JP3387718B2 - 汚水の処理方法およびその装置 - Google Patents
汚水の処理方法およびその装置Info
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Description
する汚水を生物学的硝化脱窒素処理する汚水の処理方法
およびその装置に関する。
学的硝化脱窒素処理する汚水の処理方法としては、例え
ば特公平7−102354号公報に記載の構成が知られ
ている。
の汚水の処理方法は、汚水を間欠曝気により窒素化合物
の硝化および脱窒する処理槽に、汚泥の沈降界面が通過
する位置に複数の光センサを配設し、汚泥の沈降界面の
通過によって生ずる透過光の増大を検知して、この検知
により複数のタイマの計時をそれぞれ開始させ、汚泥の
沈殿速度の差によるタイマの時間差にて、間欠曝気を行
う処理時間と汚泥の沈殿および上澄水の放流を行う休止
時間とを制御している。
公平7−102354号公報に記載の汚水の処理方法
は、実際に生物学的硝化脱窒反応を確認して制御するも
のではなく、汚水の汚染状況、例えば生物化学的酸素要
求量(BOD)や化学的酸素要求量(COD)、浮遊物
質量、総窒素量などを測定し、生物学的硝化脱窒に必要
な酸素量を理論的に求めて経験的に曝気および非曝気を
繰り返すように制御している。したがって、確実に硝化
や脱窒が行われずに次のタイマ制御が始まって次の工程
に移ってしまったり、硝化や脱窒が終わっていてもまだ
次の工程に移らないなどの処理効率の低下を生ずる。
報、特開平5−253597号公報や特開平5−253
596号公報に記載のように、浮遊物質(SS)濃度を
測定したり、生物学的硝化脱窒素処理にかかわる溶存酸
素量(DO)や酸化還元電位(ORP)、アルカリ度な
どを測定し、生物学的硝化脱窒素処理を制御する方法な
ども知られている。ところが、直接硝化反応や脱窒反応
の始終は、処理中の汚水の水質を直接測定しなければ確
認できず、処理作業が非常に煩雑となるとともに、汚水
の臭気などによりこれら水質の測定は困難である。
で、窒素化合物の高度な除去が簡単な構成で安定して効
率よく容易にできる汚水の処理方法およびその装置を提
供することを目的とする。
理方法は、窒素化合物を含有する汚水を生物学的硝化脱
窒素処理する汚水の処理方法において、光透過率を測定
して生物学的脱窒反応の際に発生する窒素ガスを検知す
るもので、生物学的脱窒反応の際に発生する窒素ガスに
より光透過率が低下するので、光透過率を測定すること
により窒素ガスの発生の有無が検知され、生物学的脱窒
反応の始終が容易で確実に判断され、生物学的硝化脱窒
素処理の効率が向上する。
合物を含有する汚水を生物学的硝化脱窒素処理する汚水
の処理装置において、前記生物学的硝化脱窒素処理され
ている汚水の光透過率を測定する光透過率測定手段と、
前記汚水に酸素を供給する曝気手段と、前記光透過率測
定手段にて測定された光透過率に基づいて生物学的脱窒
反応の際に発生する窒素ガスを検知して前記曝気手段を
制御する制御手段とを備えたもので、光透過率測定手段
にて光透過率を測定して、制御手段により、生物学的硝
化反応のための曝気手段により増大する曝気の際の光透
過率と、生物学的脱窒反応の際に発生する窒素ガスによ
り増大する光透過率と、生物学的硝化脱窒反応後の光透
過率との変化により、曝気手段による汚水への酸素の供
給を制御するので、簡単な構成で生物学的脱窒反応の始
終が容易で確実に判断され、生物学的硝化脱窒素処理の
効率が向上し、高度な汚水処理が容易となる。
2記載の汚水の処理装置において、時間を計測する計時
手段と、この計時手段にて計測した時間およびあらかじ
め設定した生物学的硝化脱窒反応に要する時間を記憶す
る記憶手段とを備え、制御手段は、曝気手段にて汚水に
酸素を供給してから生物学的脱窒反応の終了の際に窒素
ガスの発生が終了し光透過率測定手段にて測定された光
透過率の低下までの時間を前記計時手段にて計測すると
ともに前記記憶手段に記憶し、この記憶手段に記憶され
た計測した時間と、あらかじめ生物学的硝化脱窒反応に
要する時間を設定して記憶手段に記憶された設定した時
間と、前記曝気手段にて前記汚水に酸素を供給した時間
とに基づいて、次の生物学的硝化脱窒素処理の際の前記
曝気手段による汚水への酸素を供給する時間を制御する
もので、制御手段により、生物学的硝化反応のための曝
気手段による曝気の際の増大する光透過率と、生物学的
脱窒反応の際に発生する窒素ガスにより増大する光透過
率と、生物学的硝化脱窒反応後の光透過率との変化を計
時手段にて計時して時間と対応させ、曝気手段にて汚水
に酸素を供給してから生物学的脱窒反応の終了の際に窒
素ガスの発生が終了し光透過率測定手段にて測定された
光透過率の上昇までの計測した時間と、あらかじめ生物
学的硝化脱窒反応に要する時間を設定して記憶手段に記
憶された設定した時間と、曝気手段にて汚水に酸素を供
給した時間とに基づいて、次の生物学的硝化脱窒反応の
際の曝気手段による汚水への酸素を供給する時間を制御
するもので、簡単な構成で生物学的脱窒反応の始終が容
易で確実に判断され、生物学的硝化脱窒素処理の効率が
向上し、高度な汚水処理が容易となる。
実施の一形態の構造を図面を参照して説明する。
1には、スクリーンやスクリュウプレスなどの除渣手段
にて混入する夾雑物などを除去したし尿系汚水であるし
尿や浄化槽汚泥などの窒素化合物を含有する汚水を流入
させる流入管3が接続されている。なお、この流入管3
は、適宜汚泥が反応槽1に返送されるように返送汚泥管
4が接続されている。
配設されている。この攪拌手段5は、略円筒状の筒状部
6と、この筒状部6内に回転自在に配設されたスクリュ
ウ7と、このスクリュウ7を回転させるモータなどの駆
動手段8とから構成されている。さらに、筒状部6内に
は、図示しないブロワに接続されスクリュウ7の下方に
位置して空気を曝気する曝気手段9が配設されている。
処理された処理水が放流される放流管10が設けられてい
る。なお、この放流管10から放流される処理水をさらに
膜分離したり、凝集剤を添加して処理したり、活性炭な
どの吸着材が充填された吸着塔などに流通させるなどの
二次処理を行うようにしてもよい。
の性状を測定する制御手段としての性状測定手段12が設
けられている。この性状測定手段12は、反応槽1の上部
から汚水を流出させ反応槽1の上部に再び返送するポン
プ13を設けた循環管14を有している。さらに、この循環
管14には、光センサなどの光透過率測定手段16とDO測
定手段17とが設けられている。
間を計時する計時手段およびこの計時手段にて計時した
時間や各種設定した時間や変数、計算式などを記憶する
記憶手段を有し、曝気手段9の図示しないブロワ、流入
管3に設けられた図示しない汚水の流入量や返送汚泥の
流入量を調整する各種バルブに接続され、ブロワの駆動
およびバルブの開閉を制御するようになっている。
の投光部からの光量を検知する受光部とが循環管14の直
径方向に位置するように配設されている。
照して説明する。
汚泥を図示しない除渣手段に流入させ、し尿および浄化
槽汚泥中に含まれる夾雑物を除去した後、図1に示すよ
うに、し尿および浄化槽汚泥の混合液であるし尿系汚水
は、流入管3から汚水として反応槽1に流入される。な
お、この汚水の流入の際には、返送汚泥管4から返送汚
泥が混入される。そして、反応槽1内に流入された汚水
は、返送汚泥とともに攪拌手段5の駆動手段8の駆動に
より回転するスクリュウ7により反応槽1内を還流す
る。
返送汚泥との混合物である汚水としての混合液20は、性
状測定手段12の駆動するポンプ13により循環管14と反応
槽1とを循環する。この循環管14の循環の際に、混合液
20は、光透過率測定手段16にて光透過率、DO測定手段
17にて溶存酸素量(DO)が常に測定される。
り、図示しないブロワを調整して曝気手段9から適宜空
気を曝気し、返送された汚泥中の微生物などにより生物
学的硝化脱窒反応を生じさせる。
アンモニア系窒素化合物が含有されている。このため、
曝気手段9からの曝気により、アンモニア系窒素化合物
が返送汚泥の硝酸菌および亜硝酸菌にて硝酸系窒素化合
物および亜硝酸系窒素化合物に硝化される硝化反応が生
ずる。また、曝気手段9からの曝気を停止し、反応槽1
内を嫌気性とすることにより、硝化反応で生成あるいは
汚水中に含有された窒素化合物である硝酸系窒素化合物
および亜硝酸系窒素化合物は、返送汚泥の脱窒菌にて汚
水の有機物を摂取しつつ窒素ガスに分解される脱窒反応
が生じる。これら硝化反応と脱窒反応とから構成される
生物学的硝化脱窒反応により汚水中に含有された窒素化
合物が処理される。
反応と脱窒反応とを行わせて窒素化合物を処理するに
は、間欠曝気により好気性雰囲気と嫌気性雰囲気とを形
成し、まず好気性雰囲気で硝化反応を行った後に嫌気性
雰囲気で脱窒反応を生じさせる必要がある。したがっ
て、光透過率およびDO値により、図示しないブロワを
調整して、好気性雰囲気と嫌気性雰囲気との間欠曝気に
より生物学的硝化脱窒反応を制御する必要がある。
は、攪拌手段5にて攪拌されつつ、曝気手段9にて曝気
し好気性雰囲気とする。この曝気手段9からの曝気は、
DO値が約1〜5mg/l程度となるように、例えばタイマ
制御による所定時間、比例微積分(PID)制御にてブ
ロワを調整して曝気する。この曝気により、図2(a)
のタイミングチャートに示すように、DO値が増大する
とともに、光透過率が増大する。これは、反応槽1内の
混合液20を採取して実測した浮遊物質の量にはほとんど
変化はないことから、曝気で生ずる気泡により、光透過
率が増大したものと考えられる。
ンモニア系窒素化合物を硝酸系窒素化合物および亜硝酸
系窒素化合物に硝化する速度が低下して処理時間が長く
なり、DO値が5mg/lより高くなると、硝化反応後に脱
窒反応を生じさせるべく嫌気性雰囲気となるまでに時間
を要し、処理時間が長くなるため、DO値が約1〜5mg
/l程度となるように曝気量を制御することが好ましい。
化合物および亜硝酸系有機化合物は、実測の結果として
図2(b)のタイミングチャートに示すように、曝気に
より上昇し、所定時間を経過するとほとんど上昇しなく
なり、硝化反応がほとんど終了したことが分かる。
考えられる時間後に、ブロワを停止し、攪拌手段5にて
攪拌しつつ、図3(b)のタイミングチャートに示すよ
うに、流入管3から返送汚泥とともに汚水を所定量投入
する。この汚水の流入は、脱窒のために汚水中の有機物
を供給するためである。
ことにより、図2(a)および図3(a)のタイミング
チャートに示すように、DO値は低下するとともに、脱
窒反応により窒素ガスが発生し、この発生する窒素ガス
により光透過率がさらに増大する。なお、この光透過率
のさらなる増大は、反応槽1内の混合液20を採取して実
測した浮遊物質(SS)の量にはほとんど変化はない。
に、図2(a)に示すように、硝酸系有機化合物および
亜硝酸系有機化合物が低下する。この嫌気性雰囲気で所
定時間経過すると、脱窒反応がほぼ終了し、この脱窒反
応の終了に伴って窒素ガスの発生が停止することによ
り、図2(a)に示すように、光透過率が再び元の光透
過率の値に低減する。
の量に逆比例して増減するが、図2(a)に示すよう
に、浮遊物質量は、生物学的硝化脱窒素処理の際にほと
んど変化は見られない。
り、脱窒反応の始終を窒素ガスの発生により変化する光
透過率により判断でき、生物学的硝化脱窒反応を生じさ
せる曝気の時期を容易に数値で認識でき、効率よく確実
に脱窒反応を行える。
雰囲気の曝気期間と、脱窒反応を生じさせる嫌気性雰囲
気の攪拌期間との繰り返しである生物学的硝化脱窒反応
は、曝気期間と攪拌期間とで1周期となる。
の脱窒反応のために嫌気性雰囲気となるまでに時間がか
かり、また、十分に脱窒反応を行うための嫌気性雰囲気
の時間が長くなり、後工程の脱窒反応を進行させる攪拌
期間が1周期内でずれ込み、生物学的硝化脱窒反応が1
周期の時間で効率よく処理できない。
性状および処理量により、生物学的硝化脱窒反応にて処
理する時間は汚水処理の構造指針などに基づいて算出可
能である。
窒素化合物および亜硝酸系窒素化合物を残留することな
く高度に処理するために酸素の曝気時間を制御する必要
がある。すなわち、曝気時間の制御方法としては、図2
および図3に示すように、まず曝気を開始してからTp
時間経過後に、光透過率が再び元の光透過率の値に低下
する時点である脱窒反応の終了時点をPとする。したが
って、時間Tp は、硝化反応の時間である曝気時間Tn
と脱窒時間Td との和の時間となる。この時間Tp 経過
後にP時点となるように、曝気時間Tn と脱窒時間Td
との和を所定の時間Tpsと設定し、曝気時間Tn を以下
の式にしたがって調整する。
間 K :定数 Tps :曝気時間と脱窒時間との和の設定時間 Tp-1 :現在行っている実際の曝気時間Tn-1 と脱窒時
間Td-1 との和の時間 この曝気時間Tn の制御方法の式から、実際の曝気時間
Tn-1 と脱窒時間Td- 1 との和の時間Tp-1 がP時点と
なる設定時間Tpsより長くなると次の周期Tsの曝気時
間Tn が短くなり、反対に実際の曝気時間Tn-1 と脱窒
時間Td-1 との和の時間Tp-1 がP時点となる設定時間
Tpsより短くなると次の周期Ts の曝気時間Tn が長く
なることとなるので、脱窒反応の終了時点であるP時点
は設定される曝気を開始してからTp 時間経過後の時点
とほぼ一致することになる。そして、光透過率測定手段
16によるP時点の検出後、周期Ts-1 が終了するまで安
定時間として確実に脱窒反応を終了させ、この終了され
た周期Ts-1 の際に設定された曝気時間Tn に基づいて
次の周期Ts で汚水を処理することとなる。
脱窒反応が行え、汚水は高度に処理されるとともに、曝
気のタイミングや汚水の流入のタイミングなどを制御で
き、作業者が実際に奏させずとも自動的に処理できる。
間Tn を性状測定手段12にて演算して制御したが、実際
に作業者が光透過率の変化を確認して曝気のタイミング
や汚水の流入などを制御するようにしてもできる。
処理したり、反応槽1に流入させる汚水や処理水を別途
凝集処理や濾過処理などするなどいずれの処理を行って
もよく、汚水としてはし尿系汚水に限らず、窒素化合物
を含有するいずれの汚水を対象とすることもできる。
に、汚水としての混合液20の嫌気性状態を判断する酸化
還元電位(ORP)を測定するORP測定手段や、硝化
反応状況を判断するpHを測定するpH測定手段、有機
物などの含有量の少ない汚水の脱窒反応を効率よく安定
して進行させるべくメタノールなどの有機物を適宜供給
する有機物供給手段、各種pH調整剤で適宜添加して微
生物による活発な生物学的硝化脱窒反応を進行させるp
H調整手段などを設けてもよい。
3 の反応槽1の装置を用いて、汚水として除渣後の生し
尿が40%、浄化槽汚泥が60%のし尿系汚水の浄化処
理を行った実験について説明する。なお、生し尿および
浄化槽汚泥の混合液であるし尿系汚水の性状は、表1に
実験結果と併せて示し、性状測定手段12にて測定した性
状を図4に示す。また、性状測定手段12を構成する光透
過率測定手段16としては光透過率測定方式による浸漬式
SS濃度計(電気化学計器株式会社製 SSD-20型)、D
O測定手段17としてはDO計(電気化学計器株式会社製
ODM-136 型変換器)、ORP測定手段としてはORP
計(電気化学計器株式会社製 HDM-137 型変換器)を用
いて測定した。
汚水を反応槽1に流入させ、攪拌手段5の駆動手段8の
駆動により回転するスクリュウ7にて攪拌しつつ、DO
を4mg/l程度となるように曝気手段9の図示しないブロ
ワをPID制御して曝気する。この曝気により、図4に
示すように、DO値およびORP値が上昇するととも
に、光透過率の上昇による見掛上のSS濃度が低下す
る。なお、この時点における硝酸系有機化合物および亜
硝酸系有機化合物の量は約20mg/lであった。そして、
所定時間、例えば約10分程度曝気した後、ブロワを停
止し、攪拌手段5にて攪拌しつつ流入管3から汚水を約
4リットル/分で、約8分間投入した。この曝気を停止
して、汚水を流入させることにより、図4に示すよう
に、DO値が急激に低下するとともにORP値が徐々に
低下し、窒素ガスが発生した。さらに、光透過率もさら
に上昇した。この攪拌を続けると約10分後に急激に光
透過率が再び元の光透過率の値に低下した。
完了のために安定させ、この反応により得られた時間に
基づいて、曝気時間の制御方法の式により引き続き制御
した。また、処理水は、汚水と返送汚泥との流入により
溢れ出る分を限外濾過膜にて固液分離した膜透過液を採
取し、性状を測定した結果、表1に示すように、良好に
BODおよび窒素化合物が高度に処理されたことがわか
る。
ば、生物学的脱窒反応の際に発生する窒素ガスにより低
下する光透過率を測定することにより、窒素ガスの発生
の有無を検知でき、生物学的脱窒反応の始終を容易で確
実に判断でき、生物学的硝化脱窒素処理の効率を向上で
きる。
光透過率測定手段にて光透過率を測定し、制御手段によ
り、生物学的硝化反応のための曝気手段により増大する
曝気の際の光透過率と、生物学的脱窒反応の際に発生す
る窒素ガスにより増大する光透過率と、生物学的硝化脱
窒反応終了後の光透過率との変化により、曝気手段によ
る汚水への酸素の供給を制御するため、簡単な構成で生
物学的硝化脱窒反応の始終を容易で確実に判断でき、生
物学的硝化脱窒素処理の効率を向上でき、高度な汚水処
理を容易にできる。
請求項2記載の汚水の処理装置に加え、制御手段によ
り、生物学的硝化反応のための曝気手段により増大する
曝気の際の光透過率と、生物学的脱窒反応の際に発生す
る窒素ガスにより増大する光透過率と、生物学的硝化脱
窒反応終了後の光透過率との変化を計時手段にて計時し
て時間と対応させ、曝気手段にて汚水に酸素を供給して
から生物学的脱窒反応の終了の際に窒素ガスの発生が終
了し光透過率測定手段にて測定された光透過率の低下ま
での計測した時間と、あらかじめ生物学的硝化脱窒反応
に要する設定した時間と、曝気手段にて汚水に酸素を供
給した時間とに基づいて、次の生物学的硝化脱窒素処理
の際の曝気手段による汚水への酸素を供給する時間を制
御するため、簡単な構成で生物学的脱窒反応の始終を容
易で確実に判断でき、生物学的硝化脱窒素処理の効率を
向上でき、高度な汚水処理を容易にできる。
処理装置の構成の説明図である。
よる浮遊物質汚泥とDO値と硝酸系窒素化合物および亜
硝酸系窒素化合物量との関係を示すタイミングチャート
である。
示すタイミングチャートである。
関係を示すタイミングチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 窒素化合物を含有する汚水を生物学的硝
化脱窒素処理する汚水の処理方法において、 光透過率を測定して生物学的脱窒反応の際に発生する窒
素ガスを検知することを特徴とした汚水の処理方法。 - 【請求項2】 窒素化合物を含有する汚水を生物学的硝
化脱窒素処理する汚水の処理装置において、 前記生物学的硝化脱窒素処理されている汚水の光透過率
を測定する光透過率測定手段と、 前記汚水に酸素を供給する曝気手段と、 前記光透過率測定手段にて測定された光透過率に基づい
て生物学的脱窒反応の際に発生する窒素ガスを検知して
前記曝気手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴
とする汚水の処理装置。 - 【請求項3】 時間を計測する計時手段と、この計時手
段にて計測した時間およびあらかじめ設定した生物学的
硝化脱窒反応に要する時間を記憶する記憶手段とを備
え、 制御手段は、 曝気手段にて汚水に酸素を供給してから生物学的脱窒反
応の終了の際に窒素ガスの発生が終了し光透過率測定手
段にて測定された光透過率の低下までの時間を前記計時
手段にて計測するとともに前記記憶手段に記憶し、 この記憶手段に記憶された計測した時間と、あらかじめ
生物学的硝化脱窒反応に要する時間を設定して記憶手段
に記憶された設定した時間と、前記曝気手段にて前記汚
水に酸素を供給した時間とに基づいて、次の生物学的硝
化脱窒素処理の際の前記曝気手段による汚水への酸素を
供給する時間を制御することを特徴とした請求項2記載
の汚水の処理装置。
Priority Applications (1)
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JP00261396A JP3387718B2 (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 汚水の処理方法およびその装置 |
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JP00261396A JP3387718B2 (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 汚水の処理方法およびその装置 |
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1996
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