形態を示し、図4
のC−C矢視概略並列断面図である図3、図3のDーD
矢視一部断面図である図4に基づいて説明する。
【0014】最初に、この発明の第1の実施形態につい
て、図1及び図2に基づいて説明する。回転胴である折
胴1は、基体10と回転軸11を有する基準部、および
基準部と一体で回転可能でありかつ基準部に対して変位
可能に設けられ、基体10に設けられた軸14a、14
bと、偏心部15と、ブロック部材16と、外周部材1
7と、ねじりばね18を有する被調節部、および被調節
部を基準部に対して変位させるための駆動源である電動
機31と、基準部に設けた電源である発電機34と、駆
動源に付設し無線受信機能を備えた制御盤32と、制御
盤32に操作信号を無線送信する無線操作機33を有す
る調節操作機構と、電動機31の動きを被調節部に伝え
るべく、ウォーム19、ウォームホイール20、第1歯
車21、第2歯車22を有する調節伝動機構とを備え
る。
【0015】基体10は、基体10の軸方向両側に設け
た側板12a、12b間に、回転軸11と平行な複数の
溝13が外周面に開口して形成される。この実施の形態
では、溝13数は3つである。3つの溝13には、そ
れぞれ一対の軸14a、14bが両側の側板12a、1
2b間及び中間支持板12cに角変位可能に支持されて
おり、各々の軸14a、14bの一端は、側板12aか
ら外方に突出して設けられる。各々の軸14a、14b
の側板12aから外方に突出した突出部に各々の軸14
a、14bと一体に角変位し回転可能な第2歯車22を
設けている。各々の軸14a、14bの中間支持部12
cと両側の側板12a、12bとのそれぞれの間に偏心
部15が軸14a、14bと一体に角変位するように設
けられている。
【0016】各々の軸14a、14bの偏心部15に
は、複数のブロック部材16が偏心部15に対して回転
可能に設けられている。この実施の形態では、各々の軸
14a、14bの偏心部15に設けられるブロック部材
16の数は6つである。各々のブロック部材16は、一
対の軸14a、14bに相対的に設けられ、互いに対応
する一対のブロック部材16、16間には外周部材17
が架け渡されている。各々の外周部材17は、一対のブ
ロック部材16、16に取り付けられた状態で基体10
の円柱状外周面と略整合する外周面を有する。
【0017】各々の軸14a、14bには、この軸を常
時一方向に変位させようとする付勢力を付与するねじり
バネ18が取り付けられている。更に、側板12aの外
側に突出した各軸14a、14bの端部に設けられた第
2歯車22は、第1歯車21と噛み合わせられる状態
で、各対毎の2本の軸14a、14bの回転位相が略一
致させられており、かつ3対の軸14a、14bにブロ
ック部材16を介して取り付けられている外周部材17
は、基体10の円柱状外周面に対する円弧状外周面の高
低差を略一致させている。
【0018】基準部は、円柱状外周面を有する基体10
と、基体10と一体に回転する回転軸11とからなり、
回転軸11には、回転軸11と一体で回転するとともに
調節伝動機構の原点であるウォームホイール20と、回
転軸11に対して回転可能であり調節伝動機構の一部で
ある第1歯車21とが取り付けられており、フレームF
a側からウォームホイール20、第1歯車21の順に設
けられている。回転軸11は、フレームFa、Fbに回
転可能に支持され、フレームFbから外方へ突出した一
方側に従動歯車2が取り付けられている。回転軸11
は、従動歯車2を介して図示しない駆動手段からの駆動
力によって回転される。
【0019】また、第1歯車21には、フレームFaと
対向する側面に駆動源である電動機31が取り付けられ
ている。電動機31は、無線送受信可能な制御盤32が
付設されており、調節操作機構3の一部である外部の無
線操作機33からの操作信号に基づいて作動する。電動
機31は、例えば減速機能付きで、かつ付設された制御
盤32を介して無線操作機33に回転量をフィードバッ
クできるフィードバック機能を備えたタイプが用いられ
る。
【0020】電動機31は、その出力軸に調節伝動機構
であるウォーム19が取り付けられており、ウォーム1
9は、ウォームホイール20と噛み合わせられている。
このウォーム19と、ウォームホイール20とが噛み合
わせられることにより、第1歯車21は、電動機31、
ウォーム19及びウォームホイール20を介して、回転
軸11と一体で回転可能になっている。
【0021】調節操作機構3は、駆動源である電動機3
1、電動機31に付設された無線送受信機能を有する制
御盤32、外部から無線操作信号により操作する無線操
作機33、回転胴である折胴1の回転によって作動する
発電機34とを備えている。
【0022】発電機34は、スリーブS、支持ケース3
7を介して回転軸11の回転中心線と同一の中心線を有
するようにフレームFaに固定された円柱状の磁石36
と、回転胴の基準部である回転軸11に、支持部材38
を介して取り付けられ、回転軸11と同一中心線回りに
回転軸11と一体で回転する巻線部35を有しており、
巻線部35は、磁石36の周りを囲んでいる。巻線部3
5は、回転軸11の回転に伴って巻線部35が磁石36
の周りを回転して発電を行い、巻線部35に電力が生じ
る。
【0023】また図1及び図2において、発電機34を
トランス、例えばロータリートランス等に置き換えるこ
とも可能である。ロータリートランスに置き換えた場
合、1次コイル側を外部から固定した固定巻線部とし、
かつ外部から給電可能に設け、2次コイル側を回転軸と
ともに回転可能にした回転巻線部として設ける。このよ
うに構成した1次コイル側に電力を供給すると、回転軸
11が回転するか否かにかかわらず、2次コイルに両コ
イルの巻き数によって定まる電力が得られる。
【0024】電動機31は、この実施の形態では減速機
付きパルスモータである。電動機31は、制御盤32を
介して電動機31を操作する無線送受信機能を有する無
線操作機33によって操作される。無線操作機33と制
御盤32との間の無線通信媒体は、一般的には電波を利
用するが、超音波や光などの各種通信手段を使用するこ
とも可能である。
【0025】折胴1には、図示しないが、折り畳み対象
である重ね合わせた紙を折胴1の外周面に導入するため
紙を保持する紙保持機構、重ね合わせた紙の折り畳み部
位を折胴1の外周面から突出する折りブレードで押し上
げる折りブレード駆動機構及びこれらの機構の作動タイ
ミングを調節するタイミング調節機構などが装備され
る。
【0026】次に、この発明の第1の実施形態の作動に
ついて説明する。回転胴である折胴1は、図示しない駆
動手段によって回転される従動歯車2によって回転駆動
され、くわえ胴などの隣接する胴と共同して重ね合わせ
た紙を折り畳む。この作動に際し、回転軸11に取り付
けられたウォームホイール20は、基体10と整合して
回転する。回転軸11に対し回転可能に取り付けられた
第1歯車21は、第1歯車21の側面に取り付けられた
電動機31、その出力軸に取り付けられたウォーム1
9、ウォーム19と噛み合わせられたウォームホイール
20に連結されており、ウォームホイール20と同じ角
速度、すなわち回転軸11と一体で回転する。更に、第
1歯車21と噛み合う第2歯車22は、第1歯車21の
角速度と同じ角速度で回転する基体10に取り付けられ
ているため、第2歯車22自体は回転せず、第2歯車2
2が取り付けられている軸14a、14bは回転してい
ない状態である。
【0027】この状態において、折胴1で折り畳もうと
する重ね合わせた紙の厚さに応じて折胴1の外径の調節
が必要なときは、以下のように調節操作機構3によって
調節する。すなわち、最初に無線操作機33を使って、
所望の操作信号を電動機31の制御盤32へ無線送信す
る。操作信号を受信した制御盤32は、受信した操作信
号に対応するように電動機31の作動を制御する作動信
号を電動機31に対し出力し、電動機31は作動信号に
したがって回転する。また、電動機31は、付属するロ
ータリーエンコーダー(図示せず)によって電動機31
の作動量に比例するフィードバック信号を出力する。こ
の信号は、制御盤32によって電動機31の回転量に関
連する信号に変換され、制御盤32によって無線送信さ
れ、無線操作機33を介して作業者に対し電動機31の
回転量を通知するために使用される。
【0028】電動機31及び制御盤32の作動用電力
は、折胴1に付設された発電機34又はトランス(ロー
タリートランス)から供給される。すなわち発電機34
では、支持ケース37及びスリーブSを介してフレーム
Faに固定された磁石36を囲むとともに、回転軸11
の端部に支持部材38を介して固定された巻線部35
が、回転軸11の回転に伴って回転し、磁力線を切って
移動する巻線部35内に電流が流れ、導電線39によっ
て制御盤32及び電動機31に供給され、制御盤32及
び電動機31の作動用電力として使用される。
【0029】電動機31が、回転すると、その出力軸に
取り付けられたウォーム19が回転し、これと噛み合う
ウォームホイール20を回転させようとする。しかしウ
ォームホイール20が回転軸11に回転しないように取
り付けられているのに対し、ウォーム19が取り付けら
れた電動機31は、第1歯車21を介して回転軸11に
対してて回転可能であるため、ウォーム19、電動機3
1及び第1歯車21は、一体で回転軸11に対して回転
変位する。この回転変位の間、ウォーム19は、ウォー
ムホイール20と噛み合ってウォームホイール20の周
面に沿って変位する。
【0030】第1歯車21が回転軸11に対して回転変
位すると、基体10の回転に対して第1歯車21の回転
位相が変化する。すると、第1歯車21と噛み合わせら
れている複数の第2歯車22が一斉に基体10に対して
角変位し、第2歯車22が取り付けられている複数の軸
14a、14bが角変位する。軸14a、14bが角変
位すると、軸14a、14bと一体的に設けられている
偏心部15の角変位作用により、ブロック部材16が基
体10の半径方向に移動される。すると、ブロック部材
16に取り付けられている外周部材17も基体10の半
径方向に移動される。この外周部材17の半径方向に移
動により折胴1の外径は調節される。
【0031】次に、この発明の第2の実施形態につい
て、図3及び図4に基づいて説明する。第2の実施の形
態では回転胴がくわえ胴4であり、被調節部がくわえ板
50とくわえ顎51の間隔調整機構である。
【0032】回転胴であるくわえ胴4は、基体40と回
転軸41を有する基準部、および基準部と一体で回転可
能でありかつ基準部に対して変位可能に設けられ、基体
40の両側に基体40に対して回転可能に設けられた各
一対の第1側板42a、42b及び第2側板43a、4
3bと、これらの側板の外側から基体40の他方側に取
り付けられ、基体40と一体で回転可能な第3側板44
と、第1偏心カム45a、45bと、第1すべり部材4
6a、46bと、第2偏心カム47a、47bと、第2
すべり部材48a、48bと、調節軸49と、変位部材
であるくわえ板50と、固定部材であるくわえ顎51と
を有する被調節部、および被調節部を基準部に対して変
位させるための駆動源である電動機31と、基準部に設
けた電源である発電機34と、駆動源に付設し無線受信
機能を備えた制御盤32と、制御盤32に操作信号を無
線送信する無線操作機33を有する調節操作機構と、電
動機31の動きを被調節部に伝え、ウォーム53、ウォ
ームホイール54とを有する調節伝動機構とを備える。
【0033】回転胴であるくわえ胴4の基準部は、円柱
状外周面を有し回転軸方向側面部につば部40aを有す
る基体40と、基体40と一体に回転する回転軸41と
からなり、回転軸41は、フレームFa、Fbに回転可
能に支持され、フレームFbから外方へ突出した一方側
に従動歯車5が取り付けられている。回転軸41は、従
動歯車5を介して図示しない駆動手段からの駆動力によ
って回転される。
【0034】また、第3側板44には、フレームFbと
対向する側面に駆動源である電動機31が取り付けられ
ている。電動機31は、無線送受信可能な制御盤32が
付設されており、調節操作機構3である外部の無線操作
機33からの操作信号に基づいて作動する。例えば減速
機能付きで、かつ付設された制御盤32を介して無線操
作機33に回転量をフィードバックできるフィードバッ
ク機能を備えたタイプが用いられる。
【0035】電動機31は、その出力軸に調節伝動機構
の一部であるウォーム53が取り付けられており、ウォ
ーム53は、第3側板44から突出したウォームホイー
ル54と噛み合わせられている。ウォームホイール54
は、調節軸49の端部に固定されている。
【0036】被調節部である第1側板42a、42b及
び第2側板43a、43bは、それぞれ図示しない適宜
のステーで両側板間の距離が一定に維持されている。第
1側板42a、42b間には、変位部材であるくわえ板
50が取り付けられているくわえ板軸52が架け渡され
ており、角変位軸であるくわえ板軸52が角変位するよ
うに支持されている。第2側板43a、43b間には、
くわえ板50に対向するように固定部材であるくわえ顎
51が固定されている。くわえ板軸52は、一方側の第
1側板42aを貫通した端部に、アーム55の一端が固
定され、アーム55の他端には、くわえ板軸52と平行
なピンを介してカムフォロア56が回転可能に取り付け
られている。カムフォロア56は、スリープSに設けら
れた溝カム57に従うように取り付けられている。な
お、くわえ板軸52と第1側板42a、42b間には、
加工、組立誤差等で生じるあそびによるくわえ板軸52
の自由な変位を防止するねじりばね58a、58bが取
り付けられている。
【0037】基体40には、一方側に設けられたつば部
40aとの間に調節軸49が回転可能に支持されてい
る。調節軸49には、第1側板42a、42bと対応す
る位置にくわえ胴4の半径方向にのみ移動可能な第1滑
り部材46a、46bを介して第1側板42a、42b
と密接する第1偏心カム45a、45bが設けられる。
調節軸49には、第2側板43a、43bと対応する位
置には、くわえ胴4の半径方向にのみ移動可能な第2す
べり部材48a、48bを介して第2側板43a、43
bと密接する第2偏心カム47a、47bが設けられて
いる。第1偏心カム45a、45bは、調節軸49の中
心に対して同じ方向に同じ大きさだけ偏心して設けられ
ており、第2偏心カム47a、47bは、調節軸49の
中心に対して第1偏心カム45a、45bと逆方向にか
つ第1偏心カム45a、45bと同じ大きさだけ偏心し
て設けられている。
【0038】したがって、調節軸49が回転すると、第
1側板42a、42bと第2側板43a、43bとは、
回転軸41の中心周りに互いに逆向きに角変位し、くわ
え板50とくわえ顎51の間隔を、くわえるべき紙の厚
さに応じて調節可能である。更に調節軸49の第3側板
44を突出している他端には、電動機31の出力軸に取
り付けられたウォーム19と噛み合うウォームホイール
54が、調節軸49と一体で回転可能に取り付けられて
いる。
【0039】調節操作機構3は、駆動源である電動機3
1、電動機31に付設された無線送受信機能を有する制
御盤32、外部から無線操作信号により操作する無線操
作機33、回転胴であるくわえ胴4の回転によって作動
する発電機34とを備えている。
【0040】発電機34は、スリーブS、支持ケース3
7を介して回転軸11の回転中心線と同一の中心線を有
するようにフレームFaに固定された円柱状の磁石36
と、回転胴の基準部である回転軸11に、支持部材38
を介して取り付けられ、回転軸11と同一中心線回りに
回転軸11と一体で回転する巻線部35を有しており、
巻線部35は、磁石36の周りを囲んでいる。巻線部3
5は、回転軸11の回転にともなって巻線部35が磁石
36の周りを回転して発電を行い、巻線部35に電力が
生じる。
【0041】また図3及び図4において、発電機34を
トランス、例えばロータリートランス等に置き換えるこ
とも可能である。ロータリートランスに置き換えた場
合、1次コイル側を外部から固定した固定巻線部とし、
かつ外部から給電可能に設け、2次コイル側を回転軸と
ともに回転可能にした回転巻線部として設ける。このよ
うに構成した1次コイル側に電力を供給すると、回転軸
11が回転するか否かにかかわらず、2次コイルに両コ
イルの巻き数によって定まる電力が得られる。
【0042】電動機31は、この実施の形態では減速機
付きパルスモータである。電動機31は、制御盤31を
介して電動機31を操作する無線送受信機能を有する無
線操作機33によって操作される。無線操作機33と制
御盤32との間の無線通信媒体は、一般的には電波を利
用するが、超音波や光などの各種通信手段を使用するこ
とも可能である。
【0043】くわえ胴4には、図示しないが、上記した
機構の他に、くわえ板50の作動タイミングを調節する
タイミング調節機構などが装備される。
【0044】次に、この発明の第2の実施の形態の作動
について説明する。くわえ胴4は、図示しない駆動手段
によって回転される従動歯車5によって回転駆動され、
折胴などの隣接する胴と共同して重ね合わせた紙を折り
畳む。この作動に際し、回転軸41が回転すると、回転
軸41とともに基準部を形成する基体40及び第3側板
44が一体で回転する。 基体40に対して回転可能に
取り付けられた第1側板42a、42bは、第1すべり
部材46a、46b、第1すべり部材46a、46bを
介して第1側板42a、42bと密接する第1偏心カム
45a、45b、第1偏心カム45a、45bが取り付
けられた調節軸49、調節軸49の他端に取り付けられ
ているウォームホイール54、このウォームホイール5
4と噛み合わせられたウォーム53、ウォーム53が出
力軸に取り付けられるとともに第3側板44に取り付け
られた電動機31及び第3側板44を介して基体40と
連結されている。また基体40に対し回転可能に取り付
けられている第2側板43a、43bは、第2すべり部
材48a、48b、第2すべり部材48a、48bを介
して第2側板43a、43bと密接する第2偏心カム4
7a、47b、第2偏心カム47a、47bが取り付け
られた調節軸49、調節軸49の他端に取り付けられて
いるウォームホイール54、このウォームホイール54
と噛み合わせられたウォーム53、ウォーム53が出力
軸に取り付けられるとともに第3側板44に取り付けら
れた電動機31及び第3側板44を介して基体40と連
結されている。したがって、第1側板42a、42b、
第2側板43a、43b及びこれらを基体40に連結す
る各構成部材は基体40と同じ各速度で回転、すなわち
基準部と一体で回転する。
【0045】この状態において、折り畳もうとする重ね
合わせた紙の厚さに応じてくわえ胴4のくわえ板50と
くわえ顎51との間隔の調節が必要なときは、以下のよ
うに調節操作機構3によって調節する。すなわち、最初
に無線操作機33を使って、所望の操作信号を電動機3
1の制御盤32へ無線送信する。操作信号を受信した制
御盤32は、受信した操作信号に対応するように電動機
31の作動を制御する作動信号を電動機31に対し出力
し、電動機31は作動信号にしたがって回転する。ま
た、電動機31は、付属するロータリーエンコーダー
(図示せず)によって電動機31の作動量に比例するフ
ィードバック信号を出力する。この信号は、制御盤32
によって電動機31の回転量に関連する信号に変換さ
れ、制御盤32によって無線送信され、無線操作機33
を介して作業者に対し電動機31の回転量を通知するた
めに使用される。
【0046】電動機31及び制御盤32の作動用電力
は、折胴1に付設された発電機34又はトランス(ロー
タリートランス)から供給される。すなわち発電機34
では、支持ケース37及びスリーブSを介してフレーム
Faに固定された磁石36を囲むとともに、回転軸11
の端部に支持部材38を介して固定された巻線部35
が、回転軸11の回転に伴って回転し、磁力線を切って
移動する巻線部35内に電流が流れ、導電線39によっ
て制御盤32及び電動機31に供給され、制御盤32及
び電動機31の作動用電力として使用される。またトラ
ンス(ロータリートランス)では、外部から1次コイル
に給電されると、2次コイル側に1次コイルと2次コイ
ルの巻き数の比によって定まる電力が得られ、2次コイ
ルに連結された導電線によって制御盤32及び電動機3
1に供給され、制御盤32及び電動機31の作動用電力
として使用される。
【0047】電動機31が、回転すると、その出力軸に
取り付けられたウォーム53が回転し、これと噛み合う
ウォームホイール54を回転させる。するとウォームホ
イール54が、第3側板44に対して、つまり基体40
に対して角変位し、ウォームホイール54が取り付けら
れている調節軸49が角変位する。調節軸49が角変位
すると、調節軸49に一体に取り付けられている第1偏
心カム45a、45bと第2偏心カム47a、47bが
角変位し、第1偏心カム45a、45bの角変位により
第1すべり部材46a、46bを介して第1側板42
a、42bに対し半径方向に対し直角方向へ力が作用す
るとともに、第2偏心カム47a、47bの角変位によ
り第2すべり部材48a、48bを介して第2側板43
a、43bに対し第1側板42a、42bに作用する力
の方向と逆向きの力が作用する。その結果、第1側板4
2a、42bと第2側板43a、43bは基体40の回
転中心、すなわち回転軸41の回転中心の周りに互いに
逆向きに角変位する。
【0048】第1側板42a、42bと第2側板43
a、43bの互いに逆向きの一斉の角変位により、くわ
え胴4のくわえ板50とくわえ顎51の間隔が調節され
る。なお第1側板42a、42bの回転により、くわえ
板軸52は第1側板42a、42bの回転にしたがって
変位する。するとくわえ板軸52にアーム55を介して
取り付けられたカムフォロアー56が溝カム57にした
がって移動し変位する。このカムフォロアー56の変位
がアーム55を介してくわえ板軸52を角変位させ、く
わえ板50をくわえ顎51に対する開閉の動作のタイミ
ングを僅かに変えるが、くわえ作用に影響することはな
い。
【0049】この発明は、折り畳み装置の回転胴に関
し、回転胴に設けられた被調節部を回転中に操作可能に
するため、操作部駆動用の駆動源を回転胴に設けるとと
もに、その駆動電源を同じ回転胴に設け、更に駆動源の
操作を回転胴の外部から無線信号で行うようにしたもの
であり、回転胴の調節操作機構への駆動用電力の供給、
操作信号の供給のいずれにおいてもスリップリングなど
の機械的な接触による、耐久性の低い火花やノイズの発
生のおそれのある供給方式を不必要にしている。
【0050】
【発明の効果】この発明は、折畳装置の回転胴の調節部
を外部から操作するための比較的複雑な機械的構成をな
くすことができた。また、被調節部を有する回転胴を、
部品点数の少ない簡素なものとすることができ、イニシ
ャルコストを低減することができた。
【0051】機構が簡素になったことにより、機構に生
じる不具合が低減され、かつメインテナンスが容易にな
ったことにより、作業者の負担が軽減されるとともに、
ランニングコストを低減することができた。
【0052】更に、調節操作機構の駆動源への給電及び
操作信号の供給において、機械的な接触による方式を無
くしたので、機械的な接触部の消耗がなくなるととも
に、火花やノイズの発生もなくすことが可能になった。
そのため給電及び操作信号の供給部のメインテナンスや
部品交換のための機械停止時間を減少でき、作業能率を
大幅に向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る折畳装置の回転胴の第1の実
施形態であり図2のA−A矢視概略並列断面図
【図2】 同じく図1のBーB矢視断面図
【図3】 この発明の折畳装置の回転胴の第2の実施形
態を示し、図4のC−C矢視概略並列断面図
【図4】 同じく図3のDーD矢視一部断面図
【符号の説明】
1 折胴(回転胴) 10 基体(基準部) 11 回転軸(基準部) 12a 第1側板(基準部) 12b 第2側板(基準部) 12c 中間支持部(基準部) 13 溝 14a、14b 軸(被調節部) 15 偏心部(被調節部) 16 ブロック部材(被調節部) 17 外周部材(被調節部) 18 ねじりばね(被調節部) 19 ウォーム(調節伝動機構:被調節部) 2 従動歯車 20 ウォームホイール(調節伝動機構:被調節部) 21 第1歯車(調節伝動機構:被調節部) 22 第2歯車(調節伝動機構:被調節部) 3 調節操作機構 31 電動機(駆動源) 32 制御盤 33 無線操作機 34 発電機(電源) 35 巻線部 36 磁石 37 支持ケース 38 支持部材 39 導電線 4 くわえ胴(回転胴) 40 基体(基準部) 40a つば部(基準部) 41 回転軸(基準部) 42a、42b 第1側板(被調節部) 43a、43b 第2側板(被調節部) 44 第3側板(基準部) 45a、45b 第1偏心カム(被調節部) 46a、46b 第1すべり部材(被調節部) 47a、47b 第2偏心カム(被調節部) 48a、48b 第2すべり部材(被調節部) 49 調節軸(被調節部) 50 くわえ板(変位部材:被調節部) 51 くわえ顎(固定部材:被調節部) 52 くわえ板軸(角変位軸) 53 ウォーム(調節伝動機構:被調節部) 54 ウォームホイール(調節伝動機構:被調節部) 55 アーム 56 カムフォロアー 57 溝カム 58a、58b ねじりばね Fa、Fb フレーム S スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 45/16 B65H 45/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、回転軸と一体で回転する基体
    とを有する基準部と、 基準部と一体で回転可能でありかつ基準部に対して変位
    可能に設けられた被調節部と、 被調節部を基準部に対して変位させるための駆動源と、 基準部に設けられ、基準部の回転に伴って基準部に固定
    された巻線部に電流を生じ駆動源及び制御盤に作動用電
    力を供給する電源と、 駆動源に付設し無線受信機能を備えた制御盤と、 制御盤に操作信号を無線送信する無線操作機を有する調
    節操作機構と、駆動源と被調節部とを、基準部と一体的に回転可能であ
    るように連結させるとともに、 駆動源の動きを被調節部
    に伝える調節伝動機構とを備え、基準部の回転に伴って電源から駆動源と無線受信機能を
    備えた制御盤とに 給電するとともに、基準部の回転状態
    において駆動源の操作を調節操作機構による無線信号で
    行うようにしたことを特徴とする折畳装置の回転胴。
  2. 【請求項2】 回転軸と、回転軸と一体で回転する基体
    とを有する基準部と、 基準部と一体で回転可能でありかつ基準部に対して変位
    可能に設けられ、基体に設けられねじりばねにより一方
    向に変位させられる軸と、軸に設けられた偏心部と、偏
    心部に対して回転可能に設けられるブロック部材と、一
    対のブロック部材間に架け渡される外周部材とを有する
    被調節部と、 被調節部を基準部に対して変位させるための駆動源であ
    る電動機と、 基準部に設けられ、基準部の回転に伴って基準部に固定
    された巻線部に電流を生じ電動機及び制御盤に作動用電
    力を供給する電源と、 電動機に付設し無線受信機能を備えた制御盤と、制御盤
    に操作信号を無線送信する無線操作機を有する調節操作
    機構と、電動機と被調節部とを、基準部と一体的に回転可能であ
    るように連結させるとともに、電動機 の動きを被調節部
    に伝えるために電動機の出力軸に設けられるウォーム
    と、ウォームと噛み合うとともに回転軸と一体で回転す
    るように取り付けられているウォームホイールと、回転
    軸に対して回転可能であるとともに電動機を取り付けら
    れている第1歯車と、第1歯車と噛み合うとともに軸と
    一体で回転するように取り付けられている第2歯車とを
    有する調節伝動機構とを備え、基準部の回転に伴って電源から電動機と無線受信機能を
    備えた制御盤とに 給電するとともに、基準部の回転状態
    において電動機の操作を調節操作機構による無線信号で
    行うようにしたことを特徴とする折畳装置の回転胴。
  3. 【請求項3】 回転軸と、回転軸と一体で回転する基体
    とを有する基準部と、 基準部と一体で回転可能でありかつ基準部に対して変位
    可能に設けられ、基体の両側に基体に対して回転可能に
    設けられた各一対の第1側板及び第2側板と、これらの
    側板の外側から基体の他方側に取り付けられ、基体と一
    体で回転可能な第3側板と、基体と第3側板とに回転可
    能に設けた調節軸と、調節軸の第1側板に対応する位置
    に第1側板の半径方向にのみ移動可能な第1すべり部材
    を介して取り付けられる第1偏心カムと、調節軸の第2
    側板に対応する位置に第2側板の半径方向にのみ移動可
    能な第2すべり部材を介して取り付けられる第2偏心カ
    ムと、第1側板間に架け渡される角変位可能な角変位軸
    と、角変位軸に取り付けられる変位部材と、第2側板間
    に変位部材に対向するように固定されて設けられる固定
    部材とを有する被調節部と、 被調節部を基準部に対して変位させるための駆動源であ
    り第3側板に取り付けられる電動機と、 基準部に設けられ、基準部の回転に伴って基準部に固定
    された巻線部に電流を生じ電動機及び制御盤に作動用電
    力を供給する電源と、 電動機に付設し無線受信機能を備えた制御盤と、 制御盤に操作信号を無線送信する無線操作機を有する調
    節操作機構と、電動機と被調節部とを、基準部と一体的に回転可能であ
    るように連結させるとともに、電動機 の動きを被調節部
    に伝えるために電動機の出力軸に設けられるウォーム
    と、ウォームに噛み合うとともに調節軸と一体で回転す
    るように取り付けられているウォームホイールとを有す
    る調節伝動機構とを備え、基準部の回転に伴って電源から電動機と無線受信機能を
    備えた制御盤とに 給電するとともに、基準部の回転状態
    において電動機の操作を調節操作機構による無線信号で
    行うようにしたことを特徴とする折畳装置の回転胴。
  4. 【請求項4】電源が、外部から固定された磁石と、磁石
    の周囲に接近した状態で囲む巻線部とからなり、巻線部
    が基準部とともに回転可能な発電機である請求項1、又
    は請求項2、又は請求項3に記載の折畳装置の回転胴。
  5. 【請求項5】電源が、切断した鉄芯部のそれぞれに巻線
    をし、一方を外部から固定され外部から給電可能な固定
    巻線部とし、他方を基準部とともに回転可能である回転
    巻線部としたロータリートランスである請求項1、又は
    請求項2、又は請求項3に記載の折畳装置の回転胴。
JP2000240778A 2000-08-09 2000-08-09 折畳装置の回転胴 Expired - Fee Related JP3392110B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000240778A JP3392110B2 (ja) 2000-08-09 2000-08-09 折畳装置の回転胴
US09/906,736 US6511409B2 (en) 2000-08-09 2001-07-18 Rotary drum of folding device
US10/337,991 US6740022B2 (en) 2000-08-09 2003-01-08 Rotary drum of folding device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000240778A JP3392110B2 (ja) 2000-08-09 2000-08-09 折畳装置の回転胴

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002052687A JP2002052687A (ja) 2002-02-19
JP3392110B2 true JP3392110B2 (ja) 2003-03-31

Family

ID=18732081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000240778A Expired - Fee Related JP3392110B2 (ja) 2000-08-09 2000-08-09 折畳装置の回転胴

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6511409B2 (ja)
JP (1) JP3392110B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7011617B2 (en) * 2001-04-10 2006-03-14 Goss International Americas, Inc. Folder with group jaw adjustment
DE10121559C1 (de) * 2001-05-03 2002-10-10 Koenig & Bauer Ag Zylinder eines Falzapparats
JP3680945B2 (ja) * 2002-06-14 2005-08-10 株式会社東京機械製作所 咥え装置の咥え間隔自動調整装置
DE10314945B4 (de) * 2003-04-02 2005-03-10 Roland Man Druckmasch Falzvorrichtung mit Falztrommel
JP4607476B2 (ja) * 2004-03-10 2011-01-05 株式会社東芝 放射線画像診断装置および放射線画像診断装置のデータ処理方法
DE102004034047A1 (de) * 2004-07-13 2006-02-09 Man Roland Druckmaschinen Ag Stellvorrichtung für einen Falzwerkszylinder
DE102004045832A1 (de) * 2004-09-22 2006-04-06 Man Roland Druckmaschinen Ag Druckmaschinenzylinder
DE102005022232A1 (de) * 2005-05-13 2006-11-16 Man Roland Druckmaschinen Ag Falzklappenzylinder eines Falzapparats für eine Druckmaschine
JP5396321B2 (ja) * 2010-03-26 2014-01-22 ユニ・チャーム株式会社 吸収体の製造装置
DE102011082177B3 (de) * 2011-09-06 2012-03-29 Koenig & Bauer Aktiengesellschaft Einstellanordnung eines Zylinders eines Falzapparats und ein Verfahren zur Einstellung eines Umfangs eines Zylinders eines Falzapparats
FR2992254B1 (fr) * 2012-06-20 2014-08-15 Holweg Sas Machine de fabrication de sacs a fond plat.

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3710694A (en) * 1971-03-18 1973-01-16 Winkler Duennebier Kg Masch Roller adjustment in envelope folding machines
DE3906975A1 (de) 1989-03-04 1990-09-06 Frankenthal Ag Albert Falzapparat
DE4037130A1 (de) 1990-04-26 1991-11-07 Roland Man Druckmasch Vorrichtung zum verstellen der falzklappen an einem falzklappenzylinder
FR2726259B1 (fr) * 1994-10-27 1997-01-17 Heidelberg Harris Sa Dispositif de changement de mode d'un cylindre d'accumulation d'une plieuse
DE29502957U1 (de) * 1995-02-22 1995-04-06 Roland Man Druckmasch Zylinder in einem Falzwerk mit vertellbarem Durchmesser
JP3382956B2 (ja) * 1996-12-21 2003-03-04 ケーニツヒ ウント バウエル アクチエンゲゼルシヤフト 折り胴
US6110093A (en) * 1998-07-06 2000-08-29 Heidelberger Druckmaschinen Ag Variable diameter roller
JP3056484B1 (ja) * 1999-05-21 2000-06-26 株式会社東京機械製作所 折胴の外径調節装置
DE10043517A1 (de) * 2000-09-01 2002-03-14 Winkler & Duennebier Ag Verfahren und Vorrichtung zum formatabhängigen Einrichten von mindestens einem Werkzeug auf einem Werkzeugträger

Also Published As

Publication number Publication date
US20030096690A1 (en) 2003-05-22
US6740022B2 (en) 2004-05-25
US6511409B2 (en) 2003-01-28
US20020019301A1 (en) 2002-02-14
JP2002052687A (ja) 2002-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3392110B2 (ja) 折畳装置の回転胴
US5201701A (en) Adjustable folding cylinder system
CA2197036C (en) Rotating printing machine
US4573380A (en) Apparatus for producing an adjusting rotary movement
CN102015180B (zh) 加工头
US3865361A (en) Folder cylinder
JP3056484B1 (ja) 折胴の外径調節装置
JP2002210915A (ja) 分割版胴を個別に駆動する多色刷平版印刷機
JPH04313556A (ja) ロールフィード
US6026549A (en) Crankpin phase indexing method and apparatus
JPH053219B2 (ja)
CN103328124A (zh) 辊子型材料给送装置及方法
US6550385B1 (en) Cam-independent drive for folding components
EP1182035A2 (en) Apparatus for registration of multicolor printing images in a web-fed offset press
EP1297951B1 (en) Three-part plate cylinder with lateral and circumferential adjustments for registration
KR100926988B1 (ko) 아크용접용 위빙장치
JPS582541B2 (ja) コイル端結束機械
JPH08324880A (ja) 折り丁を仮綴じするための装置
CN108116919B (zh) 一种多旋转轴共轴心传动机构
JP6847632B2 (ja) 工具径可変主軸装置
JP2001062786A (ja) 穴あけ工具による材料ウェッブの穴あけ装置
JPH08197366A (ja) バックラッシ調整装置
JPH0430063Y2 (ja)
JP2001259905A (ja) 工作機の工具偏心装置
JPS6044291A (ja) 工業用ロボツトの手首装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120124

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees