JP3387196B2 - 定点検出装置 - Google Patents

定点検出装置

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JP3387196B2
JP3387196B2 JP06403094A JP6403094A JP3387196B2 JP 3387196 B2 JP3387196 B2 JP 3387196B2 JP 06403094 A JP06403094 A JP 06403094A JP 6403094 A JP6403094 A JP 6403094A JP 3387196 B2 JP3387196 B2 JP 3387196B2
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英明 田宮
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏光子による偏光を検
出することによって定点を求める定点検出装置に関し、
より詳細には、集積回路の多重露光における基板の位置
ずれ検出や、エンコーダ等の原点検出に使用して好適な
定点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路を製造するためのX線露光描画
装置や精密機械工作に使用される測長器では、正確な位
置又は距離を測定するために基準点又は原点が設定され
る。斯かる基準点又は原点を設定するために定点検出装
置が使用されている。
【0003】図19に特開昭61−153501号に開
示された従来の位置検出装置の例を示す。図19に示す
ように、この位置検出装置はガイド101と斯かるガイ
ド101に対して移動可能な移動部材102と装置本体
105とを有する。移動部材102の上面には被検物体
103とマーク104が装着されている。装置本体10
5は被検物体103を観察する観察装置とマーク104
によって定点を検出する定点検出装置とを有する。
【0004】観察装置は対物レンズ106及び接眼レン
ズ107を含む。定点検出装置はレーザ発生装置108
とポジションセンサ110と演算回路111と表示装置
112とを有する。
【0005】図20に示すように、マーク104は2つ
の部分104A、104Bを有する。図20Aのマーク
104では、第1の部分104Aは回折格子を含み、そ
の格子間隔又はピッチdが測定方向(X方向)に沿って
連続的に変化している。図20Bのマーク104では、
2つの部分104A、104Bは格子間隔又はピッチd
1 、d2 がそれぞれ異なる回折格子を有する。
【0006】レーザ発生装置108からのレーザ光10
9Aはマーク104の回折格子によって回折され、1次
回折光109B、109B’がポジションセンサ110
によって検出される。ガイド101に対して移動部材1
02が測定方向(X方向)に移動するとき、ポジション
センサ110は回折光の強度が最大となる回折角θを検
出する。
【0007】回折光の強度が最大となる回折角θの値
は、レーザ光109Aのビームスポットがマーク104
の2つの部分104A、104Bの境界を通過すると
き、変化する。即ち、マーク104の2つの部分104
A、104Bの境界の前後で、回折光109B、109
B’の強度が最大となる回折角θが変化する。斯かる回
折角θの変化によって定点が検出される。
【0008】図21に、本願出願人と同一の出願人によ
る特開平4−324316号に開示された従来の定点検
出装置の例を示す。この定点検出装置は、固定部10と
測定方向(X方向)に沿って可動な可動部30とを有
し、固定部10は光学系11と検出系21とを含み、可
動部30は基板131とその上面に配置された2つの体
積型ホログラフィック回折格子132、133とを有す
る。
【0009】光学系11は半導体レーザ等のレーザ光を
出力する光源12とコリメータレンズ13と集光レンズ
14と有する。検出系21は2つの受光器22、23と
電気処理回路29とを有する。
【0010】可動部30が固定部10に対して相対的に
移動するとき、即ち、図21にて、静止している受光器
22、23及び光源12に対して可動部30が移動する
とき、第1のホログラフィック回折格子132によって
回折された光は第1の受光器22によって検出され、第
2のホログラフィック回折格子133によって回折され
た光は第2の受光器23によって検出される。
【0011】2つのホログラフィック回折格子132、
133は測定方向(X方向)に沿って回折効率が最大に
なる点が互いに異なるように配置されている。従って、
第1の受光器22によって検出される回折光の光強度曲
線のピーク位置と第2の受光器23によって検出される
回折光の光強度曲線のピーク位置は異なる。2つの光強
度曲線の交差点、即ち、2つの光強度が等しくなる点が
存在する。斯かる点が本例の定点検出装置によって得ら
れる定点である。
【0012】図22に電気処理回路29の例を示す。電
気処理回路29は第1及び第2の受光器22、23より
出力された電流信号をそれぞれ電圧信号に変換する電流
電圧変換器29−1A、29−1Bと斯かる電流電圧変
換器29−1A、29−1Bの出力信号の差を演算する
差動増幅器29−2と差動増幅器29−2の出力信号が
ゼロとなる位置を求める比較器29−3とを有する。
【0013】図23Aは受光器22、23によって検出
された回折光の強さの変化を表す光強度曲線を示し、横
軸は固定部10に対する可動部30の移動距離x、縦軸
は受光器22、23より出力された電流信号Iの大きさ
である。第1の光強度曲線C1は第1の受光器22によ
って検出された光の強さを表し、第2の光強度曲線C2
は第2の受光器23によって検出された光の強さを表
す。
【0014】図23Bの曲線C3は差動増幅器29−2
によって得られた光強度差曲線である。光強度差曲線C
3は図26Aの第1の光強度曲線C1と第2の光強度曲
線C2の差を示す。従って、光強度差曲線C3は、2つ
の曲線C1、C2の交点Pに相当する位置にて、ゼロと
なる。斯かるゼロとなる位置がこの定点検出装置によっ
て得られた定点である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図19及び図20を参
照して説明した第1の従来例では受光装置としてポジシ
ョンセンサ110を使用していた。ポジションセンサ1
10は回折光の強度が最大となる回折角θを検出するよ
うに構成されており、分解能が低い欠点があった。ま
た、正確な回折角θを検出することができるポジション
センサ110は高価である欠点があった。
【0016】図21〜図23を参照して説明した第2の
従来例では、回折格子として2つのホログラフィック回
折格子132、133を使用していた。この例では光源
12からの光の波長が変動すると2つのホログラフィッ
ク回折格子132、133の回折効率が変化し、それに
よって誤差が生ずる欠点があった。従って、この例で
は、電源を入れてから光源12からの光の波長が一定と
なるまで時間がかかる欠点があった。
【0017】またこの例では2つの受光器22、23の
位置を正確に配置しなければならない欠点があった。即
ち、2つの受光器22、23を2つのホログラフィック
回折格子132、133に対して正確な位置に配置しな
ければ、分解能が低下する欠点があった。
【0018】本発明は斯かる点に鑑み、常に正確な且つ
安定した定点を検出することができる定点検出装置及び
方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によると、例えば
図1に示すように、定点検出装置において、境界にて互
いに接続された第1及び第2の偏光板32、33と該偏
光板に光を出力する光源12と上記2つの偏光板によっ
て生成された偏光面が異なる2つの偏光をそれぞれ検出
する第1及び第2の受光器22、23とを有し、上記2
つ偏光板32、33を上記光源及び受光器に対して相対
的に測定軸方向に沿って移動させ、上記光源12からの
光の照射点が上記2つの偏光板323、33の境界を通
るとき、上記2つの受光器22、23によって検出され
る信号の大きさが等しくなる点を求めることによって定
点を得るように構成されている。
【0020】本発明によると、例えば図1に示すよう
に、定点検出装置において、上記第1の偏光板32によ
る第1の偏光は上記測定軸に垂直な偏光面を有し、上記
第2の偏光板33による第2の偏光は上記測定軸に平行
な偏光面を有する。
【0021】本発明によると、例えば図1に示すよう
に、定点検出装置において、上記2つの偏光板32、3
3によって生成された2つの偏光を分離して各偏光を上
記受光器22、23に導く検光子41を供えたことを特
徴とする。
【0022】本発明によると、例えば図7及び図12に
示すように、定点検出装置において、上記2つの偏光板
32、33に隣接して更に少なくとも1つの偏光板3
4、35が設けられ、上記少なくとも1つの偏光板によ
る偏光を受光する少なくとも1つ受光器24、25が設
けられ、上記偏光板32、33、34、35を上記光源
12及び受光器22、23、24、25に対して相対的
に2つの測定軸方向に沿って移動させ、上記光源からの
光の照射点が上記偏光板の境界を通るとき、上記受光器
の各々によって検出される信号の大きさが等しくなる点
を求めることによって第1の測定方向及び第2の測定方
向の定点位置を求めるように構成されている。
【0023】本発明によると、例えば図14に示すよう
に、検出すべき定点の両側に対称的に配置された2つの
定点検出部を有し、上記2つの定点検出部の各々は
いに隣接して測定方向に沿って配置されると共に互いに
性質の異なる1対の偏光板を有し、これら1対の偏光板
と他の1対の偏光板は測定方向に対して互いに対称的に
構成されており、上記定点検出部の各々は上記1対の偏
に光を出力する光源と上記1対の偏光によって偏
光された光をそれぞれ検出する1対の受光器とを有し、
上記2つの偏光板を上記2つの定点検出部に対して相対
的に移動させるとき、上記2つの定点検出部の受光器に
よって検出される光強度信号によって定点を検出するよ
うに構成された定点検出装置において、上記2つの定点
検出部の各々は上記1対の受光器の出力信号をそれぞれ
入力する1対の電流電圧変換器と該電流電圧変換器の出
力信号を入力してその差を演算する差動増幅器とを有
し、上記2つの定点検出部の差動増幅器の出力信号を加
算して上記2つの偏光板の光強度差信号を求めるように
構成されている。
【0024】本発明によると、例えば図1に示すよう
に、定点検出方法にといて、第1及び第2の偏光板3
2、33を隣接して配置することと、光源12からの光
によるビームスポットが上記2つの偏光板32、33の
境界を通過するように上記第1及び第2の偏光板32、
33を上記光源12からの光に対して測定軸に沿って移
動させることと、上記第1の偏光板32によって生成さ
れた第1の偏光と上記第2の偏光板33によって生成さ
れた第2の偏光をそれぞれ受光器22、23によって検
出することと、を含み、上記2つの偏光の強度が等しい
点を求めることによって定点の位置を求めるように構成
されている。
【0025】
【作用】2つの偏光板32、33の透過光の振動軸は互
いに異なる方向を向いている。従って、斯かる2つの偏
光板32、33によって生成された2つの偏光は互いに
異なる方向の偏光面を有し、容易に分離されてそれぞれ
受光器22、23によって検出される。
【0026】2つの偏光板32、33を測定軸に沿って
移動させ、光源12からの光によるビームスポットを第
1の偏光板32から第2の偏光板33に走査させる。こ
のとき第1の偏光板32による偏光の光強度は減少し第
2の偏光板33による偏光の光強度は増加する。ビーム
スポットが2つの偏光板32、33の境界を通過すると
き、2つの偏光の光の強度が等しくなる点がある。斯か
る点が定点である。
【0027】2つの受光器22、23によって得られる
光強度曲線の交点が本発明によって得られる定点であ
る。
【0028】
【実施例】以下に図1〜図18を参照して本発明の実施
例について説明する。尚図1〜図18において図19〜
図23の対応する部分には同一の参照符号を付してその
詳細な説明は省略する。
【0029】図1は本発明による定点検出装置の第1の
例の構成を示す。本例の定点検出装置は光源12と集光
レンズ14と2つの偏光板32、33と検光子41と2
つの受光器22、23と電気処理回路29とを有する。
2つの偏光板32、33は可動部を構成し、光源12と
検光子41と2つの受光器22、23は固定部を構成す
る。
【0030】可動部即ち偏光板32、33は測定軸(X
方向)に沿って移動することができる。偏光板32、3
3が測定軸(X方向)に沿って移動し、光源12からの
光の照射点又は照射領域(ビームスポット)が2つの偏
光板32、33の境界を通過するとき、定点が検出され
る。
【0031】光源12より出射された光は集光レンズ1
4によって集光され2つの偏光板32、33に入射され
る。2つの偏光板32、33は図示のように互いに異な
る方向の透過光の振動軸を有する。従って、第1の偏光
板32による偏光と第2の偏光板33による偏光は互い
に異なる偏光面を有する。
【0032】ビームスポットが2つの偏光板32、33
の境界にあるとき、検光子41に入射される光は第1の
偏光板32による偏光と第2の偏光板33による偏光と
を含む。2つの偏光は検光子41によって分離されそれ
ぞれ異なる方向に導かれる。検光子41は、入射した光
を2つの偏光成分を分けそれぞれ異なる方向に導く偏光
ビームスプリッタであってよい。
【0033】2つの偏光はそれぞれ2つの受光器22、
23によって受光される。斯かる受光器22、23は受
光した光を電流信号に変換する光電素子であってよい。
受光器22、23の出力信号は電気処理回路29に供給
される。
【0034】図2に本例の電気処理回路29の構成例を
示す。電気処理回路29は第1及び第2の受光器22、
23より出力された電流信号をそれぞれ電圧信号に変換
する電流電圧変換器29−1A、29−1Bと斯かる電
流電圧変換器29−1A、29−1Bの出力信号の差を
演算する差動増幅器29−2と差動増幅器29−2の出
力信号がゼロとなる位置を求める比較器29−3とを有
する。
【0035】図3Aは受光器22、23によって検出さ
れた光の強さの変化を表す光強度曲線を示し、横軸は固
定部に対する可動部の移動距離x、縦軸は受光器22、
23より出力された電流信号Iの大きさである。第1の
光強度曲線C1は第1の偏光板32によって生成され第
1の受光器22によって検出された光の強さを表し、第
2の光強度曲線C2は第2の偏光板33によって生成さ
れ第2の受光器23によって検出された光の強さを表
す。
【0036】図3Bの曲線C3は差動増幅器29−2に
よって得られた光強度差曲線である。光強度差曲線C3
は図3Aの第1の光強度曲線C1と第2の光強度曲線C
2の差を示す。従って、光強度差曲線C3は、2つの曲
線C1、C2の交点Pに相当する位置にて、ゼロとな
る。斯かるゼロとなる位置がこの定点検出装置によって
得られた定点である。
【0037】図4を参照して2つの偏光板32、33と
検光子41の機能を説明する。光源12より出力される
光は例えば単色光であってよい。斯かる単色光は単一の
偏光面(振動面)を有する。図示のように光路に垂直な
面に示された矢印は光の振動面の投影像である。2つの
偏光板32、33は、矢印で示すように、互いに直交す
る透過光の振動軸を有する。この例では第1の偏光板3
2の透過光の振動軸は測定軸(X軸方向)に平行であ
り、第2の偏光板33の透過光の振動軸は測定軸(X軸
方向)に垂直である。
【0038】第1の偏光板32によってX軸方向の偏光
面を有する直線偏光が得られ、第2の偏光板33によっ
てY軸方向の偏光面を有する直線偏光が得られ、これら
は、検光子41によって分離され、互いに90°異なる
方向に導かれる。検光子41は、例えば、X軸方向の偏
光面を有する直線偏光を90°屈折させ、Y軸方向の偏
光面を有する直線偏光をそのまま通過させる。
【0039】X軸方向の偏光面を有する直線偏光即ち第
1の偏光板32によって生成された偏光は第1の受光器
22によって検出され、Y軸方向の偏光面を有する直線
偏光即ち第2の偏光板33によって生成された偏光は第
2の受光器23によって検出される。ビームスポットが
2つの偏光板32、33の境界を通過するとき、図3の
如き光強度曲線及び光強度差曲線が得られる。
【0040】図5Aに2つの偏光板32、33の他の例
を示す。この例では、各偏光板32、33の透過光の振
動軸は矢印で示すように、Y軸に関して対称的に傾斜し
ている。即ち、2つの透過光の振動軸は境界線の両側に
互いに対称的に傾斜しているが、直交していない。
【0041】図5B及び図5Cは斯かる偏光板32、3
3に入射される光の好ましい特性を示す。実線の矢印は
入射光の偏光面を表し、破線の矢印は出射光の偏光面を
表す。出射光の偏光面は偏光板32、33の透過光の振
動軸に平行である。
【0042】図5Bの実線で示すように、入射光が直線
偏光である場合には、斯かる入射光の偏光面はX軸又は
Y軸に平行となるように配置されることが好ましい。即
ち、入射光の偏光面を対称面として両側に2つの偏光板
32、33の透過光の振動軸が対称的になるように配置
される。しかしながら、図5Cの実線で示すように、入
射光が円偏光である場合には、斯かる条件は必要ない。
【0043】図6は本発明による定点検出装置の第2の
例の構成を示す。本例によると、定点検出装置は光源1
2とハーフミラー51と2つの偏光板32、33とミラ
ー56と検光子41と2つの受光器22、23とを有す
る。尚、この図では集光レンズ14及び電気処理回路2
9は省略されている。
【0044】光源12からの光はハーフミラー51を透
過して2つの偏光板32、33に達する。斯かる2つの
偏光板32、33によって互いに異なる方向の偏光面を
有する2つの偏光が生成される。斯かる偏光はミラー5
6によって反射し、再びハーフミラー51に達し、それ
によって90°光路が変化する。ハーフミラー51によ
って反射された偏光は検光子41によって分離されてそ
れぞれ異なる方向に導かれる。検光子41の背後には各
偏光を検出する2つの受光器22、23が配置されてい
る。
【0045】電気回路29は図2に示したものが使用さ
れてよい。斯かる電気処理回路29によって図3に示し
た如き光強度曲線及び光強度差曲線が得られる。
【0046】図7は本発明による定点検出装置の第3の
例を示す。この第3の例は図1の第1の例の変形例であ
る。この例では、X軸方向及びY軸方向の2つの方向に
関する定点が検出される。本例によると、定点検出装置
は光源12と集光レンズ14と4つの偏光板32、3
3、34、35とハーフミラー51と1対の検光子4
1、43と2対の受光器22、23、24、25とを有
する。尚、この図では電気処理回路29は省略されてい
る。
【0047】本例によると、4つの偏光板32、33、
34、35は互いに異なる方向の透過光の振動軸を有
し、X軸方向及びY軸方向に移動することができるよう
に構成されている。光源12からの光の照射点又は照射
領域(ビームスポット)が4つの偏光板32、33、3
4、35の境界部(4つの偏光板の角部が接する点)を
通過するとき、定点が検出される。
【0048】光源12より出射された光は集光レンズ1
4によって集光され斯かる光は偏光板32、33、3
4、35に入射される。偏光板32、33、34、35
によって生成された偏光はハーフミラー51によって2
つに分離され、更に、各検光子41、43によって分離
され、4つの受光器22、23、24、25によってそ
れぞれ検出される。
【0049】第1の受光器22は第1の偏光板32によ
る第1の偏光を検出し、第2の受光器23は第2の偏光
板33による第2の偏光を検出し、第3の受光器24は
第3の偏光板34による第3の偏光を検出し、第4の受
光器25は第4の偏光板35による第4の偏光を検出す
るように構成されている。
【0050】図8は4つの偏光板32、33、34、3
5の配置例を示す。各偏光板32、33、34、35の
透過光の振動軸は矢印で示す。4つの偏光板32、3
3、34、35互いに異なる方向の透過光の振動軸を有
する。
【0051】図8Aの例では、X軸方向に沿って互いに
対抗する2つの偏光板32、33が配置され、Y軸に沿
って互いに対抗する2つの偏光板34、35が配置され
ている。図8Bの例では、偏光板32、33、34、3
5はX軸の両側及びY軸の両側にそれぞれ配置され、従
って、X軸及びY軸によって構成される平面座標の4つ
の象限にそれぞれ偏光板32、33、34、35が配置
されている。
【0052】4つの偏光板32、33、34、35をX
軸及びY軸に沿って移動させ、光源12からの光による
ビームスポットが4つの偏光板32、33、34、35
の境界点を通過するとき、各受光器22、23、24、
25によって偏光が検出される。斯かる受光器22、2
3、24、25の出力信号は電気処理回路29に供給さ
れる。
【0053】図9及び図10は定点検出装置の第3の例
の電気処理回路29の構成例である。上述のように第
1、第2、第3及び第4の偏光板32、33、34、3
5はそれぞれ第1、第2、第3及び第4の受光器22、
23、24、25によって検出されその出力信号はそれ
ぞれ対応する端子32a、33a、34a、35aを経
由して電気処理回路29に供給される。
【0054】図9に示す例は、第1、第2、第3及び第
4の受光器22、23、24、25の出力信号をそれぞ
れ入力する第1、第2、第3及び第4の電流電圧変換器
29−1A、29−1B、29−1C、29−1Dと第
1及び第2の電流電圧変換器29−1A、29−1Bの
出力信号を入力する第1の差動増幅器29−2Aと第3
及び第4の電流電圧変換器29−1C、29−1Dの出
力信号を入力する第2の差動増幅器29−2Bと2つの
差動増幅器29−2A、29−2Bの出力信号を入力す
る比較器29−3とを有する。
【0055】第1の差動増幅器29−2Aによって第1
の光強度差曲線が得られ、第2の差動増幅器29−2B
によって第2の光強度差曲線が得られる。こうして、本
例によると、平面座標における定点の位置が検出され
る。
【0056】図10に示す例は、第1、第2、第3及び
第4の受光器22、23、24、25の出力信号をそれ
ぞれ入力する第1、第2、第3及び第4の電流電圧変換
器29−1A、29−1B、29−1C、29−1Dと
第1及び第4の電流電圧変換器29−1A、29−1D
の出力信号を入力する第1の差動増幅器29−2Aと第
2及び第4の電流電圧変換器29−1B、29−1Dの
出力信号を入力する第2の差動増幅器29−2Bと第2
及び第3の電流電圧変換器29−1B、29−1Cの出
力信号を入力する第3の差動増幅器29−2Cと第1及
び第3の電流電圧変換器29−1A、29−1Cの出力
信号を入力する第4の差動増幅器29−2Dと4つの差
動増幅器29−2A、29−2B、29−2C、29−
2Dの出力信号を入力する比較器29−3とを有する。
【0057】この例では、4つの差動増幅器29−2
A、29−2B、29−2C、29−2Dによって得ら
れた4つの光強度差曲線によって定点の位置が求められ
る。
【0058】図11は本発明による定点検出装置の第4
の例の構成を示す。この第4の例は第3の例の変形例で
ある。本例によると、定点検出装置は光源12と第1の
ハーフミラー51と4つの偏光板32、33、34、3
5とミラー56と第2のハーフミラー52と2つの検光
子41、43と2対の受光器22、23、24、25と
を有する。尚、この図では集光レンズ14及び電気処理
回路29は省略されている。電気処理回路29は図9又
は図10に示した構成のものであってよい。
【0059】光源12からの光は第1のハーフミラー5
1を透過して4つの偏光板32、33、34、35に達
する。斯かる4つの偏光板32、33、34、35によ
って互いに異なる方向の偏光面を有する4つの偏光が生
成される。斯かる偏光はミラー56に反射し、第1のハ
ーフミラー51に達し、それによって90°光路が変化
する。第1のハーフミラー51によって反射された偏光
は第2のハーフミラー52によって2つに分離される。
2つに分離された偏光の各々は各検光子41、43によ
って2つの偏光に分離されてそれぞれ異なる方向に導か
れる。各検光子41、43の背後には各偏光を検出する
2対の受光器22、23、24、25が配置されてい
る。
【0060】図12を参照して本発明による定点検出装
置の第5の例を説明する。この第5の例は第3の例の変
形例である。この第5の例は4つの偏光板の代わりに3
つの偏光板32、33、34を有し、図12は斯かる偏
光板32、33、34を示す。光源12からの光による
ビームスポットが3つの偏光板32、33、34の境界
点(3つの偏光板が接する点)を通過するとき定点が検
出される。
【0061】3つの偏光板32、33、34は、矢印で
示すように、それぞれ異なる透過光の振動軸を有する。
斯かる3つの偏光板32、33、34によってそれぞれ
偏光面が異なる3つの偏光が生成される。3つの偏光は
それぞれ分離されて3つの受光器22、23、24によ
って検出される。
【0062】図13に本発明による定点検出装置の第5
の例に使用される電気処理回路29の例を示す。上述の
ように第1、第2及び第3の偏光板32、33、34は
それぞれ第1、第2及び第3の受光器22、23、24
によって検出されその出力信号はそれぞれ対応する端子
32a、33a、34aを経由して電気処理回路29に
供給される。
【0063】斯かる電気処理回路29は、第1、第2及
び第3の受光器22、23、24の出力信号をそれぞれ
入力する第1、第2及び第3の電流電圧変換器29−1
A、29−1B、29−1Cと第1及び第2の電流電圧
変換器29−1A、29−1Bの出力信号を入力する第
1の差動増幅器29−2Aと第2及び第3の電流電圧変
換器29−1B、29−1Cの出力信号を入力する第2
の差動増幅器29−2Bと第1及び第3の電流電圧変換
器29−1A、29−1Cの出力信号を入力する第3の
差動増幅器29−2Cと3つの差動増幅器29−2A、
29−2B、29−2Cの出力信号を入力する比較器2
9−3とを有する。
【0064】この例では、3つの差動増幅器29−2
A、29−2B、29−2Cによって得られた3つの光
強度差曲線によって定点の位置が求められる。
【0065】図14は本発明による定点検出装置の第6
の例の外観を示す。本例の定点検出装置は2つの定点検
出部を含むように構成されている。本例の定点検出装置
は例えばX線露光描画装置に使用されてよい。X線露光
描画装置は2本のレール71、71と斯かるレールの上
を測定方向(X軸方向)に可動なステージ73とを有す
る。
【0066】ステージ73の上面73Aには被検物体7
5例えば感光剤が装着されており、被検物体75は検出
すべき定点Pを有する。例えば感光剤に2重露光する場
合、定点検出装置によって定点Pが正確に検出される必
要がある。従来、斯かる定点の検出は1台の定点検出装
置によって検出されていた。従って、ステージ73が測
定方向(X軸方向)に対してヨーイング(矢印Yで示
す。)すると、定点を正確に検出することができなかっ
た。
【0067】本例では2台の定点検出部によって定点を
検出するから、斯かるヨーイングに起因する誤差を排除
することができる。
【0068】本例によると、ステージ73の上面にて被
検物体75の両側に、偏光板77A、77Bを装着す
る。各偏光板77A、77Bは上述のように2つの偏光
板32、33を含む。2つの偏光板32、33は測定方
向に沿って配置され、両者は中心面に関して互いに対称
的な構成を有する。
【0069】2つの偏光板77A、77Bに対してそれ
ぞれ定点検出部が配置されている。各定点検出部は例え
ば図6に示した本発明の第2の例と同様な構成であって
よい。尚、図6の第2の例ではミラー56が使用されて
いたが、本例ではミラー56の代わりに各偏光板77
A、77Bの下面に反射膜が設けられている。各定点検
出部の出力信号は電気処理回路80に供給される。
【0070】図15に電気処理回路80の構成例を示
す。電気処理回路80は1対の電流電圧変換器80−1
A、80−2Bと差動増幅器80−2とを有する。
【0071】本例の定点検出装置は更に差動増幅器80
−2の出力信号を加算する加算器81と加算器81の出
力を入力する比較器83とを有する。
【0072】図16に2つの差動増幅器80−2及び加
算器81の出力信号を示す。図16Aの実線の曲線C3
−1は第1の差動増幅器80−2の出力信号であり、図
16Bの実線の曲線C3−2は第2の差動増幅器80−
2の出力信号であり、図16Cの実線の曲線C4は加算
器81の出力信号である。
【0073】次に、図17を参照してヨーイングに起因
する誤差及びそれを補償する機能について説明する。図
示のように、被検物体75の定点Pを通り測定方向に沿
ってX軸をとる。X線露光描画装置のステージ73の上
面に装着された偏光板77A、77Bは、X軸に対して
対称的に配置されていると仮定する。X軸からの距離を
tとする。各定点検出部は被検物体75の両側の各偏光
板77A、77Bに対応して配置されている。
【0074】X線露光描画装置のステージ73がヨーイ
ングすると、ステージ73の上面に装着された偏光板7
7A、77Bも図示のようにヨーイングする。それによ
って、偏光板77A、77Bは定点Pの周りを回転運動
する。即ち、2つの偏光板77A、77Bは互いに反対
方向に同一距離だけ移動する。第1の偏光板77AはX
軸の負の方向にΔXだけ移動し、第2の偏光板77Bは
X軸の正の方向にΔXだけ移動する。
【0075】図16の破線の曲線はヨーイングした場合
の2つの差動増幅器80−2及び加算器81の出力信号
を示す。図16Aの破線の曲線C3−1’は第1の差動
増幅器80−2の出力信号であり、図16Bの破線の曲
線C3−2’は第2の差動増幅器80−2の出力信号で
あり、図16Cの破線の曲線C4’は加算器81の出力
信号である。
【0076】加算器81の出力信号は比較器83に供給
されてゼロクロス点が得られる。図16Cの破線の曲線
C4’に示されるように、ヨーイングによって加算器8
1の出力信号は変化するが、ゼロクロス点は変化しな
い。本例では、ヨーイングによって2つの差動増幅器8
0−2の出力信号は変化するが、斯かる差動増幅器80
−2の出力信号は加算器81にて加算され、その変化分
は相殺される。
【0077】図18に本発明による定点検出装置がリニ
アエンコーダに使用された例を示す。リニアエンコーダ
はスケール基板75−1を有し、その上面には測定軸
(X軸)に沿って変位検出用の回折格子75−2が配置
されている。斯かる回折格子75−2によって測定軸
(X軸)方向の変位が検出される。変位検出用の回折格
子75−2の両側に対称的に偏光板77A、77Bが装
着されている。
【0078】尚、本例の定点検出装置は2つの偏光板7
7A、77Bに対応して2つの定点検出部が配置されて
おり、各定点検出部は光学系と検出系とを含む。尚斯か
る定点検出部の光学系及び検出系は図14の本発明の第
6の例のものと同様であってよい。こうして、本例の定
点検出装置によると第6の例のと同様にスケール基板7
5−1のヨーイングによる誤差を排除することができ
る。
【0079】以上本発明の実施例について詳細に説明し
てきたが、本発明は上述の実施例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく他の種々の構成が採り得るこ
とは当業者にとって容易に理解されよう。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、2つの偏光板32、3
3によって互いに異なる偏光面を有する2つの偏光が得
られ、斯かる2つの偏光は容易に分離することができる
から正確な定点を得ることができる利点がある。
【0081】本発明によれば、偏光板によって得られた
偏光を検出することによって定点を求めるから、光源1
2の波長が変動しても常に正確な定点を検出することが
できる利点がある。
【0082】本発明によれば、偏光板によって得られた
偏光を検出することによって定点を求めるから、光源1
2の波長を自由に選択すことができるから、発光ダイオ
ード等の安価な光源を使用することができる利点があ
る。
【0083】本発明によれば、4つの偏光板32、3
3、34、35を使用して4つの偏光を生成し、それに
よって定点のX軸及びY軸方向の位置を得ることができ
る利点がある。
【0084】本発明によれば、3つの偏光板32、3
3、34を使用して3つの偏光を生成し、それによって
定点のX軸及びY軸方向の位置を得ることができる利点
がある。
【0085】本発明によると、2つの偏光板77A、7
7Bとそれに対応した2つの定点検出部を有するように
構成することによって、より精度が高い定点検出装置を
提供することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による定点検出装置の第1の例の構成を
示す図である。
【図2】電気処理回路の構成を示す図である。
【図3】本発明の定点検出装置による光強度曲線及び光
強度差曲線を示す図である。
【図4】偏光板及び検光子の機能を説明する説明図であ
る。
【図5】偏光板に入射される光と出射される光の偏光特
性を説明する説明図である。
【図6】本発明による定点検出装置の第2の例の構成を
示す図である。
【図7】本発明による定点検出装置の第3の例の構成を
示す図である。
【図8】本発明による定点検出装置の第3の例の偏光板
を示す図である。
【図9】本発明による定点検出装置の第3の例の電気処
理回路の構成例を示す図である。
【図10】本発明による定点検出装置の第3の例の電気
処理回路の構成例を示す図である。
【図11】本発明による定点検出装置の第4の例の構成
を示す図である。
【図12】本発明による定点検出装置の第5の例の偏光
板を示す図である。
【図13】本発明による定点検出装置の第5の例の電気
処理回路の構成例を示す図である。
【図14】本発明による定点検出装置の第6の例の外観
を示す図である。
【図15】本発明による定点検出装置の第6の例の電気
処理回路の構成例を示す図である。
【図16】本発明による定点検出装置の第6の例の光強
度差曲線を示す図である。
【図17】本発明による定点検出装置の第6の例の機能
を説明する説明図である。
【図18】本発明による定点検出装置をリニアエンコー
ダに使用した場合を説明する説明図である。
【図19】従来の定点検出装置の第1の例の外観を示す
図である。
【図20】従来の定点検出装置の回折格子を示す図であ
る。
【図21】従来の定点検出装置の第2の例の構成を示す
図である。
【図22】従来の定点検出装置による電気処理回路の例
を示す図である。
【図23】従来の定点検出装置による光強度曲線及び光
強度差曲線を示す図である。
【符号の説明】
10 固定部 11 光学系 12 光源 13 コリメータレンズ 14、14A、14B、14C 集光レンズ 21 検出系 22、23、24、25 受光器 29 電気処理回路 29−1A、29−1B 電流電圧変換器 29−2 差動増幅器 29−3 比較器 32、33、34、35 偏光板 41、43 検光子 51、52、53、54、ハーフミラー 56 ミラー 71 レール 73 ステージ 73A 上面 75 被検物体 75−1 スケール基板 75−2 回折格子 77A、77B 偏光板板 80 電気処理回路 81 加算器 83 比較器 101 ガイド 102 移動部材 103 被検物体 104 マーク 104A、104B 部分、回折格子 105 装置本体 106 対物レンズ 107 接眼レンズ 108 レーザ発生器 109A 入射光 109B、109B’ 偏光 110 ポジションセンサ 110A、110B フォトディテクタ 111 演算回路 112 表示装置 131 基板 132、133 回折格子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 5/26 - 5/38 G01B 11/00 - 11/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 境界にて互いに接続された第1及び第2
    の偏光板と該偏光板に光を出力する光源と上記2つの偏
    光板によって生成された偏光面が異なる2つの偏光をそ
    れぞれ検出する第1及び第2の受光器とを有し、上記2
    つ偏光板を上記光源及び受光器に対して相対的に測定軸
    方向に沿って移動させ、上記光源からの光の照射点が上
    記2つの偏光板の境界を通るとき、上記2つの受光器に
    よって検出される信号の大きさが等しくなる点を求める
    ことによって定点を得るように構成された定点検出装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の定点検出装置において、 上記第1の偏光板による第1の偏光は上記測定軸に垂直
    な偏光面を有し、上記第2の偏光板による第2の偏光は
    上記測定軸に平行な偏光面を有することを特徴とする定
    点検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の定点検出装置にお
    いて、 上記2つの偏光板によって生成された2つの偏光を分離
    して各偏光を上記受光器に導く検光子を供えたことを特
    徴とする定点検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の定点検出装置において、 上記2つの偏光板に隣接して更に少なくとも1つの偏光
    板が設けられ、上記少なくとも1つの偏光板による偏光
    を受光する少なくとも1つ受光器が設けられ、上記偏光
    板を上記光源及び受光器に対して相対的に2つの測定軸
    方向に沿って移動させ、上記光源からの光の照射点が上
    記偏光板の境界を通るとき、上記受光器の各々によって
    検出される信号の大きさが等しくなる点を求めることに
    よって第1の測定方向及び第2の測定方向の定点位置を
    求めるように構成されていることを特徴とする定点検出
    装置。
  5. 【請求項5】 検出すべき定点の両側に対称的に配置さ
    れた2つの定点検出部を有し、上記2つの定点検出部
    各々は互いに隣接して測定方向に沿って配置されると
    共に互いに性質の異なる1対の偏光板を有し、これら1
    対の偏光板と他の1対の偏光板は測定方向に対して互い
    に対称的に構成されており、上記定点検出部の各々は上
    記1対の偏光に光を出力する光源と上記1対の偏光板
    によって偏光された光をそれぞれ検出する1対の受光器
    とを有し、上記2つの偏光板を上記2つの定点検出部に
    対して相対的に移動させるとき、上記2つの定点検出部
    の受光器によって検出される光強度信号によって定点を
    検出するように構成された定点検出装置において、 上記2つの定点検出部の各々は上記1対の受光器の出力
    信号をそれぞれ入力する1対の電流電圧変換器と該電流
    電圧変換器の出力信号を入力してその差を演算する差動
    増幅器とを有し、上記2つの定点検出部の差動増幅器の
    出力信号を加算して上記2つの偏光板の光強度差信号を
    求めるように構成されていることを特徴とする定点検出
    装置。
  6. 【請求項6】 第1及び第2の偏光板を隣接して配置す
    ることと、 光源からの光によるビームスポットが上記2つの偏光板
    の境界を通過するように上記第1及び第2の偏光板を上
    記光源からの光に対して測定軸に沿って移動させること
    と、 上記第1の偏光板によって生成された第1の偏光と上記
    第2の偏光板によって生成された第2の偏光をそれぞれ
    受光器によって検出することと、 を含み、上記2つの偏光の強度が等しい点を求めること
    によって定点の位置を求めるように構成された定点検出
    方法。
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