JP3768896B2 - 建築用ブロック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の化粧板を連結部材で連結して構成され複数連設されて建物の壁として等構築される建築用ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の建築用ブロックとしては、例えば、特開平10−311112号公報に掲載されたものが知られている。
図13に示すように、この建築用ブロックSは、裏面同士が対峙して配置され他と接合される上下の第一接合辺部2,2及び他と接合される左右の第二接合辺部3,3を有した一対の化粧板1,1と、化粧板1同士を連結する連結部材4とを備えて構成されている。
一対の各化粧板1の夫々の裏面側には、鏡面対称でかつ左右方向に沿って2本のスライド溝5が形成されている。そして、連結部材4は、両端がスライド溝5に係止され長さ調整可能な連結ロッドで構成され、一対の各化粧板1は、この連結ロッドからなる連結部材4によって連結されている。
また、一対の各化粧板1の下側の第一接合辺部2には一対の凸状連結具6が設けられ、上側の第一接合辺部2には凸状連結具6が嵌合する一対の凹状連結具7が設けられている。
更に、一対の各化粧板1の左右いずれか一方の第二接合辺部3には長手方向に延びる凸片8が設けられ、左右いずれか他方の第二接合辺部3には長手方向に延び凸片8が嵌合し得る形状の凹溝9が形成されている。
そして、この建築用ブロックSを構築するときは、複数の建築用ブロックSを接合辺部2,3を接合させて順次連設する。この場合、上下において凸状連結具6と凹状連結具7との嵌合により連結を行ない、左右において凸片8と凹溝9との嵌合により連結を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この従来の建築用ブロックSにあっては、一対の各化粧板1は連結ロッドからなる連結部材4によって連結されているので、ロッドは棒状であることから、左右端を同位置に位置決めしにくく、連結部材4を組付けての作成作業性が悪くなっているとともに、斜めに傾斜したり曲がったりし易く、そのため、建築用ブロックSの強度が必ずしも高いとは言えないという問題があった。
また、この従来の建築用ブロックSにあっては、上下において凸状連結具6と凹状連結具7との嵌合により連結を行なっているが、凸状連結具6及び凹状連結具7は構造が複雑で、その取付も面倒になることから、構築作業性が悪く、コスト高になっているという問題もあった。
更にまた、複数の建築用ブロックSを連設する際、上下において凸状連結具6と凹状連結具7との嵌合により連結を行なっているので、それだけ部品点数も多くなり、作業も煩雑で、作業性が悪く、また、連結も必ずしも強固なものとは言えないという問題もあった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、建築用ブロックの連結部材を組付けての作成作業性を向上させ、強度を向上させるとともに、建築用ブロック同士の接合を容易にして構築作業性の向上を図った建築用ブロックを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するため、上下左右に多数が連接される建築用ブロックであって、裏面同士が対峙して配置され隣接する建築用ブロックと接合される上下の第一接合辺部及び左右の第二接合辺部を有した一対の化粧板と該一対の化粧板同士を連結する連結部材とを備えた建築用ブロックにおいて、上記一対の各化粧板の夫々の裏面側に、鏡面対称でかつ上下方向及び左右方向の少なくともいずれか一方の方向に沿い相対向する接合辺部から内部より開口が狭い複数のスライド溝を形成するとともに、該各スライド溝を、隣接する建築用ブロックのスライド溝と連通するように設け、上記連結部材を、その両端に上記スライド溝に接合辺部側から挿入されて該スライド溝に係合する係合部を有しかつ隣接する建築用ブロックのスライド溝に跨がって挿通される板状に形成した構成としている。
【0005】
この構成によれば、建築用ブロックを製造するときは、予め、化粧板及び連結部材を作成しておき、対応する一対の化粧板の裏面同士を対面させた状態で、化粧板の夫々の裏面側に形成したスライド溝に、連結部材をスライドさせて挿入して連結部材をスライド溝に係合し、化粧板を連結部材で連結する。
この場合、連結部材をスライド溝に差し込むだけで連結できるので、連結部材の組付けが極めて容易であり、そのため、建築用ブロックの作成作業性が向上させられる。また、連結部材は、板状で連結幅が大きくあり、しかも、スライド溝に位置決めされているので、傾斜したり曲がって組付けられることがなく、容易に動きにくく、それだけ、強度が大幅に向上させられる。
【0006】
また、この建築用ブロックを用いて例えば建物の壁を構築する場合には、建築用ブロックを上下左右に連設して積層していく。また、建築用ブロック同士を接合させたときは、隣接する建築用ブロックのスライド溝同士に連結部材を挿入して建築用ブロック同士のスライド溝に跨がって挿通させる。この場合、従来のように、上下において特別の連結具を用いなくても、化粧板の連結部材を利用して上下の建築用ブロック同士の連結ができるので、それだけ部品点数が少なくてすみ、作業も容易で作業性が向上させられる。
このようにして構築された建築用ブロックが積層された構築物においては、隣接する建築用ブロック同士のスライド溝に連結部材が跨がって挿通させられるので、建築用ブロック同士の接合強度を高くすることができる。
【0007】
そして、本発明は、上記互いに連通し合う関係に形成されるスライド溝であって、上記相対向する接合辺部の内一方側の接合辺部からのスライド溝と他方側の接合辺部からのスライド溝とを、隣接する建築用ブロックを位相をずらせて接合させた状態で全て互いに連通する関係に形成している。隣接する上下段の建築用ブロックの位相が左右に半分の幅ずれて積層される所謂乱積みの場合に、容易に適用させることができる。
そしてまた、必要に応じ、上記互いに連通し合う関係に形成されるスライド溝であって、上記相対向する接合辺部の内一方側の接合辺部からのスライド溝を化粧板の途中に終端を有して連結部材の長さより長く形成し、他方側の接合辺部からのスライド溝を化粧板の途中に終端を有して連結部材の長さより短く形成し、上記長さの長いスライド溝に予め連結部材を接合辺部から没入させて挿入し、隣接する建築用ブロックの接合時に該隣接する建築用ブロックの長さの短いスライド溝に上記没入させた連結部材を突出させて挿入可能にした構成としている。連接前において、建築用ブロックは、予め、連結部材が没入しているので、持ち運びや積層が容易になり、取扱を容易にすることができる。
【0008】
また、必要に応じ、上記互いに連通し合う関係に形成されるスライド溝であって、上記相対向する接合辺部の内一方側の接合辺部からのスライド溝と他方側の接合辺部からのスライド溝とを化粧板の途中に終端を有して同じ長さに形成した構成としている。同じ長さのスライド溝なので、製造を容易に行なうことができる。
更に、必要に応じ、上記スライド溝を接合辺部に対して傾斜形成した構成としている。スライド溝は接合辺部に対して傾斜形成されているので、一度、連結部材を上下の建築用ブロック同士のスライド溝に跨がって挿通させると、元に戻さない限り、上下の建築用ブロック同士を引き離すことができないことになり、それだけ、接合強度を向上させることができる。
更にまた、必要に応じ、スライド溝を接合辺部に対して直交させて形成した構成としている。スライド溝の製造を容易に行なうことができる。
また、必要に応じ、上記スライド溝を接合辺部に対して直交させかつ相対向する接合辺部の一方側の接合辺部から他方側の接合辺部に亘って貫通形成した構成としている。スライド溝の製造を容易に行なうことができるとともに、連接前において、予め、連結部材を没入できるので、持ち運びや積層が容易になり、取扱を容易にすることができる。
【0009】
この場合、上記連結部材を、その端部が隣接する建築用ブロックの連結部材の端部と互いに噛合する鋸刃状に形成したことが有効である。連結部材同士の接合が強固になり、建築用ブロック間の連結強度が増加させられる。
また、この場合、必要に応じ、上記化粧板を、接合辺部に対して直交する方向に連設されるとともに連結部材が跨がって設けられる複数の化粧板単体の集合で構成している。連結部材により連結された複数の化粧板単体の集合なので、予めブロックを大きく形成することができ、強度を増すことができる。
更に、必要に応じ、上記化粧板単体の表面に、隣接する化粧板単体同士が位相がずれて接合されているように視認させる筋目を設けた構成としている。化粧板単体を乱積みしたように見せることができ、外観品質が向上させられる。
【0010】
そして、必要に応じ、上記一対の各化粧板の一方の第一接合辺部及び一方の第二接合辺部に長手方向に延びる凸片を形成し、上記一対の各化粧板の他方の第一接合辺部及び他方の第二接合辺部に長手方向に延び凸片が嵌合し得る形状の凹溝を形成した構成としている。建築用ブロックの上下左右において、凸片と凹溝とを嵌合させて連設するだけで良く、そのため、壁等の構築を極めて容易に行なうことができる。また、互いに嵌合した凸片と凹溝によって化粧板の面に直交する方向の動きが規制されるので、建築用ブロックの構築強度が高くなる。
この場合、上記凸片を断面において先端の幅が基端の幅より長く外側が化粧板の外面と面一なくさび状に形成し、上記凹溝を上記凸片の係合時に該凸片の外側が隣接する化粧板の外面と面一になるように化粧板の外側から切欠き形成したことが有効である。凸片のある部分と凹溝のある部分とを対称同形状に形成することができ、それだけ製造が容易になる。
【0011】
更に、必要に応じ、上記化粧板及び連結部材を木製とした構成としている。加工を容易に行なうことができる。
この場合、上記化粧板及び連結部材を木製の集成材で形成したことが有効である。木製の集成材なので、硬度を高くして強度を向上させることができる。また、木製ブロックという軽量な材料を利用しているため、塀を建造した場合、もし仮に地震により倒壊した場合でも、コンクリートブロック等の材料に比べ、人,物に対しても危険性は少なくなる。
更にまた、必要に応じ、上記スライド溝を断面台形状のあり溝で構成し、上記連結部材の係合部を上記あり溝に摺動可能な同形状のほぞで構成している。係合を容易かつ確実にでき、作成作業性を大幅に向上させ、結合強度を大幅に向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る建築用ブロックを説明する。
図1乃至図3には、本発明の第一の実施の形態に係る建築用ブロックS(図2では▲1▼)を示している。この建築用ブロックSは、略直方体状に形成されており、上下左右に多数が連接されて構築される。建築用ブロックSの連接は、図2に示すように、下側の建築用ブロックSに対して左右方向の長さの半分の長さ分位相をずらせて接合させる。
建築用ブロックSの基本的構成は、裏面同士が対峙して配置され他と接合される上下の第一接合辺部11及び他と接合される左右の第二接合辺部12を有した一対の化粧板10,10と、この一対の化粧板10同士を連結する連結部材20とを備えてなる。
そして、実施の形態では、建築用ブロックSの化粧板10及び連結部材20は木製であり、特に、集成材を用いて形成されている。
【0013】
一対の各化粧板10の夫々の裏面側には、鏡面対称でかつ上下方向及び左右方向の少なくともいずれか一方(実施の形態では上下方向)に沿い相対向する第一接合辺部11(11A,11B)から内部より開口が狭い複数のスライド溝13が形成されている。スライド溝13は断面台形状のあり溝で構成されている。1つの化粧板10においては、相対向する第一接合辺部11(11A,11B)の内一方側の第一接合辺部11Aからのスライド溝13は、左右対称に一対ずつ形成され、相対向する接合辺部11の内他方側の第一接合辺部11Bからのスライド溝13は、左右対称に一対ずつ形成され、合計8つ形成されている。
各スライド溝13は、第一接合辺部11に対して傾斜形成されるとともに、隣接する他の建築用ブロックSのスライド溝13と連通するように設けられている。
【0014】
詳しくは、図2に示すように、互いに連通し合う関係に形成されるスライド溝13であって、相対向する接合辺部11の内一方側の第一接合辺部11Aからのスライド溝13(A)と他方側の第一接合辺部11Bからのスライド溝13(B)とは、隣接する建築用ブロックSを位相をずらせて接合させた状態で全て互いに連通する関係に形成されている。
そしてまた、互いに連通し合う関係に形成されるスライド溝13であって、相対向する第一接合辺部11の内一方側(図では下側)の第一接合辺部11Aからのスライド溝13(A)は、化粧板10の途中に終端15を有して連結部材20の長さより長く形成され、他方側(図では上側)の第一接合辺部11Bからのスライド溝13(B)は、化粧板10の途中に終端15を有して連結部材20の長さより短く形成されている。これにより、長さの長いスライド溝13(A)に予め連結部材20を第一接合辺部11Aから没入させて挿入し、隣接する建築用ブロックSの接合時に隣接する建築用ブロックSの長さの短いスライド溝13(B)にこの没入させた連結部材20を突出させて挿入可能にしている。
【0015】
連結部材20は、その両端にスライド溝13に接合辺部11側から挿入されてスライド溝13に係合する係合部21を有しかつ隣接する建築用ブロックSのスライド溝13に跨がって挿通される板状に形成されている。この係合部21は、あり溝で構成されたスライド溝13に摺動可能な同形状のほぞで構成されている。
また、実施の形態に係る建築用ブロックSにおいて、一対の各化粧板10の一方の第一接合辺部11A及び該一方の第一接合辺部11Aに隣接する一方の第二接合辺部12(12A)には、長手方向に延びる凸片30が形成されている。
一方、一対の各化粧板10の他方の第一接合辺部11B及び該他方の第一接合辺部11Bに隣接する他方の第二接合辺部12(12B)に長手方向に延び凸片30が嵌合し得る形状の凹溝31が形成されている。
図3に示すように、凸片30は、断面において先端の幅が基端の幅より長く外側が化粧板10の外面と面一なくさび状に形成され、一方、凹溝31は、凸片30の係合時に該凸片30の外側が隣接する化粧板10の外面と面一になるように化粧板10の外側から切欠き形成されている。そのため、凸片30のある部分と凹溝31のある部分とを対称同形状に形成することができ、それだけ製造が容易になる。
尚、図2に示すように、連接された建築用ブロックSの左右端を揃えるために、適宜左右方向の長さの短い建築用ブロック(▲2▼,▲3▼,▲4▼,▲5▼)を用意しておく。
【0016】
従って、この実施の形態に係る建築用ブロックSを製造するときは、木製の集成材を切削加工する等して、予め、化粧板10及び連結部材20を作成しておく。この場合、化粧板10及び連結部材20が木製なので、加工が容易に行なわれる。また、集成材なので、硬度が高く強度も大きく作成される。
次に、対応する一対の化粧板10を用意し、この化粧板10の裏面同士を対面させた状態で、化粧板10の夫々の裏面側に形成した長さの長いスライド溝13(A)に、連結部材20の係合部21を第一接合辺部11A側からスライドさせて挿入し、係合部21をスライド溝13(A)の終端15に衝止させて、連結部材20をスライド溝13(A)に係合し、化粧板10を連結部材20で連結する。
この場合、連結部材20をスライド溝13(A)に差し込むだけで連結でき、連結部材20の組付けが極めて容易であり、そのため、建築用ブロックSの作成作業性が向上させられる。また、連結部材20は、板状で連結幅が大きくあるので、傾斜したり曲がって組付けられることがなく、容易に動きにくく、それだけ、強度が大幅に向上させられる。
更に、スライド溝13が断面台形状のあり溝で構成され、連結部材20の係合部21があり溝に摺動可能な同形状のほぞで構成されているので、この点でも容易に外れにくく、連結強度が高いものになる。
【0017】
次に、この実施の形態に係る建築用ブロックSを用いて例えば建物の壁を構築する場合について説明する。尚、図2に示すように、連接された建築用ブロックSの左右端を揃えるために、適宜左右方向の長さの短い建築用ブロックS(例えば▲2▼,▲3▼,▲4▼,▲5▼等)を用意しておく。
先ず、図3に示すように、予めコンクリートで基礎40を構築し、この基礎40上に建築用ブロックSの凸片30に嵌合する凹溝31を有した棒状の土台41を敷設する。この土台には、支柱44が立設される。
そして、この支柱44を土台に順次立設していくとともに、この支柱44間に建築用ブロックSを上下左右に連設して積層していく。この積層は、隣接する上下段の建築用ブロックSの位相が左右に半分の幅ずれて積層される所謂乱積みにより行なう。この場合、建築用ブロックSは、予め、連結部材20が没入しているので、持ち運びや積層が容易になり、取扱が容易になる。
この際、建築用ブロックSの上下左右において、凸片30と凹溝31とを嵌合させる。この場合、小槌などを用いて建築用ブロックSを叩いて凸片30を凹溝31に押し込むと良い。建築用ブロックSは木製なので、ある程度変形して容易に凸片30と凹溝31とが嵌合する。
【0018】
更に、下側の建築用ブロックSの上側に建築用ブロックSを接合させたときは、隣接する建築用ブロックSの長さの短いスライド溝13(B)に予め没入させた連結部材20を突出させて挿入し、隣接する上下の建築用ブロックS同士のスライド溝13に跨がって挿通させる。この際には、小槌などを用いて連結部材20を叩いて押し込むと良い。この場合、従来のように、上下において特別の連結具を用いなくても、化粧板10の連結部材20を利用して上下の建築用ブロックS同士の連結ができるので、それだけ部品点数が少なくてすみ、作業も容易で作業性が向上させられる。
尚、図2に示すように、連接された建築用ブロックSの左右端には、適宜左右方向の長さの短い建築用ブロックSを設ける。また、上部には土台41と同様に形成された桁部材45を設ける。
【0019】
このようにして構築された建築用ブロックSが積層された構築物においては、図3に示すように、互いに嵌合した凸片30と凹溝31によって化粧板10の面に直交する方向の動きが規制されるので、建築用ブロックSの構築強度が高くなる。また、図2に示すように、隣接する上下の建築用ブロックS同士のスライド溝13に連結部材20が跨がって挿通させられるので、建築用ブロックS同士の接合強度が高くなる。特に、スライド溝13は接合辺部11に対して傾斜形成されているので、一度、連結部材20を上下の建築用ブロックS同士のスライド溝13に跨がって挿通させると、元に戻さない限り、上下の建築用ブロックS同士を引き離すことができないことになり、それだけ、接合強度を向上させることができる。
【0020】
図4及び図5には、第二の実施の形態に係る建築用ブロックSを示している。これは、上記と略同様に形成されるが、上記と異なって、スライド溝13が接合辺部11に対して直交させて形成されている。また、互いに連通し合う関係に形成されるスライド溝13であって、相対向する第一接合辺部11の内一方側の接合辺部11Aからのスライド溝13と他方側の接合辺部11Bからのスライド溝13とが化粧板10の途中に終端15を有して同じ長さに形成されている。連結部材20は、スライド溝13の長さの2倍弱の長さに形成されている。
【0021】
従って、この第二の実施の形態に係る建築用ブロックSによれば、スライド溝13が上下で同じ形状なので、加工が容易に行なわれる。また、この実施の形態に係る建築用ブロックSを作成するときは、相対向する第一接合辺部11の内他方側の接合辺部11B(一方側の接合辺部11Aでも良い)のスライド溝13に連結部材20を挿通して化粧板10を連結しておく。この場合、連結部材20は、建築用ブロックSから半分ほど突出される。
そして、建物の壁を構築する場合、建築用ブロックSを上下左右に連設して積層していくが、上記と同様に、この積層は、隣接する上下段の建築用ブロックSの位相が左右に半分の幅ずれて積層される所謂乱積みにより行なう。
この際、建築用ブロックSの上下左右において、凸片30と凹溝31とを嵌合させるとともに、下側の建築用ブロックSの上側に建築用ブロックSを接合させるときは、下側の建築用ブロックSから突出した連結部材20に上側の建築用ブロックSのスライド溝13を挿通させながら接合を行なう。
この場合においても、従来のように、上下において特別の連結具を用いなくても、化粧板10の連結部材20を利用して上下の建築用ブロックS同士の連結ができるので、それだけ部品点数が少なくてすみ、作業も容易で作業性が向上させられる。
また、図5に示すように、隣接する上下の建築用ブロックS同士のスライド溝13に連結部材20が跨がって挿通させられるので、建築用ブロックS同士の接合強度が高くなる。
【0022】
図6及び図7には、第三の実施の形態に係る建築用ブロックSを示している。これは、上記と略同様に形成されるが、上記と異なって、スライド溝13が、接合辺部11に対して直交させかつ相対向する接合辺部11の一方側の接合辺部11Aから他方側の接合辺部11Bに亘って貫通形成されている。連結部材20は、建築用ブロックSの上下幅と略同じ長さに形成されている。
【0023】
従って、この第三の実施の形態に係る建築用ブロックSによれば、スライド溝13が貫通しているので、加工が容易に行なわれる。また、この実施の形態に係る建築用ブロックSを作成するときは、スライド溝13に連結部材20を挿通して化粧板10を連結しておく。この場合、連結部材20は、建築用ブロックSからは突出しないで没入している。
そして、建物の壁を構築する場合、建築用ブロックSを上下左右に連設して積層していくが、図7に示すように、最下位の建築用ブロックSのスライド溝13には、建築用ブロックSの上下幅の約半分の長さの連結部材20aを挿通し、スライド溝13の深さを半分にしておく。そして、上記と同様に、建築用ブロックSの積層は、隣接する上下段の建築用ブロックSの位相が左右に半分の幅ずれて積層される所謂乱積みにより行なう。
この際、建築用ブロックSの上下左右において、凸片30と凹溝31とを嵌合させる。また、図7に示すように、下側の建築用ブロックSの上側に建築用ブロックSを接合させたときは、上側の建築用ブロックSに予め没入させた連結部材20を突出させて下側の建築用ブロックSのスライド溝13に挿入する。これにより、連結部材20が隣接する上下の建築用ブロックS同士のスライド溝13に跨がって挿通される。この場合、小槌などを用いて連結部材20を叩いて押し込むと良い。
この場合においても、従来のように、上下において特別の連結具を用いなくても、化粧板10の連結部材20を利用して上下の建築用ブロックS同士の連結ができるので、それだけ部品点数が少なくてすみ、作業も容易で作業性が向上させられる。
また、図7に示すように、隣接する上下の建築用ブロックS同士のスライド溝13に連結部材20が跨がって挿通させられるので、建築用ブロックS同士の接合強度が高くなる。
【0024】
図8乃至図10には、第四の実施の形態に係る建築用ブロックSを示している。これは、上記第三の実施の形態と同様に、スライド溝13が、接合辺部11に対して直交させかつ相対向する接合辺部11の一方側の接合辺部11Aから他方側の接合辺部11Bに亘って貫通形成されている。連結部材20は、建築用ブロックSの上下幅と略同じ長さに形成されている。
上記第三の実施の形態と異なる点は、化粧板10が、接合辺部11A,11Bに対して直交する方向に連設されるとともに連結部材20が跨がって設けられる複数の化粧板単体40の集合(実施の形態では同形状の2つの化粧板単体40の集合)で構成されている点である。化粧板単体40同士は、化粧板10の接合辺部11A,11Bと同様の接合手段により接合されている。
【0025】
また、化粧板単体40の表面には、隣接する化粧板単体同士が等間隔で位相がずれて接合されているように視認させる上下方向の筋目41が等間隔で設けられている。
更に、連結部材20が、その端部42が隣接する建築用ブロックSの連結部材20の端部42と互いに噛合する鋸刃状に形成されている。そして、噛合する端部42同士は、接着剤によっても接合される。
【0026】
従って、この第四の実施の形態に係る建築用ブロックSによれば、スライド溝13が貫通しているので、加工が容易に行なわれる。また、この実施の形態に係る建築用ブロックSを作成するときは、予め、同形状の2つの化粧板単体40を集合させ、スライド溝13に連結部材20を挿通して化粧板10を連結しておく。この場合、建築用ブロックSは、連結部材20により連結された複数の化粧板単体40の集合なので、予めブロックSを大きく形成することができ、強度を増すことができる。
【0027】
そして、図9及び図10に示すように、建物の壁を構築する場合、建築用ブロックSを上下左右に連設して積層していく。この場合、例えば、最下位の建築用ブロックSのスライド溝13には、建築用ブロックSの上下幅の1.25倍の長さの連結部材20bを挿通しておく。
この際、建築用ブロックSの上下左右において、凸片30と凹溝31とを嵌合させる。また、図10に示すように、下側の建築用ブロックSの上側に建築用ブロックSを接合させたときは、上側の建築用ブロックSの連結部材20を上側に突出させて下側から突出した連結部材20を建築用ブロックSのスライド溝13に挿入するとともに、連結部材20の端部42に接着剤を塗布して行なう。これにより、連結部材20が隣接する上下の建築用ブロックS同士のスライド溝13に跨がって挿通される。
【0028】
この場合においても、従来のように、上下において特別の連結具を用いなくても、化粧板10の連結部材20を利用して上下の建築用ブロックS同士の連結ができるので、それだけ部品点数が少なくてすみ、作業も容易で作業性が向上させられる。
また、図10に示すように、隣接する上下の建築用ブロックS同士のスライド溝13に連結部材20が跨がって挿通させられるので、建築用ブロックS同士の接合強度が高くなる。
更に、連結部材20の端部42が鋸刃状に形成されて噛合しており、しかも、接着剤で接合されているので、連結部材20同士の接合が強固になり、建築用ブロックS間の連結強度が増加させられる。
このようにして構築された建築用ブロックSの壁においては、化粧板単体40の表面に、隣接する化粧板単体同士が位相がずれて接合されているように視認させる筋目41が設けられているので、化粧板単体40を乱積みしたように見せることができ、外観品質が向上させられる。
【0029】
尚、上記実施の形態において、凸片30を断面において先端の幅が基端の幅より長く外側が化粧板10の外面と面一なくさび状に形成し、凹溝31を凸片30の係合時に該凸片30の外側が隣接する化粧板10の外面と面一になるように化粧板10の外側から切欠き形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、図11及び図12に示すように、凸片30を断面において接合辺部の中間に突設し、凹溝31を接合辺部の中間に凹設して形成しても良く、適宜変更して差支えない。図11においては、対峙する一対の化粧板10同士は、同一形状に形成されている。そのため、1種類の化粧板で建築用ブロックを形成できるので、製造が容易になる。
また、材質も、木製に限らず、樹脂や金属製にする等適宜変更して差支えない。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の建築用ブロックによれば、この建築用ブロックを製造するときは、連結部材を化粧板のスライド溝に差し込むだけで化粧板を連結できるので、連結部材の組付けが極めて容易であり、そのため、建築用ブロックの作成作業性を大幅に向上させることができる。また、連結部材は、板状で連結幅が大きくあるので、傾斜したり曲がって組付けられることがなく、容易に動きにくく、それだけ、強度を大幅に向上させることができる。
更に、この建築用ブロックを用いて例えば建物の壁を構築する場合には、連結部材が隣接する建築用ブロック同士のスライド溝に跨がって挿通されるので、従来のように、特別の連結具を用いなくても、化粧板の連結部材を利用して建築用ブロック同士の連結ができ、それだけ部品点数が少なくてすみ、作業を容易にして作業性を大幅に向上させることができる。また、隣接する建築用ブロック同士のスライド溝に連結部材が跨がって挿通させられるので、建築用ブロック同士の接合強度を高くすることができる。
【0031】
そして、互いに連通し合う関係に形成されるスライド溝であって、相対向する接合辺部の内一方側の接合辺部からのスライド溝と他方側の接合辺部からのスライド溝とを、隣接する建築用ブロックを位相をずらせて接合させた状態で全て互いに連通する関係に形成したので、隣接する上下段の建築用ブロックの位相が左右に半分の幅ずれて積層される所謂乱積みの場合に、容易に適用させることができる。
また、互いに連通し合う関係に形成されるスライド溝であって、相対向する接合辺部の内一方側の接合辺部からのスライド溝を化粧板の途中に終端を有して連結部材の長さより長く形成し、他方側の接合辺部からのスライド溝を化粧板の途中に終端を有して連結部材の長さより短く形成し、長さの長いスライド溝に予め連結部材を接合辺部から没入させて挿入し、隣接する建築用ブロックの接合時に隣接する建築用ブロックの長さの短いスライド溝に没入させた連結部材を突出させて挿入可能にした場合には、連接前において、建築用ブロックは、予め、連結部材が没入しているので、持ち運びや積層が容易になり、取扱を容易にすることができる。
【0032】
更に、互いに連通し合う関係に形成されるスライド溝であって、相対向する接合辺部の内一方側の接合辺部からのスライド溝と他方側の接合辺部からのスライド溝とを化粧板の途中に終端を有して同じ長さに形成した場合には、同じ長さのスライド溝なので、製造を容易に行なうことができる。
更にまた、スライド溝を接合辺部に対して傾斜形成した場合には、上下の建築用ブロック同士を容易に引き離すことができないことになり、それだけ、接合強度を向上させることができる。
また、スライド溝を接合辺部に対して直交させて形成した場合には、製造を容易に行なうことができる。
更に、スライド溝を接合辺部に対して直交させかつ相対向する接合辺部の一方側の接合辺部から他方側の接合辺部に亘って貫通形成した場合には、スライド溝の製造を容易に行なうことができるとともに、連接前において、予め、連結部材を没入できるので、持ち運びや積層が容易になり、取扱を容易にすることができる。
【0033】
この場合、連結部材を、その端部が隣接する建築用ブロックの連結部材の端部と互いに噛合する鋸刃状に形成すれば、連結部材同士の接合が強固になり、建築用ブロック間の連結強度を増加させることができる。
また、化粧板を、接合辺部に対して直交する方向に連設されるとともに連結部材が跨がって設けられる複数の化粧板単体の集合で構成した場合には、連結部材により連結された複数の化粧板単体の集合なので、予めブロックを大きく形成することができ、強度を増すことができる。
更に、化粧板単体の表面に、隣接する化粧板単体同士が位相がずれて接合されているように視認させる筋目を設けた場合には、化粧板単体を乱積みしたように見せることができ、外観品質を向上させることができる。
【0034】
更にまた、一対の各化粧板の一方の第一接合辺部及び一方の第二接合辺部に長手方向に延びる凸片を形成し、一対の各化粧板の他方の第一接合辺部及び他方の第二接合辺部に長手方向に延び凸片が嵌合し得る形状の凹溝を形成した場合には、建築用ブロックの上下左右において、凸片と凹溝とを嵌合させて連設するだけで良く、そのため、壁等の構築を極めて容易に行なうことができる。また、互いに嵌合した凸片と凹溝によって化粧板の面に直交する方向の動きが規制されるので、建築用ブロックの構築強度が高くなる。
この場合、凸片を断面において先端の幅が基端の幅より長く外側が化粧板の外面と面一なくさび状に形成し、凹溝を凸片の係合時に該凸片の外側が隣接する化粧板の外面と面一になるように化粧板の外側から切欠き形成した場合には、凸片のある部分と凹溝のある部分とを対称同形状に形成することができ、それだけ製造が容易になる。
また、化粧板及び連結部材を木製とした場合には、加工を容易に行なうことができる。また、化粧板及び連結部材を木製の集成材で形成した場合には、硬度を高くして強度を向上させることができる。また、木製ブロックという軽量な材料を利用しているため、塀を建造した場合、もし仮に地震により倒壊した場合でも、コンクリートブロック等の材料に比べ、人,物に対しても危険性は少なくなる。
また、スライド溝を断面台形状のあり溝で構成し、連結部材の係合部をあり溝に摺動可能な同形状のほぞで構成した場合には、係合を容易かつ確実にでき、作成作業性を大幅に向上させ、結合強度を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る建築用ブロックを示す分解斜視図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係る建築用ブロックの構築例を示す正面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態に係る建築用ブロックの構築例を示す側面図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態に係る建築用ブロックを示す分解斜視図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係る建築用ブロックの構築例を示す正面図である。
【図6】本発明の第三の実施の形態に係る建築用ブロックを示す分解斜視図である。
【図7】本発明の第三の実施の形態に係る建築用ブロックの構築例を示す正面図である。
【図8】本発明の第四の実施の形態に係る建築用ブロックを示す断面図である。
【図9】本発明の第四の実施の形態に係る建築用ブロックの構築例を示す正面図である。
【図10】本発明の第四の実施の形態に係る建築用ブロックの構築例を示す正面断面図である。
【図11】本発明の第一の実施の形態に係る建築用ブロックの変形例を示す分解斜視図である。
【図12】本発明の第一の実施の形態に係る建築用ブロックの変形例をその構築状態で示す側面図である。
【図13】従来の建築用ブロックをその施工状態とともに示す斜視図である。
【符号の説明】
S 建築用ブロック
10 化粧板
11 第一接合辺部
12 第二接合辺部
13 スライド溝
15 終端
20 連結部材
21 係合部
30 凸片
31 凹溝
40 化粧板単体
41 筋目
42 端部

Claims (14)

  1. 上下左右に多数が連接される建築用ブロックであって、裏面同士が対峙して配置され隣接する建築用ブロックと接合される上下の第一接合辺部及び左右の第二接合辺部を有した一対の化粧板と、該一対の化粧板同士を連結する連結部材とを備えた建築用ブロックにおいて、
    上記一対の各化粧板の夫々の裏面側に、鏡面対称でかつ上下方向及び左右方向の少なくともいずれか一方の方向に沿い相対向する接合辺部から内部より開口が狭い複数のスライド溝を形成するとともに、
    該各スライド溝を、隣接する建築用ブロックのスライド溝と連通するように設け、
    上記連結部材を、その両端に上記スライド溝に接合辺部側から挿入されて該スライド溝に係合する係合部を有しかつ隣接する建築用ブロックのスライド溝に跨がって挿通される板状に形成し
    上記互いに連通し合う関係に形成されるスライド溝であって、上記相対向する接合辺部の内一方側の接合辺部からのスライド溝と他方側の接合辺部からのスライド溝とを、隣接する建築用ブロックを位相をずらせて接合させた状態で全て互いに連通する関係に形成したことを特徴とする建築用ブロック。
  2. 上記互いに連通し合う関係に形成されるスライド溝であって、上記相対向する接合辺部の内一方側の接合辺部からのスライド溝を化粧板の途中に終端を有して連結部材の長さより長く形成し、他方側の接合辺部からのスライド溝を化粧板の途中に終端を有して連結部材の長さより短く形成し、上記長さの長いスライド溝に予め連結部材を接合辺部から没入させて挿入し、隣接する建築用ブロックの接合時に該隣接する建築用ブロックの長さの短いスライド溝に上記没入させた連結部材を突出させて挿入可能にしたことを特徴とする請求項1記載の建築用ブロック。
  3. 上記互いに連通し合う関係に形成されるスライド溝であって、上記相対向する接合辺部の内一方側の接合辺部からのスライド溝と他方側の接合辺部からのスライド溝とを化粧板の途中に終端を有して同じ長さに形成したことを特徴とする請求項1記載の建築用ブロック。
  4. 上記スライド溝を接合辺部に対して傾斜形成したことを特徴とする請求項1,2または3記載の建築用ブロック。
  5. 上記スライド溝を接合辺部に対して直交させて形成したことを特徴とする請求項1,2または3記載の建築用ブロック。
  6. 上記スライド溝を接合辺部に対して直交させかつ相対向する接合辺部の一方側の接合辺部から他方側の接合辺部に亘って貫通形成したことを特徴とする請求項1記載の建築用ブロック。
  7. 上記連結部材を、その端部が隣接する建築用ブロックの連結部材の端部と互いに噛合する鋸刃状に形成したことを特徴とする請求項6記載の建築用ブロック。
  8. 上記化粧板を、接合辺部に対して直交する方向に連設されるとともに連結部材が跨がって設けられる複数の化粧板単体の集合で構成したことを特徴とする請求項6または7記載の建築用ブロック。
  9. 上記化粧板単体の表面に、隣接する化粧板単体同士が位相がずれて接合されているように視認させる筋目を設けたことを特徴とする請求項8記載の建築用ブロック。
  10. 上記一対の各化粧板の一方の第一接合辺部及び一方の第二接合辺部に長手方向に延びる凸片を形成し、上記一対の各化粧板の他方の第一接合辺部及び他方の第二接合辺部に長手方向に延び凸片が嵌合し得る形状の凹溝を形成したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9記載の建築用ブロック。
  11. 上記凸片を断面において先端の幅が基端の幅より長く外側が化粧板の外面と面一なくさび状に形成し、上記凹溝を上記凸片の係合時に該凸片の外側が隣接する化粧板の外面と面一になるように化粧板の外側から切欠き形成したことを特徴とする請求項10記載の建築用ブロック。
  12. 上記化粧板及び連結部材を木製としたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10または11記載の建築用ブロック。
  13. 上記化粧板及び連結部材を木製の集成材で形成したことを特徴とする請求項12記載の建築用ブロック。
  14. 上記スライド溝を断面台形状のあり溝で構成し、上記連結部材の係合部を上記あり溝に摺動可能な同形状のほぞで構成したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12または13記載の建築用ブロック。
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