JP3391277B2 - 非接触方式で給電される台車に使用される電源回路 - Google Patents

非接触方式で給電される台車に使用される電源回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レールに沿って走
行する台車に設けられ、そのレールに沿って配設された
給電線から非接触で電磁エネルギーを得て負荷に供給す
る電源回路に係わる。
【0002】
【従来の技術】レールに沿って配設された給電線から非
接触で電力を供給しながらそのレールに沿って台車を走
行させるシステム(以下、「非接触給電システム」と呼
ぶ)は従来からよく知られている。非接触給電システム
は、たとえば、工場内で部品を搬送するために利用され
ている。
【0003】給電線には、通常、高周波の交流が与えら
れている。そして、非接触給電システムで使用される台
車は、通常、その給電線から電力(電磁エネルギー)を
得て負荷に供給するための電源回路を備える。電源回路
は、たとえば、図8(a) に示すようなE型形状のコア1
01を備える。
【0004】給電線102aおよび102bには、図8
(b) に示すように、互いに反対方向に電流が流れてお
り、それぞれコア101の窪み部に収容される。なお、
給電線102aおよび102bは、交流電源に接続され
た1本の給電線102の往路部および復路部である。
【0005】給電線102aおよび102bに電流が流
れると、それぞれその周辺に磁束が発生する。したがっ
て、給電線102aおよび102bに交流を与えると、
コイル103を通過する磁束がその交流の周波数に従っ
て変化する。このとき、コイル103には、通過する磁
束の変化に伴って起電力が発生する。そして、このコイ
ル103からの出力電圧は、整流された後に負荷に供給
される。ここで、負荷は、台車を走行させるためのモー
タ、およびそのモータを制御するための制御回路などを
含む。
【0006】上述のような非接触給電システムにおい
て、安定的に高電圧を得るための一手法として、上記コ
ア101を複数設ける構成が知られている。2つのコア
を備えた既存の電源回路の構成を図9に示す。コア10
1a及び101bは、図8(b)を参照しながら説明した
ように、それぞれ電圧を生成して出力する。コア101
aおよび101bの出力は、交流電圧であり、それぞれ
整流回路111aおよび111bにより整流される。そ
して、平滑コンデンサCa およびCb は、それぞれ整流
回路111aおよび111bの出力を平滑化する。
【0007】整流回路111aおよび111bは、互い
に直列に接続されている。したがって、整流ユニットの
出力電圧Vout は、これら2つの平滑コンデンサCa お
よびCb の各両端電圧の和である(Vout =Vca+Vc
b)。たとえば、負荷が印加電圧として直流300vを
要求する場合には、図10に示すように、平滑コンデン
サCa およびCb の両端電圧がそれぞれ150v程度に
なるように、給電線102に流れる電流、コア101a
および101bのコイルの巻線の巻数などを調整する。
このことにより、電源回路の出力電圧Vout が約300
vになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、台車が走行
する経路が長い場合には、給電線を複数に分割し、各給
電線ごとに高周波電源を設ける。図9に示す例では、給
電線102および121が設けられている。ところが、
各高周波電源は互いに独立して動作するので、一般に、
各給電線(給電線102および121)に与えられる交
流の位相は互いにずれている。したがって、もし、2つ
のコア101aおよび101bが互いに異なる給電線か
ら電力を受け取るとすると、電源回路の動作が不安定に
なるおそれがある。
【0009】本願特許出願人は、この問題を回避する発
明について先に特許出願(特願平9−284844号)
をしている。特願平9−284844号では、2つのコ
アが互いに異なる給電線から電力を受け取ることがない
ように、給電線どうしの間の距離を各コアの長さよりも
長くしている。以下、給電線が設けられていない区間を
「無給電線区間」と呼ぶことにする。
【0010】ところが、このような構成を導入すると、
台車が無給電線区間を通過する際には、2つのコアのう
ちの一方が給電線から電力を得ることができなくなる。
たとえば、コア101aが無給電線区間に位置すると、
コア101bのみが給電線102から電力を得ることに
なるので、この場合、電源回路の出力電圧Vout は、図
11に示すように、通常時の1/2になってしまう。
【0011】一方、負荷は、所定の印加電圧が与えられ
ないと、正常な動作が出来ない。したがって、電源回路
の出力電圧Vout が低下すると、制御回路の動作が正常
でなくなり、台車の走行を制御できなくなるおそれがあ
った。
【0012】なお、この問題を解決するためには、負荷
への印加電圧の許容範囲を広くすればよい。しかしなが
ら、印加電圧の許容範囲を広げるためには、高価な部品
が必用になり、台車のコストが上昇するので好ましくな
い。
【0013】このように、無給電線区間が存在する非接
触給電システムにおいて既存の電源回路を備えた台車を
走行させる際には、電圧低下により台車の走行に異常が
発生することがあった。
【0014】本発明は、上記問題を解決するものであ
り、その課題は、無給電線区間が存在する非接触給電シ
ステムにおいて使用される電源回路の出力電圧の低下を
小さく抑えることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の電源回路は、レ
ールに沿って走行する台車に非接触で電力を供給するた
めにそれぞれ交流が与えられている少なくとも2組の給
電線が設けられたシステムにおいて、上記台車に搭載さ
れて上記給電線からエネルギーを得て負荷に供給するた
めの電圧を生成するものを前提とし、以下を備える。
【0016】第1および第2の電圧生成手段は、それぞ
れ上記給電線から得たエネルギーを利用して電圧を生成
する。第1のコンデンサは、上記第1の電圧生成手段の
出力により充電される。第2のコンデンサは、上記第1
のコンデンサに直列に接続され、上記第2の電圧生成手
段の出力により充電される。第1の充電手段は、入力端
子が上記第1の電圧生成手段に電気的に接続されると共
に出力端子が上記第2のコンデンサに電気的に接続さ
れ、上記第1の電圧生成手段により生成される電圧を利
用して上記第2のコンデンサを充電する。第2の充電手
段は、入力端子が上記第2の電圧生成手段に電気的に接
続されると共に出力端子が上記第1のコンデンサに電気
的に接続され、上記第2の電圧生成手段により生成され
る電圧を利用して上記第1のコンデンサを充電する。そ
して、当該電源回路は、上記直列に接続された第1およ
び第2のコンデンサの両端電圧を出力する。
【0017】第1および第2の電圧生成手段は、給電線
に与えられている交流と同じ周波数の交流電圧を生成す
る。第1および第2のコンデンサは、たとえば、平滑化
コンデンサである。また、第1および第2の充電手段
は、たとえば、DC/DCコンバータである。
【0018】上記構成において、たとえば、第1の電圧
生成手段が上記給電線からエネルギーを得ることが出来
ないときは、第1のコンデンサは、第2の充電手段によ
り受電される。一方、第2のコンデンサは、第1の電圧
生成手段により充電される。このように、本発明の電源
回路は、第1および第2の電圧生成手段のうちの一方が
給電線からエネルギーを得ることが出来ない場合であっ
ても、第1および第2のコンデンサは共に充電されるの
で、出力電圧の低下が小さく抑えられる。
【0019】
【発明の実施の形態】第1の実施例 図1は、第1の実施例の電源回路の構成図である。図1
において、コア101aおよび101b、整流回路11
1aおよび111b、平滑コンデンサCa およびCb 、
給電線102および121、および負荷104は、図9
を参照しながら説明したものと同じである。なお、整流
回路111aおよび111bは、例えば図2に示すよう
に、4本のダイオードで構成することができる。この場
合、入力された交流は、全波整流される。
【0020】給電線102および121には、互いに異
なる高周波電源から交流が与えられている。コア101
aおよび101bは、それぞれ給電線102または12
1から得た電力(電磁エネルギー)を利用して交流電圧
を生成する。整流回路111aおよび111bは、それ
ぞれコア101aおよび101bの出力を整流する。平
滑コンデンサCa およびCb は、互いに直列に接続され
ており、それぞれ整流回路111aおよび111bの出
力を平滑化する。そして、直列に接続された平滑コンデ
ンサCa およびCb の両端電圧が、この電源回路の出力
電圧Vout として負荷に供給される。
【0021】第1の実施例の電源回路は、図9に示した
既存の電源回路に対して2つのDC/DCコンバータ1
および2を設けることにより実現される。DC/DCコ
ンバータ1の入力には、整流回路111aの出力が与え
られ、DC/DCコンバータ1の出力は、平滑コンデン
サCb に与えられる。一方、DC/DCコンバータ2の
入力には、整流回路111bの出力が与えられ、DC/
DCコンバータ2の出力は、平滑コンデンサCa に与え
られる。DC/DCコンバータ1および2の出力電圧
は、基本的に、通常動作時における各平滑コンデンサC
a およびCb の両端電圧よりも低い値に設定する。たと
えば、負荷が300vを要求し、通常動作時の平滑コン
デンサCa およびCb の両端電圧がそれぞれ150vと
なるように設計された非接触給電システムにおいては、
DC/DCコンバータ1および2の出力電圧を100〜
140v程度にする。
【0022】さらに、DC/DCコンバータ1の出力端
子と平滑コンデンサCb との間、およびDC/DCコン
バータ2の出力端子と平滑コンデンサCa との間には、
それぞれ逆流防止用ダイオードが設けられている。
【0023】次に、上記構成の電源回路の動作を説明す
る。 (1)通常動作時(コア101aおよび101bが共に
給電線からエネルギーを得ている場合) この場合、コア101aおよび101bは、給電線から
電磁エネルギーを得て電圧を生成するので、平滑コンデ
ンサCa およびCb は、それぞれコア101aおよび1
01bの出力により充電される。このことにより、電源
回路は負荷に与えるべき十分な電圧を出力する。
【0024】このとき、平滑コンデンサCa の両端電圧
は、予め設定されているDC/DCコンバータ2の出力
電圧V22よりも高くなっている。同様に、平滑コンデン
サCb の両端電圧は、予め設定されているDC/DCコ
ンバータ1の出力電圧V21よりも高くなっている。この
ため、DC/DCコンバータ1および2は、それぞれ平
滑コンデンサCb およびCa に電流を供給する必用はな
い。したがって、このとき、DC/DCコンバータ1お
よび2により消費される電力は小さい。
【0025】このように、通常動作時は、DC/DCコ
ンバータ1および2が実質的には動作しないので、コア
101aおよび101bの各出力電圧、平滑コンデンサ
CaおよびCb の各両端電圧、および電源回路の出力電
圧Vout は、それぞれ図10に示した既存の電源回路と
同じである。 (2)一方のコアが無給電線区間に位置しているとき
(ここでは、コア101aが無給電線区間に位置してい
るものとする) この場合、コア101aは、給電線から電磁エネルギー
を得ないので、平滑コンデンサCa はコア101aによ
っては充電されない。従って、もし、DC/DCコンバ
ータ2が設けられていないとすると、平滑コンデンサC
a に蓄積された電荷は負荷104により消費されるの
で、平滑コンデンサCa の両端電圧は、図11を参照し
ながら説明したように0ボルトになり、電源回路の出力
電圧Voutも低下してしまう。
【0026】本実施形態では、平滑コンデンサCa は、
DC/DCコンバータ2により充電される。このため、
平滑コンデンサCa の両端電圧は、図3に示すように、
DC/DCコンバータ2により電圧V22に保持される。
一方、平滑コンデンサCb はコア101bにより充電さ
れる。ここで、この電源回路の出力電圧Vout は、平滑
コンデンサCa およびCb の各両端電圧の和である。従
って、出力電圧Voutは、図9に示した既存の電源回路
と比べると、DC/DCコンバータ2出力電圧である電
圧V22だけ高くなる。
【0027】なお、一実施例としてコア101aが無給
電線区間に位置している場合を説明したが、コア101
bが無給電線区間に位置している場合の動作も基本的に
同じである。すなわち、コア101bが無給電線区間に
位置している場合には、平滑コンデンサCb は、DC/
DCコンバータ1により充電され、その両端電圧はDC
/DCコンバータ2により電圧V21に保持される。
【0028】このように、第1の実施例の電源回路は、
一方のコアが無給電線区間に位置するときには、DC/
DCコンバータが他方のコアにより得られる電力を利用
して電圧を補うので、負荷に供給する出力電圧の低下は
小さい。よって、負荷は常に正常に動作することができ
る。
【0029】なお、第1の実施例の電源回路は、図9に
示した既存の電源回路に対してDC/DCコンバータを
追加することにより実現されるので、既存の回路をその
まま利用することができる。すなわち、第1の実施例の
電源回路は低コストで実現可能である。第2の実施例 図4は、第2の実施例の電源回路の構成図である。図4
において、コア101aおよび101b、平滑コンデン
サCa およびCb 、給電線102及び121、および負
荷104は、図9を参照しながら説明したものと同じで
ある。
【0030】第2の実施例の電源回路は、整流回路13
1a及び131bを備える。整流回路131aは、コア
101aが「正電圧(U1 >V1 )」を出力したときに
平滑コンデンサCa を充電し、コア101aが「負電圧
(U1 <V1 )」を出力したときに平滑コンデンサCb
を充電する。一方、整流回路131bは、コア101b
が「正電圧(U2 >V2 )」を出力したときに平滑コン
デンサCb を充電し、コア101bが「負電圧(U2 <
V2 )」を出力したときに平滑コンデンサCaを充電す
る。
【0031】次に、上記構成の電源回路の動作を説明す
る。 (1)通常動作時(コア101aおよび101bが共に
給電線からエネルギーを得ている場合) この場合、コア101aおよび101bは、それぞれ交
流電圧を出力する。ここで、コア101aおよび101
bは、同一の給電線から電磁エネルギーを得るので、コ
ア101aおよび101bにより出力される交流は、互
いに同位相である。
【0032】コア101aが「正電圧」を出力すると、
ダイオードD1を介して電流が流れて平滑コンデンサC
a が充電される。また、コア101bが「正電圧」を出
力すると、ダイオードD4を介して電流が流れて平滑コ
ンデンサCb が充電される。すなわち、コア101aお
よび101bが「正電圧」を出力する期間は、平滑コン
デンサCa はコア101aにより充電され、平滑コンデ
ンサCb はコア101bにより充電される。
【0033】一方、コア101aが「負電圧」を出力す
ると、ダイオードD2を介して電流が流れて平滑コンデ
ンサCb が充電される。また、コア101bが「負電
圧」を出力すると、ダイオードD3を介して電流が流れ
て平滑コンデンサCa が充電される。すなわち、コア1
01aおよび101bが「負電圧」を出力する期間は、
平滑コンデンサCa はコア101bにより充電され、平
滑コンデンサCb はコア101aにより充電される。
【0034】このように、平滑コンデンサCa およびC
b は、コア101aおよび101bによって交互に充電
される。すなわち、平滑コンデンサCa およびCb への
入力は、それぞれほぼ全波整流された状態になってい
る。
【0035】出力電圧Vout は、第1の実施例と同様
に、2つの平滑コンデンサCa およびCb の各両端電圧
の和である。したがって、例えば、平滑コンデンサCa
およびCb の各両端電圧がそれぞれ150vであるとす
ると、図5に示すように、電源回路の出力電圧Vout は
300vの直流電圧となる。 (2)一方のコアが無給電線区間に位置しているとき
(ここでは、コア101aが無給電線区間に位置してい
るものとする) この場合、コア101bのみが交流電圧を生成する。そ
して、平滑コンデンサCa およびCb は、図6に示すよ
うに、コア101bによって生成される電圧により交互
に充電される。すなわち、コア101bが「正電圧」を
出力する期間は平滑コンデンサCb が充電され、コア1
01bが「負電圧」を出力する期間は平滑コンデンサC
a が充電される。
【0036】このように、平滑コンデンサCa およびC
b への入力は、それぞれほぼ半波整流された状態にな
る。したがって、平滑コンデンサCa およびCb の各両
端電圧の和として得られる出力電圧Vout は、通常動作
時と比較して大きく低下することはない。よって、負荷
は常に正常に動作することができる。第3の実施例 図7は、第3の実施例の電源回路の構成図である。図7
において、コア101aおよび101b、平滑コンデン
サCa およびCb 、給電線102及び121、および負
荷104は、図9を参照しながら説明したものと同じで
ある。
【0037】第3の実施例の電源回路では、平滑コンデ
ンサCa およびCb が互いに並列に接続されている。し
たがって、例えば、負荷104が300vを要求する場
合には、平滑コンデンサCa およびCb の両端電圧もそ
れぞれ300vにする必用がある。すなわち、第3の実
施例の電源回路では、第1または第2の実施例と比較し
た場合、平滑コンデンサCa およびCb の両端電圧をそ
れぞれ2倍にする必用がある。このことを給電線に与え
る電流を変更することなく実現するためには、例えば、
コア101aおよび101bのコイルの巻き数を2倍に
すればよい。
【0038】上記構成において、通常動作時(コア10
1aおよび101bが共に給電線からエネルギーを得て
いる場合)には、平滑コンデンサCa およびCb はそれ
ぞれコア101aおよび101bの出力により負荷10
4が要求する電圧値にまで充電される。そして、それら
並列に接続されている平滑コンデンサCa およびCbか
ら負荷104へ直流電圧が供給される。
【0039】一方のコアが無給電線区間に位置している
とき(ここでは、コア101aが無給電線区間に位置し
ているものとする)には、平滑コンデンサCa は充電さ
れないので、蓄積電荷は負荷104により消費されてし
まう。ところが、平滑コンデンサCb がコア101bの
出力により負荷104が要求する電圧値にまで充電され
るので、負荷104に対して十分な電圧を供給すること
ができる。
【0040】第1〜第3の実施例を比較する。第1〜第
3の実施例の電源回路は、従来の電源回路と比較して出
力電圧の低下を小さく抑えることができるという共通の
利点を有すると共に、それぞれ個別の利点を有してい
る。
【0041】第1の実施例の電源回路は、上述したよう
に、既存の電源回路をそのまま利用しながらDC/DC
コンバータを追加するだけで実現可能である。第2の実
施例の電源回路は、整流回路111aおよび111bの
代わりに整流回路131aおよび131bを設けたの
で、使用するダイオードの数が少なく、小型化および低
コスト化に寄与する。
【0042】なお、上記実施例では、電源回路が2つの
コアを有する構成を示したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、複数のコアを有する電源回路に適用可
能である。
【0043】
【発明の効果】非接触給電システムにおいて、給電線か
らエネルギーを得るために設けられた複数のコアのうち
の幾つかのコアがエネルギーを得られない状態であって
も、負荷に供給すべき出力電圧の低下が抑えられる。よ
って、負荷は、常に正常に動作する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の電源回路の構成図である。
【図2】整流回路の一例である。
【図3】第1の実施例において、一方のコアが無給電線
区間に位置しているときの動作を説明する図である。
【図4】第2の実施例の電源回路の構成図である。
【図5】第2の実施例の電源回路の通常動作を説明する
図である。
【図6】第2の実施例において、一方のコアが無給電線
区間に位置しているときの動作を説明する図である。
【図7】第3の実施例の電源回路の構成図である。
【図8】(a) は、非接触給電システムにおける電源回路
のコアを示す図、(b) は、給電線に流れる電流から電圧
を生成する方法を説明する図である。
【図9】2つのコアを備えた既存の電源回路の構成図で
ある。
【図10】既存の電源回路の出力を示す図である。
【図11】従来の電源装置の問題点を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1、2 DC/DCコンバータ 101a、101b コア 102、121 給電線 103 コイル 104 負荷 111a、111b 整流回路 131a、131b 整流回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−93841(JP,A) 特開 平10−234143(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00,17/00 B60L 5/00 B60M 7/00 B65G 43/00 H01F 31/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに沿って走行する台車に非接触で
    電力を供給するためにそれぞれ交流が与えられている少
    なくとも2組の給電線が設けられたシステムにおいて、
    上記台車に搭載されて上記給電線からエネルギーを得て
    負荷に供給するための電圧を生成する電源回路であっ
    て、 それぞれ上記給電線から得たエネルギーを利用して電圧
    を生成する第1および第2の電圧生成手段と、 上記第1の電圧生成手段の出力により充電される第1の
    コンデンサと、 上記第1のコンデンサに直列に接続され、上記第2の電
    圧生成手段の出力により充電される第2のコンデンサ
    と、入力端子が上記第1の電圧生成手段に電気的に接続され
    ると共に出力端子が上記第2のコンデンサに電気的に接
    続され、 上記第1の電圧生成手段により生成される電圧
    を利用して上記第2のコンデンサを充電する第1の充電
    手段と、入力端子が上記第2の電圧生成手段に電気的に接続され
    ると共に出力端子が上記第1のコンデンサに電気的に接
    続され、 上記第2の電圧生成手段により生成される電圧
    を利用して上記第1のコンデンサを充電する第2の充電
    手段と、 を備え、上記直列に接続された第1および第2のコンデ
    ンサの両端電圧を出力する電源回路。
  2. 【請求項2】 上記第1および第2の充電手段がそれぞ
    れDC/DCコンバータである請求項1に記載の電源回
    路。
  3. 【請求項3】 上記第1の充電手段と上記第2のコンデ
    ンサとの間、および上記第2の充電手段と上記第1のコ
    ンデンサとの間にそれぞれ逆流防止手段を設けた請求項
    1に記載の電源回路。
  4. 【請求項4】 レールに沿って走行する台車に非接触で
    電力を供給するためにそれぞれ交流が与えられている少
    なくとも2組の給電線が設けられたシステムにおいて、
    上記台車に搭載されて上記給電線からエネルギーを得て
    負荷に供給するための電圧を生成する電源回路であっ
    て、 それぞれ上記給電線から得たエネルギーを利用して正電
    圧および負電圧を交互に繰り返す交流電圧を生成する第
    1および第2の電圧生成手段と、 互いに直列に接続された第1および第2のコンデンサ
    と、上記第1の電圧生成手段により正電圧が生成されるとき
    に上記第1のコンデンサを充電し、上記第1の電圧生成
    手段により負電圧が生成されるときに上記第2のコンデ
    ンサを充電する 第1の整流手段と、上記第2の電圧生成手段により正電圧が生成されるとき
    に上記第2のコンデンサを充電し、上記第2の電圧生成
    手段により負電圧が生成されるときに上記第1のコンデ
    ンサを充電する 第2の整流手段と、 を備え、上記直列に接続された第1および第2のコンデ
    ンサの両端電圧を出力する電源回路。
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