JP3389392B2 - 糊吐出装置 - Google Patents

糊吐出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は糊を断続的に吐出す
る糊吐出装置に係わり、特に糊を遮断した時、吐出ノズ
ルと吐出された糊との間に糸状に糊がつながる糸引きを
防止する糊吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製箱、製袋等のため材料の糊代に糊を断
続的に塗布し、折り曲げて予め定めた位置と接着し箱や
袋形成する方法が広く用いられている。糊の塗布方法と
してはローラを用いる場合と吐出ノズルを用いる場合が
あるが、断続的に糊を塗布する場合、制御が容易である
ため、吐出ノズルが多く用いられている。
【0003】吐出ノズルより糊を断続して吐出する場
合、吐出を遮断したとき、糊の吐出が直ちに止まらず、
尾を引く場合がある。このため、特公平5−68312
号公報には塗布ノズルを閉鎖時ノズル内に負圧が生じる
ようにして尾を引く現象を防止する技術が開示されてい
る。特開昭50−122539号公報および実開昭55
−2474には吐出ノズル内に吸引ノズルを設け、吐出
ノズルを遮断した時の残留液体を吸引する技術が開示さ
れている。また特開平5−97127号公報には、ノズ
ル開口を遮断するとき吐出速度を速くし、かつエアノズ
ルから空気を吐出して吹き飛ばすことにより尾を引く現
象を防止する技術が開示されている。
【0004】しかし、このように尾を引く現象は比較的
太く短いのに対し、糊の種類によっては吐出ノズルを遮
断したとき糊の吐出ノズルと吐出された糊との間に細い
糸状になって繋がるいわゆる糸引きが発生することがあ
る。この糸引きは糊代以外の場所にも付着して周囲を汚
す元となる。このような糸引きを防止するため特公平2
−20310号公報には、吐出口の下流側に吸入口を設
け、この糸引きを吸入する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の糊材料では上述
の対応でよかったが、最近透明体を透明糊で接着する要
求がでてきた。例えばポリプロピレンやポリエチレンテ
レフタレートを接着するには従来の接着剤では不充分で
あり、特殊なホットメルト剤が用いられる。この接着剤
は水アメのように粘性が大きく、かつ凝集力が小さいの
でたらたらといつまでも細い尾を引いて空中で半固化し
てクモの巣の糸のように空中をただよい、風に流されて
糊代以外の所に付着して周囲を汚す。
【0006】図4は糸引きの様子を示す図である。矢印
方向に搬送される対象物1に吐出ノズル2から糊が断続
的に吐出される。吐出ノズル2を遮断すると、吐出ノズ
ル2から糸状の糊7が尾を引き、吐出されて付着した糊
6まで連続する。
【0007】特公平2−20310号公報で開示された
技術は糸引き防止に有効であるが、糸引きを吸入する吸
入口が糊吐出口の下流側にあり、吸入口の下には吐出さ
れた糊が塗布されている。同公報にはこの糊を吸入せず
糸引きを吸収するように制御すると表示され、具体的記
載はないが、上述したような粘性の大きい糊を使用する
場合、この塗布された糊も吸入する場合がしばしば発生
する。
【0008】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、吐出ノズルを遮断した時、吐出ノズルから生じ
る糸状の糊を除去する糊吐出装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1は、移動する対象物に吐出ノズルから糊を
断続的に吐出する糊吐出装置において、前記対象物の移
動方向に対して前記吐出ノズルの横方向でかつ吐出ノズ
ルの吐出口近傍に設けられた吸入口を有する吸入部と、
この吸入部に接続された吸入源とを備えており、前記吸
入口は、水平方向から見たときに、水平方向における中
心が前記吐出口よりも前記対象物の移動方向の下流側に
位置し、下辺が前記対象物の表面と接するほど該表面に
近接しており、高さが前記吐出口よりも高く、かつ、前
記吐出口を内部に含むような断面形状を有していること
を特徴とする糊吐出装置を提供する。
【0010】吐出ノズルから糊の吐出を遮断すると細か
い糸状の糊が吐出ノズルから尾を引くように出てくる
が、吐出ノズルの横方向でかつ近傍に設けられた吸入部
の吸入口により吸入されるため、周囲に付着しない。ま
た横方向から吸入するため、吐出ノズルより吐出され吐
出ノズルの下流側の対象物に付着した糊を吸入するのを
防止することができる。
【0011】請求項2の発明は、前記吐出ノズルの吐出
口中心と前記吸入部の吸入口先端とは5mmから30m
m離れている。
【0012】吐出ノズルの吐出口中心と吸入部の吸入口
先端は近い方が吸入効率がよいが、あまり近すぎると吐
出ノズルより糊を吐出中にその糊を吸入してしまう。こ
のため5mm以上離すようにする。しかし離れ過ぎると
吸入力が減少し十分糸状糊を吸入できなくなる。30m
mより離れると吸入効率が大きく落ちる。
【0013】請求項3の発明では、前記吸入部の吸入口
の面積は50mm2 以上300mm 2 以内とする。
【0014】吸入口の面積が小さいと十分糸状糊を吸入
できない。このため面積50mm2以上が必要となる。
しかしあまり大きいと吸入源の動力消費が増大する。こ
のため300mm2 以内にすれば動力消費もあまり増大
せず、十分糸状糊を吸入することができる。
【0015】請求項4の発明は、前記吸入部の吸入口の
下流に糊屑捕捉フィルタを設ける。これにより吸入口で
吸入した糸状の糊層をフィルタを捕捉し、吸入源を汚さ
ないようにする。
【0016】請求項5の発明は、前記吸入部は前記吸入
源に連続的に接続されている。これにより糸状の糊が発
生したときは必ず吸入できる。また吐出ノズルを遮断し
た時に同期して吸入を開始する場合に比べ同期装置が要
らないので、制御が簡単になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は実施の形態の縦断面
を模式的に示し、図2は実施の形態の平面図を模式的に
示す。対象物1は箱とか袋などの部材で、平板状態で糊
代に糊付けし、折りたたみ糊代を相手側と接着して箱や
袋を形成する。図示しない搬送装置により矢印の方向に
搬送されている。吐出ノズル2は液状の粘性の高い糊を
対象物1に断続的に吐出する。糊タンク3は固形の可塑
性接着剤(ホットメルト剤)を図示しないヒータにより
溶解し粘性の高い液状とする。ポンプ4はこの糊タンク
3からホットメルト剤を吐出ノズル2に供給する。な
お、対象物1として透明体のポリプロピレンやポリエチ
レンテレフタレートなどを用い、ホットメルト剤として
は透明体で粘性が大きく、かつ凝集力が小さいので、吐
出ノズル2を遮断した場合、細かい糸状の尾を引く接着
剤を用いた場合について説明する。なお、糸状の尾を引
かない接着剤の場合も本実施の形態を用いることができ
る。
【0018】コントローラ5は吐出ノズル2の断続制
御、ポンプ4の運転開始、停止および図2に示すブロワ
10の制御を行う。吐出ノズル2より吐出されたホット
メルト剤は対象物1に付着し、付着糊6となる。付着糊
6は図示のように断続して付着される。糊の吐出を遮断
した吐出ノズル2の吐出口2aと付着糊6との間には糸
状糊7が連続し糸引きが発生している。
【0019】図2および以降の図において、図1の符号
と同一符号は同一の部材や機器を表す。図2において、
吸入部8の前部には吸入口部8aが設けられ、後部には
着脱式可能な糊屑用フィルタ9が設けられている。吸入
口部8aは対象物1の搬送方向に対し、吐出ノズル2の
横方向に近接して設けられている。糊屑用フィルタ9は
吸入口部8aより吸入した糸状糊7などがブロワ10ま
で行かぬよう阻止するもので、着脱可能で容易に清掃で
きる構造となっている。糊屑用フィルタ9の後端はホー
ス11と接続し、このホース11はブロワ10に接続さ
れている。ブロワ10は吸入源としてホース11を介し
て吐出ノズル近傍の空気および糸状糊7などを吸入し、
コントローラ5によって運転開始、停止および出力の調
整が行われる。糊屑用フィルタ9は複数個を各々に止弁
を設けて並列に設置して運動中でもフィルタの清掃が可
能となるようにすることが好ましい。
【0020】図3は吐出ノズルと吸入口部との関係を示
し、(A)は図2のX−X断面図、(B)は(A)のY
−Y矢視図を示す。図3(A)に示すように吸入口部8
aの先端は、対象物1の搬送方向に対して吐出ノズル2
の横方向で吐出口2aの中心からLの位置に設けられて
いる。また(B)に示すように吸入口部8aの吸入口の
形状は長方形で、矢印で示す対象物1の搬送方向の長方
形の中心は、吐出口2aより下流側(矢印の方向)に配
置されている。また長方形の下辺は対象物1の表面と接
する程度まで近接し、長方形の高さは吐出口2aよりも
高くなるように、つまり長方形内に吐出口2aが入るよ
うな高さとする。
【0021】図3(A)において、吐出口2aの中心と
吸入口部8aの先端の距離Lは5mm以上離す。これは
これにより接近すると吐出ノズル2より吐出する糊を吸
入する恐れがあるからである。またあまり離すと糸状糊
7の吸入が不充分になり、ブロワ10の出力も大きくな
る。Lが30mmを越えるとこのような現象が顕著とな
る。Lは5〜10mm程度が望ましい。また吸入口部8
aの断面積は50mm 2 より小さいと吸入領域が小さく
なり、十分糸状糊7を吸入できない。また大きすぎると
ブロワ10の容量が大きくなる。300mm2 以上大き
くしてもブロワ10の消費電力が大きくなる割には糸状
糊7の吸入量は増加しない。吸入口の断面積は50〜1
50mm2 程度が望ましい。
【0022】なお、ブロワ10の出力は吐出ノズル2の
周囲で微風となるようにブロワ10の出力をコントロー
ラ5によって調節する。この出力は、本番の前に予め糊
付けテストを行う時調節する。本実施の形態では吸入口
部8aからの吸入は吐出ノズル2が吐出中および中断中
も持続して行われるが、吐出ノズル2の断続に同期させ
て微風を供給するようにしてもよい。この場合吸入部8
に電磁弁を設け、吐出ノズル2が吐出を中断すると同時
に電磁弁を開とし微風が供給されるようにし、吐出ノズ
ル2が吐出を再開すると共に電磁弁を閉とする。また吸
入口部8aの断面形状を長方形としたが、楕円や長円と
してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、吐出ノズルの横方向に吸入部を設け、吸入源より吸
入するようにしたので、吐出ノズルを断としたとき発生
する糸状糊を効率よく吸入することができる。吸入は吐
出ノズルの横から行うため、吐出され対象物に付着した
糊を吸入する恐れはない。また吐出ノズルと吸入口部と
の最小距離を定めることにより、吐出ノズルから吐出中
の糊を吸い込むことを防止することができる。連続吸引
を行う時はノズルと吸引を同期させるための装置は不要
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を模式的に示した縦断面図
である。
【図2】本発明の実施の形態を模式的に示した平面図で
ある。
【図3】(A)は図2のX−X断面を示し、(B)は
(A)のY−Y矢視図である。
【図4】吐出ノズルにより断続吐出する場合に発生する
糸引き現象を説明する図である。
【符号の説明】 1 対象物 2 吐出ノズル 2a 吐出口 3 糊タンク 4 ポンプ 5 コントローラ 6 付着糊 7 糸状糊 8 吸入部 8a 吸入口部 9 糊屑用フィルタ 10 ブロワ 11 ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−199896(JP,A) 特開 平5−7815(JP,A) 特開 平4−94589(JP,A) 特公 平2−20310(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 5/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する対象物に吐出ノズルから糊を断
    続的に吐出する糊吐出装置において、 前記対象物の移動方向に対して前記吐出ノズルの横方向
    でかつ吐出ノズルの吐出口近傍に設けられた吸入口を有
    する吸入部と、この吸入部に接続された吸入源とを備え
    おり、 前記吸入口は、水平方向から見たときに、水平方向にお
    ける中心が前記吐出口よりも前記対象物の移動方向の下
    流側に位置し、下辺が前記対象物の表面と接するほど該
    表面に近接しており、高さが前記吐出口よりも高く、か
    つ、前記吐出口を内部に含むような断面形状を有してい
    ことを特徴とする糊吐出装置。
  2. 【請求項2】 前記吐出ノズルの吐出口中心と前記吸入
    部の吸入口先端とは5mmから30mm離れていること
    を特徴とする請求項1記載の糊吐出装置。
  3. 【請求項3】 前記吸入部の吸入口の面積は50mm2
    以上300mm2以内とすることを特徴とする請求項1
    または2記載の糊吐出装置。
  4. 【請求項4】 前記吸入部の吸入口の下流に糊屑捕捉フ
    ィルタを設けたことを特徴とする請求項1記載の糊吐出
    装置。
  5. 【請求項5】 前記吸入部は前記吸入源に連続的に接続
    されていることを特徴とする請求項1記載の糊吐出装
    置。
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CN111649581B (zh) * 2020-06-24 2021-12-03 河南科技大学 一种合金粉末挤压成型件用的煅烧排胶系统

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