JP3384542B2 - 複数部材の結合構造 - Google Patents
複数部材の結合構造Info
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Description
仮設足場、ガードレール、土木建築資材等に利用される
複数の部材(特に板材)をアリ溝または断面コ字型の溝
の削設された部材を連結する連結部材とその結合構造お
よびビスや螺子等の結合具を利用して固着する複数部材
の結合構造に関する。
ール、土木建築資材等に利用される各種の木材、金属、
プラスチック製の板状部材を結合するには、従来、釘、
ねじ、リベットなどが使用されてきた。また、建築や家
具の組み立て、仮設足場、ガードレール、土木建築等の
部材の結合についても、単に部材を接合連結することだ
けが目的で各種の結合部材が開発されていた。しかし、
これらの結合具は、分解や再組立ができないか、出来た
にしても、手間が掛かったり、同じ孔やねじ孔を使用す
ることによりガタツキ易くなるなどの問題があった。ま
た、強度の点でも、少ない部材で強度を出すという工夫
がなく、単に接合するだけが目的であり、接合部の強度
までは問題とはしていなかったのが実情である。
レール、土木建築資材として利用される複数部材(特に
板材)を連結接続する場合、結合具が部材(板材)の側
壁に出っ張る為に、結合した状態で端面の処理が複雑と
なり、また、壁面との関係で接合面に隙間が空く結果と
なっていた。また、シンプルな構造であっても、結合具
は部材の外面に取り付けられる構造である為に、結合具
が部材から張り出した状態の仕上がりとなり、美観上の
欠点があった。また、建築や室内の内装、仮設足場、ガ
ードレール等にあっては、強度が必要とされる為に、筋
交いが必要とされることもあり、専ら強度を重視する為
に美観が損なわれる結果となっていた。また、2枚の板
材を直角に接合した場合、強度をもたせる為には、各コ
ーナーにアングルを付加していた。アングルの敷設は美
観的に思わしくない場合もあり、また、強度の点でも部
材に曲げモーメントのみがかかるので充分な強度が得ら
れない欠点があった。
欠点を除去するべく考えられたもので、ビスや螺子等の
結合具で固着する結合構造を提供することを目的として
いる。
合構造は、第1部材及び第2部材の両面にアリ溝を形成
し、これらアリ溝と同じ断面形状をした一対の枝をもつ
連結部材を双方のアリ溝に嵌合させ、該連結部材をビス
や螺子等の結合具でアリ溝の側壁に固着させたことを特
徴とする複数部材の結合構造である。
部材の両面に断面コ字型の溝を形成し、これら断面コ字
型の溝と同じ断面形状をした二本の枝を連設した連結部
材を第1部材及び第2部材の両面に設けられたコ字型の
溝に嵌合させ、該連結部材の枝の板表面と面一になる位
置に設けられた切欠に結合具を挿入して溝の側壁に連結
具を堅固に圧接させて結合する構成であり、連結部材を
他のワンタッチの結合具やビスや螺子等の結合具で溝の
側壁に固着することもできる構成でもある。
より説明する。図1は結合具の使用の仕方を説明する図
で、(a)はアリ溝に結合具を挿入した状態(b)は駆
動杆を押し込んで係止部と被係止部とを係合させた状態
を示す図である。図2は結合具を使用して複数の部材を
結合する構成を示す分解斜視図であり、図3は、連結部
材の枝の断面形状を示す図で、(a)は図2のA−A断
面図、(b)は図2のB−B断面図、(c)は図2のC
−C断面図、(d)は図2のD−D断面図である。ま
た、図4は複数部材の結合構造を示す斜視図であり、図
5は本発明の実施例の結合構成を示す分解斜視図であ
り、さらに図6は別の連結部材の直角に連設した一対の
枝の側面図であり、(a)は直角に結合する連結部材の
側面図、(b)はT字型に交差する板を結合する連結部
材の側面図、(c)はコーナーと直線に結合する為の連
結部材の側面図である。
材11と第2部材12とを直角に結合する例で、垂直な
第1部材11には、入り口が狭く、底部に向かって広く
なる縦のアリ溝11aが削設されている。この実施例で
はアリ溝が部材の全長に渡って削設されているが、アリ
溝の長さはこの実施例のものに限定されない。また、図
では一本の縦のアリ溝11aしか示されていないが、第
1部材11の裏側にも同様の縦のアリ溝が穿設され、両
方のアリ溝を横溝11bで連通している。水平な第2部
材にも、表裏両面にアリ溝12a,12aが穿設されて
いる。ただし、こちらには横溝11bに相当する溝はな
い。
材13は、垂直方向の一対の枝14,15と、水平方向
の2本の枝16,17とを直角に連設した構成である。
各枝の断面形状は、図3(a)から(d)に示すように
全て同じ形状の台形であり、ちょうどアリ溝11a,1
2aにぴったりはまり込む形状である。また、各枝14
から17の先端近くには、それぞれ結合具が嵌入する四
角の切欠14a,15a,16a,17aが形成されて
いる。
材13の枝14を第1部材11の裏側のアリ溝に、続い
て枝15をアリ溝11aに、それぞれ枝の先端から挿入
する。そして横溝11bに枝17の基部17bが進入し
て停止する。次に、第2部材を水平に持ってきて下側の
アリ溝12aに枝16が挿入され、続いて上側のアリ溝
12aに枝17が挿入される。板12の端面が第1部材
11に直角に当接して停止する。つぎに、各枝の切欠1
4a,15a,16a,17aに、結合具10を挿入す
る。
は、図1(a)の状態になる。この状態で、駆動杆1を
アリ溝の底に向けて押し込むと、図1(b)のようにな
る。すなわち、弾性片2のカギ型の被係止部2aは、駆
動杆1の段差状の係止部1aに係合し、駆動杆1の復帰
を阻止する。そして、弾性片2の外側の接合面2bは駆
動杆1の基端側に向かって狭くなるテーパ面となり、ア
リ溝11aの内壁に圧接した状態となる。したがって、
各枝14,15,16,17は第1部材11又は12か
ら外れないようになり、第1部材11,12が結合され
ることになる。図5は、結合された状態を示す図であ
る。連結部材13の表面と第1部材11,第2部材12
の表面とは、同一面となるようにすることが望ましい。
また、同一面にすることにより、結合具が部材の外に突
出しない構造とすることができるので、外観がシンプル
で構造として画期的である。
数の部材を結合させて組み立てる結合構造であって、第
1部材及び第2部材にアリ溝を形成するが、この発明の
アリ溝は、必ずしも入口が狭く底部に向かって広くなる
テーパー状の溝に構成する必要はない。該アリ溝に第1
部材と第2部材に跨がって嵌合する連結部材をスライド
装着して双方のアリ溝に密着嵌合させ、従来のビスや螺
子等の結合具によって該連結部材を各部材のアリ溝の側
壁に固着させる構成である。この構造は押圧して変形係
止する嵌合型の結合具とは異なるので再度の利用が困難
になる欠点はあるが、連結部材に嵌合用の切欠を削設す
る必要がなくまた、用意する部材が少なくて済む利点も
ある。また、本発明のアリ溝を有する複数部材の結合構
造は本発明に係る特定形状の係合具を使用しないで実現
することが可能となる。
からなる第1部材51と第2部材52とを直角に結合す
る例であり、垂直な第1部材51には、断面コ字型の溝
51aが削設されている。この実施例では奥に向かって
幅広になるアリ溝構造とする必要はなく、結合具や、ビ
スや螺子等の結合具については必ずしもアリ溝構造であ
る必要はない。また、この発明を一般の建築やパーティ
ションや家具または仮設足場、ガードレール、土木建築
資材等に使用する場合にもアリ溝を削設する必要がない
のでより工程が簡単になる利点がある。断面コ字型の溝
は板材の全長に渡って削設されている。溝の長さはこの
実施例のものに限定されない。また、図では板材の表面
に一本の縦の溝51aが示されているが、溝は板材51
の裏側にも穿設され、両方の溝は横溝51bで連通して
いる。水平な第2部材52にも、表裏両面に溝52a,
52bが穿設されている。ただし、こちらには横溝51
bに相当する溝はない。
は、垂直方向の一対の2本の枝54,55と、水平方向
の一対の2本の枝56,57とを有する。各枝の断面形
状は前述の実施例と異なって全て同じ直角4角形であ
る。各枝には結合具が嵌合する切欠54a,55a,5
6a,57aが削設されている。
とを直角に接合し、水平部材に荷重をかけた場合、通常
は、水平方向の部材の全体に斜め下に向かって曲げモー
メントがかかり、接合部にその支点が集まる結果となる
ので、曲げモーメントに応じた支えが必要となる。しか
しながら、この実施例では荷重は分散されて、枝57に
はひっぱり荷重がかかり、枝56には圧縮加重がかか
る。枝は焼結金属やアルミまたはスチールの張り合わせ
等の素材でできているが、曲げに対する耐久力より、ひ
っぱりや圧縮に対する耐久力が強いのは当然であり、複
数部材の結合構造の全体の強度は梁板材が存在しないに
も充分な強度を示すものである。
枝を直角に連設した連結部材の枝の種類を表すものであ
り、(a)は上記詳述した直角に結合する場合の連結部
材の側面図であり、(b)はT字型に交差する3枚の板
材を結合する際の連結部材であり、(c)は直角に結合
された2枚の板材のコーナーに板材を結合する場合の連
結部材の側面図である。
合具と複数部材の結合構造は上記のような構造であるの
で、家具、パーティション、仮設足場、ガードレール、
土木建築資材として活用され、次のような効果を生ず
る。1 2枚の板部材が側壁より出っ張らない連結具に
よって堅固に連結されるので、あたかも結合具なしで連
結されたような外形の仕上がりとなる。構造が簡単であ
り、連結部材がスライド挿入されているだけであるの
で、結合具を取り外すことにより再利用が可能であり、
再利用してもガタ付く心配がない。2 第1部材と第2
部材に削設されたアリ溝に連結部材を嵌合させ、ワンタ
ッチの結合具で結合固着するので、連結部材が接続され
る部材の外に出っ張らないので隣りの家具や壁面に隙間
無く並べて配置できる。第1部材と第2部材のアリ溝に
連結部材を嵌合させ、ワンタッチの結合具やビスや螺子
等で固着させているので、複雑な構造の結合具が不要で
ある。アリ溝を削設する必要がないので、簡便であり、
従来の板材に容易に溝を施すことが可能である。また、
什器のみならず建築用モジュールや、組み立て家屋、組
み立て家具等々に幅広く使用することが可能である。3
従来のビスや螺子を利用しても簡便に接合可能であ
る。
はアリ溝に係合具を挿入した状態(b)は駆動杆を押し
込んで係止部と被係止部とを係合させた状態を示す図
を示す分解斜視図
は図1のA−A断面図、(b)は図1のB−B断面図、
(c)は図1のC−C断面図、(d)は図1のD−D断
面図
面図であり、(a)は直角に結合する連結部材の側面
図、(b)はT字型に交差する板を結合する連結部材の
側面図、(c)はコーナーと直線に結合する為の連結部
材の側面図
4,15,16,17脚14a,15a,16a,17
a 凹部 51 第1部材 51b 横溝52 第2部材50 連結部材5
4,55,56,57脚54a,55a,55a,57
a 凹部51a,52a,52b 断面コ字型の溝
Claims (3)
- 【請求項1】 第1部材及び第2部材の両面にアリ溝を
形成し、これらアリ溝と同じ断面形状をした一対の枝を
もつ連結部材を双方のアリ溝に嵌合させ、該連結部材を
ビスや螺子等の結合具でアリ溝の側壁に固着させたこと
を特徴とする複数部材の結合構造。 - 【請求項2】 第1部材及び第2部材の両面に断面コ字
型の溝(51a,52a)を形成し、これら断面コ字型
の溝と同じ断面形状をした二本の枝を直角に連設した連
結部材(53)を第1部材及び第2部材の両面に設けら
れたコ字型の溝に嵌合させ、該連結部材の枝の板表面と
面一になる位置に切欠(54a,55a,56a,57
a)を形成し、該切欠に結合具を挿入して溝の側壁に堅
固に圧接させたことを特徴とする複数部材の結合構造。 - 【請求項3】 第1部材及び第2部材の両面に断面コ字
型の溝を形成し、一対の枝を直角に連設した連結部材を
双方の断面コ字型の溝に嵌合させ、該連結部材をビスや
螺子等の結合具で溝の側壁に固着させたことを特徴とす
る複数部材の結合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2519098A JP3384542B2 (ja) | 1997-01-24 | 1998-01-23 | 複数部材の結合構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2451397 | 1997-01-24 | ||
JP9-24513 | 1997-01-24 | ||
JP2519098A JP3384542B2 (ja) | 1997-01-24 | 1998-01-23 | 複数部材の結合構造 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002000948A Division JP2002257111A (ja) | 1997-01-24 | 2002-01-07 | 結合具と複数部材の結合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10273932A JPH10273932A (ja) | 1998-10-13 |
JP3384542B2 true JP3384542B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=26362039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2519098A Expired - Lifetime JP3384542B2 (ja) | 1997-01-24 | 1998-01-23 | 複数部材の結合構造 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (3)
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CN115354776B (zh) * | 2022-09-19 | 2023-11-17 | 长春工程学院 | 一种建筑墙体连接节点装置 |
-
1998
- 1998-01-23 JP JP2519098A patent/JP3384542B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH10273932A (ja) | 1998-10-13 |
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