JP3384621B2 - 配線口の塞ぎ蓋付きフロアパネル - Google Patents

配線口の塞ぎ蓋付きフロアパネル

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JP3384621B2
JP3384621B2 JP19351894A JP19351894A JP3384621B2 JP 3384621 B2 JP3384621 B2 JP 3384621B2 JP 19351894 A JP19351894 A JP 19351894A JP 19351894 A JP19351894 A JP 19351894A JP 3384621 B2 JP3384621 B2 JP 3384621B2
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徳三 小林
満 福島
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オーエム機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線口の塞ぎ蓋付きフ
ロアパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フリーアクセスフロア構造では、床下に
這わせた配線を床上に複数の電源として取り出す場合、
フロアパネル(以下、パネルという)にコンセントボッ
クス(以下、コンセントという)を取り付けて行う。こ
のため、パネルの側辺に予め配線口を形成しておき、電
源として取り出す必要が生じたときにここにコンセント
を取り付けるやり方をしている。尚、通常は、配線口を
パネル側辺のセンターに形成しておき、二つ合わせたも
ので所定の配線口とする方法をとっている。一つ当たり
の配線口を小さくし、パネルの強度低下を抑えるためで
ある。
【0003】従って、コンセントを取り付けないときに
はこの配線口を塞ぎ蓋等で蓋をしておく必要がある。こ
の塞ぎ蓋には種々のものがあり、例えば、実開昭63−
085753号公報には、塞ぎ蓋を配線口の周囲に形成
された段部の上に載置する簡単な構造のものが示されて
いる。蓋の構造が簡単である利点はあるが、段部に載置
されない一辺の部分の強度は望めず、この部分に大きな
荷重がかかったときには大きく変形する虞がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、実開平
5−084128号公報には、配線口を二つ合わせてこ
れを閉じた形状にし、ここに大きな塞ぎ蓋を嵌め込むも
のが示されている。塞ぎ蓋は全周に亘って連続した段部
で支持されて強度は確保されるが、大きな一枚の蓋とな
るので、隣接するパネル相互の平面度が出ていないとガ
タツキやすく、又、隣接するパネル間に段差等が生じる
と、大きな蓋の中心部を持ち上げることになって蓋の端
部においては段差が増幅され、カーペット等の表面材を
大きく浮かせたり、据わりが悪く、ガタを発生したりす
る。このため、このものは、塞ぎ蓋の脚に段部に係止す
る係止構造を設けたりしているが、ガタを吸収するには
この係止力は相当強くしなければならず、そうすると、
係脱操作が困難という問題がある。又、形状、構造とも
複雑になり、価格が高くなるという欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、フロアパネルの側辺に周囲に段部を設けて形成され
る配線口に塞ぎ蓋を有するフロアパネルであって、この
塞ぎ蓋が、段部に載置されて配線口を塞ぐ蓋板部と、隣
接するフロアパネル側に僅かに突出した舌部とから構成
されることを特徴とする配線口の塞ぎ蓋付きフロアパネ
ルを提供したものである。
【0006】
【作用】本発明は、以上の手段をとるものであるから、
即ち、舌部は僅かに突出したものであるから、隣接する
パネル間に段差等が生じてもカーペット等の表面材を大
きく浮かせることはなく、この上を人が歩いた程度では
ガタ音を発生させない。更に、この上に重量のある機器
類を設置しても隣接するパネルに舌部が載っているの
で、充分な耐荷重性を発揮する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の第一実施例を示すパネルの一部平
面図、図2は図1のA−A断面図である。本例における
パネル10はアルミ等でできたもので、パネル10の側
辺には周囲に段部12を設けて配線口14が形成されて
いる。この配線口14は長方形をしており、段部12も
これに準じている。配線口14にコンセントを取り付け
ないときにはこの上を以下の塞ぎ蓋16で塞ぐ。
【0008】本例における塞ぎ蓋16は鉄板製のもの
で、段部12の上に載置されて配線口14を塞ぐ蓋板部
18と、隣接するパネル10の上に載る舌部20とから
構成されている。尚、舌部20が載る隣接するパネル1
0の該当箇所には前記と同様な段部22が形成されてい
る。又、蓋板部18には、配線だけが取り出せる配線取
出部24が折り曲げ可能に設けられている。
【0009】舌部20は図1に示すように小片であり、
隣接するパネル10側に向かって僅かに突出するよう蓋
板部18と一体に形成される。尚、本例における舌部2
0は蓋板部18の長手方向の中心位置に形成されてい
る。又、蓋板部18の外方、即ち、舌部20側部分は、
舌部20だけ残して下方に折り曲げて折曲部26として
いる。段部12の上に載置されないこの部分の強度の向
上を図ったものである。
【0010】以上の塞ぎ蓋16で配線口14に蓋をする
と、塞ぎ蓋16はパネル10と同一平面を形成して配線
口14を塞ぐ。尚、本例では、段部22の深さを深くし
て舌部20が段部22から僅か浮き上がってこれに接触
していない。その具体的な隙間量は約1mm程度であ
る。
【0011】舌部20がこのように隣のパネル10に接
触していないことにより、塞ぎ蓋16を配線口14に置
いたときもガタが発生しないのは勿論、この上を人が歩
いた程度では変形せず、従って、音鳴りも発生しない。
一方、この上に機器等を置いたりして大きな荷重をかけ
たときは、パネル10や塞ぎ蓋16は変形して隣のパネ
ル10の段部22に舌部20が接触する。因って、塞ぎ
蓋16は全ての辺をパネル10で支持されることにな
り、これにかかる荷重を安定して受け持つ。そして、こ
のとき、一つの塞ぎ蓋16にかかる荷重は二つのパネル
10で分担することになるから、パネル10一つ当たり
の荷重は小さくなり、パネル10の耐強度、変形抑制に
とって好ましいものとなる。
【0012】図3は本発明の第二実施例を示すパネルの
一部平面図、図4は図3のB−B断面図である。本例に
おけるパネル10は鉄板製のものを示した。本例におけ
る塞ぎ蓋16は、蓋板部18と舌部20から構成される
点は変わらないが、舌部20は蓋板部18の長手方向の
中心からずれた位置に形成されている点で異なる。この
他、蓋板部18には補強用のビード28が設けられてい
る。
【0013】図5は本例におけるパネル10の敷設例の
平面図であるが、このように、舌部20の位置を蓋板部
18の長手方向の中心よりずらすことで、これが載る段
部22を二つ合わせた場合も、凹陥部の合致によって幅
が拡大しないことをねらったものであり、これによって
凹陥部を塞ぐための詰物を必要としない利点がある。
尚、30は配線口14を二つ合わせ、ここに取り付けた
コンセントである。
【0014】図6は本発明の第三実施例を示すパネルの
一部平面図、図7は図6のC−C断面図である。本例に
おけるパネル10は四隅に脚(図示省略)が設けられた
樹脂製等のものである。本例における塞ぎ蓋18の舌部
20は一定の間隔をあけて複数個設けられるものである
(隣のパネル10の段部22もこれに応じて形成され
る)。本実施例でも第二実施例と同様に、舌部20の位
置を蓋板部18の長手方向の中心よりずらすことで、凹
陥部の拡大を防いでいる。尚、本例におけるパネル10
には、配線口14の周囲に正規の脚より僅か短い補助脚
32が設けられている。塞ぎ蓋16に荷重がかかると、
これら補助脚32が接地し、変形を抑えることができ
る。
【0015】図8は本発明の第四実施例を示すパネルの
一部平面図、図9は図8のD−D断面図である。本例に
おけるパネル10は充実体をしているものである。本例
における塞ぎ蓋16の舌部20の端には下方に折り曲げ
られた折曲部34が設けられており、これが位置する隣
のパネル10の段部22の端にはこれが入る溝36が設
けられているものである。荷重がかかると、舌部20及
び折曲部34が段部22及び溝36に当たり、荷重をよ
り安定して支えるものである。更に、蓋板部18には配
線口14の側面に係合可能な爪片38が設けられてお
り、前記した折曲部34と協働してパネル相互のズレや
開きを防止する係合部を構成している。
【0016】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるか
ら、即ち、塞ぎ蓋に形成される舌部は隣接するパネル側
に僅かに突出した小片であり、パネル間の段差を増幅す
ることなく、カーペット等の浮き上がりやガタを発生さ
せない。一方で、塞ぎ蓋に大きな荷重がかかったとき
は、舌部は隣のパネルに接触し、この荷重を隣接する二
つのパネルで分担するものであるから、この荷重を全辺
で安定して支えることができ、耐荷重性が増す。そし
て、一つ当たりにかかる荷重は小さくなり、パネルの変
形が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示すパネルの一部平面図
である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の第二実施例を示すパネルの一部平面図
である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】本発明の第二実施例を示すパネルの敷設状態を
示す平面図である。
【図6】本発明の第三実施例を示すパネルの一部平面図
である。
【図7】図6のC−C断面図である。
【図8】本発明の第四実施例を示すパネルの一部平面図
である。
【図9】図8のD−D断面図である。
【符号の説明】
10 フロアパネル 12 段部 14 配線口 16 塞ぎ蓋 18 蓋板部 20 舌部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/024 601

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルの側辺に周囲に段部を設け
    て形成される配線口に塞ぎ蓋を有するフロアパネルであ
    って、この塞ぎ蓋が、段部に載置されて配線口を塞ぐ蓋
    板部と、隣接するフロアパネル側に僅かに突出した舌部
    とから構成されることを特徴とする配線口の塞ぎ蓋付き
    フロアパネル。
  2. 【請求項2】 舌部の位置が配線口を有する辺の中心を
    通り、且つ、配線口と直交する直線に対して非対称であ
    る請求項1の配線口の塞ぎ蓋付きフロアパネル。
  3. 【請求項3】 舌部が隣接するフロアパネルに僅か浮き
    上がった状態で載せてある請求項1又は2の配線口の塞
    ぎ蓋付きフロアパネル。
  4. 【請求項4】 蓋板部と舌部にそれぞれ隣接するフロア
    パネルとの係合部を設けた請求項1〜3いずれかの配線
    口の塞ぎ蓋付きフロアパネル。
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