JP3383585B2 - ドーザ作業部の配管構造 - Google Patents

ドーザ作業部の配管構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、建設作業機等のド
ーザ作業部の配管構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、パワーショベルの機台の前部に、
昇降シリンダ(ブレードシリンダ)によって昇降可能に
支持された昇降アームの先端部に、チルト軸及びアング
ル軸を介してブレードを枢支し、このブレードの背後に
チルトシリンダを配置し、左右にアングルシリンダをそ
れぞれ設け、機台側の油圧回路から油圧ホースを介して
このチルトシリンダとアングルシリンダに圧油を送って
上記ブレードをチルト回動及びアングル回動可能にした
ドーザ作業部を構成している。 【0003】そしてこのドーザ部への配管は、上記チル
トシリンダの油管を昇降アームの上面に沿わせて固定し
ながら、ブレードの側方に設置されているチルトシリン
ダに連結している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うなドーザ作業部の配管構造は、チルトシリンダの油管
を昇降アームの上面に沿わせて固定している関係で、器
物や土石が接当し易い昇降アームの一側上において油管
の保護用のカバー体を設けているが、このカバー体は長
大になる上に、ブレードのチルト回動時における油管の
変動量が大きいことから、撓み変形による劣損や地面に
近接して器物等の接触による損傷を受け易い等の問題が
あった。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記従来の問題を解決す
るために本発明のドーザ作動部の配管構造は、機台2に
昇降シリンダ3Sによって昇降可能に支持された昇降ア
ーム3の前端中央部に支持ブラケット52を設け、該支
持ブラケット52にブレード1をチルト軸50及びアン
グル軸51を介して枢支すると共に、該ブレード1を機
台2側から操縦部で操作可能な接続弁61に連結された
油管を介して油圧作動される前記ブレード1の背面に沿
って設けられたチルトシリンダ1Sとアングルシリン
ダ3L,3Rによって、チルト回動及びアングル回動可
能に設けてなるドーザ作動部において、前記チルトシリ
ンダ1Sに連結する油管65を、前記昇降シリンダー3
の側部に沿わせて配置すると共に、前記支持ブラケッ
ト52内を挿通させた状態で前記チルト軸50乃至アン
グル軸51の近傍で屈曲させかつ前記ブレード1の背面
に近接させて配管することを特徴としている。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
き説明する。図1において、Aは建設用の作業機等の一
実施形態として示すパワーショベルの要部を示してお
り、機台2の前部に取付軸20で基端を支持した昇降ア
ーム3を昇降シリンダ3Sで昇降自在に支持し、この昇
降アーム3の先端にブレード1を支持し、後述する支持
構造5と配管構造6によってアングル回動とチルト回動
可能に構成している。 【0007】このブレード1は、従来の装置と同様な正
面視方形状の土押し板形状で、前後方向に配置した横軸
(チルト軸)50を中心に、左右端が上下に回動する
「チルト回動」と、更に縦軸(アングル軸)51を中心
にして左右端が前後に回動する「アングル回動」とを、
それぞれチルトシリンダ1Sと左右のアングルシリンダ
3L,3Rの油圧による伸縮作動で行なうように構成し
ている。 【0008】また、上記機台2上には図示しない操縦部
とエンジン部を前後に配置し、機台2の前端部にはバケ
ット作業部を支持するブラケットが形成されている。そ
して、操縦部は座席シートの両側に上記バケット作業部
を操作するバケット操作レバーを配置し、その右側には
前記ブレード1を操作する操作レバーが設置されて、エ
ンジン部で油圧ポンプを駆動して発生させた圧油を、操
縦部において各種の操作バルブを作動させて各作業部を
自由に操作することができるようにしている。 【0009】上記チルトシリンダ1S及びアングルシリ
ンダ3L,3Rは、それぞれ昇降アーム3に取着されて
いると共に、機台2の中央部に設置されたセンターポー
ト60に配管連結された中間ポート(接続弁)61と、
前記配管構造6により配管されて伸縮作動を行わせるよ
うにしている。 【0010】このブレード1の支持構造5について説明
すると、図2に示すように昇降アーム3の前端中央部
に、上記チルト軸50(横軸)を嵌入するチルト軸孔5
0aとアングル軸51(縦軸)挿入用のアングル軸孔5
1aとを、縦方向と横方向に形成した支持ブラケット5
2を設けている。そしてブレード1の背後の中央部にチ
ルト軸50とアングル軸51とを嵌挿可能な取付孔を有
する取付ブラケット10(図1)とを設け、上記チルト
軸孔50aとアングル軸孔51aにチルト軸50及びア
ングル軸51をそれぞれ挿通して組立て、ブレード1を
チルト回動及びアングル回動可能に枢支している。 【0011】そして、ブレード1は、その両側を基部が
昇降アーム3の両側面に対して自在接手軸30で基部が
軸支されたアングルシリンダ3L,3Rのピストン先端
側と縦軸の取付軸11で連結することにより、アングル
シリンダ3L,3Rの連繋伸縮作動によって、アングル
軸51を中心としてブレード1の左右端を前後に回動さ
せるアングル回動を行うようにしている。また、チルト
シリンダ1Sのシリンダ側とピストン側の端部を、左側
の上記取付軸11とアングル軸51とで連結支持してブ
レード1を、このチルトシリンダ1Sの伸縮作動によっ
てチルト軸50を中心に上下に回動するチルト回動を行
うよう構成している。 【0012】次に、ドーザ1の配管構造6について説明
する。アングルシリンダ3L,3R及びチルトシリンダ
1Sは共に復動型のシリンダを使用しており、各シリン
ダの両側に連結した油管(油圧ホース)はそれぞれ前記
接続弁61と連結している。 【0013】即ち、左側のアングルシリンダ3Lの油管
62は接続弁61に直接的に連結していると共に、他方
のアングルシリンダ3Rの油管63は昇降シリンダ3S
の基部側を迂回させて接続弁61と連結している。そし
てこの接続弁61からチルトシリンダ1Sを連結する2
本の油管65は、この接続弁61からそれぞれ昇降シリ
ンダ3Sの両側に沿って支持させ、これら昇降シリンダ
3Sと油管65の上方をシリンダカバー8で覆い、更に
油管65の前部側をアングル軸51の近傍位置で略直角
方向に滑らかに屈曲させてチルトシリンダ1Sと連結し
ている。 【0014】そして、この油管65はアングル軸51の
近傍で上記のように屈曲姿勢を維持させる上で、この実
施形態においては、支持ブラケット52に前後に複数枚
配置した補強用の隔壁53に、アングル軸51とチルト
軸50との間において、2本の油管65を融通自在に挿
通できる支持孔55を開口し、2本の油管65をこの支
持孔55に挿通してアングル軸51の近傍で緩やかに屈
曲させたのち、ブレード1の背面に沿わせてチルトシリ
ンダ1Sの下側に連結している。 【0015】そしてこのチルトシリンダ1Sの上方を覆
うように、このチルトシリンダ1Sに着脱可能に取付け
たシリンダカバー7を、前記チルト軸50に近接させて
延長することにより、ブレード1の背後に油管65を支
持ブラケット52及びシリンダカバー7で覆って大きく
露出させることのないように構成している。 【0016】以上のように構成した支持構造5及び配管
構造6を備えたブレード1は、アングルシリンダ3L,
3Rを作動させてアングル軸51を中心に所望の角度に
アングル回動させてアングル作業を行うことができると
共に、チルトシリンダ1Sを作動させることによりチル
ト軸50を中心に所望の角度にチルト回動させてチルト
作業を行うことができるので、ドーザ作業を円滑に行う
ことができる。 【0017】このとき、チルト回動とアングル回動可能
に支持したブレード1は、前記チルトシリンダ1Sに連
結する油管65を、昇降シリンダ3Sに沿わせて設ける
と共に、支持ブラケット52内を挿通させて配管してい
るので、油管65は昇降アーム3の中央部で器物や土石
等の接当物との接触を防止され、良好に保護することが
できる。 【0018】また、チルトシリンダ1Sに連結される2
本の油管65は、支持ブラケット52の支持孔55に挿
通した状態でアングル軸51の近傍で緩やかに屈曲され
て、ブレード1の背面に近接して沿わせることができる
と共に、チルトシリンダ1Sの上方を覆うシリンダカバ
ー7によっても簡単に覆うことができ、ブレード1の背
後に油管65を支持ブラケット52とシリンダカバー7
で良好に覆って大きく露出させないようにしているの
で、ブレード1の背面における露出を抑制し接当物との
接触も防止することができるものである。 【0019】また従来のもののようにチルト回動時にお
ける油管65の大きな撓み変動を伴うことなく、支持ブ
ラケット52の前部で略チルト軸50を中心とした最小
の撓みによってチルト回動を可能としながら油管65の
損傷を防止することができるものである。 【0020】 【発明の効果】以上のように構成した本発明は、次のよ
うな効果を奏することができる。チルト回動及びアング
ル回動可能に設けたブレードは、チルトシリンダに連結
する油管を、昇降シリンダの側部に沿わせて設けると共
に前記支持ブラケット内を挿通させて配管するようにし
ているので、油管は昇降アームの中央部で器物や土石等
の当接物との接触を防止し良好に保護することができ
る。 【0021】また、油管は支持ブラケットの孔に挿通し
た状態でアングル軸ないしチルト軸の近傍位置で緩やか
に屈曲されて良好に支持してブレードの背面に近接させ
ているので、ブレードの背面の油管の露出も抑制し、更
に接当物との接触を防止しながら、チルト回動時に油管
の大きな撓み変動を伴うことなく、チルト回動を可能と
し油管の劣損等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】パワーショベルの要部及び配管構造を示す平面
図である。 【図2】ドーザ作業部の支持構造及び配管構造を示す分
解斜視図である。 【符号の説明】 A パワーショベル(作業機) 1 ブレード 2 機台 3 昇降アーム 3S 昇降シリンダ 3L,3R アン
グルシリンダ 5 支持構造 6 配管構造 50 チルト軸 51 アングル
軸 52 支持ブラケット 55 支持孔 65 油管(油圧ホース)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 機台2に昇降シリンダ3Sによって昇降
    可能に支持された昇降アーム3の前端中央部に支持ブラ
    ケット52を設け、該支持ブラケット52にブレード1
    をチルト軸50及びアングル軸51を介して枢支すると
    共に、該ブレード1を機台2側から操縦部で操作可能な
    接続弁61に連結された油管を介して油圧作動される前
    記ブレード1の背面に沿って設けられたチルトシリンダ
    1Sと、アングルシリンダ3L,3Rによって、チルト
    回動及びアングル回動可能に設けてなるドーザ作業部に
    おいて、 前記チルトシリンダ1Sに連結する油管65を前記昇降
    シリンダ3Sの側部に沿わせて配置させた状態で、昇降
    シリンダ3Sを覆うシリンダカバー8で前記側部の油管
    65を覆い次に前記油管65を前記支持ブラケット5
    2内の支持孔55に挿通させ、更に前記油管65を前記
    チルト軸50乃至アングル軸51の近傍で屈曲させると
    共にチルトシリンダ1Sの下側に連結した状態で、チル
    トシリンダ1Sを覆うシリンダカバー7をチルト軸50
    に近接させて延長することを特徴とするドーザ作業部の
    配管構造。
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