JP3384871B2 - 米からの柔軟剤 - Google Patents

米からの柔軟剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種繊維に対して優れ
た柔軟性を付与できる柔軟剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、衣料に柔軟性を付与するために各
種の柔軟剤が市販されている。一般的な柔軟剤は長鎖ア
ルキル基を有する第4級アンモニウム塩を主成分とした
ものである。しかし、これは、人体に対する刺激性、繊
維に対する吸着性の点で問題がある。その他、カチオン
系の界面活性剤の柔軟剤も提案されているが、吸着性に
問題があり、その効果は充分ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】有効成分の繊維への吸
着性がよく、しかも、安全で、人体に対し問題のない柔
軟剤を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、動植物合和
すの観点から、種々の植物成分の研究を進めてきた。そ
の過程で、米には今まで予測できなかった数多くの可能
性、効果があることが分かってきた。そこで、古くから
食用として用いられ、安全性が最も高いことが実証され
ている米をテーマとして取り上げ、米の総合利用研究を
行ってきた。そのうちの一つのテーマとして、米からの
柔軟剤について鋭意研究を重ねてきたのであるが、その
過程で、米および発芽させた米には、繊維を柔軟にする
効果を有する成分が含有されていることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0005】本発明において、米および発芽させた米に
含有されている繊維を柔軟にする成分は未だ解明するに
至っていないが、米および発芽させた米を下記のように
処理したものは、繊維を柔軟にする効果を示すことが判
明した。 米または発芽させた米の抽出物をそのまま、あるい
はこれを含有してなるもの。 米または発芽させた米の加水物を酵素分解または麹
を作用させたものをそのまま、あるいはこれを含有して
なるもの。 米または発芽させた米を抽出するに当たり、その抽
出前、抽出と同時または抽出後に酵素分解または麹を作
用させたものをそのまま、あるいはこれを含有してなる
もの。 米または発芽させた米の抽出物あるいは酵素分解ま
たは麹を作用させたものに、アルコール発酵あるいは有
機酸発酵を行なったものをそのまま、あるいはこれを含
有してなるもの。
【0006】本発明で使用される米とは、ジャポニカ、
インディカ米を問わず、うるち米、および餅米等の玄米
および白米を指し、品種、種類は問わない。さらに、精
白時に出てくる92%以上の赤糠、あるいは92%以下
の白糠を使用してもよく、安価で経済的である。また、
発芽させた米が使用される。なお、有効成分は、熱およ
び光に対して安定であるため、上記の原料は、浸漬、蒸
煮、焙煎(砂焙り、網焙り、熱風焙煎等全てを指す)、
蒸煮焙煎、凍結乾燥等の表面変性、UV照射等の光変
性、パットライス等の加圧焙煎、揚げる等の原料処理を
してもよく、また、効果も変わらなかった。
【0007】米および発芽させた米は、そのまま用いて
も有効であるが、実用上の面から粉砕して用いるのが好
ましい。米および発芽させた米を粉砕して粉体化するに
は、粉砕機または精米機を用い一般的な方法で行えばよ
い。米を発芽させる場合、胚芽のついた米を水に浸漬あ
るいは水を噴霧して発芽させる。発芽させる時の温度は
5〜70℃である。ただし、発芽さえすれば、温度およ
び時間は問わない。また、発芽中に水が腐敗する危険性
がある場合は、腐敗しないように水を取り替えるか、何
らかの防腐を行うのが好ましい。ここで、発芽とは、発
芽する直前から発芽したものまで全てを指す。この発芽
させた米をよく洗浄して用いる。この時、乾燥して用い
てもよい。
【0008】米または発芽させた米を抽出、あるいは酵
素分解または麹を作用させる場合、原料の米を粉砕して
顆粒あるいは粉体化すると、表面積が大きくなるため効
率がよくなる。粉砕しなくてもよいが、この場合には、
米組織の分解および抽出に長時間を要する。米または発
芽させた米を水抽出する場合、抽出温度は、高温が効率
的であるが、低温でも十分に抽出を行うことができる。
ただし、40℃以下の低温の場合は、pHを酸性あるい
はアルカリ性にするか、防腐剤あるいはアルコールを加
えて、米が腐敗しないように処理することが望ましい。
抽出時間は、有効成分さえ抽出できれば、長くても短く
てもよく、抽出温度により定めればよい。また、抽出
は、加圧下または常圧下で行っても、減圧下で行っても
よい。
【0009】水抽出の場合、最も問題になるのは糊化現
象である。糊状になれば、抽出効率が悪くなるばかりで
なく、実作業においては困難を極める。これを防ぐため
には、アミラーゼを加えて反応させるか、塩酸などで酸
性にして澱粉を切ってやればよく、この方法を用いるこ
とにより、十分に解決でき、実用上も全く問題はない。
【0010】抽出物中の有効成分は、酸、アルカリに安
定であるためか、酸分解抽出あるいはアルカリ分解抽出
を行うのも有効である。この場合、必要により中和、脱
塩を行う。有機溶媒で抽出する場合も、米はなるべく微
粉砕または粉体化して抽出することが望ましい。有機溶
媒はアルコール、アセトン、n−ヘキサン、メタノール
等の一般的な有機溶媒でよいが、人体に対して有害なも
のは抽出後、溶媒を完全に除去する必要があるので安全
なものがよい。
【0011】また、米あるいは発芽させた米を酵素分
解、または麹を作用させてもよい。ここで言う酵素分解
とは、澱粉分解酵素、蛋白分解酵素、脂肪分解酵素、繊
維分解酵素、リグニン分解酵素、ペクチン分解酵素等米
に働く酵素全てを指し、これらを1種または2種以上作
用させることをいう。酵素分解する場合、まず、原料を
粉砕または粉体化する。粉砕しなくてもよいが、この場
合には、吸水および分解に長時間を要する。次いで、原
料に加水する。加水量は収量、作業性、最終使用目的な
どに応じて適宜選定する。作用温度は酵素あるいはは麹
の至適温度が効率的であるが、低温でも長時間おけば分
解される。ただし、40℃以下の低温の場合は、なんら
かの防腐を行うことが必要である。また、分解さえすれ
ば温度は高温でもよい。分解時間は分解さえ行われれば
短くても長くてもよい。すなわち、分解さえ行なえば、
本発明の効果を有するエキスが得られる。
【0012】麹を作用させる場合においては、原料に対
する加水量、麹の作用温度、作用時間は、酵素分解の場
合と同様に行えばよい。使用する麹は、一般に用いられ
ている麹であって、麹菌の種類および米の品種を問わな
い。前記抽出を行うに当たり、抽出の前、抽出と同時ま
たは抽出の後に、上記の酵素分解および麹を作用させて
もよい。ここで抽出と同時に酵素分解あるいは麹を作用
させる場合、具体的には、有機溶媒中で酵素分解あるい
は麹を作用させるか、減圧抽出下で酵素分解あるいは麹
を作用させるなどの方法により行なう。本発明において
は、さらに上記の各処理を行うと同時または処理後、ア
ルコール発酵あるいは乳酸発酵、酢酸発酵等の有機酸発
酵を行なえばさらに有効である。
【0013】アルコール発酵を行う場合、上記のように
して得られた抽出物、酵素分解物(酵素分解、抽出を組
み合わせたものを含む)または麹を作用させたものをそ
のまま、または圧搾濾過して得られた液についてアルコ
ール発酵を行う。酵素分解とアルコール発酵は同時に行
ってもよい。すなわち、原料に加水後、酵素または麹、
さらに酒母または酵母を添加して糖化、アルコール発酵
を同時に行う。澱粉分解酵素または麹を作用させていな
いものにおいては、補糖をすればよい。大量に製造する
場合、糖化と発酵のバランスを考えながら、清酒醸造に
準じて3段階あるいは何段階にも分けて、原料を添加す
るのがよい。特に少量を処理する場合においては、一度
に添加するのが有効である。糖化およびアルコール発酵
は約10〜24日間行なうのが効率てきであるが、効果
さえ出れば、それ以下でもそれ以上でもかまわない。こ
の際、腐敗が心配な場合は、酸を添加するか、発酵の阻
害にならない適当な防腐を施す。なお、アルコール発酵
を行なうと、濃縮がしやすく、有効成分の濃縮が容易に
なることなどの利点もある。
【0014】乳酸発酵を行う場合は、アルコール発酵の
場合と同様で、酒母または酵母の代りに乳酸菌を添加し
て乳酸発酵を行う。乳酸発酵は一般的な常法によって行
い、乳酸発酵さえすれば乳酸菌の種類、および乳酸発酵
の条件は問わない。
【0015】次に、酢酸発酵の場合であるが、、上記の
ようにして得られた抽出、酵素分解あるいは麹を作用さ
せたもの、さらにはその発酵物をそのまま、あるいは希
釈してアルコール4〜5%にした後、酢酸菌を植えて酢
酸発酵を行う。アルコールがないものにおいては、アル
コールを加えて酢酸発酵を行なえばよい。酢酸発酵は一
般的な常法によって行い、酢酸発酵さえすれば酢酸菌の
種類、および酢酸発酵の条件は問わない。
【0016】以下、具体的に本発明品の柔軟剤としての
効果を調べた結果について記載する。 ・仕上処理方法 市販の木綿タオル、ポリエステル布およびアクリル布を
市販衣料用洗剤により、電気洗濯機を用いて50℃で2
回繰り返し洗濯した後、常温の水道水で充分すすぎ、試
験布とした。次に、25℃の水道水30リットルに対
し、本発明品を5重量%添加し、均一溶液とした。この
中に試験布を浸して3分間処理した後、2分間脱水し
た。
【0017】・評価方法 上記方法で処理した布を室温で風乾後、25℃、65%
RH恒温恒湿室で24時間放置した。これらの布につい
て、柔軟性、弾力性の評価を行った。対照は、柔軟仕上
剤として広く用いられているジメチル硬化牛脂アンモニ
ウムクロライド15重量%からなる柔軟剤10mlで処
理した布を用いて、一対比較を行った。 イ.柔軟性の評価 5:非常に柔らかい 4:かなり柔らかい 3:柔らかい 2:やや柔らかい 1:処理前と変らない ロ.弾力性の評価 処理した木綿タオルを8つ折りにして3枚重ねて積み上
げ、5g/cm2 の圧力で5分間加圧した後、圧力を取
り除き、タオルの高さを測定した。タオルの高さが高い
程弾力性は良い。結果を表1に示す。
【0018】
【表1】 表1に示すように、柔軟性、弾力性とも本発明品を使用
することにより効果があることが判明した。
【0019】
【実施例】
(実施例1)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物500
gを得た。この粉砕物に水1500mlを添加、塩酸で
pHを落とし10日間放置した。その後、絞り機で絞
り、得た清澄液を中和して、本発明品1200mlと残
渣760gを得た。 (実施例2)胚芽のついたままの米1kgを25℃の水
に漬け、3日間浸漬させ、米を発芽させた。この発芽米
をよく洗浄した後、50℃で24時間乾燥し、その後、
粉砕機にかけ、粉砕物500gを得た。この粉砕物を実
施例1と同様の操作を行い、別の本発明品1190ml
を得た。
【0020】(実施例3)玄米を粉砕機にかけ、玄米の
粉砕物500gを得た。この粉砕物に液化酵素10gと
水1500mlを添加した。その後、徐々に温度を上げ
ていき、5分間煮沸抽出した後、冷却した。その後、絞
り機で絞り、本発明品1420mlと残渣560gを得
た。 (実施例4)実施例2で得られた発芽物の粉砕物500
gを用いて、実施例3と同様の操作を行い、別の本発明
品1400mlを得た。
【0021】(実施例5)玄米を粉砕機にかけ、玄米の
粉砕物500gを得た。この粉砕物に2N−NaOH1
500mlを添加して5日間放置した。その後、絞り機
で絞り、清澄液1350mlと残渣650gを得た。こ
の清澄液を10N−HClで中和して、本発明品148
0mlを得た。 (実施例6)実施例2で得られた発芽物の粉砕物500
gを用いて、実施例5と同様の操作を行い、別の本発明
品1490mlを得た。
【0022】(実施例7)玄米を粉砕機にかけ、玄米の
粉砕物500gを得た。この粉砕物に95%エタノール
1500mlを添加して、5日間放置した。その後、絞
り機で絞り、清澄液1300mlと残渣650gを得
た。この清澄液に水2000mlを添加し、ロータリー
エバポレーターで濃縮し、本発明品1500mlを得
た。 (実施例8)実施例2で得られた発芽物の粉砕物500
gを用いて、実施例7と同様の操作を行い、別の本発明
品1500mlを得た。
【0023】(実施例9)玄米を粉砕機にかけ、玄米の
粉砕物500gを得た。この粉砕物に麹300g、水1
500mlを加え、55℃で20時間放置した。その
後、絞り機で絞り、本発明品1230mlと残渣100
0gを得た。 (実施例10)実施例2で得られた発芽物の粉砕物50
0gを用いて、実施例9と同様の操作を行い、別の本発
明品1210mlを得た。
【0024】(実施例11)玄米を粉砕機にかけ、玄米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に蛋白分解酵素2
gと水1500mlを加え、50℃で20時間放置し
た。その後、絞り機で絞り、本発明品1310mlと残
渣670gを得た。 (実施例12)実施例2で得られた発芽物の粉砕物50
0gを用いて、実施例11と同様の操作を行い、別の本
発明品1380mlを得た。
【0025】(実施例13)玄米を粉砕機にかけ、玄米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に脂肪分解酵素2
gと水1500mlを加え、50℃で20時間放置し
た。その後、絞り機で絞り、本発明品1290mlと残
渣680gを得た。 (実施例14)実施例2で得られた発芽物の粉砕物50
0gを用いて、実施例13と同様の操作を行い、別の本
発明品1360mlを得た。
【0026】(実施例15)玄米を粉砕機にかけ、玄米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に繊維分解酵素2
gと水1500mlを加え、50℃で20時間放置し
た。その後、絞り機で絞り、本発明品1330mlと残
渣650gを得た。 (実施例16)実施例2で得られた発芽物の粉砕物50
0gを用いて、実施例15と同様の操作を行い、別の本
発明品1370mlを得た。
【0027】(実施例17)玄米を粉砕機にかけ、玄米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に澱粉分解酵素2
gと水1500mlを加え、55℃で20時間放置し
た。その後、絞り機で絞り、本発明品1380mlと残
渣600gを得た。 (実施例18)実施例2で得られた発芽物の粉砕物50
0gを用いて、実施例17と同様の操作を行い、別の本
発明品1400mlを得た。
【0028】(実施例19)玄米を粉砕機にかけ、玄米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物にペクチン分解酵
素2gと水1500mlを加え、50℃で20時間放置
した。その後、絞り機で絞り、本発明品1320mlと
残渣660gを得た。 (実施例20)実施例2で得られた発芽物の粉砕物50
0gを用いて、実施例19と同様の操作を行い、別の本
発明品1300mlを得た。
【0029】(実施例21)玄米を粉砕機にかけ、玄米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に蛋白分解酵素2
g、脂肪分解酵素2g、繊維分解酵素2g、澱粉分解酵
素2g、ペクチン分解酵素2gと水1500mlを加
え、50℃で20時間放置した。その後、絞り機で絞
り、本発明品1420mlと残渣560gを得た。 (実施例22)実施例2で得られた発芽物の粉砕物50
0gを用いて、実施例21と同様の操作を行い、別の本
発明品1440mlを得た。
【0030】(実施例23)実施例21と同様の操作を
して、米の酵素分解物2000gを得た。その後、徐々
に温度を上げていき、5分間煮沸抽出した後、冷却し
た。その後、絞り機で絞り、本発明品1400mlと残
渣550gを得た。 (実施例24)実施例2で得られた発芽物の粉砕物50
0gを用いて、実施例23と同様の操作を行い、別の本
発明品1420mlを得た。
【0031】(実施例25)玄米を粉砕機にかけ、玄米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に麹300gと4
0%エタノール1500mlを加え、55℃で48時間
放置した。その後、絞り機で絞り、清澄液1300ml
と残渣850gを得た。その後、清澄液に1000ml
の水を加水し、ロータリーエバポレーターで濃縮し、本
発明品1300mlを得た。 (実施例26)実施例2で得られた発芽物の粉砕物50
0gを用いて、実施例25と同様の操作を行い、別の本
発明品1300mlを得た。
【0032】(実施例27)実施例3と同様にして、米
の抽出物2000gを得た。この抽出物に蛋白分解酵素
2g、脂肪分解酵素2g、繊維分解酵素2g、澱粉分解
酵素2g、ペクチン分解酵素2gを添加し、50℃で2
4時間放置した。その後、絞り機で絞り、本発明品14
00mlと残渣580gを得た。 (実施例28)実施例2で得られた発芽物の粉砕物50
0gを用いて、実施例27と同様の操作を行い、別の本
発明品1390mlを得た。
【0033】(実施例29)実施例23と同様にして、
米の酵素分解抽出物2000gを得た。この酵素分解抽
出物に酵母を添加し、16日間アルコール発酵した。そ
の後、絞り機で絞り、本発明品1880mlと残渣80
gを得た。 (実施例30)実施例2で得られた発芽物の粉砕物50
0gを用いて、実施例29と同様の操作を行い、別の本
発明品1800mlを得た。
【0034】(実施例31)実施例23と同様にして、
米の酵素分解抽出物2000gを得た。この酵素分解抽
出物を煮沸殺菌した後、37℃まで冷却し、前もって乳
酸菌を培養したスターター200mlを添加後、よく攪
拌密閉し、37℃で2日間乳酸発酵を行った。その後、
絞り機で絞り、本発明品1380mlと残渣500gを
得た。 (実施例32)実施例2で得られた発芽物の粉砕物50
0gを用いて、実施例31と同様の操作を行い、別の本
発明品1400mlを得た。
【0035】(実施例33)実施例24で得られた本発
明品1000mlに95%エタノール80mlを添加
し、20日間酢酸発酵を行った。その後、濾過をし、本
発明品990mlを得た。 (実施例34)実施例2で得られた発芽物の粉砕物50
0gを用いて、実施例33と同様の操作を行い、別の本
発明品1000mlを得た。
【0036】
【発明の効果】本発明の柔軟剤は、各種繊維に対し、優
れた柔軟性と弾力性を付与することができる。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米または発芽させた米の水抽出物または
    有機溶媒抽出物をそのまま、あるいはこれを含有してな
    る柔軟剤(但し、米由来の柔軟剤成分としてγ−オリザ
    ノールのみを含有する柔軟剤を除く)。
  2. 【請求項2】 米または発芽させた米の加水物を酵素分
    解または麹を作用させたものをそのまま、あるいはこれ
    を含有してなる柔軟剤(但し、米由来の柔軟剤成分とし
    てγ−オリザノールのみを含有する柔軟剤を除く)。
  3. 【請求項3】 米または発芽させた米を抽出するに当た
    り、その抽出前、抽出と同時または抽出後に酵素分解ま
    たは麹を作用させたものをそのまま、あるいはこれを含
    有してなる柔軟剤(但し、米由来の柔軟剤成分としてγ
    −オリザノールのみを含有する柔軟剤を除く)。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項記載の処理
    と同時または処理後にアルコール発酵または有機酸発酵
    を行ったものをそのまま、あるいはこれを含有してなる
    柔軟剤(但し、米由来の柔軟剤成分としてγ−オリザノ
    ールのみを含有する柔軟剤を除く)。
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