JP3391732B2 - 高周波ろう付け装置 - Google Patents

高周波ろう付け装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂の外皮を絶縁
被覆とするケーブルの露出端部を、ワークテーブル上に
固定された水密端子の端末に接続する、高周波ろう付け
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の海洋機器におけるケーブルの接続
工法には、その一つとして、電気抵抗式の加熱ろう付け
工法が採用されており、この際、供給電圧、加熱時間な
どを制御しながら、ろう付け接続するのである。また、
他のものとして、高周波加熱を使用する加熱ろう付け工
法もあり、ここでは、ワークの大きさ、形状を考慮し
て、それぞれに対応する専用コイルを用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の加熱ろう付け工法では、ろう付け時の熱影響による、
ケーブルの銅パイプ(特に、その露出端部)の強度劣
化、その結果としての強度のばらつき、絶縁被覆に採用
されている、ポリエチレンなどの樹脂の溶解、水圧によ
る銅パイプの偏平、水密端子へのろう材の流れ込み量の
ばらつき、水密端子と銅パイプの軸ずれなどの、施工
上、品質上の多くの問題があった。
【0004】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは、被覆樹脂などへの熱的
影響を十分に回避しながら、しかも、作業の繰り返しに
際して、水密端子に対するケーブル接続の精度が高い、
高周波ろう付け装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
樹脂の外皮を絶縁被覆とするケーブルの露出端部を、ワ
ークテーブル上に固定された水密端子の端末に接続す
る、高周波ろう付け装置において、前記ワークテーブル
上に設置され、水平方向に可動であって、前記水密端子
の端末を左右から挟持して前記ワークテーブル上の所定
位置に保持固定すると共に、ろう付け個所から水密端子
基端側への熱的影響を遮断するように一対の保持部材を
構成した第1の保持手段と、前記ワークテーブル上に設
置され、水平方向に可動であって、前記水密端子の端末
に前記ケーブルの露出端部を接触させた状態で、ろう付
け個所よりもケーブル側で前記露出端部を左右から挟持
して保持すると共に熱的影響を遮断するように一対の
持部材を構成した第2の保持手段と、第1および第2の
手段の、それぞれの保持部材の間において前記ろう
付け個所を加熱する高周波加熱コイルを備えたコイル側
ユニットと、該コイル側ユニットおよび前記ワークテー
ブルを、X、Y、Z軸方向に位置調整する調整手段とを
具備していることを特徴とする。
【0006】なお、本発明の実施の形態として前記コ
イル側ユニットが、架台上に設けた、X、Y軸方向の可
動テーブル上に備えられており、前記ワークテーブル
が、架台に対して、昇降手段により、Z軸方向に可動で
あり、また、前記調整手段が、X、Y、Z軸方向の調整
ゲージを備えていること、更に、前記保持手段の保持部
材には、冷却手段(ヒートシンク)が装備されているこ
とが、好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の高周波ろう付け装
置について、図面を参照して、具体的に説明する。ここ
では、水密端子およびケーブル形状に合わせ、必要最小
限の接触面積で、水密端子の金属部(端末)とケーブル
の銅パイプ(露出端部)とに接触するように、高周波コ
イルの加熱部を位置するが、この際、ケーブル側の被覆
樹脂、水密端子側の樹脂部分に熱的影響が及ばないよう
にする工夫が必要である。
【0008】このため、本発明の高周波ろう付け装置で
は、樹脂の外皮を絶縁被覆とするケーブルCの露出端部
を、ワークテーブル8上に固定された水密端子5の端末
に接続するが、この際、水密端子5の端末をワークテー
ブル8上の所定位置に保持固定すると共に、ろう付け個
所から水密端子5の基端側への熱的影響を遮断するよう
に保持部材を構成した第1の保持手段6と、水密端子5
の端末にケーブルCの露出端部を接触させた状態で、ろ
う付け個所よりもケーブルC側で前記露出端部を保持す
ると共に熱的影響を遮断するように、保持部材を構成し
た第2の保持手段7と、第1および第2の保手段6、
7の、それぞれの保持部材の間において前記ろう付け個
所を加熱する、高周波加熱コイル1aを備えたコイル側
ユニット1と、該コイル側ユニットおよび前記ワークテ
ーブルを、X、Y、Z軸方向に位置調整する調整手段と
を具備している。
【0009】そして、この実施の形態においては、第1
および第2の保持手段6、7が、ワークテーブル8上に
設置され、それらの保持部材が、水平方向に可動であっ
、ケーブルCの露出端部および水密端子5の端末を左
右から挟持する対部材で、それぞれ、構成されている。
また、コイル側ユニット1は、そのベース2を介して、
架台16上に設けたX・Yテーブル3(X、Y軸方向の
可動テーブル12、14)上に備えられており、ワーク
テーブル8は、架台9に対して、昇降手段により、Z軸
方向に可動であり、また、前記調整手段が、X、Y、Z
軸方向の調整ゲージ13、15および11を備えてい
る。更に、前記保持手段、特に、少なくとも上側の、第
2の保持手段7の保持部材には、冷却手段(図示せず)
が装備されている。
【0010】更に詳述すると、第1の保持手段6は、ワ
ークテーブル8上に立設した支柱に左右一対の板状部材
6a、6bの内、一方の板状部材6aを水平に架設、固
定すると共に、他方の板状部材6bの一端を一方の支柱
に回転自在に枢支し、その他端を、止めネジ6cで、他
方の支柱に着脱可能に装着できるようになっていて、そ
れぞれの板状部材6a、6bの、左右に対向する縁には
水密端子5の端末5aを挟持し、ワークテーブル8上に
固定するV字形の挟持部が形成されている。
【0011】また、第2の保持手段7は、一対の支柱を
介して、ワークテーブル8上に架設した梁部材に、X軸
方向に延びるガイドレール7aを設け、このガイドレー
ル7aに沿って移動できるスライダー7b、7cを装備
し、これらの先端に、ケーブルCの露出端部を左右から
挟持する挟持部を形成しており、これに合わせて、スラ
イダー7b、7cには、ケーブルCの銅パイプを冷却し
て、被覆樹脂側への熱的影響を回避するために、前述の
ように、ヒートシンクなどの冷却手段を装備している。
【0012】また、この実施の形態においては、Z軸方
向の、ワークテーブル8のレベル調整手段には、ワーク
テーブル8を上下にガイドする一対のガイド支柱8a
と、架台9に対してワークテーブル8を昇降動作するね
じ付きハンドル10とが、用いられている。なお、ハン
ドル10にはレベル調整の指針が設けられており、架台
9側には、これに対応して、ダイヤルゲージ11が装備
してある。また、コイル側ユニット1を進退する手段と
して、コイルユニット操作アーム17が架台16の後方
に装備してある。なお、符号18は高周波加熱コイル1
aへの、フレキシブル給電板である。
【0013】このような構成では、第1の保持手段6
で、ワークテーブル8上に水密端子5を位置決め固定し
た後、ケーブルCの先端を当接し、その状態で、第2の
保持手段7で、ケーブルCの銅パイプ(露出端部)を位
置決め(芯出し)し、挟持するのである。具体的には、
水密端子の位置調整精度を50μm以下に、更には、コ
イル側ユニット1のコイル加熱部1aの、位置調整精度
を5μm以下にすることができる。
【0014】その後、コイル側ユニット1を操作して、
コイル加熱部1aを、X、Y軸方向の調整手段13、1
5を操作して、ろう付け個所にアクセスさせ、コイル加
熱部1aに高周波電流を通して、高周波加熱を行う。こ
の時、高周波加熱による、ろう付け個所の熱は、銅パイ
プを介して被覆樹脂側に流れようとするが、ヒートシン
クなどの冷却手段で、保持部材の挟持部の個所にて、取
り除かれるので、被覆樹脂が、その高周波加熱の熱エネ
ルギーで、融解されるのを防止できる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようになり、ろ
う付け接続の時に、コイル側ユニットのセッティングの
繰り返し精度、および、水密端子の端末の位置出し精度
を高く維持でき、加熱条件のばらつきによるポリエチレ
ンの溶け、ろう付け個所の変芯、ろう材の流れ込み量の
不均等、耐水圧強度の劣化を防止でき、安定した製品の
ろう付けができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高周波ろう付け用加熱コイル構造の一
実施例の形態を示す斜視図である。
【図2】同じく、コイル側ユニットの詳細図である。
【図3】同じく、水密端子の固定ユニット構造の詳細図
である。
【符号の説明】
1 高周波加熱コイル 2 ベース 3 X・Yテーブル 4 コイル側ユニット 5 水密端子 6 第1の保持手段(水密端子側) 7 第2の保持手段(ケーブル側) 8 ワークテーブル 9 Z軸方向調整手段 10 ハンドル 11 ダイヤルゲージ 12 可動テーブル 13 位置調整手段(X軸調整ゲージ) 14 可動テーブル 15 位置調整手段(Y軸調整ゲージ) 16 コイル側架台 17 コイルユニット操作アーム 18 フレキシブル給電板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 1/00 B23K 1/002 B23K 3/047 B23K 31/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂の外皮を絶縁被覆とするケーブルの
    露出端部を、ワークテーブル上に固定された水密端子の
    端末に接続する、高周波ろう付け装置において、前記ワ
    ークテーブル上に設置され、水平方向に可動であって、
    前記水密端子の端末を左右から挟持して前記ワークテー
    ブル上の所定位置に保持固定すると共に、ろう付け個所
    から水密端子基端側への熱的影響を遮断するように一対
    保持部材を構成した第1の保持手段と、前記ワークテ
    ーブル上に設置され、水平方向に可動であって、前記水
    密端子の端末に前記ケーブルの露出端部を接触させた状
    態で、ろう付け個所よりもケーブル側で前記露出端部を
    左右から挟持して保持すると共に熱的影響を遮断するよ
    うに一対の保持部材を構成した第2の保持手段と、第1
    および第2の保手段の、それぞれの保持部材の間にお
    いて前記ろう付け個所を加熱する高周波加熱コイルを備
    えたコイル側ユニットと、該コイル側ユニットおよび前
    記ワークテーブルを、X、Y、Z軸方向に位置調整する
    調整手段とを具備していることを特徴とする、高周波ろ
    う付け装置。
  2. 【請求項2】 前記コイル側ユニットは、架台上に設け
    た、X、Y軸方向の可動テーブル上に備えられており、
    前記ワークテーブルは、架台に対して、昇降手段によ
    り、Z軸方向に可動であり、また、前記調整手段は、
    X、Y、Z軸方向の調整ゲージを備えていることを特徴
    とする請求項1に記載の、高周波ろう付け装置
  3. 【請求項3】 前記保持手段の保持部材には、冷却手段
    (ヒートシンク)が装備されていることを特徴とする請
    求項1あるいは2に記載の、高周波ろう付け装置
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