JP2001164677A - 建築用ブロック及び建築用ブロックを用いた建築構造物の施工方法 - Google Patents
建築用ブロック及び建築用ブロックを用いた建築構造物の施工方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 連結部材を組付けての作成作業性を向上さ
せ、強度を向上させるとともに、建築用ブロック同士の
接合を容易にして構築作業性の向上を図る。 【解決手段】 裏面同士が対峙して配置され他と接合さ
れる上下の第一接合辺部11及び他と接合される左右の
第二接合辺部12を有した一対の化粧板10と、一対の
化粧板10同士を連結する連結部材20とを備え、一対
の各化粧板10の夫々の裏面側に、鏡面対称でかつ上下
方向に沿って接合辺部11から中間部14に亘りあり溝
からなる複数のスライド溝13を形成し、連結部材20
を、その両端にスライド溝13に接合辺部側から挿入さ
れスライド溝13の終端15に衝止させられて係合する
係合部21を有した板状に形成し、一対の各化粧板10
の一方の第一接合辺部11及び一方の第二接合辺部12
に長手方向に延びる凸片30を形成し、一対の各化粧板
10の他方の第一接合辺部11及び他方の第二接合辺部
12に長手方向に延び凸片30が嵌合し得る形状の凹溝
31を形成した。
せ、強度を向上させるとともに、建築用ブロック同士の
接合を容易にして構築作業性の向上を図る。 【解決手段】 裏面同士が対峙して配置され他と接合さ
れる上下の第一接合辺部11及び他と接合される左右の
第二接合辺部12を有した一対の化粧板10と、一対の
化粧板10同士を連結する連結部材20とを備え、一対
の各化粧板10の夫々の裏面側に、鏡面対称でかつ上下
方向に沿って接合辺部11から中間部14に亘りあり溝
からなる複数のスライド溝13を形成し、連結部材20
を、その両端にスライド溝13に接合辺部側から挿入さ
れスライド溝13の終端15に衝止させられて係合する
係合部21を有した板状に形成し、一対の各化粧板10
の一方の第一接合辺部11及び一方の第二接合辺部12
に長手方向に延びる凸片30を形成し、一対の各化粧板
10の他方の第一接合辺部11及び他方の第二接合辺部
12に長手方向に延び凸片30が嵌合し得る形状の凹溝
31を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の化粧板を連
結部材で連結して構成され複数連設されて建物の壁とし
て等構築される建築用ブロック及びこの建築用ブロック
を用いた建築構造物の施工方法に関する。
結部材で連結して構成され複数連設されて建物の壁とし
て等構築される建築用ブロック及びこの建築用ブロック
を用いた建築構造物の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の建築用ブロックとして
は、例えば、特開平10−311112号公報に掲載さ
れたものが知られている。図16に示すように、この建
築用ブロックSは、裏面同士が対峙して配置され他と接
合される上下の第一接合辺部2,2及び他と接合される
左右の第二接合辺部3,3を有した一対の化粧板1,1
と、化粧板1同士を連結する連結部材4とを備えて構成
されている。一対の各化粧板1の夫々の裏面側には、鏡
面対称でかつ左右方向に沿って2本のスライド溝5が形
成されている。そして、連結部材4は、両端がスライド
溝5に係止され長さ調整可能な連結ロッドで構成され、
一対の各化粧板1は、この連結ロッドからなる連結部材
4によって連結されている。また、一対の各化粧板1の
下側の第一接合辺部2には一対の凸状連結具6が設けら
れ、上側の第一接合辺部2には凸状連結具6が嵌合する
一対の凹状連結具7が設けられている。更に、一対の各
化粧板1の左右いずれか一方の第二接合辺部3には長手
方向に延びる凸片8が設けられ、左右いずれか他方の第
二接合辺部3には長手方向に延び凸片が嵌合し得る形状
の凹溝9が形成されている。そして、この建築用ブロッ
クSを構築するときは、複数の建築用ブロックSを接合
辺部2,3を接合させて順次連設する。この場合、上下
において凸状連結具6と凹状連結具7との嵌合により連
結を行ない、左右において凸片8と凹溝9との嵌合によ
り連結を行なう。
は、例えば、特開平10−311112号公報に掲載さ
れたものが知られている。図16に示すように、この建
築用ブロックSは、裏面同士が対峙して配置され他と接
合される上下の第一接合辺部2,2及び他と接合される
左右の第二接合辺部3,3を有した一対の化粧板1,1
と、化粧板1同士を連結する連結部材4とを備えて構成
されている。一対の各化粧板1の夫々の裏面側には、鏡
面対称でかつ左右方向に沿って2本のスライド溝5が形
成されている。そして、連結部材4は、両端がスライド
溝5に係止され長さ調整可能な連結ロッドで構成され、
一対の各化粧板1は、この連結ロッドからなる連結部材
4によって連結されている。また、一対の各化粧板1の
下側の第一接合辺部2には一対の凸状連結具6が設けら
れ、上側の第一接合辺部2には凸状連結具6が嵌合する
一対の凹状連結具7が設けられている。更に、一対の各
化粧板1の左右いずれか一方の第二接合辺部3には長手
方向に延びる凸片8が設けられ、左右いずれか他方の第
二接合辺部3には長手方向に延び凸片が嵌合し得る形状
の凹溝9が形成されている。そして、この建築用ブロッ
クSを構築するときは、複数の建築用ブロックSを接合
辺部2,3を接合させて順次連設する。この場合、上下
において凸状連結具6と凹状連結具7との嵌合により連
結を行ない、左右において凸片8と凹溝9との嵌合によ
り連結を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
建築用ブロックSにあっては、一対の各化粧板1は連結
ロッドからなる連結部材4によって連結されているの
で、ロッドは棒状であることから、左右端を同位置に位
置決めしにくく、連結部材4を組付けての作成作業性が
悪くなっているとともに、斜めに傾斜したり曲がったり
し易く、そのため、建築用ブロックSの強度が必ずしも
高いとは言えないという問題があった。また、この従来
の建築用ブロックSにあっては、上下において凸状連結
具6と凹状連結具7との嵌合により連結を行なっている
が、凸状連結具6及び凹状連結具7は構造が複雑で、そ
の取付も面倒になることから、構築作業性が悪く、コス
ト高になっているという問題もあった。更にまた、この
従来の建築用ブロックSを用いた構築物にあっては、一
対の化粧板1間に間隙が生じるので、断熱性や防音性に
劣るという問題もあった。本発明は上記の問題点に鑑み
てなされたもので、建築用ブロックの連結部材を組付け
ての作成作業性を向上させ、強度を向上させるととも
に、建築用ブロック同士の接合を容易にして構築作業性
の向上を図った建築用ブロックを提供することを目的と
する。また、断熱性や防音性の向上を図った建築用ブロ
ックを用いた建築構造物の施工方法を提供することを目
的とする。
建築用ブロックSにあっては、一対の各化粧板1は連結
ロッドからなる連結部材4によって連結されているの
で、ロッドは棒状であることから、左右端を同位置に位
置決めしにくく、連結部材4を組付けての作成作業性が
悪くなっているとともに、斜めに傾斜したり曲がったり
し易く、そのため、建築用ブロックSの強度が必ずしも
高いとは言えないという問題があった。また、この従来
の建築用ブロックSにあっては、上下において凸状連結
具6と凹状連結具7との嵌合により連結を行なっている
が、凸状連結具6及び凹状連結具7は構造が複雑で、そ
の取付も面倒になることから、構築作業性が悪く、コス
ト高になっているという問題もあった。更にまた、この
従来の建築用ブロックSを用いた構築物にあっては、一
対の化粧板1間に間隙が生じるので、断熱性や防音性に
劣るという問題もあった。本発明は上記の問題点に鑑み
てなされたもので、建築用ブロックの連結部材を組付け
ての作成作業性を向上させ、強度を向上させるととも
に、建築用ブロック同士の接合を容易にして構築作業性
の向上を図った建築用ブロックを提供することを目的と
する。また、断熱性や防音性の向上を図った建築用ブロ
ックを用いた建築構造物の施工方法を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、裏面同士が対峙して配置され他と接合され
る上下の第一接合辺部及び他と接合される左右の第二接
合辺部を有した一対の化粧板と該一対の化粧板同士を連
結する連結部材とを備え、上記接合辺部を接合させて複
数連設される建築用ブロックにおいて、上記一対の各化
粧板の夫々の裏面側に、鏡面対称でかつ上下方向及び左
右方向の少なくともいずれか一方の方向に沿って接合辺
部から中間部に亘り内側より開口が狭い複数のスライド
溝を形成し、上記連結部材を、その両端に上記スライド
溝に接合辺部側から挿入され中間部のスライド溝の終端
に衝止させられて該スライド溝に係合する係合部を有し
た板状に形成し、上記一対の各化粧板の一方の第一接合
辺部及び一方の第二接合辺部に長手方向に延びる凸片を
形成し、上記一対の各化粧板の他方の第一接合辺部及び
他方の第二接合辺部に長手方向に延び凸片が嵌合し得る
形状の凹溝を形成した構成としている。
決するため、裏面同士が対峙して配置され他と接合され
る上下の第一接合辺部及び他と接合される左右の第二接
合辺部を有した一対の化粧板と該一対の化粧板同士を連
結する連結部材とを備え、上記接合辺部を接合させて複
数連設される建築用ブロックにおいて、上記一対の各化
粧板の夫々の裏面側に、鏡面対称でかつ上下方向及び左
右方向の少なくともいずれか一方の方向に沿って接合辺
部から中間部に亘り内側より開口が狭い複数のスライド
溝を形成し、上記連結部材を、その両端に上記スライド
溝に接合辺部側から挿入され中間部のスライド溝の終端
に衝止させられて該スライド溝に係合する係合部を有し
た板状に形成し、上記一対の各化粧板の一方の第一接合
辺部及び一方の第二接合辺部に長手方向に延びる凸片を
形成し、上記一対の各化粧板の他方の第一接合辺部及び
他方の第二接合辺部に長手方向に延び凸片が嵌合し得る
形状の凹溝を形成した構成としている。
【0005】この構成によれば、建築用ブロックを製造
するときは、予め、化粧板及び連結部材を作成してお
き、対応する一対の化粧板の裏面同士を対面させた状態
で、化粧板の夫々の裏面側に形成したスライド溝に、連
結部材の係合部を接合辺部側からスライドさせて挿入
し、係合部を中間部のスライド溝の終端に衝止させて、
連結部材をスライド溝に係合し、化粧板を連結部材で連
結する。この場合、連結部材をスライド溝に差し込むだ
けで連結でき、しかも、連結部材をスライド溝の終端に
衝止させるだけで位置決めできるので、連結部材の組付
けが極めて容易であり、そのため、建築用ブロックの作
成作業性が向上させられる。また、連結部材は、板状で
連結幅が大きくあり、しかも、スライド溝の終端に位置
決めされているので、傾斜したり曲がって組付けられる
ことがなく、容易に動きにくく、それだけ、強度が大幅
に向上させられる。
するときは、予め、化粧板及び連結部材を作成してお
き、対応する一対の化粧板の裏面同士を対面させた状態
で、化粧板の夫々の裏面側に形成したスライド溝に、連
結部材の係合部を接合辺部側からスライドさせて挿入
し、係合部を中間部のスライド溝の終端に衝止させて、
連結部材をスライド溝に係合し、化粧板を連結部材で連
結する。この場合、連結部材をスライド溝に差し込むだ
けで連結でき、しかも、連結部材をスライド溝の終端に
衝止させるだけで位置決めできるので、連結部材の組付
けが極めて容易であり、そのため、建築用ブロックの作
成作業性が向上させられる。また、連結部材は、板状で
連結幅が大きくあり、しかも、スライド溝の終端に位置
決めされているので、傾斜したり曲がって組付けられる
ことがなく、容易に動きにくく、それだけ、強度が大幅
に向上させられる。
【0006】また、この建築用ブロックを用いて例えば
建物の壁を構築する場合には、建築用ブロックを上下左
右に連設して積層していく。この積層は、建築用ブロッ
クの上下左右において、凸片と凹溝とを嵌合させる。こ
の場合、凸片と凹溝を嵌合させるだけで建築用ブロック
を連設できるので、壁等の構築が極めて容易に行なわれ
る。このようにして構築された建築用ブロックが積層さ
れた構築物においては、互いに嵌合した凸片と凹溝によ
って化粧板の面に直交する方向の動きが規制されるの
で、建築用ブロックの構築強度が高くなる。
建物の壁を構築する場合には、建築用ブロックを上下左
右に連設して積層していく。この積層は、建築用ブロッ
クの上下左右において、凸片と凹溝とを嵌合させる。こ
の場合、凸片と凹溝を嵌合させるだけで建築用ブロック
を連設できるので、壁等の構築が極めて容易に行なわれ
る。このようにして構築された建築用ブロックが積層さ
れた構築物においては、互いに嵌合した凸片と凹溝によ
って化粧板の面に直交する方向の動きが規制されるの
で、建築用ブロックの構築強度が高くなる。
【0007】そして、必要に応じ、上記化粧板及び連結
部材を木製としている。化粧板及び連結部材の加工が容
易に行なわれる。この場合、上記化粧板及び連結部材を
木製の集成材で形成したことが有効である。硬度を高く
して強度を向上させることができる。また、必要に応
じ、上記スライド溝を断面台形状のあり溝で構成し、上
記連結部材の係合部を上記あり溝に摺動可能な同形状の
ほぞで構成している。係合を容易かつ確実にでき、作成
作業性が大幅に向上させられ、結合強度が大幅に向上さ
せられる。更に、必要に応じ、上記連結部材の外側にス
ライド方向に延びる溝状の座ぐりを形成した構成として
いる。座ぐりがある分、スペースが広くなり、例えば、
化粧板間に設けられる支柱に挿通し易く、建築用ブロッ
クの積層が容易に行なわれる。更にまた、必要に応じ、
上記凸片の突出長さよりも凹溝を形成する一対の側壁の
少なくともいずれか一方の高さを小さくし、隣接する建
築用ブロックの凸片及び凹溝を嵌合させた際に、隣接す
る接合辺部間に目地としての間隙を形成し得るようにし
ている。連設された建築用ブロック間に間隙からなる目
地が形成されるので、見栄えが良くなる。
部材を木製としている。化粧板及び連結部材の加工が容
易に行なわれる。この場合、上記化粧板及び連結部材を
木製の集成材で形成したことが有効である。硬度を高く
して強度を向上させることができる。また、必要に応
じ、上記スライド溝を断面台形状のあり溝で構成し、上
記連結部材の係合部を上記あり溝に摺動可能な同形状の
ほぞで構成している。係合を容易かつ確実にでき、作成
作業性が大幅に向上させられ、結合強度が大幅に向上さ
せられる。更に、必要に応じ、上記連結部材の外側にス
ライド方向に延びる溝状の座ぐりを形成した構成として
いる。座ぐりがある分、スペースが広くなり、例えば、
化粧板間に設けられる支柱に挿通し易く、建築用ブロッ
クの積層が容易に行なわれる。更にまた、必要に応じ、
上記凸片の突出長さよりも凹溝を形成する一対の側壁の
少なくともいずれか一方の高さを小さくし、隣接する建
築用ブロックの凸片及び凹溝を嵌合させた際に、隣接す
る接合辺部間に目地としての間隙を形成し得るようにし
ている。連設された建築用ブロック間に間隙からなる目
地が形成されるので、見栄えが良くなる。
【0008】また、必要に応じ、上記凸片の先端縁に該
凸片の幅方向に凸設され長手方向に延びる凸条を形成す
る一方、上記凹溝の底面に連続する側壁の側面に該凹溝
の幅方向に凹設されかつ長手方向に延び上記凸条が嵌合
し得る形状の凹条を形成し、上記凸片及び凹溝の嵌合時
に上記凸条及び凹条も嵌合させる構成としている。建築
用ブロックの連設時に、凸片と凹溝が嵌合するのみなら
ず、凸条及び凹条も嵌合するので、この凸条及び凹条は
凸片と凹溝の幅よりも幅広であることから、凸片が凹溝
から容易に抜け出ることがなくなり、より一層建築用ブ
ロック同士の結合が強固になる。この場合、上記凹溝の
側壁の側面を開口が広くなるように傾斜形成したことが
有効である。凹溝の開口が広くなるので、凸条のある凸
片を凹溝に押し込んで嵌合させ易くなり、構築が容易に
なる。また、この場合、上記凹溝の底面に長手方向に延
びる切込を形成したことが有効である。凸条のある凸片
を凹溝に押し込む際に、凹溝とともに切込も押し広げら
れ、そのため、凹溝の拡開幅が大きくなるので、凸条の
ある凸片を凹溝に挿入し易くなる。
凸片の幅方向に凸設され長手方向に延びる凸条を形成す
る一方、上記凹溝の底面に連続する側壁の側面に該凹溝
の幅方向に凹設されかつ長手方向に延び上記凸条が嵌合
し得る形状の凹条を形成し、上記凸片及び凹溝の嵌合時
に上記凸条及び凹条も嵌合させる構成としている。建築
用ブロックの連設時に、凸片と凹溝が嵌合するのみなら
ず、凸条及び凹条も嵌合するので、この凸条及び凹条は
凸片と凹溝の幅よりも幅広であることから、凸片が凹溝
から容易に抜け出ることがなくなり、より一層建築用ブ
ロック同士の結合が強固になる。この場合、上記凹溝の
側壁の側面を開口が広くなるように傾斜形成したことが
有効である。凹溝の開口が広くなるので、凸条のある凸
片を凹溝に押し込んで嵌合させ易くなり、構築が容易に
なる。また、この場合、上記凹溝の底面に長手方向に延
びる切込を形成したことが有効である。凸条のある凸片
を凹溝に押し込む際に、凹溝とともに切込も押し広げら
れ、そのため、凹溝の拡開幅が大きくなるので、凸条の
ある凸片を凹溝に挿入し易くなる。
【0009】更に、必要に応じ、上記凸片に該凸片の幅
方向に凸設される凸部を形成する一方、上記凹溝に該凹
溝の幅方向に凹設され上記凸部が嵌合し得る形状の凹部
を形成し、上記凸片及び凹溝の嵌合時に上記凸部及び凹
部も嵌合させる構成としている。互いに嵌合した凸片と
凹溝によって、化粧板の面の直交方向の動きを規制で
き、しかも、凸部及び凹部の嵌合によって左右方向への
動きも規制できるので、建築用ブロックの構築強度がよ
り一層高くなる。更にまた、必要に応じ、上記凹溝の底
面にゴムシートを付設した構成としている。このゴムシ
ートに凸片を弾接させることができ、そのため、容易に
がたつく事態が防止され、建築用ブロックの構築強度が
より一層高くなる。また、必要に応じ、上記第一接合辺
部及び第二接合辺部の少なくともいずれか一方の中間部
に、互いに嵌合して接合可能な形状の凸所及び凹所のい
ずれか一方を形成した構成としている。凸所を形成した
建築用ブロックと、凹所を形成した建築用ブロックとの
2種類の建築用ブロックを用いて、2種類の建築用ブロ
ックを凸所及び凹所において互いに嵌合させて接合させ
ることができ、そのため、凸所及び凹所の嵌合によって
左右あるいは上下方向への動きを規制できるので、建築
用ブロックの構築強度をより一層高くすることができ
る。
方向に凸設される凸部を形成する一方、上記凹溝に該凹
溝の幅方向に凹設され上記凸部が嵌合し得る形状の凹部
を形成し、上記凸片及び凹溝の嵌合時に上記凸部及び凹
部も嵌合させる構成としている。互いに嵌合した凸片と
凹溝によって、化粧板の面の直交方向の動きを規制で
き、しかも、凸部及び凹部の嵌合によって左右方向への
動きも規制できるので、建築用ブロックの構築強度がよ
り一層高くなる。更にまた、必要に応じ、上記凹溝の底
面にゴムシートを付設した構成としている。このゴムシ
ートに凸片を弾接させることができ、そのため、容易に
がたつく事態が防止され、建築用ブロックの構築強度が
より一層高くなる。また、必要に応じ、上記第一接合辺
部及び第二接合辺部の少なくともいずれか一方の中間部
に、互いに嵌合して接合可能な形状の凸所及び凹所のい
ずれか一方を形成した構成としている。凸所を形成した
建築用ブロックと、凹所を形成した建築用ブロックとの
2種類の建築用ブロックを用いて、2種類の建築用ブロ
ックを凸所及び凹所において互いに嵌合させて接合させ
ることができ、そのため、凸所及び凹所の嵌合によって
左右あるいは上下方向への動きを規制できるので、建築
用ブロックの構築強度をより一層高くすることができ
る。
【0010】そしてまた、上記の課題を解決するため、
本発明の建築用ブロックを用いた建築構造物の施工方法
は、裏面同士が対峙して配置され他と接合される上下の
第一接合辺部及び他と接合される左右の第二接合辺部を
有した一対の化粧板と該化粧板同士を連結する連結部材
とを備えた建築用ブロックを複数用い、これらの建築用
ブロックをその接合辺部を接合させて連設して建築構造
物を施工する建築用ブロックを用いた建築構造物の施工
方法において、建築用ブロックを接合させて連設してな
る建築構造物の上記一対の化粧板間に充填材を充填する
構成としている。この充填材によって断熱性,防音性,
防火性や防湿性の向上が図られる。また、必要に応じ、
上記充填材を、土と木炭とを含んで構成している。この
場合、上記充填材を、容積比で、珪藻土4〜6、木炭粒
2〜4としたことが有効である。また、上記充填材を、
容積比で、珪藻土4〜6、木炭粒2〜4、セラミック片
0.5〜1.5、水0.5〜1.5としたことが有効で
ある。木炭によって、特に吸湿,防臭,防虫,抗菌効果
の優れた壁として建造できる。
本発明の建築用ブロックを用いた建築構造物の施工方法
は、裏面同士が対峙して配置され他と接合される上下の
第一接合辺部及び他と接合される左右の第二接合辺部を
有した一対の化粧板と該化粧板同士を連結する連結部材
とを備えた建築用ブロックを複数用い、これらの建築用
ブロックをその接合辺部を接合させて連設して建築構造
物を施工する建築用ブロックを用いた建築構造物の施工
方法において、建築用ブロックを接合させて連設してな
る建築構造物の上記一対の化粧板間に充填材を充填する
構成としている。この充填材によって断熱性,防音性,
防火性や防湿性の向上が図られる。また、必要に応じ、
上記充填材を、土と木炭とを含んで構成している。この
場合、上記充填材を、容積比で、珪藻土4〜6、木炭粒
2〜4としたことが有効である。また、上記充填材を、
容積比で、珪藻土4〜6、木炭粒2〜4、セラミック片
0.5〜1.5、水0.5〜1.5としたことが有効で
ある。木炭によって、特に吸湿,防臭,防虫,抗菌効果
の優れた壁として建造できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る建築用ブロック及び建築用ブロック
を用いた建築構造物の施工方法を説明する。実施の形態
に係る建築構造物の施工方法は、実施の形態に係る建築
用ブロックを用いて実現されるので、実施の形態に係る
建築用ブロックを構築する作用の説明で説明する。図1
乃至図6に示すように、本発明の実施の形態に係る建築
用ブロックSの基本的構成は、裏面同士が対峙して配置
され他と接合される上下の第一接合辺部11及び他と接
合される左右の第二接合辺部12を有した一対の化粧板
10,10と、この一対の化粧板10同士を連結する連
結部材20とを備えてなる。そして、実施の形態では、
建築用ブロックSの化粧板10及び連結部材20は木製
であり、特に、集成材を用いて形成されている。
の実施の形態に係る建築用ブロック及び建築用ブロック
を用いた建築構造物の施工方法を説明する。実施の形態
に係る建築構造物の施工方法は、実施の形態に係る建築
用ブロックを用いて実現されるので、実施の形態に係る
建築用ブロックを構築する作用の説明で説明する。図1
乃至図6に示すように、本発明の実施の形態に係る建築
用ブロックSの基本的構成は、裏面同士が対峙して配置
され他と接合される上下の第一接合辺部11及び他と接
合される左右の第二接合辺部12を有した一対の化粧板
10,10と、この一対の化粧板10同士を連結する連
結部材20とを備えてなる。そして、実施の形態では、
建築用ブロックSの化粧板10及び連結部材20は木製
であり、特に、集成材を用いて形成されている。
【0012】一対の各化粧板10の夫々の裏面側には、
鏡面対称でかつ上下方向及び左右方向の少なくともいず
れか一方の方向に沿って接合辺部から中間部に亘り複数
のスライド溝13が形成されている。実施の形態では、
スライド溝13は上下方向で、上側の第一接合辺部11
から中間部14に亘って形成され、1つの化粧板10に
おいては、左右対称に一対ずつ合計4つ形成されてい
る。また、このスライド溝13は、内側より開口が狭い
形状に形成されており、実施の形態では、断面台形状の
あり溝で構成されている。一方、連結部材20は、その
両端にスライド溝13に接合辺部側から挿入され中間部
14のスライド溝13の終端15に衝止させられてスラ
イド溝13に係合する係合部21を有した略矩形板状に
形成されている。実施の形態では、この係合部21は、
あり溝で構成されたスライド溝13に摺動可能な同形状
のほぞで構成されている。更に、連結部材20の外側両
面には、スライド方向に延びる溝状の座ぐり22が一対
ずつ形成されている。
鏡面対称でかつ上下方向及び左右方向の少なくともいず
れか一方の方向に沿って接合辺部から中間部に亘り複数
のスライド溝13が形成されている。実施の形態では、
スライド溝13は上下方向で、上側の第一接合辺部11
から中間部14に亘って形成され、1つの化粧板10に
おいては、左右対称に一対ずつ合計4つ形成されてい
る。また、このスライド溝13は、内側より開口が狭い
形状に形成されており、実施の形態では、断面台形状の
あり溝で構成されている。一方、連結部材20は、その
両端にスライド溝13に接合辺部側から挿入され中間部
14のスライド溝13の終端15に衝止させられてスラ
イド溝13に係合する係合部21を有した略矩形板状に
形成されている。実施の形態では、この係合部21は、
あり溝で構成されたスライド溝13に摺動可能な同形状
のほぞで構成されている。更に、連結部材20の外側両
面には、スライド方向に延びる溝状の座ぐり22が一対
ずつ形成されている。
【0013】また、実施の形態に係る建築用ブロックS
において、一対の各化粧板10の一方の第一接合辺部1
1(図1中上側の第一接合辺部11A)及び該一方の第
一接合辺部11Aに隣接する一方の第二接合辺部12
(12A)には、長手方向に延びる矩形板状の凸片30
が形成されている。一方、一対の各化粧板10の他方の
第一接合辺部11(図1中下側の第一接合辺部11B)
及び該他方の第一接合辺部11Bに隣接する他方の第二
接合辺部12(12B)に長手方向に延び凸片30が嵌
合し得る形状の凹溝31が形成されている。この凸片3
0及び凹溝31において、図6に示すように、凸片30
の突出長さXよりも凹溝31を形成する一対の側壁の少
なくともいずれか一方(実施の形態では一方のみ)の高
さYが小さく形成され、隣接する建築用ブロックSの凸
片30及び凹溝31を嵌合させた際に、隣接する接合辺
部間に目地32としての間隙eが形成され得るようにし
てある。
において、一対の各化粧板10の一方の第一接合辺部1
1(図1中上側の第一接合辺部11A)及び該一方の第
一接合辺部11Aに隣接する一方の第二接合辺部12
(12A)には、長手方向に延びる矩形板状の凸片30
が形成されている。一方、一対の各化粧板10の他方の
第一接合辺部11(図1中下側の第一接合辺部11B)
及び該他方の第一接合辺部11Bに隣接する他方の第二
接合辺部12(12B)に長手方向に延び凸片30が嵌
合し得る形状の凹溝31が形成されている。この凸片3
0及び凹溝31において、図6に示すように、凸片30
の突出長さXよりも凹溝31を形成する一対の側壁の少
なくともいずれか一方(実施の形態では一方のみ)の高
さYが小さく形成され、隣接する建築用ブロックSの凸
片30及び凹溝31を嵌合させた際に、隣接する接合辺
部間に目地32としての間隙eが形成され得るようにし
てある。
【0014】更に、図6に示すように、凸片30の先端
縁には、凸片30の幅方向に凸設され長手方向に延びる
凸条33が形成されている。一方、凹溝31の底面31
aに連続する側壁の側面31bには、凹溝31の幅方向
に凹設されかつ長手方向に延び上記の凸条33が嵌合し
得る形状の凹条34が形成されている。これにより、凸
片30及び凹溝31の嵌合時に凸条33及び凹条34も
嵌合させるようにしている。また、図6に示すように、
凹溝31の側壁の側面31bは、開口が広くなるように
傾斜形成され、即ち、対面する側壁の側面31b同士が
互いに角度θをなして傾斜形成されている。更にまた、
凹溝31の底面31aには、長手方向に延びるくさび状
の切込35が形成されている。また、凹溝31の底面3
1aにはゴムシート36が付設されている。
縁には、凸片30の幅方向に凸設され長手方向に延びる
凸条33が形成されている。一方、凹溝31の底面31
aに連続する側壁の側面31bには、凹溝31の幅方向
に凹設されかつ長手方向に延び上記の凸条33が嵌合し
得る形状の凹条34が形成されている。これにより、凸
片30及び凹溝31の嵌合時に凸条33及び凹条34も
嵌合させるようにしている。また、図6に示すように、
凹溝31の側壁の側面31bは、開口が広くなるように
傾斜形成され、即ち、対面する側壁の側面31b同士が
互いに角度θをなして傾斜形成されている。更にまた、
凹溝31の底面31aには、長手方向に延びるくさび状
の切込35が形成されている。また、凹溝31の底面3
1aにはゴムシート36が付設されている。
【0015】図7乃至図9には、本発明の実施の形態に
係り、上記建築用ブロックSを複数連設して構築される
構築物(図11)のコーナ部に用いられる別の建築用ブ
ロックSを示している。図7(a)に示す建築用ブロッ
クS(SA1 )は、上記図1の建築用ブロックSの全体
をL字状に折曲して形成したものである。37は一方の
化粧板10と他方の化粧板10のコーナ部との間に架設
された補強部材である。図7(b)に示す建築用ブロッ
クS(SA2 )は、図7(a)に示す建築用ブロックS
の化粧板10をその長手方向に2倍大きくしたもので、
即ち、上記図1の建築用ブロックSを2方向にL字状に
組合せた大きさと略同等に形成したものであり、連結部
材20は、2方向に延びる各化粧板10間に夫々4ずつ
設けられている。
係り、上記建築用ブロックSを複数連設して構築される
構築物(図11)のコーナ部に用いられる別の建築用ブ
ロックSを示している。図7(a)に示す建築用ブロッ
クS(SA1 )は、上記図1の建築用ブロックSの全体
をL字状に折曲して形成したものである。37は一方の
化粧板10と他方の化粧板10のコーナ部との間に架設
された補強部材である。図7(b)に示す建築用ブロッ
クS(SA2 )は、図7(a)に示す建築用ブロックS
の化粧板10をその長手方向に2倍大きくしたもので、
即ち、上記図1の建築用ブロックSを2方向にL字状に
組合せた大きさと略同等に形成したものであり、連結部
材20は、2方向に延びる各化粧板10間に夫々4ずつ
設けられている。
【0016】図8(a)に示す建築用ブロックS(SB
1 )は、上記図1の建築用ブロックSの一方の化粧板1
0の中間部10aを一対の化粧板10の幅分切除し、こ
の切除部位に、建築用ブロックSの半分(図8(a)中
A部分に対応する)を接続してT字状に形成されてい
る。38は切除した一方の化粧板10の端部と他方の化
粧板10との間に架設された補強部材である。図8
(b)に示す建築用ブロックS(SB2 )は、図8
(a)に示す建築用ブロックSの3方向に延びる各化粧
板10をその長手方向に2倍大きくしたもので、即ち、
上記図1の建築用ブロックSを3方向にT字状に組合せ
た大きさに形成したものであり、連結部材20は、3方
向に延びる各化粧板10間に夫々4ずつ設けられてい
る。
1 )は、上記図1の建築用ブロックSの一方の化粧板1
0の中間部10aを一対の化粧板10の幅分切除し、こ
の切除部位に、建築用ブロックSの半分(図8(a)中
A部分に対応する)を接続してT字状に形成されてい
る。38は切除した一方の化粧板10の端部と他方の化
粧板10との間に架設された補強部材である。図8
(b)に示す建築用ブロックS(SB2 )は、図8
(a)に示す建築用ブロックSの3方向に延びる各化粧
板10をその長手方向に2倍大きくしたもので、即ち、
上記図1の建築用ブロックSを3方向にT字状に組合せ
た大きさに形成したものであり、連結部材20は、3方
向に延びる各化粧板10間に夫々4ずつ設けられてい
る。
【0017】図9(a)に示す建築用ブロックS(SC
1 )は、上記図1の建築用ブロックSの両方の化粧板1
0の中間部10aを一対の化粧板10の幅分夫々切除
し、この2ケ所の切除部位に、建築用ブロックSの半分
(図9(a)中A部分に対応する)を夫々接続して十字
状に形成されている。39は切除した一対の化粧板10
の端部の間に架設された補強部材である。図9(b)に
示す建築用ブロックS(SC2 )は、図9(a)に示す
建築用ブロックSの4方向に延びる各化粧板10をその
長手方向に2倍大きくしたもので、即ち、上記図1の建
築用ブロックSを4方向に十字状に組合せた大きさに形
成したものであり、連結部材20は、4方向に延びる各
化粧板10間に夫々4ずつ設けられている。
1 )は、上記図1の建築用ブロックSの両方の化粧板1
0の中間部10aを一対の化粧板10の幅分夫々切除
し、この2ケ所の切除部位に、建築用ブロックSの半分
(図9(a)中A部分に対応する)を夫々接続して十字
状に形成されている。39は切除した一対の化粧板10
の端部の間に架設された補強部材である。図9(b)に
示す建築用ブロックS(SC2 )は、図9(a)に示す
建築用ブロックSの4方向に延びる各化粧板10をその
長手方向に2倍大きくしたもので、即ち、上記図1の建
築用ブロックSを4方向に十字状に組合せた大きさに形
成したものであり、連結部材20は、4方向に延びる各
化粧板10間に夫々4ずつ設けられている。
【0018】従って、この実施の形態に係る建築用ブロ
ックSを製造するときは、木製の集成材を切削加工する
等して、予め、化粧板10及び連結部材20を作成して
おく。この場合、化粧板10及び連結部材20が木製な
ので、加工が容易に行なわれる。また、集成材なので、
硬度が高く強度も大きく作成される。次に、対応する一
対の化粧板10を用意し、この化粧板10の裏面同士を
対面させた状態で、化粧板10の夫々の裏面側に形成し
たスライド溝13に、連結部材20の係合部21を接合
辺部側からスライドさせて挿入し、係合部21を中間部
14のスライド溝13の終端15に衝止させて、連結部
材20をスライド溝13に係合し、化粧板10を連結部
材20で連結する。この場合、連結部材20をスライド
溝13に差し込むだけで連結でき、しかも、連結部材2
0をスライド溝13の終端15に衝止させるだけで位置
決めできるので、連結部材20の組付けが極めて容易で
あり、そのため、建築用ブロックSの作成作業性が向上
させられる。また、連結部材20は、板状で連結幅が大
きくあり、しかも、スライド溝13の終端15に位置決
めされているので、傾斜したり曲がって組付けられるこ
とがなく、容易に動きにくく、それだけ、強度が大幅に
向上させられる。更に、スライド溝13が断面台形状の
あり溝で構成され、連結部材20の係合部21があり溝
に摺動可能な同形状のほぞで構成されているので、この
点でも容易に外れにくく、連結強度が高いものになる。
ックSを製造するときは、木製の集成材を切削加工する
等して、予め、化粧板10及び連結部材20を作成して
おく。この場合、化粧板10及び連結部材20が木製な
ので、加工が容易に行なわれる。また、集成材なので、
硬度が高く強度も大きく作成される。次に、対応する一
対の化粧板10を用意し、この化粧板10の裏面同士を
対面させた状態で、化粧板10の夫々の裏面側に形成し
たスライド溝13に、連結部材20の係合部21を接合
辺部側からスライドさせて挿入し、係合部21を中間部
14のスライド溝13の終端15に衝止させて、連結部
材20をスライド溝13に係合し、化粧板10を連結部
材20で連結する。この場合、連結部材20をスライド
溝13に差し込むだけで連結でき、しかも、連結部材2
0をスライド溝13の終端15に衝止させるだけで位置
決めできるので、連結部材20の組付けが極めて容易で
あり、そのため、建築用ブロックSの作成作業性が向上
させられる。また、連結部材20は、板状で連結幅が大
きくあり、しかも、スライド溝13の終端15に位置決
めされているので、傾斜したり曲がって組付けられるこ
とがなく、容易に動きにくく、それだけ、強度が大幅に
向上させられる。更に、スライド溝13が断面台形状の
あり溝で構成され、連結部材20の係合部21があり溝
に摺動可能な同形状のほぞで構成されているので、この
点でも容易に外れにくく、連結強度が高いものになる。
【0019】次に、この実施の形態に係る建築用ブロッ
クSを用いて例えば建物の壁を構築する場合について説
明する。先ず、図5,図10及び図11に示すように、
予めコンクリートで基礎40を構築し、この基礎40上
に鉄骨製基礎棒材41を座板42を介して敷設する。鉄
骨製基礎棒材41は、図12に示すように、建築用ブロ
ックSの一対の化粧板10の幅を有した断面矩形の材料
で、上面に所定間隔で複数の雌ネジ43が形成されてい
る。この鉄骨製基礎棒材41には、図11及び図13
(a)に示すように、支柱44が立設される。支柱44
は、建築用ブロックSの化粧板10の間を通過可能な太
さを有して形成され、両端部に支柱44の軸方向に軸線
を有した雄ネジ45が設けられ、この雄ネジ45を鉄骨
製基礎棒材41の雌ネジ43にねじ込むことにより鉄骨
製基礎棒材41に立設される。図13(b)に示す支柱
44(A)は連結用の支柱であり、一端に上記支柱44
の雄ネジ45に螺合する雌ネジ46が形成され、他端に
軸方向に軸線を有した雄ネジ47が設けられ、順次連結
可能に形成されている。
クSを用いて例えば建物の壁を構築する場合について説
明する。先ず、図5,図10及び図11に示すように、
予めコンクリートで基礎40を構築し、この基礎40上
に鉄骨製基礎棒材41を座板42を介して敷設する。鉄
骨製基礎棒材41は、図12に示すように、建築用ブロ
ックSの一対の化粧板10の幅を有した断面矩形の材料
で、上面に所定間隔で複数の雌ネジ43が形成されてい
る。この鉄骨製基礎棒材41には、図11及び図13
(a)に示すように、支柱44が立設される。支柱44
は、建築用ブロックSの化粧板10の間を通過可能な太
さを有して形成され、両端部に支柱44の軸方向に軸線
を有した雄ネジ45が設けられ、この雄ネジ45を鉄骨
製基礎棒材41の雌ネジ43にねじ込むことにより鉄骨
製基礎棒材41に立設される。図13(b)に示す支柱
44(A)は連結用の支柱であり、一端に上記支柱44
の雄ネジ45に螺合する雌ネジ46が形成され、他端に
軸方向に軸線を有した雄ネジ47が設けられ、順次連結
可能に形成されている。
【0020】そして、この支柱44及び連結用の支柱4
4(A)を敷設された鉄骨製基礎棒材41に順次立設し
ていくとともに、この支柱44に建築用ブロックSの化
粧板10間の空間を通過させて、鉄骨製基礎棒材41上
に建築用ブロックSを載置し、更に、建築用ブロックS
を上下左右に連設して積層していく。この積層は、実施
の形態では、隣接する上下段の建築用ブロックSの位相
が左右に半分の幅ずれて積層される所謂乱積みにより、
L字,T字及び十字のコーナ部には、上記の対応するL
字,T字及び十字の建築用ブロックS(SA1 ,SA2
,SB1 ,SB2 ,SC1 ,SC2 )を配置する。こ
の際、支柱44に建築用ブロックSの化粧板10間の空
間を通過させるときには、連結部材20の外側に、スラ
イド方向に延びる溝状の座ぐり22が形成されているの
で、それだけ、化粧板10間のスペースが広くなってお
り、そのため、支柱44に挿通し易く、建築用ブロック
Sの積層が容易に行なわれる。そして、建築用ブロック
Sの上下左右において、図6に示すように、凸片30と
凹溝31とを嵌合させる。この凸片30と凹溝31の嵌
合においては、凸条33及び凹条34も嵌合させる。こ
れにより、建築用ブロックS同士の連結が行なわれる。
この場合、凸片30と凹溝31を嵌合させるだけで建築
用ブロックSを連設できるので、壁等の構築が極めて容
易に行なわれる。また、凸片30と凹溝31の嵌合にお
いては、凹溝31の側壁の側面31bが開口が広くなる
ように傾斜形成されているので、凹溝31の開口が広く
なっており、そのため、凸条33のある凸片30を凹溝
31に押し込んで嵌合させ易くなり、構築が容易に行な
われる。更に、図6に示すように、凹溝31の底面31
aに長手方向に延びる切込35が形成されているので、
凸条33のある凸片30を凹溝31に押し込む際に、凹
溝31とともに切込35も押し広げられ(図6(a)中
R方向)、そのため、凹溝31の拡開幅が大きくなるの
で、凸条33のある凸片30を凹溝31に挿入し易くな
る。
4(A)を敷設された鉄骨製基礎棒材41に順次立設し
ていくとともに、この支柱44に建築用ブロックSの化
粧板10間の空間を通過させて、鉄骨製基礎棒材41上
に建築用ブロックSを載置し、更に、建築用ブロックS
を上下左右に連設して積層していく。この積層は、実施
の形態では、隣接する上下段の建築用ブロックSの位相
が左右に半分の幅ずれて積層される所謂乱積みにより、
L字,T字及び十字のコーナ部には、上記の対応するL
字,T字及び十字の建築用ブロックS(SA1 ,SA2
,SB1 ,SB2 ,SC1 ,SC2 )を配置する。こ
の際、支柱44に建築用ブロックSの化粧板10間の空
間を通過させるときには、連結部材20の外側に、スラ
イド方向に延びる溝状の座ぐり22が形成されているの
で、それだけ、化粧板10間のスペースが広くなってお
り、そのため、支柱44に挿通し易く、建築用ブロック
Sの積層が容易に行なわれる。そして、建築用ブロック
Sの上下左右において、図6に示すように、凸片30と
凹溝31とを嵌合させる。この凸片30と凹溝31の嵌
合においては、凸条33及び凹条34も嵌合させる。こ
れにより、建築用ブロックS同士の連結が行なわれる。
この場合、凸片30と凹溝31を嵌合させるだけで建築
用ブロックSを連設できるので、壁等の構築が極めて容
易に行なわれる。また、凸片30と凹溝31の嵌合にお
いては、凹溝31の側壁の側面31bが開口が広くなる
ように傾斜形成されているので、凹溝31の開口が広く
なっており、そのため、凸条33のある凸片30を凹溝
31に押し込んで嵌合させ易くなり、構築が容易に行な
われる。更に、図6に示すように、凹溝31の底面31
aに長手方向に延びる切込35が形成されているので、
凸条33のある凸片30を凹溝31に押し込む際に、凹
溝31とともに切込35も押し広げられ(図6(a)中
R方向)、そのため、凹溝31の拡開幅が大きくなるの
で、凸条33のある凸片30を凹溝31に挿入し易くな
る。
【0021】この建築用ブロックSが積層された状態
で、図11に示すように、建築用ブロックSの一対の化
粧板10間に充填材50を充填する。この充填材50
は、土と木炭とを含んで構成されている。詳しくは、充
填材50は、容積比で、珪藻土4〜6、木炭粒2〜4、
セラミック片0.5〜1.5、水0.5〜1.5として
構成されている。
で、図11に示すように、建築用ブロックSの一対の化
粧板10間に充填材50を充填する。この充填材50
は、土と木炭とを含んで構成されている。詳しくは、充
填材50は、容積比で、珪藻土4〜6、木炭粒2〜4、
セラミック片0.5〜1.5、水0.5〜1.5として
構成されている。
【0022】このようにして構築された建築用ブロック
Sが積層された構築物においては、図5に示すように、
互いに嵌合した凸片30と凹溝31によって化粧板10
の面に直交する方向の動きが規制されるので、建築用ブ
ロックSの構築強度が高くなる。また、図6に示すよう
に、凸片30の先端縁の凸条33が凹溝31の凹条34
に嵌合しているので、この凸条33及び凹条34は凸片
30と凹溝31の幅よりも幅広であることから、凸片3
0が凹溝31から容易に抜け出ることがなくなり、それ
だけ、より一層建築用ブロックS同士の結合が強固にな
り、建築用ブロックSの構築強度が高くなる。更に、図
6に示すように、凹溝31の底面31aにゴムシート3
6が付設されているので、このゴムシート36に凸片3
0が弾接することになり、そのため、容易にがたつく事
態が防止され、この点でも建築用ブロックSの構築強度
が高くなる。更にまた、図6,図10に示すように、凸
片30の突出長さXよりも凹溝31を形成する一対の側
壁の一方の高さYが小さく形成され、隣接する接合辺部
間に目地32としての間隙eが形成されているので、見
栄えが良くなり、外観品質が向上させられる。また、建
築用ブロックSの化粧板10間には充填材50が充填さ
れているので、断熱性,防音性,防火性や防湿性の向上
が図られる。特に、充填材50は木炭粒を含むので、防
湿性や抗菌性に優れる。
Sが積層された構築物においては、図5に示すように、
互いに嵌合した凸片30と凹溝31によって化粧板10
の面に直交する方向の動きが規制されるので、建築用ブ
ロックSの構築強度が高くなる。また、図6に示すよう
に、凸片30の先端縁の凸条33が凹溝31の凹条34
に嵌合しているので、この凸条33及び凹条34は凸片
30と凹溝31の幅よりも幅広であることから、凸片3
0が凹溝31から容易に抜け出ることがなくなり、それ
だけ、より一層建築用ブロックS同士の結合が強固にな
り、建築用ブロックSの構築強度が高くなる。更に、図
6に示すように、凹溝31の底面31aにゴムシート3
6が付設されているので、このゴムシート36に凸片3
0が弾接することになり、そのため、容易にがたつく事
態が防止され、この点でも建築用ブロックSの構築強度
が高くなる。更にまた、図6,図10に示すように、凸
片30の突出長さXよりも凹溝31を形成する一対の側
壁の一方の高さYが小さく形成され、隣接する接合辺部
間に目地32としての間隙eが形成されているので、見
栄えが良くなり、外観品質が向上させられる。また、建
築用ブロックSの化粧板10間には充填材50が充填さ
れているので、断熱性,防音性,防火性や防湿性の向上
が図られる。特に、充填材50は木炭粒を含むので、防
湿性や抗菌性に優れる。
【0023】図14は、実施の形態に係る建築用ブロッ
クSの変形例を示している。これは、凸片30に所定間
隔で該凸片30の幅方向に凸設される複数の凸部51を
形成する一方、凹溝31に該凹溝31の幅方向に凹設さ
れ凸部51が嵌合し得る形状の凹部52を形成し、凸片
30及び凹溝31の嵌合時に凸部51及び凹部52も嵌
合させるようにしたものである。従って、これによれ
ば、互いに嵌合した凸片30と凹溝31によって化粧板
10の面に直交する方向の動きが規制され、しかも、凸
部51及び凹部52の嵌合によって左右方向への動きも
規制されるので、建築用ブロックSの構築強度がより一
層高くなる。
クSの変形例を示している。これは、凸片30に所定間
隔で該凸片30の幅方向に凸設される複数の凸部51を
形成する一方、凹溝31に該凹溝31の幅方向に凹設さ
れ凸部51が嵌合し得る形状の凹部52を形成し、凸片
30及び凹溝31の嵌合時に凸部51及び凹部52も嵌
合させるようにしたものである。従って、これによれ
ば、互いに嵌合した凸片30と凹溝31によって化粧板
10の面に直交する方向の動きが規制され、しかも、凸
部51及び凹部52の嵌合によって左右方向への動きも
規制されるので、建築用ブロックSの構築強度がより一
層高くなる。
【0024】図15には、別の実施の形態に係る建築用
ブロックSを示している。これは、上記と同様に、裏面
同士が対峙して配置され他と接合される上下の第一接合
辺部11及び他と接合される左右の第二接合辺部12を
有した一対の化粧板10と該化粧板10同士を連結する
連結部材20とを備え、接合辺部を接合させて複数連設
される建築用ブロックSにおいて、一対の各化粧板10
の一方の第一接合辺部11及び一方の第二接合辺部12
に長手方向に延びる凸片30を形成し、一対の各化粧板
10の他方の第一接合辺部11及び他方の第二接合辺部
12に長手方向に延び凸片30が嵌合し得る形状の凹溝
31を形成し、第一接合辺部11及び第二接合辺部12
の少なくともいずれか一方(実施の形態では一対の第一
接合辺部11)の中間部に、互いに嵌合して接合可能な
形状の凸所55及び凹所56のいずれか一方を形成した
構成としている。実施の形態では、第一接合辺部11の
中間部に凸所55を形成した建築用ブロックSと、第一
接合辺部11の中間部に凹所56を形成した建築用ブロ
ックSとの2種類の建築用ブロックSが用意される。そ
して、この建築用ブロックSを用いて例えば建物の壁を
構築する場合は、図15に示すように、2種類の建築用
ブロックSを上下に隣接して連設させ、これらの凸所5
5及び凹所56を互いに嵌合して接合させる。そのた
め、凸所55及び凹所56の嵌合によって左右方向への
動きが規制されるので、建築用ブロックSの構築強度が
より一層高くなる。
ブロックSを示している。これは、上記と同様に、裏面
同士が対峙して配置され他と接合される上下の第一接合
辺部11及び他と接合される左右の第二接合辺部12を
有した一対の化粧板10と該化粧板10同士を連結する
連結部材20とを備え、接合辺部を接合させて複数連設
される建築用ブロックSにおいて、一対の各化粧板10
の一方の第一接合辺部11及び一方の第二接合辺部12
に長手方向に延びる凸片30を形成し、一対の各化粧板
10の他方の第一接合辺部11及び他方の第二接合辺部
12に長手方向に延び凸片30が嵌合し得る形状の凹溝
31を形成し、第一接合辺部11及び第二接合辺部12
の少なくともいずれか一方(実施の形態では一対の第一
接合辺部11)の中間部に、互いに嵌合して接合可能な
形状の凸所55及び凹所56のいずれか一方を形成した
構成としている。実施の形態では、第一接合辺部11の
中間部に凸所55を形成した建築用ブロックSと、第一
接合辺部11の中間部に凹所56を形成した建築用ブロ
ックSとの2種類の建築用ブロックSが用意される。そ
して、この建築用ブロックSを用いて例えば建物の壁を
構築する場合は、図15に示すように、2種類の建築用
ブロックSを上下に隣接して連設させ、これらの凸所5
5及び凹所56を互いに嵌合して接合させる。そのた
め、凸所55及び凹所56の嵌合によって左右方向への
動きが規制されるので、建築用ブロックSの構築強度が
より一層高くなる。
【0025】尚、上記実施の形態において、目地32を
設けるようにしているが必ずしもこれに限定されるもの
ではなく、特に設けなくても良い。また、材質も、木製
に限らず、樹脂や金属製にする等適宜変更して差支えな
い。
設けるようにしているが必ずしもこれに限定されるもの
ではなく、特に設けなくても良い。また、材質も、木製
に限らず、樹脂や金属製にする等適宜変更して差支えな
い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の建築用ブ
ロックによれば、一対の各化粧板の夫々の裏面側に複数
のスライド溝を形成し、連結部材をその両端にスライド
溝に接合辺部側から挿入され中間部のスライド溝の終端
に衝止させられてスライド溝に係合する係合部を有した
板状に形成し、更に、一対の各化粧板に凸片及び凹溝を
形成したので、この建築用ブロックを製造するときは、
連結部材を化粧板のスライド溝に差し込むだけで化粧板
を連結でき、しかも、連結部材をスライド溝の終端に衝
止させるだけで位置決めできるので、連結部材の組付け
が極めて容易であり、そのため、建築用ブロックの作成
作業性を大幅に向上させることができる。また、連結部
材は、板状で連結幅が大きくあり、しかも、スライド溝
の終端に位置決めされているので、傾斜したり曲がって
組付けられることがなく、容易に動きにくく、それだ
け、強度を大幅に向上させることができる。更に、この
建築用ブロックを用いて例えば建物の壁を構築する場合
には、建築用ブロックの上下左右において、凸片と凹溝
とを嵌合させて連設するだけで良く、そのため、壁等の
構築を極めて容易に行なうことができる。更にまた、こ
の建築用ブロックによれば、一人で持ち運べるため、人
手や運搬機械を必要としない。外壁面、内壁面を一体化
したブロックなので外壁作業、内壁作業等の複数工程が
無くなる。そのため、工期の短縮を実現すると共に、人
手を必要としないため、コスト削減を実現することがで
きる。基礎部分は従来通りのコンクリート施工を必要と
するが、壁面の建造自体はブロックを積み上げるという
作業なので、専門技術を持たない人でも容易に建造する
ことが可能になる等の効果を奏する。
ロックによれば、一対の各化粧板の夫々の裏面側に複数
のスライド溝を形成し、連結部材をその両端にスライド
溝に接合辺部側から挿入され中間部のスライド溝の終端
に衝止させられてスライド溝に係合する係合部を有した
板状に形成し、更に、一対の各化粧板に凸片及び凹溝を
形成したので、この建築用ブロックを製造するときは、
連結部材を化粧板のスライド溝に差し込むだけで化粧板
を連結でき、しかも、連結部材をスライド溝の終端に衝
止させるだけで位置決めできるので、連結部材の組付け
が極めて容易であり、そのため、建築用ブロックの作成
作業性を大幅に向上させることができる。また、連結部
材は、板状で連結幅が大きくあり、しかも、スライド溝
の終端に位置決めされているので、傾斜したり曲がって
組付けられることがなく、容易に動きにくく、それだ
け、強度を大幅に向上させることができる。更に、この
建築用ブロックを用いて例えば建物の壁を構築する場合
には、建築用ブロックの上下左右において、凸片と凹溝
とを嵌合させて連設するだけで良く、そのため、壁等の
構築を極めて容易に行なうことができる。更にまた、こ
の建築用ブロックによれば、一人で持ち運べるため、人
手や運搬機械を必要としない。外壁面、内壁面を一体化
したブロックなので外壁作業、内壁作業等の複数工程が
無くなる。そのため、工期の短縮を実現すると共に、人
手を必要としないため、コスト削減を実現することがで
きる。基礎部分は従来通りのコンクリート施工を必要と
するが、壁面の建造自体はブロックを積み上げるという
作業なので、専門技術を持たない人でも容易に建造する
ことが可能になる等の効果を奏する。
【0027】そして、化粧板及び連結部材を木製とした
場合には、加工を容易に行なうことができる。また、化
粧板及び連結部材を木製の集成材で形成した場合には、
硬度を高くして強度を向上させることができる。また、
木製ブロックという軽量な材料を利用しているため、塀
を建造した場合、もし仮に地震により倒壊した場合で
も、コンクリートブロック等の材料に比べ、人,物に対
しても危険性は少なくなる。また、スライド溝を断面台
形状のあり溝で構成し、連結部材の係合部をあり溝に摺
動可能な同形状のほぞで構成した場合には、係合を容易
かつ確実にでき、作成作業性を大幅に向上させ、結合強
度を大幅に向上させることができる。そしてまた、連結
部材の外側にスライド方向に延びる溝状の座ぐりを形成
した場合には、座ぐりがある分、スペースが広くなり、
例えば、化粧板間に設けられる支柱に挿通させ易くな
り、構築作業性が向上させられる。また、凸片の突出長
さよりも凹溝を形成する一対の側壁の少なくともいずれ
か一方の高さを小さくし、隣接する建築用ブロックの凸
片及び凹溝を嵌合させた際に、隣接する接合辺部間に目
地としての間隙を形成し得るようにした場合には、連設
された建築用ブロック間に間隙からなる目地を形成でき
るので、見栄えが良く、外観品質を向上させることがで
きる。
場合には、加工を容易に行なうことができる。また、化
粧板及び連結部材を木製の集成材で形成した場合には、
硬度を高くして強度を向上させることができる。また、
木製ブロックという軽量な材料を利用しているため、塀
を建造した場合、もし仮に地震により倒壊した場合で
も、コンクリートブロック等の材料に比べ、人,物に対
しても危険性は少なくなる。また、スライド溝を断面台
形状のあり溝で構成し、連結部材の係合部をあり溝に摺
動可能な同形状のほぞで構成した場合には、係合を容易
かつ確実にでき、作成作業性を大幅に向上させ、結合強
度を大幅に向上させることができる。そしてまた、連結
部材の外側にスライド方向に延びる溝状の座ぐりを形成
した場合には、座ぐりがある分、スペースが広くなり、
例えば、化粧板間に設けられる支柱に挿通させ易くな
り、構築作業性が向上させられる。また、凸片の突出長
さよりも凹溝を形成する一対の側壁の少なくともいずれ
か一方の高さを小さくし、隣接する建築用ブロックの凸
片及び凹溝を嵌合させた際に、隣接する接合辺部間に目
地としての間隙を形成し得るようにした場合には、連設
された建築用ブロック間に間隙からなる目地を形成でき
るので、見栄えが良く、外観品質を向上させることがで
きる。
【0028】更に、凸片の先端縁に凸条を形成する一
方、凹溝に凸条が嵌合し得る形状の凹条を形成し、凸片
及び凹溝の嵌合時に凸条及び凹条も嵌合させる場合に
は、凸片と凹溝が嵌合するのみならず、凸条及び凹条も
嵌合するので、この凸条及び凹条は凸片と凹溝の幅より
も幅広であることから、凸片が凹溝から容易に抜け出る
ことがなくなり、より一層建築用ブロック同士の結合を
強固にすることができる。この場合、凹溝の側壁の側面
を開口が広くなるように傾斜形成すれば、凹溝の開口が
広くなるので、凸条のある凸片を凹溝に押し込んで嵌合
させ易くなり、構築を容易に行なうことができる。ま
た、この場合、凹溝の底面に長手方向に延びる切込を形
成すれば、凸条のある凸片を凹溝に押し込む際に、凹溝
とともに切込も押し広げられ、そのため、凹溝の拡開幅
が大きくなるので、凸条のある凸片を凹溝に挿入し易く
なり、この点でも構築を容易に行なうことができる。
方、凹溝に凸条が嵌合し得る形状の凹条を形成し、凸片
及び凹溝の嵌合時に凸条及び凹条も嵌合させる場合に
は、凸片と凹溝が嵌合するのみならず、凸条及び凹条も
嵌合するので、この凸条及び凹条は凸片と凹溝の幅より
も幅広であることから、凸片が凹溝から容易に抜け出る
ことがなくなり、より一層建築用ブロック同士の結合を
強固にすることができる。この場合、凹溝の側壁の側面
を開口が広くなるように傾斜形成すれば、凹溝の開口が
広くなるので、凸条のある凸片を凹溝に押し込んで嵌合
させ易くなり、構築を容易に行なうことができる。ま
た、この場合、凹溝の底面に長手方向に延びる切込を形
成すれば、凸条のある凸片を凹溝に押し込む際に、凹溝
とともに切込も押し広げられ、そのため、凹溝の拡開幅
が大きくなるので、凸条のある凸片を凹溝に挿入し易く
なり、この点でも構築を容易に行なうことができる。
【0029】更に、凸片に該凸片の幅方向に凸設される
凸部を形成する一方、凹溝に該凹溝の幅方向に凹設され
上記凸部が嵌合し得る形状の凹部を形成し、凸片及び凹
溝の嵌合時に凸部及び凹部も嵌合させる場合には、互い
に嵌合した凸片と凹溝によって化粧板の面に直交する方
向の動きを規制でき、しかも、凸部及び凹部の嵌合によ
って左右方向への動きも規制できるので、建築用ブロッ
クの構築強度をより一層高くすることができる。更にま
た、凹溝の底面にゴムシートを付設した場合には、この
ゴムシートに凸片を弾接させることができ、そのため、
容易にがたつく事態が防止でき、この点でも建築用ブロ
ックの構築強度を高くすることができる。
凸部を形成する一方、凹溝に該凹溝の幅方向に凹設され
上記凸部が嵌合し得る形状の凹部を形成し、凸片及び凹
溝の嵌合時に凸部及び凹部も嵌合させる場合には、互い
に嵌合した凸片と凹溝によって化粧板の面に直交する方
向の動きを規制でき、しかも、凸部及び凹部の嵌合によ
って左右方向への動きも規制できるので、建築用ブロッ
クの構築強度をより一層高くすることができる。更にま
た、凹溝の底面にゴムシートを付設した場合には、この
ゴムシートに凸片を弾接させることができ、そのため、
容易にがたつく事態が防止でき、この点でも建築用ブロ
ックの構築強度を高くすることができる。
【0030】また、第一接合辺部及び第二接合辺部の少
なくともいずれか一方の中間部に、互いに嵌合して接合
可能な形状の凸所及び凹所のいずれか一方を形成した場
合には、凸所を形成した建築用ブロックと、凹所を形成
した建築用ブロックとの2種類の建築用ブロックを用い
て、2種類の建築用ブロックを凸所及び凹所の互いの嵌
合により接合させることができ、そのため、凸所及び凹
所の嵌合によって左右あるいは上下方向への動きを規制
できるので、建築用ブロックの構築強度をより一層高く
することができる。
なくともいずれか一方の中間部に、互いに嵌合して接合
可能な形状の凸所及び凹所のいずれか一方を形成した場
合には、凸所を形成した建築用ブロックと、凹所を形成
した建築用ブロックとの2種類の建築用ブロックを用い
て、2種類の建築用ブロックを凸所及び凹所の互いの嵌
合により接合させることができ、そのため、凸所及び凹
所の嵌合によって左右あるいは上下方向への動きを規制
できるので、建築用ブロックの構築強度をより一層高く
することができる。
【0031】そして、本発明の建築用ブロックを用いた
建築構造物の施工方法によれば、建築用ブロックを接合
させて連設してなる建築構造物の一対の化粧板間に充填
材を充填するので、この充填材によって断熱性,防音
性,防火性や防湿性の向上を図ることができる。この場
合、充填材を、土と木炭とを含んで構成した場合には、
木炭によって、特に吸湿,防臭,防虫,抗菌効果の優れ
た壁として建造できる。
建築構造物の施工方法によれば、建築用ブロックを接合
させて連設してなる建築構造物の一対の化粧板間に充填
材を充填するので、この充填材によって断熱性,防音
性,防火性や防湿性の向上を図ることができる。この場
合、充填材を、土と木炭とを含んで構成した場合には、
木炭によって、特に吸湿,防臭,防虫,抗菌効果の優れ
た壁として建造できる。
【図1】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックを示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックを示
す平面図である。
す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックを示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックをそ
の施工状態とともに示す側面図である。
の施工状態とともに示す側面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックの凸
片及び凹溝の構成を示す拡大図である。
片及び凹溝の構成を示す拡大図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックの別
の例(L字型)を示す斜視図である。
の例(L字型)を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックの別
の例(T字型)を示す斜視図である。
の例(T字型)を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックの別
の例(十字型)を示す斜視図である。
の例(十字型)を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックの
施工状態を示す斜視図である。
施工状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックを
施工して構築される構築物の一例を示す斜視図である。
施工して構築される構築物の一例を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックを
施工する際に用いられる鉄骨製基礎棒材を示す斜視図で
ある。
施工する際に用いられる鉄骨製基礎棒材を示す斜視図で
ある。
【図13】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックを
施工する際に用いられる支柱を示す斜視図である。
施工する際に用いられる支柱を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態に係る建築用ブロックの
変形例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は縦断
面図である。
変形例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は縦断
面図である。
【図15】本発明の別の実施の形態に係る建築用ブロッ
クをその施工状態とともに示す図である。
クをその施工状態とともに示す図である。
【図16】従来の建築用ブロックをその施工状態ととも
に示す斜視図である。
に示す斜視図である。
S,SA1 ,SA2 ,SB1 ,SB2 ,SC1 ,SC2
建築用ブロック 10 化粧板 11 第一接合辺部 12 第二接合辺部 13 スライド溝 14 中間部 15 終端 20 連結部材 21 係合部 22 座ぐり 30 凸片 31 凹溝 32 目地 e 間隙 33 凸条 34 凹条 35 切込 36 ゴムシート 40 基礎 41 鉄骨製基礎棒材 44 支柱 50 充填材 51 凸部 52 凹部 55 凸所 56 凹所
建築用ブロック 10 化粧板 11 第一接合辺部 12 第二接合辺部 13 スライド溝 14 中間部 15 終端 20 連結部材 21 係合部 22 座ぐり 30 凸片 31 凹溝 32 目地 e 間隙 33 凸条 34 凹条 35 切込 36 ゴムシート 40 基礎 41 鉄骨製基礎棒材 44 支柱 50 充填材 51 凸部 52 凹部 55 凸所 56 凹所
Claims (16)
- 【請求項1】 裏面同士が対峙して配置され他と接合さ
れる上下の第一接合辺部及び他と接合される左右の第二
接合辺部を有した一対の化粧板と該一対の化粧板同士を
連結する連結部材とを備え、上記接合辺部を接合させて
複数連設される建築用ブロックにおいて、 上記一対の各化粧板の夫々の裏面側に、鏡面対称でかつ
上下方向及び左右方向の少なくともいずれか一方の方向
に沿って接合辺部から中間部に亘り内側より開口が狭い
複数のスライド溝を形成し、 上記連結部材を、その両端に上記スライド溝に接合辺部
側から挿入され中間部のスライド溝の終端に衝止させら
れて該スライド溝に係合する係合部を有した板状に形成
し、 上記一対の各化粧板の一方の第一接合辺部及び一方の第
二接合辺部に長手方向に延びる凸片を形成し、上記一対
の各化粧板の他方の第一接合辺部及び他方の第二接合辺
部に長手方向に延び凸片が嵌合し得る形状の凹溝を形成
したことを特徴とする建築用ブロック。 - 【請求項2】 上記化粧板及び連結部材を木製としたこ
とを特徴とする請求項1記載の建築用ブロック。 - 【請求項3】 上記化粧板及び連結部材を木製の集成材
で形成したことを特徴とする請求項1記載の建築用ブロ
ック。 - 【請求項4】 上記スライド溝を断面台形状のあり溝で
構成し、上記連結部材の係合部を上記あり溝に摺動可能
な同形状のほぞで構成したことを特徴とする請求項1,
2または3記載の建築用ブロック。 - 【請求項5】 上記連結部材の外側にスライド方向に延
びる溝状の座ぐりを形成したことを特徴とする請求項
1,2,3または4記載の建築用ブロック。 - 【請求項6】 上記凸片の突出長さよりも凹溝を形成す
る一対の側壁の少なくともいずれか一方の高さを小さく
し、隣接する建築用ブロックの凸片及び凹溝を嵌合させ
た際に、隣接する接合辺部間に目地としての間隙を形成
し得るようにしたことを特徴とする請求項1,2,3,
4または5記載の建築用ブロック。 - 【請求項7】 上記凸片の先端縁に該凸片の幅方向に凸
設され長手方向に延びる凸条を形成する一方、上記凹溝
の底面に連続する側壁の側面に該凹溝の幅方向に凹設さ
れかつ長手方向に延び上記凸条が嵌合し得る形状の凹条
を形成し、上記凸片及び凹溝の嵌合時に上記凸条及び凹
条も嵌合させることを特徴とする請求項1,2,3,
4,5または6記載の建築用ブロック。 - 【請求項8】 上記凹溝の側壁の側面を開口が広くなる
ように傾斜形成したことを特徴とする請求項7記載の建
築用ブロック。 - 【請求項9】 上記凹溝の底面に長手方向に延びる切込
を形成したことを特徴とする請求項7または8記載の建
築用ブロック。 - 【請求項10】 上記凸片に該凸片の幅方向に凸設され
る凸部を形成する一方、上記凹溝に該凹溝の幅方向に凹
設され上記凸部が嵌合し得る形状の凹部を形成し、上記
凸片及び凹溝の嵌合時に上記凸部及び凹部も嵌合させる
ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記
載の建築用ブロック。 - 【請求項11】 上記凹溝の底面にゴムシートを付設し
たことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,
7,8,9または10記載の建築用ブロック。 - 【請求項12】 上記第一接合辺部及び第二接合辺部の
少なくともいずれか一方の中間部に、互いに嵌合して接
合可能な形状の凸所及び凹所のいずれか一方を形成した
ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,
8,9,10または11記載の建築用ブロック。 - 【請求項13】 裏面同士が対峙して配置され他と接合
される上下の第一接合辺部及び他と接合される左右の第
二接合辺部を有した一対の化粧板と該化粧板同士を連結
する連結部材とを備えた建築用ブロックを複数用い、こ
れらの建築用ブロックをその接合辺部を接合させて連設
して建築構造物を施工する建築用ブロックを用いた建築
構造物の施工方法において、 建築用ブロックを接合させて連設してなる建築構造物の
上記一対の化粧板間に充填材を充填することを特徴とす
る建築用ブロックを用いた建築構造物の施工方法。 - 【請求項14】 上記充填材を、土と木炭とを含んで構
成したことを特徴とする請求項13記載の建築用ブロッ
クを用いた建築構造物の施工方法。 - 【請求項15】 上記充填材を、容積比で、珪藻土4〜
6、木炭粒2〜4としたことを特徴とする請求項14記
載の建築用ブロックを用いた建築構造物の施工方法。 - 【請求項16】 上記充填材を、容積比で、珪藻土4〜
6、木炭粒2〜4、セラミック片0.5〜1.5、水
0.5〜1.5としたことを特徴とする請求項14記載
の建築用ブロックを用いた建築構造物の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000032205A JP2001164677A (ja) | 1999-09-28 | 2000-02-09 | 建築用ブロック及び建築用ブロックを用いた建築構造物の施工方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP83729999 | 1999-09-28 | ||
JP11-8372 | 1999-09-28 | ||
JP2000032205A JP2001164677A (ja) | 1999-09-28 | 2000-02-09 | 建築用ブロック及び建築用ブロックを用いた建築構造物の施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001164677A true JP2001164677A (ja) | 2001-06-19 |
Family
ID=26583137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000032205A Pending JP2001164677A (ja) | 1999-09-28 | 2000-02-09 | 建築用ブロック及び建築用ブロックを用いた建築構造物の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001164677A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013511636A (ja) * | 2009-11-18 | 2013-04-04 | ウッド・ウェイ | 木製壁を構成する要素一式および該要素を使用する方法 |
-
2000
- 2000-02-09 JP JP2000032205A patent/JP2001164677A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013511636A (ja) * | 2009-11-18 | 2013-04-04 | ウッド・ウェイ | 木製壁を構成する要素一式および該要素を使用する方法 |
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