JP3391578B2 - 相関装置および流れ情報表示装置 - Google Patents

相関装置および流れ情報表示装置

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JP3391578B2
JP3391578B2 JP27927494A JP27927494A JP3391578B2 JP 3391578 B2 JP3391578 B2 JP 3391578B2 JP 27927494 A JP27927494 A JP 27927494A JP 27927494 A JP27927494 A JP 27927494A JP 3391578 B2 JP3391578 B2 JP 3391578B2
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太宝 李
隆夫 地挽
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  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、相関装置および流れ
情報表示装置に関する。更に詳しくは、2つの時間域波
形の相関値を生成する相関装置および超音波探触子によ
って得られる被検体からの超音波エコー信号から流れ情
報を抽出し表示する流れ情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の流れ情報表示装置700
の一例のブロック図である。この流れ情報表示装置70
0では、超音波探触子11および送受信器12で、被検
体の関心部位に時間間隔Tp(例えば1ms)でM発
(例えば10発)の超音波パルスを順に送信し、関心部
位からの超音波エコー信号pm(t)を受信し、直交検
波部74に入力する。ここで、Mをパケットサイズとい
う。m=1〜Mである。直交検波部74のミキサー74
a,74bは、参照信号発生器74c,74dからの参
照信号と前記超音波エコー信号pm(t)とを乗算する
と共にLPF(Low Pass Filter)74e,74fを
通すことにより、直交成分Qmと同相成分Imを出力す
る。A/D変換部75a,75bは、直交成分Qmと同
相成分ImをそれぞれA/D変換し、メモリ76a,7
6bに書き込む。MTI(Moving Target Indication)
フィルタ17a,17bは、前記メモリ75a,75b
から直交成分Qmと同相成分Imを読み出し、クラッタ
(Clutter)成分を除去し、直交成分Qm’と同相成分
Im’とを出力する。前記クラッタ成分は、比較的に動
きの遅い心臓壁などの組織からのドプラ成分である。自
己相関器4は、前記直交成分Qm’と同相成分Im’と
に対する次式の自己相関演算によってドプラ周波数fを
算出する。
【0003】
【数3】
【0004】DSC(Digital Scan Convertor)19
は、前記ドプラ周波数fを表示値に換算し、モニタ20
の画面に表示する。例えば、2次元に分布した多数の関
心部位からそれぞれドプラ周波数fを得て、それらドプ
ラ周波数fを輝度×カラーに変換し、画面に2次元分布
させて表示すれば、CFM(Color Flow Mapping)画像
となる。以上の流れ情報表示装置700では、直交検波
部74および自己相関器4が、相関装置として働いてい
る。
【0005】図9は、前記自己相関器4の機能を示す概
念図である。自己相関器4の入力が時間周期Toの時間
域波形Im’+j・Qm’を時間Tp毎にサンプリング
した離散的データであるとき、自己相関器4の出力は時
間周期Toの逆数すなわち周波数fとなる。
【0006】他方、特開昭62−251685号公報に
は、直交検波部をもたない相関装置(相関回路)および
その相関装置を含む流れ情報表示装置(媒質中の移動因
子決定装置)が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記流れ情報表示装置
700では、パケットサイズMを多くしないと、クラッ
タ成分を除去するMTIフィルタ17a,17bの高性
能化が難しい。また、短い波形の連なりしかなく、周波
数の推定誤差が大きい。しかし、パケットサイズMを多
くすると、時間分解能が悪くなる問題点がある。また、
直交検波部74での参照信号の周波数が一定であるた
め、超音波エコー信号が参照信号の周波数以外の周波数
成分を活用しておらず、測定できる範囲が送波パルス間
隔に制限される問題点がある(すなわち、エリアシング
(aliasing)の問題点がある)。
【0008】他方、特開昭62−251685号公報に
開示の相関装置および流れ情報表示装置では、ハードウ
エア構成が複雑になる問題点がある。また、離散的デー
タのサンプリング時間Tによって時間分解能が制限され
てしまう問題点がある(このため、補間回路が必要にな
る)。
【0009】そこで、この発明の目的は、パケットサイ
ズMを少なくしてもSN比を向上することが可能であ
り、処理時間が短く且つハードウエア構成が簡単であ
り、さらに、サンプリング時間Tによって時間分解能が
制限されず、エリアシングの問題が大きく改善される相
関装置および流れ情報表示装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、サンプリング時間T毎のN個の離散的データで表
された2つの時間域波形p1(n・T),p2(n・
T)の相関値τを生成する相関装置であって、前記時間
域波形p1(n・T),p2(n・T)から周波数域波
形P1(n・Δω),P2(n・Δω)を求めるフーリ
エ変換手段と、前記周波数域波形P1(n・Δω),P
2(n・Δω)からクロススペクトルU(n・Δω)+
j・V(n・Δω)を求めるクロススペクトル演算手段
と、
【0011】
【数4】
【0012】(数4)式により相関値τを算出する自己
相関演算手段とを具備したことを特徴とする相関装置を
提供する。
【0013】第2の観点では、この発明は、超音波探触
子によって得られる被検体からの超音波エコー信号から
流れ情報を抽出し表示する流れ情報表示装置であって、
被検体に第1の超音波パルスを送信し関心部位からの超
音波エコー信号を時間T毎にサンプリングしN個の離散
的データで表された第1の時間域波形p1(n・T)を
得ると共に被検体に第2の超音波パルスを送信し関心部
位からの超音波エコー信号を時間T毎にサンプリングし
N個の離散的データで表された第2の時間域波形p2
(n・T)を得るデータ収集手段と、前記時間域波形p
1(n・T),p2(n・T)から周波数域波形P1
(n・Δω),P2(n・Δω)を求めるフーリエ変換
手段と、前記周波数域波形P1(n・Δω),P2(n
・Δω)からクロススペクトルU(n・Δω)+j・V
(n・Δω)を求めるクロススペクトル演算手段と、前
記クロススペクトルU(n・Δω)+j・V(n・Δ
ω)からクラッタ成分を除去したクロススペクトルU’
(n・Δω)+j・V’(n・Δω)を生成するMTI
フィルタ手段と、
【0014】
【数5】
【0015】(数5)式により相関値τを算出する自己
相関演算手段と、前記相関値τを表示値に換算して画面
に表示する表示手段とを具備したことを特徴とする流れ
情報表示装置を提供する。
【0016】
【作用】上記第1の観点による相関装置では、時間域波
形p1(n・T),p2(n・T)からフーリエ変換手
段により周波数域波形P1(n・Δω),P2(n・Δ
ω)を求める。次に、それら周波数域波形P1(n・Δ
ω),P2(n・Δω)からクロススペクトル演算手段
によりクロススペクトルU(n・Δω)+j・V(n・
Δω)を求める。そして、自己相関演算手段により次式
の演算を行い、相関値τを算出する。
【0017】
【数6】
【0018】これによれば、離散的データの数Nを十分
多くできる(例えば64点)。また、時間域波形に含ま
れる全ての周波数成分を活用できるため、SN比が良
い。また、処理時間が短く且つハードウエア構成が簡単
になる。さらに、サンプリング時間Tによって時間分解
能が制限されることがなく、エリアシングの問題が大き
く改善される。
【0019】上記第2の観点による流れ情報表示装置で
は、データ収集手段により、被検体に第1の超音波パル
スを送信し、関心部位からの超音波エコー信号を時間T
毎にサンプリングし、N個の離散的データで表された第
1の時間域波形p1(n・T)を得る。また、被検体に
第2の超音波パルスを送信し、関心部位からの超音波エ
コー信号を時間T毎にサンプリングし、N個の離散的デ
ータで表された第2の時間域波形p2(n・T)を得
る。次に、前記時間域波形p1(n・T),p2(n・
T)からフーリエ変換手段により周波数域波形P1(n
・Δω),P2(n・Δω)を求める。次に、それら周
波数域波形P1(n・Δω),P2(n・Δω)からク
ロススペクトル演算手段によりクロススペクトルU(n
・Δω)+j・V(n・Δω)を求める。次に、それら
クロススペクトルU(n・Δω)+j・V(n・Δω)
からMTIフィルタ手段によりクラッタ成分を除去し、
クロススペクトルU’(n・Δω)+j・V’(n・Δ
ω)を生成する。そして、自己相関演算手段により次式
の演算を行い、相関値τを算出する。
【0020】
【数7】
【0021】これによれば、離散的データの数Nが十分
多いため(例えば64点)、2発の超音波パルス(パケ
ットサイズM=2)でもSN比が悪くならず、MTIフ
ィルタのタップ(tap)数を多くする(例えば30)
ことが可能で、高性能なMTIフィルタリングにつなが
る。また、処理時間が短く且つハードウエア構成が簡単
になる。さらに、サンプリング時間Tによって時間分解
能が制限されることがなく、エリアシングの問題が大き
く改善される。
【0022】
【実施例】以下、図に示す実施例を用いてこの発明をさ
らに詳しく説明する。なお、これによりこの発明が限定
されるものではない。
【0023】−実施例1− 図1は、この発明の実施例1の相関装置100のブロッ
ク図である。この相関装置100は、フーリエ変換部1
と、複素共役部2と、複素乗算部3と、自己相関器4と
を具備している。フーリエ変換部1は、サンプリング時
間T毎のN個の離散的データで表された2つの時間域波
形p1(n・T),p2(n・T)が入力されると、そ
れらをそれぞれフーリエ変換し、周波数域波形P1(n
・Δω),P2(n・Δω)を出力する。ここで、n=
1〜N,Δω=2π/(N・T)である。
【0024】複素共役部2は、前記周波数域波形P1
(n・Δω)が入力されると、それと共役の周波数域波
形P1*(n・Δω)を出力する。複素乗算部3は、前
記周波数域波形P1*(n・Δω)と前記共役の周波数域
波形P2(n・Δω)を乗算し、クロススペクトルU
(n・Δω)+j・V(n・Δω)を出力する。なお、 P1(n・Δω)=Re1(n・Δω)+j・Ig1(n・Δω) P2(n・Δω)=Re2(n・Δω)+j・Ig2(n・Δω) のとき、 P1*(n・Δω)=Re1(n・Δω)−j・Ig1(n・Δω) であり、 U(n・Δω)=Re1(n・Δω)・Re2(n・Δω)+Ig1(n・Δ
ω)・Ig2(n・Δω) V(n・Δω)=Re1(n・Δω)・Ig2(n・Δω)−Re2(n・Δ
ω)・Ig1(n・Δω) である。自己相関器4は、次式により相関値τを算出
し、出力する。
【0025】
【数8】
【0026】図2に示すように、自己相関器4の入力が
周波数周期ωoの周波数域波形U(n)+j・V(n)
を周波数Δω毎にサンプリングした離散的データである
とき、自己相関器4の出力は周波数周期ωoの逆数すな
わち時間の相関値τとなる。例えば、時間域波形p1
(n・T)を遅れ時間Tdだけ遅らせたものが時間域波
形p2(n・T)であるとき、相関値τ=Tdとなる。
【0027】以上の相関装置100によれば、離散的デ
ータの数Nが十分多いため、SN比が良い。また、直交
検波部を用いないから、時間域波形p1(n・T),p
2(n・T)に含まれる全ての周波数成分を活用するこ
とが出来る。また、処理時間が短く且つハードウエア構
成が簡単になる。さらに、サンプリング時間Tによって
時間分解能が制限されることがなく、エリアシングの問
題が大きく改善される。
【0028】−実施例2− 図3は、この発明の実施例2の流れ情報表示装置200
を示すブロック図である。この流れ情報表示装置200
では、超音波探触子11,送受信器12およびA/D変
換器13で、被検体に第1の超音波パルスを送信し、関
心部位からの超音波エコー信号を時間T毎にサンプリン
グし、N個の離散的データで表された第1の時間域波形
p1(n・T)を得て、切換スイッチ14を介し、第1
のメモリ15aに記憶する。また、時間間隔Tp(例え
ば1ms)後に、被検体に第2の超音波パルスを送信
し、関心部位からの超音波エコー信号を時間T毎にサン
プリングし、N個の離散的データで表された第2の時間
域波形p2(n・T)を得て、切換スイッチ14を介
し、第2のメモリ15bに記憶する。ここで、第1の時
間域波形p1(n・T)を、 p1(n・T)=p(n・T) とし、時間間隔Tpの間に関心部位が超音波探触子11
より遠くなる方向に動いたとすると、第2の時間域波形
p2(n・T)は、 p2(n・T)=α・p(n・T+Td) で表される。なお、αは動いた距離に応じた減衰比,T
dは動いた距離に応じた遅れ時間である。
【0029】演算器16は、前記第1のメモリ15aか
ら第1の時間域波形p1(n・T)を読み出し、フーリ
エ変換して、第1の周波数域波形P1(n・Δω)を求
める。また、前記第2のメモリ15Bから第2の時間域
波形p2(n・T)を読み出し、フーリエ変換して、第
2の周波数域波形P2(n・Δω)を求める。次に、そ
れら周波数域波形P1(n・Δω),P2(n・Δω)
からクロススペクトルU(n・Δω)+j・V(n・Δ
ω)を算出し、出力する。
【0030】MTIフィルタ17a,17bは、前記ク
ロススペクトルU(n・Δω)+j・V(n・Δω)か
らクラッタ成分を除去し、クロススペクトルU’(n・
Δω)+j・V’(n・Δω)を出力する。データ数N
を多くすると、MTIフィルタのタップ数を増やすこと
が出来るので、それによりフィルタ性能を向上すること
が出来る。自己相関器4は、次式により相関値τを算出
し、出力する。この相関値τは、前記遅れ時間Tdに等
しくなる。
【0031】
【数9】
【0032】DSC19は、前記相関値τを表示値に換
算し、モニタ20の画面に表示する。例えば、2次元に
分布した多数の関心部位からそれぞれ相関値τを得て、
それら相関値τを輝度×カラーに変換し、画面に2次元
分布させて表示すれば、CFM画像となる。以上の流れ
情報表示装置100では、演算器16および自己相関器
4が、相関装置として働いている。
【0033】図4は、第1の時間域波形p1(n・T)
および第2の時間域波形p2(n・T)の例示図であ
る。第1の時間域波形p1(n・T)は、振幅比が1
0:1のクラッタ成分を表わすパルスと信号成分を表わ
すパルスとを0.44μsだけ時間をずらせて合成した
波形である。第2の時間域波形p2(n・T)は、振幅
比が10:1のクラッタ成分を表わすパルスと信号成分
を表わすパルスとを2.22μsだけ時間をずらせて合
成した波形である。サンプリング時間T=0.05μ
s、データ数N=128である。
【0034】図5は、第1の周波数域波形P1(n・Δ
ω)の実部Re1(n・Δω)および虚部Ig1(n・
Δω)と第2の周波数域波形P2(n・Δω)の実部R
e2(n・Δω)および虚部Ig2(n・Δω)の例示
図である。これらは、図4の時間域波形p1(n・
T),p2(n・T)をフーリエ変換して得られた波形
である。図6は、クロススペクトルU(n・Δω)+j
・V(n・Δω)の例示図である。これは、図5の第1
の周波数域波形P1(n・Δω)および第2の周波数域
波形P2(n・Δω)から算出されたものである。図7
は、クロススペクトルU’(n・Δω)+j・V’(n
・Δω)の例示図である。これは、図6のクロススペク
トルU(n・Δω)+j・V(n・Δω)から0.90
μs以下の時間ずれ成分をMTIフィルタでカットした
ものである。図7のクロススペクトルU’(n・Δω)
+j・V’(n・Δω)から前記(数9)式により相関
値τを求めると、τ=2.27μsが得られた。
【0035】以上の流れ情報表示装置200によれば、
離散的データの数Nが十分多いため、2発の超音波パル
ス(パケットサイズM=2)でもSN比が悪くならな
い。また、直交検波部を用いないから、超音波エコー信
号に含まれる全ての周波数成分を活用することが出来
る。また、処理時間が短く且つハードウエア構成が簡単
になる。さらに、サンプリング時間Tによって時間分解
能が制限されることがなく、エリアシングの問題が大き
く改善される。
【0036】−他の実施例− 実施例1および実施例2では超音波パルスを2発だけ送
信する場合を想定したが、3発以上を送信し、相関値τ
の平均を求めてもよい。例えば、4発を送信し、1番目
と2番目の超音波パルスから得た離散的データに3番目
と4番目の超音波パルスから得た離散的データを結合
し、データ数Nを増やして、MTIフィルタに入るデー
タ数を増やしてもよい。
【0037】
【発明の効果】この発明の相関装置によれば、離散的デ
ータの数Nが十分多いため、SN比が良い。また、直交
検波部を用いないから、時間域波形に含まれる全ての周
波数成分を活用することが出来る。また、処理時間が短
く且つハードウエア構成が簡単になる。さらに、サンプ
リング時間Tによって時間分解能が制限されることがな
く、エリアシングの問題が大きく改善される。
【0038】また、この発明の流れ情報表示装置によれ
ば、パケットサイズを少なくしてもSN比が悪くならな
いので、時間分解能を向上できる。また、超音波エコー
信号に含まれる全ての周波数成分を活用することが出来
るので、測定精度を向上できる。また、処理時間が短く
且つハードウエア構成が簡単になる。さらに、サンプリ
ング時間Tによって時間分解能が制限されることがな
く、エリアシングの問題が大きく改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の相関装置のブロック図で
ある。
【図2】実施例1の相関装置における自己相関器の機能
を示す概念図である。
【図3】この発明の実施例2の流れ情報表示装置のブロ
ック図である。
【図4】第1の時間域波形および第2の時間域波形の例
示図である。
【図5】第1の周波数域波形の実部および虚部と第2の
周波数域波形の実部および虚部の例示図である。
【図6】クロススペクトルの例示図である。
【図7】クラッタ成分を除去したクロススペクトルの例
示図である。
【図8】従来の流れ情報表示装置のブロック図である。
【図9】図8の流れ情報表示装置における自己相関器の
機能を示す概念図である。
【符号の説明】
100 相関装置 1 フーリエ変換部 2 複素共役部 3 複素乗算部 4 自己相関部 200,700 流れ情報表示装置 11 超音波探触子 12 送受信器 13,75a,75b A/D変換器 14 切換スイッチ 15a,15b,76a,76b メモリ 16 演算器 17a,17b MTIフィルタ 19 DSC 20 CRT 74 直交検波部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−242042(JP,A) 特開 平6−207957(JP,A) 特開 平4−29068(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/06 G01N 29/00 G01P 5/00 G01S 15/89 G01R 27/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプリング時間T毎のN個の離散的デ
    ータで表された2つの時間域波形p1(n・T),p2
    (n・T)の相関値τを生成する相関装置であって、 前記時間域波形p1(n・T),p2(n・T)から周
    波数域波形P1(n・Δω),P2(n・Δω)を求め
    るフーリエ変換手段と、前記周波数域波形P1(n・Δ
    ω),P2(n・Δω)からクロススペクトルU(n・
    Δω)+j・V(n・Δω)を求めるクロススペクトル
    演算手段と、 【数1】 (数1)式により相関値τを算出する自己相関演算手段
    とを具備したことを特徴とする相関装置。
  2. 【請求項2】 超音波探触子によって得られる被検体か
    らの超音波エコー信号から流れ情報を抽出し表示する流
    れ情報表示装置であって、 被検体に第1の超音波パルスを送信し関心部位からの超
    音波エコー信号を時間T毎にサンプリングしN個の離散
    的データで表された第1の時間域波形p1(n・T)を
    得ると共に被検体に第2の超音波パルスを送信し関心部
    位からの超音波エコー信号を時間T毎にサンプリングし
    N個の離散的データで表された第2の時間域波形p2
    (n・T)を得るデータ収集手段と、前記時間域波形p
    1(n・T),p2(n・T)から周波数域波形P1
    (n・Δω),P2(n・Δω)を求めるフーリエ変換
    手段と、前記周波数域波形P1(n・Δω),P2(n
    ・Δω)からクロススペクトルU(n・Δω)+j・V
    (n・Δω)を求めるクロススペクトル演算手段と、前
    記クロススペクトルU(n・Δω)+j・V(n・Δ
    ω)からクラッタ成分を除去したクロススペクトルU’
    (n・Δω)+j・V’(n・Δω)を生成するMTI
    フィルタ手段と、 【数2】 (数2)式により相関値τを算出する自己相関演算手段
    と、前記相関値τを表示値に換算して画面に表示する表
    示手段とを具備したことを特徴とする流れ情報表示装
    置。
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