JP3385446B2 - 車両のフロア構造 - Google Patents

車両のフロア構造

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JP3385446B2 JP09659895A JP9659895A JP3385446B2 JP 3385446 B2 JP3385446 B2 JP 3385446B2 JP 09659895 A JP09659895 A JP 09659895A JP 9659895 A JP9659895 A JP 9659895A JP 3385446 B2 JP3385446 B2 JP 3385446B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本願発明は、ワンボックス車やキ
ャブオーバー型の小型トラックなどの車両に適用される
車両のフロア構造、さらに詳しくは、エンジン駆動時ま
たは走行時における不快なこもり音を解消または抑制す
ることができるようにした車両のフロア構造に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の車両のフロア構造としては、た
とえば図9に示すように、車体前後方向に延びるビード
4eを複数条平行に設けたフロアパネル3eを用いた構
造がある。このような構造では、ビード4eが形成され
ていることによりフロアパネル3eの強度を向上させる
ことはできるものの、ビード4eの形成方向が全て車体
前後方向に延びる方向に一致しているために、このフロ
アパネルを車幅方向に曲げる方向(矢印M方向)につい
ての剛性が小さい。このため、上記フロア構造では、上
記フロアパネル3eが車両走行時などにおいて車両の他
の部位と共振した振動を生じ易く、その振動が車体全体
に伝播することにより、車内に不快なこもり音を発生さ
せ易くなるという難点があった。 【0003】そこで、従来では、このようなこもり音を
防止するための手段として、たとえば特公昭61−52
030号公報に所載の手段が提案されている。同公報に
所載の手段は、本願の図10に示すように、フロアパネ
ル3fに、車体前後方向に延びるビード4fを形成する
のに加え、これらに直交する車幅方向のビード4gをも
形成する手段である。このような構成によれば、フロア
パネル3fの剛性を高めて、その振動を少なくし、こも
り音の発生を抑制することが可能である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手段は、フロアパネル3fに車幅方向に延びるビー
ド4gを設けているために、たとえばこのフロアパネル
3f上に荷物Aを積載する場合に、このフロアパネル3
f上で荷物Aをスムースに移動させることが困難となっ
ていた。すなわち、フロアパネル3f上に載置された荷
物Aをこのフロアパネル3fの後部から前部へ移動させ
る場合に、車体前後方向に延びるビード4f上において
はこの荷物Aを滑らせて移動させることは容易であるも
のの、これと直交する方向のビード4g上においては、
上記荷物Aを車体前後方向へ滑らせることが困難とな
る。したがって、荷物を積載するような場合に不便にな
るという難点があった。とくに、このような荷物の取扱
いについての不便さは、上記フロア構造を、小型トラッ
クやいわゆるワンボックスカーの荷台用のフロアに適用
する場合において一層顕著となっていた。 【0005】また、この種の車両のフロア構造では、フ
ロアパネル3f上の排水性を良好にすることが要請され
る。ところが、上記従来の手段では、互いに直交する2
方向のビード4f,4gが形成されているために、フロ
アパネル3f上における水の流れがいずれかのビードに
よって妨げられ、その排水性も悪くなっていた。従来で
は、排水性を良好にすることを目的として、上記2つの
ビード4f,4gが交差する中央の箇所に、ビードが形
成されていないスペースSを設けた上で、そのスペース
Sに排水用の孔9を設けるといった手段を採用している
が、このような手段では、排水用の孔9の形成位置が特
定の箇所に限定されたり、あるいは排水用の孔9との関
係においてビード4f,4gの形成箇所に種々制限を受
けてしまうという不具合があった。 【0006】なお、従来では、上述したフロア構造とは
異なる構造として、たとえば実開平3−96979号公
報に所載の構造がある。この構造は、同公報の第1図に
記載されているとおり、フロアパネルを支持するサイド
メンバの上方の部位において、車体前後方向に延びるフ
ロアパネルのビードの一部の幅を小さくした構造であ
る。このような構造では、ビードの幅を部分的に狭くし
ているために、この部位のフロアパネルの剛性をむろん
高めることはできない。また、このビードの幅を部分的
に狭くした部位は、1本のサイドメンバの上方に位置す
る箇所に限定して設けられている。したがって、このよ
うな構造では、サイドメンバから離れた箇所において、
フロアパネルの剛性を高めることができず、フロアパネ
ルの振動に原因するこもり音の発生を解消することは一
層困難なものとなっていた。 【0007】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、荷物の積み下ろしや排水性に不
具合を生じさせることなく、フロアパネルの剛性を効率
良く高めることによってフロアパネルに不当な振動を生
じ難くし、もって不快なこもり音の発生を適切に防止し
または解消できるようにすることをその課題としてい
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。 【0009】本願発明は、車幅方向に延びる複数本のク
ロスメンバの上面にフロアパネルが取付けられ、かつこ
のフロアパネルには、車体前後方向に延びる複数条のビ
ードとこれらビード間に形成された複数条の凹溝部とが
交互に形成されている車両のフロア構造であって、上記
フロアパネルの複数条のビードのうち、少なくとも所望
の2本のクロスメンバの相互間上に位置する部位には、
互いに隣り合うビードどうしが相互に接触しないように
上記ビードの一部を車幅方向に拡幅した拡幅部が複数箇
所設けられており、これら複数の拡幅部は、互いに隣り
合うビードのうち一方のビードに形成されている拡幅部
が他方のビードに形成されている複数の拡幅部の相互間
に形成されている凹状部の側方へ配置されるように、複
数条のビードに互い違い状に設けられていることを特徴
としている。 【0010】 【0011】 【発明の作用および効果】本願発明においては、車体前
後方向に延びるフロアパネルの複数条のビードの一部を
車幅方向に拡幅した拡幅部が複数箇所設けられているた
めに、これらの拡幅部が設けられているフロアパネルの
部位において、このフロアパネルの車幅方向に沿う曲げ
力に対する剛性または強度を増大させることができる。
拡幅部は、フロアパネルを支持するサイドメンバの直上
位置へ部分的に設けられているのではなく、少なくとも
所望の2本のサイドメンバの相互間上の位置へ設けられ
ているために、振動を生じ易い2本のサイドメンバの相
互間におけるフロアパネルの剛性を効率良く増大させる
ことができる。したがって、フロアパネルの薄肉化なら
びに軽量化を図りつつ、車両のエンジン駆動時または車
両走行時などにおけるフロアパネルの振動を少なくし、
耳障りで不快なこもり音の発生を適切に防止し、または
抑制することができる。 【0012】また、上記した構成によれば、フロアパネ
ル上に荷物などを載置した場合に、この荷物が上記拡幅
に引っ掛かりを生じるようなこともない。したがっ
て、荷物などをフロアパネル上でスムースに滑らせるこ
とができ、車両への荷物の積み降ろし作業を便利にでき
るという格別な効果も得られる。 【0013】しかも、上記拡幅部は、互いに隣り合うビ
ードどうしが相互に接触しないように、ビードの一部を
車幅方向に拡幅したものであるために、この拡幅部によ
って各ビード間に形成されている複数条の凹溝部が途中
で遮断または閉塞されるようなこともない。したがっ
て、これら複数条の凹溝部に沿って排水を行わせること
ができ、フロアパネル上の排水性も良好なものにでき
る。 【0014】上記複数の拡幅部は、互いに隣り合うビー
ドに設けられている拡幅部どうしが互い違い状となるよ
うに設けられていることにより、これら複数の拡幅部が
設けられいる箇所のフロアパネルの各所の剛性を略均一
に増大させることが可能となる。したがって、フロアパ
ネルの所望の部位に不当な振動一層生じ難くし、こも
り音の発生をより抑制することが可能となる。 【0015】また、上記ビードに拡幅部を形成する手段
によれば、ビードの形成作業が容易に行え、フロアパネ
ルの製造上有利である他、各ビード間に形成される凹溝
部を大きく屈曲または湾曲させるようなこともないた
め、排水性の面でも一層優れたものにできるという利点
が得られる。 【0016】 【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。 【0017】図1は、本願発明に係る車両のフロア構造
の一例を示す分解斜視図である。図2は、その組付状態
を示す要部平面図であり、図3は、そのX−X線断面図
である。なお、図1および図2において、矢印Frの方
向が、車体前方である。 【0018】図1に示すように、このフロア構造は、一
対のサイドメンバ1,1、およびこれら一対のサイドメ
ンバ1,1間に架設された複数本のクロスメンバ2(2
a〜2c)の上面に、複数条のビード4を形成したフロ
アパネル3を取付けて構成される。 【0019】上記サイドメンバ1,1は、たとえば図5
に示すように、ワンボックス車Cの車体後部の左右両側
に配置され、かつ車体前後方向に延びるように設けられ
るものである。また、上記複数本のクロスメンバ2は、
図1に示すように、所定間隔で上記サイドメンバ1,1
間に配置され、それらの各長手方向の両端部が上記サイ
ドメンバ1,1に連結されることにより、車幅方向に延
びるように設けられるものである。これらのクロスメン
バ2やサイドメンバ1は、たとえばその断面形状がいわ
ゆるハット断面形状に形成されており、これらの各上端
部にはフロアパネル3を取付けるための所定幅の鍔部2
0または10が一連に設けられている。なお、上記サイ
ドメンバ1,1の後部は、ワンボックス車Cのロアバッ
クを構成する部材5などに適宜連結することができる。
このような構造にすれば、上記サイドメンバ1,1の後
部間にクロスメンバを架設する必要はない。 【0020】上記フロアパネル3は、薄手の金属板をプ
レス加工して形成されたものであり、上記サイドメンバ
1,1やクロスメンバ2の上面に載置されてから、これ
らの各鍔部10,20と当接する箇所に適宜スポット溶
接などが施されることによってその固定が図られる。 【0021】図1に示すように、このフロアパネル3に
は、車体の前後方向に延びた種々の長さの複数条のビー
ド4が形成されている。これら複数条のビード4は、図
3に示すように、フロアパネル3の金属板を上向き凸状
に加工して形成されたものである。したがって、2つの
ビード4,4間には、車体前後方向に延びる凹溝部6が
形成されることとなり、ビード4と凹溝部6とが交互に
形成されている。 【0022】ただし、上記フロアパネル3は、複数条の
ビード4の全てを均一な幅の筋状に形成したものではな
く、このフロアパネル3の略中央部の位置において、所
望のビード4に、ビード補強部の一例としての拡幅部4
0が複数箇所設けられている。具体的には、図2に示す
ように、2本のクロスメンバ2b,2cの相互間の上方
に位置するフロアパネル3の部位において、この部位に
存在する全てのビード4または一部の複数条のビード4
に拡幅部40が複数箇所形成されている。 【0023】上記拡幅部40は、図4に示すように、筋
状のビード4の一部が平面視亀甲状に形成された部位で
あり、その幅Sは、ビード4の他の部位の幅S1よりも
広くなっている。このような平面視亀甲状の拡幅部40
では、その傾斜面42がビード4の本来の位置よりも車
幅方向に沿って外側に突出した形状となっているため
に、これにより車幅方向に沿う曲げ力に対するビード4
の剛性が増大し、ひいてはフロアパネル3の剛性も増大
することとなる。 【0024】上記拡幅部40は、上記ビード4に所定の
間隔で複数箇所設けられているが、相互に隣り合うビー
ド4,4どうしの関係においては、各ビード4に形成さ
れている拡幅部40が互い違い状となっている。すなわ
ち、一方のビード4(4a)に設けられる拡幅部40
は、他方のビード4(4b)の2つの拡幅部40,40
間に形成されている凹状部41に対峙するようになって
いる。またこれら拡幅部40と凹状部41との関係にお
いて、一方のビード4(4a)の拡幅部40は、他方の
ビード4(4b)の凹状部41に嵌入しておらず、それ
ぞれのビード4(4a),4(4b)に形成されている
拡幅部40,40の先端部どうしの相互間には、適当な
隙間Lが存在するようになっている。 【0025】なお、図1において、符号7,7は、後部
座席用のロックストライカを配置させるための孔部を示
している。 【0026】上記構成のフロア構造では、複数条のビー
ド4に拡幅部40を設けているために、これら拡幅部4
0が設けられている箇所のフロアパネル3の剛性(図1
の矢印M1方向の曲げ力に対する強度)を増大させるこ
とができる。とくに、この拡幅部40は、2本のクロス
メンバ2b,2c間の上方に相当するフロアパネル3の
略中央部の広い範囲にわたって設けられているために、
フロアパネル3の振動時において最も大きな振動を生じ
易いパネル中央部分の強度向上が確実に図られる。した
がって、自動車の走行時におけるフロアパネル3の共振
現象を抑制し、車内に不快なこもり音が発生することを
適切に抑制することが可能となる。 【0027】図6は、本願発明が適用された車両のフロ
ア構造と従来の車両のフロア構造とのフロアパネルの共
振特性をあらわした実験結果の説明図である。この実験
においては、本願発明に係る車両のフロア構造として、
上記図1ないし図5で説明した実施例と同様な構成に製
作されたフロア構造が用いられている。これに対し、従
来のフロア構造としては、フロアパネルのビードにビー
ド補強部が形成されていない点を除き、それ以外の各部
の具体的な寸法、形状、サイズなどの構成が全て本願発
明のものと共通するように製作されたフロア構造が用い
られている。また、この実験は、フロアパネル3の中央
部(図2の符号Pで示す位置)に一定の振動を付与しつ
つ、この加振点における応答を、加速度モビリティ(メ
カニカルインピーダンスの逆数)と周波数との関係にお
いて測定したものである。 【0028】図6に示す実験結果から理解されるよう
に、本願発明が適用されたフロア構造では、人間にとっ
て非常に耳障りな周波数帯域である230Hz域の振動
または音響の発生レベルを、従来のものよりも低下させ
ることが可能である。したがって、このような実験結果
からも、本願発明によれば自動車の車内における耳障り
なこもり音の抑制を図ることができることが裏付けられ
る。 【0029】一方、上記実施例に係るフロア構造では、
フロアパネル3の剛性を高めるためにビード4の所定箇
所に拡幅部40を設けているが、この拡幅部40は基本
的には車体前後方向に沿って延びており、フロアパネル
3の表面上に車幅方向に沿う大きな凹凸部を形成するも
のではない。したがって、上記フロアパネル3上に荷物
を積載するときには、このフロアパネル3の表面上に載
置した荷物をフロアパネル3上において車体前後方向に
沿ってスムースに滑らせることが可能となる。その結
果、荷物の積載作業が便利となる。 【0030】また、上記フロアパネル3のビード4に設
けられている拡幅部40は、各ビード4,4間に形成さ
れている凹溝部6を閉鎖しないように設けられており、
フロアパネル3に形成されている複数条の凹溝部6は車
体前後方向に沿っている。したがって、たとえばフロア
パネル3上に水をこぼした場合であっても、この水を上
記凹溝部6に沿って流すことができ、優れた排水性も得
られることとなる。とくに、本実施例では、図4で説明
したとおり、複数条のビード4に設けられている拡幅部
40,40の先端部どうしの相互間に、一定の隙間Lを
設けているために、これら複数条のビード4の相互間に
形成されている凹溝部6は、少なくとも上記寸法Lの幅
を有する直線状に延びていることとなり、凹溝部6が大
きく蛇行し、または迂回して形成されている場合よりも
その排水性を良好にできるという利点が得られる。 【0031】本願発明では、たとえば図7に示すよう
に、車体前後方向に沿って延びるビード4の一部を車幅
方向に屈曲させた形態のビード補強部40Aを設けても
よい。また、図8に示すように、ビード4の一部に波状
に湾曲した形態のビード補強部40Bを設けてもよい。
いずれの場合であっても、排水性や荷物の滑り機能に大
きな支障を生じさせることなく、フロアパネルを車幅方
向に沿って曲げる力に対するパネル強度を効率良く高め
ることが可能である。 【0032】さらに、上記実施例では、フロアパネル3
の前後方向の中央部に複数のビード補強部(拡幅部4
0)を集中的に設けているが、本願発明はやはりこれに
限定されない。ビード補強部は、フロアパネルの共振を
防止するために有効となる箇所に設けられていればよ
く、たとえばフロアパネル3の後端部寄りまたは前端部
寄りの位置へ設けたり、あるいはフロアパネル3の略全
面に設けてもよい。要は、ビード補強部は、フロアパネ
ルを支持する複数本のクロスメンバのうち、少なくとも
所望の2本のクロスメンバの相互間上に位置する部位に
設けられていればよい。 【0033】その他、本願発明に係る車両のフロア構造
の各部の具体的な構成は種々に設計変更自在である。た
とえばフロアパネルをサイドメンバ上には取付けず、ク
ロスメンバの上面のみに載置して取付けてもかまわな
い。また、本願発明は、ワンボックス車のフロア構造以
外として、たとえばトラックの荷台としてのフロア構造
などにも適用することが可能であり、その具体的な用途
もむろん限定されない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本願発明に係る車両のフロア構造の一例を示す
分解斜視図。 【図2】図1に示す車両のフロア構造を組付状態を示す
要部平面図。 【図3】図2のX−X線断面図。 【図4】本願発明に係る車両のフロア構造におけるビー
ド補強部の一例を示す要部平面図。 【図5】本願発明に係る車両のフロア構造が適用される
車両の一例を示す斜視図。 【図6】本願発明が適用された車両のフロア構造と従来
の車両のフロア構造とのフロアパネルの共振特性の実験
結果を比較してあらわした説明図。 【図7】本願発明におけるビード補強部の他の例を示す
要部平面図。 【図8】本願発明におけるビード補強部の他の例を示す
要部平面図。 【図9】従来のフロア構造の一例を示す平面図。 【図10】従来のフロア構造の他の例を示す要部平面
図。 【符号の説明】 2 クロスメンバ 3 フロアパネル 4 ビード 6 凹溝部 40 拡幅部(ビード補強部) 40A,40B ビード補強部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−43874(JP,A) 特開 平6−24358(JP,A) 特開 昭56−120460(JP,A) 実開 平3−96979(JP,U) 実開 昭62−163179(JP,U) 実開 昭60−96178(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/20

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車幅方向に延びる複数本のクロスメンバ
    の上面にフロアパネルが取付けられ、かつこのフロアパ
    ネルには、車体前後方向に延びる複数条のビードとこれ
    らビード間に形成された複数条の凹溝部とが交互に形成
    されている車両のフロア構造であって、 上記フロアパネルの複数条のビードのうち、少なくとも
    所望の2本のクロスメンバの相互間上に位置する部位に
    は、互いに隣り合うビードどうしが相互に接触しないよ
    うに上記ビードの一部を車幅方向に拡幅した拡幅部が複
    数箇所設けられており、 これら複数の拡幅部は、互いに隣り合うビードのうち一
    方のビードに形成されている拡幅部が他方のビードに形
    成されている複数の拡幅部の相互間に形成されている凹
    状部の側方へ配置されるように、複数条のビードに互い
    違い状に設けられている ことを特徴とする、車両のフロ
    ア構造。
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