JP3388043B2 - 超音波イメージング表示方法及び超音波イメージング装置 - Google Patents

超音波イメージング表示方法及び超音波イメージング装置

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JP3388043B2
JP3388043B2 JP29976794A JP29976794A JP3388043B2 JP 3388043 B2 JP3388043 B2 JP 3388043B2 JP 29976794 A JP29976794 A JP 29976794A JP 29976794 A JP29976794 A JP 29976794A JP 3388043 B2 JP3388043 B2 JP 3388043B2
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隆夫 地挽
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波イメージング表示
方法及び超音波イメージング装置に関し、特に、血流方
向をも表示可能なパワードプラモードを有する超音波イ
メージング表示方法及び超音波イメージング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超音波を被検体に照射すると、生体組織
を媒体として超音波が伝達されるが、臓器等の組織や病
変部のような周囲の組織との音響インピーダンスの差の
ある所から反射されて、また、血液における赤血球など
からは散乱によって、送波した超音波の一部が戻ってく
る。
【0003】この反射体や散乱体が視線方向に運動また
は移動する物体であった場合、その反射波の周波数はド
プラ効果によって送信周波数から偏移する。超音波診断
装置はこの周波数偏移量を測定して運動物体の速度及び
移動方向を表示観察して診断の用に供する装置である。
【0004】反射体が探触子の方に向かって動いている
時は受信周波数は送信周波数より高く、逆に遠ざかる時
は低くなる。そしてその偏移周波数は反射体の運動速度
に比例する。このドプラ効果を利用して、例えば、心臓
や血管内を流れる血流の方向と速度を知ることができ
る。
【0005】この超音波診断装置において、運動物体の
移動方向を例えば近付く場合に赤,遠ざかる場合に青の
ように色で表示し、その移動速度を輝度で表示するCF
M(Color Flow Mapping)モードを有する装置がある。
【0006】ところで、超音波パルスの反射には固定物
体によるものと運動物体によるものとが混在しており、
特に運動物体に注目する時は固定物体による反射信号を
消去して運動物体の反射信号のみを表示したほうが分り
易いので、その目的のために、運動物体の反射信号のみ
を取り出すMTI(Moving Target Indicator) が用いら
れている。
【0007】しかし、固定した反射物体に関する情報も
医用超音波診断装置では重要な意味も持っている。それ
は、上記の情報が無いと表示画面中のどこが何を表わし
ているのか特定できないし、また、単に運動物体を表示
しただけではそれが何であるかを判別することが困難で
ある。
【0008】このため、固定物体の表示と運動物体の表
示とを同一画面上に共通に表示し、相互に識別するため
に、血球からの散乱エコーから血流の方向,平均速度と
速度分散値及びパワー値などを演算し、色でそれらの諸
量をリアルタイムでBモード(断層像)画面上に2次元
表示している。このモードをCFMモードといい、これ
らの機能を有する装置がCFM超音波診断装置である。
【0009】このようなCFMモードの表示を行うに際
して、ドプラ効果によるドプラ信号の周波数の偏移から
求めた速度データ(v)を用いる速度モードと、ドプラ
信号のパワー値によるパワードプラモードとの2種類の
モードが知られている。
【0010】速度モードは、速度値や移動方向がわか
り、リアルタイム性に優れる反面、エリアシングによる
折り返しが発生する問題やノイズの影響を受けやすい問
題を有している。
【0011】一方、パワードプラモードでは、速度値や
移動方向が分からない点やリアルタイム性に劣る反面、
エリアシングによる折り返しが発生しないことや、S/
Nが高く低流速の細い血管の血流を描出できる等の利点
を有している。このようなパワードプラモードでCFM
表示を行うと、血流がある部分とない部分とを明確に色
分けすることが可能である。そして、特に血流がない部
分にノイズが乗らないために、明瞭な表示が可能である
といった利点を有している。また、PRF(Pulse Repe
tition Frequency:パルス繰り返し周波数)を低くし
て、低速流の感度を上げられるといった利点も有してい
る。
【0012】ここで、図2に一般的なCFMモードを有
する超音波診断装置の概略構成を説明するための構成図
を示す。この図2の構成において、超音波探触子1は送
波電気信号を超音波に変換して被検体内に送波し、被検
体内から反射されて戻って来た超音波信号を電気信号に
変換する電気音響変換素子である。送受信部2は送信信
号を増幅して超音波探触子1に送り、また、受波された
受信信号を直交検波等により復調した後に各処理部に送
るための回路である。すなわち、送受信部2の受信出力
(復調出力(i,q信号等))はBモード処理部3及び
CFM演算部4にそれぞれ供給される。
【0013】Bモード処理部3では増幅,対数圧縮,検
波等を行って断層像のBモード表示のための信号を出力
して、画像処理部5に供給する。また、送受信部2の復
調出力はCFM演算部4に入力される。このCFM演算
部4では、MTIフィルタ等により移動目標のみの反射
波を抽出し、例えば血流からの反射波を抽出して演算を
行い血流速度,分散(速度分散),パワー値を検出す
る。
【0014】これらBモード処理部3及びCFM演算部
4のそれぞれの出力は画像処理部5に供給される。この
画像処理部5は、Bモード表示上に運動物体(血流速
度,速度分散)に応じて以下のような着色されたイメー
ジを生成し、このイメージからCRT表示部7の走査周
波数に合致するような映像信号を生成する。
【0015】例えば、移動方向で色(色相)を変え(赤
/青)、移動速度に応じて赤/青についての輝度を変え
るようにして表示を行う。また、速度分散に応じて緑を
混ぜるようにした表示を行うことも可能である。通常、
赤は近づく流れを、青は遠ざかる流れを表し、分散の大
きさは緑の輝度の違いよって表している。従って、部位
によって、青と緑との混合が行われ、また、赤と緑との
混合が行われる。この場合、赤,青,緑は光の三原色で
あるので、混合された色の変化により、方向,速度,分
散の大きさを読みとれる。
【0016】また、パワー値に応じてパワードプラモー
ドのカラー表示を行うようにすることも可能である。例
えば、パワー値に応じて輝度の異なる黄色の着色表示を
行い、パワー値=0の部分(血流の存在しない領域)で
は他の色(紫等)で表示するようにする。
【0017】このようなカラー表示の詳細については、
図3を用いて更に説明を行う。図3はCFM演算部4の
内部の回路構成の一例を示す構成図である。この図3に
おいて、前述の図2の送受信部2の復調出力が位相が直
交する信号(i信号,q信号)であった場合、i,q信
号それぞれがMTIフィルタ401,402によりフィ
ルタリングされて、運動物体からの信号成分のみの信号
が抽出される。
【0018】MTIフィルタ401,402を通過後の
運動物体からの信号をそれぞれI,Q信号とする。ここ
で、I,Q信号それぞれは自己相関器403に供給され
る。尚、以下の説明では、Δt毎に時間差のあるI1,
I2,Q1,Q2,…,の複数の信号を考えるものとす
る。また、この遅延時間Δtは、送受信部2で同一音線
の同一の深さの信号を受信する間隔(若しくはその整数
倍)の間隔とする。
【0019】ここで、I信号として、I1 ,I2 ,I
3 ,I4 とΔt毎の4信号を考える。同様にして、Q信
号として、Q1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 のΔt毎の4信号を
考える。このような信号が与えられた場合、自己相関器
403の一方の出力には、Δt毎に、I1 I2 +Q1 Q
2 ,I2 I3 +Q2 Q3 ,I3 I4 +Q3 Q4 が得られ
る。この信号をDENと呼ぶことにする。
【0020】また、同様にして、自己相関器403の他
方の端子にはΔt毎に、I1 Q2 −Q1 I2 ,I2 Q3
−Q2 I3 ,I3 Q4 −Q3 I4 が得られる。この信号
をNUMと呼ぶことにする。
【0021】そして、遅延加算器405にて、Δt毎の
遅延加算(累加平均)が行なわれて、((I1 I2 +Q
1 Q2 )+(I2 I3 +Q2 Q3 )+(I3 I4 +Q3
Q4))/3が得られる。これをここでは、*DEN*
として略する。
【0022】同様にして、遅延加算器406にて、Δt
毎の遅延加算(累加平均)が行なわれて、((I1 Q2
−Q1 I2 )+(I2 Q3 −Q2 I3 )+(I3 Q4 −
Q3 I4 ))/3が得られる。同様にこれを*NUM*
と略する。
【0023】また、パワー算出部404では、2乗加算
処理が行なわれて、Δt毎に、I1 2 +Q1 2 ,I2 2
+Q2 2 ,I3 2 +Q3 2 ,I4 2 +Q4 2 が得られ
る。この信号をPと略することにする。
【0024】また、遅延加算器407にて、Δt毎の遅
延加算(累加平均)が行なわれて、((I1 2 +Q1
2 )+(I2 2 +Q2 2 )+(I3 2 +Q3 2 )+
(I4 2 +Q4 2 ))/4が得られる。これをパワー値
*P*と略する。
【0025】このような*DEN*,*NUM*,*P
*が得られると、速度算出部408において、tan-1
((*NUM*)/(*DEN*))という処理が実行
されて、平均速度*v*が求められ、また、移動方向
(sign(v))が求められる。
【0026】以上のようにして、得られた平均速度*v
*とパワー値*P*とは、制御部7により切り替え制御
されるセレクタ409の切り替え状態に応じていずれか
一方が外部に出力される。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の場
合、平均速度の検出もパワー値の算出も同じデータレー
ト(PRF)で行われている。
【0028】このような構成で、速度の検出のリアルタ
イム性を向上させるためにはPRFを大きくする。しか
し、このようにすると、低速血流の感度が不足する問題
がある。
【0029】また、パワードプラモードを用いた場合に
は、移動方向(sign(v))を知るために、速度検
出部408から移動方向のデータの供給を受けるように
している。このような場合に、低速血流の感度を向上さ
せるためにPRFを小さく設定することが好ましい。し
かし、PRFを小さくすると、平均速度の検出により得
られる方向表示(sign(v))に折り返しが発生
し、これによる符号の反転が生じるといった問題を有し
ている。
【0030】この折り返しとは、パルスドプラ方式のカ
ラーフローマッピング機能において発生することが知ら
れた現象で、検出可能流速限界を超えたときに生じ、そ
れが色表示上において混色されて、表示画像上で混沌と
した状況を呈してしまい、乱流によるものか、折り返し
現象によるものかが、目で判断できなくなるという不具
合である。
【0031】以上のような理由により、高速血流と低速
血流との検出を両立させることは極めて困難であった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、第1の目的
は、血流方向をも安定して表示可能なパワードプラモー
ドを有する超音波イメージング表示方法を実現すること
である。
【0032】また、第2の目的は、血流方向をも安定し
て表示可能なパワードプラモードを有する超音波イメー
ジング装置を実現することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】本件出願の発明者は、従
来のパワードプラモードによる表示の欠点を改良すべく
鋭意研究を行った結果、速度モードとパワードプラモー
ドとで最適なPRFが異なったものであることを見い出
し、本発明を完成させたものである。
【0034】従って、課題を解決する手段である本発明
は以下に説明するように構成されたものである。前記の
課題を解決する第1の手段は、受波信号より得られた運
動物体反射信号中の同一音線データについて、サンプリ
ング間隔ΔTvで得たデータにより少なくとも移動方向
を含んだ速度計測を行い、前記ΔTvより遅いサンプリ
ング間隔ΔTpで得たデータによりパワー値計測を行な
い、計測された移動方向及びパワー値によりカラーフロ
ーマッピングによる超音波イメージング表示を行うこと
を特徴とする超音波イメージング表示方法である。
【0035】ここで、運動物体反射信号とは受波信号か
ら検出された運動物体による反射波成分の信号であり、
同一音線のデータはΔt間隔で得られる。また、Δtよ
り遅いサンプリング間隔ΔTとは異なる時相となるよう
な時間間隔を意味する。
【0036】前記の課題を解決する第2の手段は、受波
信号を分析して運動物体反射信号を求め、同一音線デー
タについて、サンプリング間隔ΔTvで得たデータによ
り少なくとも移動方向を含んだ速度計測を行い、前記Δ
Tvより遅いサンプリング間隔ΔTpで得たデータによ
りパワー値計測を行なって流速データを求めるCFM演
算部と、前記CFM演算部で得られた移動方向及びパワ
ー値を用いてカラーフローマッピングによる超音波イメ
ージング表示用のイメージデータを生成する画像処理部
とを備えたことを特徴とする超音波イメージング装置で
ある。
【0037】前記の課題を解決する第3の手段は、受波
信号を分析して運動物体反射信号を求め、同一音線デー
タについて、サンプリング間隔ΔTvで得たデータによ
り少なくとも移動方向を含んだ速度計測を行い、前記Δ
Tvより遅いサンプリング間隔ΔTpで得たデータによ
りパワー値計測を行なって流速データを求めるCFM演
算部と、前記CFM演算部で得られた移動方向に応じて
色相を変え、パワー値に応じて輝度を変えたカラーフロ
ーマッピングによる超音波イメージング表示用のイメー
ジデータを生成する画像処理部とを備えたことを特徴と
する超音波イメージング装置である。
【0038】前記の課題を解決する第4の手段は、受波
信号を分析して運動物体反射信号を求め、同一音線デー
タについて、サンプリング間隔ΔTvで得たデータによ
り少なくとも移動方向を含んだ速度計測を行い、前記Δ
Tvより遅いサンプリング間隔ΔTpで得たデータによ
りパワー値計測を行なって流速データを求めるCFM演
算部と、前記CFM演算部で得られた移動方向に応じて
第1及び第2の色相を決定すると共にパワー値に応じて
輝度を変え、また、前記CFM演算部で移動方向を検出
できない場合にはパワー値に対して第3の色相上で輝度
を変えたカラーフローマッピングによる超音波イメージ
ング表示用のイメージデータを生成する画像処理部とを
備えたことを特徴とする超音波イメージング装置であ
る。
【0039】
【作用】課題を解決する第1の手段である超音波イメー
ジング表示方法において、ΔTv間隔で得られた運動物
体反射信号から移動方向が求められ、間隔ΔTvより遅
いサンプリング間隔ΔTpで得たデータによりパワー値
計測が行なわれる。そして、計測された移動方向及びパ
ワー値によりカラーフローマッピングによる超音波イメ
ージング表示が行なわれる。このようにすることで、移
動方向を計測する速度モードとパワー値を計測するパワ
ードプラモードとで最適なPRFになり、パワードプラ
モードにおいて血流方向をも安定して表示可能になる。
【0040】課題を解決する第2の手段である超音波イ
メージング装置において、ΔTv間隔で得られた運動物
体反射信号から移動方向が求められ、間隔ΔTvより遅
いサンプリング間隔ΔTpで得たデータによりパワー値
計測が行なわれる。そして、計測された移動方向及びパ
ワー値によりカラーフローマッピングによる超音波イメ
ージング表示が行なわれる。このようにすることで、移
動方向を計測する速度モードとパワー値を計測するパワ
ードプラモードとで最適なPRFになり、パワードプラ
モードにおいて血流方向をも安定して表示可能になる。
【0041】課題を解決する第3の手段である超音波イ
メージング装置において、ΔTv間隔で得られた運動物
体反射信号から移動方向が求められ、間隔ΔTvより遅
いサンプリング間隔ΔTpで得たデータによりパワー値
計測が行なわれる。そして、計測された移動方向により
色相が変えられ、パワー値により輝度が変えられたカラ
ーフローマッピングによる超音波イメージング表示が行
なわれる。このようにすることで、移動方向を計測する
速度モードとパワー値を計測するパワードプラモードと
で最適なPRFになり、パワードプラモードにおいて血
流方向をも安定して表示可能になる。
【0042】課題を解決する第4の手段である超音波イ
メージング装置において、ΔTv間隔で得られた運動物
体反射信号から移動方向が求められ、間隔ΔTvより遅
いサンプリング間隔ΔTpで得たデータによりパワー値
計測が行なわれる。そして、計測された移動方向に応じ
て第1及び第2の色相が決定され、パワー値により輝度
が変えられたカラーフローマッピングによる超音波イメ
ージング表示が行なわれる。このようにすることで、移
動方向を計測する速度モードとパワー値を計測するパワ
ードプラモードとで最適なPRFになり、パワードプラ
モードにおいて血流方向をも安定して表示可能になる。
また移動方向を検出できない場合にはパワー値に対して
第3の色相上で輝度を変えたカラーフローマッピングに
よる超音波イメージング表示が行なわれる。
【0043】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の超音波イメージング表示方
法の一実施例を実現するための装置であり、また、本発
明の超音波イメージング装置の一実施例の概略構成を示
す構成図である。まず、この図1により超音波イメージ
ング装置の概要を説明する。
【0044】この図1は前述のCFM演算部4の内部の
回路構成の一例を示す構成図である。この図1におい
て、前述の図2の送受信部2の復調出力が位相が直交す
る信号(i信号,q信号)であった場合、i,q信号そ
れぞれがMTIフィルタ401,402によりフィルタ
リングされて、運動物体からの信号成分のみの信号(運
動物体反射信号)が抽出される。
【0045】MTIフィルタ401,402を通過後の
運動物体反射信号をそれぞれI,Q信号とする。ここ
で、I,Q信号それぞれは自己相関器403に供給され
る。ここで、I信号として、I1 ,I2 ,I3 ,I4
とΔTv毎の4信号を考える。同様にして、Q信号とし
て、Q1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 のΔTv毎の4信号を考え
る。また、この遅延時間Δtは、送受信部2で同一音線
の同一の深さの信号を受信する間隔(若しくはその整数
倍)の間隔とする。
【0046】このような信号が与えられた場合、自己相
関器403の一方の出力には、ΔTv毎に、I1 I2 +
Q1 Q2 ,I2 I3 +Q2 Q3 ,I3 I4 +Q3 Q4 が
得られる。この信号をDENと呼ぶことにする。
【0047】また、同様にして、自己相関器403の他
方の端子にはΔTv毎に、I1 Q2−Q1 I2 ,I2 Q3
−Q2 I3 ,I3 Q4 −Q3 I4 が得られる。この信
号をNUMと呼ぶことにする。
【0048】そして、遅延加算器405にて、ΔTv毎
の遅延加算(累加平均)が行なわれて、((I1 I2 +
Q1 Q2 )+(I2 I3 +Q2 Q3 )+(I3 I4 +Q
3 Q4 ))/3が得られる。これをここでは、*DEN
*として略する。
【0049】同様にして、遅延加算器406にて、ΔT
v毎の遅延加算(累加平均)が行なわれて、((I1 Q
2 −Q1 I2 )+(I2 Q3 −Q2 I3 )+(I3 Q4
−Q3 I4 ))/3が得られる。同様にこれを*NUM
*と略する。
【0050】このような*DEN*,*NUM*が得ら
れると、速度算出部408において、tan-1((*N
UM*)/(*DEN*))という処理が実行されて、
平均速度*v*が求められ、また、移動方向(sign
(v))が求められる。
【0051】また、前述の図2の送受信部2の復調出力
i,q信号(i1 ,i2 ,i3 ,i4 ,i5 ,i6 ,i
7 ,i8 ,i9 ,…,q1 ,q2 ,q3 ,q4 ,q5 ,
q6 ,q7 ,q8 ,q9 ,…)それぞれが、データ間引
き手段を構成する1/Nデシメータ411により間引か
れる。この1/Nデシメータ411の間引きは制御部7
により指示される係数Nにより制御されている。例え
ば、N=3の場合には、i3 ,i6 ,i9 ,…,q3 ,
q6 ,q9 ,…、のように間引きが行なわれる。これに
より、1/Nデシメータ411を通過したi,q信号の
サンプリング間隔ΔTpについては、ΔTp=NΔTv
という関係が成立していることがわかる。
【0052】このように間引かれたi,q信号につい
て、MTIフィルタ412,413によりフィルタリン
グされて、運動物体からの信号成分のみの信号(運動物
体反射信号)が抽出される。
【0053】MTIフィルタ412,413を通過後の
運動物体反射信号をそれぞれI,Q信号とする。この
I,Q信号それぞれはパワー演算部404に供給され
る。パワー算出部404では、2乗加算処理が行なわれ
て、上述のΔTp(=NΔTv)毎に、I3 2 +Q3
2 ,I6 2 +Q6 2 ,I9 2 +Q9 2 ,I122 +Q12
2 ,…が得られる。この信号をPと略することにする。
【0054】そして、遅延加算器407にて、ΔTp毎
の遅延加算(累加平均)が行なわれて、((I3 2 +Q
3 2 )+(I6 2 +Q6 2 )+(I9 2 +Q9 2 )+
(I12 2 +Q122 ))/4が得られる。これをパワー値
*P*と略する。
【0055】このようにして得られたパワー値*P*と
移動方向(sign(v))とにより、画像処理部5内
のカラー変換部501が、それぞれの信号値に応じて赤
/青,黄など色相に輝度を変えてカラー表示用のイメー
ジデータを生成する。
【0056】そして、DSC502がカラー変換部50
1からのイメージデータの走査変換等を行なってCRT
表示部6に適した信号形式の映像信号を生成してCRT
表示部6に供給する。
【0057】以上のように、パワー演算部404でのパ
ワー演算をΔTvより遅いサンプリング間隔ΔTpで行
うようにしたことで、速度算出とパワー演算とでそれぞ
れ異なる最適なPRFで演算することができるようにな
り、移動方向とパワー値のそれぞれを最適な状態で求め
ることができるようになった。この結果、血流方向をも
安定して表示可能なパワードプラモードを有することが
できるようになる。
【0058】尚、以上のカラー変換部501で生成する
イメージデータには各種のやり方が考えられる。 移動方向とパワー値のそれぞれに色相,輝度のいず
れかを割り当てて、カラー表示を行なう。
【0059】このようにすることで、移動方向とパワー
値との関係を明瞭に表示することができる。 移動方向に応じて異なる色相(第1及び第2の色
相:例えば、赤と青)を割り当て、パワー値を輝度に割
り当てて、カラー表示を行なう。
【0060】このようにすることで、各色相における輝
度の表示がなされるので、明瞭な表示が行なえる。 上記に加え、何等かの理由により移動方向が特定
出来ないような場合には、更に異なる色相(第3の色
相:例えば、黄色)を割り当て、それぞれの色相に対し
てパワー値に応じて輝度を変えてカラー表示を行なう。
【0061】このようにすることで、移動方向が特定出
来ない場合であっても明瞭かつノイズの無い明瞭な表示
が行なえる。 上記,に加え、パワー値に輝度変化だけでな
く、同じ系統の色相内で色を変えるようにすることも可
能である。
【0062】例えば、第1の色相(色相群):赤系統に
含まれる複数の色(例えば、赤,紅,朱,…),第2の
色相(色相群):青系統に含まれる複数の色(例えば、
青,藍,紺,…),第3の色相(色相群):黄系統に含
まれる複数の色(黄,レモンイエロー,…)としてお
き、輝度ではなく(または輝度と併用して)、パワー値
(またはパワー値の範囲)に応じて同じ系統の色相内で
色を変えて表示を行なう。
【0063】このようにすることで、更に明瞭な表示が
行なえる。また、1/Nデシメータ411の係数Nにつ
いては、種々の変更が可能であり、制御部7からの指示
で書き換えることが可能である。このため、使用状況に
応じて最適値が異なるような場合であっても、その使用
状況での最適値を選択することが可能である。
【0064】また、初期値として所定の値を書込んでお
いて、変更せずに使用することも可能である。このよう
にすることで、回路構成が簡単になる利点を有する。ま
た、Nとして予め複数の値を書込んでおいて、それを選
択することでも、簡単な構成であって各使用状況に対応
することができるようになる。
【0065】また、ディジタル回路を使用することで、
Nを整数以外の値に選ぶことも可能である。これによ
り、更に厳密に最適値を求めて使用することができる。
尚、1/Nデシメータ411をパワー演算側のみなら
ず、速度算出側にも設けて両方でサンプリング間隔をΔ
Tv,ΔTpを変えることもできる。この場合、速度算
出側のサンプリング間隔ΔTvに対してはオーバーサン
プリングとすることも可能であって、この場合には速度
算出側の最適な間隔をも自由に選択出来るようになる。
【0066】以上詳細に説明したように、超音波イメー
ジング表示方法または超音波イメージング装置におい
て、ΔTv間隔で得られた運動物体反射信号から移動方
向を求め、間隔ΔTvより遅いサンプリング間隔ΔTp
で得たデータによりパワー値計測を行い、計測された移
動方向及びパワー値によりカラーフローマッピングによ
る超音波イメージング表示を行うことで、移動方向を計
測する速度モードとパワー値を計測するパワードプラモ
ードとで最適なPRFになり、パワードプラモードにお
いて血流方向をも安定して表示可能になる。
【0067】また、超音波イメージング表示方法または
超音波イメージング装置において、ΔTv間隔で得られ
た運動物体反射信号から移動方向を求め、間隔ΔTvよ
り遅いサンプリング間隔ΔTpで得たデータによりパワ
ー値計測を行い、計測された移動方向により色相を変
え、パワー値により輝度を変えてカラーフローマッピン
グによる超音波イメージング表示を行うようにすること
で、移動方向を計測する速度モードとパワー値を計測す
るパワードプラモードとで最適なPRFになり、パワー
ドプラモードにおいて血流方向をも明瞭な状態で安定し
て表示可能になる。
【0068】そして、超音波イメージング表示方法また
は超音波イメージング装置において、ΔTv間隔で得ら
れた運動物体反射信号から移動方向を求め、間隔ΔTv
より遅いサンプリング間隔ΔTpで得たデータによりパ
ワー値計測を行い、計測された移動方向に応じて第1及
び第2の色相を決定し、パワー値により輝度を変えたカ
ラーフローマッピングによる超音波イメージング表示を
行なうことで、移動方向を計測する速度モードとパワー
値を計測するパワードプラモードとで最適なPRFにな
り、パワードプラモードにおいて血流方向をも明瞭な状
態で安定して表示可能になり、また移動方向を検出でき
ない場合にはパワー値に対して第3の色相上で輝度を変
えたカラーフローマッピングによる超音波イメージング
表示を行うことで、移動方向が特定出来ない場合であっ
ても明瞭かつノイズの無い明瞭な表示が行なえる。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、超音波イメ
ージング表示方法または超音波イメージング装置におい
て、ΔTv間隔で得られた運動物体反射信号から移動方
向を求め、間隔ΔTvより遅いサンプリング間隔ΔTp
で得たデータによりパワー値計測を行い、計測された移
動方向及びパワー値によりカラーフローマッピングによ
る超音波イメージング表示を行うことで、移動方向を計
測する速度モードとパワー値を計測するパワードプラモ
ードとで最適なPRFになり、パワードプラモードにお
いて血流方向をも安定して表示可能になる。
【0070】また、計測された移動方向により色相を変
え、パワー値により輝度を変えてカラーフローマッピン
グによる超音波イメージング表示を行うようにすること
で、パワードプラモードにおいて血流方向をも更に明瞭
な状態で安定して表示可能になる。
【0071】そして、計測された移動方向に応じて第1
及び第2の色相を決定し、パワー値により輝度を変えた
カラーフローマッピングによる超音波イメージング表示
を行ない、移動方向を検出できない場合にはパワー値に
対して第3の色相上で輝度を変えたカラーフローマッピ
ングによる超音波イメージング表示を行うことで、移動
方向が特定出来ない場合であっても明瞭かつノイズの無
い明瞭な表示が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の超音波イメージング装置の
ブロック図である。
【図2】超音波イメージング装置の全体構成を示す構成
図である。
【図3】従来のCFM演算部の回路構成を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
401,402 MTIフィルタ 403 自己相関器 404 パワー演算部 405,406,407 遅延加算器 408 速度算出部 501 カラー変換部 502 DSC
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−20820(JP,A) 特開 昭60−256440(JP,A) 特開 平2−215445(JP,A) 特開 平3−205039(JP,A) 特開 平6−277217(JP,A) 特開 平8−224238(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受波信号より得られた運動物体反射信号
    中の同一音線データについて、サンプリング間隔ΔTv
    で得たデータにより少なくとも移動方向を含んだ速度計
    測を行い、前記ΔTvより遅いサンプリング間隔ΔTp
    で得たデータによりパワー値計測を行ない、 計測された移動方向及びパワー値によりカラーフローマ
    ッピングによる超音波イメージング表示を行うことを特
    徴とする超音波イメージング表示方法。
  2. 【請求項2】 受波信号を分析して運動物体反射信号を
    求め、同一音線データについて、サンプリング間隔ΔT
    vで得たデータにより少なくとも移動方向を含んだ速度
    計測を行い、前記ΔTvより遅いサンプリング間隔ΔT
    pで得たデータによりパワー値計測を行なって流速デー
    タを求めるCFM演算部と、 前記CFM演算部で得られた移動方向及びパワー値を用
    いてカラーフローマッピングによる超音波イメージング
    表示用のイメージデータを生成する画像処理部とを備え
    たことを特徴とする超音波イメージング装置。
  3. 【請求項3】 受波信号を分析して運動物体反射信号を
    求め、同一音線データについて、サンプリング間隔ΔT
    vで得たデータにより少なくとも移動方向を含んだ速度
    計測を行い、前記ΔTvより遅いサンプリング間隔ΔT
    pで得たデータによりパワー値計測を行なって流速デー
    タを求めるCFM演算部と、 前記CFM演算部で得られた移動方向に応じて色相を変
    え、パワー値に応じて輝度を変えたカラーフローマッピ
    ングによる超音波イメージング表示用のイメージデータ
    を生成する画像処理部とを備えたことを特徴とする超音
    波イメージング装置。
  4. 【請求項4】 受波信号を分析して運動物体反射信号を
    求め、同一音線データについて、サンプリング間隔ΔT
    vで得たデータにより少なくとも移動方向を含んだ速度
    計測を行い、前記ΔTvより遅いサンプリング間隔ΔT
    pで得たデータによりパワー値計測を行なって流速デー
    タを求めるCFM演算部と、 前記CFM演算部で得られた移動方向に応じて第1及び
    第2の色相を決定すると共にパワー値に応じて輝度を変
    え、また、前記CFM演算部で移動方向を検出できない
    場合にはパワー値に対して第3の色相上で輝度を変えた
    カラーフローマッピングによる超音波イメージング表示
    用のイメージデータを生成する画像処理部とを備えたこ
    とを特徴とする超音波イメージング装置。
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