JP3385447B2 - 複写防止模様の作成方法及びその印刷物 - Google Patents

複写防止模様の作成方法及びその印刷物

Info

Publication number
JP3385447B2
JP3385447B2 JP19267495A JP19267495A JP3385447B2 JP 3385447 B2 JP3385447 B2 JP 3385447B2 JP 19267495 A JP19267495 A JP 19267495A JP 19267495 A JP19267495 A JP 19267495A JP 3385447 B2 JP3385447 B2 JP 3385447B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
polygon
circle
center
radius
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19267495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0920061A (ja
Inventor
正人 木内
Original Assignee
財務省印刷局長
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 財務省印刷局長 filed Critical 財務省印刷局長
Priority to JP19267495A priority Critical patent/JP3385447B2/ja
Publication of JPH0920061A publication Critical patent/JPH0920061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3385447B2 publication Critical patent/JP3385447B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偽造、変造防止を必要
とする印刷物において、デジタル複写機による複写やプ
ロセス印刷によって複製した場合に、モアレによる顕著
な模様を発現させる複写防止模様の作成方法及びその印
刷物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のデジタル複写機の著しい普及に伴
い、銀行券、株券、債券等の有価証券、各種証明書及び
重要書類等の印刷物において、デジタル複写機による偽
造、変造に対する防止策は重要な要素である。そうした
デジタル複写機による複写物に対して、真正物であるか
否かを判定する場合の有効な偽造防止策の一つにモアレ
による模様がある。モアレによる模様は、一定の画線幅
を有する直線や曲線が一定間隔で連続配列している印刷
物上の模様と、複写時においてデジタル複写機の走査入
出力の走査線とが干渉し、干渉縞として発生するもので
ある。
【0003】前記偽造防止策としてのモアレによる模様
を発生させる画線構成として、まず万線パターンによる
ものがある。例えば、実公平2−43747号公報に
は、電子写真方式のカラーコピーマシンによる複写偽造
を防止するために、シート基材上に1つの色で万線パタ
ーンによる印刷層を形成し、更に該印刷層上に他の色で
上記パターンと角度を変えて、万線パターン又は網点パ
ターンによる印刷層を形成して、これをカラーコピーマ
シンによりコピーすると、カラーコピーマシンに用いら
れているレンズのレンズ収差により周辺部に歪みが生じ
るとともに、パターンを各々異なる色で構成しているの
で、色収差のために各色間でずれが生じ、本物の印刷物
のモアレとは異なったモアレが発生するので、目視のみ
でカラーコピーマシンによる複写偽造のチェックができ
る複写偽造防止用印刷物が開示されており、また、実開
平1−36866号公報に開示されるように、隣り合う
放射状線相互の間隔が略一定になるようにして、被画線
形成物上の基準点から放射する多数本の放射状線を具備
し、被画線形成物を複写した際にCCDセンサーの走査
方向と平行になる部分に確実にモアレを発生させて複写
物であることを特定できる画像形成体がある。しかし、
前記いずれの考案も、万線パターンを利用しているので
画線を構成する万線の角度に依存せざるを得ず、従って
万線パターンの角度をかえた画線を多く組み合わせるこ
とが必要とされる。
【0004】そこで前述した角度に依存せずにモアレを
発生させるものとして、同心円パターンを用いた、例え
ば、実開平5−12173号公報には、被複写紙上に一
定間隔を隔てた多数の同心円、あるいは多数の放射線よ
りなる背景部を印刷形成し、デジタルコピー機による複
写時に上記背景部中のいずれかの部分がデジタルコピー
機の読取り方向に対してモアレを発生させる傾斜角度の
アミ点あるいは線群とさせることにより、複写紙上にこ
の部分を被複写紙の背景部にはないモアレ発生部として
現出させることによって、どのような読取り方向から複
写した場合でも被複写紙と同一の複写を行なわさせず、
複写紙上に差異部を現出させて被複写紙との違いを明確
とさせることが可能な、デジタルコピー機による複写偽
造防止用の被複写紙が開示されている。また、特開平6
−262893号公報に開示されるように、基紙の表面
に施された潜像と背景の一方が150線10%程度の網
点で形成されると他方が同心円パターンで形成され、同
心円パターンの円形を構成する細線が1/10mmの太さ
を有し、且つ細線相互の間隔Sが1/2mm程度であり、
潜像と背景は同色であり、同心円パターンを構成する細
線は網点同様無数に存在し、且つ目立たないため、通常
は網点との識別がつかず、肉眼で潜像と背景は一様平面
に観察されるが、コピーをすると複写機の形式を問わ
ず、また光の走査方向や用紙の置き方にも関係なく潜像
が明瞭に現出するとともにモアレが発生することによっ
て、潜像の視認性とモアレの視認性によって偽造防止す
る複写機適応型コピー偽造防止用紙がある。
【0005】しかし、前記いずれの技術を用いても、モ
アレの発生は複写機の走査方向に応じて印刷物中の図柄
の一部分で発現するので、単純なモアレによる模様とな
らざるを得ず、モアレによる模様そのものを知らない一
般の人が、市場流通過程において真正な印刷物を複写し
た場合に発現するモアレによる模様によって、複写機に
よる複写物であると判別するには、十分な真偽判別要素
となり得ていないという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みなされたもので、複写防止を必要とする各種証明書及
び重要書類等をはじめ、銀行券、株券、債券などの有価
証券等の印刷物が、デジタル複写機による複写や、通称
プロセス印刷といわれるもののうち、幾何学的に規則正
しく分布された点または線を用いた、例えばスクウェア
ドット、チェーンドット等の印刷スクリーン製版法によ
り複製(以下複写機等により複写という)されたもので
あるか否かを、印刷物上の模様と複写時におけるデジタ
ル複写機の走査入出力の走査線との干渉によって生じる
模様(以下モアレ模様という)そのものを知らない一般
の人であっても、真正物には存在しない図形状模様を、
複写物には明瞭に発現させることによって、容易に、且
つ、確実に複写物であると識別することができる複写防
止模様の作成方法及びその印刷物の提供を目的としたも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一定の画線幅
の画線を有する複数の多角形に、前記多角形の辺をなす
線分の外向、即ち線分の外側には、多角形の線分と同一
の画線幅の定量連続拡張した画線を施し、前記多角形の
辺をなす線分の内向、即ち線分の内側には、多角形の線
分と同一の画線幅の収縮配列した画線を施し、前記多角
形の辺をなす線分と、定量連続拡張した画線と、収縮配
列した画線との各々の間隔が同一間隔の画線の集合体で
あり、また前記複数の多角形を円状配置したり、更に、
円状配置し、且つ、円状配置した中心から階層配置し、
それら複数の多角形の辺をなす線分の外向には、多角形
の線分と同一の画線幅の定量連続拡張した画線を施し、
前記多角形の辺をなす線分の内向には、多角形の線分と
同一の画線幅の収縮配列した画線を施すことにより、複
写した場合に発現する図柄化したモアレ模様を予め設定
することができることを特徴とする複写防止模様の作成
方法及びその印刷物である。なお、定量連続拡張した画
線とは、多角形の線分を基準として、該線分の外向方向
に一定間隔で拡張を繰り返した画線をいい、収縮配列し
た画線とは、多角形の線分を基準として、該線分の内向
方向に一定間隔で収縮を繰り返した画線をいう。
【0008】
【作用】本発明の複写防止模様は、一定の画線幅の画線
を有する複数の多角形を基本とした多角形群に、多角形
群の各線分の外向には多角形群と同一の画線幅の画線を
定量連続拡張した画線で、多角形群の各線分の内向には
多角形群と同一の画線幅の画線を収縮配列した画線の集
合体によって、複写機等により複写された場合に発現す
るモアレ模様を、意図する図形に図形化して構成してい
る。従って、肉眼で視認した場合は、用いる画線の画線
幅が全て同一で、且つ、画線と画線の間隔が等しい、即
ち、等差数列をなしているから、一様の地紋状模様とし
て視認されるが、複写機等により複写すると、本発明の
複写防止模様中には、異なる方向の直万線状態の直線画
線構成領域と、開口方向が異なる方向の同心円弧万線状
態の扇状画線構成領域とが形成されているので、これら
の各々の異なる方向の画線と複写機の走査線の線配列と
が干渉し、予め意図した図形化されたモアレ模様が発現
し、複写機等により複写した複写物であることが一目瞭
然となる。また、複数の多角形を円状配置したり、円状
を多層に階層配置する等により、複写した場合に発現す
る真正物にはない図柄化したモアレ模様を予め設定する
ことができるので、複写物であると判定する要素とし
て、図柄によって広く一般に周知することができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)本発明の効果を奏する模様は、一定の画線
幅の画線を有する複数の多角形を基本に、前記多角形か
ら内向及び外向した等差数列をなし、且つ前記多角形と
同一の画線幅を有する直線及び曲線による線群で構成し
た画線の集合模様であり、前記多角形は、多角形の一辺
が直線であれば、三角形、四角形、五角形・・・N角形
によるものであっても良い。また、隣接する多角形の一
辺の長さや面積及び角数等が異なっても、本発明の効果
を奏する模様が作成される。
【0010】本実施例では、発明の技術的内容をより明
確にするために、前記多角形を図1に示すように2次元
座標上において、辺A、B、Cと三つの頂点P、P’、
P”で構成される三角形が並んだ状態のもので説明す
る。
【0011】図2は、図1の三角形群を構成する各線分
を基に、三角形群から内向及び外向した等差数列をな
し、且つ前記多角形と同一の画線幅を有する直線及び曲
線で構成する線(以下、α線という)群の描画方法を示
したものである。まず本発明の偽造防止模様を構成する
画線は、図2に示す三角形群から外向するα線は定量連
続拡張による画線、即ち、三角形群の各線分の外周を半
径χの円Rを用いて、三角形群の各線分の外周と円Rの
外周が接する状態で円Rを周回させる時に、円Rの中心
が描く軌跡に等しい位置に、また三角形群から内向する
α線は、収縮配列をなす画線、即ち、三角形群の各線分
の内周を半径χの円Rを用いて、三角形群の各線分の内
周と円Rの外周が接する状態で円Rを周回させる時に、
円Rの中心が描く軌跡に等しい位置に得る。従って、三
角形群より外向する線分α1、α2、α3と、三角形群
より内向する線分α4、α5の各々の間隔χ′は、半径
χの円Rの中心が描く軌跡に等しくなる。従って、α線
を次々と増加することにより、三角形群から外向した等
差数列をなす直線及び曲線で構成するα線群が形成さ
れ、更に外向する方向にα線を描画し続ければ、最も外
側に位置するα線は正円に近似してくる。
【0012】図3は、円Rの半径χをχ=250μmと
した時の、前記α線群の描画方法に従い作成した模様で
ある。作成された模様から分かるように、三つの頂点
P、P’、P”及びQ、Q’、Q”で構成される三角形
に隣接した部分には、三つの頂点P、P’、P”で構成
される三角形の辺A、B、Cに接する半径χ=250μ
mの円Rの中心線が描く軌跡の外向、内向する等差数列
をなす直万線状態の直線構成領域f1と、三つの頂点
Q、Q’、Q”で構成される三角形の辺S、T、Uに接
する半径χ=250μmの円Rの中心線が描く軌跡の外
向、内向する等差数列をなす直万線状態の直線構成領域
f1′ができ、三角形群の隣接しない頂点P、Q部分に
は同心円弧万線状態の扇状構成領域f2及びf2′が形
成され、直線万線画線部分と曲線万線画線部分が一体と
なって模様化された複写防止模様ができる。
【0013】(実施例2)次に、前述したα線群の描画
方法によって、複写機等により複写された偽造品が一目
瞭然となるように、一定の図柄パターンを想定した場合
の複写防止模様の作成方法及び印刷物について説明す
る。
【0014】まず図4に示すように、図1の基本の三角
形群を、複写した時に発現させる図柄に基づいて、基準
点0を中心にして所望の位置に放射状に円状配置する。
【0015】次に、放射状に円状配置した各々の三角形
に対して、図2の説明の項で前述したα線の描画方法に
よってα線群を形成する。図5は、前記図4をα線群の
描画方法に従って模様作成をしたものの一部拡大図であ
る。この場合のα線群のα線数は、複写した時に発現さ
せる図柄によって定めれば良く、又、本実施例で得よう
とする複写した時に発現させる図柄パターンは、図4の
ように三角形群を放射状方向に円状に配置しているの
で、図5に示す直線構成領域f3及びf5の直線方向並
びに扇状構成領域f4の開口方向が様々な方向を有し、
各々の方向性を持った領域画線が複写機の走査線の線配
列と干渉して干渉縞を発生し、その干渉縞が円状のモア
レ模様として発現する。
【0016】図6及び図7は、前記した本発明の円状模
様を応用した螺旋状の複写防止模様を有する印刷物の一
実施態様について示したものである。図6の有価証券型
印刷物(1)の螺旋状の彩紋部(2)には、螺旋状に配
列された複数の三角形の外向方向のみに前述した本発明
の画線構成が施されている。該彩紋部(2)の画線の画
線幅を100μmとし、刷版を既知の方法で得、インキ
のレオロジー適性を、粘度99ポアズ、タック値4.4
とした市販のオフセットインキ(グレー)で、印刷機器
の調整は一般の平版オフセット印刷に等しく、特別に調
整することなくオフセット印刷を行った。該印刷物
(1)を肉眼で見た場合には、該彩紋部(2)は、印刷
物(1)の全体のデザイン上の一部分として、ベタ状、
即ち、一様な濃度による模様として視認されるが、これ
を複写機により複写すると、図7の有価証券の複写物
(3)の彩紋部にモアレによる模様(4)が現出し、複
写物であることが明瞭に判断できた。
【0017】(実施例3)本発明の複写防止模様を用い
た印刷物は、前述したように、真正物を目視した時には
一様の地紋状模様として視認されるが、複写機等により
複写した場合には、真正物を目視した時には視認できな
い図柄が、本発明による画線構成部分全体にわたって発
現するものであるから、複写した時に発現する模様は、
一様な地紋模様と相対する形状で、且つ、直線構成領域
及び扇状構成領域をより多くした模様であればあるほど
効果を高めるよう作用する。
【0018】そこで本実施例は、複写した時に発現させ
る模様を多重同心円的な図形化した模様とするために、
まず図8に示すように、前記放射状に円状配置した三角
形群を1列目とし、更に、基準点0から一定距離の位置
に円状配置した三角形群を階層配置し2列目とし、更に
同様に繰り返すことによって、円状配置した三角形群を
4層に、印刷物の原稿サイズにあわせ多階層配置する。
【0019】次に、各々の列に円状配置した三角形群に
対して、図2の説明の項で前述したα線の描画方法によ
ってα線、即ち画線を得る。得た画線の全ての画線幅を
100μmとし、市販のコンピュータグラフィックスに
よって描画し、レーザープロッターを用いて製版用フィ
ルム原版を得、市販のポジタイプPS版で背景部の刷版
を作製した。なお、例えば図9に示す「試作印鑑登録証
明書」などの必要事項を記載した文字部の刷版は既知の
製版方法により得る。次に、得られた刷版を用い、市販
のコート紙(SKコート)上に、背景部のインキのレオ
ロジー適性は、粘度99ポアズ、タック値4.4とした
市販のオフセットインキ(グレー)で、文字部は市販の
オフセットインキ(黒)を用い、印刷機器の調整は一般
の平版オフセット印刷に等しく、特別に調整することな
くオフセット印刷を行い、図9に示す印刷物の背景
(5)の画線が、一様に均一濃度をもった複写防止模様
を有する印刷物(6)を得る。該印刷物を肉眼で視認す
ると印刷物の背景は一様な地紋状模様として認識され
る。
【0020】図10は、本発明の前記図9の印刷物
(6)を、デジタルカラー複写機(キャノン・カラーレ
ーザーコピア470)によって複製した複製物(7)を
示したものである。図9の印刷物(6)の背景には、前
述したように、複雑な画線形状を形成しているので、部
分的には直万線状態であったり、同心円弧万線状態であ
ったりしていることから、複写すると部分的に直万線状
態部分の線配列とデジタルカラー複写機の走査線の線配
列が干渉し、干渉縞を発生させ、また、部分的に同心円
弧万線状態部分の線配列とデジタルカラー複写機の走査
線の線配列が干渉し、干渉縞が発生する。これらの各々
の干渉縞が合成されて、図9に示す印刷物の背景の一様
の地紋状模様が、複写機等により複写した場合には図1
0に示すように、複写印刷物の背景に予め意図した同心
円状の図形化された模様が顕著に発現し、複写機を用い
た複製物であることは一目瞭然となる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の方
法による複写防止模様を有する各種証明書及び重要書類
等をはじめ、銀行券、株券、債券などの有価証券等の印
刷物は、肉眼で視認した場合には単なる一様な地紋状模
様として認識され、複写機等により複写した場合には、
モアレ模様による図形化されたパターンが顕著に発現す
る。従って、本発明の方法による複写防止模様を施すこ
とによって、前記有価証券等の印刷物が複写機等により
複写されたものであるか否かを、モアレ模様そのものを
知らない一般の人が、真正物には存在しない円形状等の
模様を視認することによって、何等の器具、装置を用い
ずに容易に、且つ、確実に、真正物であるか複写物であ
るかの識別をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 辺A、B、Cと三つの頂点P、P′で構成さ
れる三角形が並んだ図。
【図2】 三角形のベクトルデータに従って万線を描画
する方法を示した図。
【図3】 実施例1により作成した複写防止模様を示し
た図。
【図4】 基本の3角形を放射状に円状配置した図。
【図5】 実施例2により作成した複写防止模様の一部
を拡大して示した図。
【図6】 実施例2による複写防止模様の一実施態様を
示した有価証券型印刷物を示した図。
【図7】 実施例2による複写防止模様の一実施態様を
示した有価証券型印刷物を複写機により複写した複写物
を示した図。
【図8】 円状配置している三角形が、放射状に円状配
置する中心から階層配置した図。
【図9】 実施例3による印刷物。
【図10】 実施例3による印刷物の複写物を示した
図。
【符号の説明】
1 有価証券型印刷物 2 有価証券型印刷物の彩紋部 3 有価証券型印刷物の複写物 4 有価証券型印刷物の複写物の彩紋部のモアレによ
る模様 5 印刷物の背景 6 印刷物 7 複製物 A、B、C、S、T、U 三角形の1辺 P、P′、P″、Q、Q′、Q″ 三角形の1頂点 f1、f1′、f3、f5 直線構成領域 f2、f2′、f4 扇状構成領域 R 円の直径 χ 円Rの半径 χ′ 各々の線分の間隔 α1、α2、α3、α4、α5 α線

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の画線幅の画線を有する複数の多角
    形に、 前記多角形から外向する前記多角形と同一の画線幅を有
    する直線及び曲線で構成する線は、多角形の各線分の外
    周を半径χの円Rを用いて、多角形の各線分の外周と円
    Rの外周が接する状態で円Rを周回させる時に、円Rの
    中心が描く軌跡に等しい位置に、定量連続拡張による画
    線を施し、 前記多角形から内向する前記多角形と同一の画線幅を有
    する直線及び曲線で構成する線は、多角形の各線分の内
    周を半径χの円Rを用いて、多角形の各線分の内周と円
    Rの外周が接する状態で円Rを周回させる時に、円Rの
    中心が描く軌跡に等しい位置に、収縮配列をなす画線を
    施し、 前記多角形より外向する線分と、前記多角形より内向す
    る線分の間隔は、半径χの円Rの中心が描く軌跡に等し
    くなり、 前記多角形と同一の画線幅を有する直線及び曲線で構成
    する線を増加することにより、前記多角形から外向した
    等差数列をなす直線及び曲線で構成する前記多角形と同
    一の画線幅を有する直線及び曲線で構成する線群が形成
    される ことを特徴とする複写防止模様の作成方法。
  2. 【請求項2】一定の画線幅の画線を有する複数の多角形
    に、 前記多角形から外向する前記多角形と同一の画線幅を有
    する直線及び曲線で構成する線は、多角形の各線分の外
    周を半径χの円Rを用いて、多角形の各線分の外周と円
    Rの外周が接する状態で円Rを周回させる時に、円Rの
    中心が描く軌跡に等しい位置に、定量連続拡張による画
    線を施し、 前記多角形から内向する前記多角形と同一の画線幅を有
    する直線及び曲線で構成する線は、多角形の各線分の内
    周を半径χの円Rを用いて、多角形の各線分の内周と円
    Rの外周が接する状態で円Rを周回させる時に、円Rの
    中心が描く軌跡に等しい位置に、収縮配列をなす画線を
    施し、 前記多角形より外向する線分と、前記多角形より内向す
    る線分の間隔は、半径χの円Rの中心が描く軌跡に等し
    くなり、 前記多角形と同一の画線幅を有する直線及び曲線で構成
    する線を増加することにより、前記多角形から外向した
    等差数列をなす直線及び曲線で構成する前記多角 形と同
    一の画線幅を有する直線及び曲線で構成する線群を形成
    し、 前記線群を画線構成とし、刷版を作製して印刷する こと
    を特徴とする複写防止模様を有する印刷物。
  3. 【請求項3】 一定の画線幅の画線を有する複数の多角
    形を円状に配置し、前記多角形から外向する前記多角形
    と同一の画線幅を有する直線及び曲線で構成する線は、
    多角形の各線分の外周を半径χの円Rを用いて、多角形
    の各線分の外周と円Rの外周が接する状態で円Rを周回
    させる時に、円Rの中心が描く軌跡に等しい位置に、定
    量連続拡張による画線を施し、 前記多角形から内向する前記多角形と同一の画線幅を有
    する直線及び曲線で構成する線は、多角形の各線分の内
    周を半径χの円Rを用いて、多角形の各線分の内周と円
    Rの外周が接する状態で円Rを周回させる時に、円Rの
    中心が描く軌跡に等しい位置に、収縮配列をなす画線を
    施し、 前記多角形より外向する線分と、前記多角形より内向す
    る線分の間隔は、半径χの円Rの中心が描く軌跡に等し
    くなり、 前記多角形の各頂点で構成される多角形の各辺に接する
    半径χの円Rの中心線が描く軌跡の外向、内向する等差
    数列をなす直万線状態の直線構成領域f3及びf5と、
    同心円弧万線状態の扇状構成領域f4とで構成される線
    群が形成されることを特徴とする複写防止模様の作成方
    法。
  4. 【請求項4】 一定の画線幅の画線を有する複数の多角
    形を円状に配置し、前記多角形から外向する前記多角形
    と同一の画線幅を有する直線及び曲線で構成する線は、
    多角形の各線分の外周を半径χの円Rを用いて、多角形
    の各線分の外周と円Rの外周が接する状態で円Rを周回
    させる時に、円Rの中心が描く軌跡に等しい位置に、定
    量連続拡張による画線を施し、 前記多角形から内向する前記多角形と同一の画線幅を有
    する直線及び曲線で構成する線は、多角形の各線分の内
    周を半径χの円Rを用いて、多角形の各線分の内周と円
    Rの外周が接する状態で円Rを周回させる時に、円Rの
    中心が描く軌跡に等しい位置に、収縮配列をなす画線を
    施し、 前記多角形より外向する線分と、前記多角形より内向す
    る線分の間隔は、半径χの円Rの中心が描く軌跡に等し
    くなり、 前記多角形の各頂点で構成される多角形の各辺に接する
    半径χの円Rの中心線が描く軌跡の外向、内向する等差
    数列をなす直万線状態の直線構成領域f3及びf5と、
    同心円弧万線状態の扇状構成領域f4とで構成する線群
    を形成し、 前記線群を画線構成とし、刷版を作製して印刷すること
    を特徴とする複写防止模様を有する印刷物。
  5. 【請求項5】 一定の画線幅の画線を有する複数の多角
    形を円状配置し、且つ、円状配置した中心から階層配置
    し、前記階層配置した各々の列に円状配置した各々の多角形
    に対して、 前記多角形から外向する前記多角形と同一の画線幅を有
    する直線及び曲線で構成する線は、多角形の各線分の外
    周を半径χの円Rを用いて、多角形の各線分の外周と円
    Rの外周が接する状態で円Rを周回させる時に、円Rの
    中心が描く軌跡に等しい位置に、定量連続拡張による画
    線を施し、 前記多角形から内向する前記多角形と同一の画線幅を有
    する直線及び曲線で構成する線は、多角形の各線分の内
    周を半径χの円Rを用いて、多角形の各線分の内周と円
    Rの外周が接する状態で円Rを周回させる時に、円Rの
    中心が描く軌跡に等しい位置に、収縮配列をなす画線を
    施し、 前記多角形より外向する線分と、前記多角形より内向す
    る線分の間隔は、半径χの円Rの中心が描く軌跡に等し
    くなり、 前記多角形の各頂点で構成される多角形の各辺に接する
    半径χの円Rの中心線が描く軌跡の外向、内向する等差
    数列をなす直万線状態の直線構成領域f3及びf5と、
    同心円弧万線状態の扇状構成領域f4とで構成される線
    群が形成される ことを特徴とする複写防止模様の作成方
    法。
  6. 【請求項6】 一定の画線幅の画線を有する複数の多
    角形を円状に配置し、且つ、円状配置した中心から階層
    配置し、前記階層配置した各々の列に円状配置した多角形に対し
    て、 前記多角形から外向する前記多角形と同一の画線幅を有
    する直線及び曲線で構成する線は、多角形の各線分の外
    周を半径χの円Rを用いて、多角形の各線分の外 周と円
    Rの外周が接する状態で円Rを周回させる時に、円Rの
    中心が描く軌跡に等しい位置に、定量連続拡張による画
    線を施し、 前記多角形から内向する前記多角形と同一の画線幅を有
    する直線及び曲線で構成する線は、多角形の各線分の内
    周を半径χの円Rを用いて、多角形の各線分の内周と円
    Rの外周が接する状態で円Rを周回させる時に、円Rの
    中心が描く軌跡に等しい位置に、収縮配列をなす画線を
    施し、 前記多角形より外向する線分と、前記多角形より内向す
    る線分の間隔は、半径χの円Rの中心が描く軌跡に等し
    くなり、 前記多角形の各頂点で構成される多角形の各辺に接する
    半径χの円Rの中心線が描く軌跡の外向、内向する等差
    数列をなす直万線状態の直線構成領域f3及びf5と、
    同心円弧万線状態の扇状構成領域f4とで構成する線群
    を形成し、 前記形成した線群を画線構成とし、刷版を作製して印刷
    する ことを特徴とする複写防止模様を有する印刷物。
  7. 【請求項7】 前記線群を地紋、彩紋模様として用いる
    ことを特徴とする請求項2、4又は6記載の複写防止模
    様を有する印刷物。
JP19267495A 1995-07-06 1995-07-06 複写防止模様の作成方法及びその印刷物 Expired - Lifetime JP3385447B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19267495A JP3385447B2 (ja) 1995-07-06 1995-07-06 複写防止模様の作成方法及びその印刷物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19267495A JP3385447B2 (ja) 1995-07-06 1995-07-06 複写防止模様の作成方法及びその印刷物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0920061A JPH0920061A (ja) 1997-01-21
JP3385447B2 true JP3385447B2 (ja) 2003-03-10

Family

ID=16295164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19267495A Expired - Lifetime JP3385447B2 (ja) 1995-07-06 1995-07-06 複写防止模様の作成方法及びその印刷物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3385447B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3372828B2 (ja) * 1997-06-23 2003-02-04 亜細亜証券印刷株式会社 証券等の印刷物
JP5190621B2 (ja) * 2008-05-27 2013-04-24 独立行政法人 国立印刷局 秘匿情報を有する偽造防止印刷物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0920061A (ja) 1997-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5479507A (en) Copy indicating security device
US5722693A (en) Embossed document protection methods and products
JP3909238B2 (ja) マイクロパターンを有する印刷物
JPWO2001094122A1 (ja) 真偽判別可能な印刷物及びその作製方法
UA61063C2 (uk) Захисний елемент для цінних паперів, цінний папір із захисним елементом, спосіб друку захисного елемента на цінних паперах
JP3385447B2 (ja) 複写防止模様の作成方法及びその印刷物
JP4452794B2 (ja) 偽造防止構造を有する凹版印刷物及び判別方法
JP6876221B2 (ja) 偽造防止印刷物
JP4334855B2 (ja) 潜像を有する光回折構造
JP3686953B2 (ja) 偽造防止印刷物とその作製方法
JP3368329B2 (ja) 複写防止模様の作成方法及びその印刷物
JP3762946B2 (ja) 複写防止模様を有する印刷物
JP3368330B2 (ja) 複写防止模様の作成方法及びその印刷物
JP4595068B2 (ja) 真偽判別可能な印刷物
JP3912569B2 (ja) 複写防止模様を有する構造物
JP3695510B2 (ja) 複写防止模様を有する印刷物及びその作成方法
KR101470619B1 (ko) 복사 위조방지용 잠상원도 제조방법
JP3030938U (ja) 複写防止模様を有する印刷物
JP3470312B2 (ja) ハーフトーンスクリーン作成法及びその印刷物
JPH11291610A (ja) 凹版潜像及び該潜像の作成方法
JP3482977B2 (ja) 偽造防止印刷物の作成方法及びその印刷物
KR20180025651A (ko) 망점을 이용한 위조방지용 인쇄물 및 그 제조방법
JP3785492B2 (ja) 複写防止模様を有する印刷物及びその作成方法
JP2010089282A (ja) 偽造防止印刷物
JPH08197828A (ja) 複写防止模様の作成方法及びその印刷物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100110

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100110

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110110

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110110

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120110

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130110

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130110

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140110

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term